JP4849677B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4849677B2
JP4849677B2 JP2006305801A JP2006305801A JP4849677B2 JP 4849677 B2 JP4849677 B2 JP 4849677B2 JP 2006305801 A JP2006305801 A JP 2006305801A JP 2006305801 A JP2006305801 A JP 2006305801A JP 4849677 B2 JP4849677 B2 JP 4849677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
setting
setting information
information
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006305801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008124751A (ja
Inventor
茂 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronics Inc filed Critical Canon Electronics Inc
Priority to JP2006305801A priority Critical patent/JP4849677B2/ja
Priority to US11/934,740 priority patent/US7904572B2/en
Publication of JP2008124751A publication Critical patent/JP2008124751A/ja
Priority to US13/019,956 priority patent/US20110126263A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4849677B2 publication Critical patent/JP4849677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体に関し、特に、不特定ユーザ用の第1の動作モードと、特定ユーザ用の第2の動作モードとを有し、複数のユーザが共用可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
コピー機、FAX、スキャナなどのオフィス機器は、不特定多数のユーザが簡単に共用することができる。
そこで、オフィス内におけるセキュリティを確保すべく、オフィス機器では、ユーザ管理を行うと共に、当該オフィス機器の現在の操作者を特定するためのユーザ認証を行う技術が提案されている。
近年では、セキュリティの更なる強化が重視されるようになってきている。そのため、ユーザ認証に成功したユーザ毎にオフィス機器の操作環境設定を管理する技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2001−306204号公報 特開平10−149061号公報
しかしながら、今まで共有があたりまえであった種類のオフィス機器を、上述したユーザ管理やユーザ認証などのセキュリティ機能が組み込まれている機器に更新する場合、又は既にセキュリティ機能が組み込まれたオフィス機器を新規に購入してオフィスに導入した場合には、当該オフィス機器の管理者が手間をかけて多数の項目にわたる必要な設定を行う必要があり、管理者の負荷が重い。
また、各ユーザが行う設定が完了するまではオフィス機器を使用することができないので、オフィス機器を共有するユーザにとっては、使い勝手が悪く感じる。この理由は、ユーザにとっては、セキュリティの高さよりも使い勝手の良さを優先するのが一般的であり、設定に必要な時間であっても無駄に感じるためである。
さらに、上述したような使い勝手の悪さは、セキュリティ機能が組み込まれたオフィス機器のオフィス内への新規導入を阻害する要因ともなっていた。
本発明の目的は、セキュリティ機能など、ユーザ毎に設定データを切り替えて管理する必要のある機能を有する場合であっても使い勝手を向上させることができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、不特定ユーザ用の第1の動作モードと、特定ユーザ用の第2の動作モードとを有し、複数のユーザが共用可能な情報処理装置において、各特定ユーザが専用する第1の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ特定ユーザのうちの少なくとも一部の特定ユーザが共用する第2の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ前記不特定ユーザが共用する第3の設定情報とを格納する記憶手段と、前記動作モードに応じて、前記第2の設定情報と前記第3の設定情報との間で設定データの切り替えを行うデータ切り替え手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理方法は、不特定ユーザ用の第1の動作モードと、特定ユーザ用の