JP4854215B2 - 熱電材料とその製造方法 - Google Patents
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以上のような異種の金属あるいは半導体を接合した基本構造を持つ素子は総称して熱電素子、これに用いられる熱電性能の高い金属あるいは半導体は熱電材料と呼ばれている。
熱電冷却は、固体素子による冷却であるため、有害な冷媒ガスを用いる必要が無く、騒音発生もないうえ、局部冷却も可能であるという特徴を有する。さらに、電流方向の切り換えでペルチエ効果による加熱も可能であるため、精密な温度調節ができる。このような特徴を生かした用途としては、電子部品の冷却・精密温調、温度管理の大切なワインクーラ等の貯蔵庫があり、室温以下の低温で性能の高い熱電材料を利用すれば、フロン等の有害ガスを用いない冷蔵庫や冷凍冷蔵庫、車載用等のシートクーラの実現も可能である。
熱電素子の性能が高いことは、通常、熱起電力(V)、ゼーベック係数(α)、ペルチエ係数(π)、トムソン係数(τ)、ネルンスト係数(Q)、エッティングスハウゼン係数(P)、電気伝導率(σ)、出力因子(PF)、性能指数(Z)、無次元性能指数(ZT)の何れかが高いか、熱伝導率(κ)、ローレンツ数(L)電気抵抗率(ρ)が低いことで表すことができる。これらの熱電素子の性能を各種熱電性能という。なお、ゼーベック係数は熱電能とも言う。
即ち、熱電材料としては、ゼーベック係数(α)が大きく、電気伝導率(σ)が大きく、したがって出力因子(PF=α2σ)が大きく、熱伝導率(κ)が低い材料が好ましい。また、ゼーベック係数(α)が大きく、電気伝導率と熱伝導率の比σ/κ(=1/TL)が大きい材料が好ましいと言い換えることもできる。
熱電発電の用途では、性能指数はもとより、出力因子の大きい材料が求められる場合がある。性能指数(Z)は、出力因子(PF=α2σ)を熱伝導率(κ)で除した値であって、κが小さいと同じ出力因子であっても、性能指数が大きくなる。しかし、あまりκが小さいと、温度差のある部分に素子を挿入するので、熱抵抗が増大する。これが原因となって、システム全体が大きくなり、資本コストや運転コストが大きくなる問題点があった。
熱電発電素子は、高温側と低温側の温度差を利用して発電し、また、熱電冷却素子は電流により、低温側から高温側へ熱量を移動することによって機能を果たすので、上述のように、温度差のある部分に素子が挿入されることになる。したがって、低温側と高温側で熱膨張差が生じ、素子内に熱せん断応力が発生する。
従来、用途に応じ、各種熱電性能を犠牲にしても、せん断応力に比較的強く、劈開性のない溶融多結晶体や粉末焼結体の熱電半導体材料を用いること、液体金属等軟らかい電極材料を用いてせん断応力を緩和した接合を行うこと、さらにスケルトン構造等応力緩和のための様々な素子構造が工夫され提案されてきた。しかしながら、これらの提案では工程や構造が複雑となるため、コストパフォーマンスが劣る問題点があった。上記熱せん断応力に満足に耐えうる熱電材料の出現が望まれている。
この実用化されているBi2Te3系材料の脆さに起因する問題点としては、上記熱せん断応力に弱い点のほかに、耐衝撃性が不足していたり、切削加工などの機械加工性に乏しい点などが挙げられる。
他方、上記の脆い材料に変わる熱電材料として、YbAl3やCePd3、CeRhAs等希土類元素を含む4f電子系強相関系材料と言われる材料が検討されてきた。室温より低温の領域で高い熱電特性を示すものが見出され、特に10〜200Kの低温領域で機能する熱電材料としてはその実用化が期待されているが、室温付近では良い特性が得られていない。また、貴金属類等高価な元素を含むことも実用化を妨げている一つの要因である。
梶川委員長、電気学会技術報告第624号、1997、電気学会編、p.35
