JP4864015B2 - クライオスタット - Google Patents

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Description

本発明はクライオスタットに係り、特に高磁場発生用超電導磁石の冷却に用いられる加圧超流動ヘリウム冷却用のクライオスタットに関する。
近年、核磁気共鳴装置(NMR)や磁気イメージング装置(MRI)の高感度化に伴い超電導磁石の高磁場化が求められている。超電導磁石の高磁場化を達成するためには、超電導線材の臨界電流密度を向上させる必要があり、その方法として、超電導線材の開発、超電導磁石の運転温度を下げることによる臨界電流密度の向上がある。前者の方法については、実用超電導材料の臨界電流密度は限界に近く、後者の方法を用いることが、高磁場化のための実行的かつ有効な手段となる。
超電導磁石の運転温度を下げる方式としては、飽和超流動ヘリウム冷却方式と加圧超流動ヘリウム冷却方式がある。
飽和超流動ヘリウム冷却方式は、4.2Kの液体ヘリウムを真空排気装置で排気し、液体ヘリウムの蒸気圧を下げることにより温度を下げる方式である。一方、加圧超流動ヘリウム冷却方式では、加圧超流動ヘリウムと呼ばれる大気圧下の超流動ヘリウムを生成する。飽和超流動ヘリウムに比較して加圧超流動ヘリウムの方が高い熱輸送能力を持つため、超電導磁石の4.2Kより低温での運転が必要な場合は、加圧超流動ヘリウムを用いることが一般的である。この加圧超流動ヘリウム冷却により、超電導磁石を1.5K以下まで冷却することができる。
典型的な加圧超流動ヘリウムクライオスタットでは、超電導磁石が設置される超流動ヘリウム槽と4.2K液体ヘリウム槽及び液体窒素槽が、断熱真空容器内に内包される。また、超流動ヘリウム槽と4.2K液体ヘリウム槽との間に連通路が設けられる。さらに、外界から4.2K液体ヘリウム槽や超流動ヘリウム槽への輻射による熱侵入量を低減するために、液体窒素により冷却される80Kシールドが4.2K液体ヘリウム槽の外側に設置される。また、超流動ヘリウム槽と4.2K液体ヘリウム槽への輻射による熱侵入量をさらに低減するために、4.2K液体ヘリウム槽の蒸発ヘリウムガスにより冷却される熱シールドが、80Kシールドの内側に設置される。
特許文献1には、加圧超流動ヘリウムクライオスタットの一例が示されている。また、非特許文献1には加圧超流動ヘリウムスタットに関する詳しい説明がある。
特公昭60−4121号公報 G.Claudet、A.Lacaze、P.Roubeau、and J、Verdier、The design and operation of a refrigerator system using superfluid helium.Proc.Fifth International Cryogenic Engineering Conf.Kyoto(1974)、pp.265−267.
