JP4866498B2 - プレフィルド注射器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワクチン等の薬液を注射するためのプレフィルド注射器に関し、さらに詳しくは、投薬操作が簡単で適正量を正確に投与でき、また、対象者に応じて薬液の一部を投与する場合も、簡単且つ正確に調量して投与できるプレフィルド注射器に関する。
【0002】
【発明の背景】
日本脳炎ワクチンや三種混合ワクチン、沈降破傷風トキソイド等の各種ワクチン類は、予防接種法(昭和23年法律第68号)等により、接種方法や接種量が被接種者の年齢、既に受けた当該予防接種の回数等に応じて決定するように規定されている。例えば、日本脳炎ワクチンの接種量は0.5ミリリットルとされているが、被接種者が3歳未満の者にあっては0.25ミリリットルとされている。また、都道府県の条例によっては、百日せきワクチンの接種量は、集団接種では0.3ミリリットルとされ、個別接種では被接種者の健康状態に応じて0.5ミリリットル以内の適量とするように定められている場合がある。さらに、三種混合ワクチンにあっては、1回目の接種量を0.5ミリリットルとし、2回目以降は0.3ミリリットルとするように定められている場合もある。
【0003】
【従来の技術】
従来、上記ワクチン等の薬液を注射器で投与する場合、一回に接種される標準量(以下、標準投与量という)の薬液を収容したバイアルから、例えば図6に示すような汎用の滅菌済みディスポーザブル注射器に薬液を吸い出し、所定量に調量したのち投与することが多い。
即ち、上記ディスポーザブル注射器(51)の針キャップ(52)を外して注射針(53)の針先を上記バイアル内に入れ、プランジャーロッド(54)を操作して薬液を吸い出す。このとき、注射筒(55)の外面には、例えば0.01ミリリットル毎に目盛(56)が付されており、ピストン(57)の位置を確認しながら標準投与量、例えば0.5ミリリットルに余剰分を加えた液量が注射筒(55)内に収容される。
次いで、注射針(53)の針先を上方に位置させ、プランジャーロッド(54)でピストン(57)を押し進めて、注射筒(55)内の気泡とともに余剰分の薬液を注射針(53)から排出し、このピストン(57)の先端位置を所定の目盛(56)に合わせる。その後、注射針(53)を被接種者の皮下等に刺通し、ピストン(57)を注射筒(55)の先端まで押し進めることで、所定の標準投与量の薬液が投与される。
【0004】
上記被接種者が幼児である場合など、対象者に応じて標準投与量の一部を接種する場合には、その投与すべき量(部分投与量)を、上記目盛(56)を確認しながらディスポーザブル注射器(51)に吸い込み、ピストン(57)を所定の目盛(56)に合わせて調量したのち、薬液が投与される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の注射器では、各対象者毎にバイアルから薬液を吸い出し、プランジャーロッドを操作して細かく付された多数の目盛のなかから適正な目盛を読み取って、この適正な目盛にピストンの位置を合わせることで投与量を調量しなければならず、特にワクチンを集団接種する場合などは対象者が多いため、調量操作が極めて煩雑である。なお、上記調量時に目盛を読み誤ると、適正量が投与されず、投与量が少ないと所期の接種効果を果たせない虞れがあるばかりか、投与量が多すぎると副作用を生じる虞れもある。
【0006】
上記問題を解消するため、標準投与量のワクチンを予め注射筒内に収容した、いわゆるプレフィルド注射器を用いることも考えられる。
しかしながらこの場合、一般にプレフィルド注射器には一回の投与量が収容されており、その収容量は薬液の種類に応じて一定していることから、注射筒には収容量を表示する目盛が付されていない。このため、対象者に応じて標準投与量の一部、即ち部分投与量を投与する場合、このプレフィルド注射器を用いることができず、上記従来技術のバイアルとディスポーザブル注射器を用いる必要がある。