即ち、本発明は、以下のとおりである。
(2)電気伝導度が0.2MS/m以上である上記(1)に記載の熱電材料。
(3)R、M及びSi金属を合金化し、0.01〜10GPaで加圧焼結することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の熱電材料の製造方法。
(4)R、M及びSi金属を合金化し、平均粒径0.1〜10μmに粉砕し、次いで0.01〜10GPaで加圧焼結することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の熱電材料の製造方法。
一般式中のRとは、Yを含む希土類元素のことであり、即ち、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuから選ばれた少なくとも1種を指す。中でも、Ce、Sm及びYbから選ばれた少なくとも1種が好ましく、より好ましくはCe及びYbから選ばれた少なくとも1種である。
本発明の熱電材料中のRの含有量は20原子%以上、50原子%以下である。Rの含有量が20原子%未満であると、室温中心の温度範囲でゼーベック係数(α)が小さい。Rの含有量が50原子%を超える場合、ゼーベック係数が大きく低下するのに加えて、特にLaやCeを含む熱電材料の酸化劣化が顕著になり、耐久性の劣る材料となる。特に好ましいRの含有量の範囲は、30原子%以上、40原子%以下である。
本発明の熱電材料中のM成分の含有量は必ずSiの含有量以下である。全体に対するM成分の含有量の範囲は、20≦x≦50、0.002≦y≦0.5のときの、式y(100−x)の範囲を計算することにより求められ、その値は0.1〜40原子%となる。
M成分は、主に性能指数(Z)を向上させるために熱伝導度を下げる目的で含有させるが、Siの含有量を超えて含むと電気伝導度が増すことがあるが、ゼーベック係数が低下する。また、M成分がSiサイトにランダムに置換して含有する場合は、特に熱伝導度の低下が顕著となり、性能指数(Z)を初めとする熱電性能が向上する。M成分は全体の0.1原子%未満であると添加効果がなく、40原子%を超えると、ゼーベック係数が低下して性能指数(Z)が低下する。
本発明の熱電材料全体に対するSiの含有量の範囲は、20≦x≦50、0.002≦y≦0.5のときの式(1−y)(100−x)の範囲を計算することによって求められ、その値は25原子%以上、79.84原子%以下である。Siの含有量が25原子%未満であると、ゼーベック係数(α)が極端に悪化する。Siの含有量が79.84原子%を超えると、電気伝導度及びパワーファクタが低下する。特に好ましいSiの含有量の範囲は30原子%以上、70原子%以下である。
本発明において、一層高いゼーベック係数と耐酸化性を得るためには、熱電材料の主相の結晶構造は正方晶又は斜方晶であることが好ましい。ここに主相とは、本発明の全熱電材料のうち50体積%以上占有する部分のことを言う。主相の結晶構造を決定するのに際しては、X線回折法を用いる。主相の定量的な量比を知るためには、X線解析法とEPMAを組み合わせればよい。
金属的な性質を有した本発明のCe−M−Si組成の熱電材料は、従来のBi−Te系熱電材料とは異なる輸送特性をもつ。Bi−Te系熱電材料は、耐衝撃性、耐熱歪性及び成形加工特性に難点があり、さらにせん断応力の発生やハンダとの反応によって、熱サイクルによる熱電半導体素子の寿命が劣化する等幾つかの問題を抱え、それらは全てBi−Te系熱電材料が半導体材料であることに起因する同根の問題である。Bi−Teは電気伝導度が0.2MS/m未満の半導体材料であることに起因して、熱電材料に要求される耐衝撃性、耐熱歪性、成形加工特性等が不十分である。