第2の動作モードとを有し、複数のユーザが共用可能な情報処理装置の情報処理方法であって、各特定ユーザが専用する第1の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ特定ユーザのうちの少なくとも一部の特定ユーザが共用する第2の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ前記不特定ユーザが共用する第3の設定情報とを格納する記憶ステップと、前記動作モードに応じて、前記第2の設定情報と前記第3の設定情報との間で設定データの切り替えを行うデータ切り替えステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、不特定ユーザ用の第1の動作モードと、特定ユーザ用の第2の動作モードとを有し、複数のユーザが共用可能な情報処理装置の情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、各特定ユーザが専用する第1の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ特定ユーザのうちの少なくとも一部の特定ユーザが共用する第2の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ前記不特定ユーザが共用する第3の設定情報とを格納する記憶モジュールと、前記動作モードに応じて、前記第2の設定情報と前記第3の設定情報との間で設定データの切り替えを行うデータ切り替えモジュールとを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の記憶媒体は、上記プログラムを格納したことを特徴とする。
本発明によれば、動作モードに応じて、特定ユーザが共用する第2の設定情報と不特定ユーザが共用する第3の設定情報との間で設定データの切り替えを行う。換言すれば、情報処理装置の動作モードが不特定ユーザ用の第1の動作モードであるのか又は特定ユーザ用の第2の動作モードであるのかに応じて、自動的に、第1乃至第3の設定情報のうち、少なくとも第2及び第3の設定情報が柔軟に運用される。これにより、ユーザは、情報処理装置の第1の動作モードに関する設定及び第2の動作モードに関する設定の双方を行う必要をなくすことができる。したがって、本発明によれば、動作モードの切り替えに関連するデータ切り替え機能が新規に追加された、使い勝手の良い情報処理装置を提供することができる。また、このため、オフィス機器のオフィス内への新規導入を促進することも可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置としてのスキャナの外観を概略的に示す斜視図である。
図1に示すスキャナ10は、搬送した原稿の画像を読み取るスキャン動作を行うように構成されており、本実施の形態に係る情報処理装置である。該情報処理装置としてのスキャナ10は、搬送した原稿の画像を読み取るシートフィード読取部11と、GUIとして機能するタッチスクリーン12とを備えている。
シートフィード読取部11は、図1に示すように、原稿を載置する原稿載置台11aと、画像を読み取った後の原稿を排紙するための排紙部11bとを含み、さらに、原稿載置台11aに載置された原稿を搬送するためのモータ(不図示)と、原稿の画像の読み取りを行い画像データとして取得するための画像読み取りセンサ(不図示)とを含む。
図2は、図1のスキャナ10の構成を示すブロック図である。
図2において、スキャナ10は、情報を伝達するシステムバス21と、当該システムバス21に接続されたCPU22、不揮発性の記憶媒体としてのフラッシュメモリ23、及びRAM24とを備える。
CPU22は、シートフィード読取部11にスキャン動作を指示する処理や、後述する図8のユーザ管理モード切り替え処理などを実行する。
フラッシュメモリ23には、CPU22が実行する処理に対応するプログラムや、各種情報などが格納される。RAM24には、取得した画像データや各種のデータ、及びプログラムなどが一時的に蓄積される。フラッシュメモリ23に格納される情報としては、スキャナ10の動作モードが特定ユーザ用のユーザ管理有りモードであるのか又は不特定ユーザ用のユーザ管理無しモードであるのかを特定する動作モード情報や、シートフィード読取部11によるスキャン動作に関する読み取り設定(スキャン設定)情報などがある。
また、システムバス21には、図2に示すように、シートフィード読取部11と、図1のタッチスクリーン12を構成するタッチパネル25及びLCD26と、外部通信I/F27とが接続されている。タッチスクリーン12においては、LCD26がGUIによる操作画面を表示し、透明なタッチパネル25が、GUIを介して入力されたユーザ操作を受け付ける。外部通信I/F27は、画像読み取りセンサで取得した画像データを他のパーソナルコンピュータ(PC)やサーバなどに送信することが可能である。本実施の形態では、外部通信I/F27は、後述する図3のログイン画面30を介してユーザ認証を行う認証サーバ(不図示)に少なくとも接続されている。
シートフィード読取部11は、CPU22の指示に従ってスキャン動作を行い取得した原稿の画像データをRAM24に保存する。
