以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の情報処理装置は、来店した遊技者の顔画像を顔データベース(例えば、図2の顔DB2)として累積的に蓄積する顔データベース蓄積手段(例えば、図2の顔DB管理部24)と、前記来店した遊技者の顔画像および位置情報を取得する取得手段(例えば、図2の顔画像取得部21)と、前記取得手段により取得された顔画像と、前記顔データベースに蓄積された顔画像とを照合する照合手段(例えば、図2の照合部23)と、前記照合手段の照合結果に基づいて、前記取得手段により取得された顔画像が、前記顔データベースに蓄積された顔画像と一致している場合、前記顔データベースに蓄積された顔画像に対応付けて、前記顔画像が前記取得手段で取得された時刻である来店情報並びに前記位置情報に対応する前記遊技者が遊技した遊技台の機種、および遊技開始時刻を含む遊技情報を顧客管理テーブル(例えば、図2の顧客管理テーブル27)に蓄積する顧客管理テーブル蓄積手段(例えば、図2の顧客管理テーブル管理部25)と、前記顧客管理テーブルに蓄積されている、前記顔データベースに蓄積された顔画像毎の、前記来店情報および遊技情報に基づいて、所定の条件を満たす遊技者に最も人気のある前記遊技台の機種を特定する特定手段(例えば、図2の特定顧客人気機種検索部51)と、全遊技台の機種の稼働率に基づいた人気ランキングを取得するランキング取得手段(例えば、図2の人気機種問合部52)と、前記全遊技台の機種の稼働率に基づいた人気ランキングの最下位の機種が、前記特定手段により特定された前記所定の条件を満たす遊技者に最も人気のある前記遊技台の機種である場合、前記人気ランキングの最下位の機種を入替対象機種から除外して、前記入替対象機種を決定する入替対象機種決定手段(例えば、図2の入替機種決定部53)とを含む。
前記顔画像より特徴量を抽出する特徴量抽出手段(例えば、図2の特徴量抽出部22)をさらに設けるようにさせることができ、前記照合手段には、前記特徴量抽出手段により抽出された特徴量を比較することにより、前記取得手段により取得された顔画像を、前記顔データベースに蓄積された顔画像と照合させるようにすることができる。
前記照合手段の照合結果に基づいて、前記取得手段により取得された顔画像と、前記顔データベースに蓄積された顔画像とが一致していない場合、前記顔画像より性別および年齢を推定する推定手段(例えば、図2の男性顔特徴パターン推定部31、女性顔特徴パターン推定部32、年齢特徴パターン推定部33)をさらに設けるようにさせることができ、前記顔データベースおよび前記顧客管理テーブルには、前記取得手段により取得された顔画像に対応付けて、前記推定手段により推定された性別および年齢の情報がさらに蓄積されるようにすることができる。
前記照合手段の照合結果に基づいて、前記取得手段により取得された顔画像が、前記顔データベースに蓄積された顔画像と一致している場合、来店頻度に基づいて、顧客ランクを計算する顧客ランク計算手段(例えば、図2の顧客ランク管理部42)をさらに設けるようにさせることができ、前記所定の条件を満たす遊技者は、前記顧客ランク計算手段の計算結果、並びに前記推定手段により推定された性別および年齢、またはそのいずれかの所定の条件を満たす遊技者とすることができる。
本発明の一側面の情報処理方法およびプログラムは、前記顔データベース蓄積手段における、来店した遊技者の顔画像を顔データベースとして累積的に蓄積する顔データベース蓄積ステップ(例えば、図12のステップS32の処理)と、前記取得手段における、前記来店した遊技者の顔画像および位置情報を取得する取得ステップ(例えば、図12のステップS22の処理)と、前記照合手段における、前記取得ステップの処理により取得された顔画像と、前記顔データベースに蓄積された顔画像とを照合する照合ステップ(例えば、図12のステップS24の処理)と、前記顧客管理テーブル蓄積手段における、前記照合ステップの処理での照合結果に基づいて、前記取得ステップの処理により取得された顔画像が、前記顔データベースに蓄積された顔画像と一致している場合、前記顔データベースに蓄積された顔画像に対応付けて、前記顔画像が前記取得ステップの処理で取得された時刻である来店情報並びに前記位置情報に対応する前記遊技者が遊技した遊技台の機種、および遊技開始時刻を含む遊技情報を顧客管理テーブルに蓄積する顧客管理テーブル蓄積ステップ(例えば、図12のステップS27の処理)と、前記特定手段における、前記顧客管理テーブルに蓄積されている、前記顔データベースに蓄積された顔画像毎の、前記来店情報および遊技情報に基づいて、所定の条件を満たす遊技者に最も人気のある前記遊技台の機種を特定する特定ステップ(例えば、図17のステップS153の処理)と、前記ランキング取得手段における、全遊技台の機種の稼働率に基づいた人気ランキングを取得するランキング取得ステップ(例えば、図17のステップS156の処理)と、前記入替対象機種決定手段における、前記全遊技台の機種の稼働率に基づいた人気ランキングの最下位の機種が、前記特定ステップの処理により特定された前記所定の条件を満たす遊技者に最も人気のある前記遊技台の機種である場合、前記人気ランキングの最下位の機種を入替対象機種から除外して、前記入替対象機種を決定する入替対象機種決定ステップ(例えば、図17のステップS158,S159の処理)とを含む。
図1は、本発明に係る遊技店における遊技店管理システムの一実施の形態の構成を示す図である。この遊技店管理システムは、いわゆるパチスロ店やパチンコ店などの遊技店に設置されるものであり、遊技店への来店者の来店情報や、実際に遊技した遊技台の遊技情報に基づいて、遊技台の入替機種、イベント開催日、人気遊技台(人気遊技機種)、または、人気営業日などの情報を提示することにより、遊技店における管理業務を遊技者の趣向に適用させるようにするものである。
顧客顔管理サーバ1は、カメラ5−1乃至5−nにより撮像された画像から、画像処理ユニット6−1乃至6−nにより抽出された顔画像が、顔データベース2に登録された顔画像であるか否かを判定し、登録された顔画像であるとき、来店情報、または、遊技情報を顧客管理テーブル27(図2)に登録する。また、顧客顔管理サーバ1は、ホールコンピュータ7に対して遊技台4−1乃至4−nの稼働率に基づいた情報(例えば、稼働率の遊技台の機種ごとのランキングの情報など)を要求し、顧客管理テーブル27の情報と併せて、遊技店の遊技台の入替機種、イベント開催日、人気遊技台、または、人気営業日などの情報を求め、顧客管理テーブル27と共にモニタ9に表示する。顧客顔管理サーバ1は、当日に来店した遊技者の顔画像を来店者顔DB3に登録する。
また、ホールコンピュータ7は、遊技台4−1乃至4−nより供給されてくる稼働状況の情報を遊技台4毎に遊技台管理データベース8に登録すると共に、顧客顔管理サーバ1からの要求に応じて、遊技台管理データベース8に登録されている稼働率に基づいた情報を生成し供給する。
