JP4874697B2 - 電子プローブx線分析装置及びその動作方法 - Google Patents

電子プローブx線分析装置及びその動作方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子プローブマイクロアナライザ(EPMA)、波長分散形X線分光器(WDS)やエネルギー分散形X線分光器(EDS)を装備した走査電子顕微鏡(分析SEM)などの、特性X線を用いて元素分析を行う電子プローブX線分析装置及びその動作方法に係わり、特に試料の組成を求める分析技術に関する。
加速した電子線を細く絞り試料に照射して発生するX線を利用して分析を行う装置としてEPMA、分析SEMなどがあり、これらは総称して電子プローブX線分析装置などと呼ばれる。試料から発生するX線を分光、検出するために電子プローブX線分析装置に装備されるX線分光器には大別してWDS(Wavelength Dispersive Spectrometer) とEDS(Energy Dispersive Spectrometer)がある。WDSは分光結晶を用いてブラッグ反射の条件を満たすX線のみをX線検出器で検出する分光器であり、分光結晶に入射するX線の入射角変化に応じて変化する検出X線強度を測定してX線スペクトルを得る。これに対して、EDSはPIN型等の半導体検出器に入射するX線を電気信号に変換し、入射X線のエネルギーに比例する高さを持つパルスをマルチチャンネルアナライザに導き、X線エネルギーに対応させた各チャンネルにパルス個数を積算しX線スペクトルを得る方式である。
両分光器の原理的、構造的相違により、WDSとEDSを用いて行う分析はそれぞれに特徴を有する。例えば、WDSは高波長分解能、高P/B比(ピーク/バックグランド強度比)、高計数率での分析が可能なため低濃度分析、化学結合状態分析に適する。しかし、複数種類の分光結晶を必要とし、複数元素の同時分析のためには対応する数の分光器を備える必要があり、簡易的、短時間分析には限界がある。一方、EDSは一つの検出器で多元素同時分析が可能であり、WDSに比較してX線分光のために検出器を機械的に動かす必要が無いという優位性を有する。しかし、エネルギー分解能(WDSの波長分解能に対応する)、P/B比が低く、また多元素同時分析であるが故に特定のX線の検出効率のみを上げることができないため、低濃度分析、化学結合状態分析には限界がある。
そのため、WDSとEDSの特徴を勘案し、主としてWDSはEPMAに、EDSはSEMに多く装備されているが、それぞれの特徴を生かして全体としての分析性能、操作性向上を図る目的で、WDSとEDSを同時に装備する装置も多い。これらWDSとEDSを同時に装備する装置には、単にWDSシステムとEDSシステムを同時に備えているだけで各々別個に分析を行わせる装置と、WDSとEDSを一つの制御システムで相互に制御動作を関連させて分析を行う装置(例えば、特許文献1の特開平2−47542号広報参照)がある。後者に装備されるシステムを、「WDS/EDSコンバインシステム」などと呼ぶことがある。
ところで、EPMA等による試料の定量分析結果から分析点の化合物判定を行う技術が、特許文献2の特開2000−266700号報に開示されている。またEPMA等による粒子状試料の定量分析において、分析点の化学組成の特徴に基づいてケミカルタイプを判定し、このケミカルタイプと分析点の位置・形状を対応させて表示する技術が、特許文献3の特開2001−27621号報に開示されている。
特開平2−47542号 特開2000−266700号 特開2001−27621号 特許第3547310号 特開平2−25787号
EDSを単独に用いて定量分析を行う場合、多数の元素が微量に含まれているような試料では、EDSのエネルギー分解能、P/B比に限界があるため正確な定量分析結果を得ることが困難である。そのため、例えば地質・鉱物分野のように比較的低濃度の元素についても極めて高精度の分析結果を必要とする場合は、WDSとEDSを両方装備する装置であっても、最終的にWDSのみを使用して分析を行うことが多い。
WDSで比較的低濃度の元素を定量分析する際には、特に「バックグランド強度の測定波長位置」(以下「BG測定波長」と略記する)に注意しなければならない。即ち、BG測定波長近傍に他の共存元素の特性X線(妨害線などと呼ばれる)が存在すると、その影響で正確な特性X線強度を求めることができず、分析結果の信頼性が低下する。WDSを単独に用いて複数の分析点の定量分析を行う場合、複数点の主成分が似通っていれば、例えば特許文献4の特許第3547310号報に開示されている技術を用いて、妨害線の影響を受けないようにBG測定波長を決めることは困難ではない。また、妨害線が二次以上の高次回折(又は、「高次反射」とも呼ぶ)したX線であるときは、X線計数回路に備えられている波高分析器(PHA:Pulse Height Analyzer)により高次回折線を除去することが可能である(例えば、特許文献5の特開平2−25787号報参照)。
