JP4852147B2 - ゴルフスイング練習機 - Google Patents

Description

本発明は、ゴルフスイング練習機、特に、ゴルフボールを載せるティーとゴルフボールを載せることの無いティーが打撃点に交互に置かれるか、又は、１本のティーに、狙いを定めている間ゴルフボールが載せられず打撃時点直前にゴルフボールが載せられて、ゴルフ練習者が安定した精神状態でスイングし且つゴルフボールを打つことが出来るようにしたゴルフスイング練習機に関する。

一般的に、ゴルフ初心者はスイング姿勢を室内のゴルフ練習場で学び、そしてそれからゴルフ場でゴルフを楽しむ。スイング姿勢の練習を効果的に進めるために、ゴルフスイング練習機が用いられている。

そのようなゴルフスイング練習機３として、図７に示すように、練習ボード１０上の打撃点Ｐに一つのティーＴが備えられ、そしてマイクロコンピュータ４０の制御によりゴルフボール供給装置５０からゴルフボールが自動的に供給されてティーＴの上に載せられる。このようにして、打撃点ＰのティーＴの上にゴルフボールが供給されるたびに、練習者はティーＴの上のゴルフボールを狙い、そしてそれからクラブでゴルフボールを打ち、このようにしてスイングの練習をする。なお、説明しなかった符号７０は電源供給モジュルである。

ほとんどのゴルフ初心者はティーにゴルフボールが載せられていないときには自然なスイング姿勢をとるが、ティー上のゴルフボールをもっと満足した打撃をしようとしてしっかりと狙いを定めてティー上のゴルフボールを打とうとすると、精神的な圧迫が生じるために彼らの身体に過度の大きな力が働き、例えばヘッドアップをして安定したスイング姿勢をとれない。

上記問題はスイング練習を繰り返すことにより修正可能である。
しかし、ゴルフ初心者は長期間にわたりスイング練習を繰り返さなければならず、そしてこのようにして重要な技術の要求についての効果は低められているのである。

そこで、本発明は上記問題に鑑みて、練習者が打撃点に狙いを定めているときには練習ボード上の打撃点にはゴルフボールが載せられてなく、そしてゴルフクラブのヘッドが打撃点の隣接位置に来たときに打撃点にあるティーにゴルフボールが載せられるようにし、練習者が安定した精神状態でスイングと打撃姿勢の練習ができるゴルフスイング練習機を提供することを目的としている。

上記目的を達成するためになされた本発明によるゴルフスイング練習機は、ゴルフボール供給装置からゴルフボールの供給を受けて、載置部にゴルフボールを載置する通常の打撃ティーと、載置部が空の別の照準ティーがトレーニングボードの打撃地点を中心に隣接するように設置され、前記照準ティーと打撃ティーは、マイクロコンピュータの制御に従って打撃地点上に交互に位置するように構成され、練習者がティーを照準するときは、載置部にゴルフボールが載置されていない照準ティーがトレーニングボードの打撃地点に位置し、バックスイングを終えたゴルフスティックのヘッドが打撃地点に接すると、ゴルフボールが載置された打撃ティーがトレーニングボードの打撃地点に位置するように構成され、且つ、練習ボード上の打撃点には、電気モータの駆動により一方向に回転するターンテーブルが設けられており、前記照準ティーと打撃ティーは所定の間隔を置いて前記ターンテーブルの縁に取り付けられていて、前記照準ティーと打撃ティーは前記電気モータの駆動による前記ターンタブルの回転により練習ボード上の打撃点に交互に配置されるように構成されることを特徴とする。

また好ましくは、前記照準ティーと打撃ティーをそれぞれ受けるための一対の凹部が、前記練習ボード上面の打撃点に形成されていて、前記凹部には、前記マイクロコンピュータの制御により上下動する昇降ロッドがそれぞれ備えられており、前記照準ティーと打撃ティーは前記昇降ロッドにそれぞれ取り付けられていて、前記照準ティーと打撃ティーが前記昇降ロッドの昇降により練習ボード上の打撃点に交互に配置されるようになっている。

本発明のゴルフスイング練習機は、ゴルフ初心者が室内のゴルフ練習場でのゴルフスイングと打撃練習の装置として使用でき、ゴルフ初心者がゴルフボールからの精神的な圧迫を受けず安定した精神状態で快適にゴルフボールの打撃ができ、短期間でスイング姿勢が効果的にマスターできる。