また、投薬に先立って、注射筒内の気泡を除くため注射筒内の薬液の一部を注射針から排出するが、この排出される薬液量は操作毎に僅かな誤差があり一定しない。このため、プレフィルド注射器内に収容された標準投与量の薬液を投与する場合にあっても、適正量を正確に投与するのが容易でない。
【0007】
本発明は上記問題点を解消し、投薬操作が簡単で適正量を正確に投与でき、しかも対象者に応じて部分投与量を投与する場合にも簡単且つ正確に調量して投与できるプレフィルド注射器を提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1から図5に基づいて説明すると、注射器を次のように構成したものである。すなわち、先端に針装着部(3)を備えた注射筒(2)内にピストン(9)を装着して、このピストン(9)を前進させることにより、注射筒(2)内に収容された薬液(7)を投与するように構成したプレフィルド注射器であって、上記注射筒(2)の周囲に投与量表示部(D)を付し、この投与量表示部(D)に位置合わせした上記ピストン(9)を注射筒(2)の先端側へ押し込むことにより、所定の投与量の薬液(7)が送り出されるように構成し、上記投与量表示部(D)が標準投与量表示部(12)であり、この標準投与量表示部(12)に位置合わせした上記ピストン(9)を注射筒(2)の先端側へ押し込むことにより、一回に投与される標準量の薬液(7)が送り出されるように構成しており、上記注射筒(2)の周囲のうち、上記標準投与量表示部(D)と注射筒(2)先端との間に3箇所以下の部分投与量表示部(13)を付し、この部分投与量表示部(13)に位置合わせした上記ピストン(9)を注射筒(2)の先端側へ押し込むことにより、一回に投与される標準量の内の一部の薬液(7)が送り出されるように構成しており、上記部分投与量表示部(13)の表示幅を、上記標準投与量表示部(12)よりも狭く形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
プレフィルド注射器にあっては、例えば図2に示すように、針装着部に装着した注射針の針キャップを外した後、注射針の先端を上方に位置させてピストンを押し進め、このピストンの位置を投与量表示部に合わせる。これにより、注射筒内の気泡とともに余剰の薬液が注射針から排出され、注射器内の薬液が所定の投与量に正確に調量される。
次いで、注射針の針先を被接種者や患者の皮下等に刺通し、ピストンを先端まで押し込む。これにより上記正確な投与量に調量された薬液が投与される。
なお、上記注射針は、投与準備に先だって針装着部に装着されておればよく、注射器の保管中等は、この注射針を針装着部から離脱させていてもよく、また、保管中から針装着部に装着したものであってもよい。
【0010】
上記投与量表示部に位置するピストンとは、ピストンの所定箇所、例えば先端面を投与量表示部に一致させた状態のピストンをいう。なお、このピストンの所定箇所は、ピストンの後端面や中間部等であってもよい。但し、ピストンの先端面に設定するとピストン自体の寸法精度にかかわりなく注射筒内の薬液量を正確に調量でき、より好ましい。
【0011】
上記投与量表示部は、この投与量表示部からピストンを最後まで押し込むことにより標準投与量が投与される標準投与量表示部である。標準投与量表示部と注射筒先端との間に3箇所以下の部分投与量表示部を付している。この部分投与量表示部に位置合わせしたピストンを注射筒の先端側へ押し込むことにより、一回に投与される標準量の内の一部の薬液が送り出される。
さらに、上記部分投与量表示部は1箇所にのみ設けるのがより好ましい。
【0012】
なお、上記投与量表示部は、ピストンの位置を特定できる形状であればよく、線状や矢印など任意の形状にすることができる。ただし、注射筒の周方向に沿った線状にすると、ピストンを容易に位置合わせできるのでより好ましい。
さらに、上記投与量表示部には、ピストンがその位置から先端側へ押し込まれることで投与される薬液量に相当する数値を、合わせて表示するのがより好ましい。
