JP4864126B2 - Tcp型半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びそのテスト方法に関する。特に、本発明は、TCP(Tape Carrier Package)型の半導体装置及びそのテスト方法に関する。
半導体装置のテストにおいて用いられるプローブカードが知られている。プローブカードは、テスト対象が有するテスト端子と接触するプローブ(探針)を多数備えている。そして、それぞれのプローブの先端を対応するテスト端子と接触させ、テスタからプローブカードを通してテスト対象にテスト信号を供給し、また、テスト対象から出力信号を取り出すことにより、テストが実施される。この時、ショート不良等が発生しないように、各プローブを対応するテスト端子に1対1で正確に接触させることが必要である。
その一方で、近年、半導体装置の微細化や端子数の増大により、テスト端子間のピッチが小さくなってきている。従って、プローブカードも、テスト端子の狭ピッチ化に対応する必要がある。例えば、テスト端子の狭ピッチ化に伴って、プローブカードの隣り合うプローブの先端間のピッチも小さくすることが考えられる。但し、隣り合うプローブ間で絶縁性を確保する必要があるため、プローブ先端間のピッチを小さくすることにも限界がある。そこで、プローブの先端位置を複数の列に分散させることが提案されている。これにより、プローブ間の絶縁性を確保しつつ、プローブ先端間の実質的なピッチを小さくすることが可能となり、テスト端子の狭ピッチ化に対応することができる。そのようなプローブパターンを有するプローブカードは、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3に開示されている。
また、TCP(Tape Carrier Package)型の半導体装置が知られている。TCPの場合、TAB(Tape Automated Bonding)テープ等のベースフィルム上に半導体チップが搭載される。TCP型半導体装置は、COF(Chip On Film)と一般的に呼ばれているものも含む。
図1は、特許文献4に開示されているTCP型半導体装置を概略的に示す平面図である。図1において、ベースフィルム(キャリアテープ)110上に半導体チップ120が搭載されている。また、ベースフィルム110上には、複数のリード130と複数のコンタクトパッド140が形成されている。複数のリード130のそれぞれは、複数のコンタクトパッド140のそれぞれと半導体チップ120とを電気的に接続している。
より詳細には、図1に示されるように、各リード130を部分的に覆うようにソルダーレジストSRが形成されている。ソルダーレジストSRは、リード130の上に塗布される樹脂であり、リード130を電気的に絶縁すると共に、腐食等の化学的ストレス及び外力によるリード130への物理的ストレスを緩和する役割を果たす。ソルダーレジストSRが形成されていない領域のリード130は、電気的に外部と接続可能な端子となり、その領域が端子領域となる。半導体チップ120は、ソルダーレジストSRが形成されていない中央の端子領域上に実装され、実装後に樹脂封止される。一方、ソルダーレジストSRが形成されていない外側の端子領域は、外部端子領域であり、コンタクトパッド140と電気的に接続されている。
そのコンタクトパッド140は、半導体装置のテスト時に用いられるテスト端子であり、ベースフィルム110上の所定の領域(パッド配置領域RP)中に配置されている。つまり、半導体装置のテスト時、プローブカードのプローブは、パッド配置領域RP中のコンタクトパッド140と接触する。そして、コンタクトパッド140及びリード130を通して、半導体チップ120にテスト信号が供給され、また、半導体チップ120から出力信号が取り出される。尚、ここで用いられるプローブカードも、プローブの先端位置が複数の列に分散したプローブパターンを有する。そのようなプローブパターンに対応して、コンタクトパッド140も、図1に示されるように複数の列に分散的に配置されている。
図1において、ベースフィルム110の幅方向及び延在方向は、それぞれx方向及びy方向である。図1で示された構造は、y方向に沿って繰り返し形成されている。テスト終了後、半導体チップ120を1つずつ切り分ける際には、図1中の破線で示されるカットラインCLに沿って、ベースフィルム110及び複数のリード130が切断される。この時、パッド配置領域RP中のコンタクトパッド140は、ベースフィルム110上に残ったままである。