一方、近年のEPMA等のような電子プローブX線分析装置は、コンピュータ制御による分析機能の自動化が進み、例えば定量分析を所望する多数の分析点を予め記憶させておいて、自動的に測定と定量補正計算などの演算処理を実行することが可能となっている。しかし多数点の中には主成分の異なる複数の相が含まれていることが多く、その場合は妨害線の現れ方も異なる。従来は、こうした多数点の連続分析を実行するとき、各元素のBG測定波長及び妨害線となる高次回折線を除去するための波高分析器設定条件(以下「PHA条件」と略記する)などの分析条件は、一種類しか設定できなかった。そのため、予想されるいくつかの分析点を予備測定するなどして、どの分析点においても妨害線の影響を受けないような分析条件を探して決めていた。この作業は、特許文献4の特許第3547310号報、特許文献5の特開平2−25787号報等に開示されている技術を用いたとしても、操作者にとっては大きな負担となるばかりでなく、分析中に予想外の組成を持つ分析点が存在したときは正しく分析出来ない可能性もある。
本発明は、上記の問題点を解決し、複数の組成を含む多数の分析点をWDSで分析する場合、異なる組成の分析点に適した分析条件で分析を行い、未知の化合物が存在したときにも自動的に適した分析条件を設定可能な電子プローブX線分析装置及びその動作方法を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明は、
加速した電子線を細く絞り試料に照射して発生するX線を検出して分析を行う電子プローブX線分析装置であって、波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段とエネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段とを備え、
化合物を特徴付ける化学組成情報に基づいて判定された化合物が登録されている化合物データベースと前記エネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段で得られた定量分析結果に基づく組成情報とを照合して分析点の化合物を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された化合物の判定結果に基づいて前記分析点の前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う条件を設定する設定手段と、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物と前記設定手段で設定された条件と前記設定手段で設定された条件で波長分散形X線分光器により測定された前記分析点の測定結果を関係付けて記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段とエネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段とを備え、加速した電子線を細く絞り試料に照射して発生するX線を検出して分析を行う電子プローブX線分析装置の動作方法であって、
化合物を特徴付ける化学組成情報に基づいて判定された化合物が登録されている化合物データベースと前記エネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段で得られた定量分析結果に基づく組成情報とを照合して分析点の化合物を判定する判定工程と、前記判定工程により判定された化合物の判定結果に基づいて前記分析点の前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う条件を設定する条件設定工程と、前記判定工程で判定された前記分析点の化合物と前記条件設定工程で設定された条件と前記条件設定工程で設定された条件で波長分散形X線分光器により測定された前記分析点の測定結果を関係付けて記憶する記憶工程とを有することを特徴とする。
また本発明は、前記判定手段において判定された化合物の判定結果に基づいて、前記記憶手段で記憶された前記設定手段で設定された条件を次の分析点の前記波長分散形X線分光器により定量分析を行うための条件として用いることを特徴とする。