【0013】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1〜図3は、本発明をプレフィルド注射器に適用した実施形態を示し、図1は注射器の一部破断斜視図、図2は投与手順を示す説明図であり、図2(a)は包装から取り出した状態の一部破断正面図、図2(b)は標準投与量に調量した状態の一部破断正面図、図2(c)は投与を完了した状態の縦断正面図、図3は部分投与量に調量した状態の一部破断正面図である。
【0014】
図1に示すように、このプレフィルド注射器(1)は透明のガラス製注射筒(2)の先端に、針装着部(3)を有するロックハブ(4)が固設されており、上記針装着部(3)に注射針(5)が装着され、この注射針(5)を覆うように針キャップ(6)が被せてある。
上記注射筒(2)の内部には薬液として日本脳炎ワクチン(7)があらかじめ収容されており、注射筒(2)の先端側はフロントゴム栓(8)で密封され、後端側はエンドゴム栓であるピストン(9)で密封されている。
なお、この実施形態では薬液として日本脳炎ワクチンを用いる場合について説明しているが、本発明の注射器は他のワクチンはもとより、ワクチン以外の薬液を用いてもよいことはいうまでもない。また、上記注射筒は内部のピストン位置を外方から目視できればよく、上記ガラス製のもの以外にプラスチック製注射筒を用いることもできる。
【0015】
上記注射筒(2)の後端外面にはフィンガーグリップ(10)が固定されており、この注射筒(2)の後端開口を貫通する状態にプランジャーロッド(11)を配置し、このプランジャーロッド(11)の先端を上記ピストン(9)に螺着固定してある。
【0016】
上記注射筒(2)の外周面には、2本の線状の投与量表示部(D)を、それぞれ周方向の3分の2以上の範囲に亘って付してある。従って、注射筒(2)をどの方向から見ても、上記各投与量表示部(D)を確認することができる。
【0017】
後端側の投与量表示部(D)は標準投与量表示線(12)であり、この標準投与量表示線(12)に位置を合わせたピストン(9)が注射筒(2)の先端側へ押し込まれると、一回に投与される標準量、即ち、0.5ミリリットルのワクチン(7)が上記注射針(5)から送り出される。
一方、上記標準投与量表示線(12)と注射筒(2)先端との間に付された投与量表示部(D)は部分投与量表示線(13)である。この部分投与量表示線(13)に位置を合わせたピストン(9)が注射筒(2)の先端側へ押し込まれると、一回に投与される標準量の内の一部、即ち、0.25ミリリットルの日本脳炎ワクチン(7)が、上記注射針(5)から送り出される。
なお、上記部分投与量表示線(13)の幅は、上記標準投与量表示線(12)の約半分の細さに設定してある。これは、ピストン(9)を部分投与量表示線(13)に合わせる際に、表示線の幅により生じるピストン(9)位置の偏位を、標準投与量表示線(12)に合わせる場合と比較して少なくし、部分投与量に対する誤差率を標準投与量に対する誤差率と同程度に維持するためである。
【0018】
次に、上記注射器(1)内の薬液を被接種者に投与する操作について、図2と図3を用いて説明する。
通常、上記プレフィルド注射器(1)は一本ずつ個別に包装されているので、図2(a)に示すように各注射器(1)を包装から取り出し、2〜3回反転させて注射筒(2)内の薬液を十分に分散させる。
【0019】
次に、針キャップ(6)を外して注射針(5)の針先を上方に位置させ、プランジャーロッド(11)をゆっくり押し込む。これにより注射筒(2)内の圧力が高まり、フロントゴム栓(8)がロックハブ(4)内へ移動して注射筒(2)の先端側が開封される。さらにプランジャーロッド(11)を、ピストン(9)の先端が標準投与量表示線(12)に達するまで押し込んで図2(b)の状態にする。このとき、注射筒(2)内にあった気泡が余剰の薬液とともに注射針(5)から排出される。
【0020】
この状態で注射針(5)を被接種者の皮下に刺通したのち、図2(c)に示すようにプランジャーロッド(11)を最後まで押し込むと、注射筒(2)内から標準投与量のワクチン(7)が注射針(5)から送り出されるので、被接種者に標準投与量が正確に投与される。