他の関連技術として、特許文献5にはディスプレイパネルが開示されている。このディスプレイパネルは、パネル基板(前面基板)とフレキシブルプリント基板とを備えている。パネル基板の一端部には、複数の第1電極端子が並んで配置されている。フレキシブルプリント基板は、それら複数の第1電極端子のそれぞれと接続される複数の第2電極端子を有している。ここで、複数の第1電極端子は、交互にずらされて千鳥状に配置されている。また、複数の第2電極端子も、交互にずらされて千鳥状に配置されている。第1電極端子と第2電極端子は共に幅広に形成されているが、その幅方向の寸法は、第1電極端子と第2電極端子とで異なっている。
特開平8−94668号公報 特開平8−222299号公報 実開平4−5643号公報 特開2004−356339号公報 特開2008−300297号公報
近年、半導体チップの端子数は増大しており、テスト時に半導体チップに供給されるテスト信号の数や半導体チップから取り出される出力信号の数も増加している。このことは、図1で示されたTCP型半導体装置におけるコンタクトパッド140の数の増加を意味する。コンタクトパッド140の数の増加は、パッド配置領域RPの増大、すなわち、ベースフィルム110の幅及び長さの増大を招く。結果として、TCP型半導体装置の製造コストが増大してしまう。従って、TCP型半導体装置の製造コストを削減することができる技術が望まれる。
本発明の1つの観点において、TCP型半導体装置が提供される。そのTCP型半導体装置は、互いに平行で各々が直線形状を有する複数の基板側電極と接続される。より詳細には、TCP型半導体装置は、ベースフィルムと、ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、ベースフィルム上に形成された複数のリードと、を備えている。複数のリードは、半導体チップと複数の基板側電極のそれぞれとを電気的に接続する。各リードは、外部端子部を有している。外部端子部は、第1方向に延在し、複数の基板側電極のうち対応する1つと接触する。外部端子部のうち一部は、当該外部端子部の他の部分よりも幅広に形成された幅広部である。複数のリードのうち隣り合うリード間で、第1方向における幅広部の位置は異なっている。
本発明の他の観点において、TCP型半導体装置は、ベースフィルムと複数の半導体装置とを備えている。ベースフィルムは、カットラインで囲まれる領域であるデバイス領域を複数有し、そのカットラインに沿って切断される。複数の半導体装置は、複数のデバイス領域のそれぞれの内側に配置されている。各半導体装置は、互いに平行で各々が直線形状を有する複数の基板側電極と接続される。より詳細には、各半導体装置は、ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、ベースフィルム上に形成された複数のリードと、を備えている。複数のリードは、半導体チップと複数の基板側電極のそれぞれとを電気的に接続する。各リードは、外部端子部を有している。外部端子部は、第1方向に延在し、複数の基板側電極のうち対応する1つと接触する。外部端子部のうち一部は、当該外部端子部の他の部分よりも幅広に形成された幅広部である。複数のリードのうち隣り合うリード間で、第1方向における幅広部の位置は異なっている。
本発明によれば、TCP型半導体装置の製造コストが削減される。
図1は、典型的なTCP型半導体装置を概略的に示す平面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るTCP型半導体装置を概略的に示す平面図である。 図3は、本実施の形態に係る1単位のTCP型半導体装置を示す平面図である。 図4は、本実施の形態に係る外部端子部の構成例を示す平面図である。 図5は、本実施の形態に係る外部端子部とプローブとの接続を示す平面図である。 図6は、本実施の形態に係る外部端子部と基板側電極との接続を示す平面図である。 図7は、本実施の形態に係る外部端子部の変形例を示す平面図である。 図8は、本実施の形態に係る外部端子部の他の変形例を示す平面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
1.構成
図2は、本実施の形態に係るTCP型半導体装置の構成を概略的に示している。TCP型半導体装置では、TABテープ等のベースフィルム(キャリアテープ)10が用いられる。図2に示されるように、ベースフィルム10の幅方向及び延在方向は、それぞれ、x方向及びy方向である。x方向とy方向は、互いに直交する平面方向である。
