JP4862613B2 - 受付システム、および受付ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、管理区域に入場する入場者の受け付けを行う受付システム、およびこの受付システムに適用される受付ユニットに関する。
従来、来客者の受け付けを無人で行う無人受付システムがあった(特許文献1参照)。この無人受付システムは、来客者が受付ホールに設置された端末を利用し、カメラを利用した画像通信により、面会する担当者と直接会話する構成である。また、担当者が、面会を許可したときに、来客者に対してカードを発行する。このカードには、受付ホールから、担当者と面会する場所に至る、経路の途中に設けられているゲートについてのみ、通行を許可する情報が記録されている。これにより、来客者は、担当者と面会する場所へは行けるが、管理区域内の関係の無い場所へ行くことはできない。したがって、管理区域のセキュリティを確保することができる。また、担当者との面会を終えて、帰る来客者からカードを回収することにより、来客者に発行したカードが不正に利用されるのを防止している。
また、管理区域のセキュリティを確保するシステムとして、管理区域への入退室が許可されていない未許可者が、入退室が許可されている許可者とともに入退室する、所謂共連れを防止するものがある(特許文献2参照)。この特許文献2は、許可者に対して無線通信媒体を発行しておき、検出された無線通信媒体の個数と、カメラにより撮像されている通行者の人数と、が一致したときに、管理区域の出入口に設けられている扉の電子錠を解錠し、一致しなかったときに解錠しない(施錠した状態を保持する。)構成である。これにより、共連れによる管理区域への未許可者の入退室を防止している。
特開平10−246041号公報 特開2006−99381号公報
しかしながら、特許文献1等で示されている従来の受付システムは、来客者と、その来客者に対して発行したカードと、の関連づけがなされていなかった。このため、来客者が所有しているカードが、その来客者に対して発行されたカードであるのか、それとも他の来客者に対して発行されたカードであるのかを、確認することができなかった。その結果、カードが発行された来客者が、他の来客者とカードの交換等を行って、管理区域内の許可されていない場所に立ち入るのを防止することができかった。すなわち、管理区域内における来客者の行動を適正に制限することができなかった。その結果、管理区域のセキュリティを十分に確保することができないという問題があった。
なお、特許文献2は、共連れを防止する技術であり、来客者を受け付けるときに、来客者と、その来客者に対して発行したカードと、の関連づけを行うものではない。したがって、特許文献1と、特許文献2とを組みあわせても、上述したように、管理区域のセキュリティを十分に確保することができないという問題を解消することはできない。
この発明の目的は、管理区域へ入る来客者等の受け付けにかかる人手を低減し、且つ管理区域内における来客者等の行動を適正に制限することができる受付システム、およびこの受付システムに適用される受付ユニットを提供することにある。
この発明の受付システムは、上記課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)受付ホールを、管理区域と管理区域外との間に設け、前記管理区域と、受付ホールと、の間における人の通行を制限する第1の開閉体を開閉する第1の開閉手段、および、前記管理区域外と、前記受付ホールとの間における人の通行を制限する第2の開閉体を開閉する第2の開閉手段と、を備えた開閉ユニットと、
前記受付ホール内にいる人の人数をカウントする人数カウント手段を備えた計数ユニットと、
前記開閉ユニットが前記第1の開閉体、および前記第2の開閉体を閉している状態であるときに、前記受付ホール内にいる前記管理区域へ入場する人に対して媒体を発行する媒体発行手段を備えた媒体発行ユニットと、を有し、
前記媒体発行ユニットは、
前記媒体発行手段により媒体を発行する人の生体情報を取り込む生体情報取込手段と、
前記媒体発行手段が発行した媒体と、この媒体を発行した人から前記生体情報取込手段が取り込んだ生体情報と、を関連づけて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が発行した媒体に関連づけて記憶している生体情報を用いて、前記生体情報取込手段が生体情報を取り込んだ人について、すでに媒体を発行している人であるかどうかを判定し、すでに媒体を発行している人であれば、前記媒体発行手段による媒体の発行を制限する発行制限手段と、
前記媒体発行手段が前記計数ユニットによりカウントされた前記受付ホール内にいる人数分の媒体を発行したときに、前記開閉ユニットに対して前記第1の開閉体を一時的に開することを指示する第1の開指示手段と、
前記開閉ユニットが、前記第1の開指示手段による指示に応じて一時的に開した前記第1の開閉体を閉した後に、前記計数ユニットにより前記受付ホール内にいる人が検出された場合、エラー処理を行うエラー処理手段と、を備えている。
この構成では、計数ユニットが、受付ホール内にいる人(来客者)の人数をカウントする。受付ホールは、管理区域と管理区域外との間に設けている。第1の開閉体が、管理区域と受付ホールとの間における人の通行を制限する。また、第2の開閉体が、管理区域外と受付ホールとの間における人の通行を制限する。計数ユニットは、例えば、受付ホールの画像を撮像し、当該画像を処理して、受付ホール内にいる人の人数をカウントする。また、受付ホールの入口に人検知センサを配置し、該センサにより受付ホールに入った人の人数をカウントするようにしてもよい。
また、媒体発行ユニットが、媒体発行手段により、受付ホール内にいる人に媒体を発行する。このとき、第1の開閉体、および第2の開閉体は閉状態である。媒体発行ユニットは、媒体を発行する人の生体情報を生体情報取込手段により取り込み、発行した媒体と、その媒体を発行した人の生体情報と、を関連づけて記憶手段に記憶する。したがって、媒体と、その媒体を発行した人と、を関連づけて管理することができる。
また、媒体発行手段による媒体の発行時には、前記記憶手段が発行済の媒体に関連づけて記憶している生体情報を用いて、前記生体情報取込手段が生体情報を取り込んだ人が、すでに媒体を発行した人であるかどうかの判定を行う。そして、すでに媒体を発行した人であれば、新たな媒体の発行を制限することができる。したがって、1人の人に対して、複数の媒体がダブって発行されることがない。
