JP4870997B2 - 車両用キーレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両を使用する人が携帯機を持って車両に近づいたり、離れたりすることによって、車両を使用する人が操作をすることなく、若しくは少ない操作で、車両のドアのキーの施錠・解錠を行うことができる車両用キーレス装置の技術分野に属する。
従来では、ドアが開放されたときに、スマートエントリECUにより室外検知用アンテナを介して起動信号を再度送信し、電子カードキーからの応答信号を受信すれば、スマートエントリECUの制御によってドアをアンロック状態に保持し、電子カードキーからの応答信号を受信しなければ、警告ブザーを駆動している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−207709号公報(第2−6頁、全図)
しかしながら、従来の車両用キーレス装置にあっては、ドア開放時に車外検知用アンテナからの起動信号により、電子カードキー(本明細書の携帯機に相当する)からの応答があり、その後、人が車外にいる状態で、電池の消耗あるいは落下等によって携帯機が破損し、その後携帯機を車内に置き、ドアを閉めた場合、ドアロックが作動し、キーの閉じ込めが発生する。また、ドア開放時に車外検知用アンテナからの起動信号により、携帯機からの応答があり、その後、電波透過性の悪いカバンなどに入れた状態で、電子カードキーを車内に持ち込み、ドアを閉めた場合、ドアロックが作動し、キーの閉じ込めが発生する。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、車室内へのキー閉じ込めを防止することができる車両用キーレス装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、携帯機と車載機とが通信による認証処理を行うことで、ロック出力制御手段により車両のドアのロック状態、アンロック状態を制御する車両用キーレス装置において、前記ロック出力制御手段は、ドア開状態で、携帯機を車外で検知し、その後検知しなくなった後、ドア閉状態になった際に車内外で携帯機を検知できない場合には、ドアをロックした後予め設定した時間内で、車両への操作によりドアのアンロックを許可する、ことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、車室内へのキー閉じ込めを防止することができる。
以下、本発明の車両用キーレス装置を実現する実施の形態を、実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の車両用キーレス装置のブロック図である。
図1に示す実施例1の車両用キーレス装置1は、携帯機2と車載機3を主な構成としている。
携帯機2は、制御部21、RF送信部22、送信アンテナ23、LF受信部24(受信コイル25とともに携帯側受信手段に相当する)、受信コイル25を主な構成としている。
制御部21は、車両毎に識別されるIDコードを記憶し、LF受信部24で処理したサーチ電波による信号が自機器に記憶されている車両毎に識別されるIDコードに対応するものであると判断する場合に、自機器を示すIDコードをRF送信部22に出力する。また、そのサーチ電波が、車外からものか車内からのものかを判断し、その情報もRF送信部22に出力する。 RF送信部22は、制御部21からのIDコード、車外、車内のどちらのアンテナからの送信を受けたかを示す情報を示す信号を、送信する電波信号に変換して送信アンテナ23に出力する。
送信アンテナ23は、RF送信部22からの電波信号を送信する。
LF受信部24は、受信コイル25からのサーチ電波を制御部21で処理できる信号に変換して、制御部21に出力する。
受信コイル25は、車載機3からのサーチ電波を受信し、受信した電波信号をLF受信部24に送る。
車載機3は、制御部31(ロック出力部36とともにロック出力制御手段に相当する)、LF送信部32、RF受信部33、各ドア開閉入力部34、ロック状態入力部35、ロック出力部36、アンロック出力部37、室外アンテナ出力部38〜40(LF送信部32、室外アンテナ45〜47と共に車外側への送信手段となる)、室内アンテナ出力部41〜43(LF送信部32、室内アンテナ48〜50と共に車内側への送信手段となる)、受信アンテナ44(RF受信部33と共に車内側への受信手段、車外側への受信手段となる)、室外アンテナ45〜47、室内アンテナ48〜50を主な構成としている。