ベースフィルム10上には、複数の半導体チップ20が搭載される。より詳細には、ベースフィルム10は、y方向に沿って順番に配置された複数のデバイス領域RDを有している。各デバイス領域RDは、ベースフィルム10上のカットラインCLで囲まれた領域である。そして、複数の半導体チップ20は、それら複数のデバイス領域RDのそれぞれの内側に配置される。1つの半導体装置1は、半導体チップ20を含む1つのデバイス領域RDの内側全てに対応している。すなわち、ベースフィルム10上で、半導体装置1がy方向に沿って繰り返し配置されている。半導体装置1を1つずつ切り分ける際には、カットラインCLに沿ってベースフィルム10が切断される。尚、本実施の形態では、ベースフィルム10上に、図1で示されたようなパッド配置領域RPは設けられない。図2に示されるように、デバイス領域RDのみが繰り返し現れる。
図3は、1単位のTCP型半導体装置を示している。図3に示されるように、1つの半導体装置1は、ベースフィルム10上に搭載された半導体チップ20、及びベースフィルム10上に形成された複数のリード30を備えている。複数のリード30は、半導体チップ20と電気的に接続されている。より詳細には、各リード30は、第1端部31と、その第1端部31の逆側に位置する第2端部32とを有している。このうち第1端部31が半導体チップ20と直接接続されており、他方の第2端部32はオープンである。
また、リード30を部分的に覆うようにソルダーレジストSRが形成されている。ソルダーレジストSRは、リード30の上に塗布される樹脂であり、リード30を電気的に絶縁すると共に、腐食等の化学的ストレス及び外力によるリード30への物理的ストレスを緩和する役割を果たす。ソルダーレジストSRが形成されていない領域のリード30は、電気的に外部と接続可能な端子となる。半導体チップ20は、ソルダーレジストSRが形成されていない中央付近の領域に実装され、実装後に樹脂封止される。このようにソルダーレジストSRや半導体チップ20で覆われた領域は、以下「被覆領域RC」と参照される。被覆領域RC中のリード30は、基本的にはソルダーレジストSRや半導体チップ20実装後の封止に使用する樹脂に覆われており、露出していない。
一方、被覆領域RCの外側の領域において、リード30は露出している。そのリード30の露出部分が、他のデバイスとの接続に用いられる外部端子部(外部接続端子)40である。例えば、半導体チップ20が液晶表示パネル駆動用のICである場合、外部端子部40は、液晶表示パネルの電極と接続される。それにより、液晶表示パネルとその駆動用の半導体チップ20とが電気的に接続される。尚、その接続工程は、一般に、OLB(Outer Lead Bonding)と呼ばれている。
リード30の外部端子部40が形成される領域は、以下「外部端子領域(OLB領域)RE」と参照される。図3に示されるように、外部端子領域REにおいて、それぞれのリード30の外部端子部40はy方向に延在しており、互いに平行である。また、各外部端子部40の先端部は、上述の第2端部32である。尚、外部端子領域REの対向する2辺のうち、半導体チップ20側の辺は被覆領域RCの一辺と一致し、他方の辺はカットラインCLの一辺と一致している。つまり、外部端子領域REは、カットラインCLの外側にはみ出していない。
本実施の形態では、ベースフィルム10上に、図1で示されたようなパッド配置領域RPは設けられない。つまり、図1で示されたようなテスト専用のコンタクトパッド140は設けられておらず、パッド配置領域RPはベースフィルム10上から排除されている。図3に示されるように、各リード30の第2端部32は、テスト専用のコンタクトパッドとは接続されておらず、各リード30の終端となっている。全てのリード30は、カットラインCLよりも内側に形成されており、カットラインCLの外側にはみ出していない。
本実施の形態によれば、半導体装置1のテスト時、プローブとの接触のために専用のコンタクトパッドは用いられない。その代わり、外部端子領域RE内の外部端子部40の一部分が、プローブとの接触に用いられる。プローブとの接触に用いられる当該部分は、以下「テストパッド部41」と参照される。すなわち、各リード30の外部端子部40は、他のデバイスとの接続に用いられるだけでなく、半導体装置1のテスト時にプローブと接触するテストパッド部41を有する。
図4は、本実施の形態に係る外部端子部40の構成例を示している。外部端子領域REにおいて、外部端子部40は互いに平行であり、y方向に延在している。ここで、幅方向は、当該延在方向に直交するx方向として定義される。このとき、図4に示されるように、テストパッド部41は、当該外部端子部40の他の部分よりも幅広に形成されている。つまり、テストパッド部41(幅広部)の幅W1は、通常部42の幅W2よりも広い(W1>W2)。これにより、テスト時に、プローブの先端をテストパッド部41に接触させやすくなる。