さらに、受付ホールにいる各人に対する媒体の発行が完了した場合に、開閉ユニットに対して第1の開閉体を一時的に開することを指示するので、媒体が発行されていない人が、共連れ等で管理区域に入場するのを防止できる。また、開閉ユニットが一時的に開した第1の開閉体を閉した後に、計数ユニットにより受付ホール内にいる人が検出された場合、エラー処理手段がエラー処理を行うので、媒体が発行されたにもかかわらず、管理区域に移動せずに受付ホールに留まった人に対する対応が適正に行える。
(2)前記媒体発行ユニットは、
前記媒体発行手段により媒体を発行する人の行先にかかる入力を受け付ける行先入力手段を、備え、
前記媒体発行手段は、前記行先入力手段が入力を受け付けた行先に応じた媒体を発行する手段である。
この構成では、受付を行った人の行先に応じた媒体を発行するので、管理区域内における人の行動が適正に制限できる。したがって、管理区域のセキュリティを一層十分に確保することができる。
(3)前記媒体発行ユニットは、
前記媒体発行手段が、前記生体情報取込手段が取り込んだ人の生体情報を記録した媒体を発行する手段である。
この構成では、媒体に記録されている生体情報を用いて、この媒体が発行された人と、この媒体を所持している人と、が一致しているかどうかの判断が行える。
(2)前記媒体発行ユニットは、
前記媒体発行手段により媒体を発行する人の行先にかかる入力を受け付ける行先入力手段を、備え、
前記媒体発行手段は、前記行先入力手段が入力を受け付けた行先に応じた媒体を発行する手段である。
この構成では、受付を行った人の行先に応じた媒体を発行するので、管理区域内における人の行動が適正に制限できる。したがって、管理区域のセキュリティを一層十分に確保することができる。
(3)前記媒体発行ユニットは、
前記媒体発行手段が、前記生体情報取込手段が取り込んだ人の生体情報を記録した媒体を発行する手段である。
この構成では、媒体に記録されている生体情報を用いて、この媒体が発行された人と、この媒体を所持している人と、が一致しているかどうかの判断が行える。
(4)前記媒体発行ユニットは、
前記媒体発行手段が発行した媒体の返却を受け付け、その媒体を回収する媒体回収手段と、
前記媒体回収手段による媒体の回収時に、前記生体情報取込手段により媒体を返却した返却者の生体情報を取り込むとともに、前記記憶手段が今回回収する媒体に関連づけて記憶している生体情報を読み出し、これら2つの生体情報を用いて、この媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致しているかどうかを判定する一致判定手段と、を備え、
前記エラー処理手段は、前記一致判定手段が媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致していないと判定した場合に、エラー処理を行う
この構成では、媒体回収手段が媒体を回収するときに、一致判定手段が回収する媒体が、その媒体を発行した人による返却であるかの確認が行われる。したがって、媒体を発行した人毎に、その人に発行した媒体の回収が行えるので、媒体が発行された人の間で、媒体が交換されるのを防止できる。
(5)前記媒体発行ユニットは、
前記媒体発行手段が発行した媒体の返却を受け付け、その媒体を回収する媒体回収手段と、
前記媒体回収手段による媒体の回収時に、前記生体情報取込手段により媒体を返却した返却者の生体情報を取り込み、今回回収する媒体に記録されている生体情報を用いて、この媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致しているかどうかを判定する一致判定手段と、を備え、
前記エラー処理手段は、前記一致判定手段が媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致していないと判定した場合に、エラー処理を行う
この構成では、上記(4)と同様に、媒体を発行した人毎に、その人に発行した媒体の回収が行えるので、媒体が発行された人の間で、媒体が交換されるのを防止できる。
(6)前記開閉ユニットは、
前記媒体発行ユニットは、
前記媒体回収手段が前記計数ユニットによりカウントされた前記受付ホール内にいる人数分の媒体を回収したときに、前記開閉ユニットに対して前記第2の開閉体を一時的に開することを指示する第2の開指示手段を、備え
前記エラー処理手段は、前記開閉ユニットが、前記第2の開指示手段による指示に応じて一時的に開した前記第2の開閉体を閉した後に、前記計数ユニットにより前記受付ホール内にいる人が検出された場合、エラー処理を行う。
この構成では、受付ホール内にいる各人から、管理区域に入場するときに発行した媒体を回収した時点で、第2の開閉体を開するので、発行した媒体の回収が確実に行える。
(7)前記開閉ユニットは、
第1の開閉体、または第2の開閉体の一方が開しているときに、他方の開閉体が前記第1の開閉手段、または第2の開閉手段により開するのを制限する開制限手段を備えている。
この構成では、第1の開閉体、および第2の開閉体がともに開している状態になることがない。したがって、受付ホールにおいて媒体が発行されていない人や、媒体を回収していない人が、管理区域に進入したり、管理区域外に進出するのを、略確実に防止できる。
この発明によれば、人と、その人に対して発行した媒体と、を関連づけて管理することができるとともに、1人の人に対して複数の媒体をダブって発行することがない。このため、管理区域内に入った人の行動を適正に制限し、管理区域のセキュリティを十分に確保することができる。
以下、この発明の実施形態である受付システムについて説明する。
まず、この受付システムの概要について説明する。図1は、この発明の実施形態である受付システムの概要を示す図である。この実施形態の受付システムは、管理区域と管理区域外との間に受付ホールを設けている。管理区域や、受付ホールは、例えば建屋内の空間であり、管理区域外は建屋外の空間である。また、受付ホールは、管理区域外と、管理区域と、をつなぐ空間であり、管理区域外から建屋に入った場所に設けられる。管理区域には、入退出することができる人を制限した1または複数の部屋(以下、セキュリティルームと言う。)が設けられている。各セキュリティルームには、入退出者を制限するためのゲートを開閉するゲート装置が設けられている。このゲート装置は、入退出を希望する人が所持しているカードに記録されている情報を読み取り、この情報に基づいて該当するセキュリティルームへの入退室の可否を判断する。ゲート装置は、該当するセキュリティルームへの入退出が可能であると判断するとゲートを開し、反対に入退出が可能でないと判断するとゲートを開しない。この実施形態の受付システムは、管理区域内のいずれかのセキュリティルームにいる担当者に面会に来た来客者の受け付けを行うシステムである。管理区域外から管理区域に入場する来客者(以下、来客と言う。)や、管理区域から管理区域外へ出場して帰る来客者(以下、帰客と言う。)は、図中に矢示するように、受付ホールを通行する。以下の説明において、来客、帰客を区別しないときは、来客者と言う。受付ホールは、基本的に来客者が通行する経路であり、来客者でない社員等が管理区域内に入る経路については別途設けられている。
