JP4873733B2 - 原稿のカラー/白黒判定方法及び画像読取装置、画像形成装置、画像送信装置 - Google Patents

原稿のカラー/白黒判定方法及び画像読取装置、画像形成装置、画像送信装置 Download PDF

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Description

本発明は、原稿のカラー/白黒判定方法及び画像読取装置、画像形成装置、画像送信装置に関する。即ち、読み取る原稿のカラー/白黒判定方法と、該機能を有する画像読取装置並びにこれを備えた画像形成装置、画像送信装置に関するものである。
従来のカラー複合機においては、原稿の読み取り作業においてカラー原稿か白黒原稿かの自動判定を行い、その判定結果に、記録動作や画像データ送信動作を制御するカラー複合機がある。また、ユーザが原稿読み取りモード切り替えを選択し、カラー、白黒でのコピー作業やデータ送信作業を行うカラー複合機もある。
上記カラー原稿か白黒原稿かの自動判定機能である、"AUTO COLOR SELECT(以下ACSと称す)"については、種々の判定方法が提案されている。
特許文献1には、まず画素単位にカラー/白黒を判定し、次にあるブロック内のカラー画素の数からブロックのカラー/白黒を判定し、カラーと判定されたブロックの数によって原稿がカラーか白黒かを判定するACSが開示されている。
特許文献2には、各画素のRGBデータのそれぞれの差分が各閾値より大きい画素数をカウントして、かかるカウント値がカウント閾値を越える場合にカラー原稿と判定する方法が開示されている。
また、引用文献3では、画像の下地がカラーか白黒かを判断する回路として、下地画像領域中のカラー画素の割合を閾値と比較して、カラー下地であるか否かを判定している。
また、引用文献4では、各画素のRGBの最大値と最小値との差が、ある経験的な範囲内にある場合にカラー画素と判定し、かかるカラー画素が複数存在する場合にカラー原稿と判定する。
更に、引用文献5では、ACS領域を設定し、かかるACS領域内において、RGBデータのうちの最小値を他の2成分の値から減じ、得られた2つの値の差の絶対値を"彩度"として得る。そして、注目画素に対して、ある閾値よりも大きい彩度を有する画素の特定の連続性を確認できた場合のみ、該注目画素はカラー画素を示すと判定する。ACSを行う領域内のかかるカラー画素と判定された画素の総数により原稿のカラー/白黒を判定する。
特開2001−226014 特開2000−32279 特開平5−122535 特開2005−244682 特開2001−119589
しかしながら、原稿のACS機能は、画像読取装置と画像処理とで成り立っており、精度の良いACS構成には多大なコストがかかってしまう。例えば、原稿全域をメモリに記憶し、一定以上のカラーピクセルを認識してACSを行う場合には、非常に大きなメモリが必要となる。A4サイズの600dpi・24ビットカラーでは、メモリ容量が100Mバイト近くになってしまう。
一方、原稿読取装置では、CCDもしくはCISによるライン毎に画情報を読み取る構成が一般的である。特に、CCDで構成された読取装置では、周知のようにRGBの各光センサが離れて実装されているため、原稿上の同一のラインを読んでいるのではなく離れたラインをそれぞれ読み取っている。そのため、自動原稿送り装置(以下ADF)による原稿搬送での移動読み取り、ブック読みによる読取機構の走査読み取りによるRGBの各ラインを合成してカラー画像を形成している。
この時に、原稿搬送による搬送ムラや走査搬送ムラによりRGBの合成不良(色ズレ)が発生してしまう。特に、黒画素と白画素の境界で発生する。かかる黒画素と白画素の境界で発生する色ズレは、図6の画像の白黒の境界が図7に示すようにカラー細線として表われるので、原稿のカラー/白黒判定の誤動作の原因になる。
この原稿搬送ムラを軽減するため、搬送ローラを多く用いて原稿搬送の安定化を図っている。搬送ローラが増えるため当然コストが高くなり、装置の大型化にも影響が出て来てしまう。
原理的にはRGBの光センサが同一ラインを読み取れば、搬送ムラや走査搬送ムラが発生しても色ズレは発生しない。しかし、RGBの光センサは半導体であり同一ラインにて実装することは現状難しいとされている。そこで、RGBの光センサのライン間ピッチ(離れている距離)を短くすることで近いラインをRGBの光センサが読み取ることが可能となる。現状では2ラインピッチのCCDが存在する。配置としては1ラインピッチが限界とされている。
しかしながら、光センサのラインピッチによる解決は非常にコストがかかるため、オフィス機向けの高価な装置としては使用されているだけであり、一般的に廉価な装置のCCDでは12ラインピッチのものが主流である。
本発明は、オフィスカラー複合機で使用されていたACS機能を、コストを低減して、装置を小型化として廉価機に搭載することを可能とする。それにより、多くのユーザに実用的なACS機能を提供するための、原稿のカラー/白黒判定方法及び画像読取装置、画像形成装置、画像送信装置を提供する。