また、隣り合うリード30間で、テストパッド部41のy方向の位置は異なっている。つまり、隣り合うリード30間で、テストパッド部41の位置はy方向にずれている。例えば、図4において、リード30−11のテストパッド部41のy方向位置は、隣りのリード30−21のテストパッド部41のy方向位置と異なっている。また、リード30−21のテストパッド部41のy方向位置は、更に隣りのリード30−12のテストパッド部41のy方向位置と異なっている。他のリード30に関しても同様である。
このように、本実施の形態では、幅広のテストパッド部41は、近接し過ぎないように配置される。このような配置の結果、隣り合うリード30のテストパッド部41に接続するプローブ同士がショートすることなく、隣り合うリード30をより近づけることが可能となる。つまり、隣り合うリード30間のピッチを小さくすることが可能になる。特に、図4に示されるように、隣り合うリード30のそれぞれのテストパッド部41が、y方向において部分的に重なり合うように形成されることが好適である。それにより、テストパッド部41が非常に効率良く配置され、リード間ピッチが小さくなると共に、リード30の配置に必要なベースフィルム10の面積が縮小される。このことは、近年の半導体装置の微細化や端子数の増大の観点から好ましい。
また、外部端子領域REにおいて、複数のリード30のそれぞれのテストパッド部41は、複数段に分散されて配置されていることが好適である。例えば図4では、テストパッド部41は、2段に分けて千鳥状に配置されている。より詳細には、複数のリード30は、2つのグループG1、G2に区分けされている。第1グループG1はリード30−1iを含んでおり、第2グループG2はリード30−2iを含んでいる(i=1,2,3・・・)。第1グループG1に属するリード30−1iのそれぞれのテストパッド部41は、x方向に沿って整列しており、同じ段に配置されている。また、第2グループG2に属するリード30−2iのそれぞれのテストパッド部41は、x方向に沿って整列しており、第1グループG1とは異なる段に配置されている。そして、第1グループG1に属するリード30−1iと第2グループG2に属するリード30−2iとが交互に配置されている。このように、テストパッド部41が規則的に配置されている場合、テスト時に、各プローブを対応するテストパッド部41に1対1で正確に接触させやすくなる。
更に、図4に示されるように、各外部端子部40は、他の部分よりも幅の狭い狭窄部43を有していてもよい。狭窄部43の幅W3は、通常部42の幅W2よりも狭い(W3<W2)。図4の例では、狭窄部43は、通常部42の両側に“切り欠き”を形成したものと同等である。この狭窄部43は、隣りのリード30の幅広のテストパッド部41と対向するように設けられている。つまり、あるリード30のテストパッド部41と隣接リード30の狭窄部43とは、互いに対向している。このように狭窄部43を設けることによって、幅広のテストパッド部41の周囲にスペースが確保され、その結果、テスト時に1つのプローブの先端部が隣り合うリード30の両方に同時に接触することが防止される。すなわち、テスト時に、リード30間でショート不良が発生することが防止される。
また、図3及び図4に示されるように、外部端子領域REにおいて全てのリード30は同じ長さを有していると好適である。言い換えれば、外部端子部40の長さは、全てのリード30で同じであると好適である。それぞれの外部端子部40は、カットラインCLよりも内側の同じy方向位置まで延びてきており、それぞれの第2端部32(先端部)の位置はx方向に沿って整列している。このように全リード30の先端が揃っていると、その製造が簡易となり、好適である。
2.テスト及び実装
2−1.テスト
本実施の形態によれば、半導体装置1のテスト時、プローブとの接触のために専用のコンタクトパッドは用いられない。その代わり、外部端子部40の一部が幅広に形成され、その幅広部がプローブと接触するテストパッド部41として用いられる。図1で示されたようなテスト用のコンタクトパッド140は設けられず、パッド配置領域RPはベースフィルム10上から排除される。その結果、1つの半導体チップ20に対して要求されるベースフィルムの面積を、図1の場合と比べて大きく縮小することができる。従って、材料コストを削減し、また、ベースフィルム10上の半導体チップ20の配置効率を向上させることが可能となる。すなわち、半導体装置1の製造コストを削減することが可能となる。
図5は、半導体装置1のテスト時の、外部端子部40とプローブ50との接続を示している。図5に示されるように、テスト時、プローブ50は、外部端子部40の一部であるテストパッド部41と接触する。そのテストパッド部41は幅広に形成されているため、プローブ50の先端をテストパッド部41に接触させやすい。
