JP4853608B2 - リチウム二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウム二次電池に関し、特に、高いエネルギー密度の活物質を使用したエネルギー密度の高いリチウム二次電池の信頼性改善の手法に関する。
リチウム二次電池は、小型で大容量であるという特長を有しており、携帯電話、ノート型パソコン等の電源として広く用いられている。ここで述べるリチウム二次電池とは、正極と負極にそれぞれリチウムを吸蔵放出が可能な活物質が存在し、電解液内をリチウムイオンが移動することによって、動作する電池のことであり、負極活物質に、炭素材料などのようにリチウムイオンを吸蔵放出する材料のほか、LiやAlなどのLiと合金を形成する金属材料を使用する場合も含めたもののことである。
リチウム二次電池の正極活物質としてはLiCoO2、LiNiO2などの層状構造の物質を使用することが例として挙げられる.これらの材料の特徴は、150mAh/g以上の放電容量が得られることである。しかしながら、更なる高容量化が求められていた。別の候補としてLiMn24に代表されるスピネル構造の材料やLiFePO4に代表されるオリビン構造の材料があるが、いずれもエネルギー密度の面でLiCoO2を越えることは困難であった。
高容量化の要求のために、近年、充電電圧を上昇させてLiCoO2やLiNi1/3Co1/3Mn1/32を使用することが検討されている。しかし、十分な高容量化と長期信頼性を確保することは困難であった。一方、電池の安全性の改善や、信頼性の改善を目的として、正極活物質を混合して使用する検討が行われてきた。特許文献1には、LiNi1/3Co1/3Mn1/32に代表される層状構造の活物質とLiMn24に代表されるスピネル構造の活物質を混合することが報告されている。特許文献2、特許文献3においては、LiNi1/3Co1/3Mn1/32やLiNi0.5Mn0.52に代表される層状構造の活物質とLiCoO2を混合することが報告されている。
特開2002−110253号公報 特開2005−19149号公報 特開2002−100357号公報
しかし、いずれの例においても、充電電圧を上昇させた場合に、高エネルギー密度と長期信頼性の改善を両立することは困難であった。このように、リチウム二次電池には、高容量化に対する、実用上の電池への課題を有していた。
本発明は、充電電圧を従来よりも上昇させることにより電池の高エネルギー密度化を図るとともに、サイクル寿命の改善を図ったリチウム二次電池を提供することを目的とする。
本発明のリチウム二次電池は、下記式(I)
Lia1(Co1-x1-y1-z1Nix1Mny1M1z1)O2 (I)
(式(I)中、0<a1≦1、0.5≧x1+y1+z1≧0.1、x1≧0.05、y1≧0.05、−0.2≦x1−y1≦0.2、0.1≧z1≧0、M1はLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuのうちの少なくとも一種を表す)
で示される化合物(1)と、下記式(II)
Lia2(Co1-x2-y2-z2Nix2Mny2M2z2)O2 (II)
(式(II)中、0<a2≦1、1≧x2+y2+z2≧0.6、−0.2≦x2−y2≦0.2、0.1≧z2≧0、M2はLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuのうちの少なくとも一種を表す)
で示される化合物(2)と、を正極活物質として含有することを特徴とする。
式(I)において、
−0.1≦x1−y1≦0.1
であることが好ましい。
式(II)において、
−0.1≦x2−y2≦0.1
であることが好ましい。
化合物(1)及び化合物(2)の合計のモル数に対する化合物(1)のモル数の割合が、10%以上95%以下であることが好ましく、50%以上90%以下であることがさらに好ましい。
上記リチウム二次電池において、負極活物質として黒鉛を含むことが好ましい。このとき、充電電圧が4.2V以上4.5V以下であることが好ましい。
本発明による第1の効果として、高エネルギー密度の活物質を使用することによって、小型化・軽量化されたリチウム二次電池を提供することができる。
本発明による第2の効果として、サイクル寿命が改善したリチウム二次電池を提供することができる。
本発明は、高エネルギー密度を有する正極活物質を混合して使用することによって電池の高エネルギー密度化を図るとともに、電池の長期信頼性の改善を図ったものである。