シートフィード読取部11が原稿の画像を読み取るときのスキャン設定は、図3乃至図7に示すGUIによる操作画面を介して行われる。スキャン設定の項目としては、解像度、明るさ、コントラストなどがある。該スキャン設定は、ユーザ毎に異なるものであってもよく、また、ユーザ毎に異なるスキャン設定をデータとしてフラッシュメモリ23に蓄積することができ、さらには、フラッシュメモリ23に蓄積したスキャン設定のデータは、外部通信I/F27を介して上記認証サーバなどへ各ユーザに固有のデータとして送信することも可能である。
スキャナ10は、全ユーザに共通のデータや各ユーザに固有のデータを保持しており、動作モードとして、ユーザ認証が不要な不特定ユーザ用のユーザ管理無しモードと、ユーザ認証が必要な特定ユーザ用のユーザ管理有りモードとを有する。
ユーザ管理有りモードであるときは、ユーザ認証が必要であり、特定のユーザのみがスキャナ10を使用できるように設定されているので、スキャナ10の使用が認められていない第三者の使用を防止でき、セキュリティが高い。一方、ユーザ管理無しモードであるときは、ユーザ認証が不要であり、多数の不特定ユーザが共通の送信先情報などのデータを共用できるように設定されており、スキャナ10の使い勝手が良い。
したがって、本実施の形態におけるスキャナ10は、1台で、セキュリティの高さと使い勝手の良さのいずれかを選択して実現可能であり、これにより、オフィス内への新規導入を促進することが可能である。また、後述するように、ユーザ管理のモードを切り替えたとき共有アドレス帳のコピーを行うことで利便性を高めている。
以下、スキャナ10の動作モードがユーザ管理有りモードであるときのスキャン動作について説明する。
図3は、図1のスキャナ10の動作モードがユーザ管理有りモードであるときにタッチスクリーン12上に表示されるログイン画面を例示する図である。このログイン画面は、例えば、スキャナ10の電源投入直後に表示される。
図3に示すログイン画面30は、ユーザ管理有りモードにおいて必要なユーザ認証を行うために必要なユーザ名やパスワードを入力することができるように構成されている。
具体的には、ログイン画面30上には、現在表示中の画面がログイン画面であることを示すタイトルバー36と、ユーザ名を文字入力するエディットボックス33と、パスワードを文字入力するエディットボックス34と、エディットボックス33,34に入力された文字を確定するOKボタン35とが配置されている。また、ログイン画面30上においてエディットボックス33,34の例えば左側には、エディットボックス33がユーザ名の入力フィールドであることを示すテキスト「ユーザ名」を表示するテキスト表示フィールド31と、エディットボックス34がパスワードの入力フィールドを示すテキスト「パスワード」を表示するテキスト表示フィールド32とが配置されている。
ユーザ名やパスワードの文字入力を行う際は、ユーザは、まず、タッチパネル25の表面をタップすることにより、文字入力すべきエディットボックス33,34のいずれかを選択し、続いて、不図示のキーボードを用いて必要な文字を打鍵する。キーボードは、LCD26に表示可能なソフトウェアキーボードであってもよく、この場合、上記タップの後に表示されることが好ましい。
認証サーバは、エディットボックス33,34の双方に入力されたユーザ名とパスワードによりユーザ認証を行い、当該ユーザがユーザ認証に成功した場合、ユーザがログイン画面30からログインすることができるように構成されている。具体的には、ユーザ認証に成功した場合、ログイン画面30は、図4に示すスキャン設定画面40に遷移し、これにより、ユーザはスキャナ10を使用することができるようになる。
図4は、図1におけるタッチスクリーン12上に表示されるスキャン設定画面を例示する図である。このスキャン設定画面は、ユーザ管理有りモード時ではログイン画面30でユーザの認証に成功した場合にのみ表示される。
図4に示すスキャン設定画面40は、シートフィード読取部11によるスキャン動作に関するスキャン設定を行うと共に、スキャン動作により取得した画像データの送信先を選択又は入力することができるように構成されている。
具体的には、スキャン設定画面40上には、現在表示中の画面がスキャン設定画面であることを示すタイトルバー49と、画像データの送信先を確認するための送信先一覧表表示領域41と、スキャン設定の設定値を変更するためのリストボックス42,43,44と、詳細設定ボタン45と、ユーザ管理ボタン46と、キャンセルボタン47と、開始ボタン48とが配置されている。
送信先一覧表表示領域41には、後述する図5,図6の送信先指定画面50,60を用いて設定した画像データの送信先が、その種別とアドレス(FAX番号なども含む)とが互いに対応付けられた状態で一覧表示される。これにより、ユーザは、画像データの送信先を容易に確認することができる。この送信先一覧表表示領域41をユーザがタップすることにより、スキャン設定画面40は、後述する図5の送信先指定画面50に遷移する。
リストボックス42は、原稿の画像を読み取る際の所望の解像度をリストから指定するためのものであり、リストボックス43は、原稿の画像を読み取るべき面(読み取り面)が片面なのか又は両面なのかを選択的に指定するためのものであり、リストボックス44は、原稿の用紙サイズとして、A4、B5、はがき、名刺などのリストから原稿に使用されている用紙のサイズ又は種別を指定するためのものである。