かかる課題を解決するために、本発明の画像読取装置は、原稿を供給側から排出側へ向けて搬送中に原稿の画像を読み取る読取モードと、原稿が載置されるプラテンに静止している原稿の画像を読み取る読取モードとを有する画像読取装置であって、彩度を持つ画素が原稿搬送方向と直角方向である主走査方向に連続して現われる数に注目してカラー原稿か白黒原稿かを判定する主走査方向のカラー/白黒判定手段と、彩度を持つ画素が原稿搬送方向と平行方向である副走査方向に連続して現われる数に注目してカラー原稿か白黒原稿かを判定する副走査方向のカラー/白黒判定手段とを有し前記搬送中に原稿の画像を読み取る読取モードにおいては、前記主走査方向のカラー/白黒判定手段ではなく、前記副走査方向のカラー/白黒判定手段の判定結果に基づいて原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判定し、前記静止している原稿の画像を読み取る読取モードにおいては、前記副走査方向のカラー/白黒判定手段又は主走査方向のカラー/白黒判定手段の判定結果に基づいて、原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判定し、前記副走査方向のカラー/白黒判定手段は、彩度を持つ画素を主走査方向に第1閾値以上の数だけ連続して持つ画素群を、主走査方向に第2閾値以上の数だけ有する読取ラインを、彩度を有する読取ラインとして検出する第1読取ライン検出手段と、前記第1読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第3閾値以上の数だけ連続して有する原稿をカラー原稿と判定し、前記第1読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に前記第3閾値未満の数しか連続して有しない原稿を白黒原稿と判定する第1カラー/白黒判定手段とを有し、前記主走査方向のカラー/白黒判定手段は、彩度を持つ画素を主走査方向に第4閾値以上の数だけ連続して持つ画素群を、主走査方向に第5閾値以上の数だけ有する読取ラインを、彩度を有する読取ラインとして検出する第2読取ライン検出手段と、前記第2読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第6閾値以上の数だけ有する原稿をカラー原稿と判定し、前記第2読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第6閾値未満の数しか有しない原稿を白黒原稿と判定する第2カラー/白黒判定手段とを有する。
ここで、記第4閾値は50、前記第5閾値は2、前記第6閾値は30である。また、前記彩度を持つ画素は、R,G,Bの3成分の画素値の内の最小値を他の成分の値からそれぞれ減じ、得られたそれぞれの値の差の絶対値が第7閾値よりも大きい画素である。
また、上記画像読取装置を有し、原稿がカラー原稿か白黒原稿かの判定結果に従って画像形成を制御することを特徴とする画像形成装置を提供する。また、上記画像読取装置を有し、原稿がカラー原稿か白黒原稿かの判定結果に従って画像送信を制御することを特徴とする画像送信装置を提供する
本発明により、オフィスカラー複合機で使用されていたACS機能を、コストを低減して、装置を小型化として廉価機に搭載することを可能とした。そのため、多くのユーザに実用的なACS機能を提供するための、原稿のカラー/白黒判定方法及び画像読取装置、画像形成装置、画像送信装置を提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
<本実施形態の画像読取装置の構成例>
本発明に係る実施形態として、コピー及びプリンタ機能、ファクシミリ機能を備えた複合機に適用した例を、図面を参照して具体的に説明する。説明の順序として、以下の順に説明する。
(1)画像読取装置の全体構成(図1,図2A)、
(2)ACSの構成(図2B〜図3B)
なお、以下の実施形態ではカラー複合機を例に説明するが、本発明は画像読取にかかる技術でありカラー複合機に限定されず、画像読取を行なう機器に適用が可能であり、これらも本発明に含まれる。また、本実施形態では、文字を構成する細線から原稿のカラー/白黒を判定する例を示すが、これは一例であって限定される必要はない。本発明は、原稿の搬送時に発生する搬送ムラのACSにおける影響を無くす、しかも廉価な構成を提供するものであればよい。
(1)画像読取装置の全体構成例
図1は、複合機中の画像読取装置の要部の断面図である。
本実施形態による画像読取装置は、自動原稿送り装置(以下、ADFと呼ぶ)100と、リーダ部200とを有している。ADF100は、複数枚の原稿を1枚ずつ供給側から排出側へ向けて自動で搬送する。リーダ部200は、ADF100により搬送される原稿の表面を読み取る画像読取手段を有し、ブックタイプの原稿の読み取り(原稿をプラテンガラス上に固定した(静止させた)読取)にも可能である。
(ADF100の構成例)
本例では、ADF100は、図1に示すように、供給側から排出側へと向かうUターン型の原稿の搬送経路を有している。この搬送経路は、上側搬送経路と下側搬送経路からなっている。
ADF100は、原稿トレイ20に載置される原稿束Sから原稿をピックアップするピックアップローラ1と、ピックアップローラ1よりも搬送経路下流側に配置される分離ローラ2a及び分離パッド2bを有している。
そして、ピックアップローラ1によりピックアップされた原稿を1枚ずつ搬送経路へと導く分離部2と、分離部2よりも搬送経路下流側に搬送経路に沿って配置され、搬送ローラ3と、搬送ローラ5とを有している。本実施形態では搬送ローラを2つ設けたが、1つであっても構わない。