遊技台4−1乃至4−nは、遊技者により所定の操作がなされることにより、遊技を実行し、いわゆる小当たりや大当たりに応じて、遊技球、または、メダルを払い出す。また、遊技台4−1乃至4−nは、例えば、アウト球(当たりとならなかった遊技球または遊技メダル)、または、セーフ球(当たりとなった遊技球または遊技メダル)の有無を検出することにより、稼働中であるとき、その旨をホールコンピュータ7に通知する。尚、遊技台4−1乃至4−n、カメラ5−1乃至5−n、および画像処理ユニット6−1乃至6−nのそれぞれについて、個々に区別して称する必要がない場合、単に、遊技台4、カメラ5、および画像処理ユニット6と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
次に、図2を参照して、顧客顔管理サーバ1の構成について説明する。
顔画像取得部21は、画像処理ユニット6よりカメラ5を識別するカメラIDが付加された顔画像を取得すると、取得した顔画像とカメラIDとを特徴量抽出部22に供給する。
特徴量抽出部22は、顔画像を識別するための特徴量を抽出して、顔画像と共に照合部23に供給する。照合部23は、顔DB管理部24に、顔DB2に登録された顔画像の読み出しを要求する。顔DB管理部24は、この要求に応じて、顔DB2に登録されている顔画像と、その特徴量の情報とを対応付けて読み出して、照合部23に供給する。照合部23は、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像の特徴量と、顔DB管理部24より供給されてくる顔画像の特徴量とを照合し、一致する顔画像を検索する。
例えば、一致する顔画像が顔DB2に登録されていなかった場合、照合部23は、供給されてきた顔画像および特徴量の情報を顔DB管理部24に供給する。さらに、顔DB管理部24の男性顔特徴パターン推定部31は、供給されてきた顔画像と男性顔特徴パターンとを比較し、一致の程度を点数化する。同様に、顔DB管理部24の女性顔特徴パターン推定部32は、供給されてきた顔画像と女性顔特徴パターンとを比較し、一致の程度を点数化する。顔DB管理部24は、男性顔特徴パターン推定部31および女性顔特徴パターン推定部32の点数化の結果に基づいて、供給されてきた顔画像の性別を判定する。さらに、年齢特徴パターン推定部33は、供給されてきた顔画像と年齢パターンとを比較し、年齢を推定する。顧客番号付加部34は、供給されてきた顔画像に顧客番号を付加する。顔DB管理部24は、顧客番号に対応付けて、顔画像、特徴量、性別(推定結果)、および、年齢(推定結果)を顔DB2に登録する。
また、一致する顔画像が顔DB2に登録されていた場合、照合部23は、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像とカメラIDとに対応付けて、顔DB2に登録されている顧客番号、顔画像、特徴量、性別(推定結果)、および、年齢(推定結果)を顧客管理テーブル管理部25および来店者顔DB管理部26に供給する。
顧客管理テーブル管理部25は、顔DB2より供給されてきた顧客番号、顔画像、特徴量、性別(推定結果)、および、年齢(推定結果)に対応付けて、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像、来店時刻、およびカメラIDに基づいて特定される遊技店内の位置を示す情報を来店情報として顧客管理テーブル27に登録する。より詳細には、顧客管理テーブル管理部25は、RTC(Real Time Clock)41の現在時刻に基づいた、一日の最初の計測時刻を来店時刻として、顧客管理テーブル27に登録する。
また、顧客管理テーブル管理部25は、顧客ランク管理部42により管理される顧客ランクを顧客管理テーブル27に登録または更新する。より詳細には、顧客管理テーブル管理部25は、一年間(366日)に対する来店日数の割合である来店頻度を求め、例えば、来店頻度が5%以下なら顧客ランクを「顧客D」とし、来店頻度が5%以上30%未満の場合、顧客ランクを「常連C」とし、来店頻度が30%以上60%未満の場合、顧客ランクを「常連B」とし、来店頻度が60%以上の場合、顧客ランクを「常連A」といったようにランク分けする。尚、顧客ランクのランク分けの基準は、一例に過ぎず、これに限るものではない。
遊技情報管理部43は、カメラIDに基づいた位置情報と、その位置の遊技台4の遊技を開始した時刻をRTC41に基づいて求め、遊技情報として顧客管理テーブル27に登録する。
顧客管理モニタ処理部28は、顧客管理テーブル27の情報に基づいて、最も合理的な遊技台の入替機種を決定し、顧客管理テーブル27の情報と併せてモニタ9に表示する。
特定顧客人気機種検索部51は、顧客管理テーブル27の情報のうち、所定の条件を満たす顧客の情報のみを抽出して、所定の条件を満たす顧客に対して人気のある遊技台の機種を決定する。
人気機種問合部52は、ホールコンピュータ7に問合せて、遊技台4−1乃至4−nの稼働率に基づいた遊技台4の機種毎にランキングの情報を取得する。
入替機種決定部53は、人気機種問合部52により取得された遊技台4の機種毎のランキングの情報に基づいて、下位数位分の遊技台4の機種を入替機種の候補として決定しモニタ9に表示する。この際、最下位の遊技台4の機種が、特定顧客人気機種検索部51により検索された機種と同一である場合、入替機種決定部53は、人気機種問合部52により取得された遊技台4の機種毎のランキングの情報に基づいて、最下位の遊技台4の機種を除外して、下位2位以上の遊技台4の機種を入替機種の候補に決定し、モニタ9に表示する。このような処理により、稼働率が最も低い遊技台4の機種であっても、例えば、御年寄りなどの高齢者や女性などの特定の固定客に人気がある機種である場合、稼働率のみでは判断ができない特定の顧客への配慮をすることができ、固定客を確保しつつ合理的に入替機種を決定することができる。
次に、図3を参照して、ホールコンピュータ7の構成について説明する。
ホールコンピュータ7の稼働情報取得部71は、遊技台4より供給されてくるセーフ球もしくはアウト球の情報に基づいて、遊技台4により判断される稼働中の情報を取得し、稼働している場合、遊技台4を識別する遊技台IDと共に稼働していることを登録部72に供給する。登録部72は、この情報に基づいて、対応する遊技台IDが稼働中であることを累積的に遊技台管理データベース8に登録する。
稼働情報検索部73は、顧客顔管理サーバ1より稼働率に基づいた人気機種のランキングの情報の提供が要求された場合、遊技台IDごとの稼働率の機種毎の平均値を求めて、機種ごとのランキングを求めて、顧客顔管理サーバ1に供給する。
次に、図4を参照して、画像処理ユニット6の構成について説明する。
画像取得部91は、カメラ5により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部92に供給する。顔画像抽出部92は、画像取得部91より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して送信部93に供給する。
送信部93は、カメラ5ごとに設定されているカメラID93aが内蔵するメモリに記憶されており、顔画像ごとにカメラID93aを付して顧客顔管理サーバ1に送信する。
尚、カメラ5は、例えば、図5で示されるように配置される。すなわち、カメラ5には、遊技店の出入口を撮像するカメラ5−1乃至5−5と、島設備101−1乃至101−5の間に図中の左右から撮像するカメラ5−11乃至5−22とがあり、それらは、カメラIDにより識別することができる。