詳細設定ボタン45は、より詳細な設定、例えば画像処理に関する設定などを行うために、スキャン設定画面40を不図示の詳細設定画面に遷移させる際に押下される。
ユーザ管理ボタン46は、後述する図7のユーザ管理画面70を表示させるために押下される。
キャンセルボタン47は、シートフィード読取部11によるスキャン動作の実行や、スキャン設定の変更をキャンセルする際に押下される。開始ボタン48は、スキャン設定画面40を介して現在設定されているスキャン設定に従って、シートフィード読取部11にスキャン動作の実行を開始させる際に押下される。
図5は、図4における送信先一覧表表示領域41がタップされたときに、タッチスクリーン12上に表示される送信先指定画面の第1の例を示す図である。
図5に示す送信先指定画面50は、ユーザが画像データの送信先を選択することができるように構成されているだけでなく、送信先のデータを一覧表示するためのアドレス帳の編集も行うことができるように構成されている。
具体的には、送信先指定画面50上には、現在表示中の画面が送信先指定画面であることを示すタイトルバー512と、リストボックス501,503と、アドレス一覧表表示領域504と、新規作成ボタン505と、編集ボタン506と、削除ボタン507と、キャンセルボタン508と、OKボタン509と、上下ボタン510,511とが配置されている。また、送信先指定画面50上においてリストボックス503の例えば左側には、リストボックス503が送信先の種別を選択するリストボックスであることを示すテキスト「送信先種別」を表示するためのテキスト表示エリア502が設けられている。
リストボックス501は、複数のアドレス帳の中から所望のアドレス帳を選択的に指定するためのものである。アドレス帳には、ユーザ認証に成功したユーザ即ち特定ユーザが所定の送信先へ画像データなどを送信するためアドレスを格納した特定ユーザ専用の個人アドレス帳と、特定ユーザの全員が使用可能な共用の共有アドレス帳とがある。なお、特定ユーザ専用の個人アドレス帳及び共有アドレス帳は、それぞれ複数であってもよい。
リストボックス503は、E−mail,FTP,PC,FAX,プリンタなどの送信先種別のリストから所望の送信先種別を選択的に指定するためのものである。
アドレス一覧表表示領域504内の表示内容は、後で詳細に説明するように、リストボックス501,503で選択したアドレス帳及び送信先種別に応じて変化する。リストボックス501で共有アドレス帳を指定した場合には、送信先指定画面50は後述する図6の画面に遷移する。
上下ボタン510,511は、アドレス帳から所望の送信先を選択する際に押下され、押下される度に、アドレス一覧表表示領域504で選択されている送信先の表示を1行ずつ対応する方向にスクロールさせることができる。
新規作成ボタン505、編集ボタン506、及び削除ボタン507は、アドレス帳の編集を行う際に押下される。アドレス帳の編集では、アドレス帳への送信先の新規登録、アドレス帳から選択した送信先に関する情報の編集、及びアドレス帳から選択した送信先の削除などを行うことができる。より具体的には、新規作成ボタン505や編集ボタン506が押下された場合には、送信先に関する情報として名称やアドレスなどを登録するための送信先登録画面(不図示)に遷移する。削除ボタン507が押下された場合には、警告メッセージ「本当に消去しますか?」を含む警告ダイアログ(不図示)が送信先指定画面50上に重畳表示される。
キャンセルボタン508は、アドレス帳に関する全ての編集結果を破棄してスキャン設定画面40へ復帰する際に押下され、一方、OKボタン509は、アドレス帳に関する編集結果を保存すると共に、アドレス帳から選択した送信先を送信先一覧表表示領域41に反映した状態でスキャン設定画面40へ復帰する際に押下される。
以下、アドレス一覧表表示領域504について詳細に説明する。
アドレス一覧表表示領域504には、リストボックス501で指定したアドレス帳に登録されている送信先のうち、リストボックス503で指定した送信先種別に該当する送信先が表形式で一覧表示される。図5に示す例では、送信先種別として「E−mail」が指定されているので、アドレス帳からE−mailアドレスだけを抽出したものがアドレス一覧表表示領域504に表示される。ここで、リストボックス503を用いてFTPやFAXなどに送信先種別を変更した場合には、変更した後の送信先種別に対応するアドレスやFAX番号だけを抽出したアドレス帳がアドレス一覧表表示領域504に表示される。
アドレス一覧表表示領域504では、画像データの送信先の名称と、そのアドレスと、当該アドレスへの画像データの送信が選択状態にあるか否かを示すチェック情報とが互いに対応付けられている。
具体的には、アドレス一覧表表示領域504には、その第1列目として、チェック情報を「○」,「×」で表示するためのチェックボックス列が配置され、第2列目として、送信先の名称を表示するための名称表示列が配置され、第3列目として、送信先のアドレスを表示するアドレス表示列が配置される。また、アドレス一覧表表示領域504の第1行目には、各列の見出し「送信」,「名称」,「アドレス」が表示され、第2行目〜第6行目には、所定の順序で配列した送信先の一部又は全部が表示される。