また本発明は、前記設定手段で設定された条件は、バックグランド強度測定波長位置と高次回折線を除去するための波高分析器設定条件とピーク波長位置検出により決められたピーク強度測定波長位置の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記設定手段で設定された条件により測定された前記分析点の測定結果は、少なくとも前記バックグランド強度測定波長位置で測定されたバックグランド強度を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段において、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物の判定情報に基づき、バックグランド強度測定の実行又は省略の判断を行うか否かを決めるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記バックグランド強度測定の実行又は省略の判断を行う際に、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物が既に前記化合物データベースに登録されているときは、バックグランド強度測定を省略するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、加速した電子線を細く絞り試料に照射して発生するX線を検出して分析を行う電子プローブX線分析装置であって、波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段とエネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段とを備え、
化合物を特徴付ける化学組成情報に基づいて判定された化合物が登録されている化合物データベースと前記エネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段で得られた定量分析結果に基づく組成情報とを照合して分析点の化合物を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された化合物の判定結果に基づいて前記分析点の前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う条件を設定する設定手段と、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物と前記設定手段で設定された条件と前記設定手段で設定された条件で波長分散形X線分光器により測定された前記分析点の測定結果を関係付けて記憶する記憶手段とを備えたので、
波長分散形X線分光器を用いて組成の異なる複数の分析点を分析する場合、それぞれの組成に適する分析条件を自動的に選択して信頼性の高い分析を行うことができる。また、簡易的、短時間分析の特徴を持つエネルギー分散形X線分光器と過去に蓄積されている化合物データベースを利用して、化合物の効率的な判定作業を行うことができる。
また本発明によれば、前記判定手段において判定された化合物の判定結果に基づいて、該化合物が前記化合物データベースに登録されてない新しい化合物である場合には、前記設定手段が該化合物に適する条件を設定し、該条件が該化合物と関連付けられて前記化合物データベースに格納されるようにしたので、
分析中に新しい化合物があっても、それに適した分析条件を自動的に設定して分析を行うことができ、その条件を記憶しておくことで分析条件の選択効率を高めることができて、簡易的、短時間分析の特徴を持つエネルギー分散形X線分光器と過去に蓄積されている化合物データベースと連続分析中に新たに蓄積されたデータベースを利用して、波長分散形X線分光器により定量分析を行うための分析点の化合物に適する分析条件を選ぶことができ、信頼性の高い分析を行うことができる。
また本発明によれば、前記設定手段で設定された条件は、バックグランド強度測定波長位置と高次回折線を除去するための波高分析器設定条件とピーク波長位置検出により決められたピーク強度測定波長位置の少なくとも一つを含むようにしたので、
連続分析中に新たに蓄積された波長分散形X線分光器により定量分析を行うための分析条件をデータベースに加えることができ、次の分析点の分析条件を効率良く決めることができる。
また本発明によれば、前記設定手段で設定された条件により測定された前記分析点の測定結果は、少なくとも前記バックグランド強度測定波長位置で測定されたバックグランド強度を含むようにしたので、
波長分散形X線分光器による多数点の分析中に新たに蓄積されたバックグランド強度のデータをデータベースに加えることができ、同じ化合物であると判定される分析点があればバックグランド強度の測定を省略することが可能となる。
また本発明によれば、前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段において、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物の判定情報に基づき、バックグランド強度測定の実行又は省略の判断を行うか否かを決めるようにしたので、
波長分散形X線分光器によるバックグランド強度測定の実行又は省略の判断を行うか否かを、簡易的、短時間分析の特徴を持つエネルギー分散形X線分光器と過去に蓄積されている化合物データベースを利用して、効率的に判断することができる。
また本発明によれば、前記バックグランド強度測定の実行又は省略の判断を行う際に、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物が既に前記化合物データベースに登録されているときは、バックグランド強度測定を省略するようにしたので、