次に、搬送ローラ5よりも搬送経路下流側に配置され原稿の通過を検知する原稿端センサ(以下DES)12と、読取位置R1よりも搬送経路下流側に配置され原稿を搬送経路に沿って搬送する搬送ローラ6、7が搬送経路に沿って配置される。また、搬送ローラ6、7よりも搬送経路下流側に配置され搬送経路から原稿を排出する排出ローラ8と、排出ローラ8により排出される原稿を載置する排出トレイ21とを有している。本実施形態では、読取位置R1よりも搬送経路下流側に搬送ローラを2つと排出ローラを設けたが、排出ローラ8のみであっても構わない。なお、搬送ローラ6、7と排出ローラ8の間の読取位置R2のCIS読取部30は、裏面読取用のCISであるが、本発明の主要部分ではないので詳細な説明はしない。
(リーダ部200の構成例)
次に、リーダ部200は、ADF100にて搬送される搬送中の原稿を読み取る際に用いるADF用プラテンガラス201と、ブックタイプの原稿を載置可能な原稿載置台としてのブック用プラテンガラス202とを有している。そして、このブック用プラテンガラス202の下方に、原稿を照射するランプ203と、原稿からの反射光を所定の光学経路に導くミラー204とを一体的に有するスキャナユニット209がある。そして、ミラー204により導かれる反射光を所定の光学経路に導くミラー205aとミラー205bを一体的に有するミラーユニット205、及びレンズ207がある。更に、ミラー204,ミラーユニット205、及びレンズ207により原稿からの反射光が導かれ光学像を得るCCDセンサ208を有する。このような構成により、原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データを得る。
ここで、スキャナユニット209は、ブック用プラテンガラス202上に載置される原稿の画像を読み取り可能なように、ブック用プラテンガラス202の下方において所定の画像読み取り範囲を往復動可能である。この様に、ブック用プラテンガラス202上に静止している原稿を読み取る動作を原稿固定読みと称す。
また、スキャナユニット209は、図1に示すように、ADF100における搬送ローラ5よりも搬送経路下流側で且つ搬送ローラ6よりも搬送経路上流側に設定される読取位置R1直下へと移動可能なように配置されている。この読取位置R1直下へと移動することにより、読取位置R1を通過する際の原稿の画像読み取りが可能となっている。この様に移動中の原稿を読み取る動作を原稿流し読みと称す。
また、ミラーユニット205も、スキャナユニット209と同様に、ブック用プラテンガラス202の下方において所定の範囲を往復動可能に配置されている。
これらスキャナユニット209及びミラーユニット205は、移動露光走査光学系を構成している。この時、ミラーユニット205の移動速度は、スキャナユニット209の移動速度を例えばVとすると、この移動速度Vの半分である1/2Vとなるようワイヤ及びプーリ等の機構を用いて設定されている。このようにすることによって、原稿の読み取り面からCCDセンサ208までの光路長を一定に保ちながら、原稿画像の読み取り動作を行うことができる。
本実施形態では、CCDセンサを使用したがコンタクトイメージセンサ(以下CIS)とすることもできる。また、CCDセンサを使用した一体型の縮小光学系でも構わない。本例では、CCDは廉価品を使用し、図示しないがRGBのライン間隔は12ラインピッチのものを用いている。
また、この画像読取装置は、この画像読取装置において原稿から読み取った画像情報に基づく画像を、不図示の記録シートに記録する画像形成手段300の上部に画像形成手段300と通信可能に接続・載置されている。そして、必要に応じて画像形成装置すなわち複写機として使用することができる。ここで、画像形成手段300としては、熱転写方式、レーザ露光方式、インクジェット方式等によるものが利用可能である。かかる画像形成手段300については、本発明の主要部分ではないので詳説しない。
次に、本例の画像読取装置の動作について説明する。
図1において、自動原稿送り装置であるADF100は、原稿トレイ20上に原稿表面を上に向けてセットされた原稿束Sから、ピックアップローラ1により、最上位の原稿から順に分離部2へと繰り出される。具体的に、分離部2は、ピックアップローラ1より供給される原稿の上面に接触する分離ローラ2aと、この分離ローラ2aに下方から原稿を押し当てるよう圧接している分離パッド2bとから構成されている。この構成により、原稿束Sからピックアップされる原稿の最上位の原稿から一枚ずつ分離を行う。
そして、原稿の画像を読み取る場合、分離部2にて原稿束Sから分離された原稿は、搬送ローラ3を通過し、搬送ローラ5、搬送ローラ6へと受け渡されながら搬送され、読取位置R1を搬送されている間に原稿の画像が読み取られる。そして、搬送ローラ7から排出ローラ8により、排出トレイ21上に順番に排出される。
リーダ部200において、ADF100で搬送されている原稿が読取位置R1を通過する時に原稿表面の画像を読み取る場合は、次のように動作する。リーダ部200のスキャナユニット209をADF用プラテンガラス201直下に移動させ、原稿が読取位置R1上を搬送されている間にスキャナユニット209により画像情報を読み取る。