アドレス一覧表表示領域504内のユーザがタップした箇所に対応する行、例えば第4行目は、図5に示すように表示色が変化し、これにより、当該行に表示されている送信先が選択状態になる。このように選択状態にあるときに、編集ボタン506や削除ボタン507を押下すると、選択状態にある送信先のアドレスの編集や削除が可能である。また、もう一度、選択状態にある送信先の表示部分をユーザがタップすると、画像データの送信先として設定され、これにより、第1列目のチェックボックス列の表示内容が「×」から「○」に変化する。ここで、既に送信先として設定されていた場合は、その設定を解除することができ、例えば、第2行目の送信先に関して第1列目のチェックボックス列の表示内容が「○」であるときにユーザが第2行目の表示部分を再度タップすると第1列目のセルの表示内容を「×」に変更することができる。
図6は、図5におけるリストボックス501で共有アドレスが指定された場合にタッチスクリーン12上に表示される送信先指定画面の第2の例を示す図である。この送信先指定画面は、例えば、図5におけるリストボックス501で共有アドレス帳を指定した場合に表示される。なお、この送信先指定画面は、図4における送信先一覧表表示領域41をユーザがタップしたときに図5の送信先指定画面50に代えて表示されてもよい。
図6に示す送信先指定画面60は、図5に示す送信先指定画面50と同様に構成されており、違いは、リストボックス601で指定されているアドレス帳が「共有アドレス帳」である点と、アドレス一覧表表示領域504に代えてアドレス一覧表表示領域604が配置されている点である。アドレス一覧表表示領域604には、図3のログイン画面30からログインした全てのユーザが共用する共有アドレス帳が表示される。
図5及び図6によれば、ユーザは、アドレス一覧表表示領域504,604から、画像データの送信先を容易に選択設定することができる。この選択設定後、OKボタン509,609が押下されると、図5及び図6の送信先指定画面50,60は、図4のスキャン設定画面40に復帰し、図4の送信先一覧表表示領域41には、図5及び図6のアドレス一覧表表示領域504,604でチェックボックス列に「○」が表示されていた送信先のアドレスのみが表示される。
なお、図5や図6の説明では、リストボックス501,601,503及びユーザによるタップにより、送信先を選択的に設定したが、これに限られることはなく、例えば、スキャナ10は、外部通信I/F27を介して接続されているネットワーク上の機器を用いて、送信先を設定したり、変更したりすることができるように構成されていてもよい。
図7は、図1におけるタッチスクリーン12上に表示されるユーザ管理画面を例示する図である。このユーザ管理画面は、図4のスキャン設定画面40のユーザ管理ボタン46が押下されたときに表示される。
図7に示すユーザ管理画面70は、例えば、スキャナ10の管理者が、図3のログイン画面30からログイン可能なユーザ(登録ユーザ)のユーザ名などのユーザ情報の編集も行うことができるように構成されているだけでなく、認証サーバに関する設定を行うこともできるように構成されている。
具体的には、ユーザ管理画面70上には、現在表示中の画面がユーザ管理画面であることを示すタイトルバー79と、ユーザ名一覧表表示領域71と、新規作成ボタン72と、編集ボタン73と、削除ボタン74と、キャンセルボタン75と、OKボタン76と、認証サーバ設定ボタン77と、チェックボックス78とが配置されている。また、ユーザ管理画面70上においてチェックボックス78の例えば右側には、チェックボックス78が認証サーバでユーザ管理を行うか否かを指定するリストボックスであることを示すテキスト「認証サーバを使う」がテキスト表示されている。
ユーザ名一覧表表示領域71には、登録ユーザのユーザ名が一覧表示される。なお、登録ユーザ数が例えば5を超えた場合には、ユーザ管理画面70上においてユーザ名一覧表表示領域71の下側に、ユーザ名一覧表表示領域71内に表示可能な登録ユーザ名を対応する方向に1行ずつスクロールさせるための上下ボタンを表示することが好ましい。
新規作成ボタン72、編集ボタン73、及び削除ボタン74は、登録ユーザのユーザ情報の編集を行う際に押下される。ユーザ情報の編集では、ユーザ名一覧表表示領域71への新たなユーザのユーザ名の新規登録、ユーザ名一覧表表示領域71から選択した登録ユーザのユーザ情報の編集、及びユーザ名一覧表表示領域71から選択した登録ユーザのユーザ情報の削除などを行うことができる。
より具体的には、新規作成ボタン72や編集ボタン73が押下された場合には、ユーザ情報としてユーザ名やパスワードなどを登録するためのユーザ登録画面(不図示)に遷移する。このユーザ登録画面において新規ユーザが登録された場合において、その新規ユーザが当該登録ユーザに固有の個人アドレス帳の新規作成など編集を行うときまでの間に、自動的に個人アドレス帳に共有アドレス帳の内容をコピーしておくことが好ましく、より好ましくは、このコピーは、新規ユーザが新規登録された時点で行われる。これにより、新規ユーザは、共有アドレス帳と同一の内容を編集するだけで個人アドレス帳を作成することができるので、アドレスのキーボード入力などの手間が大幅に削減され、もって、スキャナ10の使い勝手を向上させることができる。
