JP4873249B2 - 車両用エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用エンジンの制御装置に係り、特にイオン電流によって異常燃焼の発生を検出する車両用エンジンの制御装置に関する。
従来、火花点火式の内燃機関において、燃焼室内に存在するイオンを媒介として流れるイオン電流の検出に基づいて、プリイグニッションの発生の前兆状態を検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の内燃機関では、イオン電流のピーク発生時期を検出し、ピーク発生時期が所定の限界時期よりも進角している場合に、プリイグニッションが発生し易い状態であると判定し、その抑制制御を行うように構成されている。
特開2006−46140号公報
しかしながら、特許文献1に記載の内燃機関では、点火前に筒内におけるプリイグニッションの発生とノッキングの発生とを区別して検出することができなかった。したがって、プリイグニッションとノッキングを区別して、それぞれの発生を抑制する制御を早期に行うことができなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、点火前に筒内における異常燃焼をプリイグニッションとノッキングの発生に区別して検出することができる車両用エンジンの制御装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両用エンジンの燃焼室のイオンに起因するイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、このイオン電流検出手段が検出したイオン電流に基づいて車両用エンジンの筒内での異常燃焼を判定する異常燃焼判定手段と、を備えた車両用エンジンの制御装置であって、異常燃焼判定手段は、ノッキング及びプリイグニッションの発生と点火前におけるイオン電流に基づいて算出される判定値との関係を表す第1閾値及び第2閾値を有しており、点火前におけるイオン電流に基づいて算出した判定値が、第1閾値未満のときに車両用エンジンの筒内で正常燃焼が起こっていると点火前に判定し、第1閾値以上で第2閾値未満のときに車両用エンジンの筒内でノッキングが発生していると点火前に判定し、第2閾値以上のときに車両用エンジンの筒内でプリイグニッションが発生していると点火前に判定することを特徴としている。
このように構成された本発明によれば、点火前に検出することができるイオン電流に基づいて算出した判定値の大きさにより、ノッキングの発生とプリイグニッションの発生とを識別して検出することができる。
また、本発明において好ましくは、さらにプリイグニッションを抑制するプリイグニッション抑制手段を備え、このプリイグニッション抑制手段は、異常燃焼判定手段がプリイグニッションの発生を判定したエンジンサイクルにおいて、筒内温度又は筒内圧縮比の低下によりプリイグニッションを抑制する。
このように構成された本発明によれば、プリイグニッションが検出されたとき、プリイグニッション抑制手段による筒内温度又は筒内圧縮比の低下により、同一エンジンサイクルでのプリイグニッションの拡大を抑制することができる。
また、本発明において好ましくは、プリイグニッション抑制手段は、異常燃焼判定手段がプリイグニッションの発生を判定したときに、燃料を筒内に直接噴射可能な筒内用燃料弁によって追加燃料を噴射する。
このように構成された本発明によれば、圧縮状態でプリイグニッションの発生が検出されたとしても、筒内用燃料噴射弁からの追加燃料噴射により筒内温度を低下させることができ、これによりプリイグニッションの拡大を抑制することが可能である。
また、本発明において好ましくは、プリイグニッション抑制手段は、異常燃焼判定手段がプリイグニッションの発生を判定したときに、電磁VVTによって吸排気弁の少なくとも一方を開放する。
このように構成された本発明によれば、圧縮状態でプリイグニッションが検出されたとしても、電磁VVTによって強制的に吸排気弁の少なくとも一方を開放することにより、筒内圧縮比を低下させることができ、これによりプリイグニッションの拡大を抑制することが可能である。
また、本発明において好ましくは、さらに、ノッキングを抑制するノッキング抑制手段を備え、このノッキング抑制手段は、異常燃焼判定手段がノッキングの発生を判定したエンジンサイクルにおいて、点火時期を遅角制御する。
このように構成された本発明によれば、ノッキングが検出されたときは、ノッキング抑制手段による点火時期の遅角化により、ノッキングの拡大を抑制することができる。