また、ブック用プラテンガラス202上に載置された原稿の画像を読み取る場合は、次のように動作する。スキャナユニット209をブック用プラテンガラス202の下方に設定されている所定位置としての、不図示の原稿セット基準から所定の方向に移動させ、画像情報を読み取る。
スキャナユニット209における原稿の画像読み取りの際、まずランプ203が点灯し原稿を照射する。そして、原稿表面からの反射光が、ミラー204,ミラーユニット205及びレンズ207を介してCCDセンサ208に入力される。そして、CCDセンサ208に入力された原稿の反射光は、ここで光電変換等の電気処理が行われ、通常のデジタル処理が施され、原稿の画像情報を得る。
(画像読取装置の制御部の構成例)
図2Aは、図1の画像読取装置を制御する構成例を示すブロック図である。
図2Aで400は、画像読取装置であるスキャナ全体を制御するスキャナ制御部である。スキャナ制御部400は、演算制御用のCPU410、固定プログラムやデータを格納するROM420、CPU410の動作時にワークメモリとして使用されるRAM430、プログラム及びパラメータ保存用のディスクなどの外部記憶部440を有する。
スキャナ制御部400は、CPU410の処理手順に従って(以下の図3A及び図3B参照)、画像読取装置の各部を制御する。
スキャナ制御部400は、ADF100を使用する場合は、各センサ404からの信号を認識して、ADF制御部405により図1に示した各メカニズムを制御し、原稿を搬送する。同時に、各センサ404からの信号を認識して、照明・操作制御部406を介して原稿読取動作を制御する。
光電変換素子(CCDなど)401で読み取られたアナログデータは、アナログ補正&シェーディング補正部402で補正され、画像処理部403でデジタルデータ(RGB)として出力される。かかるデジタルデータ(RGB)は、本複合機がコピー機として機能する場合は画像形成手段300へ、ファクシミリとして機能する場合は不図示の通信制御部へ送られる。
また、デジタルデータ(RGB)は、本実施形態のACS部118に送られて、原稿がカラーか白黒かが判定され、判定結果は次の処理のため、デジタルデータ(RGB)と共に出力される。
(2)ACS部118の構成例
ACSは、原稿画像がカラーであるか白黒であるかを判断する。従って、画素毎の彩度を求め、ある閾値以上の画素がどれだけ存在するかによって、カラー判定を行えば良い。しかしながら、例えば白黒原稿であっても、MTF等の諸処理の影響によって、ミクロ的に見るとエッジ周辺にカラー画素が多数存在するため、単純に画素単位でACS判定を行うことは一般に困難である。このため、ACS手法として、従来技術で紹介したような様々な方法が提供されている。
以下、本実施形態での、ADFモードによる原稿搬送による搬送ムラの影響を受けない、廉価で安定したACS方法の説明を行う。
図2Bは、ACS部118の詳細な構成例を示すブロック図である。
ACS部118は、図2Aのように、スキャナ制御部400によって制御される。
上述したように、白黒画像でもミクロ的に見ればカラー画素が多数存在するわけであるから、カラー画素の連続性をカウントして判定する。
図2Bで、1403は色判定部である。色判定部1403は、色判定するACS領域を決める4つのアドレスを格納するレジスタ1407〜1410に従って領域検出回路1402で生成されたACS領域信号1405を、イネーブル信号とする。なお、ACS領域とは、原稿の色判定(ACS)が行われる対象領域である。そして、ACS領域内の注目画素に対してフィルタ1401内に保持された周辺画素を参照することによって、該注目画素がカラー画素であるか白黒画素であるかを判定し、色判定信号1406を出力する。
具体的には、ACS領域信号1405で示されるACS領域について、まずDATA−R,DATA−G,DATA−Bのうちの最小値を他の2成分の値から減じ、得られた2つの値の差の絶対値を"彩度"として得る。ここでDATA−R,DATA−G,DATA−Bとは、それぞれ注目画素のレッド成分、グリーン成分、ブルー成分のデータである。そして、注目画素に対して、ある閾値よりも大きい彩度を有する画素の特定の連続性を確認できた場合のみに、該注目画素はカラー画素を示すとして色判定信号1406を出力する。この作業は、ACS画像処理を極力少なくする為、ライン毎に判定処理をしている。
1404はカウンタであり、色判定部1403から出力された色判定信号1406をカウントする。そして、該カウント結果が、ACS判定信号1411として、スキャナ制御部400に送られる。
色判定部1403の設定信号1403aは、2つの信号を含む。1つは、以下に詳説する、「横細線判定」の場合のカラー画素の連続数の閾値、「縦細線判定」の場合のカラー画素の連続数の閾値を、色判定部1403に設定する信号である(図2Cの440bや440e参照)。もう1つは、各画素がカラーか白黒かを判定するための画素判定用域値である(図2Cの440a参照)。
なお、本実施形態では、最終的な原稿のカラー/白黒の判定は、各ラインのACS判定信号1411に基づいて、スキャナ制御部400のソフトウエアで各ラインの判定及び原稿の判定を行なう構成を示す。しかしながら、これらをハードウエアで構成してもよく、またACS部118をソフトウエアで実現することも可能である。処理速度や費用、小型化、変更の融通性などに基づいて選択されればよい。