なお、図1に示す第1の自動扉5は、管理区域と受付ホールとの間における人の通行を制限する扉であり、第2の自動扉6は、受付ホールと管理区域外との間における人の通行を制限する扉である。
図2は、この発明の実施形態である受付システムの構成を示す図である。この実施形態の受付システムは、センタ装置1と、媒体発行装置2と、人数計数装置3と、扉開閉装置4と、を備えている。この実施形態では、センタ装置1、および媒体発行装置2が、この発明で言う媒体発行ユニットを構成する。また、人数計数装置3が計数ユニットを構成し、扉開閉装置4が開閉ユニットを構成する。センタ装置1には、媒体発行装置2、人数計数装置3、および扉開閉装置4がそれぞれデータ通信可能に接続されている。媒体発行装置2と人数計数装置3との間におけるデータ通信、および媒体発行装置2と扉開閉装置4との間におけるデータ通信は、センタ装置1を介して行われる。センタ装置1は、媒体発行装置2が発行した媒体(以下、入門カードと言う。)を管理する。媒体発行装置2は、来客に対する入門カードの発行や、帰客からの入門カードの回収を行う。この実施形態の媒体発行装置2は、識別情報を記録した入門カードを発行する。発行する入門カードは、磁気カードであってもよいし、ICカードであってもよい。また、入門カードをICカードで発行する場合、接触式のICカードであってもよいし、無線通信機能を有する非接触式のICカードであってもよい。人数計数装置3は、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする。上述したように、この受付ホールは、基本的に来客者が通行する経路であることから、受付ホール内にいる人の人数が、来客者の人数である。扉開閉装置4は、第1の自動扉5、および第2の自動扉6を個別に開閉する。
なお、図示していないが、センタ装置1には、各セキュリティルームのゲート装置も接続されている。
図3は、センタ装置の主要部の構成を示す図である。センタ装置1は、制御部10と、記憶部11と、通信部12と、を備えている。制御部10は、本体各部の動作を制御する。記憶部11は、媒体発行装置2において発行された入門カードにかかる情報を記憶する。記憶部11には、後述するように、入門カードを識別する識別情報と、この入門カードを発行した来客者の生体情報と、面会する担当者の部署を示す部署情報と、を関連づけて記憶する。この実施形態では、来客者の生体情報として、目、鼻、口等の顔部品の特徴量を用いる。通信部12は、媒体発行装置2、人数計数装置3、および扉開閉装置4とのデータ通信を制御する。
図4は、この発明の実施形態である受付システムの媒体発行装置の主要部の構成を示す図である。媒体発装置2は、制御部20と、媒体発行部21と、媒体回収部22と、撮像部23と、顔画像処理部24と、操作部25と、通信部26と、を備えている。制御部20は、本体各部の動作を制御する。媒体発行部21は、来客に対して入門カードを発行する。媒体回収部22は、帰客から入門カードを回収する。撮像部23は、図示していないCCDカメラ等を有し、入門カードを発行する来客や、入門カードを回収する帰客の顔を撮像する。顔画像処理部24は、撮像部23で撮像した来客者の顔画像を処理し、目、鼻、口等の顔部品の特徴量を、この来客者の生体情報として抽出する。操作部25は、本体に対する訪問部署等の入力操作を行う。通信部26は、センタ装置1とのデータ通信を制御する。
媒体発行装置2は、受付ホールに設置されている。媒体発行装置2は、媒体発行部21における来客に対する入門カードの発行に先立って、撮像部23において撮像された来客の顔画像を顔画像処理部24に処理させ、この来客の顔部品の特徴量を抽出させる。そして、抽出した来客の顔部品の特徴量を用いて、この来客に対して、すでに入門カードを発行しているかどうかを判断する。この判断は、実質的にはセンタ装置1で行われる。この判断の詳細については後述する。媒体発行装置2は、すでに入門カードを発行していると判断した来客に対して入門カードを発行しない。言い換えれば、媒体発行装置2は、入門カードを発行していないと判断した来客に対してのみ入門カードを発行する。また、媒体発行装置2は、入門カードを発行するとき、操作部25において訪問する訪問部署(面会する担当者がいる部署)の入力操作を来客に行わせる。媒体発行装置2は、媒体発行部21が来客に対して入門カードを発行すると、発行した入門カードの識別情報、この入門カードを発行した来客の顔部品の特徴量、およびこの来客の訪問部署をセンタ装置1に送信する。センタ装置1は、媒体発行装置2から入門カードの発行が通知される毎に、発行が通知された入門カードの識別情報、この入門カードを発行した来客の顔部品の特徴量、およびこの来客の訪問部署を関連づけて記憶部11に記憶する。
また、媒体発行装置2は、媒体回収部22における帰客からの入門カードの回収に先立って、撮像部23において撮像された来客の顔画像を顔画像処理部24に処理させ、この帰客の顔部品の特徴量を抽出させる。そして、抽出した帰客の顔部品の特徴量を用いて、帰客から回収する入門カードが、この帰客に対して発行したものであるかどうかを判断する。この判断は、実質的にはセンタ装置1で行われる。この判断の詳細については後述する。媒体発行装置2は、帰客から回収する入門カードが、この帰客に対して発行したものでないと判断した場合、エラー処理を行う。このエラー処理は、例えば、他人に対して発行された入門カードを返却しようとしている帰客の存在を警備員等に報知する処理である。これにより、警備員等が、他人に対して発行された入門カードを返却する帰客から、このような状況になった理由を速やかに確認することができる。媒体発行装置2は、帰客から回収する入門カードが、この帰客に対して発行したものであると判断した場合、その入門カードを回収する。媒体発行装置2は、媒体回収部22が帰客から入門カードを回収したとき、回収した入門カードの識別情報をセンタ装置1に送信する。センタ装置1は、媒体発行装置2から入門カードの回収が通知される毎に、回収が通知された入門カードにかかる情報を記憶部11から削除する。