次に、本発明の好ましい実施例の詳細を図面を参照して説明する。

まず、図１乃至図６は本発明のゴルフスイング練習機の発明についてのいくつかの実施例を示したものである。これらのゴルフスイング練習機１，１’，１”は、照準ティー２０と打撃ティー３０が練習ボード１０上の打撃点Ｐに交互に配置され、照準過程においては、練習ボード１０上の打撃点Ｐにはゴルフボールが載せられていない照準ティー２０が位置し、そして打撃過程においては、練習ボード１０上の打撃点Ｐにはゴルフボールが載せられた打撃ティー３０が位置し、このようにして練習者はゴルフボールから精神的な圧迫を受けないで安定した精神状態でゴルフボールを打つことができる。

さらに詳述すると、各ゴルフスイング練習機１，１’，１”は、打撃点Ｐが形成された練習ボード１０と、交互に練習ボード１０の打撃点Ｐに配置される照準ティー２０と打撃ティー３０と、練習ボード１０の上に照準ティー２０と打撃ティー３０を所定の間隔で交互に配置するために照準ティー２０と打撃ティー３０をコントロールするマイクロコンピュータ４０と、マイクロコンピュータ４０へ電源を供給する電源供給モジュル７０を含んでいる。

照準ティー２０の台座２１にはゴルフボールＢは載せられていない。一方、ゴルフボールＢはゴルフボール供給装置５０から打撃ティー３０の台座３１に一個ずつ供給され、そしてこのようにして打撃ティー３０は打撃ポイントＰに位置するときはいつも一個のゴルフボールＢが打撃ティー３０の台座３１に載せられている。

ここで、ゴルフボール供給装置５０によりゴルフボールＢを打撃ティー３０に供給し、そしてゴルフボールＢを打撃ティー３０の台座３１に載せるためのゴルフボール供給装置５０は、基本的には従来のゴルフスイング練習機と同じであり、したがってそれらの詳細な説明は不要であると考えるので省略する。

これらのゴルフスイング練習機１，１’，１”は従来のゴルフスイング練習機と、打撃ティー３０とは別にゴルフボールが載せられることのない照準ティー２０が、照準ティー２０として練習ボード１０の上に準備され、そしてマイクロコンピュータ４０の制御により練習ボード１０の上の打撃点Ｐに打撃ティー３０と交互に配置されるようになっていることが異なる。

練習ボード１０の上の打撃点Ｐに照準ティー２０と打撃ティー３０を交互に配置する構造としてはいくつかがある。例えば、図２乃至図４は第一実施例を示し、照準ティー２０と打撃ティー３０を交互に上昇と下降させる手段により、照準ティー２０と打撃ティー３０を交互に配置するようにしたものであり、図５及び図６は第二実施例を示し、ターンテーブル１７を回転させる手段により、照準ティー２０と打撃ティー３０を交互に配置するようにしたものである。

最初に、上昇と下降させる手段により照準ティー２０と打撃ティー３０を交互に配置する構造の詳細を説明する。図２乃至図４に示すように、照準ティー２０と打撃ティー３０をそれぞれ受け入れるための一対の凹部１１，１２が、練習ボード１０上面の打撃点Ｐに形成されており、そして凹部１１，１２には、それぞれ昇降ロッド１３，１３’が備えられている。そして、昇降ロッド１３，１３’が交互に上昇と下降をすることにより、練習ボード１０上の打撃点Ｐに照準ティー２０と打撃ティー３０が交互に配置される。

ここで、図２に示すように、それぞれの昇降ロッド１３は空気シリンダーのピストン１４を含み、そして図３に示すように、それぞれの昇降ロッド１３’はラック１６ａとピニオン１６ｂにより駆動モータ１５の回転軸１５ａと連結されている。

一方、図５及び図６に示すものは、照準ティー２０と打撃ティー３０はターンテーブル１７の縁に所定の間隔を置いて取り付けられている。そして、照準ティー２０と打撃ティー３０はターンテーブル１７が電気モータ１７ａにより回転することにより、練習ボード１０の打撃点Ｐに交互に配置される。

照準ティー２０と打撃ティー３０が交互に配置される構造については、上記実施例に限定されるものではなく、いろいろな変更が可能である。

上記実施例において、練習ボード１０上の打撃点Ｐには、ゴルフクラブのヘッドの動きを感知するセンサー６０が設けられていて、照準ティー２０と打撃ティー３０が、適切な時間間隔で練習ボード１０上の打撃点Ｐに交互に配置されるようになっている。センサー６０はゴルフクラブのヘッドが最初のスイング運動において打撃点Ｐから離れた時点と、ゴルフクラブのヘッドが打撃点Ｐに再び入った時点とを感知し、スイングの過程において、上記センサー６０が感知したこれらの時点と時点の間隔に従って、練習ボード１０上の打撃点Ｐに照準ティー２０と打撃ティー３０が交互に配置されるように照準ティー２０と打撃ティー３０の制御を行う。