図2Cは、図2Aのスキャナ制御部400のRAM430及び外部記憶部440のACSに関する構成例を示す図である。
図2Cで、RAM430には、以下の記憶領域が確保される。430aは、画像読取装置がADFモードで原稿を読み取るか、ブック読取モードで原稿を読み取るかのモードフラグである。かかるフラグは、ADFへの原稿設置のセンスや、プラテン上の原稿チェックに基づいて、あるいはオペレータの設定に従って設定される。
430bは、現在は横細線判定を行なっていることを示す横細線判定フラグ、および横細線判定による原稿がカラーか白黒かの判定結果である。430cは、現在は縦細線判定を行なっていることを示す縦細線判定フラグ、および縦細線判定による原稿がカラーか白黒かの判定結果である。
430dは、ACS部118のカウンタ1404からACS判定信号1411として送られてきた、主走査方向の1ライン内のカラー画素群のカウント数を記憶する領域である。430eは、カラーラインの判定されたラインの副走査方向のカウント数を記憶する領域である。
430fは、ACS部118の領域検出回路1402のACS領域信号1405を生成するための色判定領域情報であり、レジスタ1407〜1410に設定されるデータである。
430g、430hは、画像読取装置の画像読取動作を制御するための、各種センサ情報を記憶し、画像読取制御信号を出力するための記憶領域である。
更に、430iは、CPU410が実行するコンピュータプログラムを外部記憶部440からロードするプログラムロード領域である。
図3Cで、外部記憶部440には、以下のプログラム及びパラメータが格納されている。
440aは、各画素のカラーか白黒かを判定するための画素判定用閾値であり、図2Bの色判定部1403に設定されて判定基準となる。
440b〜440dは、カラーの横細線を判定する横細線判定用パラメータである。その中で、440bは、主走査方向のカラー領域と判定するための、主走査方向に連続するカラー画素の数の閾値である。440cは、主走査方向の1ラインがカラーか否かを判定するための、主走査方向のカラー領域の数の閾値である。440dは、原稿がカラーか白黒かを判定するための、副走査方向のカラーと判定されたライン数の閾値である。かかる閾値の具体例は以下に示す。
440e〜440gは、カラーの細線を判定する細線判定用パラメータである。その中で、440eは、主走査方向のカラー領域と判定するための、主走査方向に連続するカラー画素の数の閾値である。440fは、主走査方向の1ラインがカラーか否かを判定するための、主走査方向のカラー領域の数の閾値である。440gは、原稿がカラーか白黒かを判定するための、副走査方向のカラーと判定された連続するライン数の閾値である。かかる閾値の具体例は以下に示す。
440hは、430fと同様の、ACS部118の領域検出回路1402のACS領域信号1405を生成するための色判定領域情報であり、レジスタ1407〜1410に設定されるデータである。
本例に密接なプログラムとしては、次のようなプログラムが準備される。440iは、画像読取装置の全体を制御するための画像読取制御プログラムである。440jは、図2Aの画像処理部403を制御する画像処理制御プログラムである。440kは、図2AのADF制御部405を介してADFを制御するためのADF制御プログラムである。440mは、本実施形態の特徴であるACS処理を実行するためのACS処理プログラムである。
<本実施形態の画像読取装置の動作例>
図3Aは、本実施形態の画像読取装置の全体の処理手順の概略を示したフローチャートである。
まず、ステップS31で、スタートキーが押下されたか否かを判定する。スタートキーが押下されなければ待機する。スタートキーが押下されると、ステップS32で、ADFによる原稿搬送か否かが判定される。ADFによる原稿搬送であれば、ステップS33に進んで、ACS部118に対して縦細線判定の条件が設定される。例えば、本例では、色判定部1403に主走査方向に連続するカラー画素数の域値を設定する。ADFによる原稿搬送でなければ、ステップS34に進んで、ACS部118に対して横細線あるいは縦細線判定の条件が設定される。即ち、原稿流し読みか原稿固定読みかに応じてACSにおける判定基準を切り替えることができる。かかる選択は、オペレータが行なってもよい。ステップS33同様に、本例では、色判定部1403に主走査方向に連続するカラー画素数の域値を設定する。ステップS35で、ADFによる原稿搬送か否かに従って、原稿の読取が行われる。
次に、ステップS36で、本実施形態のACS部118を使用したカラー/白黒判定処理が実施される。なお、ステップS36の詳細は、以下に図3Bに従って説明する。
ステップS36のカラー/白黒判定処理が終わると、ステップS37で原稿がカラーか白黒かの判定結果により分岐し、カラーであればステップS38に進んで、コピー機能が選択されていればカラー記録を画像形成手段300に指示する。一方、白黒であればステップS39に進んで、コピー機能が選択されていれば白黒記録を画像形成手段300に指示する。
(カラー/白黒判定処理例)
まず、図4及び図5を参照して、本実施形態における、横細線による判定の条件と、縦細線による判定の条件との具体的を説明する。
図4に、ACSによる横細線判定でカラー原稿と判定される例、図5にACSによる縦細線判定でカラー原稿と判定される例を示す。図4及び図5の破線矢印は主走査方向を示し、実線矢印は副走査方向を示し、各1マス毎に記載されている黒、カラーは画素を示している。黒は白であっても構わない。