本発明の車両用エンジンの制御装置によれば、点火前に検出されたイオン電流によって、筒内における異常燃焼をプリイグニッションとノッキングの発生に区別して検出することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1乃至図8により、本発明の第1実施形態による車両用エンジンの制御装置を説明する。
図1は車両用エンジンの構成を表す図、図2は点火回路の構成図、図3及び図4はエンジン気筒内圧力及びイオン電流の変化を表すグラフ、図5は異常燃焼検出処理の説明図、図6は異常燃焼の閾値を表す図、図7は異常燃焼検出処理のフローチャート、図8は燃料噴射時期の説明図である。
まず、図1及び図2により本実施形態のエンジン1の概略構成を説明する。
エンジン1は、直列多気筒型の火花点火式直墳ガソリンエンジンである。エンジン1は、シリンダブロック2及びその上部に固定されたシリンダヘッド3からなるエンジン本体を有する。シリンダブロック2の上端面に開口するシリンダ4の上端は、シリンダヘッド3の下面により閉塞されている。
シリンダ4内にはピストン5が往復動可能に嵌挿されており、このピストン5の上面とシリンダヘッド3のペントルーフ型の下面(天井面)との間に燃焼室6が区画されている。一方、ピストン5の下方のクランクケース内には、クランク軸(図示せず)が配設され、コネクティングロッドによってピストン5と連結されている。
また、クランク角センサ26が、エンジン1のシリンダブロック2下部のクランクケース内に設けられている。クランク角センサ26は、クランク軸の回転角(クランク角)を検出するものであり、クランク軸の端部に一体回転するように取付けられたロータ27の回転に伴い、その外周部に設けられた凸部の通過に対応して信号を出力する電磁ピックアップコイル等から構成されている。
また、冷却水の温度状態を検出する水温センサ28が、シリンダブロック2のウォータジャケット(図示せず)に臨設されている。さらに、エンジンオイル温度センサ29が、取付けられている。
点火プラグ7は、各シリンダ4に対応して複数設けられており、点火プラグ7の先端電極が各燃焼室6内に臨むようにシリンダヘッド3に取付けられている。また、点火プラグ7は、それぞれ点火回路8に接続されている。
本実施形態では、点火回路8は、各点火プラグ7にそれぞれ対応して複数設けられているが、これに限らず、複数の点火プラグ7に対応して1つ又は複数設ける構成としてもよい。
図2に示すように、点火回路8は、パワートランジスタからなるイグナイタ8aと、一次巻線及び二次巻線からなる点火コイル8bと、点火コイル8bに接続されたコンデンサ8cと、さらにコンデンサ8cと接地電位との間に接続されたイオン電流検出回路8dとを有している。イオン電流検出回路8dは、本発明のイオン電流検出手段に相当する。
各シリンダ4に対応する点火回路8は、PCM30から、点火プラグ7を点火放電させるための制御信号を受けている間、イグナイタ8aをONにし、これにより点火コイル8bに通電する。そして、点火回路8は、所定の通電時間経過後、制御信号を受けなくなるとイグナイタ8aがOFFとなり、これにより点火コイル8bの二次巻線から点火放電電流が流れ、点火プラグ7を点火放電させる。
また、点火回路8では、この点火放電によってコンデンサ8cが充電される。イオン電流検出回路8dは、コンデンサ8cの充電電荷が放電することにより流れる電流を、イオン電流として検出する。そして、点火回路8は、イオン電流の検出信号をPCM30へ出力する。
また、シリンダヘッド3には、各燃焼室6に連通する2つの吸気ポート9及び2つの排気ポート10が形成されている。そして、吸気ポート9及び排気ポート10のポート開口部には、電磁式の可変バルブタイミング機構13a,13b(以下「電磁VVT(Variable Valve Timing)」という)によって所定タイミングで独立に開閉動作が行われる吸排気バルブ(吸気弁11及び排気弁12)が配設されている。
したがって、吸気弁11及び排気弁12は、クランク軸と機械的に連繋されておらず、クランク軸の回転位置にかかわらず、吸気側の電磁VVT13a及び排気側の電磁VVT13bの作動状態変更によって開閉される。すなわち、電磁VVT13a,13bが消磁されると、吸気弁11,排気弁12はそれぞれリターンスプリング(図示せず)によって閉弁され、電磁VVT13a,13bが励磁されると、吸気弁11,排気弁12はそれぞれリターンスプリングに抗して開弁される。
