JP4861055B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、印刷配線基板に固定されるコネクタに関する。
印刷配線基板に実装されるコネクタは、ハウジングを印刷配線基板に固定し、またハウジングに装着した端子を印刷配線基板上に半田付けにより固定する。このコネクタの印刷配線基板への固定は、端子を印刷配線基板上の導体パターンに確実に接合するために印刷配線基板の正確な位置で行う必要があり、更に半田付け後の端子の外れ防止、相手側コネクタ挿抜時のぐらつき防止のために固定そのものが強固でなければならない。
この種の問題を解決するために、様々なコネクタが用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。この種のコネクタは、ハウジングの底面から立接するパイロットピンを、印刷配線基板側に設けたガイド孔に挿入することにより固定される。更にコネクタは、ハウジングの底面と印刷配線基板との間に塗布された接着剤により固定される。
特開平8−45582号公報
前述した特許文献1等に記載されたコネクタは、パイロットピンと接着剤により完全に印刷配線基板に固定されていた。このため、接着剤の使用により作業工程が増え生産性が低下することや、コネクタと印刷配線基板の熱膨張率の違いにより熱衝撃時に端子と印刷配線基板との接合部に過大な負荷がかかる虞があった。また相手コネクタの挿抜時にコネクタが力を受けると、前記接合部に力が集中してかかっていた。即ち、接合部の耐久性を低下させ、電気的な接続に悪影響を及ぼす虞があった。
したがって、本発明の目的は、印刷配線基板に接着せずに固定可能で、熱衝撃時や相手コネクタの挿抜時に、コネクタの端子と印刷配線基板との接合部に力がかかり難いコネクタを提供することにある。
上記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のコネクタは、印刷配線基板に実装されるハウジングと前記ハウジングに保持された端子とを備えたコネクタにおいて、前記ハウジングの前記印刷配線基板に対し、相手コネクタ嵌合用開口部の両側に立設した壁は、前記ハウジングの端子保持部と、前記端子の前記印刷配線基板との接合部との間に、前記壁を可撓可能として前記ハウジングの姿勢を変更可能にするスリットを備え、前記スリットは、前記コネクタが前記印刷配線基板に実装されたとき、前記コネクタが前記印刷配線基板から離れる方向に力を受けた場合に変形し、前記力を受けなくなると元の形状に復帰する、ことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記ハウジングの底面と前記印刷配線基板のうち一方は、立設するボスを備え、他方は前記ボスの外周との間に隙間を設け遊挿する孔を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のコネクタは、請求項2に記載のコネクタにおいて、前記ボスの先端部に、前記遊挿孔の開口部縁に当接して前記印刷配線基板からの前記ハウジングの脱落を規制する係止部を設けたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のコネクタは、請求項2または3に記載のコネクタにおいて、前記ハウジングの前記壁の、前記スリットの相手コネクタ嵌合用開口部側に取り付けられる第1の固定部と、前記印刷配線基板に取り付けられる第2の固定部とを有した固定部材を更に備え、前記固定部材が前記第1の固定部と前記第2の固定部との間に弾性変形自在な弾性変形部を設け、前記固定部材は、前記コネクタが前記印刷配線基板に実装されたとき、前記コネクタが前記印刷配線基板から離れる方向に力を受けた場合に弾性変形により変位し、前記力を受けなくなると、弾性復元力により前記コネクタを前記印刷配線基板との当接状態に復帰させることを特徴としている。
請求項5に記載の本発明のコネクタは、請求項4に記載のコネクタにおいて、前記固定部材の前記弾性変形部は、前記ハウジングの姿勢の変更可能な範囲で追従可能な長さで形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の本発明のコネクタは、請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記端子の前記端子保持部と前記接合部との間を覆うカバー部を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のコネクタによれば、ハウジングは、スリットを備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、スリットが力を受けてスリットが拡大する方向に弾性変形する。また力を受けなくなると、スリット接傍のハウジングの弾性復元力により拡大したスリットは元の形状に復帰する。
請求項2に記載した本発明のコネクタによれば、ハウジングと印刷配線基板のうち一方はボスを備え、他方は遊挿孔を備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、ボスと遊挿孔とで規制されるクリアランス分を変位する。その後、ボスは遊挿孔の内壁と当接して遊挿孔の内壁が応力を受け、ハウジングの変位は抑制され、前記壁が撓み過ぎてスリットが破断するのを防ぐ。
請求項3に記載した本発明のコネクタによれば、ボスの先端部に、係止部を設けている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、係止部は遊挿孔の開口部縁と当接して、ハウジングの変位は抑制される。
請求項4に記載した本発明のコネクタによれば、弾性変形部を設けた固定部材を備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、固定部材が弾性変形により変位する。また前記離れる方向の力を受けなくなると、固定部材の弾性復元力により印刷配線基板との当接状態に復帰する。なお、固定部材は、弾性を有する素材であれば、金属、合成樹脂等何でも良い。