図4の例においては、横細線を検出するため、主走査方向へのカラー画素の連続性を定義しており、本実施形態では図中解り易くするため5画素としている。
ACSの第1段階:まず、主走査方向にカラー画素の連続する塊をn1個検出する。
ACSの第2段階:n1個の塊を有するラインを副走査方向にn2個カウントする。但し、副走査方向の連続性は無くてよい。
上記n2個が一定数以上であれば、カラー判定とする。当然ながら一定数未満であれば、白黒判定とする。こうすることで、横細線を検出することが可能となる。
一方、図5においては、縦細線を検出するため、主走査方向へのカラー画素の連続性を定義し、かつ副走査方向へのカラーラインの連続性を定義している。本実施形態では、図中解り易くするため主走査方向の連続を5画素としている。
ACSの第1段階:まず、主走査方向に上記カラー画素の塊をm1個検出する。
ACSの第2段階:m1個の塊を有するラインが、副走査方向にm2ライン連続するのをカウントする。
上記m2のライン数が一定数以上であればカラー判定とする。当然ながら一定数未満であれば、白黒判定とする。こうすることで、縦細線を検出することが可能となる。
かかる条件を、10ポイントの明朝体の文字、アルファベット、かな文字を対象に判定する具体例を以下に示する。
10ポイントでの文字の横線、縦線は概略以下の寸法となっている。
横線長さ:主走査3.0mm(600dpiで70ピクセル)
横線厚み(高さ):副走査0.15mm(600dpiで4ライン)
縦線幅:主走査0.3mm(600dpiで7ピクセル)
縦線長さ:副走査3.0mm(600dpiで70ライン)
そのため、上記のACSによる横細線判定と、縦細線判定の条件設定は、以下のようにしている。
(ACSによる横細線判定:第1カラー/白黒判定)
(1) 主走査に50ピクセル連続する塊を検出する。
(2) (1)の条件を満足する塊が同一主走査方向に2個以上あることを検出する。
(3) (2)の条件を満足するラインが副走査方向全域に30ライン(非連続で可)以上あることを検出する。
(ACSによる縦細線判定:第2カラー/白黒判定)
(1) 主走査方向に5ピクセル連続する塊を検出する(第1閾値以上)。
(2) (1)の条件を満足する塊が同一主走査方向に2個以上あることを検出する(第2閾値以上)。
(3) (2)の条件を満足するラインが60ライン以上、副走査方向に連続する場合を検出する(第3閾値以上)。
このような条件を設定することで、ACSによる横細線判定、縦細線判定どちらでも前述した10ポイントの文字でのカラー/白黒判定が行える。
しかしながら、複合装置として、前述ADF100での原稿Sの搬送においては、読取位置R1を原稿Sが過ぎてから、原稿Sの先端が搬送ローラ6、7、排出ローラ8へと向かう。その時に読取位置R1上にて若干の搬送ムラが生じてしまう。その搬送ムラが生じた状況にて原稿読取中に黒情報と白情報の境界があった場合には、誤判定が生じてしまうことがある。図6が原稿の画像情報とした場合に、図7に示すようにADF読取画像情報では、黒情報の直前、直後にカラー画素が発生してしまう。
この時、前述ACSによる横線判定の誤判定に結び付いてしまい、白黒原稿であってもカラー判定してしまう恐れがある。また、搬送ムラによる境界部でのカラー画素の発生は、通常1〜4ライン(600dpiに換算すると0.15mm)程度である。
そのため原稿流し読み時には、前述のACSによる横線判定では誤判定をしてしまう恐れがあり、本実施形態では原稿流し読み時にはACSによる縦線判定を行うことしている。
こうすることで、ADFに搬送ムラが生じても、副走査方向への連続ラインをカウントするACSによる縦線判定とすることで、正常なカラー判定を行うことが可能となる。そのため、ADFを廉価な構成に出来、装置を小型化にし、CCDも廉価のものを選択出来、画像メモリを少なくすることが出来るため、装置コストを抑えることが実現できる。
(カラー/白黒判定処理の詳細な手順例)
図3Bは、図3AのステップS36のACS部118を使ったカラー/白黒判定処理の詳細な手順例である。
まず、ステップS361で、横細線によるカラー判定か/縦細線によるカラー判定かで分岐する。図3Aにおいて、ADFによる原稿搬送の場合は、ステップS33で縦細線によるカラー判定が選択されている。
ステップS362で副走査方向カラー領域カウント430eをゼロに初期化する。ステップS363では、1ラインのACS部118における処理結果であるカウンタ1404の出力(この場合、主走査方向の5画素以上の塊の個数)が、2以上か否かを判定する。2以上であればステップS364に進んで、副走査方向カラー領域カウント430eを1つカウントアップする。一方、2未満のラインが発生するとステップS365に進んで、副走査方向カラー領域カウント430eをゼロにリセットする。
ステップS366では、副走査方向カラー領域カウント430eのカウント値が60以上か否かが判定される。60以上であればステップS369に進んで、原稿がカラー画像であると判定する。一方、60未満であればステップS367に進んで、副走査方向の判定領域が無くなったかを判断して、まだであればステップS363に戻って次のラインのカラー判定を行なう。副走査方向の判定領域が無くなった場合はステップS368に進んで、原稿が白黒画像であると判定する。