吸気弁11及び排気弁12は、電磁VVT13a,13bによって、開閉動作タイミングが進角側及び遅角側に変更可能となっており、これによりオーバーラップ期間が変化し、燃焼室6に残留する既燃ガス(以下「内部EGR」という)の量を変化させることができる。
シリンダヘッド3の吸気側には、吸気ポート9に連通する吸気通路(吸気マニホールド)15が配設されている。吸気通路15は、各シリンダ4に向けて分岐する分岐通路と、この分岐通路からさらに各シリンダ4の2つの吸気ポート9に向けて二股に分岐する二股通路を有している。二股通路のうち一方には、燃焼室6内の吸気流動の強さを調整するタンブルスワールコントロール弁(以下「TSCV」という)14が設けられている。
また、吸気通路15には、その上流端とTSCV弁14との間に、上流側からエアクリーナ16と、吸気流量を検出するエアフローセンサ17と、電動モータ18aにより駆動されて吸気通路15を絞るスロットル弁18とが配設されている。また、吸気通路15には、エアクリーナ16付近に吸気温度センサ23が設けられている。
さらに、シリンダヘッド3には、各シリンダ4に対応して、燃料を各燃焼室6内に直接噴射供給する複数のインジェクタ(筒内用燃料弁)19が設けられている。
また、シリンダヘッド3の排気側には、各燃焼室6から既燃ガス(排気ガス)を排出するための排気通路(排気マニホールド)20が、排気ポート10に連通して配設されている。排気通路20は、吸気通路15と同様に、分岐通路及び二股通路を有しており、各二股通路がそれぞれ排気ポート10に接続されている。
この排気通路20には、上流側から排気ガス中の酸素濃度を基に混合気の空燃比を検出するための酸素濃度センサ(以下「O2センサ」という)21と、排気ガスを浄化するための触媒コンバータ22とが配設されている。
また、排気通路20には、O2センサ21よりも上流側に排気還流通路24(以下「EGR通路」という)の一端が分岐接続されている。このEGR通路24の他端は、スロットル弁18よりも下流側で吸気通路15に連通されている。このEGR通路24には開度調節可能な電気式の流量制御弁25(以下「EGR弁」という)が配設されており、EGR弁25によってEGR通路24を還流される排気ガス(以下「外部EGR」という)の流量を調節することができるようになっている。
PCM(Power-train Control Module)30は、周知の如くCPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース回路等を備えて構成されている。PCM30には、エアフローセンサ17、O2センサ21、クランク角センサ26、水温センサ28、エンジンオイル温度センサ29、吸気温度センサ23、アクセルペダルの操作量を検出するアクセル開度センサ32、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ33、点火回路8等の出力信号が入力される。
そして、PCM30は、上記センサ等の出力信号に基づいてエンジン1の運転状態を判定し、これに応じてエンジン1の運転制御を行うようになっている。すなわち、PCM30は、内部EGRの量を変更するために電磁VVT13a,13bに対し吸気弁11,排気弁12の作動タイミングを制御するための信号を出力し、スロットル弁18に対し吸気流量を制御するための信号を出力し、各シリンダ4のTSCV14に対し燃焼室6内の吸気流動の強さを制御するための信号を出力し、各シリンダ4のインジェクタ19に対し燃料噴射量及び噴射時期を制御するためのパルス信号を出力し、EGR弁25に対しEGR通路24によって吸気系に環流する排気ガス(外部EGR)の量を制御するための信号を出力し、点火回路8に対し所定タイミングで点火プラグ7を点火放電させるための制御信号を出力する。
また、PCM30は、後述するように、点火回路8からのイオン電流検出信号により、エンジン1でのプリイグニッション及びノッキングの発生及びその大きさを判定する。そして、PCM30は、プリイグニッション及びノッキングの発生が検出されると、検出したプリイグニッション及びノッキングの大きさに基づき、プリイグニッション抑制制御及びノッキング抑制制御を行う。PCM30は、本発明の異常燃焼判定手段に相当する。
プリイグニッション抑制制御は、具体的にはプリイグニッションの発生を判定した後に、例えば、インジェクタ19により燃料を筒内に追加噴射して筒内温度を低下させる制御や、電磁VVT13a,13bによる吸気弁11及び排気弁12の少なくとも一方の開放動作により内部EGR量を減少させて筒内圧縮比を低下させる制御である。PCM30及びインジェクタ19、VVT13a,13bは、本発明のプリイグニッション抑制手段に相当する。