従来型の加圧超流動ヘリウムクライオスタットでは、4.2K液体ヘリウム槽と超流動ヘリウム槽とを支持する支持構造物や、4.2K液体ヘリウム槽と超流動ヘリウム槽との間の連通路壁の熱伝導及びその通路に存在する液体ヘリウムの熱伝導により、超流動ヘリウム槽への熱流が発生し、4.2K液体ヘリウム槽の温度が低下することがある。この温度低下により、4.2K液体ヘリウム槽の液面低下を招き、冷媒補充間隔が短期化する。この結果、運転コストが増加してしまう。
本発明の目的は、液面低下による冷媒補充間隔の短期化を抑制する加圧超流動ヘリウムクライオスタットを提供することにある。
本発明は、4.2K液体ヘリウム槽の蒸発ガスにより冷却される熱シールドと4.2K液体ヘリウム槽との間に熱スイッチを備えたものである。
具体的には、液体ヘリウムを貯留する4.2K液体ヘリウム槽と、前記4.2K液体ヘリウム槽と断熱真空により仕切られ、前記第一の液体ヘリウムよりも低温の液体ヘリウムを貯留する超流動ヘリウム槽と、液体窒素を貯留する液体窒素槽と、前記4.2K液体ヘリウム槽と前記超流動ヘリウム槽とを内包し、断熱真空により室温からの熱を遮断する断熱真空容器と、前記4.2K液体ヘリウム槽と前記超流動ヘリウム槽との間に設置される連通路と、前記液体窒素槽により冷却され、外界から前記4.2K液体ヘリウム槽への熱輻射を抑制する80Kシールドと、前記4.2K液体ヘリウム槽の蒸発ガスにより冷却され、外界から前記4.2K液体ヘリウム槽への熱輻射を抑制する熱シールドと、前記超流動ヘリウム槽中に設置され、前記4.2K液体ヘリウム槽に流量調整弁を介して連通し超流動ヘリウムを発生して前記超流動ヘリウム槽を冷却する冷却器と、前記冷却器より発生する蒸発ガスを排気する排気管と、前記熱シールドと前記4.2K液体ヘリウム槽の間に設置される、ガスを利用する熱スイッチを具備することを特徴とするクライオスタットにある。
本発明により、4.2K液体ヘリウム槽の温度低下による液面低下を抑制することが可能となり、長期運転を必要とする加圧超流動ヘリウム冷却を用いた超電導磁石クライオスタットでの冷媒補充間隔を長期化し、運転コストの低減化が可能となった。
本発明において、熱スイッチはガスを収容できる容器であることが好ましい。また、熱スイッチの4.2K液体ヘリウム槽と接する部分および熱シールドと接する部分は、高熱伝導率の材料により構成され、それ以外の部分は熱絶縁材料により構成されることが好ましい。熱スイッチに用いられるガスは、ヘリウム3であることが好ましい。
また、上記の構成に加えて、熱スイッチと熱スイッチ用流量調整弁を介して連通する吸着器と、断熱真空容器中に設置され、4.2K液体ヘリウム槽と吸着器冷却用JT弁を介して連通し、超流動ヘリウムを発生して吸着器を冷却する吸着器用冷却器と、排気管と排気用弁を介して冷却器とを連通するための通路と、80Kシールドと吸着器との間に設置された80K熱スイッチとを具備することが好ましい。
80K熱スイッチは、ガスを収容できる容器であることが好ましく、80K熱スイッチの吸着器と接する部分および80Kシールドと接する部分は高熱伝導率の材料により構成され、それ以外の部分は熱絶縁材料により構成されることが好ましい。
吸着器内のガスを排気するクライオポンプと80K熱スイッチ内のガスを排気する80K熱スイッチ用クライオポンプを具備することも好ましく、これらは断熱真空容器の外部に備えられることが特に好ましい。
吸着器熱スイッチに用いるガスは、ヘリウム3であることが好ましい。
以下、図面を引用して説明する。
[比較例]
図1は、熱スイッチを有しない、従来型の加圧超流動ヘリウムクライオスタットの概略図である。