ステップS361の判断で横細線判定である場合には、ステップS370に分岐する。
ステップS370で副走査方向カラー領域カウント430eをゼロに初期化する。ステップS371では、1ラインのACS部118における処理結果であるカウンタ1404の出力(この場合、主走査方向の50画素以上の塊の個数)が、2以上か否かを判定する。2以上であればステップS372に進んで、副走査方向カラー領域カウント430eを1つカウントアップする。一方、2未満であればステップS373に進む。
ステップS373では、副走査方向カラー領域カウント430eのカウント値が30以上か否かが判定される。30以上であればステップS376に進んで、原稿がカラー画像であると判定する。一方、30未満であればステップS374に進んで、副走査方向の判定領域をすべて判定した否かを判断して、まだであればステップS371に戻って次のラインのカラー判定を行なう。副走査方向の判定領域をすべて判定した場合はステップS375に進んで、原稿が白黒画像であると判定する。
尚、本実施形態では、RGBの色要素に基づいてACSを行なうように説明したが、色要素はYMCであってもあるいはLabであってもよく、本願発明の要旨には影響しない。
また、本実施形態においてはACS結果として得られるカラーモードに基づいて画像形成を行う例について説明した。しかし、実施形態の最初にも記載した如く、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、リーダ部200で読み込んだ画像データとカラーモード情報とを共に、外部インターフェイスを介して他装置へ出力(画像送信)することももちろん可能である。
又、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、プリンタなど)から構成されるシステムあるいは統合装置に適用しても、ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。
又、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはu CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
又、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。このような処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本実施形態のカラー複合機に含まれる画像読取装置の主要部の断面図である。 本実施形態の画像読取装置の制御部の構成例を示すブロック図である。 本実施形態のACS部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図2Aのスキャナ制御部のRAM及び外部記憶部の構成例を示す図である。 本実施形態の画像読取装置の処理手順例を示すフローチャートである。 図3AのステップS36のACS部によるカラー/白黒判定処理の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の横細線判定の画像データ例を示す図である。 本実施形態の縦細線判定の画像データ例を示す図である。 画像情報での境界部の正常画像情報の例を示す図である。 画像情報での境界部の搬送ムラ発生時の読取画像情報の例を示す図である。
符号の説明
100 ADF
S 原稿束
1 ピックアップローラ
3、5 搬送ローラ
6、7 搬送ローラ
8 排出ローラ
12 DES
20 原稿トレイ
21 原稿排出トレイ
R1 読取位置
200 リーダ部
201 ADF用プラテンガラス
202 ブック用プラテンガラス
203 ランプ
204、205 ミラー
207 レンズ
208 CCD
209 スキャナユニット
300 画像形成手段

Claims (6)

  1. 原稿を供給側から排出側へ向けて搬送中に原稿の画像を読み取る読取モードと、原稿が載置されるプラテンに静止している原稿の画像を読み取る読取モードとを有する画像読取装置であって、
    彩度を持つ画素が原稿搬送方向と直角方向である主走査方向に連続して現われる数に注目してカラー原稿か白黒原稿かを判定する主走査方向のカラー/白黒判定手段と、
    彩度を持つ画素が原稿搬送方向と平行方向である副走査方向に連続して現われる数に注目してカラー原稿か白黒原稿かを判定する副走査方向のカラー/白黒判定手段と
    を有し
    前記搬送中に原稿の画像を読み取る読取モードにおいては、前記主走査方向のカラー/白黒判定手段ではなく、前記副走査方向のカラー/白黒判定手段の判定結果に基づいて原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判定し、
    前記静止している原稿の画像を読み取る読取モードにおいては、前記副走査方向のカラー/白黒判定手段又は主走査方向のカラー/白黒判定手段の判定結果に基づいて、原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判定し、
    前記副走査方向のカラー/白黒判定手段は、