ここで、図5は、遊技店の上方からの配置図であり、島設備101−1の図中の下面には、B社製のパチスロ台からなるスロット島Bが配置され、島設備101−1の図中の上面および島設備101−2の下面には、A社製のパチスロ台からなるスロット島Aが配置され、島設備101−2の図中の上面および島設備101−3の下面には、A社製のパチンコ台からなるパチンコ島Aが配置され、島設備101−3の図中の上面および島設備101−4の下面には、B社製のパチンコ台からなるパチンコ島Bが配置され、島設備101−4の図中の上面および島設備101−5の下面には、C社製のパチンコ台からなるパチンコ島Cが配置され、島設備101−5の図中の上面には、D社製のパチンコ台からなるパチンコ島Dが配置されている。
この結果、カメラ5−11,5−12は、スロット島Bを、カメラ5−13,5−14は、スロット島Aを、カメラ5−15,5−16は、パチンコ島Aを、カメラ5−17,5−18は、パチンコ島Bを、カメラ5−19,5−20は、パチンコ島Cを、カメラ5−21,5−22は、パチンコ島Dをそれぞれ撮像していることになる。そこで、これらの各カメラ5のカメラIDにより、それぞれのカメラ5の撮像対象となっているスロット島またはパチンコ島を特定することができる。
また、カメラ5は、例えば、図6で示されるように、各遊技台4−1乃至4−4のそれぞれの上部に設けられた台表示ランプ121−1乃至121−4の下部に図7で示されるように、読取範囲δ内に遊技者が撮像できるように設け、顔画像を撮像するようにしてもよく、このようにすることにより、各カメラIDは、同時に遊技台IDとして使用することが可能となる。
さらに、カメラ5は、例えば、図8で示されるように、台間球貸機に凸部141−1乃至141−4を設け、図9で示されるように読取範囲θ内に遊技者の顔画像が撮像できるように設けるようにしてもよい。
また、カメラ5は、例えば、図10で示されるように、遊技台4の中央部(遊技台4の盤面上)に設けるようにして、撮像するようにしてもよい。すなわち、図10の設置部151にカメラ5が設置されることにより、図11で示されるように、読取範囲φ内に遊技者を撮像する。
次に、図12のフローチャートを参照して、来店情報登録処理について説明する。
ステップS1において、画像処理ユニット6の画像取得部91は、カメラ5により画像が供給されてきたか否かを判定し、供給されてきたと判定されるまで、その処理を繰り返す。例えば、ステップS1において、カメラ5より画像が供給されてきたと判定された場合、ステップS2において、画像取得部91は、供給されてきた画像を取得し、顔画像抽出部92に供給する。
ステップS3において、顔画像抽出部92は、画像取得部91より供給されてきた画像より顔画像を抽出し、送信部93に供給する。より具体的には、顔画像抽出部92は、画像内の配色パターンから顔画像を構成する目、鼻、口、および耳といった配置を構成する配色パターンの部位を顔画像として抽出する。
ステップS4において、送信部93は、顔画像抽出部92より供給されてきた顔画像のデータに、内蔵するメモリに記憶されているカメラ5と対応するカメラID93aを付して、顧客顔管理サーバ1に供給する。
ステップS21において、顔画像取得部21は、画像処理ユニット6よりカメラIDが付された顔画像が供給されてきたか否かを判定し、供給されてくるまで、その処理を繰り返す。ステップS21において、例えば、ステップS4の処理により、画像処理ユニット6より顔画像が供給されてきた場合、ステップS22において、顔画像取得部21は、供給されてきた顔画像を取得し、特徴量抽出部22に供給する。
ステップS23において、特徴量抽出部22は、供給されてきた顔画像より特徴量を抽出し、顔画像と共に照合部23に供給する。より詳細には、特徴量抽出部22は、顔画像より、左右の目の間隔、鼻の先からあごまでの長さ、または、それらの比率などの顔画像の構成を特徴付ける各種の情報を特徴量として抽出し、顔画像と共に照合部23に供給する。
ステップS24において、照合部23は、顔DB管理部24に対して顔DB2に登録されている顔画像を特徴量と共に読み出すように要求し、顔DB管理部24より読み出されてくる顔画像の特徴量と、特徴量抽出部22より供給されてくる顔画像の特徴量とを比較し、ステップS25において、一致しているものがあるか否かを判定する。
ステップS25において、一致しているものがある、すなわち、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像が、顔DB2に登録されている顔画像のいずれかと一致していると判定された場合、ステップS26において、照合部23は、画像処理ユニット6より供給された顔画像と同一の、顔DB2に登録されている顔画像の情報(顔画像、顧客番号、推定性別、推定年齢、および顧客ランク)を来店者顔DB管理部26に供給し、来店者顔DB3に登録させる。
ステップS27において、照合部23は、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像と、顔DB2に登録されている顔画像の情報(顔画像、顧客番号、性別、推定年齢、および顧客ランク)とを顧客管理テーブル管理部25に供給し、顧客管理テーブル27に記録させるように指令する。この指令に応じて、顧客管理テーブル管理部25は、RTC41の時刻に基づいて顔画像を取得した時刻を来店情報として、例えば、図13で示されるような顧客管理テーブル27に記録する。
図13においては、最左列に上から登録顧客それぞれの顔DB2に登録されている顔画像の情報である顔画像、顧客番号(顧客No.)、性別、推定年齢、および顧客ランクが記録されており、今の場合、顔画像、顧客番号、性別、推定年齢、および顧客ランクは、最上段に、顧客番号「10001」の登録情報として、性別が男性であり、推定年齢が30代であり、顧客ランクが常連Cであることが記録され、2段目に、顧客番号「10012」の登録情報として、性別が女性であり、推定年齢が60代であり、顧客ランクが常連Aであることが記録され、3段目に、顧客番号「10013」の登録情報として、性別が男性であり、推定年齢が50代であり、顧客ランクが常連Aであることが記録され、4段目にに、顧客番号「10033」の登録情報として、性別が女性であり、推定年齢が30代であり、顧客ランクが常連Bであることが記録され、5段目に、顧客番号「10035」の登録情報として、性別が男性であり、推定年齢が20代であり、顧客ランクが常連Cであることが記録され、6段目に、顧客番号「18675」の登録情報として、性別が男性であり、推定年齢が20代であり、顧客ランクが顧客Dであることが記録されている。
これらの情報は、基本的に後述する新規顔登録処理により顔DB2に登録された情報であり、顧客管理テーブルにおいては、基本情報として取り扱われる。
さらに、図13においては、2列目以降に、ステップS27の処理により、各登録顧客毎に撮像された顔画像が日付ごとに登録される。すなわち、図13においては、最上段に顧客番号「10001」の顔画像と一致したと認められる顔画像が、2006年1月1日日曜日、および、2006年1月7日土曜日に記録され、来店情報としての来店時刻が、それぞれ9時05分、および9時であることが示されている。すなわち、2006年1月1日日曜日の9時05分、および、2006年1月7日土曜日の9時の時点において、ステップS27の処理がなされた場合、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像と共に、それぞれ9時05分、および9時の来店時刻の情報が来店情報として記録されることになる。