このクライオスタットは、超電導磁石1が設置される超流動ヘリウム槽2と、4.2K液体ヘリウム槽3と、液体窒素槽4とが断熱真空容器5内に内包された構造を有する。また、外界から4.2K液体ヘリウム槽3や超流動ヘリウム槽2への輻射による熱侵入量を低減するために、液体窒素により冷却される80Kシールド6が、4.2K液体ヘリウム槽3の外側に設置される。
80Kシールド6に加え、超流動ヘリウム槽2と4.2K液体ヘリウム槽3への輻射による熱侵入量をさらに低減するために、4.2K液体ヘリウム槽3の蒸発ヘリウムガスにより冷却される熱シールド7が、80Kシールド6の内側に設置される。
この他に超流動ヘリウム槽2への輻射による熱侵入量を低減するために、4.2K液体ヘリウムにより冷却される4Kシールド8が、超流動ヘリウム槽2の外側に設置される。
超流動ヘリウム槽2の冷却は、液体ヘリウム取り込み口9より冷却器10に流れ込んだ液体ヘリウムを、排気管11を介して室温部に設置された真空排気装置12により強制蒸発させ、蒸発潜熱を奪うことにより行う。
冷却器10の効率を向上させるためには、冷却器に流れ込む液体ヘリウムの温度が低くなっている必要がある。このため、JT(ジュールートムソン)膨張させるJT弁13と冷却器10の蒸発ガスにより取り込まれた液体ヘリウムを冷却するための予冷熱交換器14が設置される。
冷却器10の構造としては、液溜め型とチューブ型があるが、液溜め型を採用すれば蒸発面積を稼げ、安定した動作を期待できる。冷却器の材料としては、まわりの液体ヘリウムとの熱交換効率を向上させるために、高い熱伝導率を持つものが好ましい。
また、真空排気装置12としては、1.8Kの超流動ヘリウムの蒸気圧である1.6kPaで排気量が大きい油回転ポンプやメカニカルブースターポンプ、負荷圧力により回転数の制御が可能なターボ分子ポンプが使用される。
4.2K液体ヘリウム槽3と超流動ヘリウム槽2との間の連通路には安全弁15を設置することが好ましい。この安全弁15は超電導磁石1がクエンチを発生した場合の圧力放出路となる。また、超流動ヘリウム槽2への液体ヘリウムの供給路としても働く。
この構成のクライオスタットには、4.2K液体ヘリウム槽と超流動ヘリウム槽とを支持する支持構造物や、4.2K液体ヘリウム槽と超流動ヘリウム槽との間の連通路に設けられた安全弁の弁体と弁座との隙間に存在する液体ヘリウムの熱伝導により、超流動ヘリウム槽へ熱流が発生し、4.2K液体ヘリウム槽の温度が低下するという問題がある。
図2に本発明の実施例であるクライオスタットの概略図を示す。全体構成は図1とほぼ同様であるが、熱シールド7と4.2K液体ヘリウム槽3との間に熱スイッチ16が設置されている点が異なる。
熱スイッチ16の構造を図3に示す。この熱スイッチ16は、ガスの熱伝導を利用するものであり、熱スイッチ16をONとして4.2K液体ヘリウム槽3を加温したい場合には、熱スイッチ16にガスを供給し、ガスの熱伝導により熱シールド7からの熱流入により昇温する。また、熱スイッチ16をOFFとする場合には、熱スイッチ内からガスを排気する。熱スイッチで用いるガスは、4.2Kでもガスとして存在するヘリウム3を用いる。ヘリウム3ガスは高価であるため回収する。
熱スイッチ16はガスを溜めることが可能な容器であり、低温リークが発生しないようにする必要がある。熱スイッチ16と熱シールド7との接触部17と熱スイッチ16と4.2K液体ヘリウム槽3との接触部18は高い熱伝率をもつ銅やアルミニウムなどから製作する。こうすることにより、ガスとの熱交換効率が向上する。また、熱スイッチ16の熱シールド7との接触部17と、4.2K液体ヘリウム槽3との接触部18以外は熱伝導率が低いステンレスなどにより製作する。こうして、熱スイッチOFF時の熱侵入量の低減化を図ることができる。