制御部31は、各ドア開閉入力部34、ロック状態入力部35からの入力情報と、RF受信部33から入力される携帯機2からの情報を処理して、携帯機2への送信のためのLF送信部32への出力、ロック出力部36、アンロック出力部37への出力を制御する。
LF送信部32は、制御部31からの、車両に対応した特定の携帯機2を捜索するサーチ信号を送信できる電波信号に変換して、室外アンテナ出力部38〜40、室内アンテナ出力部41〜43に出力する。
RF受信部33は、携帯機2のIDコードなどの情報を示す電波信号を受信アンテナ44から受け取って、制御部31で処理できる信号に変換し出力する。
各ドア開閉入力部34は、それぞれのドアの開閉状態の情報を車両から入力し、制御部31に出力する。
ロック状態入力部35は、車両のドアロックのロック/アンロック状態の情報を車両から入力し、制御部31へ出力する。
ロック出力部36は、制御部31からの指令により、図示しない車両のロック装置にドアロックを行う指令信号を出力する。
アンロック出力部37は、制御部31からの指令により、図示しない車両のロック装置にドアロックを解除する指令信号を出力する。
室外アンテナ出力部38〜40は、室外アンテナ45〜47に電波信号を出力する。
室内アンテナ出力部41〜43は、室内アンテナ48〜50に電波信号を出力する。
室外アンテナ45〜47は、電波信号を車外に送信する。
室内アンテナ48〜50は、電波信号を車室内に送信する。
各ドアハンドルスイッチ入力部51は、それぞれのドアハンドルの操作状態の情報を車両から入力し、制御部31に出力する。
作用を説明する。
[ドアロック制御について]
本実施例1の背景にあるドアロック制御について、ここで説明しておく。
図4は、従来のドアロック制御についての説明図である。
なお、説明上、実施例1と同じ符号を付して説明する。
まず、実施例1の背景にあるドアロック制御の基本的な制御について、図4(a)〜(d)を参照して説明する。
まず、通常の状態において、携帯機2が車内にある場合、例えば走行中や停車時などでは、携帯機2が車内にあることが車載機3で検知され、ドア閉の状態で、ドアロックはアンロック状態である(図4(a)参照)。
この状態から、携帯機2を持った乗員が、車外にでるためには、まずドアが乗員の操作で開けられる。この状態では、携帯機2が車内にあることが車載機3で検知され、ドア開の状態で、ドアロックは当然にアンロック状態である(図4(b)参照)。
次に、携帯機2を持った乗員が、車外に出るがまだドア近くにいる場合、図4に説明する車載機3が車外で携帯機2を検出する距離範囲である車外検知エリアA内で携帯機2が検知され、ドア開の状態で、ドアロックは当然にアンロック状態である(図4(c)参照)。
次に、携帯機2を持った乗員が、ドア開の状態で、車外検知エリアAを離れた場合、車載機3が携帯機2を検知できなくなったことで、車外検知エリアAを携帯機2が離れたと判断する。しかしながら、ドア開の状態であるため、ドアロックは当然にアンロック状態である(図4(d)参照)。
この状態から、携帯機2を持った人が車両のドア近くに戻ると再度、車載機3で携帯機2が検知され、ドアが閉められ、携帯機2を持った人がドア近くから離れると、車外検知エリアAを離れたと判断され、ドアロック状態になる。
これに対して、実施例1で課題としている状態について、図4(e)〜(h)を参照して説明する。
図4(e)に示す、ドア開、アンロックの状態で、携帯機2が車外検知エリアAを離れた場合に、そこで、携帯機2の電池消耗による正常に使用できていない状態または携帯機2の破損による正常に使用できていない状態が発生した場合、その後に、車両に近づき、車外検知エリアA内に携帯機2が位置しても検知されないが、正規の交信を行っている場合でもアンロック状態であり同じなので、携帯機2を持った人も気づかないであろう(図4(f)参照)。
次に、携帯機2を持った人が、意図的にあるいは、無意識に携帯機2を車内に置いた場合に、この時点では、車載機3から携帯機2は検知されていないが、ドアが開状態のためドアはアンロック状態が継続することになる(図4(g)参照)。
そして、その人が携帯機2を車内に置いて、ドアを閉めると、車載機3からは携帯機2が検知されていないため、ドアがロック状態へ移行され、携帯機2を持っていた使用者が車両のドアを開けることができなくなるキー閉じ込め状態が発生する。