また、2段目に顧客番号「10012」の顔画像と一致したと認められる顔画像が、2006年1月1日日曜日乃至2006年1月7日土曜日の毎日記録され、来店情報としての来店時刻が、いずれも9時であることが示されている。さらに、3段目に顧客番号「10013」の顔画像と一致したと認められる顔画像が、2006年1月1日日曜日乃至2006年1月7日土曜日の毎日記録され、来店情報としての来店時刻が、それぞれ9時、19時15分、18時55分、19時02分、19時15分、19時10分、および9時であることが示されている。
また、4段目に顧客番号「10033」の顔画像と一致したと認められる顔画像が、2006年1月2日月曜日乃至2006年1月5日木曜日の毎日記録され、来店情報としての来店時刻が、それぞれ13時35分、12時45分、13時22分、および11時30分であることが示されている。さらに、5段目に顧客番号「10035」の顔画像と一致したと認められる顔画像が、2006年1月2日月曜日、および2006年1月7日土曜日に記録され、来店情報としての来店時刻が、それぞれ19時15分、および9時であることが示されている。また、6段目に顧客番号「18675」の顔画像と一致したと認められる顔画像が、2006年1月7日土曜日に記録され、来店情報としての来店時刻が、10時35分であることが示されている。
尚、出入口付近に設けられたカメラ5と、島設備ごと、または、遊技台4ごとのカメラ5とが、それぞれ別に設けられている場合、顔画像が撮像されたカメラIDにより、顔画像が出入口付近に設置されたカメラ5によるものであったとき(例えば、図5におけるカメラ5−1乃至5−5であったとき)、その時刻情報は、来店情報として顧客管理テーブル27に記録される。また、島設備ごと、または、遊技台4ごとのカメラ5により撮像された顔画像であったとき(例えば、図5におけるカメラ5−11乃至5−22であったとき)、その時刻情報は、後述する遊技情報登録処理により遊技情報として顧客管理テーブル27に記録される。
さらに、出入口付近に設けられたカメラ5と、島設備ごと、または、遊技台4ごとのカメラ5とが特に区別されることなく配置されている場合、または、出入口付近に設けられるカメラ5が存在せず、島設備ごと、または遊技台ごとのカメラのみが設けられていた場合、顔DB2に登録されている顔画像が、一日のうちの最初のタイミングで撮像されたとき、その時刻が、来店情報として記録され、2回目以降のタイミングで撮像された時刻が後述する遊技情報登録処理により遊技情報として記録される。
ここで、図12のフローチャートの説明に戻る。
ステップS28において、顧客ランク管理部42は、来店者顔DB3にアクセスし、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像の顧客が来店者顔DB3に登録されているか否かを判定する。すなわち、上述したステップS26の処理により、顔DB2に登録された顔画像と一致する画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像が来店者顔DB3に登録されることになるので、登録されていれば同日に既に来店済みであることになる。
従って、ステップS28において、来店者顔DB3に登録されていると判定された場合、それ以降の処理がスキップされて、その処理は、ステップS21に戻る。
一方、ステップS28において、来店者顔DB3に登録されていないと判定された場合、すなわち、その日に始めての来店であった場合、ステップS29において、画像処理ユニットより供給されてきた顔画像の顧客の過去1年間の来店日数を算出し、来店頻度を計算する。すなわち、1年が仮に366日であったとし、実際に来店した日数を、例えば、110日とすれば、来店頻度は、110/366となり、30.005%ということになる。
ステップS30において、顧客ランク管理部42は、計算した来店頻度が、現行の顧客ランクと一致するか否かを判定する。
例えば、2006年1月7日に図13における最上段の顧客番号「10001」の顔画像と一致する顔画像が画像処理ユニット6より供給され、過去1年の来店日数が110日であった場合、現行では、顧客ランクは「常連C」(来店頻度が5%以上30%未満)であるが、2006年1月7日に来店することにより来店頻度は、30%を超えることになるため、顧客ランクは来店頻度が30%以上60%未満を対象とする「常連B」となることになる。したがって、現行の顧客ランクではないことになるため、現行の顧客ランクと一致しないと判定され、この場合、処理は、ステップS30に進む。
ステップS31において、顧客ランク管理部42は、顧客管理テーブル27に記録されている顧客ランクを更新し、その処理は、ステップS21に戻る。
すなわち、2006年1月7日に図13における最上段の顧客番号「10001」の顔画像と一致する顔画像が画像処理ユニット6より供給され、過去1年の来店日数が110日であった場合、顧客ランクは、「常連C」から「常連B」に更新されることになる。
一方、ステップS30において、計算した来店頻度が現行の顧客ランクに対応する場合、ステップS31の処理はスキップされて、その処理は、ステップS21に戻る。
さらに、ステップS25において、顔DB2に登録されている顔画像の中に画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像と一致するものがないと判定された場合、初めて来店する顧客であるものとみなし、ステップS32において、顔DB管理部24は、新規顔登録処理を実行して、新たに顔DB2に顔画像を登録する。
ここで、図14のフローチャートを参照して、新規顔登録処理について説明する。
ステップS41において、顔DB管理部24の男性顔特徴パターン推定部31および女性顔特徴パターン推定部32は、それぞれの男性顔または女性顔の性別特徴パターンと、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像とを比較し、性別特徴パターンとの類似度を点数化する。より具体的には、男性顔特徴パターン推定部31は、額については、鼻と目のすぐ上に突き出し、それから後方に傾斜しているというパターンとの類似度を、口については、顔の横幅に対しての大きさの程度を、頬については髭のはえる部位の濃度などの各項目を点数化して、男性顔特徴パターンとの比較結果を求める。また、女性顔特徴パターン推定部32は、額については、面積の大きさの程度を、口については、色の濃さや下唇に対する上唇の薄さの程度を、頬については頬骨の突き出かたや面積の広さなどの各項目を点数化して、女性顔特徴パターンとの比較結果を求める。
ステップS42において、顔DB管理部24は、男性顔特徴パターン推定部31および女性顔特徴パターン推定部32によりそれぞれ求められた点数の比較により、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像が男性であるか否かを判定し、例えば、女性顔特徴パターン推定部32により求められた点数の方が高い場合、ステップS43において、性別は男性ではなく、女性であると判定する。一方、ステップS42において、男性顔特徴パターン推定部31により求められた点数の方が高い場合、ステップS44において、顔DB管理部24は、性別が男性であると判定する。