削除ボタン74が押下された場合には、警告メッセージ「本当に消去しますか?」を含む警告ダイアログ(不図示)がユーザ管理画面70上に重畳表示される。この警告ダイアログを介して警告メッセージに対する了承の旨が入力された場合には、ユーザ名一覧表表示領域71から選択した登録ユーザのユーザ名をユーザ名の一覧表71から削除し、アドレス帳、ユーザ名、及びパスワードなどのユーザ情報をフラッシュメモリ23から削除する。
キャンセルボタン75は、ユーザ登録に関する全ての編集結果を破棄してスキャン設定画面40へ復帰する際に押下され、一方、OKボタン76は、ユーザ登録に関する編集結果を保存すると共にスキャン設定画面40へ復帰する際に押下される。
認証サーバ設定ボタン77は、ユーザ管理を行う認証サーバのネットワーク上のアドレスなどの設定を行うための認証サーバ設定画面(不図示)を表示する際に押下される。認証サーバは、ネットワーク上に設けられたディレクトリサーバ(Active Directory等)であってもよい。ディレクトリサーバを用いることにより1つの認証サーバで複数のスキャナ10などのユーザ管理を統括的に行うことができる。また、認証サーバとは別のユーザ管理サーバ(不図示)を用意して、このユーザ管理サーバに登録ユーザのユーザ情報などを格納してもよく、この場合、ユーザ情報などの編集には、スキャナ10からネットワークを介して該ユーザ管理サーバにアクセスする。
チェックボックス78は、上記認証サーバ設定画面で設定された認証サーバでユーザ管理を行うときにONにされ、行わないときにOFFにされる。これにより、ユーザは、認証サーバに関する設定を容易に行うことができる。なお、チェックボックス78は、認証サーバ設定画面において認証サーバが設定されていないときや、認証サーバの設定が有効でないとき、また、認証サーバの設定が有効であっても認証サーバと接続ができないときには、ONにチェックすることができないようにグレーアウト表示される。
なお、本実施の形態では、認証サーバ設定画面における認証サーバの設定が有効であり、且つチェックボックス78がONにチェックされている場合には、新規作成ボタン72、編集ボタン73、及び削除ボタン74が押下できないようにグレーアウト表示される。これにより、スキャナ10におけるユーザの新規登録や登録ユーザのユーザ情報の編集ができないようにしている。なお、上記ユーザ管理サーバを用意した場合には、新規作成ボタン72、編集ボタン73、及び削除ボタン74のグレーアウト表示を行う必要はない。
なお、図4のユーザ管理ボタン46が押下された後において、図7のユーザ管理画面70を表示する前に、スキャナ10の管理者であるか否かを確認すべく、図3のログイン画面30と同様のログイン画面を表示することが好ましい。このログイン画面では、管理者のユーザ名やパスワードなどが入力される。このようなログイン画面に代えて、例えば、図3のログイン画面30においてエディットボックス33及びテキスト表示フィールド31を非表示にすることにより作成したパスワード入力画面を表示してもよい。これにより、管理者は、パスワードを入力するだけで済み、ユーザ名の入力を省略することができる。
次に、スキャナ10の動作モードがユーザ管理無しモードであるときのスキャン動作について、ユーザ管理有りモードであるときとの違いを中心に説明する。
スキャナ10の動作モードがユーザ管理無しモードであるときは、電源投入直後には、図4のスキャン設定画面40が表示される。したがって、図3のログイン画面30が表示されず、ユーザ認証が行われることはない。
続いて、スキャン設定画面40において送信先一覧表表示領域41をユーザがタップすると、スキャン設定画面40は、図6の送信先指定画面60に遷移する。このとき、送信先指定画面60のリストボックス601内の共有アドレス帳は、グレーアウト表示されており、リストボックス601で他の個人アドレス帳が指定できないようになっている。これにより、他の特定ユーザ専用の個人アドレス帳を閲覧することができないので、スキャナ10のセキュリティを向上させることができる。なお、共有アドレス帳が複数個存在する場合には、各共有アドレス帳をリストボックス601で指定することができる。
また、図7のユーザ管理画面70は、スキャナ10の管理者のみが閲覧可能に構成されていることが好ましい。しかしながら、図7のユーザ管理画面70は、管理者とは異なる登録ユーザが閲覧可能に構成されていてもよく、この場合には、管理者とは異なる登録ユーザがユーザ管理画面70を介したユーザ情報の編集を行うことができないように構成されていることが好ましい。
図8は、図1のスキャナ10において実行されるユーザ管理モード切り替え処理のフローチャートである。なお、本処理は、CPU22がフラッシュメモリ23とRAM24とタッチパネル25とLCD26などを用いて実行する。また、本処理は、図7に示すユーザ管理画面70において、ユーザの新規登録や登録ユーザのユーザ情報の削除などの編集が行われた後、即ち登録ユーザ数に変動があった後にOKボタン76が押下されたタイミングや、チェックボックス78のON/OFFのチェックが切り替わったタイミングで開始される。
図8において、まず、ステップS801では、認証サーバを使用するか否かを判別する。具体的には、CPU22は、図7に示すユーザ管理画面70に設けられたチェックボックス78がONである場合に認証サーバを使用すると判別する。