簡易的、短時間分析の特徴を持つエネルギー分散形X線分光器と過去に蓄積されている化合物データベースを利用して、波長分散形X線分光器の機械的駆動が必要でピーク強度測定以上に時間のかかるバックグランド測定を省略することが可能となる。そのため、測定のスループット向上のみならず、WDSの機械的負荷を軽減する効果も得られる。
以下図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、EPMAを例にとり本発明を実施する概略構成例を示した図である。図1において、鏡体100の中に配置されている電子銃1から放出された電子線EBは集束レンズ17、対物レンズ19により細く絞られて試料2に照射される。走査コイル18は、電子線を二次元的に走査、電子線の照射位置変更が可能である。試料2から発生したX線3は、WDS4とEDS9により分光・検出される。WDS4は分光結晶5、検出器6、WDS駆動系7を含む構成で、WDS測定系8を介して制御と信号取り込みが行われる。WDSを複数基装着するためには、WDS4と同じ構成が複数組必要である。EDS9は通常1基のみ装着されている。
試料ステージ11に載置された試料2上の電子線EBの照射位置(即ち分析点)は、試料ステージ駆動機構12によりX、Y(水平方向)とZ(高さ方向)に移動可能である。WDS測定系8、EDS測定系10、試料ステージ駆動機構12は測定制御装置13に接続されており、測定制御装置13は測定のために必要な制御と信号取り込みを行う。なお、前述のPHAはWDS測定系8の中に設けられている。測定制御装置13にはキーボード・マウス等の入力装置14、液晶モニタ等の表示装置15、データベース16が接続されている。データベース16には、化学組成の特徴に基づいて化合物が登録された化合物データベース(以下「化合物DB」と略記する)及び、各々の化合物に関連付けられたBG測定波長、PHA条件等のWDSにより定量分析を行う条件が格納されている。
なお、実際の装置では、鏡体100内部を10−3Pa程度の高真空に保持するための真空排気系、二次電子・反射電子信号検出器、電源、DA・AD変換器等が構成されているが本発明を理解する上で直接関係しないので図示及び説明を省略している。
図2は、本発明を実施する概略の流れを説明するためのフロー図である。以下に、各ステップにおける実行内容を説明する。
ステップS1において、操作者は入力装置14を用いて、加速電圧、照射電流値、電子線径等の電子光学系の分析条件を入力する。ステップS2において、操作者は入力装置14を用いて、測定エネルギーレンジ、時定数、計数時間、X線入射絞り穴径等のEDSの分析条件を入力する。ステップS3において、操作者は入力装置14を用いて、WDSの分析条件を入力する。ステップS3の詳細は、図3に別途示す。
ステップS4において、測定制御装置13は分析点の測定位置の指定方法に従いステップS5又はステップS6に進むかを判断する。分析点毎に測定位置を指定する場合はステップS5に進む。ステップS5において操作者は、分析点毎に測定位置を指定する。分析点の測定位置を指定する方法は当業者にとって技術常識であるため具体的説明は省略する。ステップS7において測定制御装置13は、指定した分析点の分析を実行し、別の分析点の分析を続ける場合はステップS8からステップS5に戻る。全分析点の測定位置を予め指定しておく場合はステップS6に進む。ステップS6において操作者は、全分析点の測定位置を指定する。ステップS7において測定制御装置13は分析を実行し、全ての分析点の分析が終了するまでステップS7を繰り返す。ステップS7の詳細は図4に別途示す。
なお、本発明を特許文献3の特開2001−27621号報(段落0002)に記載されている粒子分析に応用する場合は、ステップS5における分析点の測定位置の指定を操作者が行うのではなく、試料表面の粒子解析によって検出された粒子の位置が自動的にステップS7において分析実行する測定位置となる。
次に、図3に基づいてステップS3の詳細を説明する。
ステップS31において、操作者は入力装置14を用いて、分析する元素と特性X線種を指定する。ステップS32において測定制御装置13は、指定された元素と特性X線種に基づいて、分析に使用する分光結晶、分光波長位置、検出器高圧、計数時間、BG測定の有無等の推奨値を設定する。BG測定の有無の指定は後述する図4のステップ78において参照される。ステップ33において操作者は、ステップ32で設定された推奨設定値を確認し、必要ならば再入力を行う。ステップS34において操作者は、各分析点の測定位置の指定方法を入力する。ステップS35において測定制御装置13は、全ての元素について入力が終わったかを判断し、終わるまでステップS31に戻る。なお、分析点の測定位置の指定方法が必ずしもステップS3にある必要は無く、ステップS3が終了するまでのいずれかの手段にあれば良い。