ステップS45において、年齢特徴パターン推定部33は、顔画像の特徴から年齢を推定する。より具体的には、年齢特徴パターン推定部33は、例えば、額については、しわ、くすみ、または表情しわが、目については、しわ、瞼のくぼみ、または目尻のたるみが、肌については、しわ、毛穴、たるみ、またはくすみが、顎については、たるみ、または面積が、それぞれについて、少なければ少ないほど低年齢であり、多ければ多いほど高齢であるものとして、それらの推定結果の例えば平均値などを推定年齢とする。
ステップS46において、顧客番号付加部34は、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像に顧客番号を付加する。顔DB管理部24は、顧客番号に対応付けて、顔画像、性別、推定年齢、顧客ランク(今の場合、最初の来店なので来店頻度5%未満の顧客D)、および、特徴量の情報を顔DB2に登録する。
この結果、図13で示される顧客管理テーブル27の最左列の登録顧客の情報に、顔画像の特徴量が付加された情報が、顔DB2として登録されることになる。
以上の処理により、図13で示されるような顧客管理テーブルが生成される。結果として、遊技者に会員IDを発行したり、遊技者が会員IDが記録されたカードなどを挿入したり、さらには、係員の目視に頼ることなく、顔画像を用いることで、顔画像により特定される顧客の来店頻度を正確に把握することが可能となる。また、顔画像毎に、顔画像より推定される性別、および推定年齢などにより遊技店に来店する客層の情報を取得することが可能となり、これまで係員の目視に頼るしかなかった客層の分析が可能となる。
次に、図15のフローチャートを参照して、遊技情報登録処理について説明する。尚、遊技情報登録処理については、来店情報の登録が完了していることが前提となる。すなわち、ここで扱う顔画像は、出入口付近に設けられたカメラ5と、島設備ごと、もしくは、遊技台4ごとのカメラ5とが、それぞれ別に設けられている場合、顔画像が撮像されたカメラIDにより、島設備ごと、または、遊技台4ごとのカメラ5により撮像された顔画像であることを前提とする。
または、出入口付近に設けられたカメラ5と、島設備ごと、もしくは、遊技台4ごとのカメラ5とが特に区別することなく配置されている場合、または、出入口付近に設けられるカメラ5が存在せず、島設備ごと、または遊技台ごとのカメラのみが設けられていた場合、顔DB2に登録されている顔画像が、2回目以降のタイミングで撮像されていることを前提とする。
さらに、図15のフローチャートにおけるステップS61乃至S64の処理、および、ステップS81乃至S83の処理は、図12のフローチャートにおけるステップS1乃至S4、および、ステップS21乃至S23の処理と同様の処理であるので、その説明は省略するものとする。
ステップS84において、照合部23は、来店者顔DB管理部26に来店者顔DB3に登録されている顔画像と、その特徴量の情報を要求する。さらに、照合部23は、来店者顔DB管理部26より供給されてくる来店者顔DB3の顔画像の特徴量と、画像処理ユニット6より供給されてきた顔画像の特徴量とを比較し、来店者顔DB3に登録されている顔画像を照合し、検索する。尚、ここで撮像される顔画像は、原則的に来店している人物の顔画像であるので、来店者顔DB3に必ず登録されているものとして扱うことができる。
ステップS85において、照合部23は、照合結果となる来店者顔DB3に登録されている顔画像の顧客番号と、顔画像のカメラIDを顧客管理テーブル管理部25に通知する。顧客管理テーブル管理部25の遊技情報管理部43は、照合部23より通知された顧客番号に対応する顧客管理テーブル27に、RTC41の時刻情報と、カメラIDに対応する島設備の情報を遊技情報として記録する。
すなわち、例えば、顔画像と、来客者顔DB3に登録された顔画像との特徴量の照合により、顧客番号「10001」の顔画像と一致した場合、照合部23は、照合結果として顧客番号「10001」、および顔画像に付加されているカメラIDとを顧客管理テーブル管理部25に通知する。このとき、カメラIDにより特定されるカメラ5が、図5のカメラ5−15または5−16であって、RTC41より供給される現在時刻が9時10分である場合、顧客管理テーブル管理部25の遊技情報管理部43は、図13の顧客管理テーブル27における、左から2列目の最上段内の下から2枠目で示されるように、「9:10=パチンコ島A」を記録し、顧客番号「10001」の顧客が、9時10分からパチンコ島Aに設けられた遊技台で遊技していることを記録する。
さらに、同日に、同一の人物の顔画像が、カメラIDにより特定されるカメラ5が、図5のカメラ5−19または5−20であって、RTC41より供給される現在時刻が14時30分である場合、顧客管理テーブル管理部25の遊技情報管理部43は、図13の顧客管理テーブル27における、左から2列目の最上段内の最下段枠で示されるように、「14:30=パチンコ島C」を記録し、顧客番号「10001」の顧客が、14時30分からパチンコ島Cに設けられた遊技台で遊技していることを記録する。
このような情報が記録されることにより、顧客番号「10001」の顔画像の人物は、来店情報から2006年1月1日の9時5分に来店したことが記録され、さらに、遊技情報から9時10分からパチンコ島Aの遊技台4を遊技した後、14:30からパチンコ島Cに設けられた遊技台に移動して遊技したことが記録されることになる。
同様にして、顧客番号「10001」の顔画像の人物は、図13で示される顧客管理テーブル27により、来店情報から2006年1月7日の9時に来店したことが記録され、さらに、遊技情報から9時1分からパチンコ島Aの遊技台4を遊技したことが記録されている。
さらに、顧客番号「10012」の顔画像の人物は、図13で示される顧客管理テーブル27により、来店情報から2006年1月1日乃至7日のいずれにおいても9時に来店したことが記録され、さらに、遊技情報からいずれにおいても9時2分からパチンコ島Bの遊技台4を遊技し、さらに、2006年1月5日に限っては、14時25分からパチンコ島Aの遊技台4を遊技したことが記録されている。
また、顧客番号「10013」の顔画像の人物は、2006年1月1日乃至7日のそれぞれについて9時1分、9時15分、18時55分、19時2分、19時15分、19時10分、および9時に来店したことが記録され、さらに、遊技情報からそれぞれ9時3分、19時20分、19時、19時3分、19時20分、19時13分、および9時1分からパチンコ島Aの遊技台4を遊技し、さらに、2006年1月1日には、16時35分からスロット島Aの遊技台4を遊技し、2006年1月3日には、20時15分からパチンコ島Bの遊技台4を遊技し、2006年1月7日には、14時35分からスロット島Aの遊技台4を遊技したことが記録されている。
さらに、顧客番号「10033」の顔画像の人物は、2006年1月2日乃至5日のそれぞれについて13時30分、12時45分、13時22分、および11時30分に来店したことが記録され、さらに、遊技情報からそれぞれ13時35分からパチンコ島A、13時からパチンコ島A、13時25分からパチンコ島C、および11時33分からパチンコ島Aの遊技台4を遊技し、さらに、2006年1月2日には、15時10分からスロット島Aの遊技台4を遊技したことが記録されている。