また、隣り合うリード30間で、テストパッド部41の位置はy方向にずれている。従って、隣り合うリード30のテストパッド部41に接続するプローブ50同士がショートすることが防止される。更に、狭窄部43がテストパッド部41と対向するように設けられており、幅広のテストパッド部41の周囲にスペースが確保されている。従って、プローブ位置が多少ずれたとしても、1つのプローブ50が隣り合うリード30の両方に同時に接触することが防止される。逆に言えば、プローブ50の位置ずれの許容量が大きくなる。
2−2.切り分け
TCP型半導体装置1を1つずつ切り分ける際には、カットラインCLに沿ってベースフィルム10が切断される(図2、図3参照)。このとき、本実施の形態によれば、金属バリに起因するショート不良を軽減することができる。
比較例として、図1の場合を考える。比較例では、半導体チップ120がリード130を介してテスト用のコンタクトパッド140と接続されている。従って、半導体装置を1つずつ切り分ける際には、カットラインCLに沿ってリード130を切断する必要がある。この時に発生する金属バリが、後にショート不良を引き起こす可能性がある。一方、本実施の形態によれば、テスト用のコンタクトパッド140は設けられていない。図3で示されたように、リード30はカットラインCLで囲まれるデバイス領域RDの内部にだけ形成されている。従って、半導体装置1を1つずつ切り分ける際には、リード30の切断は行われない。その結果、金属バリに起因するショート不良が軽減される。その上、カットラインCLで半導体装置を打ち抜く治具が、金属であるリード30をカットすることがなくなるため、その治具の寿命が延びるという効果も得られる。
2−3.実装
本実施の形態に係る半導体チップ20は、液晶表示パネルやプラズマディスプレイパネル等の表示パネルを駆動するためのICである。半導体チップ20は、リード30を介して、表示パネルの電極と電気的に接続される。より詳細には、表示パネルは、基板上にマトリックス状に形成された複数の画素、及びそれら画素を駆動するために基板上に形成された複数の電極(データ線等)を備えている。それら複数の電極が、本実施の形態に係るTCP型半導体装置1(パッケージ)の複数のリード30のそれぞれに電気的に接続される。このようにリード30と接続される電極は、以下「基板側電極60」と参照される。
図6は、複数のリード30と複数の基板側電極60との接続を示している。基板側電極60にはハッチングが施されている。図6に示されるように、典型的には、複数の基板側電極60は互いに平行であり、各基板側電極60は、直線形状を有するストレート電極である。言い換えれば、各基板側電極60には、他の部分よりも幅広な幅広部は形成されない。このような複数の基板側電極60のそれぞれの端部が、複数のリード30のそれぞれの外部端子部40と接触する。つまり、y方向に延在する外部端子部40が、対応する1つの直線形状基板側電極60と接触する。
尚、図6に示されるように、ある1つの外部端子部40に接触しているある基板側電極60は、その隣りの外部端子部40の幅広のテストパッド部41からは離れているべきである。その意味で、1本の基板側電極60の幅WAは、外部端子部40の通常部42の幅W2以下であることが望ましい。逆に言えば、通常部42の幅W2は、基板側電極60の幅WA以上になるように設計されると好適である。外部端子部40と基板側電極60との接触面積の観点から言えば、幅WAと幅W2は同じであることが好ましい。
また、外部端子部40と基板側電極60との接触面積の観点から言えば、外部端子部40の長さが全リード30間で同じであることが好ましい(図3、図4参照)。図3及び図4で示されたように、全リード30の第2端部32(先端部)の位置は揃っており、x方向に沿って整列している。例えば図4において、第2グループG2に属するリード30−2iがテストパッド部41までで終わっているということはない。この場合、外部端子部40と基板側電極60との接触面積が一様となり、好適である。
先述の特許文献5(特開2008−300297号公報)に記載された技術によれば、ディスプレイパネルは、パネル基板(前面基板)とフレキシブルプリント基板とを備えている。パネル基板の一端部には、複数の第1電極端子が並んで配置されている。フレキシブルプリント基板は、それら複数の第1電極端子のそれぞれと接続される複数の第2電極端子を有している。ここで、複数の第1電極端子は、交互にずらされて千鳥状に配置されている。また、複数の第2電極端子も、交互にずらされて千鳥状に配置されている。第1電極端子と第2電極端子は共に幅広に形成されているが、その幅方向の寸法は、第1電極端子と第2電極端子とで異なっている。このように、パネル基板上の第1電極端子の形状として、特殊なものを採用する必要がある。