従来、LiCoO2やLiNi1/3Co1/3Mn1/32といった材料を正極活物質として使用した電池では、充電電圧を4.2Vで使用することが一般的であったが、充電電圧を増加させて高容量化を図る検討が最近行われている。しかし、LiCoO2などは高電圧での充電時の結晶安定性が低く、長期のサイクル信頼性を確保することが困難であった。一方、LiNi1/3Co1/3Mn1/32を使用した場合には、高電圧における結晶安定性が高いものの、密度が小さいために電池のエネルギー密度としてはLiCoO2よりも低いことが課題であった。
そこで、組成依存性を詳細に検討した結果、正極活物質を下記式(I)
LiCo1-x1-y1-z1Nix1Mny1M1z12
(式(I)中、0<a1≦1、0.5≧x1+y1+z1≧0.1、x1≧0.05、y1≧0.05、−0.2≦x1−y1≦0.2、0.1≧z1≧0、M1はLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuのうちの少なくとも一種を表す)
で示される化合物(1)とすることで、高電圧における結晶安定性を高めることができることを新たに見出した。ただし、サイクル特性に関しては、この正極活物質を使用した場合においても商用レベルにおいては十分ではなかった。これは、充放電時の正極活物質の膨張収縮に起因したものであると考えられる。また、さらに検討の結果、式(I)で示される化合物(1)は、Liの放出によって正極活物質の格子体積が増加するのに対して、下記式(II)
Lia2(Co1-x2-y2-z2Nix2Mny2M2z2)O2 (II)
(式(II)中、0<a2≦1、1≧x2+y2+z2≧0.6、−0.2≦x2−y2≦0.2、0.1≧z2≧0、M2はLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuのうちの少なくとも一種を表す)
で示される化合物(2)は、Liの脱離によって格子体積が減少することが分かった。そして、これらを混合して使用することによって、サイクル寿命が大幅に改善することを新たに見出した。なお、上記式(I)又は(II)において、M1又はM2として、Li,Mg,Al,Si,Fe,TiまたはCuを少なくとも一種含む場合においても、z1又はz2が0〜0.1の範囲であれば、同等の特性を得ることが可能であることも確認された。
なお、式(I)又は(II)におけるM1又はM2として存在するLiの量は、以下の手法により見積もることができる。まず、Liに対する化合物(1)又は(2)の電位が3Vの状態(充分に放電され、Liが吸蔵された状態;式(I)又は(II)におけるa1又はa2が1の状態)において、化合物(1)又は(2)の組成分析を行う。得られた結果において、Liのモル数の割合(%)が50%を超えている場合、その超えているLiが式(I)又は(II)におけるM1又はM2として存在するLiに相当することなり、式(I)又は(II)におけるM1又はM2として存在するLiの量を見積もることができる。
以下に本発明のリチウムイオン二次電池の実施の形態について説明する。
リチウム二次電池は、リチウム含有金属化合物を正極活物質とした正極と、リチウムを吸蔵放出可能な負極活物質を持つ負極を主要成分とし、正極と負極との間に電気的接続を起こさないようなセパレータが挟まれ、正極と負極とはリチウムイオン伝導性のある電解液に浸った状態であり、これらが電池ケースの中に密閉された状態となっている。正極と負極に電圧を印加することにより正極活物質からリチウムイオンが放出され、負極活物質にリチウムイオンが吸蔵され、充電状態となる。また、正極と負極の電気的接触を電池外部で起こすことにより、充電時と逆に、負極活物質からリチウムイオンが放出され、正極活物質にリチウムイオンが吸蔵されることにより、放電が起こる。
本発明において、正極活物質として、前記の式(I)で示される化合物(1)と、前記の式(II)で示される化合物(2)と、を併用する。式(I)及び式(II)において、初期状態においては、a1及びa2はそれぞれほぼ1であるが、電池の充電によってLiを放出することによって、a1及びa2の値は減少する。逆に充電状態から放電することによって、Liは吸蔵され、a1及びa2の値は増加する。電池の充放電において、このような反応が可逆的に行われることとなる。充放電によってa1とa2の値は、0<a1≦1、0<a2≦1の範囲で変化することとなる。