また、顧客番号「10035」の顔画像の人物は、2006年1月2日,7日のそれぞれについて19時15分、および9時に来店したことが記録され、さらに、遊技情報からそれぞれ19時20分からスロット島A、および9時1分からスロット島Aの遊技台4を遊技したことが記録されている。
さらに、顧客番号「18675」の顔画像の人物は、2006年1月7日に10時35分に来店したことが記録され、さらに、遊技情報から10時45分からパチンコ島B、および12時10分からスロット島Aの遊技台4を遊技したことが記録されている。
以上の処理により、パチンコ島A,B,Cおよびスロット島A,Bのそれぞれの単位、または、遊技台4単位で設けられているカメラ5のカメラIDにより撮像された顔画像により、顔画像で特定される人物が遊技した遊技台4の機種の情報が顧客管理テーブル27に蓄積されることにより、遊技者の嗜好を分析することが可能となる。また、顔画像で特定される情報には、性別、推定年齢、および顧客ランクといった客層の情報も含まれているため、客層に応じた遊技者の遊技台の嗜好などを分析することが可能となる。
次に、上述のように生成された顧客管理テーブル27の情報を用いた入替遊技台選択処理を説明するに当たり、図16のフローチャートを参照して、遊技台4の機種ごとの稼働率を求めるための遊技台管理DB管理処理について説明する。
ステップS101において、遊技台4は、アウト球またはセーフ球が検出されたか否かを判定し、検出されるまでその処理を繰り返す。ステップS101において、例えば、遊技者が遊技台4を操作することにより、アウト球またはセーフ球が検出された場合、ステップS102において、遊技台4は、自らを識別する遊技台IDとを含めて、稼働中であることを示す情報をホールコンピュータ7に通知する。
ステップS121において、稼働情報取得部71は、いずれかの遊技台4から遊技台IDと共に稼働中であることを示す情報が通知されてきたか否かを判定し、通知されてくるまでその処理を繰り返す。
ステップS121において、例えば、いずれかの遊技台4から遊技台IDと共に稼働中であることを示す情報が通知されてきた場合、ステップS122において、稼働情報取得部71は、稼働中であることを示す情報を取得すると共に、含まれている遊技台IDの情報を登録部72に供給する。
ステップS123において、登録部72は、稼働中であることを示す遊技台ID毎に累積的に稼働時間をカウントし、遊技台管理データベース8に登録し、その処理は、ステップS121に戻る。
以上の処理により、ホールコンピュータ7は、各遊技台4からの稼働情報の通知に基づいて、稼働時間を遊技台4毎に(遊技台ID毎に)遊技台管理データベース8に蓄積させることが可能となる。
次に、図17のフローチャートを参照して、入替遊技台選択処理について説明する。
ステップS151において、顧客管理モニタ処理部28は、初期画面を表示する。初期画面は、例えば、図18で示されるようなものである。初期画面の右上には、検索項目表示欄201があり、その中にイベント最適日ボタン211、人気遊技台ボタン212、人気営業日ボタン213、および入替対象遊技台ボタン214が設けられており、それぞれイベント最適日を検索したいとき、人気遊技台を検索したいとき、人気営業日を検索したいとき、および入替対象遊技台を選択したいとき操作される。今の場合、入替遊技台選択処理であるので、入替対象遊技台ボタン214が押下され、表示色が変更されている(図中の斜線で示された状態)。
入替対象遊技台ボタン214が押下されると、検索項目表示欄201の下には、入替対象除外選択表示欄202が表示され、その中には、女性ボタン221、男性ボタン222、常連ランクAボタン223、常連ランクBボタン224、午前来店常連客ボタン225、および午後来店常連客ボタン226が設けられており、それぞれ入替遊技台として選択する際、女性の遊技客、男性の遊技客、常連ランクAの遊技客、常連ランクBの遊技客、午前来店常連客の遊技客、午後来店常連客の遊技客に人気のある遊技台の機種を入替対象から除外したいとき操作され、除外対象をなくしたい場合、除外選択無しボタン227が操作される。今の場合、女性ボタン221が選択されており、女性ボタン221を表示する色が変更されている。
入替対象除外選択表示欄202の下には、対象遊技台稼働期間表示欄203が表示されており、300日以上稼働ボタン241、200日以上稼働ボタン242、100日以上稼働ボタン243、および50日以上稼働ボタン244が設けられており、それぞれ対象遊技台稼働期間を300日、200日、100日、および50日に選択したいとき操作され、遊技台稼働期間を特に設けず、全台稼働遊技台としたいとき、全台稼働遊技台ボタン245が操作される。今の場合、300日以上稼働ボタン241が押下されており、表示色が変化している。
さらに、対象遊技台稼働期間表示欄203の左側には、検索結果表示欄204が設けられており、左列に第1候補としてパチンコ島C設置遊技台が示されており、その稼働率が12%であることが示されている。また、中央列に第2候補としてパチンコ島B設置遊技台が示されており、その稼働率が22%であることが示されている。さらに、右列に第3候補としてパチンコ島A設置遊技台が示されており、その稼働率が32%であることが示されている。
また、検索結果表示欄204の上には、顧客管理テーブル表示欄205が設けられており、例えば、図13で示されるような顧客管理テーブル27が表示される。
ここで、図17のフローチャートの説明に戻る。
ステップS152において、特定顧客人気機種検索部51は、入替対象除外選択がなされたか否かを判定する。すなわち、図示せぬ操作部が操作されて、女性ボタン221乃至除外選択無しボタン227の何れかが選択されたか判定し、何れかが選択されるまで、その処理を繰り返す。図18においては、女性ボタン221が選択されているので、入替対象除外選択がなされたとみなされ、その処理は、ステップS153に進む。
ステップS153において、特定顧客人気機種検索部51は、顧客管理テーブル27の情報に基づいて、選択された顧客グループの人気機種を検索し、検索結果を記憶する。すなわち、特定顧客人気機種検索部51は、今の場合、女性ボタン221が押下されているので、女性に人気の遊技台4の機種を選択する。図13の顧客管理テーブル27の場合、顧客番号「10012」、および「10033」の顔画像で特定される人物が女性である。この女性2人が最も遊技しているのは、パチンコ島Bの機種である。そこで、特定顧客人気機種検索部51は、パチンコ島Bを特定顧客の人気機種の検索結果として記憶する。
ステップS154において、人気機種問合部52は、対象遊技台稼働期間が選択されたか否かを判定し、選択されるまで、その処理を繰り返す。今の場合、300日以上稼働ボタン241が押下されているので、選択されているとみなされ、その処理は、ステップS155に進む。
ステップS155において、人気機種問合部52は、対象遊技台稼動期間の情報と共に、遊技台4の機種ごと(島ごと)の稼働率ランキングの情報をホールコンピュータ7に要求する。