図5は、この発明の実施形態である受付システムの人数計数装置の主要部の構成を示す図である。人数計数装置3は、制御部30と、撮像部31と、画像処理部32と、通信部33と、を備えている。制御部30は、計数ユニット3本体各部の動作を制御する。撮像部31は、図示していないCCDカメラにより、受付ホール全体を撮像し、その撮像画像を画像処理部32に入力する。画像処理部32は、撮像部31から入力された受付ホール全体の撮像画像を処理し、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする。通信部33は、センタ装置1とのデータ通信を制御する。計数ユニット3は、センタ装置1から受付ホール内における来客者の人数のカウントが指示されたタイミングで、この受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする。言い換えれば、センタ装置1から受付ホール内における来客者の人数のカウントが指示されていないときには、受付ホール内にいる来客者の人数のカウントにかかる処理を行わない。センタ装置1は、第1の自動扉5、または第2の自動扉6が、開状態から閉状態に変化したときに、受付ホール内における来客者の人数をカウントすることを人数計数装置3に指示する。このとき、第1の自動扉5、および第2の自動扉6は、ともに閉されている。
図6は、この発明の実施形態である受付システムの扉開閉装置の主要部の構成を示す図である。扉開閉装置4は、制御部40と、扉開閉部41と、来客者検知部42と、通信部43と、を備えている。制御部40は、開閉ユニット4本体各部の動作を制御する。扉開閉部41は、第1の自動扉5、および第2の自動扉6を開閉する。来客者検知部42は、第1の自動扉5付近で、且つ管理区域側における来客者の存在する検知する帰客検知センサ、および第2の自動扉6付近で、且つ管理区域外側における来客者の存在を検知する来客検知センサを有している。通信部43は、センタ装置1とのデータ通信を制御する。扉開閉装置4は、通常、第1の自動扉5、および第2の自動扉6を閉している。
次に、この発明の実施形態である受付システムの動作について説明する。図7は、媒体発行装置の動作を示すフローチャートである。図8は、人数計数装置の動作を示すフローチャートである。図9は、扉開閉装置の動作を示すフローチャートである。まず、図9を参照しながら扉開閉装置4の動作について説明する。扉開閉装置4は、受付ホール内に来客者がいない通常時、第1の自動扉5、および第2の自動扉6をともに閉している。扉開閉装置4は、来客者検知部42の来客検知センサ、または帰客検知センサが来客者を検知するか、センタ装置1から第1の自動扉5または第2の自動扉6の開指示があるのを待っている(s1〜s3)。このとき、扉開閉装置4は、上述したように、第1の自動扉5、および第2の自動扉6を閉している。扉開閉装置4は、来客検知センサにより来客を検知すると、受付ホール内に来客者がいないかどうかを判定する(s4)。s4にかかる処理は、通信部43におけるセンタ装置1とのデータ通信により、この時点で人数計数装置3により検出されている受付ホール内の来客者の人数をセンタ装置1から取得し、取得した来客者の人数が「0」であるかどうかを判定する処理である。
人数計数装置3は、所定のタイミングで受付ホール内にいる利用者の人数をカウントし、その結果をセンタ装置1に通知している。ホスト装置1は、人数計数装置3から最後に通知された人数を、その時点における受付ホール内にいる来客者の人数として記憶している。人数計数装置3が、受付ホール内にいる利用者の人数をカウントする所定のタイミングは、上述したように、センタ装置1から受付ホール内における来客者の人数のカウントが指示されたタイミングである。また、センタ装置1は、第1の自動扉5、または第2の自動扉6が、開状態から閉状態に変化したときに、受付ホール内における来客者の人数のカウントを人数計数装置3に指示する。すなわち、センタ装置1は、第1の自動扉5、または第2の自動扉6が開され、その後、開された第1の自動扉5、または第2の自動扉6が閉されたタイミングである。このとき、第1の自動扉5、および第2の自動扉6は、ともに閉されている。
ここで、図8を参照しながら、人数計数装置3による、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする処理について説明する。人数計数装置3は、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする所定のタイミングになるのを待っている(s21)。具体的には、センタ装置1から受付ホール内にいる来客者の人数のカウント指示があるのを待っている。人数計数装置3は、s21で受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする所定のタイミングになったと判定すると、撮像部31で撮像している受付ホール全体の画像を画像処理部32に取り込み(s22)、この画像を処理して受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする(s23)。s23では、例えば、予め撮像している来客者がいないときの受付ホールの撮像画像と、撮像部31がその時点で撮像した受付ホール内の撮像画像と、の差分画像を生成する。そして、この差分画像から、人の形状を抽出することにより、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントする。また、撮像部31において、予め定めた時間差(例えば5秒)で撮像した2枚の撮像画像の差分画像を用いて、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントしてもよい。人数計数装置3は、s23で受付ホール内にいる来客者の人数をカウントすると、その人数をセンタ装置1に通知し(s24)、本処理を終了する。人数計数装置3は、通信部33において、センタ装置1とのデータ通信を制御する。
センタ装置1は、上述した人数計数装置3の動作により、受付ホール内にいる来客者の人数を得ている。数計数装置3が受付ホール内にいる来客者の人数のカウントするタイミングは、第1の自動扉5、または第2の自動扉6が開され、受付ホール内にいる来客者の人数に変動が生じる状態となった後に、開された第1の自動扉5、または第2の自動扉6が閉されて、第1の自動扉5、および第2の自動扉6がともに閉されている状態、すなわち受付ホール内にいる来客者の人数に変動が生じない状態になったタイミングである。言い換えれば、人数計数装置3は、受付ホール内にいる利用者の人数に変動が生じない状態が継続されている期間に、図8に示す処理を無駄に何度も繰り返さない。