次に、正極活物質として用いる前記の式(I)又は式(II)で示される層状構造を有する化合物(1)又は(2)の作製方法について説明する。Li原料としては、Li2CO3、LiOH、Li2O、LiNO3、Li2SO4などを用いることができる。中でも、Li2CO3、LiOHなどのリチウム塩が遷移金属原料との反応性が高く、CO3基及びOH基は焼成時にCO2及びH2Oの形で揮発し、正極活物質へ悪影響を及ぼさないことから、好ましい。Co原料としては、CoO、Co23、Co34などのCo酸化物などを用いることができる。Ni原料としては、NiO、Ni(OH)2、NiSO4、Ni(NO32などを用いることができる。Mn原料としては、電解二酸化マンガン(EMD)・Mn23、Mn34、CMD等の種々のMn酸化物、MnCO3、MnSO4などを用いることが可能である。Mg原料としては、Mg(OH)2などを用いることが可能である。Al原料としては、Al(OH)3などを用いることが可能である。Si原料としては、SiOなどを用いることが可能である。Fe原料としては、Fe23、Fe34などのFe酸化物などを用いることが可能である。Ti原料としては、Ti23、TiO2などのTi酸化物、Ti炭酸塩、Ti水酸化物、Ti硫酸塩、Ti硝酸塩などを用いることが可能である。Cu原料としては、CuOなどのCu酸化物などを用いることが可能である。
これらの原料を目的の組成比となるように秤量して、乳鉢またはボールミルなどにより粉砕混合する。混合粉を500℃から1200℃の温度で、空気、Arまたは酸素中で焼成することによって正極活物質を得ることができる。焼成温度は、各元素を拡散させるためには高温である方が望ましいが、焼成温度が高すぎると酸素欠損を生じたり、凝集して粉末状態でなくなったりするために、電池の正極活物質として使用した場合に特性に悪影響となる場合がある。このことから、焼成温度は500℃から1000℃程度であることが望ましい。
得られた正極活物質が層状構造を有していることは、X線回折によって確認できる。
正極活物質の比表面積は0.01m2/g以上、3m2/g以下であることが好ましく、より好ましくは0.1m2/g以上、1m2/g以下である。比表面積が大きいすぎると結着剤が多く必要であり、電極の容量密度の点で不利になりやすい。また、比表面積が小さすぎると電解液と活物質間のイオン伝導が低下する場合がある。
正極活物質の平均粒径は、0.1μm以上50μm以下が好ましく、より好ましくは1μm以上20μm以下である。平均粒径が大きすぎると電極成膜時に電極層に凹凸などの不均一な部分が生じる場合がある。平均粒径が小さすぎると成膜された電極の結着性が悪くなる場合がある。
化合物(1)及び化合物(2)の合計のモル数に対する化合物(1)のモル数の割合は、10%以上95%以下が好ましく、50%以上90%以下がさらに好ましい。
正極活物質としては、前記式(I)及び式(II)で示される化合物(1)及び(2)のほか、LiMn24、LiMn2-xx4(M:Li,Al,Mg)などのスピネル構造の材料;LiNi0.5Mn1.54、LiNi0.5Mn1.5-xTix4(0<x<0.5)、LiCoxMn2-x4(0.4<x<1.1)、LiFexMn2-x4(0.4<x<1.1)、LiCrxMn2-x4(0.4<x<1.1)などの5V級スピネル材料;LiCoO2,LiNi0.8Co0.22などのLiMO2の組成式の層状構造を有する材料;LiFePO4、LiCoPO4、Li(Fe、Mn)PO4、などのオリビン型の結晶構造を有する材料;などを、適宜混合して使用することができる。
このような正極活物質は、導電付与材と混合し、結着剤によって正極集電体上に膜状に形成する。導電付与材の例としては、アセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛、または、繊維状炭素などの炭素材料の他、Alなどの金属物質、導電性酸化物の粉末などを使用することができる。結着剤としては、ポリフッ化ビニリデンなどが用いられる。正極集電体としてはAlまたはCuなどを主体とする金属薄膜を用いる。
正極活物質は、正極活物質、導電付与材、および結着剤の合計量に対して70〜98.5質量%とすることが好ましい。さらに好ましくは、85〜97質量%(活物質、導電付与材および結着剤の合計量に対して)である。活物質の割合が小さすぎると、電池のエネルギー密度の面で不利となる。活物質の割合が多すぎると、導電付与材と結着剤の質量あたりの割合が低くなり、電子伝導性に劣ったり、電極剥離しやすくなったりする傾向があるという点で不利である。
導電付与材は、正極活物質、導電付与材、および結着剤の合計量に対して0.5〜29質量%程度とすることが好ましい。結着剤は、正極活物質、導電付与材、および結着剤の合計量に対して1〜10質量%程度とすることが好ましい。導電付与材及び結着剤の割合が小さすぎると、電子伝導性に劣ったり電極剥離の問題が生じたりすることがある。導電付与材及び結着剤の割合が大きすぎると、電池質量あたりの容量が小さくなるためである。
負極活物質としては、グラファイトまたは非晶質炭素等の炭素材料、Li金属、Si、Sn、Al、などのLiと合金を形成する材料、Si酸化物、Sn酸化物などを単独または混合して用いることができる。