また、ノッキング抑制制御は、具体的にはノッキングの発生を判定した後に、点火回路8により点火時期を遅角する制御である。PCM30及び点火回路8は、本発明のノッキング抑制手段に相当する。
次に、図3乃至図6により、本実施形態の異常燃焼(プリイグニッション及びノッキング)の検出の概要を説明する。
まず、図3に基づいて、本実施形態のプリイグニッション検出の概要について説明する。図3は、圧縮行程及び膨張行程における燃焼室内圧力のクランク角に対する変化の概要(同図(A))とイオン電流のクランク角に対する変化の概要(同図(B))を示している。
図3及び以降の同様のグラフでは、一点鎖線が正常燃焼時の変化、実線が異常燃焼時の変化を表す。
図3(A)の一点鎖線で示すように、正常燃焼時、シリンダ4内の圧力は、クランク角の進角に伴い圧縮行程で徐々に高まり、上死点(TDC)付近でピーク(極大値)となる。本実施形態のエンジン1は、高圧縮比タイプのエンジンであり、上死点後に点火プラグ7が点火放電されるように設定期間が設定されている。この設定期間は、エンジン1の運転状態により予め決定される。この点火放電により、燃焼室6内の混合気が燃焼及び膨張して筒内圧力が高まり、再びピークとなり、その後徐々に筒内圧力が減少していく。
また、図3(B)の一点鎖線で示すように、正常燃焼時、イオン電流は、点火放電が開始されるまでは所定の傾きで増加していき、点火放電後にピークとなる。
なお、本実施形態の構成では、点火プラグ7を用いてイオン電流を検出しており、点火放電中はイオン電流に点火放電電流が載るのでイオン電流のみを検出することはできない。しかしながら、図3を含めて以降のイオン電流の変化を表すグラフでは、理解の容易のため、イオン電流のみを図示している。
一方、図3(A)の実線で示すように、プリイグニッションが発生すると、前炎反応により、筒内圧力は上死点前から正常燃焼時よりも大きな変化率で増加する。そして、上死点後、筒内圧力は、点火放電開始前から急速に上昇していき、正常燃焼時よりも早期に且つ大きなピークとなり、その後徐々に減少する。
また、図3(B)の実線で示すように、プリイグニッション発生時には、前炎反応により、イオン電流は上死点前(点火放電開始前)から正常燃焼時よりも大きな変化率で増加する。そして、イオン電流は、上死点後に正常燃焼時よりも早期に且つ大きなピークとなり、その後徐々に減少する。
このように、プリイグニッション発生時は、正常燃焼時と比較するとイオン電流の変化に相違が生じる。すなわち、プリイグニッション発生時の方が正常燃焼時よりも点火放電開始前のイオン電流の増加率が大きくなる。本実施形態では、この点火放電開始前のイオン電流の増加率の大きさに基づいてプリイグニッションの発生を判定するようになっている。
次いで、図4に基づいて、本実施形態のノッキング検出の概要について説明する。図4は、圧縮行程及び膨張行程における燃焼室内圧力のクランク角に対する変化の概要(同図(A))及びイオン電流のクランク角に対する変化の概要(同図(B))を示している。図4の一点鎖線で示す正常燃焼時の変化は、図3のものと同様である。
図4(A)の実線で示すように、ノッキングが発生すると、前炎反応により、筒内圧力は上死点前から正常燃焼時よりも大きな増加率で上昇する。そして、上死点後、筒内圧力は、正常燃焼時と同様な変化にノッキングによる圧力変動が重畳したように変化する。
また、図4(B)の実線で示すように、ノッキング発生時には、前炎反応により、イオン電流は上死点前(点火放電開始前)から正常燃焼時よりも大きな増加率で上昇する。そして、筒内圧力変化と同様に、正常燃焼時と同様な変化にノッキングによるイオン電流の振動が重畳したように変化する。
ここで、プリイグニッション発生時とノッキング発生時におけるイオン電流の変化を比較すると、プリイグニッション発生時の方が、ノッキング発生時よりも、上死点前後(点火放電前)のイオン電流の増加率が大きいことが分かる。本実施形態では、上死点前後(点火放電前)の所定期間におけるイオン電流の増加率から、プリイグニッションの発生とノッキングの発生を識別し、これにより、その後のプリイグニッション又はノッキングの拡大を区別して防止するように構成されている。
図5に示すように、本実施形態では、PCM30は、点火放電前の所定クランク角の幅dθに対するイオン電流の増加量dIから、判定値である増加率(=dI/dθ)を算出する。