携帯機2には、機械的にドアロックを解除するキーが一体的に設けられていることがあるが、携帯機2とともに車内に閉じ込められるため、ドアを開けることができない。
また、図4(e)の状態で、携帯機2を電波透過性の悪いカバンなどに入れた状態で、そのカバンごと携帯機2を車内に持ち込み、ドアを閉めた状態でも、携帯機2を持っていた使用者が車両のドアを開けることができなくなるキー閉じ込め状態が発生する。
これらの問題点について実施例1の車両用キーレス装置は解決している。
[キーレス制御]
図2は実施例1の車両用キーレス装置における車載機3の制御部31で実行されるキーレス制御処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、以下説明するフローチャートは、IDコードが認証され、ドアがアンロック状態になった後の処理部分である。
ステップS1では、室内アンテナ48〜50、室外アンテナ45〜47を用いた車内、車外での携帯機2の検知を行う。
ステップS2では、携帯機2からの応答があったかどうかを判断し、応答がないならばステップS3へ進み、応答があるならばステップS6へ進む。
ステップS3では、処理の中断する条件、例えばシステムから割り込み要求などによる中断条件が成立したかどうかを判断し、処理を継続するならばステップS4へ進み、処理を中断するならば、処理を終了する。
ステップS4では、室内アンテナ48〜50、室外アンテナ45〜47を用いた車内、車外での携帯機2の検知を行う。
ステップS5では、携帯機2からの応答があったかどうかを判断し、応答がないならばステップS3へ戻り、応答があるならばステップS6へ進む。
ステップS6では、ステップS4等の該ステップ直近の携帯機位置検索処理において、室内アンテナ48〜50、室外アンテナ45〜47のどちらにより、携帯機2を検知したかにより、携帯機2の位置が車内か車外かを判断し、車内ならばステップS7へ進み、車外ならばステップS10へ進む。
ステップS7では、処理の中断する条件、例えばシステムから割り込み要求などによる中断条件が成立したかどうかを判断し、処理を継続するならばステップS8へ進み、処理を中断するならば、処理を終了する。
ステップS8では、室内アンテナ48〜50、室外アンテナ45〜47を用いた車内、車外での携帯機2の検知を行う。
ステップS9では、携帯機2からの応答があったかどうかを判断し、応答がないならばステップS3へ戻り、応答があるならばステップS6へ戻る。
ステップS10では、各ドア開閉入力部34からの入力結果から、ドア開閉状態を判断し、ステップS6で携帯機位置が車外と判断した際における、各ドアのいずれかが開の状態ならばステップS15へ進み、全てのドアが閉の状態ならばステップS11へ進む。
ステップS11では、処理の中断する条件、例えばシステムから割り込み要求などによる中断条件が成立したかどうかを判断し、処理を継続するならばステップS12へ進み、処理を中断するならば、処理を終了する。
ステップS12では、室内アンテナ48〜50、室外アンテナ45〜47を用いた車内、車外での携帯機2の検知を行う。
ステップS13では、携帯機2からの応答があったかどうかを判断し、応答がないならばステップS14へ進み、応答があるならばステップS6へ戻る。
ステップS14では、ロック出力部36へ信号を送り、ドアをロック状態へ移行させる。
ステップS15では、処理の中断する条件、例えばシステムから割り込み要求などによる中断条件が成立したかどうかを判断し、処理を継続するならばステップS16へ進み、処理を中断するならば、処理を終了する。
ステップS16では、室内アンテナ48〜50、室外アンテナ45〜47を用いた車内、車外での携帯機2の検知を行う。
ステップS17では、携帯機2からの応答があったかどうかを判断し、応答がないならばステップS18へ進み、応答があるならばステップS6へ戻る。
ステップS18では、各ドア開閉入力部34からの入力結果から、ドア開閉状態を判断し、各ドアのいずれかが開の状態ならばステップS15へ戻り、全てのドアが閉の状態ならばステップS19へ進む。
ステップS19においては、室内アンテナ48〜50、室外アンテナ45〜47を用いた車内、車外の検知を行う。
ステップS20では、携帯機2からの応答があったかどうかを判断し、応答があるならば、ステップS6に進み、応答がないならばステップS21へ進む。
ステップS21では、ロック出力部36へ信号を送り、ドアをロック状態へ移行させる。