扉開閉装置4は、s4で受付ホール内に利用者がいると判定すると、後述する受付ホール内にいる利用者に対する入門カードの発行、または回収にかかる処理の途中であると判断し、第2の自動扉6を開することなく、センタ装置1から第1の自動扉5または第2の自動扉6の開指示を待つ(s5)。反対に、扉開閉装置4は、s4で受付ホール内に利用者がいないと判定すると、第1の自動扉5が閉しているかどうかを判定する(s6)。扉開閉装置4は、第1の自動扉5が開していると、本処理を終了する。このs6にかかる処理を行うことで、第1の自動扉5、および第2の自動扉6がともに開している状態になるのを防止している。扉開閉装置4は、s6で第1の自動扉5が閉していると判定すると、第2の自動扉6を開し(s7)、管理区域外にいる来客が受付ホールに入るのを許可する。扉開閉装置4は、来客検知センサにより来客が検知されていない状態になるのを待って(s8)、すなわち来客全員が受付ホールに入るのを待って、第2の自動扉6を閉する(s9)。そして、扉開閉装置4は、第2の自動扉6を閉したことをセンタ装置1に通知し(s10)、本処理を終了する。s10では、受付ホールに来客を招き入れたことも通知している。
このように、扉開閉装置4は、受付ホール内に来客者がいないときに、来客検知センサにより来客を検知すると、第2の自動扉6を開して、来客を受付ホールに招き入れる。また、センタ装置1は、扉開閉装置4のs10にかかる通知に基づいて、人数計数装置3に対して受付ホール内にいる来客者の人数のカウント指示を行う。人数計数装置3が、この指示にしたがって、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントし、その結果をセンタ装置1に通知する。これにより、センタ装置1は、扉開閉装置4が第2の自動扉6を開して、受付ホール内に招き入れた来客の人数を取得する。
また、センタ装置1は、扉開閉装置4から受付ホールに来客を招き入れたことが通知されると、媒体発行装置2に対して各来客への入門カードの発行を指示する。この指示には、今回受付ホールに招き入れた来客の人数(人数計数装置3が直前にカウントした受付ホール内の来客の人数)が含まれている。媒体発行装置2は、図7に示すように、センタ装置1からの入門カードの発行指示、または入門カードの回収指示を待っている(s31、s32)。媒体発行装置2は、センタ装置1から、入門カードの発行指示があると、来客毎に入門カードを発行する入門カード発行処理を行う(s33)。
図10は、この入門カード発行処理を示すフローチャートである。媒体発行装置2は、受付ホールに入った来客が面会する担当者の部署(訪問部署)の入力を受け付けるとともに、この来客の顔を撮像部23で撮像する(s41、s42)。s41、s42にかかる処理は、どちらを先に行うようにしてもよい。媒体発行装置2は、撮像部23で撮像した来客の顔画像を顔画像処理部24で処理し、目、鼻、口等の顔部品の特徴量を抽出する(s43)。媒体発行装置2は、s43で抽出した来客の顔部品の特徴量を用いて、この来客に対してすでに入門カードを発行しているかどうかを判定する(s44)。s44では、s43で抽出した来客の顔部品の特徴量をセンタ装置1に送信し、この来客に対する入門カードの発行有無を問い合わせる。そして、この問い合わせに対する応答をセンタ装置1から得ることで、s44にかかる判定を行う。
センタ装置1は、来客者に発行している入門カード毎に、この入門カードの識別情報、この入門カードを発行した来客者の顔部品の特徴量、およびこの来客が面会する担当者の部署を関連づけて記憶部11に記憶している。詳細については、後述するが、センタ装置1は、入門カードを回収したときに、回収した入門カードにかかる情報を記憶部11から削除する。すなわち、センタ装置1は、その時点で発行している入門カードについてのみ、上述した情報を関連づけて記憶している。センタ装置1は、媒体発行装置2からの問い合わせに対して、この問い合わせに含まれている顔部品の特徴量を用いて、記憶部11を検索し、その類似度が予め定められた閾値を超える来客者がいるかどうか(すなわち、入門カードを発行している来客者であるかどうか)を判断する。そして、この判断結果を、媒体発行装置2に通知する。
媒体発行装置2は、s44で入門カードを発行している来客であると判定すると、エラー処理を行って(s45)、本処理を終了する。s45では、例えば、すでに入門カードを発行している旨のメッセージを、音声や映像で出力したり、警備員が控える警備室に対して来客の対応を要求する音声メッセージを送出する、エラー処理を行う。これにより、1人の来客者に対して、複数の入門カードをダブって発行することがない。一方、媒体発行装置2は、s44で入門カードを発行していない来客であると判定すると、媒体発行部21において入門カードを発行する(s46)。媒体発行装置2は、今回発行した入門カードの識別情報、来客の顔部品の特徴量、および面会する担当者がいる訪問部署を含む発行通知をセンタ装置1に送信し(s47)、本処理を終了する。センタ装置1は、媒体発行装置2からの発行通知に基づいて、今回発行された入門カードにかかる情報を記憶部11に記憶する。
なお、媒体発行装置2が発行した入門カードには、識別情報については記録されているが、この来客の顔部品の特徴量や訪問部署については記録されていない。
媒体発行装置1は、s33にかかる入門カードの発行処理が完了すると、今回受付ホールに招き入れた来客全員に入門カードを発行したかどうかを判定する(s34)。受付ホール内に、入門カードが未発行である来客がいれば、s33に戻って、その来客に入門カードを発行する。媒体発行装置2は、s34で今回受付ホールに招き入れた来客全員に入門カードを発行したと判定すると、入門カードの発行完了をセンタ装置1に通知し(s35)、本処理を終了する。センタ装置1は、媒体発行装置2から入門カードの発行完了の通知を受信すると、扉開閉装置4に対して、第1の自動扉5を開することを指示する。