チェックボックス78がONであり、認証サーバを使用するときは(ステップS801でYES)、フラッシュメモリ23に格納されている動作モード情報がユーザ管理無しモードであるか否かを判別する(ステップS803)。
ステップS803の判別の結果、動作モード情報がユーザ管理無しモードであるときは、スキャナ10の動作モードをユーザ管理有りモードに変更する(ステップS804)。
ユーザ管理有りモードでは、図5や図6を用いて説明したような送信先指定や、図4を用いて説明したようなスキャン設定などの設定情報をユーザ毎に管理することができる。さらに、管理すべき設定情報として、送信先のPCやメールサーバやFTPサーバを設定するために必要な情報が含まれていてもよい。
続いて、ステップS805では、スキャナ10の動作モード変更に伴って、フラッシュメモリ23に現在記憶されているユーザ管理無しモード用の設定情報の等の共有データ(第3の設定情報)を、ユーザ管理有りモード用の設定情報の等の共有データ(第2の設定情報)とするためのデータ切り替えを行う。
例えば、図9に示すように、ユーザ認証が不要な動作モード(ユーザ管理無しモード)において不特定ユーザが使用可能な共有アドレス帳を、ユーザ認証が必要な動作モード(ユーザ管理有りモード)においてユーザ認証を行ってログインした特定ユーザ(登録ユーザ)が共有して使用可能な共有アドレス帳とするためのデータ切り替えを行う。本実施の形態では、データ切り替えとして、不特定ユーザが使用可能な共有アドレス帳をコピーすることにより登録ユーザのみが使用可能な共有アドレス帳とする処理を行う。また、フラッシュメモリ23に、共有アドレス帳とは異なる個人アドレス帳が記憶されている場合には、登録ユーザが選択した場合にのみ当該個人アドレス帳(例えば、図9に示す登録ユーザA,B用の個人アドレス帳94,95)を使用できるように、送信先指定画面50などの設定を変更する。
一方、ステップS803の判別の結果、動作モード情報がユーザ管理無しモードでなくユーザ管理有りモードであるときは、スキャナ10の動作モードを変更する必要がないので、ステップS804,S805の処理をスキップして本処理を終了する。
また、ステップS801の判別の結果、チェックボックス78がOFFであり、認証サーバを使用しないときは、登録ユーザ数が「0」であるか否かを判別する(ステップS802)。該判別の結果、登録ユーザ数が「0」でないときは、スキャナ10をユーザ管理有りモードで動作させるべく、ステップS803に進み、一方、登録ユーザ数が「0」であるときは、スキャナ10をユーザ管理無しモードで動作させるべく、ステップS806に進む。
続くステップS806では、フラッシュメモリ23に格納されている動作モード情報がユーザ管理有りモードであるか否かを判別する。
ステップS806の判別の結果、動作モード情報がユーザ管理有りモードであるときは、スキャナ10の動作モードをユーザ管理無しモードに変更する(ステップS807)。
このユーザ管理無しモードでは、図5や図6を用いて説明したような送信先指定や、図4を用いて説明したようなスキャン設定などに必要な設定情報をユーザ毎に管理する必要がない。
続いて、ステップS808では、スキャナ10の動作モード変更に伴って、フラッシュメモリ23に現在記憶されているユーザ管理有りモード用の設定情報のデータ(第2の設定情報)を、ユーザ管理無しモード用の設定情報のデータ(第3の設定情報)とするためのデータ切り替えを行う。例えば、図9に示すように、ユーザ認証を行ってログインした特定ユーザ(登録ユーザ)が共有して使用していた共有アドレス帳を、ユーザ認証が不要な動作モードにおいて不特定ユーザが使用可能な共有アドレス帳とする。また、フラッシュメモリ23に、共有アドレス帳とは異なる個人アドレス帳が記憶されている場合でも、ユーザ管理無しモードはユーザ認証を行わない動作モードであるため、当該個人アドレス帳(例えば、図9に示す登録ユーザA,B用の個人アドレス帳94,95)を使用できないように、送信先指定画面50の表示を禁止したり、送信先指定画面60の表示設定を変更したりする。なお、個人アドレス帳は、スキャナ10の動作モードをユーザ管理有りモードに変更することにより使用することができる。
一方、ステップS806の判別の結果、動作モード情報がユーザ管理有りモードでなくユーザ管理無しモードであるときは、スキャナ10の動作モードを変更する必要がないので、ステップS807,S808の処理をスキップして本処理を終了する。
図8の処理によれば、例えば、スキャナ10をオフィス内に新規導入した時点で、認証サーバの使用が選択されておらず、登録ユーザ数が「0」である場合には(ステップS801でNO、ステップS802でYES)、自動的に、スキャナ10の動作モードがユーザ管理無しモードに設定される(ステップS807)。
また、以前にユーザ管理有りモード時に設定した共有アドレス帳などの共有データは、スキャナ10の動作モードがユーザ管理無しモードに変更されたときに、自動的に、全てのユーザが使用可能な共有アドレス帳などの共有データとなる(ステップS808)。これにより、スキャナ10の使い勝手を向上させることができる。
また、スキャナ10の新規導入時だけでなく、登録ユーザの削除により登録ユーザ数が「0」になった場合にも同様の効果を奏することができる。
このように、使い勝手を向上させたので、オフィス機器としてのスキャナ10のオフィス内への新規導入を促進することが可能となる。