照準ティー２０と打撃ティー３０の交互配置は、マイクロコンピュータ４０に予め記憶されている時間データは使用せず、センサー６０により感知された練習者のスイング時間データをマイクロコンピュータ４０から読み出して行う。

照準ティー２０と打撃ティー３０を交互に配置するのを練習者の時間データを用いて実施することにより、練習者は彼らのスイング動作で繰り返し照準ティー２０を狙い打撃ティー３０に載せられているゴルフボールＢを打つことができる。

したがって、練習者はゴルフボールから精神的な圧迫を受けずにゴルフボールを打つことができ、よって短期間で自然なスイング姿勢を習得できる。

本発明のゴルフスイング練習機はゴルフ初心者がゴルフボールからの精神的な圧迫を受けないので短期間でスイング姿勢と打撃姿勢を習得でき、室内練習場に備えることにより練習者は本練習機によりスイングと打撃姿勢の練習を効果的に行える。

本発明の上記した実施例は一例を述べたものであり、特許請求の範囲で述べた考えや範囲を変更するものでなければ、技術の熟成によりいろいろな変更や追加や置き換えが可能である。

本発明にかかるゴルフスイング練習機の概略図である。 本発明にかかるゴルフスイング練習機の発明の第一実施例を示した断面図である。 本発明にかかるゴルフスイング練習機の発明の第一実施例の他例を示した断面図である。 本発明にかかるゴルフスイング練習機の発明の第一実施例を示した斜視図である。 本発明にかかるゴルフスイング練習機の発明の第二実施例を示した斜視図である。 本発明にかかるゴルフスイング練習機の発明の第二実施例を示した断面図である。 従来のゴルフスイング練習機の基本構造を示す概略図である。

Claims (5)

1. ゴルフボール供給装置から供給されるゴルフボールが載せられる台座を有する打撃ティーと、
   ゴルフボールが載せられることのない台座を有する照準ティーと、
   前記打撃ティーと照準ティーを打撃点へ交互に配置するように制御するマイクロコンピュータとを備え、
   前記打撃ティーと照準ティーが、隣接して練習ボード上の打撃点に据えられるようになっているゴルフスイング練習機であって、
   練習者が打撃点を狙ったとき、前記照準ティーが練習ボード上の打撃点に配置され、
   バックスイング動作が終わってゴルフクラブヘッドが打撃点に隣接した位置に達したとき、台座にゴルフボールを載せた前記打撃ティーが練習ボード上の打撃点に配置されるようになっているゴルフスイング練習機において
   練習ボード上の打撃点には、
   電気モータの駆動により一方向に回転するターンテーブルが設けられており、
   前記照準ティーと打撃ティーは
   所定の間隔を置いて前記ターンテーブルの縁に取り付けられていて、
   前記照準ティーと打撃ティーは前記電気モータの駆動による前記ターンタブルの回転により練習ボード上の打撃点に交互に配置されるようになっていることを特徴とするゴルフスイング練習機。
2. 前記照準ティーと打撃ティーをそれぞれ受けるための一対の凹部が、前記練習ボード上面の打撃点に形成されていて、前記凹部には、前記マイクロコンピュータの制御により上下動する昇降ロッドがそれぞれ備えられており、前記照準ティーと打撃ティーは前記昇降ロッドにそれぞれ取り付けられていて、前記照準ティーと打撃ティーが前記昇降ロッドの昇降により練習ボード上の打撃点に交互に配置されるようになっている請求項１に記載のゴルフスイング練習機。
3. 各昇降ロッドは、空気シリンダーのピストンを含んでいる請求項２に記載のゴルフスイング練習機。
4. 各昇降ロッドは、駆動モータの回転軸にラック及びピニオンにより連結されている請求項２に記載のゴルフスイング練習機。
5. 練習ボード上の打撃点には、ゴルフクラブのヘッドの動きを感知するセンサーが設けられていて、ゴルフクラブのヘッドが最初のスイング動作において打撃点から離れた時点と、ゴルフクラブのヘッドが打撃点に再び入った時点とを感知して、照準ティーと打撃ティーが、これらの両時点の間隔に従って練習ボード上の打撃点に交互に配置されるようになっている請求項１に記載のゴルフスイング練習機。

Images