本発明に係るリチウム二次電池に用いる電解液溶媒としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ビニレンカーボネート(VC)等の環状カーボネート類;ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジプロピルカーボネート(DPC)等の鎖状カーボネート類;ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸エチル等の脂肪族カルボン酸エステル類;γ−ブチロラクトン等のγ−ラクトン類;1、2−エトキシエタン(DEE)、エトキシメトキシエタン(EME)等の鎖状エーテル類;テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル類;ジメチルスルホキシド、1、3−ジオキソラン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体、エチルエーテル、1、3−プロパンスルトン、アニソール、N−メチルピロリドン、フッ素化カルボン酸エステルなどの非プロトン性有機溶媒;を一種又は二種以上を混合して使用できる。また、ポリマーなどを添加して電解液溶媒をゲル状に固化したものを用いてもよい。これらのうち、高電圧での安定性や、溶媒の粘度の点から、環状カーボネートと鎖状カーボネートを混合して使用することが適している。
電解液溶媒にはリチウム塩を電解液支持塩として溶解させ、電解液とする。リチウム塩としては、例えば、LiPF6、LiAsF6、LiAlCl4、LiClO4、LiBF4、LiSbF6、LiCF3SO3、LiC49SO3、LiC(CF3SO23、LiN(CF3SO22、LiN(C25SO22、低級脂肪族カルボン酸、カルボン酸リチウム、クロロボランリチウム、四フェニルホウ酸リチウム、LiBr、LiI、LiSCN、LiClなどが挙げられる。電解液支持塩の濃度は、例えば、0.5mol/l〜1.5mol/lとする。濃度が高すぎると密度と粘度が増加することがあり、濃度が低すぎると電気伝導率が低下することがある。
本発明に係るリチウム二次電池は、乾燥空気または不活性ガス雰囲気において、正極および負極を、セパレータを介して積層、あるいは積層したものを捲回し、電解液を含浸させた後に、電池缶に収容したり、合成樹脂と金属箔との積層体からなる可とう性フィルム等によって封口したりすることによって製造することができる。
図1に本発明に係るリチウム二次電池の実施例としてコインタイプのセルの形態を示すように、正極(正極活物質層)1が形成されている正極集電体3と、負極(負極活物質層)2が形成されている負極集電体4とが、セパレータ5を介して対面配置され、絶縁パッキング部8により互いに絶縁された正極外装缶6及び負極外装缶7により封入されている。なお、本発明に係るリチウム二次電池は、電池形状には制限がなく、セパレータを挟んで対向した正極、負極を巻回型、積層型などの形態を取ることが可能であり、セルには、コイン型、ラミネートパック、角型セル、円筒型セルを用いることができる。
このようにして得られた電池において、正極の電位はLiに対して4.6V以下であることが好ましい。高い電位においては電解液溶媒の分解が課題であり、特に60℃以上の高温での充放電サイクルや保存時の電池の信頼性を保つためには、正極側の電位は4.6V以下であることが好ましく、さらに好ましくは4.5V以下である。負極の電位はLiに対して0V以上とすることが可能である。負極活物質として黒鉛を使用した電池においては、黒鉛の充電電圧がLiに対して約0.1Vであるため、正負極間の電位差に相当する電池の充電電圧は4.5V以下であることが好ましく、さらに好ましくは4.4V以下である。一方、充電電圧を従来よりも高めて高容量の電池を得るためには、電池の充電電圧は4.2V以上であることが好ましく、さらに好ましくは4.3V以上である。
〔実験例1:放電容量と高温保存特性の評価〕
図1に示す構成のコイン型リチウムイオン二次電池を作製した。具体的には、表1に示す組成の試料を作製し、これらの試料を正極活物質に用いた電池を作製し、評価を行った。
(正極活物質作製条件)
原料として、LiOH、MnO2、Ni(OH)2、CoO、Mg(OH)2、Al(OH)3、TiO2、Fe23、CuOを適宜使用し、目的の金属組成比となるように秤量した。これらの原料を乳鉢にて5時間以上粉砕混合した後に、混合後の試料を900℃空気中で24時間焼成した。焼成後に、試料を再度粉砕混合した後に、950℃12時間、空気中で2回目の焼成を行った。その後、乳鉢で30分間粉砕し、38μmメッシュの篩にかけて粗粉を除去して、正極活物質を得た。得られた粉末の、比表面積は約0.3m2/gから1m2/gであり、平均粒径は約1〜20μmの範囲であった。得られた正極活物質は、いずれも、X線回折によって単相の層状構造を有していることを確認した。