図9に戻って、扉開閉装置4は、s3またはs5でセンタ装置1から第1の自動扉5の開指示を受けると、指示された第1の自動扉5を開する(s17)。これにより、来客は、受付ホールから管理区域に入り、面会する担当者がいる訪問部署に行くことができる。このとき、第2の自動扉6は、開されている。扉開閉装置4は、一定時間(例えば10秒)経過すると、第1の自動扉5を閉する(s18、s19)。そして、扉開閉装置4は、第1の自動扉5を閉したことをセンタ装置1に通知し(s20)、本処理を終了する。センタ装置1は、上述したように、この扉開閉装置1からの通知にしたがって、人数計数装置3に対する受付ホール内にいる来客者の人数のカウント指示を行う。センタ装置1は、人数計数装置3により受付ホール内に来客者がいることが検出された場合、エラー処理を行う。このエラー処理は、警備員等に対して、受付ホール内にいる来客者、例えばs17で第1の自動扉5が開されたことにより、管理区域側から受付ホールに入った帰客、または受付ホールに留まった来客、の対応を要求する処理である。
なお、ここでは、扉開閉装置4は、センタ装置1からの第1の自動扉5の開指示を受けたときに、第1の自動扉を一定時間だけ開するとしたが、第1の自動扉5を挟んで、受付ホール側に開ボタンを設けるとともに、管理区域側に閉ボタンを設けておき、開ボタンが操作されたタイミングで第1の自動扉5を開し、閉ボタンが操作されたタイミングで第1の自動扉5を閉する構成としてもよい。この場合、閉ボタンが操作されない場合を考慮し、開ボタンの操作から一定時間、例えば30秒、経過後に、強制的に第1の自動扉5を閉する構成を付加するのが好ましい。
次に、扉開閉装置4がs2で帰客検知センサにより帰客を検知したときの動作について説明する。扉開閉装置4は、受付ホール内に来客者がいないかどうかを判定する(s11)。s11にかかる処理は、上述したs4と同じ処理である。扉開閉装置4は、s11で受付ホール内に来客者がいると判定すると、s5でセンタ装置1からの第1の自動扉5、または第2の自動扉6の開指示を待つ。扉開閉装置4は、s11で受付ホール内に来客者がいないと判定すると、第2の自動扉6が閉しているかどうかを判定する(s12)。扉開閉装置4は、第2の自動扉6が開していると、本処理を終了する。このs12にかかる処理を行うことで、第1の自動扉5、および第2の自動扉6がともに開している状態になるのを防止している。扉開閉装置4は、s12で第2の自動扉6が閉していると判定すると、第1の自動扉5を開し(s13)、管理区域にいる帰客を受付ホールに招き入れる。扉開閉装置4は、帰客検知センサにより帰客が検知されていない状態になるのを待って(s14)、すなわち帰客全員が受付ホールに入るのを待って、第1の自動扉5を閉する(s15)。そして、扉開閉装置4は、第1の自動扉5を閉したことをセンタ装置1に通知し(s16)、本処理を終了する。s16では、受付ホールに帰客を招き入れたことも通知している。
このように、扉開閉装置4は、受付ホール内に来客者がいないときに、帰客検知センサにより帰客を検知すると、第1の自動扉5を開して、帰客を受付ホールに招き入れる。また、センタ装置1は、扉開閉装置4のs16にかかる通知に基づいて、人数計数装置3に対して受付ホール内にいる来客者の人数のカウント指示を行う。人数計数装置3が、この指示にしたがって、受付ホール内にいる来客者の人数をカウントし、その結果をセンタ装置1に通知する。これにより、センタ装置1は、扉開閉装置4が第1の自動扉5を開して、受付ホール内に招き入れた帰客の人数を取得する。
また、センタ装置1は、扉開閉装置4から受付ホールに帰客を招き入れたことが通知されると、媒体発行装置2に対して各帰客からの入門カードの回収を指示する。この指示には、今回受付ホールに招き入れた帰客の人数(人数計数装置3が直前にカウントした受付ホール内の来客者の人数)が含まれている。図7に戻って、媒体発行装置2は、s32で入門カードの回収指示があると、受付ホール内にいる各帰客から入門カードを回収する入門カード回収処理を行う(s36)。
図11は、この入門カード回収処理を示すフローチャートである。媒体発行装置2は、媒体回収部22において、帰客からの入門カードの投入を受け付けるとともに、この帰客の顔を撮像部23で撮像する(s51、s52)。s51、s52にかかる処理は、どちらを先に行うようにしてもよい。媒体発行装置2は、撮像部23で撮像した帰客の顔画像を顔画像処理部24で処理し、目、鼻、口等の顔部品の特徴量を抽出する(s53)。媒体発行装置2は、s53で抽出した帰客の顔部品の特徴量を用いて、今回投入された入門カードが、その帰客に対して発行されたものであるかどうかを判定する(s54)。s54では、s53で抽出した帰客の顔部品の特徴量、および今回投入された入門カードの識別情報をセンタ装置1に送信し、今回投入された入門カードが、その帰客に対して発行されたものであるかどうかを問い合わせる。そして、この問い合わせに対する応答をセンタ装置1から得ることで、s54にかかる判定を行う。
センタ装置1は、上述したように、来客者に発行している入門カード毎に、この入門カードの識別情報、この入門カードを発行した来客者の顔部品の特徴量、および面会する担当者の部署を関連づけて記憶部11に記憶している。センタ装置1は、今回投入された入門カードの識別情報に関連付けられている来客者(すなわち、今回投入された入門カードを発行した来客者)の顔部品の特徴量を記憶部11から読み出し、今回通知された帰客の顔部品の特徴量との類似度を算出する。センタ装置1は、ここで算出した類似度が予め定められている閾値を超えていれば、今回投入された入門カードを発行した来客者と、今回入門カードを投入した帰客と、が同一人物であると判定する。また、ここで算出した類似度が閾値を超えていなければ、、今回投入された入門カードを発行した来客者と、今回入門カードを投入した帰客と、が同一人物でないと判定する。センタ装置1は、判定結果を媒体発行装置2に通知する。
媒体発行装置2は、s54で同一人物でないと判定すると、今回投入された入門カードを放出するエラー処理を行う(s55)。s55では、入門カードの返却を、その入門カードが発行された帰客自身で行うことを指示するメッセージの出力や、警備員が控える警備室に対して帰客の対応を要求する音声メッセージを送出する。これにより、来客者間で入門カードの交換等が行われても、そのことが速やかに確認できる。媒体発行装置2は、s54で同一人物であると判定すると、今回投入された媒体を回収する(s56)。媒体発行装置2は、今回回収した入門カードの識別情報を含む回収通知をセンタ装置1に送信し(s57)、本処理を終了する。センタ装置1は、媒体発行装置2からの回収通知に基づいて、今回回収された入門カードにかかる情報を記憶部11から削除する。