ステップS171において、ホールコンピュータ7の稼働情報検索部73は、顧客顔管理サーバ1より、遊技台4の機種ごとの稼働率ランキングの情報が要求されたか否かを判定し、要求されるまで、その処理を繰り返す。ステップS171において、例えば、対象遊技台稼動期間の情報と共に、遊技台4の機種ごとの稼働率ランキングの情報が要求されてきた場合、その処理は、ステップS172に進む。
ステップS172において、稼働情報検索部73は、対象遊技台稼動期間として指定された条件を満たす遊技台4の機種ごとの稼働率ランキングを求める。より具体的には、稼働情報検索部73は、遊技台管理DB8にアクセスし、対象遊技台稼動期間として指定された条件を満たす遊技台4の機種ごとの稼働率の平均値の高い順に、上位順位として稼働率ランキングを求める。今の場合、対象遊技台稼動期間は300日以上であるので、稼働情報検索部73は、遊技台管理DB8に登録されている稼働時間の情報のうち、300日以上の稼働時間の情報が蓄積された遊技台4の稼働時間の総営業時間の割合を稼働率として求め、さらに、機種ごと(島ごと)に稼働率の平均値の大きさで順位を決定することで、機種ごとの稼働率ランキングを求める。稼働率は、高ければ高いほど、遊技者に支持されていると言えるため、稼働率ランキングは、換言すれば、遊技台4の機種ごとの人気ランキングであるといえる。
ステップS173において、稼働情報検索部73は、求められた機種ごと(島ごと)の稼働率ランキングを顧客顔管理サーバ1に供給する。
ステップS156において、人気機種問合部52は、ホールコンピュータ1より供給されてくる遊技機4の機種ごと(島ごと)の稼働率ランキングの情報を取得する。
ステップS157において、入替機種決定部53は、特定顧客人気機種検索部51に記憶されている特定顧客人気機種となる遊技台4の機種(遊技台4の島)と、人気機種問合部52により取得された稼働率ランキングの最下位となる遊技台4の機種(遊技台4の島)とが一致するか否かを判定する。すなわち、今の場合、特定顧客は、女性であり、その女性に人気のある遊技台4の機種は、パチンコ島Bの機種であるので、稼働率ランキングの最下位がパチンコ島Bの機種である場合、一致しているものとみなされ、その処理は、ステップS158に進む。
ステップS158において、入替機種決定部53は、稼働率ランキングの最下位から2位以上の機種を入替機種候補に決定し、モニタ9に表示する。すなわち、稼働率ランキングのワースト1位がパチンコ島Bであり、ワースト2位がパチンコ島Cであり、ワースト3位がスロット島Bであり、ワースト4位がスロット島Aであった場合、図18で示されるように、入替機種決定部53は、最下位であるワースト1位のパチンコ島Bの機種は、女性に人気のある機種であるので、入替機種から除外し、入替機種の第1候補を、パチンコ島Cの機種とし、第2候補をスロット島Bの機種とし、第3候補をスロット島Aとしてモニタ9に表示する。
一方、ステップS157において、特定顧客人気機種検索部51に記憶されている特定顧客人気機種となる遊技台4の機種(遊技台4の島)と、人気機種問合部52により取得された稼働率ランキングの最下位となる遊技台4の機種(遊技台4の島)とが一致しない場合、入替機種決定部53は、稼働率ランキングの最下位の機種から順に入替機種候補に決定し、モニタ9に表示する。すなわち、稼働率ランキングのワースト1位がパチンコ島Bであり、ワースト2位がパチンコ島Cであり、ワースト3位がスロット島Bであり、ワースト4位がスロット島Aであった場合、ステップS159において、稼働率ランキングと同一の順位で入替機種の候補が決定されて、モニタ9に表示される。
以上の処理により稼働率のみで単純に遊技台の入替機種を決定することにより、客層にそぐわない遊技台を入れ替えてしまうことで、遊技店の集客力を低下させてしまうといったことを抑制することが可能となる。すなわち、例えば、女性客層が多い遊技店の場合、全体の稼働率のランキングが下位の機種の遊技台でも、安定した女性顧客がその機種の遊技台で遊技しているとき、その機種を入れ替えて他の機種の遊技台にすることで、安定した女性顧客を失ってしまう恐れがあった。しかしながら、以上のようにそのような特定の顧客層に人気がある遊技台の機種については、稼働率のランキングが下位であっても入替候補機種から除外することにより、例え低稼働率であっても、入れ替えないようにすることで、安定した顧客層を確保させることが可能となる。
尚、以上においては、初期画面において入替対象遊技台ボタン214を押下することで、顧客管理テーブル27を用いて、入替遊技台を選択させる処理(入替遊技台の候補を選択させる処理)を実行する例について説明してきたが、例えば、イベント最適日ボタン211、人気遊技台ボタン212、および人気営業日213ボタンを押下することにより、顧客管理テーブル27を用いて、イベント最適日ボタン211、人気遊技台ボタン212、および人気営業日、人気遊技台、および人気営業日を選択させるような処理を実現させることもできる。
例えば、イベント最適日ボタン211が押下されると、図19で示されるようにイベント最適日が検索結果表示欄265に表示される。図19においては、検索項目表示欄201の下に、イベント対象選択表示欄261が表示され、その中に、パチンコの日ボタン271、スロットの日ボタン272、女性サービスデーボタン273、シニアサービスデーボタン274、および常連客サービスデーボタン275が設けられており、それぞれパチンコの日、スロットの日、女性サービスデー、シニアサービスデー、および常連客サービスデーを検索するとき押下される。今の場合、スロットの日ボタン272が押下され、配色が変更されている。
さらに、イベント対象選択表示欄261の下には、イベント実施単位選択表示欄262が表示され、その中に週毎イベントボタン291、および月毎イベントボタン292が設けられており、それぞれイベントの実施単位を週毎にするとき、および月毎にするとき押下される。今の場合、週毎イベントボタン291が押下されており、配色が変更されている。
すなわち、イベント最適日を検索する場合、顧客管理テーブル27の情報のうち、対象となるイベントを開催するのに最適な日を検索する。すなわち、例えば、「スロットの日」を検索するとき、顧客管理テーブルの遊技情報に基づいて、週毎のイベントであれば、曜日ごとにパチスロ台を遊技している件数を集計し、最も高い曜日順にランキングを設定し、例えば、上位3位までの曜日を候補日として選択する。
また、例えば、人気遊技台ボタン212が押下されると、図20で示されるように人気遊技台の上位5位までが検索結果表示欄304に表示される。図20においては、検索項目表示欄201の下に、検索対象選択表示欄301が表示され、その中に、全遊技客ボタン311、女性ボタン312、男性ボタン313、常連ランクAボタン314、常連ランクBボタン315、午前来店常連客ボタン316、および午後来店常連客ボタン317が設けられており、それぞれ人気遊技台を選択する際、全遊技客、女性の遊技客、男性の遊技客、常連ランクAの遊技客、常連ランクBの遊技客、午前来店常連客の遊技客、午後来店常連客の遊技客に人気のある遊技台の機種を検索対象としたいとき操作される。今の場合、全遊技客ボタン311が選択されており、全遊技客ボタン311を表示する色が変更されている。