次に、本発明の熱電材料の製造法について説明するが、特にこれらに限定されるものではない。代表的な本発明のR−M−Si材料の製造法中で用いられる製造工程として、(1)合金化、(2)粉砕・分級、(3)成形、(4)切削・塑性加工について、以下に説明する。本発明の材料は、例えば(1)→(4)、(1)→(3)→(4)、(1)→(2)→(3)→(4)の工程を経て製造される。
R−M−Si合金の製造法としては、R、M及びSi金属を高周波により溶解し、鋳型等に鋳込む高周波溶解法、銅等のボートに金属成分を仕込み、アーク放電により溶かし込むアーク溶解法、アーク溶解した溶湯を水冷した鋳型に一気に落とし込むドロップキャスト法、高周波溶解した溶湯を、回転させた銅ロール上に吹き付け或いは流し込みリボン状の合金を得る超急冷法又はロール回転法、高周波溶解した溶湯をガスや液体で噴霧して合金粉体を得るガスアトマイズ法、全て又は一部の構成元素の酸化物原料から出発して、酸化物を還元させながら固相拡散或いは反応させて合金を作製するR/D法、各金属成分単体及び又は合金をボールミル等で微粉砕しながら反応させるメカニカルアロイング法、上記何れかの方法で得た合金を水素雰囲気下で加熱し、一旦R及び又は他の構成元素の水素化物と合金相に分解し、この後高温下で水素ガス分圧を低くして水素を追い出しながら再結合させ合金化するHDDR法のいずれを用いてもよい。
また超急冷法やロール回転法を用いた場合は、微細な結晶粒が得られ、条件によってはサブミクロンの粒子も調製できる。但し、冷却速度が大きい場合には、合金の非晶質化が起こり、熱電特性が低下することがある。この場合も合金調製後の焼鈍は有効である。
ドロップキャスト法は、両者の中間の性質・微構造を備えた合金を得ることのできる方法であり、合金組成によっては、熱処理時間が極端に短縮できる場合があり、優れた生産性を有した方法のひとつである。
R/D法、メカニカルアロイング法、HDDR法により調製した合金は、微細な結晶粒を有しており、組成的に均質な窒化粉体を得るため、また単位体積当たりの界面の面積を増やして熱伝導度を抑え熱電特性を向上させるために、これらの製造法を用いるのは特に効果的である。
上記(1)で高周波溶解法、アーク溶解法、ドロップキャスト法等溶製した材料は、そのまま或いは熱処理した後、切削/塑性加工を施し熱電材料として活用できるが、一般に結晶粒が大きく、既存のBi2Te3系材料よりは機械的強度が高いものの、耐衝撃性の更なる向上が求められる場合がある。そのため、一旦粉砕及び/又は分級を施してから、焼結することが好ましい。粉砕及び/又は分級後、焼結して単位体積当たり多くの粒界を導入して、機械的強度を向上させることは有効である。また、そのようにして材料内に導入された粒界がファノン散乱中心として機能する場合、熱伝導度が低下するためZが向上して好ましい。
また、粉砕の後、ふるい、振動式あるいは音波式分級機、サイクロン等を用いて分級を行い、適度な粒度調整を行うことも、最終的により均質な微構造を形成するために有効である。粒径は0.05〜100μm内で揃えることが好ましく、100μmを超えると粒界効果が小さく、0.05μm未満場合は電気伝導度が低下する傾向がある。特に平均粒径0.1〜10μmに微粉砕して調製すると単位体積当たり、多くの粒界を導入することができて熱伝導度を低減でき、かつ結晶性も良好に保たれ電気伝導度も劣化しないので、各種熱電性能が向上するので好ましい。
メカニカルアロイング法やR/D法を用いて、直接粉体材料を得た場合でも、上記のような粉砕及び又は分級により、適度な粒径に調整することができる。