媒体発行装置1は、s36にかかる入門カードの回収処理が完了すると、今回受付ホールに招き入れた帰客全員から入門カードを回収したかどうかを判定する(s37)。受付ホール内に、入門カードが未回収である帰客がいれば、s36に戻って、その来客から入門カードを回収する。媒体発行装置2は、s37で今回受付ホールに招き入れた帰客全員から入門カードを回収したと判定すると、入門カードの回収完了をセンタ装置1に通知し(s38)、本処理を終了する。センタ装置1は、媒体発行装置2から入門カードの回収完了の通知を受信すると、扉開閉装置4に対して、第2の自動扉を開することを指示する。
扉開閉装置4は、s3またはs5でセンタ装置1から第2の自動扉6の開指示を受けると、上述したs17〜s20の処理を行う。但し、このときには、第2の自動扉6を開し、第1の自動扉5を閉している。センタ装置1は、上述したように、この扉開閉装置1からの、第2の自動扉6を閉した旨の通知にしたがって、人数計数装置3に対する受付ホール内にいる来客者の人数のカウント指示を行う。センタ装置1は、人数計数装置3により受付ホール内に来客者がいることが検出された場合、エラー処理を行う。このエラー処理は、警備員等に対して、受付ホール内にいる来客者、例えばs17で第2の自動扉6が開されたことにより、管理区域外側から受付ホールに入った来客、または受付ホールに留まった帰客、の対応を要求する処理である。
なお、ここでも、扉開閉装置4は、センタ装置1からの第2の自動扉6の開指示を受けたときに、第2の自動扉を一定時間だけ開するとしたが、第2の自動扉6を挟んで、受付ホール側に開ボタンを設けるとともに、管理区域外側に閉ボタンを設けておき、開ボタンが操作されたタイミングで第2の自動扉6を開し、閉ボタンが操作されたタイミングで第2の自動扉6を閉する構成としてもよい。この場合、閉ボタンが操作されない場合を考慮し、開ボタンの操作から一定時間、例えば30秒、経過後に、強制的に第2の自動扉6を閉する構成を付加するのが好ましい。
このように、この実施形態の受付システムでは、来客者と、その来客者に発行した入門カードと、を関連づけて管理することができ、1人の来客者に複数の入門カードを発行することがない。これにより、管理区域内のセキュリティを十分に確保することができる。また、来客を一旦受付ホールに封じ込めて、入門カードの発行や、入門カードの回収を行う構成としているので、共連れの発生も防止できる。
また、来客者は、管理区域内に設けられている、いずれかのセキュリティルームに出入りするときに、そのセキュリティルームのゲート装置に入門カードに記録されている識別情報を読み取らせる。ゲート装置は、センタ装置1に対して、読み取った入門カードの識別情報を送信し、該当するセキュリティルームへの入退室が許可されている来客者であるかどうかの判定を要求する。上述したように、センタ装置1は、発行している入門カード毎に、その入門カードを発行した来客者の訪問部署を関連づけて記憶しているので、今回判定を要求してきたゲート装置が、その来客者の訪問部署に関係するかどうかに基づいて、この判定が行える。ゲート装置は、センタ装置1における判定結果に基づいて、来客者のセキュリティルームへの入退室を制限する。これにより、入門カードが発行された来客者が、関係のないセキュリティルームに入るのを防止でき、管理区域のセキュリティを一層向上させることができる。
また、来客者のセキュリティルームへの入退出の際に、その来客者の顔を撮像し、顔部品の特徴量を用いて、その来客者が所持している入門カードが、その来客者に発行されたものであるかどうかを判定し、この判定結果も加えて、来客者のセキュリティルームへの入退室を制限するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、発行する入門カードには、識別情報のみが記録されているとしたが、この入門カードを発行した来客者の顔部品の特徴量や、訪問部署にかかる情報等も記録するようにしてもよい。このようにすれば、図11に示した入門カード回収処理におけるs54に係る処理が、媒体発行装置2単独で行えるようになり、本処理にかかる時間の短縮が図れる。
また、上記実施形態では、来客者の生体情報として、顔部品の特徴量を用いるとしたが、指紋のパターンや静脈のパターン等、他の種類の生体情報を用いるようにしてもよい。
また、発行する媒体は、入門カードに限らず、タグ等の他の種類の媒体であってもよい。
また、人数計数装置3による受付ホール内にいる来客者のカウントは、上述した画像処理によらず他の方法で行ってもよい。例えば、第1の自動扉5、および第2の自動扉6毎に、通過者を検知する複数の人検知センサを通行方向に並べて配置し、管理区域から受付ホールへ移動した来客者の人数、受付ホールから管理区域へ移動した来客者の人数、管理区域外から受付ホールへ移動した来客者の人数、受付ホールから管理区域外へ移動した来客者の人数を検知する構成としてもよい。
この発明の実施形態である受付システムが適用される環境を説明する図である。 この発明の実施形態である受付システムの構成を示す図である。 この発明の実施形態である受付システムのセンタ装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である受付システムの媒体発行装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である受付システムの計数装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である受付システムの開閉装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である受付システムの媒体発行装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態である受付システムの人数計数装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態である受付システムの扉開閉装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態である受付システムの媒体発行装置の媒体発行処理を示すフローチャートである。 この発明の実施形態である受付システムの媒体発行装置の媒体回収処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1−センタ装置
2−媒体発行装置
3−人数計数装置
4−扉開閉装置
5−第1の自動扉
6−第2の自動扉
10−制御部
11−記憶部
12−通信部
20−制御部
21−媒体発行部
22−媒体回収部
23−撮像部
24−顔画像処理部
25−通信部
30−制御部
31−撮像部
32−画像処理部
33−通信部
40−制御部
41−扉開閉部
42−来客者検知部
43−通信部

Claims (8)

