JP4855213B2 - スピーカ - Google Patents

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本発明は動電型のスピーカに係り、特に、ボイスコイルが巻装されているボビンを包囲するようにテーパ状の振動板が配置されたスピーカに関する。
従来より、テーパ状の振動板の大径な側を磁気回路側へ向けて小径な内周縁部にボビンの基端部を固定することにより、ボビンの周囲に振動板を配置させる構成となし、もって全体の高さ寸法を抑えて薄型化を図ったスピーカが知られている。この種のスピーカにおいて、振動系を弾性支持するダンパがボビンに接着固定される場合(例えば、特許文献1参照)と、ダンパが振動板の外周部に接着固定される場合(例えば、特許文献2参照)とがある。
図7は特許文献1に開示された前者の従来例を示すスピーカの断面図であり、このスピーカ1は、磁気ギャップGを有する磁気回路2と、ボビン3の先端部分に巻装されて磁気ギャップG内に配置されたボイスコイル4と、テーパ状に成形されたコーン紙等からなり内周縁部がボビン3の基端部(図示上端部)に接着固定された振動板5と、磁気回路2に一体化されて振動板5の外周縁部をエッジ部6を介して支持している下部フレーム7および上部フレーム8と、外周縁部が上部フレーム8に保持・固定されて内周縁部がボビン3の基端部に接着固定されたダンパ9と、ボビン3に冠着された防塵キャップ10と、下部フレーム7の開口部7aを覆う防塵スクリーン11とを備えている。なお、磁気回路2はマグネット12とヨーク13,14とによって構成されており、ヨーク13,14間に磁気ギャップGが形成されている。
このように構成されたスピーカ1は、テーパ状の振動板5の大径な側を磁気回路2側へ向けることによって、振動板5がボビン3を包囲するように配置されているため、全体の高さ寸法を抑えた薄型化が実現されている。また、このスピーカ1のダンパ9は、上部フレーム8の開口部8aを覆うように配置されて、ボビン3の基端部や振動板5の内周縁部を弾性支持している。
一方、図8は特許文献2に開示された後者の従来例を示すスピーカの断面図であって、図7と対応する部分には同一符号が付してある。図8に示すスピーカ20では、磁気回路2が設置されるフレーム15の内壁部15a上に環状スペーサ16が付設され、この環状スペーサ16に保持・固定された一対のダンパ17,18の外周縁部が振動板5の外周縁部に接着固定されている。このように複数のダンパ17,18で振動板5の外周縁部を支持して振動系に対する拘束力を高めておけば、ボビン3を直接ダンパが支持していなくても不所望なローリング現象を抑制することができる。
なお、このスピーカ20の磁気回路2は、下部ヨーク22と上部ヨーク23との間にマグネット21を介在させた略円柱状の積層体と、この積層体を包囲する環状ヨーク24とによって構成されている。そして、下部ヨーク22と環状ヨーク24との間に磁気ギャップG1が形成されると共に、上部ヨーク23と環状ヨーク24との間に磁気ギャップG2が形成されており、各磁気ギャップG1,G2内にそれぞれボビン3に巻装されたボイスコイル25,26が配置されるようになっている。つまり、図7に示すスピーカ1の磁気回路2は1ギャップ構造であるが、図8に示すスピーカ20の磁気回路2は2ギャップ構造となっている。
特開平8−237794号公報(第3−4頁、図4) 特開2006−41676号公報(第4−7頁、図1)
ところで、図7に示す前者の従来例では、スピーカ1の正面方向が図示上方であっても図示下方であっても使用可能であるが、このスピーカ1の正面方向が図示上方の場合にはダンパ9や上部フレーム8が音響障害物となりやすく、正面方向が図示下方の場合には磁気回路2や防塵スクリーン11が音響障害物となりやすい。そのため、かかる従来のスピーカ1は、中高音域において周波数特性の乱れや指向特性の悪化を起こしやすく、良好な音響性能が期待できないという問題があった。なお、スピーカ1から防塵スクリーン11を取り外してしまうと、磁気ギャップG内に外部から異物が侵入して動作不良を起こしやすくなる。