請求項5に記載した本発明のコネクタによれば、固定部材の弾性変形部は、ハウジングの姿勢の変更可能な範囲で追従可能な長さを持つ。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けても、ハウジングの変位分は変位可能であり、固定部は固定された状態を安定的に維持できる。
請求項6に記載した本発明のコネクタによれば、端子保持部と接合部との間を覆うカバー部を備えている。このため、常に、端子は覆われ、接合部は押圧される。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、ハウジングは、スリットを備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、スリットが拡大する方向に弾性変形し、印刷配線基板から持ち上げる方向への応力を受けながす。更に、相手コネクタが外れると、スリット接傍のハウジングの弾性復元力により拡大したスリットは元の形状に復帰する。したがって、前記開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力がかかっても、端子と印刷配線基板との接合部に力がかかり難く、接合部の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
請求項2に記載の本発明は、ハウジングと印刷配線基板のうち一方はボスを備え、他方は遊挿孔を備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、ボスと遊挿孔とで規制されるクリアランス分を変位する。その後、ボスは遊挿孔の内壁と当接して遊挿孔の内壁が応力を受け、ハウジングの変位は抑制され、前記壁が撓み過ぎてスリットが破断するのを防ぐ。したがって、前記開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力がかかっても、端子と印刷配線基板との接合部に力がかかり難く、接合部の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
請求項3に記載の本発明は、ボスの先端部に、係止部を設けている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、係止部は遊挿孔の開口部縁と当接して、ハウジングの変位は抑制される。したがって、前記開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力がかかっても、端子と印刷配線基板との接合部に力がかかり難く、接合部の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
請求項4に記載の本発明は、弾性変形部を設けた固定部材を備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けると、固定部材が弾性変形により変位する。また前記離れる方向の力を受けなくなると、固定部材の弾性復元力により印刷配線基板との当接状態に復帰する。したがって、前記開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力がかかっても、端子と印刷配線基板との接合部に力がかかり難く、接合部の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
請求項5に記載の本発明は、固定部材の弾性変形部は、ハウジングの姿勢の変更可能な範囲で追従可能な長さを持つ。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、相手コネクタ嵌合用開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力を受けても、ハウジングの変位は固定部の弾性変形領域であり、固定部は固定された状態を安定的に維持できる。したがって、前記開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力がかかっても、端子と印刷配線基板との接合部に力がかかり難く、接合部の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
請求項6に記載の本発明は、端子保持部と接合部との間を覆うカバー部を備えている。このため、常に、端子は覆われ、接合部は押圧される。したがって、前記開口部側に印刷配線基板に対し離れる方向に力がかかっても、端子と印刷配線基板との接合部に力がかかり難く、接合部の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかるコネクタを、図1ないし図9を参照して説明する。本発明の第1の実施形態にかかるコネクタ1は、図2及び図3に示すように、ハウジング2と、端子3と、固定部材18と、を備えている。
ハウジング2は、絶縁性の合成樹脂からなる。ハウジング2は、図2及び図3に示すように、端子3を収容しているとともに、図1、図2及び図3に示すように、印刷配線基板4に取り付けられる。印刷配線基板4は、図1及び図2に示すように、絶縁性の合成樹脂からなる基板5と、基板5の表面に形成された導体パターン6と、を備えている。導体パターン6は、例えば銅などの導電性の金属などからなり、かつ薄い膜状に形成されている。導体パターン6は、基板5の表面に貼り付けられている。
端子3は、図2に示すように、ハウジング2内に収容され、ハウジング2が印刷配線基板4に取り付けられると、導体パターン6と電気的に接続する。
ハウジング2は、図1及び図3に示すように、一対の長壁7と、これらの長壁7の長手方向の両端部を互いに連結する一対の連結壁8(特許請求の範囲に記載した壁に相当する)と、を備えて箱状に形成されている。一対の長壁7は、互いに間隔をあけて相対している。一対の長壁7は、互いに平行である。一対の連結壁8は、互いに間隔を開けて相対している。一対の連結壁8は、互いに平行である。ハウジング2は、一対の長壁7と一対の連結壁8とで囲まれる空間K内に端子3を収容する。一対の長壁7と一対の連結壁8とで囲まれるハウジング2の開口部24は、相手コネクタ嵌合用開口部となっている。