上記の熱伝導率が低い材料として超伝導体を用いてもよい。超伝導体の熱伝導率が低いことに加え、常伝導金属と超伝導体との界面でのアンドレーエフ反射による熱抵抗の増加により、更なる熱侵入量の低減化が図れる。
図4に熱スイッチ16を動作させるための系統図を示す。運転開始時において、熱スイッチ16へは熱スイッチ用流量調整弁19、吸着器20及びクライオスタット外に設置されたヘリウム3ガスタンク用流量調整弁25を介して、ヘリウム3ガスボンベ27よりヘリウム3ガスを供給する。供給後にはヘリウム3ガスタンク用流量調整弁25を全閉とする。こうして、スイッチをONとすることができる。
熱スイッチ16内のガスを回収しスイッチをOFFとするために吸着器20を設置する。図5に吸着器20の構造を示す。吸着器20は、ガスを収容できる容器であり、活性炭などの吸着剤33を内包している。吸着器20は、効率的に内部の吸着剤33を昇降温するために熱伝導率の高い材料で製作する。
吸着器20を動作させるために、吸着器用冷却器22を吸着器20に接して設置する。吸着器用冷却器22は、超流動ヘリウム槽2を冷却する冷却器10と同一の構造でよい。4.2K液体ヘリウム槽3から取り込んだ液体ヘリウムを吸着器冷却用JT弁23においてJT膨張させ、吸着器用冷却器22に溜める。この液体ヘリウム蒸気を排気管11に接続される排気弁24により流量調整しながら排気することにより、吸着器用冷却器22及び吸着器20を冷却する。
熱スイッチ16にヘリウムガスが入っている状態で吸着器用冷却器22の冷却を開始し、熱スイッチ16内のヘリウム3ガスを吸着器20に回収することにより、熱スイッチ16内を真空にすることができ、スイッチがOFFとなる。
吸着器16へ回収した後にスイッチをONとするために、80K熱スイッチ21を吸着器20と80Kシールド6とに接して設置する。このスイッチも熱スイッチ16と同様のガスの熱交換を利用するものであり、構造は熱スイッチ16と同一でよい。使用するガスは、高温側は80Kであるが、低温側は1.5K程度であるため、より液化し難いヘリウム3ガスが適している。
クライオスタット外に設置された80K熱スイッチ用ガスタンク31から80K熱スイッチ21にヘリウム3ガスを供給し、供給後に80K熱スイッチ用第一の流量調整弁29を閉じることにより、スイッチをONとすることができる。OFFとする場合は、クライオスタット外に設置された80K熱スイッチ用第一の流量調整弁29を閉じ、80K熱スイッチ用第二の流量調整弁30と80K熱スイッチ用クライオポンプ32を用いて、スイッチ内を排気し、真空状態とすればよい。
80K熱スイッチ用クライオポンプ32の構造は、ガスを収容できる容器に吸着剤を内包させればよい。ただし、低温リークに注意する必要がある。このクライオポンプを4.2K液体ヘリウム槽3に補充するための液体ヘリウムベッセル等に挿入することで排気作用が生じ、80K熱スイッチ21内のヘリウム3ガスを回収することができる。
吸着器20内に回収されたヘリウム3ガスをクライオスタット外へ回収する場合は、クライオポンプ28を用いる。構造等は上記の80K熱スイッチ用クライオポンプ32と同一でよい。このクライオポンプ28を4.2K液体ヘリウム槽3に補充するための液体ヘリウムベッセル等に挿入することで排気作用が生じ、吸着器20内のヘリウム3ガスを回収することができる。また、クライオポンプ28内に回収したヘリウム3ガスを、ヘリウム3ガスタンク27へ回収するために、吸着器用ヘリウム3ガス回収用弁37を設置する。
以下に運転方法について述べる。
熱スイッチ16は熱スイッチ用流量調整弁19、吸着器冷却用JT弁23、排気用弁24、80K熱スイッチ用第一の流量調整弁29、80K熱スイッチ用第二の流量調整弁30の5つの弁を電磁弁とし、4.2K液体ヘリウム槽3に取り付けられた温度計34と冷却器用温度計35を用いて制御する。