(正極作製条件)
得られた正極活物質と、導電付与材である炭素材料とを混合し、N−メチルピロリドン(NMP)に結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVDF)を溶解させたものに分散させ、スラリー状とした。導電付与材には炭素材料のうちカーボンブラックを使用した。正極活物質、導電付与材、結着剤の質量比は93/3/4とした。このスラリーを、厚さ20μmのAl集電体上に塗布した。その後、真空中で12時間乾燥させて、正極電極材料とした。正極電極材料は、直径12mmの円に切り出した後、3t/cm2で加圧成形して正極とした。
(電池の作製)
負極は、直径14mm厚さ1.4mmのLi金属ディスクを使用した。
電解液は、電解液溶媒としてエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)を30:70(vol.%)で混合したものに、電解液支持塩としてLiPF6が濃度1mol/lで溶解したものを使用した。
上記正極と上記負極とを、セパレータを挟んで電気的接触がない状態に対向配置させてコインセル内に配置し、上記電解液を満たして密閉した。セパレータにはポリプロピレン製のフィルムを使用した。
(放電容量と高温保存特性の評価方法)
以上のようにして作製した電池について充放電特性を以下の方法で評価した。充電は、上限電圧を4.5Vとして、0.2mAの定電流で行った。放電は、下限電圧を3Vとして、0.2mAの定電流で行った。正極活物質質量あたりの放電容量、及び正極活物質体積あたりの放電容量の結果を表1に示す。
また、上記充放電後に、上限電圧4.5Vで再度充電した充電状態の電池を、60℃の恒温槽の中に28日間保存し、保存後に保存前と同じ条件で、放電、充電、放電の動作をさせた。最後に得られた放電容量の、保存前の放電容量に対する割合を回復容量率として算出した結果を表1に併せて示す。
Figure 0004853608
Figure 0004853608
表1に示すように、正極活物質体積あたりの放電容量では、LiCoO2が最も大きいが、LiCoO2はLiに対して4.5Vに充電した状態で高温保存した場合に、容量が大きく低下することが分かった(試料1)。このような容量低下は、電池の信頼性の低下につながるため、高電圧の条件で使用することは困難である。
正極活物質を、Lia(Co1-x-y-zNixMnyz)O2で表したとき、x+y+z≧0.1の組成領域では良好な保存特性が得られており、このような正極活物質を使用することで、高電圧での正極活物質の結晶安定性を保つことができることが確認された(試料2及び5〜14)。ただし、試料3のように、式(I)で示される化合物(1)の組成においてy1=0に相当する場合には回復容量が小さく、試料4のように、式(I)で示される化合物(1)の組成においてx1=0の場合には放電容量が小さい。このため、x1≧0.05、y1≧0.05である。
試料6及び試料15〜18の結果を比較すると、式(I)で示される化合物(1)の組成において、x1>y1においては、放電容量は増加するが保存後の回復容量率は低下する傾向であり、y1>x1においては、放電容量は低下するが回復容量率は増加する傾向であった。このように、放電容量と保存特性を両立させるためには、x1とy1は同等程度であることが好ましい。このような結果から、−0.2<x1−y1<0.2であることが好ましく、さらに好ましくは−0.1≦x1−y1≦0.1である。
試料27〜37に示すように、式(I)で示される化合物(1)の組成において、M1としてLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuの少なくとも一種が、0≦z1≦0.1の範囲で含有する正極活物質を用いた場合においても、高い放電容量かつ高い保存特性を有する電池が得られることが確認された。
試料11及び試料19〜22の結果、並びに試料14及び試料23〜26の結果を比較すると、式(II)で示される化合物(2)の組成において、x2>y2においては、放電容量は増加するが保存後の回復容量率は低下する傾向であり、y2>x2においては、放電容量は低下するが回復容量率は増加する傾向であった。このように、放電容量と保存特性を両立させるためには、x2とy2は同等程度であることが好ましい。このような結果から、−0.2<x2−y2<0.2であることが好ましく、さらに好ましくは−0.1≦x2−y2≦0.1である。