一方、図8に示す後者の従来例の場合は、スピーカ20の正面方向を図示上方として使用すれば振動板5の前方に音響障害物が存しないため、中高音域の音響性能が劣化しなくなるが、ボビン3のローリング現象を抑制するために複数のダンパ17,18を使用するなどして振動系に対する拘束力を高めなければならないので、振動系に十分な振幅量が確保できないという別の問題があった。すなわち、このスピーカ20のダンパ機構はボビン3から大きく離れた振動板5の外周縁部を弾性支持するというものなので、振動系に対する拘束力が弱いと高入力時にボビン3がローリングして異音を発したりボイスコイル4の断線事故を誘発する危険性がある。したがって、かかる従来のスピーカ20では、振動系に対する拘束力を高めたダンパ機構を採用する必要があり、その結果、振動系の振幅量が抑制されるため、低音域において良好な音響性能が確保できなくなってしまう。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、中高音域でも低音域でも良好な音響性能を確保できる薄型化に好適なスピーカを提供することにある。
本発明は、磁気ギャップよりも径方向外側に位置するヨークにダンパを保持・固定し、このダンパによってボビンと振動板がそれぞれ弾性支持されるように構成した。その際、1枚のダンパの内周部がボビンを弾性支持して外周部が振動板を弾性支持するという構成であってもよいし、ヨークの径方向内側に設けたダンパでボビンを弾性支持し、該ヨークの径方向外側に設けた別のダンパで振動板を弾性支持するという構成であってもよい。
本発明のスピーカによれば、ボビンと振動板がいずれもダンパで弾性支持されているため、高入力時にもボビンのローリング現象が抑制されて振動系に十分な振幅量を確保することができ、それゆえ低音域において良好な音響性能を確保できる。また、このスピーカは、正面方向に振動板を大きく露出させて、前方に音響障害物が存しない構成とすることができるため、中高音域においても良好な音響性能を確保できる。そして、このスピーカは、ボビンを包囲するようにテーパ状の振動板が配置されているため薄型化に好適である。
また、ダンパを保持・固定しているヨークが、該ダンパを挟着する第1ヨークと第2ヨークとを有し、これら第1ヨークと第2ヨークが周方向に沿った複数個所で凹凸嵌合しているため、ヨークの磁気効率が向上するのみならず、第1ヨークまたは第2ヨークの嵌合凸部を利用してダンパを高い位置精度で簡単にヨークに取り付けることができる。
本発明は、ボイスコイルが巻装されたボビンと、ボイスコイルが巻装されたボビンと、前記ボイスコイルが配置される磁気ギャップを有する磁気回路と、前記ボビンの径方向外側にテーパ状に配置されて内周縁部が該ボビンの基端部を支持する振動板と、前記ボビンを弾接支持するダンパと、前記磁気回路に一体化されて前記振動板の外周縁部を支持するフレームとを備え、前記ボイスコイルへ通電することによって前記振動板が駆動されるスピーカにおいて、前記磁気回路のうち前記磁気ギャップよりも径方向外側に位置するヨークは、前記振動板の駆動方向に分離された第1ヨークと第2ヨークとを有し、前記第1ヨークにはその周方向に沿った複数個所に凸部が設けられ、この凸部が前記第2ヨークに設けられた凹部に嵌入して前記第1ヨークと前記第2ヨークとが周方向に沿った複数個所で凹凸嵌合しており、前記ダンパは1枚のダンパであり、前記ボイスコイルへの非通電時に前記振動板の駆動方向と直交する一つの平面に沿う姿勢となるように設定されており、前記ダンパの径方向中間部に設けられた係合孔に前記凸部が挿入されて前記第1ヨークに対して該ダンパが位置決めされていると共に、前記係合孔の周縁部を前記第1ヨークと前記第2ヨークとの間に挟着させて前記第1ヨークと前記第2ヨークとに前記ダンパを保持・固定し、このダンパの前記ヨークから径方向内側へ延出する部分の内周縁部を前記ボビンに固定すると共に、前記ダンパの前記ヨークから径方向外側へ延出する部分を前記振動板に固定する構成とした。
このように構成されたスピーカにおいては、ボビンと振動板がいずれもダンパで弾性支持されているため、高入力時にもボビンのローリング現象が抑制されて振動系に十分な振幅量を確保でき、それゆえ低音域において良好な音響性能が確保できる。また、このスピーカは、正面方向に振動板を大きく露出させて、前方に音響障害物が存しない構成とすることができるため、中高音域においても良好な音響性能を確保できる。