次に、図4に基づいてステップS7の詳細を説明する。ステップ7には本発明に関わる主要な手段が含まれている。なお、ステップ7において操作者が手動介入する動作は無く、測定制御装置13が全ての動作を実行する。
ステップS71において、図2のステップS2で入力されたEDSの分析条件に従って、EDSによる定量分析を実行する。
次に、ステップS72において、ステップS71で求められた組成から分析点の化合物を判定する。この判定を行うにあたって、予めデータベース16 (図4中は「DB」と略記されている)に準備されている化合物DBと特許文献2の特開2000−266700号に開示されている技術を用いることができる。
次に、ステップS73において、ステップS72で判定された化合物が既にデータベース16に登録されているものか否かを判断する。新しい化合物である場合は、ステップS74に進み新しい化合物としてデータベース16の中の化合物DBに登録する。次いでステップS75に進み、妨害線を考慮したBG測定波長及とPHA条件を決める。このBG測定波長とPHA条件を決めるにあたって、特許文献4の特許第3547310号報、特許文献5の特開平2−25787号報に開示されている技術を用いて、操作者の代わりに測定制御装置13によって新しい化合物に適する条件を設定する。ステップ75で決められた条件は、ステップS74で登録した化合物と関連付けられてデータベース16に格納される。判定された化合物が既に登録されている場合は、ステップS76に進み、その化合物と関連付けられて格納されている分析条件をデータベース16から読み出す。
次に、ステップS3で入力された分析条件に従って、ステップS77において各元素の特性X線についてピーク強度を測定し、ステップS79においてバックグランド強度(図4中は「BG強度」と略記されている)を測定する。分析点のBG強度が既に測定され、そのデータが記憶されている場合、図3のステップ32における「BG測定の有無」の指定に従いBG測定を行うか否かを判断する。BG測定が有りの場合はステップS79に進み、無しの場合はステップS80に進む。ステップS80においては、既に記憶されているBG強度を呼び出し、BG強度の測定を行わずステップS81に進む。既に記憶されているBG強度があっても分析点毎にBG強度の測定を選択する場合としては、例えば試料の粒子形状、表面形状が良好でないためBG強度のばらつきを考慮する場合などが考えられる。なお、当然ながら、新しい化合物と判定された分析点では、必ずステップS79に進みBG強度を測定する。ステップS81において、ピーク強度からBG強度を減算し、相対強度算出と定量補正計算を行う。なお、ステップ81の実行内容は当業者にとって技術常識なので具体的説明は省略する。
次に、ステップS82において、分析条件と測定したBG強度を化合物と関連付けて記憶する。ステップS82で記憶された分析条件はステップS76で、測定したBG強度はステップS80で使用される。なお、測定したBG強度を記憶する手段は、データベース16であっても良いし、測定制御装置13の中に通常備えられている記憶部を利用しても良い。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施例では、化合物の判定結果によってWDSの分析条件の中でBG測定波長とPHA条件を二つとも決めるようにしたが、少なくともその中の一つを決めるようにしてあっても良い。
また、例えば、上記の説明では、ピーク強度の測定波長位置(以下「ピーク測定波長」と略記する)は分析中変えないようにしているが、化合物の判定結果に基づいて、もし新しい化合物が判定されたら、設定手段においてピーク位置検出を行ってピーク測定波長を変えるようにしても良い。なお、「ピーク位置検出機能」は「ピークサーチ」などとも呼ばれ、コンピュータ制御される電子プローブX線分析装置は標準的に備えている機能である。ピーク測定波長を変える理由は、同じ元素が含まれている物質でも、それらの元素の化学結合状態が異なると、その元素の特性X線のピーク波長位置が変化する(ケミカルシフトと呼ばれる)場合があるからである。
即ち、化合物の判定結果によって、WDSの分析条件の中でBG測定波長、PHA条件、ピーク測定波長の少なくとも一つを決めるようにしても良い。このとき、記憶手段で記憶されるべき測定結果は、少なくともBG測定強度が必要である。
以上説明したように、複数の化合物が入り混じった多数の分析点をWDSで定量分析する場合、それぞれの分析点毎に簡易的、短時間分析の特徴を持つEDSを用いた定量分析結果から化合物判定を行い、その判定結果に基づいてそれぞれの化合物に適した分析条件を選択してWDSの定量分析を行うようにすれば、操作者にとって負担の大きいBG測定波長、PHA条件の指定作業を軽減し、妨害線影響を受けないBG測定波長を化合物毎に正しく設定して自動的に定量分析を行うことができる。また、BG強度の測定を省略して測定時間の短縮を図り、WDSの機械的負荷を軽減するという効果を得ることもできる。