試料38〜57に示すように、式(II)で示される化合物(2)の組成において、M2としてLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuの少なくとも一種が、0≦z2≦0.1の範囲で含有する正極活物質を用いた場合においても、高い放電容量かつ高い保存特性を有する電池が得られることが確認された。
〔実験例2:サイクル特性の評価〕
次に、充放電サイクル特性の評価を行った。電池の構成は、実験例1と同様に、図1に示す構成のコイン型リチウムイオン二次電池とした。正極活物質としては、表1に示す試料1、2、及び5〜14の組成とし、正極の作製は実験例1と同様に行った。
(負極の作製)
負極活物質としては、黒鉛を使用した。黒鉛と、導電付与材である炭素材料とを混合し、N−メチルピロリドン(NMP)に結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVDF)を溶解させたものに分散させ、スラリー状とした。導電付与材には炭素材料のうちカーボンブラックを使用した。負極活物質、導電付与材、結着剤の質量比は90/1/9とした。このスラリーを、厚さ15μmのCu集電体上に塗布した。その後、真空中で12時間乾燥させて、負極電極材料とした。負極電極材料は直径12mmの円盤状に切り出した後、1.5t/cm2で加圧成形して負極とした。
(電池の作製及び評価)
電解液は、電解液溶媒としてエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)を30:70(vol.%)で混合したものに、電解液支持塩としてLiPF6が濃度1mol/lで溶解したものを使用した。
上記正極と上記負極とを、セパレータを挟んで電気的接触がない状態に対向配置させてコインセル内に配置し、上記電解液を満たして密閉した。セパレータにはポリプロピレン製のフィルムを使用した。
(サイクル特性の評価方法)
以上のようにして作製した電池についてサイクル特性を評価した。まず、上限電圧を4.4Vとして、2mAの定電流で充電を行った。電圧が4.4Vに達した後は定電圧での充電を行い、1回の充電である定電流充電と定電圧充電を行った時間の和が150分となるように制御した。次に、下限電圧を3Vとして、2mAの定電流で放電を行った。以上の充電及び放電を500サイクル繰り返した後に、初回の放電容量に対する500サイクル目の放電容量の割合を、500サイクル後の容量維持率として算出した結果を表2に示す。なお、充放電サイクルの評価は、電池を20℃の恒温槽の内部に置いて行った。
Figure 0004853608
表2に示すように、正極活物質として試料1(LiCoO2)を用いた場合、500サイクル後の容量維持率が著しく低かったのに対して、正極活物質として試料2及び5〜14を用いた場合、500サイクル後の容量維持率が高く、良好なサイクル特性を有することが分かった。特に、正極活物質として試料9を用いた場合にサイクル特性が最も良好な結果であった。実験例1の結果より、Co含有比が大きいほど体積当たりの放電容量は大きいことから、試料2及び5〜8のような正極活物質でサイクル特性を改善させることができた方が、電池のエネルギー密度の点で好ましいと考えられる。
〔実験例3:充放電に伴う正極活物質の膨張収縮率の評価〕
正極活物質の充電時と放電時の体積変化を評価した。評価試料としては、試料1、2、及び5〜14を使用した。実験例1と同様の方法で4.5Vに充電した後にコインセルを分解して正極活物質を取り出し、この正極活物質と充電前の正極活物質の結晶構造解析を行い、充電前後それぞれの正極活物質の格子定数を求め、格子体積変化率を求めた。結果を表3に示す。
Figure 0004853608
表3の結果と表2の結果を比較してみると、充電に伴う格子体積変化率が小さいほどサイクル特性が良好である傾向が見られた。この結果から、充放電に伴う正極活物質の膨張収縮によって電極内に応力が発生し、正極活物質と導電付与材などとの電気的接触や集電体との電気的接触が部分的に切断されて、サイクルに伴う容量が低下したものと考えられる。
〔実験例4:正極活物質の混合によるサイクル特性改善効果の評価〕
正極活物質の混合の効果についての検討を行った。正極活物質として、それぞれの正極活物質を目的のモル数の割合となるように秤量して混合したものを電極作製時に用いたこと以外は、実験例1と同じ方法で電池を作製した。
表3の結果から、試料1、2、及び5〜8は充電により体積が増加したのに対して、試料9〜14は充電により体積が減少する傾向であった。このような結果から、混合する材料として、一方は体積が増加するが体積あたりの放電容量の高いもの、もう一方は体積が減少するもの、を組み合わせることが好ましい。以上のような理由から、体積が増加する正極活物質として、式(I)においてx1+y1+z1≦0.5となるような組成を有する化合物(1)を用いることが好ましい。一方、体積が減少する正極活物質としては、式(II)において1≧x2+y2+z2≧0.6となるような組成を有する化合物(2)を用いることが好ましい。