4.2K液体ヘリウム槽3が4.2K未満となった場合に、まず、手動によりヘリウム3ガスタンク用流量調整弁25及び熱スイッチ用流量調整弁19を開とし、ヘリウム3ガスを熱スイッチ16へ導入し、ヘリウム3ガスタンク用流量調整弁25を閉とする。
この後は定常運転となり、4.2K液体ヘリウム槽3が4.2Kに近づいたら、吸着器用JT弁23を開き、さらに排気用弁24を動作させる。このとき、吸着器用冷却器22内に設置した冷却器用温度計35により温度計測し、1.5K程度になるように弁を制御する。この冷却により吸着器20はクライオポンプとなり、熱スイッチ16内のヘリウムガスを回収する。
ヘリウムガスを回収すると、4.2K液体ヘリウム槽3の温度が降下を開始するため、吸着器冷却用JT弁23を全閉とし、吸着器用冷却器22内の液体を回収しながら、80K熱スイッチ用第一の流量調整弁29を開とすることにより、80K熱スイッチ21をONとする。その後に80K熱スイッチ用第一の流量調整弁29を閉とする弁制御を行う。
こうすることにより、吸着器20に回収されたヘリウム3ガスが熱スイッチ16に導入され、4.2K液体ヘリウム槽3の温度が上昇を開始する。4.2K液体ヘリウム槽3の温度が上昇し、4.2Kに近づいたら、80K熱スイッチ用第二の流量調整弁30を開とし、80K熱スイッチ21内のヘリウム3ガスを回収し、スイッチをOFFとするように弁制御する。また、吸着器20を動作させ、熱スイッチ16内のヘリウム3ガスを回収する。
4.2K液体ヘリウム槽3の温度が4.2K±0.5Kとなるようにフィードバックをかけながら上記したプロセスを繰り返す。また、80K熱スイッチ用クライオポンプ32には吸着限界があるために、定期的に80K熱スイッチ用クライオポンプ32を昇温させ、80K熱スイッチ用ガスタンク31へヘリウム3ガスを回収することが必要である。このために、ヘリウムガス回収用弁36を設置する。この弁は、定常運転中は開としておく。
本実施例のクライオスタットは、高感度核磁気共鳴分光装置、磁気イメージング装置、加速器用超伝導磁石、核融合炉用超電導磁石等に利用できる。
熱スイッチを有しない加圧超流動ヘリウムクライオスタットの概略図。 本発明の実施例による加圧超流動ヘリウムクライオスタットの概略図。 熱スイッチの構造を示した概略断面図。 熱スイッチを動作させるための系統図。 吸着器の構造を示した概略断面図。
符号の説明
1…超電導磁石、2…超流動ヘリウム槽、3…4.2K液体ヘリウム槽、4…液体窒素槽、5…断熱真空容器、6…80Kシールド、7…熱シールド、8…4Kシールド、9…液体ヘリウム取り込み口、10…冷却器、11…排気管、12…真空排気装置、13…JT弁、14…予冷熱交換器、15…安全弁、16…熱スイッチ、17…熱スイッチと熱シールドとの接触部、18…熱スイッチと4.2K液体ヘリウム槽との接触部、19…熱スイッチ用流量調整弁、20…吸着器、21…80K熱スイッチ、22…吸着器用冷却器、23…吸着器冷却用JT弁、24…排気用弁、25…ヘリウム3ガスタンク用流量調整弁、26…クライオポンプ用流量調整弁、27…ヘリウム3ガスタンク、28…クライオポンプ、29…80K熱スイッチ用第一の流量調整弁、30…80K熱スイッチ用第二の流量調整弁、31…80K熱スイッチ用ガスタンク、32…80K熱スイッチ用クライオポンプ、33…吸着剤、34…温度計、35…冷却器用温度計、36…ヘリウム3ガス回収用弁、37…吸着器用ヘリウム3ガス回収用弁。

Claims (9)