ステップS22では、ステップS21でロック状態となった際からの経過時間をカウントし、予め設定した時間T1secが経過したかどうかを判断し、T1が経過したならば、処理を終了し、T1が経過しないならばステップS23へ進む。
ステップS23では、ドアへのアンロック操作が行われたかどうかを判断し、アンロック操作が行われたならばステップS24へ進み、アンロック操作が行われないならばステップS22へ戻る。
ステップS24では、アンロック出力部37へ信号を送り、ドアをアンロック状態へ移行させる。
[キー閉じ込めを防止する作用]
図3を参照して、実施例1の車両用キーレス装置のキー閉じ込めの防止作用について説明する。
図3は実施例1の車両用キーレス装置のドアロック制御についての説明図である。
図3(a)に示す状態は、車両のドアを使用者が開けた状態で、携帯機2が車外検知エリアAの外へ移動し、そこで、電池の消耗により携帯機2が使用できない状態または、破損により携帯機2が使用できない状態になっている。なお、携帯機2が使用できない状態とは、車載機3への送信ができない場合である。
なお、図3(a)に示す状態になる前の段階では、図4(a)〜(d)に示す、正常なキーレス処理によるドア開により、図2のステップS1からステップS6へ順に進み、ステップS6で車外と判断されることによりステップS10と判断され、1つのドアのみ開であるため、ステップS15へ進む。
その後、ドアが開状態で、携帯機2が使用できない状態になると、ステップS16において携帯機2の有無を確認した際に携帯機2を検知できないため、ステップS17、S18と進み、ステップS18からステップS15へ戻るループが繰り返される。このステップS15からS18が繰り返される状態が、図3(a)の状態となる。
次に、携帯機2が使用できない状態のまま、車外検知エリアAの範囲内に入った状態では、携帯機2が応答送信を行うことができないため、車載機3により携帯機2が検知できない(図3(b)参照)。しかしドア開の状態が維持されるため、ステップS15からS18が繰り返される状態が維持される。
さらに、携帯機2が使用できない状態のまま、車室内へ入った状態でも、携帯機2が応答送信を行うことができないため、車載機3により携帯機2が検知できない(図3(c)参照)。しかしドア開の状態が維持されるため、ステップS15からS18が繰り返される状態が維持される。
そして、携帯機2が意図的にあるいは無意識に車内に置かれた状態で、使用者によりドアが閉められる(図3(d)参照)。すると、ドアが閉められたことは、各ドア開閉入力部34からの入力により制御部31がステップS18の判断処理により、ドア閉を検知し、ステップS19の処理へ移行する。そしてステップS19において携帯機2の有無を検知し、ステップS20においては、検知しないためステップS21の処理へ移行する。
すると、ステップS21の処理により、ロック出力部36へ指令が出力され、図示しないアクチュエータによりドアがロック状態となる(図3(e)参照)。
しかしながら、一旦ドアロックを行った後、ステップS22へ進み、設定された時間T1の経過が判断され、時間T1が経過するまで、ステップS23のアンロック処理を待つように、ステップS22、S23が繰り返されるループが行われる。
そのため、ドアがロックになったことで、携帯機2を車内に置いて、キー閉じ込め状態になったことに車両の使用者が気づいた場合、時間T1以内であれば、使用者がドアハンドルを引く操作を行うと、各ドアハンドルスイッチ入力部51からの入力により、制御部31が、ステップS23の処理によりアンロック操作を検知したと判断し、ステップS24へ進み、ステップS24の処理で制御部31から指令がアンロック出力部37へ出力され、アンロック出力部37からの出力で、図示しないアクチュエータによりドアがアンロック状態になる。
これにより、キー閉じ込め状態に気づいた使用者が、設定時間T1以内であれば、再度、ドアを開けることができるので、キー閉じ込めの防止を行うことができる。使用者が携帯機2を車内に忘れてドアロックしたことを思い出す際には、ドアを閉じて、ロックが自動的にされたことで想起する人や、車両から離れる際に想起する人が多い。どちらも自動でドアがロックされる音やロックしたことを示すランプの点灯などがあるからである。また、別の理由により、ドアを閉じたことで、例えば携帯機2を入れたバッグを車内に忘れたことを思い出したような場合であっても、設定時間T1以内であれば、再度、ドアを開けることができるので、キー閉じ込めの防止を行うことができる。