さらに、検索対象選択表示欄301の下には、検索対象期間選択表示欄302が表示され、その中に日毎集計ボタン321、週毎集計ボタン322、および月毎集計ボタン323が設けられており、それぞれ人気遊技台のランキングを設定する稼働率を日毎集計、週毎集計、および月毎集計のいずれかにするとき、対応するボタンが押下される。今の場合、週毎集計ボタン322が押下されており、配色が変更されている。
また、検索対象期間選択表示欄302の下には、週毎集計対象期間選択表示欄303が表示され、開始日表示欄341および終了日表示欄342が表示されており、今の場合、開始日表示欄341に「2006/1/1」が表示され、終了日表示欄342に「2006/1/7」が表示され、それぞれ配色が変更されている。
すなわち、人気遊技台を検索する場合、顧客管理テーブル27の情報のうち、対象となる検索対象期間内の検索対象となる顧客層が最も遊技した遊技台を人気遊技台として検索する。すなわち、例えば、「全遊技客」を検索対象とし、検索期間を「2006/1/1乃至2006/1/7」として、週毎の集計結果に基づいた人気遊技台を検索するとき、顧客管理テーブルの遊技情報に基づいて、「全遊技客」を検索対象とし、検索期間を「2006/1/1乃至2006/1/7」として、週毎に遊技情報として記録された機種ごとにランキングが設定され、例えば、上位5位までの機種が人気遊技台として選択される。図20においては、第1位としてパチンコ島Aに設置されている遊技台4が検索され、第2位としてパチンコ島Bに設置されている遊技台4が検索され、第3位としてスロット島Aに設置されている遊技台4が検索され、第4位としてパチンコ島Cに設置されている遊技台4が検索され、第5位としてスロット島Bに設置されている遊技台4が検索されたことが示されている。
さらに、例えば、人気営業日ボタン213が押下されると、図21で示されるように人気営業日の上位3位までが検索結果表示欄355に表示される。図21においては、検索項目表示欄201の下に、検索対象選択A表示欄351が表示され、その中に、全遊技客ボタン361、女性ボタン362、男性ボタン363、常連ランクAボタン364、常連ランクBボタン365、午前来店常連客ボタン366、および午後来店常連客ボタン367が設けられており、それぞれ人気営業日を選択する際、全遊技客、女性の遊技客、男性の遊技客、常連ランクAの遊技客、常連ランクBの遊技客、午前来店常連客の遊技客、午後来店常連客の遊技客に人気のある営業日を検索したいとき操作される。今の場合、全遊技客ボタン311が選択されており、全遊技客ボタン311を表示する色が変更されている。
また、検索対象選択A表示欄351の下には、検索対象選択B表示欄352が表示されており、曜日検索ボタン371および日にち検索ボタン372が表示されており、それぞれ人気営業日を曜日または日にちで検索したいとき操作される。今の場合、曜日検索ボタン371が押下されており、配色が変更されている。
さらに、検索対象選択B表示欄352の下には、検索対象期間選択表示欄353が表示され、その中に週間集計ボタン381、月間集計ボタン382、および年間集計ボタン383が設けられており、それぞれ人気営業日のランキングを設定する遊技客の遊技回数を週間集計、月間集計、および年間集計のいずれかにするとき、対応するボタンが押下される。今の場合、週間集計ボタン381が押下されており、配色が変更されている。
また、検索対象期間選択表示欄353の下には、週毎集計対象期間選択表示欄354が表示され、開始日表示欄391および終了日表示欄392が表示されており、今の場合、開始日表示欄391に「2006/1/1」が表示され、終了日表示欄392に「2006/1/7」が表示され、それぞれ配色が変更されている。
すなわち、人気営業日を検索する場合、顧客管理テーブル27の情報のうち、対象となる検索対象期間内の検索対象となる顧客層が最も来店した曜日または日にちを人気営業日として検索する。すなわち、例えば、「全遊技客」を検索対象とし、検索期間を「2006/1/1乃至2006/1/7」として、週間の集計結果に基づいた人気営業日を検索するとき、顧客管理テーブル27の遊技情報に基づいて、「全遊技客」を検索対象とし、検索期間を「2006/1/1乃至2006/1/7」として、週間の来店情報として記録された曜日ごとにランキングを設定し、例えば、上位3位までの機種を人気営業日を選択する。図21においては、第1位として土曜日が検索され、第2位として日曜日が検索され、第3位として月曜日が検索されたことが示されている。
以上によれば、来店した遊技者の顔画像を顔データベースとして累積的に蓄積し、来店した遊技者の顔画像を取得し、取得した顔画像と、顔データベースに蓄積された顔画像とを照合し、照合結果に基づいて、取得された顔画像が、顔データベースに蓄積された顔画像と一致している場合、顔データベースに蓄積された顔画像に対応付けて、来店情報を顧客管理テーブルに蓄積するようにしたので、顔画像で特定される各遊技者の来店情報に基づいて遊技店における管理業務を顧客の趣向に合わせたものにすることが可能となる。さらに、来店情報にのみならず、顔画像で特定される遊技者毎に、遊技した遊技台の機種を特定する遊技情報を蓄積させることが可能となり、顔により推定される性別、および年齢などの顧客情報に基づいて、顧客の嗜好を正確に分析することが可能となり、結果として、顧客の嗜好に合わせた遊技店の管理業務を実現することが可能となる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行させることが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からインストールされる。
図22は、図1の顧客顔管理サーバ1の電気的な内部構成をソフトウェアにより実現する場合のパーソナルコンピュータの一実施の形態の構成を示している。パーソナルコンピュータのCPU501は、パーソナルコンピュータの全体の動作を制御する。また、CPU501は、バス504および入出力インタフェース505を介してユーザからキーボードやマウスなどからなる入力部506から指令が入力されると、それに対応してROM(Read Only Memory)502に格納されているプログラムを実行する。あるいはまた、CPU501は、ドライブ510に接続された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリを含むリムーバブルディスク521から読み出され、記憶部508にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)503にロードして実行する。これにより、上述した図1の顧客顔管理サーバ1の機能が、ソフトウェアにより実現されている。さらに、CPU501は、通信部509を制御して、外部と通信し、データの授受を実行する。
プログラムが記録されている記録媒体は、図22に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどを含むリムーバブルメディア521よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM502や、記憶部508に含まれるハードディスクなどで構成される。
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。