  1. 液体ヘリウムを貯留する4.2K液体ヘリウム槽と、前記4.2K液体ヘリウム槽と断熱真空により仕切られ、4.2Kよりも低温の液体ヘリウムを貯留する超流動ヘリウム槽と、液体窒素を貯留する液体窒素槽と、前記4.2K液体ヘリウム槽と前記超流動ヘリウム槽とを内包し、断熱真空により室温からの熱を遮断する断熱真空容器と、前記4.2K液体ヘリウム槽と前記超流動ヘリウム槽との間に設置される連通路と、前記液体窒素槽により冷却され、外界から前記4.2K液体ヘリウム槽への熱輻射を抑制する80Kシールドと、前記4.2K液体ヘリウム槽の蒸発ガスにより冷却され、外界から前記4.2K液体ヘリウム槽への熱輻射を抑制する熱シールドと、前記超流動ヘリウム槽中に設置され前記4.2K液体ヘリウム槽に流量調整弁を介して連通し超流動ヘリウムを発生して前記超流動ヘリウム槽を冷却する冷却器と、前記冷却器より発生する蒸発ガスを排気する排気管と、前記熱シールドと前記4.2K液体ヘリウム槽の間に設置された、ガスを利用する熱スイッチとを具備することを特徴とするクライオスタット。
  2. 前記熱スイッチがガスを収容できる容器であることを特徴とする請求項1に記載のクライオスタット。
  3. 前記熱スイッチの前記4.2K液体ヘリウム槽と接する部分および前記熱シールドと接する部分が高熱伝導率の材料により構成され、それ以外の部分が熱絶縁材料により構成されていることを特徴とする請求項1記載のクライオスタット。
  4. 前記熱スイッチに用いられるガスがヘリウム3であることを特徴とする請求項1に記載のクライオスタット。
  5. 液体ヘリウムを貯留する4.2K液体ヘリウム槽と、前記4.2K液体ヘリウム槽と断熱真空により仕切られ、4.2Kよりも低温の液体ヘリウムを貯留する超流動ヘリウム槽と、液体窒素を貯留する液体窒素槽と、前記4.2K液体ヘリウム槽と前記超流動ヘリウム槽とを内包し、断熱真空により室温からの熱を遮断する断熱真空容器と、前記4.2K液体ヘリウム槽と前記超流動ヘリウム槽との間に設置される連通路と、前記液体窒素槽により冷却され、外界から前記4.2K液体ヘリウム槽への熱輻射を抑制する80Kシールドと、前記4.2K液体ヘリウム槽の蒸発ガスにより冷却され、外界から前記4.2K液体ヘリウム槽への熱輻射を抑制する熱シールドと、前記超流動ヘリウム槽中に設置され前記4.2K液体ヘリウム槽に流量調整弁を介して連通し超流動ヘリウムを発生して前記超流動ヘリウム槽を冷却する冷却器と、前記冷却器より発生する蒸発ガスを排気する排気管と、前記熱シールドと前記4.2K液体ヘリウム槽の間に設置された、ガスを利用する熱スイッチと、前記熱スイッチと熱スイッチ用流量調整弁を介して連通する吸着器と、前記断熱真空容器中に設置され前記4.2K液体ヘリウム槽と吸着器冷却用JT弁を介して連通し超流動ヘリウムを発生して前記吸着器を冷却する吸着器用冷却器と、前記排気管と排気用弁を介して前記冷却器とを連通するための通路と、前記80Kシールドと前記吸着器との間に設置された80K熱スイッチとを具備することを特徴とするクライオスタット。
  6. 前記80K熱スイッチがガスを収容できる容器であることを特徴とする請求項5に記載のクライオスタット。
  7. 前記80K熱スイッチの前記吸着器と接する部分および前記80Kシールドと接する部分が高熱伝導率の材料により構成され、それ以外の部分が熱絶縁材料により構成されていることを特徴とする請求項5に記載のクライオスタット。
  8. 前記吸着器内のガスを排気するクライオポンプと前記80K熱スイッチ内のガスを排気する80K熱スイッチ用クライオポンプを前記断熱真空容器の外部に備えたことを特徴とする請求項5に記載のクライオスタット。
  9. 前記吸着器用熱スイッチに用いるガスがヘリウム3であることを特徴とする請求項5に記載のクライオスタット。
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