また、ダンパを保持・固定しているヨークが、該ダンパを挟着する第1ヨークと第2ヨークとを有し、これら第1ヨークと第2ヨークが周方向に沿った複数個所で凹凸嵌合しているため、ヨークの磁気効率が向上するのみならず、第1ヨークまたは第2ヨークの嵌合凸部を利用してダンパを高い位置精度で簡単にヨークに取り付けることができる。
上記の構成において、振動板に固定されたダンパを該振動板の径方向外側へ延出させてフレームに固定することにより、ダンパの延出部分を介して振動板がフレームに支持されるようにしてあると、一般的なスピーカにおいてフレームと振動板の外周縁部との間に介設されているエッジ部を省略することができるため、部品コストの低減が図れる。
また、上記の構成において、振動板に固定されたダンパの外周縁部に接着剤溜りとなる溝部が形成されており、かつ、ダンパのうち溝部に隣接する部分が振動板に接着固定されていると、テーパ状の振動板に沿って接着剤が流れ落ちる虞がなくなると共に、この溝状の接着剤溜りを位置決め部としてダンパと振動板の相対位置を高精度に規定することが可能となる。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施例に係るスピーカの断面図、図2は図1のA部拡大図である。
図1に示すスピーカ30は、磁気ギャップG1,G2が所定の間隔を存して並設されている磁気回路31と、ボビン32に巻装されて磁気ギャップG1,G2内に配置された一対のボイスコイル33,34と、テーパ状に成形されたコーン紙からなり内周縁部がボビン32の基端部(図示上端部)に接着固定された振動板35と、磁気回路31に一体化されて振動板35の外周縁部をエッジ部36を介して支持しているフレーム37と、磁気回路31の円筒状ヨーク41およびテーパ状ヨーク42間に保持・固定されてボビン32と振動板35をそれぞれ弾性支持しているダンパ38と、ボビン32に冠着された防塵キャップ39とによって主に構成されている。このスピーカ30は、テーパ状の振動板35が磁気回路31やボビン32を包囲するように配置されているため、全体の高さ寸法を抑えた薄型化が実現されている。
磁気回路31は、下部ヨーク43と上部ヨーク44との間にマグネット40を介在させた略円柱状の積層体と、磁気ギャップG1を介して下部ヨーク43を包囲する環形板状ヨーク45と、この環形板状ヨーク45の外周部に立設された前記円筒状ヨーク41と、磁気ギャップG2を介して上部ヨーク44を包囲する前記テーパ状ヨーク42とによって構成されている。マグネット40は軸線方向に着磁されており、各ヨーク41〜45は鉄等の磁性材料からなる。また、この磁気回路31の下部ヨーク43や環形板状ヨーク45を載置固定しているフレーム37は、アルミニウム合金等の非磁性材料からなる。
磁気回路31のうち磁気ギャップG1,G2よりも径方向外側に位置する環形板状ヨーク45と円筒状ヨーク41およびテーパ状ヨーク42は、磁気ギャップG1から磁気ギャップG2へと至る磁路が形成されるように一体化されている。円筒状ヨーク41と環形板状ヨーク45は互いに接着固定されているが、両者41,45が一体品であってもよい。図2に示すように、円筒状ヨーク41の図示上端面には周方向に沿った複数個所に凸部41aが突設されており、この凸部41aをテーパ状ヨーク42の図示下端面に刻設されている凹部に嵌入させることによって、円筒状ヨーク41とテーパ状ヨーク42はダンパ38を挟着した状態で凹凸嵌合されている。なお、ダンパ38の周方向に沿った複数個所には、凸部41aを挿通させるための係合孔38aが形成されている。
ボビン32の外周面うちボイスコイル33,34が巻装されている2個所の中間には、その全周に亘ってダンパ38の内周縁部が接着固定されている。つまり、ボビン32は基端部(図示上端部)が振動板35に支持されているだけでなく、両ボイスコイル33,34の巻装個所の中間に位置する円周部分がダンパ38に弾性支持されている。一方、ダンパ38の外周縁部はエッジ部36に支持されている振動板35の外周縁部の近傍に接着固定されており、振動板35の外周縁部はダンパ38に弾性支持されている。ダンパ38の径方向中間部には複数個所に前記係合孔38aが形成されており、図2に示すように、係合孔38aの周縁部分が円筒状ヨーク41とテーパ状ヨーク42とに挟着されている。また、この係合孔38aと円筒状ヨーク41の凸部41aとは径方向の幅寸法が略同等に設定されているため、組立作業時に係合孔38a内に凸部41aを挿入することによって、円筒状ヨーク41に対するダンパ38の位置決めが行えるようになっている。なお、図1に示すように、振動系が振動していない非通電時におけるダンパ38の姿勢は、軸線方向と直交する平面に沿うように設定されている。