EPMAを例にとり、本発明を実施する概略構成例を示す図。 本発明を実施する概略の流れを説明するためのフロー図。 図2中のステップ3(WDSの分析条件入力)の詳細手順を説明するためのフロー図。 図2中のステップ7(分析実行)の詳細手順を説明するためのフロー図。
符号の説明
(同一または類似の動作を行うものには共通の符号を付す。)
EB 電子線
1 電子銃 2 試料
3 X線 4 WDS
5 EDS 6 検出器
7 WDS駆動系 8 WDS測定系
9 EDS 10 EDS測定系
11 試料ステージ 12 試料ステージ駆動機構
13 測定制御装置 14 入力装置
15 表示装置 16 データベース
100 鏡体

Claims (7)

  1. 加速した電子線を細く絞り試料に照射して発生するX線を検出して分析を行う電子プローブX線分析装置であって、波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段とエネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段とを備え、
    化合物を特徴付ける化学組成情報に基づいて判定された化合物が登録されている化合物データベースと前記エネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段で得られた定量分析結果に基づく組成情報とを照合して分析点の化合物を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された化合物の判定結果に基づいて前記分析点の前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う条件を設定する設定手段と、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物と前記設定手段で設定された条件と前記設定手段で設定された条件で波長分散形X線分光器により測定された前記分析点の測定結果を関係付けて記憶する記憶手段とを備えたことを特徴とする電子プローブX線分析装置。
  2. 波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段とエネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段とを備え、加速した電子線を細く絞り試料に照射して発生するX線を検出して分析を行う電子プローブX線分析装置の動作方法であって、
    化合物を特徴付ける化学組成情報に基づいて判定された化合物が登録されている化合物データベースと前記エネルギー分散形X線分光器により定量分析を行う手段で得られた定量分析結果に基づく組成情報とを照合して分析点の化合物を判定する判定工程と、前記判定工程により判定された化合物の判定結果に基づいて前記分析点の前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う条件を設定する条件設定工程と、前記判定工程で判定された前記分析点の化合物と前記条件設定工程で設定された条件と前記条件設定工程で設定された条件で波長分散形X線分光器により測定された前記分析点の測定結果を関係付けて記憶する記憶工程とを有することを特徴とする電子プローブX線分析装置の動作方法
  3. 前記判定手段において判定された化合物の判定結果に基づいて、該化合物が前記化合物データベースに登録されてない新しい化合物である場合には、前記設定手段が該化合物に適する条件を設定し、該条件が該化合物と関連付けられて前記化合物データベースに格納されることを特徴とする請求項1に記載の電子プローブX線分析装置。
  4. 前記設定手段で設定された条件は、バックグランド強度測定波長位置と高次回折線を除去するための波高分析器設定条件とピーク波長位置検出により決められたピーク強度測定波長位置の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1又は3に記載の電子プローブX線分析装置。
  5. 前記設定手段で設定された条件により測定された前記分析点の測定結果は、少なくとも前記バックグランド強度測定波長位置で測定されたバックグランド強度を含むことを特徴とする請求項4に記載の電子プローブX線分析装置。
  6. 前記波長分散形X線分光器により定量分析を行う手段において、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物の判定情報に基づき、バックグランド強度測定の実行又は省略の判断を行うか否かを決めるようにしたことを特徴とする請求項4又は5に記載の電子プローブX線分析装置。
  7. 前記バックグランド強度測定の実行又は省略の判断を行う際に、前記判定手段で判定された前記分析点の化合物が既に前記化合物データベースに登録されているときは、バックグランド強度測定を省略するようにしたことを特徴とする請求項6に記載の電子プローブX線分析装置。
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