式(I)で示される化合物(1)と、式(II)で示される化合物(2)と、を混合して、正極活物質として使用した場合のサイクル特性評価の結果として、試料6と試料10との混合での結果を表4に、試料36と試料14との混合での結果を表5に、試料31と試料10の混合での結果を表6に、試料32と試料47の混合での結果を表7に、試料5と試料38の混合での結果を表8に、試料31と試料40の混合での結果を表9に、試料8と試料40の混合での結果を表10に、それぞれ単独での結果と併せて示す。なお、表4〜10において正極活物質の割合はモル数の比を表している。また、サイクル特性評価は実験例2と同じ方法で行った。
Figure 0004853608
Figure 0004853608
Figure 0004853608
Figure 0004853608
Figure 0004853608
Figure 0004853608
Figure 0004853608
以上の結果のように、式(I)で示される化合物(1)と、式(II)で示される化合物(2)と、を混合して、正極活物質として使用することによりサイクル特性を改善できることがわかった。電極内部での活物質の膨張収縮を抑制することによって、サイクル特性の改善が可能となったと考えられる。活物質の混合割合としては、化合物(1)及び化合物(2)の合計のモル数に対する化合物(1)のモル数の割合が、10%以上95%以下であることが好ましく、さらに好ましくは、50%以上90%以下である。
以上のように、式(I)で示される化合物(1)と、式(II)で示される化合物(2)と、を正極活物質として含有することによって、高エネルギー密度の電池で長期信頼性が改善された電池を作製することが可能である。
本発明の活用例として、携帯電話、ノートパソコン、自動車、無停電電源や携帯用音楽機器に使用される電池が挙げられる。
本発明に係るリチウムイオン二次電池(コインタイプ)の断面図である。
符号の説明
1 正極(正極活物質層)
2 負極(負極活物質層)
3 正極集電体
4 負極集電体
5 セパレータ
6 正極外装缶
7 負極外装缶
8 絶縁パッキング部

Claims (6)

  1. 下記式(I)
    Lia1(Co1-x1-y1-z1Nix1Mny1M1z1)O2 (I)
    (式(I)中、0<a1≦1、0.5≧x1+y1+z1≧0.1、x1≧0.05、y1≧0.05、−0.2≦x1−y1≦0.2、0.1≧z1≧0、M1はLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuのうちの少なくとも一種を表す)
    で示される化合物(1)と、下記式(II)
    Lia2(Co1-x2-y2-z2Nix2Mny2M2z2)O2 (II)
    (式(II)中、0<a2≦1、1≧x2+y2+z2≧0.6、−0.2≦x2−y2≦0.2、0.1≧z2≧0、M2はLi,Mg,Al,Si,Fe,Ti及びCuのうちの少なくとも一種を表す)
    で示される化合物(2)と、を正極活物質として含有することを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 前記式(I)において、
    −0.1≦x1−y1≦0.1
    であることを特徴とする請求項1に記載のリチウム二次電池。
  3. 前記式(II)において、
    −0.1≦x2−y2≦0.1
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウム二次電池。
  4. 前記化合物(1)及び前記化合物(2)の合計のモル数に対する前記化合物(1)のモル数の割合が、10%以上95%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリチウム二次電池。
  5. 前記化合物(1)及び前記化合物(2)の合計のモル数に対する前記化合物(1)のモル数の割合が、50%以上90%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリチウム二次電池。
  6. 負極活物質として黒鉛を含み、充電電圧が4.2V以上4.5V以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のリチウム二次電池。
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