また、PCM30は、図6に示すような正常燃焼,ノッキング及びプリイグニッションとイオン電流の増加率との関係を表すデータを記憶している。このデータは、予め実験等により設定されたものである。図6に示すように、増加率が第1閾値T1未満の範囲のとき正常燃焼に設定され、増加率が第1閾値T1以上で第2閾値T2未満の範囲のときノッキング発生に設定され、増加率が第2閾値T2以上の範囲のときプリイグニッション発生に設定されている。したがって、PCM30は、イオン電流の増加率がいずれの範囲にあるかを判定することにより、その後の燃焼状態が正常燃焼,ノッキング,プリイグニッションのいずれであるかを決定することができる。
燃焼状態を決定するための第1閾値T1,第2閾値T2は、実験等に基づいて、吸入空気量,吸気温度,エンジン回転数,EGR導入量,空燃比,吸排気弁タイミング,エンジン水温等のパラメータのいずれか又はこれらのうちの複数の組み合わせの関数として定義されたものである。定性的には、吸入空気量が大きく、吸気温度が高く、エンジン回転数が低く、EGR導入量が大きく、空燃比がリーン、吸排気弁タイミングに起因した圧縮比が大きく,エンジン水温が高いほど異常燃焼が起こり易い。したがって、PCM30は、後述するように、エンジンサイクル毎にセンサからこれらパラメータに関連する値を読み込み、これらパラメータ値に基づいて第1閾値T1及び第2閾値T2を決定する。
次に、図7により、本実施形態の異常燃焼抑制処理フローについて説明する。
図7は、PCM30の異常燃焼抑制処理のメインフローであり、エンジンサイクル毎に実行される。
まず、PCM30は、上述の各種パラメータ(エンジン回転数,吸入空気量等)を読み込む(ステップS1)。そして、PCM30は、まずこれらのパラメータに基づいて、燃料噴射量及び噴射時期等を設定する(ステップS2)。本実施形態では、図8に示すように、燃料の混合を良好とするため、吸気行程中の期間F1と圧縮行程中の期間F2に分割して燃料噴射時期が設定されるようになっている。
次いで、PCM30は、読み込んだパラメータ,及びエンジン回転数とエンジン負荷の対応関係を示すデータに基づいて、点火放電時期を設定する(ステップS3)。
次いで、PCM30は、点火放電前の所定クランク角範囲でイオン電流を検出・記憶し(ステップS4)、これに基づいてイオン電流の変化率(=dI/dθ)を算出する(ステップS5)。そして、PCM30は、上記読み込んだパラメータに基づいて第1閾値T1,第2閾値T2を決定し、イオン電流の変化率が第1閾値T1以上であるか否かを判定する(ステップS6)。
イオン電流の変化率が第1閾値T1以上でない場合(ステップS6;No)、正常燃焼状態であるので処理を終了する。
一方、イオン電流の変化率が第1閾値T1以上である場合(ステップS6;Yes)、さらにこの変化率が第2閾値T2以上であるか否かを判定する(ステップS7)。
イオン電流の変化率が第2閾値T2以上である場合(ステップS7;Yes)、PCM30は、筒内でプリイグニッションが発生しつつあると判定する(ステップS8)。このプリイグニッションの判定に基づいて、PCM30は、プリイグニッション抑制制御処理を行い(ステップS9)、処理を終了する。このプリイグニッション抑制制御処理では、イオン電流の変化率が大きいほど抑制量を大きくするように、追加燃料噴射時期及び噴射量が設定される。追加燃料噴射は、図8に示すように点火放電前の時期F3に行われ、これにより筒内温度を低下させて、プリイグニッションの拡大を抑制することができる。
なお、プリイグニッション抑制制御処理として、PCM30が点火放電前に電磁VVT13a,13bの作動状態を変更して、筒内圧縮比を低下させるようにしてもよい。
一方、イオン電流の変化率が第2閾値T2以上でない場合(ステップS7;No)、イオン電流の変化率は第1閾値T1以上で第2閾値T2未満であり、PCM30は、筒内でノッキングが発生しつつあると判定する(ステップS10)。このノッキングの判定に基づいて、PCM30は、ノッキング抑制制御処理を行い(ステップS11)、処理を終了する。このノッキング抑制制御処理では、イオン電流の変化率が大きいほど抑制量を大きくするように、点火放電時期をステップS3で設定された点火放電時期よりもリタード(遅角)する処理が行われる。これにより、ノッキングの拡大を抑制することができる。
このように、本実施形態では、点火放電前のイオン電流の増加率に基づいて、プリイグニッション及びノッキングの発生を区別して異常燃焼検出することができる。そして、プリイグニッションの発生が検出されたときには、プリイグニッション抑制制御処理が同じエンジンサイクル内で行われ、さらなるプリイグニッションの拡大を抑制することができる。また、ノッキングの発生が検出されたときには、ノッキング抑制制御処理が同じエンジンサイクル内で行われ、さらなるノッキングの拡大を抑制することができる。