一方、本実施の形態によれば、表示パネルの基板側電極60の形状として、特殊なものを採用する必要はない。基板側電極60の形状は典型的なもの(直線形状)でよく、パッケージ側の外部端子部40の形状に合わせて特殊な形状に加工する必要はない。すなわち、本実施の形態に係るTCP型半導体装置1(ICパッケージ)は一般的な表示パネルをサポートしており、表示パネルの設計を変更する必要はない。特に、表示装置の分野では表示パネルとICパッケージのメーカーは異なる場合が多いため、本発明は有用である。
3.変形例
既出の図4で示された例ではテストパッド部41は2段に分散されて配置されていたが、その段数は3段以上であってもよい。例えば図7では、テストパッド部41は、3段に分散されて配置されている。この場合、複数のリード30は、3つのグループG1〜G3に区分けされる。第1グループG1はリード30−1iを含んでおり、第2グループG2はリード30−2iを含んでおり、第3グループG3はリード30−3iを含んでいる(i=1,2・・・)。図7の場合、テストパッド部41と対向する狭窄部43の切り欠きは、片側だけで十分となる。その結果、狭窄部43の幅W3は、図4で示された場合よりも広くなる。
また、テストパッド部41の平面形状は、図4で示されたような長方形に限られない。テストパッド部41は、当該外部端子部40の他の部分より幅広に形成されていればよい。例えば、テストパッド部41の平面形状は、角が丸くなった長方形であってもよい。あるいは、テストパッド部41の平面形状は、楕円形や涙形状(tear-drop shape)であってもよい。また、図8に示されるように、幅広のテストパッド部41と幅狭の狭窄部43は、“波形状”に形成されてもよい。いずれの場合であっても、上述と同じ効果が得られる。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 半導体装置
10 ベースフィルム
20 半導体チップ
30 リード
31 第1端部
32 第2端部
40 外部端子部
41 幅広部(テストパッド部)
42 通常部
43 狭窄部
50 プローブ
60 基板側電極
RD デバイス領域
RC 被覆領域
RE 外部端子領域
CL カットライン
SR ソルダーレジスト

Claims (4)

  1. 互いに平行で各々が直線形状を有する複数の基板側電極と接続されるTCP型半導体装置であって、
    ベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に搭載された半導体チップと、
    前記ベースフィルム上に形成され、前記半導体チップと前記複数の基板側電極のそれぞれとを電気的に接続する複数のリードと
    を備え、
    前記複数のリードの各々は、第1方向に延在し前記複数の基板側電極のうち対応する1つと接触する外部端子部を有し、
    前記外部端子部の長さは、前記複数のリード間で同じであり、
    前記ベースフィルムと平行で前記第1方向と直交する平面方向は第2方向であり、
    前記複数のリードに関する前記外部端子部の先端位置は、前記第2方向に沿って整列しており、
    前記複数のリードの各々の前記外部端子部は、
    前記外部端子部の他の部分よりも幅広に形成された幅広部と、
    前記幅広部よりも幅が狭い通常部と、
    前記通常部よりも更に幅が狭い狭窄部と
    を有し、
    前記複数のリードのうち隣り合うリード間で、前記第1方向における前記幅広部の位置は異なっており、且つ、前記幅広部は前記第1方向において部分的に重なり合っており、更に、前記幅広部と前記狭窄部とが互いに対向している
    TCP型半導体装置。
  2. 請求項に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記通常部の幅は、前記各基板側電極の幅以上である
    TCP型半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載のTCP型半導体装置であって、
    記複数のリードは、少なくとも2つのグループに区分けされ、
    前記少なくとも2つのグループの各々において、前記幅広部は前記第2方向に沿って整列している
    TCP型半導体装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のTCP型半導体装置であって、
    前記幅広部は、テスト時にプローブと接触するテストパッド部である
    TCP型半導体装置。
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