設定時間T1の例として、ドアロックから2〜3分間を挙げておく。あまり短い場合には、思い出しても間に合わないケースが多くなり、あまり長いと、盗難防止の効果が薄れることになる。車両から離れる人がまだ、比較的車両の近くにいて、且つ思い出すには充分な時間であることが望ましい。
さらに、実施例1の車両用キーレス装置では、ステップS22〜S24の処理により、設定時間T1の間、アンロックを可能にするドアは、ステップS18の処理で、いずれかのドアが開いている状態ではステップS21の処理でドアロックを行わないため、最後に閉じるドアに限定する。これにより、例えば、使用者がドライバ1人の場合に、左右の反対側のドアを第3者に開けられてしまうようなことがなくなり、車両のセキュリティ性を向上させることができる。
さらに、実施例1の車両用キーレス装置では、その処理の中に、ステップS1,S4,S8,S12,S16というように、携帯機2の検出処理を多く行うようにして、周期的(短い時間)に、つまりドアが開となるとほぼ常に携帯機2の検出を行うようにして、どの状態から携帯機2との通信が切れてしまったかを判断する。これによって、例えば、室内アンテナ48〜50で検知した状態から、室外アンテナ45〜47で検知する状態に切り替わってから、室外アンテナ45〜47で検知できなくなるまでの時間をカウントし、その時間が非常に短い場合に、キー閉じ込め又は携帯機2の異常と判断し、その場合にのみ設定時間T1のアンロック操作許可を行うようにすれば、さらにセキュリティ性を向上させつつ、キー閉じ込めを防止することができる。
なお、上記実施例においては、携帯機2を持った使用者がドアを開けた状態で、検知エリアAの外へ移動し、その後同乗者がドアを閉めた場合、設定時間T1のアンロック可能な時間はあるものの確実にロックすることができるので利便性に優れる。
なお、その際の動作は、上述の携帯機2の使用できない状態が携帯機2の検知エリアAの外へ移動した状態に担当し基本的な動作は一緒のため、その詳細説明は省略する。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用キーレス装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)携帯機2と車載機3とが通信による認証処理を行うことで、制御部31、ロック出力部36、アンロック出力部37により車両のドアのロック状態、アンロック状態を制御する車両用キーレス装置1において、制御部31、ロック出力部36、アンロック出力部37は、ステップS6,S10においてドア開状態で車外において携帯機2を検知し、その後、ステップS10,S16,S17によって、ドア開状態で携帯機2を検知しなくなり、その後、ステップS18,S19,S20において、ドア閉状態になった際に車内外で携帯機2を検知できない場合には、ステップS22においてステップS21におけるドアロック後の予め設定された時間内か判断し、その時間内にステップS23で車両への操作がされたか判断し、その場合にはS24においてドアをロックからアンロックとする。このため、車室内へのキー閉じ込め防止を行うことができる。
(2)携帯機2のサーチ電波を送信するLF送信部32、室外アンテナ出力部38〜39、室外アンテナ45〜47、室内アンテナ出力部41〜43、室内アンテナ48〜50と、サーチ電波に対する応答電波を受信するRF受信部33、受信アンテナ44と、携帯機2から送信されるIDコードの状態に応じてロック信号及びアンロック信号の出力を行う制御部31で制御されるロック出力部36、アンロック出力部37とを備える車載機3と、サーチ電波を受信する受信コイル25及びLF受信部24と、サーチ電波を受信すると車両と対であることを示すIDコードを送信する制御部21、RF送信部22、送信アンテナ23とを備える携帯機2とを有し、ドアの開閉を検出する各ドア開閉入力部34を設け、制御部31、ロック出力部36、アンロック出力部37は、ドア開状態で、携帯機2からのIDコードを車外で受信しなくなったことを検知後、ドア閉状態になった際に車内外で携帯機2からのIDコードの受信を検知できない場合には、予め設定した時間内では、車両への操作によりドアのアンロックを許可するため、携帯機2と車載機3との通信に大きな変更を加えることなく、その処理に、ステップS22〜S24の処理を行わせることによって、キー閉じ込め時にT1時間内のアンロック操作を許可して、車室内へのキー閉じ込めを防止することができる。