このように構成されたスピーカ30は、図示上方を正面方向として使用され、ボイスコイル33,34に図示せぬリード線を介して音声電流が通電されるようになっている。すなわち、音声電流を通電すると磁気ギャップG1,G2内のボイスコイル33,34に電磁力が作用してボビン32が振動するため、振動板35が駆動されて振動し、音が出力される。
そして、このスピーカ30は、ボビン32と振動板35がいずれもダンパ38によって弾性支持されているため、高入力時にもボビン32のローリング現象が抑制されて振動系に十分な振幅量を確保でき、それゆえ低音域において良好な音響性能を確保することができる。また、このスピーカ30は、正面方向に振動板35を大きく露出させており、前方に音響障害物が存しない構成となっているため、中高音域においても良好な音響性能を確保できる。
なお、本実施例では、1枚のダンパ38の内周部がボビン32を弾性支持すると共に、該ダンパ38の外周部が振動板35を弾性支持するという構成にしてあるが、大きさの異なる2枚のダンパを用い、一方の小径なダンパの外周縁部と他方の大径な第2のダンパの内周縁部とをヨーク41,42間に挟着すると共に、小径なダンパの内周縁部をボビン32に接着固定して大径なダンパの外周縁部を振動板35に接着固定するという構成にしてもよい。
図3は本発明の第2実施例に係るスピーカの断面図であって、図1と対応する部分には同一符号を付すことにより重複する説明は省略する。
図2に示すスピーカ50は、ダンパ38を振動板35の径方向外側へ延出させてフレーム37に固定し、この延出部分38bを介して振動板35がフレーム37に支持されるという構成にしてある点が、前述した第1実施例のスピーカ30と相違している。したがって、このスピーカ50では、一般的なスピーカにおいてフレームと振動板の外周縁部との間に介設されているエッジ部を省略することができ、部品コストの低減化が図れるという利点を有する。また、このように振動板35が同一部材(ダンパ38)で支持されていると、温度や湿度が変化しても振動板35にストレスが作用しにくくなるため、音響性能が安定するという利点もある。なお、この第2実施例においても大きさの異なる2枚のダンパを用い、小径なダンパでボビン32を弾性支持して大径なダンパで振動板35を弾性支持するという構成にしてもよい。
図4は本発明の第3実施例に係るスピーカの断面図、図5は図4のB部拡大図であって、図1と対応する部分には同一符号を付すことにより重複する説明は省略する。
図4と図5に示すスピーカ60では、ダンパ38の外周縁部に接着剤溜りとなる溝部38cが形成されている。そして、ダンパ38の外周縁部で溝部38cに隣接する部分を振動板35の外周縁部に接着固定して、このダンパ38よりも若干前方でエッジ部36が振動板35を支持するという構成にしてある点が、前述した第1実施例のスピーカ30と相違している。したがって、このスピーカ60は、第1実施例と比較して、振動系のストロークが同等であってもフレーム37の口径を小さくすることができる。また、このスピーカ60は、振動板35に対するエッジ部36の取付位置を適宜選択可能なため、口径が異なる種々のフレームに対応させることができるという利点を有する。さらに、このスピーカ60は、接着剤溜りとなる溝部38cを有するため、テーパ状の振動板35に沿って接着剤が流れ落ちる虞がなくなると共に、溝部38cを位置決め部としてダンパ38と振動板35の相対位置を高精度に規定することができるという利点を有する。なお、この第3実施例においても大きさの異なる2枚のダンパを用い、小径なダンパでボビン32を弾性支持して大径なダンパで振動板35を弾性支持するという構成にしてもよい。
図6は本発明の第4実施例に係るスピーカの断面図であって、図1と対応する部分には同一符号を付すことにより重複する説明は省略する。