なお、異常燃焼が検出されたエンジンサイクル以降でのプリイグニッション及びノッキングの発生を抑制するために、電磁VVT13a,13b、スロットル弁18、EGR弁25,点火時期等の設定を変更してもよい。また、これら以外に、可変圧縮比を低下させるようにエンジン1を構成してもよい。
次に、図9及び図10に基づいて、本発明の第2実施形態を説明する。
第1実施形態では、点火放電前のイオン電流の増加率によって異常燃焼を判定していたが、第2実施形態では、イオン電流の増加率ではなくイオン電流のピーク時期によって異常燃焼を判定する。
図9に示すように、本実施形態では、PCM30は、点火放電前のイオン電流のピーク(極大値)をイオン電流の変化から検出する。一点鎖線で示された正常燃焼時のイオン電流の変化では、クランク角P1でピークが観測される。一方、実線で示された異常燃焼時のイオン電流の変化では、クランク角P1よりも進角したクランク角P2でピークが観測される。
本実施形態では、PCM30は、実験等に基づいてイオン電流のピーク発生時期(クランク角P1)を上述のパラメータの関数で定義したデータを記憶している。クランク角P1に対する検出したイオン電流のピーク発生時期(クランク角P2)の進角度合(判定値)が、第1閾値Q1未満の範囲のとき正常燃焼に設定され、第1閾値Q1以上で第2閾値Q2未満の範囲のときノッキング発生に設定され、第2閾値Q2以上の範囲のときプリイグニッション発生に設定される。したがって、PCM30は、イオン電流のピーク発生時期がいずれの範囲にあるかを判定することにより、その後の燃焼状態が正常燃焼,ノッキング,プリイグニッションのいずれであるかを決定することができる。
燃焼状態を決定するための第1閾値Q1,第2閾値Q2は、第1実施形態と同様に、吸入空気量,吸気温度,エンジン回転数,EGR導入量,空燃比,吸排気弁タイミング,エンジン水温等のパラメータのいずれか又はこれらのうちの複数の組み合わせの関数として定義される。したがって、PCM30は、エンジンサイクル毎にセンサからこれらパラメータに関連する値を読み込み、これらパラメータ値に基づいて第1閾値Q1及び第2閾値Q2を決定する。
次に、図10により、第2実施形態の異常燃焼抑制処理フローについて説明する。
ステップS21−S24は、第1実施形態のステップS1−S4と同様であるので説明を省略する。
次いで、PCM30は、ステップS24で検出したイオン電流の値からピーク値を算出し(ステップS25)、さらに、このピーク値が発生したクランク角を算出する(ステップS26)。
そして、PCM30は、そのときのエンジン運転状態で予想される正常燃焼時のピーク発生時期と、このエンジンサイクルで検出したイオン電流のピーク発生時期とから算出したピーク発生時期の進角度合(判定値)が、第1閾値Q1以上であるか否かを判定する(ステップS27)。
イオン電流のピーク発生の進角度合が第1閾値Q1以上でない場合(ステップS27;No)、正常燃焼状態であるので処理を終了する。
一方、イオン電流のピーク発生の進角度合が第1閾値Q1以上である場合(ステップS27;Yes)、さらにこの進角度合が第2閾値Q2以上であるか否かを判定する(ステップS28)。
イオン電流のピーク発生の進角度合が第2閾値Q2以上である場合(ステップS28;Yes)、PCM30は、筒内でプリイグニッションが発生しつつあると判定する(ステップS29)。このプリイグニッションの判定に基づいて、PCM30は、第1実施形態と同様のプリイグニッション抑制制御処理を行い(ステップS30)、処理を終了する。
一方、イオン電流のピーク発生の進角度合が第2閾値Q2以上でない場合(ステップS28;No)、イオン電流のピーク発生の進角度合は第1閾値Q1以上第2閾値Q2未満であり、PCM30は、筒内でノッキングが発生しつつあると判定する(ステップS31)。このノッキングの判定に基づいて、PCM30は、第1実施形態と同様のノッキング抑制制御処理を行い(ステップS32)、処理を終了する。
このように、本実施形態では、点火放電前のイオン電流のピーク発生の進角度合に基づいて、プリイグニッション及びノッキングの発生を区別して異常燃焼検出することができる。そして、プリイグニッションの発生が検出されたときには、プリイグニッション抑制制御処理が同じエンジンサイクル内で行われ、さらなるプリイグニッションの拡大を抑制することができる。また、ノッキングの発生が検出されたときには、ノッキング抑制制御処理が同じエンジンサイクル内で行われ、さらなるノッキングの拡大を抑制することができる。