一対の連結壁8は、図2に示すように、印刷配線基板4から立設しハウジング2の開口部24の両側に位置するとともに、ハウジング2の端子保持部(端子3がハウジング2に保持された場所)9と、端子3の印刷配線基板4との接合部10との間に、スリット11を備えている。スリット11は、印刷配線基板4側に開いて、印刷配線基板4に対して直交した方向に延びた形状をとる。スリット11は連結壁8を可撓可能としてハウジング2の姿勢を変更可能にする。
一対の長壁7のうち一方の長壁7のハウジング2の底側に位置して、印刷配線基板4上に重ねられた底面12は、図2及び図4に示すように、底面12から立接するボス13を備えている。また印刷配線基板4は、図2及び図4に示すように、ボス13を遊挿(空間的に余裕のある状態で挿入されること)する孔14を備えている。ボス13の先端部には、遊挿孔14の内径Dよりも小さな外径Eの係止部15を設けている。
固定部材18は、図1、図3、図5及び図6に示すように、ハウジング2の一対の連結壁8の、スリット11の開口部24側に取り付けられる第1の固定部16と、印刷配線基板4に取り付けられる第2の固定部17と、弾性変形部19と、を備えている。弾性変形部19は、第1の固定部16と第2の固定部17との間に配されて、これらの固定部16、17同士を連結している。弾性変形部19の弾性変形領域は、底面12と印刷配線基板4とのクリアランスCよりも長いので、弾性変形することでハウジング2の姿勢の変更可能な範囲で追従可能であり、ハウジング2の変位分は変位可能である。このため、ハウジング2が変位しても固定部16、17は固定された状態を維持できる。
前述した構成のコネクタ1を印刷配線基板4に取り付ける際には、まず、ハウジング2の底面12を印刷配線基板4に取り付ける。その際に、図4に示すように、ボス13を遊挿孔14に挿入する。
更に、図1、図3、図5及び図6に示すように、固定部材18により、一対の連結壁8を、印刷配線基板4に取り付ける。一対の連結壁8の双方のハウジング2の外側に位置する外面20の、スリット11の開口部24側に、固定部材18の第1の固定部16を取り付ける。印刷配線基板4に、固定部材18の第2の固定部17を取り付ける。
印刷配線基板4に固定されたコネクタ1は、相手コネクタの挿抜時に、コネクタ1が印刷配線基板4から離れる方向の力を受ける。するとスリット11が力を受け、図6に示すように、ハウジング2は力に応じてスリット11が拡大する方向に弾性変形する。また、ハウジング2はボス13と遊挿孔14との間の隙間によって規制されるクリアランスC分を変位する。また、固定部材18の弾性変形により変位する。固定部材18の弾性変形部19の弾性変形領域は、クリアランスCよりも長く、弾性変形することでハウジング2の姿勢の変更可能な範囲で追従可能である。このため、弾性変形してクリアランスC以上に変位可能であるとともにハウジング2の変位分は変位可能となっているため、固定部16、17がハウジング2及び印刷配線基板4に安定的に取り付けられたままとなる。
その後一定以上の力が加わると、図7に示すように、ボス13と遊挿孔14の内壁21とが当接するため、変位は抑制される。続いて、図8及び図9に示すように、ボス13の係止部15と遊挿孔14の開口部縁22とが当接するため、係止部15は印刷配線基板4からのハウジング2の脱落を規制する。
相手コネクタの挿抜終了後、コネクタ1は力を受けなくなると、図3に示すように、固定部材18の弾性復元力によりハウジング2は印刷配線基板4との当接状態に復帰する。また、図2に示すように、ハウジング2の弾性復元力により拡大したスリット11は元の形状に復帰する。
本実施形態によれば、ハウジング2は、スリット11を備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板4に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力を受けると、スリット11が拡大する方向に弾性変形する。また力を受けなくなると、スリット11接傍のハウジング2の弾性復元力により拡大したスリット11は元の形状に復帰する。したがって、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力がかかっても、端子3と印刷配線基板4との接合部10に力がかかり難く、接合部10の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
ハウジング2の底面12はボス13を備え、印刷配線基板4は遊挿孔14を備えている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板4に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力を受けると、ボス13と遊挿孔14とで規制されるクリアランスC分を変位する。その後、ボス13は遊挿孔14の内壁21と当接して遊挿孔14の内壁21が応力を受け、ハウジング2の変位は抑制され、一対の連結壁8が撓み過ぎてスリット11が破断するのを防ぐ。したがって、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力がかかっても、端子3と印刷配線基板4との接合部10に力がかかり難く、接合部10の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
ボス13の先端部には、係止部15を設けている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板4に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力を受けると、係止部15は遊挿孔14の開口部縁22と当接して、ハウジング2の変位は抑制される。したがって、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力がかかっても、端子3と印刷配線基板4との接合部10に力がかかり難く、接合部10の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