  1. 受付ホールを、管理区域と管理区域外との間に設け、前記管理区域と、受付ホールと、の間における人の通行を制限する第1の開閉体を開閉する第1の開閉手段、および、前記管理区域外と、前記受付ホールとの間における人の通行を制限する第2の開閉体を開閉する第2の開閉手段と、を備えた開閉ユニットと、
    前記受付ホール内にいる人の人数をカウントする人数カウント手段を備えた計数ユニットと、
    前記開閉ユニットが前記第1の開閉体、および前記第2の開閉体を閉している状態であるときに、前記受付ホール内にいる前記管理区域へ入場する人に対して媒体を発行する媒体発行手段を備えた媒体発行ユニットと、を有し、
    前記媒体発行ユニットは、
    前記媒体発行手段により媒体を発行する人の生体情報を取り込む生体情報取込手段と、
    前記媒体発行手段が発行した媒体と、この媒体を発行した人から前記生体情報取込手段が取り込んだ生体情報と、を関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が発行した媒体に関連づけて記憶している生体情報を用いて、前記生体情報取込手段が生体情報を取り込んだ人について、すでに媒体を発行している人であるかどうかを判定し、すでに媒体を発行している人であれば、前記媒体発行手段による媒体の発行を制限する発行制限手段と、
    前記媒体発行手段が前記計数ユニットによりカウントされた前記受付ホール内にいる人数分の媒体を発行したときに、前記開閉ユニットに対して前記第1の開閉体を一時的に開することを指示する第1の開指示手段と、
    前記開閉ユニットが、前記第1の開指示手段による指示に応じて一時的に開した前記第1の開閉体を閉した後に、前記計数ユニットにより前記受付ホール内にいる人が検出された場合、エラー処理を行うエラー処理手段と、を備えている、
    受付システム。
  2. 前記媒体発行ユニットは、
    前記媒体発行手段により媒体を発行する人の行先にかかる入力を受け付ける行先入力手段を、備え、
    前記媒体発行手段は、前記行先入力手段が入力を受け付けた行先に応じた媒体を発行する、
    請求項1に記載の受付システム。
  3. 前記媒体発行ユニットは、
    前記媒体発行手段が、前記生体情報取込手段が取り込んだ人の生体情報を記録した媒体を発行する、
    請求項1または2に記載の受付システム。
  4. 前記媒体発行ユニットは、
    前記媒体発行手段が発行した媒体の返却を受け付け、その媒体を回収する媒体回収手段と、
    前記媒体回収手段による媒体の回収時に、前記生体情報取込手段により媒体を返却した返却者の生体情報を取り込むとともに、前記記憶手段が今回回収する媒体に関連づけて記憶している生体情報を読み出し、これら2つの生体情報を用いて、この媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致しているかどうかを判定する一致判定手段と、を備え、
    前記エラー処理手段は、前記一致判定手段が媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致していないと判定した場合に、エラー処理を行う
    請求項1〜3のいずれかに記載の受付システム。
  5. 前記媒体発行ユニットは、
    前記媒体発行手段が発行した媒体の返却を受け付け、その媒体を回収する媒体回収手段と、
    前記媒体回収手段による媒体の回収時に、前記生体情報取込手段により媒体を返却した返却者の生体情報を取り込み、今回回収する媒体に記録されている生体情報を用いて、この媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致しているかどうかを判定する一致判定手段と、を備え、
    前記エラー処理手段は、前記一致判定手段が媒体の返却者と、この媒体が発行された人とが一致していないと判定した場合に、エラー処理を行う
    請求項3に記載の受付システム。
  6. 前記媒体発行ユニットは、
    前記媒体回収手段が前記計数ユニットによりカウントされた前記受付ホール内にいる人数分の媒体を回収したときに、前記開閉ユニットに対して前記第2の開閉体を一時的に開することを指示する第2の開指示手段を、備え
    前記エラー処理手段は、前記開閉ユニットが、前記第2の開指示手段による指示に応じて一時的に開した前記第2の開閉体を閉した後に、前記計数ユニットにより前記受付ホール内にいる人が検出された場合、エラー処理を行う、
    請求項4または5に記載の受付システム。
  7. 前記開閉ユニットは、
    前記第1の開閉体、または前記第2の開閉体の一方が開しているときに、他方の開閉体が前記第1の開閉手段、または第2の開閉手段により開するのを制限する開制限手段を備えている、
    請求項6に記載の受付システム。
  8. 管理区域と管理区域外との間に設けた受付ホールで、この管理区域へ入場する人の受け付けを行う受付ユニットであって、
    前記管理区域と、前記受付ホールと、の間における人の通行を制限する第1の開閉体、および、前記管理区域外と、前記受付ホールとの間における、人の通行を制限する第2の開閉体を閉している状態であるときに、前記受付ホール内にいる前記管理区域へ入場する人に対して媒体を発行する媒体発行手段と、
    前記媒体発行手段により媒体を発行する人の生体情報を取り込む生体情報取込手段と、
    前記媒体発行手段が発行した媒体と、この媒体を発行した人から前記生体情報取込手段が取り込んだ生体情報と、を関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が発行した媒体に関連づけて記憶している生体情報を用いて、前記生体情報取込手段が生体情報を取り込んだ人について、すでに媒体を発行している人であるかどうかを判定し、すでに媒体を発行している人であれば、前記媒体発行手段による媒体の発行を制限する発行制限手段と、
    前記媒体発行手段が計数ユニットによりカウントされた前記受付ホール内にいる人数分の媒体を発行したときに開閉ユニットに対して前記第1の開閉体を一時的に開することを指示する開指示手段と、
    前記開閉ユニットが、前記開指示手段による指示に応じて一時的に開した前記第1の開閉体を閉した後に、前記計数ユニットにより前記受付ホール内にいる人が検出された場合、エラー処理を行うエラー処理手段と、を備えた受付ユニット。
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