なお、上記実施形態では、点火前のイオン電流の増加率又はピーク発生時期の進角度合のいずれかで異常燃焼を検出するように構成されていたが、これに限らず、これらの組み合わせにより異常燃焼を検出するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、点火時期が上死点後に設定されたタイプのエンジン1であったが、これに限らず、点火時期が上死点前に設定されたタイプのエンジンであってもよい。
本発明の第1実施形態による車両用エンジンの構成を表す図である。 本発明の第1実施形態による点火回路の構成図である。 本発明の第1実施形態によるエンジン気筒内圧力及びイオン電流の変化を表すグラフである。 本発明の第1実施形態によるエンジン気筒内圧力及びイオン電流の変化を表すグラフである。 本発明の第1実施形態による異常燃焼検出処理の説明図である。 本発明の第1実施形態による異常燃焼の閾値を表す図である。 本発明の第1実施形態による異常燃焼検出処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態による燃料噴射時期の説明図である。 本発明の第2実施形態による異常燃焼検出処理の説明図である。 本発明の第2実施形態による異常燃焼検出処理のフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 シリンダ
5 ピストン
6 燃焼室
7 点火プラグ
8 点火回路
8d イオン電流検出回路
9 吸気ポート
10 排気ポート
11 吸気弁
12 排気弁
13a,13b 可変バルブタイミング機構(電磁VVT)
15 吸気通路
17 エアフローセンサ
18 スロットル弁
19 インジェクタ
20 排気通路
23 吸気温度センサ
24 排気還流通路(EGR通路)
25 流量制御弁(EGR弁)
26 クランク角センサ
30 PCM

Claims (5)

  1. 車両用エンジンの燃焼室のイオンに起因するイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、
    このイオン電流検出手段が検出したイオン電流に基づいて車両用エンジンの筒内での異常燃焼を判定する異常燃焼判定手段と、を備えた車両用エンジンの制御装置であって、
    前記異常燃焼判定手段は、ノッキング及びプリイグニッションの発生と点火前におけるイオン電流に基づいて算出される判定値との関係を表す第1閾値及び第2閾値を有しており、点火前におけるイオン電流に基づいて算出した判定値が、前記第1閾値未満のときに車両用エンジンの筒内で正常燃焼が起こっていると点火前に判定し、前記第1閾値以上で前記第2閾値未満のときに車両用エンジンの筒内でノッキングが発生していると点火前に判定し、前記第2閾値以上のときに車両用エンジンの筒内でプリイグニッションが発生していると点火前に判定することを特徴とする車両用エンジンの制御装置。
  2. さらに、プリイグニッションを抑制するプリイグニッション抑制手段を備え、
    このプリイグニッション抑制手段は、前記異常燃焼判定手段がプリイグニッションの発生を判定したエンジンサイクルにおいて、筒内温度又は筒内圧縮比の低下によりプリイグニッションを抑制することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの制御装置。
  3. 前記プリイグニッション抑制手段は、前記異常燃焼判定手段がプリイグニッションの発生を判定したときに、燃料を筒内に直接噴射可能な筒内用燃料弁によって追加燃料を噴射することを特徴とする請求項2に記載の車両用エンジンの制御装置。
  4. 前記プリイグニッション抑制手段は、前記異常燃焼判定手段がプリイグニッションの発生を判定したときに、電磁VVTによって吸排気弁の少なくとも一方を開放することを特徴とする請求項2に記載の車両用エンジンの制御装置。
  5. さらに、ノッキングを抑制するノッキング抑制手段を備え、
    このノッキング抑制手段は、前記異常燃焼判定手段がノッキングの発生を判定したエンジンサイクルにおいて、点火時期を遅角制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの制御装置。
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