(3)ドア開状態では、携帯機の検知を停止しないことにより、携帯機の異常を監視するため、正常なキーレス処理によるロックと判断する際には、ステップS22〜S24の処理を行わないようにするため、さらにセキュリティ性を向上させつつ、車室内へのキー閉じ込めを防止することができる。
(4)各ドア開閉入力部34によるドア開閉検出により、乗員が最後に閉めたドアにのみステップS22〜S24の設定時間内のアンロック操作の許可を行うため、車両のセキュリティ性をさらに向上させることができる。
以上、本発明の車両用キーレス装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
車両用キーレス装置におけるIDコードの認証は、車両ごとの識別としての1つのIDでも、車両と携帯機とで個別に識別するよう複数のIDを使うものであってもよい。
さらに、車両用キーレス装置においては、携帯機2または、車両にリクエストスイッチを設けて、リクエストスイッチの操作と組合せるようにしてもよい。
車内/車外を判断する方法として、車内アンテナ、車外アンテナに限らず複数のアンテナからのサーチ電波の受信強度により、携帯機が車内または車外のいずれかにあることを判断してもよい。
実施例1の車両用キーレス装置のブロック図である 実施例1の車両用キーレス装置における車載機3の制御部31で実行されるキーレス制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両用キーレス装置のドアロック制御についての説明図である。 従来のドアロック制御についての説明図である。
符号の説明
1 車両用キーレス装置
2 携帯機
21 制御部
22 RF送信部
23 送信アンテナ
24 LF受信部
25 受信コイル
3 車載機
31 制御部
32 LF送信部
33 RF受信部
34 各ドア開閉入力部
35 ロック状態入力部
36 ロック出力部
37 アンロック出力部
38〜40 室外アンテナ出力部
41〜43 室内アンテナ出力部
44 受信アンテナ
45〜47 室外アンテナ
48〜50 室内アンテナ
51 各ドアハンドルスイッチ入力部
A 車外検知エリア
C 車両
h 車両の使用者

Claims (4)

  1. 携帯機と車載機とが通信による認証処理を行うことで、ロック出力制御手段により車両のドアのロック状態、アンロック状態を制御する車両用キーレス装置において、
    前記ロック出力制御手段は、
    ドア開状態で、携帯機を車外で検知し、その後検知しなくなった後、ドア閉状態になった際に車内外で携帯機を検知できない場合には、ドアをロックした後予め設定した時間内で、車両への操作によりドアのアンロックを許可する、
    ことを特徴とする車両用キーレス装置。
  2. 請求項1に記載の車両用キーレス装置において、
    携帯機のサーチ電波を車内と車外のそれぞれで送信する送信手段と、
    サーチ電波に対する応答電波を受信する車両側受信手段と、
    携帯機から送信されるIDコードの状態に応じてロック信号及びアンロック信号の出力を行うロック出力制御手段と、
    を備える車載機と、
    前記サーチ電波を受信する携帯側受信手段と、
    前記サーチ電波を受信すると車両と対であることを示すIDコードを送信するIDコード送信手段と、
    を備える携帯機と、
    を有し、
    ドアの開閉を検出するドア開閉検出手段を設け、
    前記ロック出力制御手段は、
    ドア開状態で、携帯機からのIDコードを車外で受信しなくなったことを検知後、ドア閉状態になった際に車内外で携帯機からのIDコードの受信を検知できない場合には、予め設定した時間内では、車両への操作によりドアのアンロックを許可する、
    ことを特徴とする車両用キーレス装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用キーレス装置において、
    ドア開状態では、携帯機の検知を停止しないことにより、携帯機の異常を監視する異常検知手段を備えた、
    ことを特徴とする車両用キーレス装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の車両用キーレス装置において、
    前記ロック出力制御手段は、乗員が最後に閉めたドアにのみ前記設定時間内のアンロック操作の許可を行う、
    ことを特徴とする車両用キーレス装置。
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