【0021】
上記日本脳炎ワクチン(7)の投与量は、被接種者が3歳未満の幼児であると標準投与量の半分の、0.25ミリリットルにする、と規定されている。
そこで、被接種者が3歳未満の幼児である場合、図3に示すように、ピストン(9)の先端が部分投与量表示線(13)に達するまでプランジャーロッド(11)をゆっくりと押し込み、注射針(5)から余剰のワクチン(7)を排出する。
【0022】
その後、上記標準投与量を投与する場合と同様、注射針(5)を被接種者の皮下に刺通し、プランジャーロッド(11)を最後まで押し込んで、注射筒(2)内のワクチン(7)を被接種者に投与する。これにより、幼児等の被接種者には0.25ミリリットルの部分投与量が正確に投与される。
【0023】
上記実施形態では投与量表示部(D)を線状に形成したが、本発明では投与量表示部を他の形状にすることができる。
例えば、図4に示す上記実施形態の変形例では、各投与量表示部(D)をそれぞれ矢印で形成し、この矢印の先端にピストン(9)の先端を位置合わせするように構成してある。
また、例えば図5に示す他の変形例では、互いに角を突き合わせた複数対の三角形で投与量表示部(D)を形成し、各対の三角形間にピストン(9)の先端を位置合わせするように構成してある。
【0024】
【0025】
また上記実施形態では、0.5ミリリットルの標準投与量表示部と0.25ミリリットルの部分投与量表示部とを設けたが、本発明の投与量表示部は任意に設定でき、例えば次のようにすることもできる。
(1)三種混合ワクチンにあっては、0.5ミリリットルを投与する場合と0.3ミリリットルを投与する場合があるので、0.5ミリリットルに相当する位置に標準投与量表示部を、0.3ミリリットルに相当する位置に部分投与量表示部を付す。
(2)対象者に応じて投与量を変更する場合、例えば被接種者の発熱に応じて投与量を2段階以上に変更する場合があるので、0.5ミリリットルに相当する位置に標準投与量表示部を、0.3ミリリットルと0.2ミリリットルに相当する位置にそれぞれ部分投与量表示部を付す。
【0026】
(3)風しんの予防接種には、0.5ミリリットルのワクチンを1回投与するので、0.5ミリリットルに相当する位置に標準投与量表示部のみを付す。
(4)プレフィルド注射器にあっては、予め標準投与量に相当する薬液が収容されており、気泡を排除する際に注射針から送り出される薬液量にバラツキがあるとはいえ、所定の誤差範囲内で標準投与量の薬液を投与することができる。従って、このプレフィルド注射器にあっては、例えば0.5ミリリットルの薬液を収容している場合に、0.25ミリリットルに相当する位置に部分投与量表示部を付すなど、部分投与量表示部のみを付す。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されることから、次の効果を奏する。
【0028】
(イ) 投薬される薬液量の調整は、注射筒内のピストンを所定の投与量表示部に合わせるだけでよく、前記従来技術のディスポーザブル注射器のように注射筒に付された細かな目盛を読む必要がないので、容易に且つ正確に投与量を調量することができる。
【0029】
(ロ) 注射筒の先端側を上方に位置させてピストンを所定の投与量表示部に合わせることにより、注射筒内の気泡を除くとともに、注射筒内の薬液量を正確に調量することができる。従って、プレフィルド注射器内に収容された標準投与量の薬液を投与する場合にあっても、ピストンを所定の標準投与量表示部に合わせるだけで、適正量を正確に投与することができる。
【0030】
(ハ) 注射筒の周囲に部分投与量表示部を設けた場合には、被接種者が幼児である場合など、対象者に応じて標準投与量の一部、即ち部分投与量を投与する場合にも、ピストンをこの部分投与量表示部に合わせるだけで簡単且つ正確に調量することができ、必要な投与量を正確に投与することができる。
【0031】