    彩度を持つ画素を主走査方向に第1閾値以上の数だけ連続して持つ画素群を、主走査方向に第2閾値以上の数だけ有する読取ラインを、彩度を有する読取ラインとして検出する第1読取ライン検出手段と、
    前記第1読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第3閾値以上の数だけ連続して有する原稿をカラー原稿と判定し、前記第1読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に前記第3閾値未満の数しか連続して有しない原稿を白黒原稿と判定する第1カラー/白黒判定手段と
    を有し、
    前記主走査方向のカラー/白黒判定手段は、
    彩度を持つ画素を主走査方向に第4閾値以上の数だけ連続して持つ画素群を、主走査方向に第5閾値以上の数だけ有する読取ラインを、彩度を有する読取ラインとして検出する第2読取ライン検出手段と、
    前記第2読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第6閾値以上の数だけ有する原稿をカラー原稿と判定し、前記第2読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第6閾値未満の数しか有しない原稿を白黒原稿と判定する第2カラー/白黒判定手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記彩度を持つ画素は、R,G,Bの3成分の画素値の内の最小値を他の成分の値からそれぞれ減じ、得られたそれぞれの値の差の絶対値が第7閾値よりも大きい画素であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置を有し、原稿がカラー原稿か白黒原稿かの判定結果に従って画像形成を制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または2に記載の画像読取装置を有し、原稿がカラー原稿か白黒原稿かの判定結果に従って画像送信を制御することを特徴とする画像送信装置。
  5. 原稿を供給側から排出側へ向けて搬送中に原稿の画像を読み取る読取モードと、原稿が載置されるプラテンに静止している原稿の画像を読み取る読取モードとを有する画像読取装置における原稿のカラー/白黒判定方法であって、
    主走査方向のカラー/白黒判定手段が、彩度を持つ画素が原稿搬送方向と直角方向である主走査方向に連続して現われる数に注目してカラー原稿か白黒原稿かを判定する主走査方向のカラー/白黒判定工程と、
    副走査方向のカラー/白黒判定手段が、彩度を持つ画素が原稿搬送方向と平行方向である副走査方向に連続して現われる数に注目してカラー原稿か白黒原稿かを判定する副走査方向のカラー/白黒判定工程と
    を有し
    前記搬送中に原稿の画像を読み取る読取モードにおいては、前記主走査方向のカラー/白黒判定工程ではなく、前記副走査方向のカラー/白黒判定工程の判定結果に基づいて原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判定し、
    前記静止している原稿の画像を読み取る読取モードにおいては、前記副走査方向のカラー/白黒判定工程又は主走査方向のカラー/白黒判定工程による判定結果に基づいて、原稿がカラー原稿か白黒原稿かを判定し、
    前記副走査方向のカラー/白黒判定工程は、
    第1読取ライン検出手段が、彩度を持つ画素を主走査方向に第1閾値以上の数だけ連続して持つ画素群を、主走査方向に第2閾値以上の数だけ有する読取ラインを、彩度を有する読取ラインとして検出する第1読取ライン検出工程と、
    第1カラー/白黒判定手段が、前記第1読取ライン検出工程で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第3閾値以上の数だけ連続して有する原稿をカラー原稿と判定し、前記第1読取ライン検出工程で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に前記第3閾値未満の数しか連続して有しない原稿を白黒原稿と判定する第1カラー/白黒判定工程と
    を有し、
    前記主走査方向のカラー/白黒判定工程は、
    第2読取ライン検出手段が、彩度を持つ画素を主走査方向に第4閾値以上の数だけ連続して持つ画素群を、主走査方向に第5閾値以上の数だけ有する読取ラインを彩度を有する読取ラインとして検出する第2読取ライン検出工程と、
    第2カラー/白黒判定手段が、前記第2読取ライン検出工程で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第6閾値以上の数だけ有する原稿をカラー原稿と判定し、前記第2読取ライン検出手段で検出された前記彩度を有する読取ラインを、副走査方向に第6閾値未満の数しか有しない原稿を白黒原稿と判定する第2カラー/白黒判定工程と
    を有する
    ことを特徴とする画像読取装置における原稿のカラー/白黒判定方法。
  6. 請求項に記載の原稿のカラー/白黒判定方法の工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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