上記のようにして得た粉体材料を型に入れ冷間で圧粉成形して、そのまま使用したり、或いは続いて、冷間で圧延、鍛造、衝撃波圧縮成形等を行って成形したりする方法もあるが、多くの場合、50℃以上の温度で熱処理しながら焼結して成形を行う。熱処理雰囲気は非酸化性雰囲気であることが好ましく、アルゴン、ヘリウム等の希ガスや窒素ガス中等の不活性ガス中で、或いは水素ガスを含む還元ガス中で熱処理を行うのが好ましい。500℃以下の温度条件であれば大気中でも可能である。常圧や加圧下の焼結でも、さらには真空中の焼結であってもよい。
加圧焼結を施した場合、格子定数が変化したり、結晶系が変化したりすることがある。強相関系材料の場合、Ceのような4f元素と隣接する非4f電子の元素の相対位置が若干異なることにより、同じ組成でも電子雲の重なり方が変化してc−f混成の仕方が変わり、熱電特性、特にゼーベック係数が向上する場合がある。
加圧焼結を施すことにより、例えば、従来から知られているCe−Si2元相図から予想される相とは違った高圧相も観察されているが、熱電性能が高い材料の結晶構造は、斜方晶系又は正方晶系の材料である。一般に、4f元素と隣接する非4f元素の距離が短いほど高い相関が生じ、ゼーベック係数が向上する。したがって、加圧焼結を施すことは、熱電性能を向上させることが多いので好ましい。
ホットプレス法の中でも、圧粉成形体を組成変形するカプセルの中に仕込み、1軸〜3軸方向から、大きな圧を掛けながら、熱処理してホットプレスする超高圧HP法は、一軸圧縮機を用い超硬やカーボン製の金型中で加圧熱処理するホットプレス法と異なり、タングステンカーバイド超硬金型を用いても難しい2GPa以上の圧を金型の破損等の問題なく材料に加えることができ、しかも圧力でカプセルが塑性変形し内部が密閉されることより大気に触れず成形できるので、酸素等の不純物を混入させず、また揮発性の成分の蒸散を押さえることが可能である。超高圧HP法によれば、他の方法では合成が難しい組成・構造の材料も製造可能な点が魅力である。
以上のようにして作製した焼結試料や溶製材料は、任意の形に切り出して、各種熱電素子として利用することができる。特に本発明の材料のうち金属的な熱電材料であれば、脆い半導体材料ではないので、切削加工及び/又は塑性加工により、任意の形状に、通常の加工機で容易に加工することができる。特に、工業的利用価値の高い角柱状、円筒状、リング状、円板状又は平板状の形状に、容易に加工できることが大きな特徴である。
ここで言う切削加工とは、一般的な金属材料の切削加工であり、鋸、旋盤、フライス盤、ボール盤、砥石、ダイヤモンドカッタ等による機械加工であり、塑性加工とは、プレスによる型抜きや成形、圧延、鍛造、爆発成形等である。また、冷間加工後のひずみ除去の為に、本発明の熱電材料の融点未満での焼き鈍し等の熱処理を行うことができる。熱電材料の組成によっては、塑性加工により、ゼーベック係数や電気伝導度等の熱電特性に異方性を付与したり強化したりすることができ、また熱処理と組み合わせることにより熱伝導度等の異方性のみならず微構造に大きく影響する熱電特性の調整を行うことも可能である。勿論、この後、バフ研磨等の機械的な研磨、電解研磨、化学洗浄、めっきやコーティング等の表面加工により、要求するレベルに見合う仕上げ加工を行うこともできる。
本発明の熱電材料の評価方法は以下のとおりである。
ゼーベック係数(α)はΔT法により測定した。
電気伝導率(σ)は4端子法にて、熱伝導率(κ)は、レーザーフラッシュ法で測定した。
粉体の平均粒径は、レーザー回折式粒度分布計を用いて体積相当径分布を測定し、その分布曲線より求めたメジアン径とした。