(ニ) 上記投与量表示部にピストンの位置を合わせるにあたり、投与量表示部の表示幅内でのピストン位置の偏位により薬液の調量に僅かな誤差が生じる。一方、上記標準投与量に比べて、部分投与量は少ない。そこで、上記部分投与量表示部の表示幅を、上記標準投与量表示部よりも狭く形成した場合には、投与量に対する誤差の比率を所定誤差率以下に抑制することができ、より好ましい。
【0032】
(ホ) 上記部分投与量表示部と上記標準投与量表示部とで、色彩と形状と周方向における表示位置とのうちの少なくともいずれかを互いに異ならせた場合には、ピストンを合わせる投与量表示部がいずれの表示部であるかが明瞭となり、簡単且つ正確に位置合わせできるのでより好ましい。
【0033】
(ヘ) 上記各表示部を、注射筒の周方向の3分の2以上の範囲に亘って付した場合には、注射器を操作するフィンガーグリップに対し、注射筒が周方向にどれだけ偏位しても、投与量表示部を容易に確認することができ、この投与量表示部にピストンの位置を簡単に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をプレフィルド注射器に適用した実施形態を示す、注射器の一部破断斜視図である。
【図2】 投与手順を示す説明図であり、図2(a)は包装から取り出した状態の一部破断正面図、図2(b)は標準投与量に調量した状態の一部破断正面図、図2(c)は投与を完了した状態の縦断正面図である。
【図3】 部分投与量に調量した状態の一部破断正面図である。
【図4】 本発明の変形例を示す、要部拡大図である。
【図5】 本発明の他の変形例を示す、要部拡大図である。
【図6】 従来技術を示す、ディスポーザブル注射器の正面図である。
【符号の説明】
1…注射器(プレフィルド注射器)、
2…注射筒、
3…針装着部、
5…注射針、
7…薬液(ワクチン)、
8…栓体(フロントゴム栓)、
9…ピストン(エンドゴム栓)、
12…標準投与量表示部(標準投与量表示線)、
13…部分投与量表示部(部分投与量表示線)、
D…投与量表示部。

Claims (4)

  1. 先端に針装着部(3)を備えた注射筒(2)内にピストン(9)を装着して、このピストン(9)を前進させることにより、注射筒(2)内に収容された薬液(7)を投与するように構成したプレフィルド注射器であって、
    上記注射筒(2)の周囲に投与量表示部(D)を付し、この投与量表示部(D)に位置合わせした上記ピストン(9)を注射筒(2)の先端側へ押し込むことにより、所定の投与量の薬液(7)が送り出されるように構成し、
    上記投与量表示部(D)が標準投与量表示部(12)であり、この標準投与量表示部(12)に位置合わせした上記ピストン(9)を注射筒(2)の先端側へ押し込むことにより、一回に投与される標準量の薬液(7)が送り出されるように構成しており、
    上記注射筒(2)の周囲のうち、上記標準投与量表示部(D)と注射筒(2)先端との間に3箇所以下の部分投与量表示部(13)を付し、この部分投与量表示部(13)に位置合わせした上記ピストン(9)を注射筒(2)の先端側へ押し込むことにより、一回に投与される標準量の内の一部の薬液(7)が送り出されるように構成しており、
    上記部分投与量表示部(13)の表示幅を、上記標準投与量表示部(12)よりも狭く形成したことを特徴とする、プレフィルド注射器。
  2. 上記部分投与量表示部(13)と上記標準投与量表示部(12)とで、色彩と形状と周方向における表示位置とのうちの少なくともいずれかを互いに異ならせた、請求項1に記載のプレフィルド注射器。
  3. 上記部分投与量表示部(13)と上記標準投与量表示部(12)とを、上記注射筒(2)の周方向の3分の2以上の範囲に亘って付した、請求項1または請求項2に記載のプレフィルド注射器。
  4. 上記部分投与量表示部を1箇所にのみ設ける、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプレフィルド注射器。
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