図6に示すスピーカ70は、前述した第1実施例(スピーカ30)における防塵キャップ39を取り外して磁気回路31の上部ヨーク44上にスペーサ70,71を固設すると共に、スペーサ70に取り付けたエッジ部72が振動板35の内周縁部を支持するという構成にしてあり、スペーサ71の中央部にはねじ孔71aが形成されている。このスピーカ70は、前面に配置されるスピーカグリル80に貫通させた固定ねじ81をスペーサ71のねじ孔71aに螺着させることによって、スピーカグリル80に容易に締結・固定できるようになっている。ただし、フレーム37の外周部とスピーカグリル80との間にはスポンジ等の弾性部材82を介設しておくことが好ましい。
なお、上記の各実施例では、ボイスコイル33を配置させる磁気ギャップG1とボイスコイル34を配置させる磁気ギャップG2とを並設した2ギャップ構造の磁気回路について説明したが、1ギャップ構造の磁気回路の場合も、ボビン32と振動板35をそれぞれダンパで弾性支持することによって上記と同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明の第1実施例に係るスピーカの断面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の第2実施例に係るスピーカの断面図である。 本発明の第3実施例に係るスピーカの断面図である。 図4のB部拡大図である。 本発明の第4実施例に係るスピーカの断面図である。 従来例に係るスピーカの断面図である。 他の従来例に係るスピーカの断面図である。
符号の説明
30,50,60,70 スピーカ
31 磁気回路
32 ボビン
33,34 ボイスコイル
35 振動板
36 エッジ部
37 フレーム
38 ダンパ
38a 係合孔
38b 延出部分
38c 溝部
39 防塵キャップ
40 マグネット
41 円筒状ヨーク(第1ヨーク)
41a 凸部
42 テーパ状ヨーク(第2ヨーク)
70,71 スペーサ
80 スピーカグリル
81 固定ねじ
G1,G2 磁気ギャップ

Claims (3)

  1. ボイスコイルが巻装されたボビンと、前記ボイスコイルが配置される磁気ギャップを有する磁気回路と、前記ボビンの径方向外側にテーパ状に配置されて内周縁部が該ボビンの基端部を支持する振動板と、前記ボビンを弾接支持するダンパと、前記磁気回路に一体化されて前記振動板の外周縁部を支持するフレームとを備え、前記ボイスコイルへ通電することによって前記振動板が駆動されるスピーカにおいて、
    前記磁気回路のうち前記磁気ギャップよりも径方向外側に位置するヨークは、前記振動板の駆動方向に分離された第1ヨークと第2ヨークとを有し、前記第1ヨークにはその周方向に沿った複数個所に凸部が設けられ、この凸部が前記第2ヨークに設けられた凹部に嵌入して前記第1ヨークと前記第2ヨークとが周方向に沿った複数個所で凹凸嵌合しており、前記ダンパは1枚のダンパであり、前記ボイスコイルへの非通電時に前記振動板の駆動方向と直交する一つの平面に沿う姿勢となるように設定されており、前記ダンパの径方向中間部に設けられた係合孔に前記凸部が挿入されて前記第1ヨークに対して該ダンパが位置決めされていると共に、前記係合孔の周縁部を前記第1ヨークと前記第2ヨークとの間に挟着させて前記第1ヨークと前記第2ヨークとに前記ダンパを保持・固定し、このダンパの前記ヨークから径方向内側へ延出する部分の内周縁部を前記ボビンに固定すると共に、前記ダンパの前記ヨークから径方向外側へ延出する部分を前記振動板に固定したことを特徴とするスピーカ。
  2. 請求項1の記載において、前記振動板に固定された前記ダンパを該振動板の径方向外側へ延出させて前記フレームに固定することにより、前記ダンパの延出部分を介して前記振動板が前記フレームに支持されるようにしたことを特徴とするスピーカ。
  3. 請求項1の記載において、前記振動板に固定された前記ダンパの外周縁部に接着剤溜りとなる溝部が形成されており、かつ、前記ダンパのうち前記溝部に隣接する部分が前記振動板に接着固定されていることを特徴とするスピーカ。
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