固定部材18は、弾性変形部19を設けている。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板4に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力を受けると、固定部材18が弾性変形により変位する。また前記離れる方向の力を受けなくなると、固定部材18の弾性復元力により印刷配線基板4との当接状態に復帰する。したがって、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力がかかっても、端子3と印刷配線基板4との接合部10に力がかかり難く、接合部10の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
固定部材18の弾性変形部19は、ハウジング2の姿勢の変更可能な範囲で追従可能な長さを持つ。このため、相手コネクタを離脱する際に印刷配線基板4に対し、斜め上方に抜き取ろうとした場合、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力を受けても、ハウジング2の変位分は変位可能であり、固定部16、17は固定された状態を安定的に維持できる。したがって、開口部24側に印刷配線基板4に対し離れる方向に力がかかっても、端子3と印刷配線基板4との接合部10に力がかかり難く、接合部10の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかるコネクタを、図10ないし図12を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のコネクタ1は、図10、図11及び図12に示すように、一対の長壁7のうち他方の長壁7に、端子保持部9と接合部10との間を覆うカバー部23を備えている。カバー部23は、コネクタ1が印刷配線基板4へ取り付けられると、端子3を覆い、更に接合部10を押圧する。
本実施形態においては、端子保持部9と接合部10との間を覆うカバー部23を備えている。このため、常に、端子3は覆われ、接合部10は押圧される。したがって、前述した第1の実施形態と同様に、端子3と印刷配線基板4との接合部10に力がかかり難く、接合部10の耐久性を向上させ、電気的な接続を確実に維持できる。
前述した第2の実施形態では、カバー部23は一対の長壁7のうち他方の長壁7と一体化して備えられている。しかしながら本発明では、コネクタ1と切り離されてカバー部23単独で存在し、印刷配線基板4に固定されていても良い。
本発明の第1の実施形態にかかるコネクタの斜視図である。 図1中のII−II線に沿う断面図である。 図1に示されたコネクタの正面図である。 図1に示されたコネクタが印刷配線基板と相対した状態の要部を拡大して示す斜視図である。 図1中のV−V線に沿う断面を拡大して示す斜視図である。 図2に示されたコネクタが力を受けて変位した状態を示す断面図である。 図2に示されたコネクタが力を受けて更に変位しボスと遊挿孔の内壁とが当接した状態を示す断面図である。 図2に示されたコネクタが力を受けて更に変位しボスの係止部と遊挿孔の開口部縁とが当接した状態を示す断面図である。 図3に示されたコネクタが力を受けて更に変位しボスの係止部と遊挿孔の開口部縁とが当接した状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるコネクタの斜視図である。 図10中のXI−XI線に沿う断面図である。 図10に示されたコネクタの背面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 ハウジング
3 端子
4 印刷配線基板
8 一対の連結壁
9 端子保持部
10 接合部
11 スリット
12 底面
13 ボス
14 遊挿孔
15 係止部
16 第1の固定部
17 第2の固定部
18 固定部材
19 弾性変形部
23 カバー部
24 開口部
C クリアランス

Claims (6)

  1. 印刷配線基板に実装されるハウジングと前記ハウジングに保持された端子とを備えたコネクタにおいて、
    前記ハウジングの前記印刷配線基板に対し、相手コネクタ嵌合用開口部の両側に立設した壁は、前記ハウジングの端子保持部と、前記端子の前記印刷配線基板との接合部との間に、前記壁を可撓可能として前記ハウジングの姿勢を変更可能にするスリットを備え
    前記スリットは、前記コネクタが前記印刷配線基板に実装されたとき、前記コネクタが前記印刷配線基板から離れる方向に力を受けた場合に変形し、前記力を受けなくなると元の形状に復帰する、
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジングの底面と前記印刷配線基板のうち一方は、立設するボスを備え、他方は前記ボスを遊挿する孔を備えたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ボスの先端部に、前記遊挿孔の開口部縁に当接して前記印刷配線基板からの前記ハウジングの脱落を規制する係止部を設けたことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジングの前記壁の、前記スリットの相手コネクタ嵌合用開口部側に取り付けられる第1の固定部と、前記印刷配線基板に取り付けられる第2の固定部とを有した固定部材を更に備え、
    前記固定部材が前記第1の固定部と前記第2の固定部との間に弾性変形自在な弾性変形部を設け、
    前記固定部材は、前記コネクタが前記印刷配線基板に実装されたとき、前記コネクタが前記印刷配線基板から離れる方向に力を受けた場合に弾性変形により変位し、前記力を受けなくなると、弾性復元力により前記コネクタを前記印刷配線基板との当接状態に復帰させる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記固定部材の前記弾性変形部は、前記ハウジングの姿勢の変更可能な範囲で追従可能な長さで形成されていることを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記端子の前記端子保持部と前記接合部との間を覆うカバー部を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか一項に記載のコネクタ。
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