純度99.9%のCe、純度99.999%のAl及びSiを原子比で10:1:19となるように銅ハース上に仕込み、Ar雰囲気中でアーク溶解して、Ce(Al0.05Si0.95)2の組成を有する材料を溶製した。なお、アーク溶解は、溶解後冷えたボタン状材料を銅ハース上でひっくり返して、3度溶解を繰り返すことにより均質化した。次いで、この材料を1080℃で100時間均質化熱処理を施した。さらに、この材料を乳鉢中で約50μm程度の粒径に粉砕し、0.2GPaの圧力で7mmφ×5mmの円筒形に圧粉成形し、これを超高圧HP法で加圧焼結することにより、Ce33(Al0.05Si0.95)67熱電材料を作製した。加圧焼結条件は、1250℃、4GPa、300秒間であった。この結晶構造をX線回折法で解析した結果、主相はThSi2型の正方晶系の材料であること判った。この材料の室温での熱電特性は、以下のとおり。
ゼーベック係数(α)は−93μV/K、電気伝導度(σ)は1.2MS/m、熱伝導度(κ)は13W/m・Kであり、無次元性能指数は0.24であった。
Alを添加せず、その分量をSiで置き換える以外は実施例1と同様な方法で作製した材料の室温での熱電特性は以下のようであった。
即ち、ゼーベック係数(α)は−48μV/K、電気伝導度(σ)は1.1MS/m、熱伝導度(κ)は15W/m・Kであり、無次元性能指数は0.05であった。
実施例1と同様にして、表1のような組成の5種の材料を作製し、室温におけるゼーベック係数(α)と電気伝導度(σ)を測定した。結果を表1に示した。この結晶構造をX線回折法で解析した結果、実施例2の主相は正方晶系の材料であるが、実施例3及び4の主相は斜方晶系の材料である。
実施例1と同様にして、Ce、Al、Siを銅ハースに仕込み、Ar中で溶解した後、ドロップキャスト法により、6mm厚の板状に成形した。これをジョークラッシャを用いて1mm程度に破砕した後、ピンミルで粗粉砕し次いで回転ボールミルで2μmまで微粉砕した。
この微粉体をグラファイト型に仕込み、900℃、45MPa、20分間の条件で、Ar0.05MPaの雰囲気下SPS法にて焼結を行い、組成がCe33(Al0.05Si0.95)67である成形体を得た。この結晶構造をX線回折法で解析した結果、ThSi2型の正方晶系の材料であること判った。この材料の300Kの熱電特性は以下のとおりであった。
粒径が0.1〜10μmの粉体を焼結することによって得た成形体は、熱伝導度が相対的に低く、高い性能指数を実現することができる。
この成形体は、電気伝導度0.2MS/m以上を有する金属材料であるから、ダイヤモンドカッタを用いて、1500rpmの刃の回転速度で1mm以下に切削加工しても割れが生じない程度の機械強度、加工特性を有していた。比較として、既存の電気伝導度0.1MS/mのBi−Te熱電材料を上記と同じ条件で切削したが、非常に脆く、プラステックに挟み込み、刃の回転数100rpm以下の低速ダイヤモンドカッタを用いても亀裂が生じ、生産性が高くなる範囲での機械的な切削加工に適しない材質であることが判った。
Claims (4)
- 一般式Rx(MySi1-y)(100-x)(但し、Rは、Ce、Sm、及びYbから選ばれた少なくとも一種、又は(La 0.5 Yb 0.5 )、Mは、B、C、Al、P、Zn、As、Se、In、Sn、Sb、Te、Pb及びBiから選ばれた少なくとも1種、xは原子%、yは原子比で、20≦x≦50、0.002≦y≦0.5)で表される化合物からなり、主相が正方晶又は斜方晶の結晶構造を有している熱電材料。
- 電気伝導度が0.2MS/m以上である請求項1に記載の熱電材料。
- R、M及びSi金属を合金化し、0.01〜10GPaで加圧焼結することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電材料の製造方法。
- R、M及びSi金属を合金化し、平均粒径0.1〜10μmに粉砕し、次いで0.01〜10GPaで加圧焼結することを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電材料の製造方法。
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