なお、図8のステップS801〜S802の処理に代えて、図7のユーザ管理画面70上にユーザ管理を行うか否かを指定するためのチェックボックスを配置し、このチェックボックスがONであるときにステップS803へ進み、一方、該チェックボックスがOFFであるときにステップS806へ進むように図8の処理を変更してもよい。また、ステップS802の処理を省略してもよく、この場合、ステップS801の判別結果がNOであるときはステップS806に進む。
また、図8のステップS805やステップS808において実行される共有データの切り替えは、必要に応じて、いずれか一方を省略してもよい。
さらに、図8の処理に、登録ユーザ数が増大した場合、例えばユーザCが新規登録された場合に、共有アドレス帳データ93(第2の設定情報)をユーザC専有の個人アドレス帳(第1の設定情報)としてコピーする処理を追加してもよい。これにより、ユーザCは、容易に個人アドレス帳を編集することができ、さらに使い勝手を向上させることができる。
図9は、図8のステップS805,S808において実行されるアドレス帳のデータ切り替えを模式的に示す図である。
アドレス帳のデータは、上述したように、フラッシュメモリ23内に格納されている。なお、必要に応じてRAM24内に格納されてもよい。
図9に示すように、アドレス帳のデータは、ユーザ管理有りモード用のデータ格納領域91と、ユーザ管理無しモード用のデータ格納領域92とに区別されて格納されている。
ユーザ管理有りモード用のデータ格納領域91には、ユーザ管理有りモードで動作しているときに登録ユーザのみが閲覧可能で且つ編集可能な共有アドレス帳データ93と、ユーザ名「ユーザA」で特定されるユーザに固有の個人アドレス帳データ94やユーザ名「ユーザB」で特定されるユーザに固有の個人アドレス帳データ95などが格納される。
ユーザ管理無しモード用のデータ格納領域92には、ユーザ管理無しモードで動作しているときに不特定のユーザが共用可能な共有アドレス帳データ96が格納される。
ここで、上述した図8のステップS805の処理では、データ格納領域92内の共有アドレス帳データ96が、共有アドレス帳データ93としてデータ格納領域91内にコピーされる。一方、ステップS808の処理では、データ格納領域91内の共有アドレス帳データ93が、共有アドレス帳データ96としてデータ格納領域92内にコピーされる。
なお、図9では、アドレス帳データをスキャナ10の動作モードに応じて区別して格納する例を示したが、図4のスキャン設定に関する情報や、該スキャン設定情報と送信先情報とを組み合わせた設定(ジョブ)に関する情報も同様にスキャナ10の動作モードに応じて区別して格納してもよい。
また、本実施の形態では、データ切り替え処理としてコピーを例に挙げたが、コピーに限られることはない。例えば、データの格納領域を区別しないようにすることで、格納すべきデータを1つにして、スキャナ10の動作モードに応じて、読み出し可能なデータを区別するようにしてもよい。これにより、データを重複して格納することをなくすことができ、データの格納領域を有効に活用することができる。
また、上述した実施の形態では、登録ユーザの全てが共有アドレス帳データ93などの共有データの編集や閲覧が許可されるが、ユーザ毎に共有データの編集や閲覧を制限してもよい。
また、上記実施の形態では、スキャナ10の動作モードとして、スキャナ10のセキュリティ機能を実現するユーザ管理モードを例に挙げたが、セキュリティ機能に限られることはなく、ユーザ毎に設定データを切り替えて管理する必要のある機能を実現する動作モードであればいかなるモードであっても本発明を適用することができる。
上記実施の形態では、スキャナ10がタッチパネル25やLCD26などのGUIを備え且つE−mailやFAXの送信機能などの通信機能を有していたが、これに代えて、スキャナ10などの画像読取装置を、GUIを備え且つ通信機能を有するPC等のホストコンピュータに接続してもよい。
上記実施の形態では、スキャナ10は、シートフィード読取部11を備えるとしたが、これに代えて、フラットベッド読取部を備えていてもよい。また、上記実施の形態に係る情報処理装置は、画像処理装置であればいかなるものであってもよく、上述したスキャナ10などの画像読取装置に代えて、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置などであってもよい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPUなど)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどである。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、前述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行う場合である。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置としてのスキャナの外観を概略的に示す斜視図である。 図1のスキャナの構成を示すブロック図である。 図1のスキャナの動作モードがユーザ管理有りモードであるときにタッチスクリーン上に表示されるログイン画面を例示する図である。 図1におけるタッチスクリーン上に表示されるスキャン設定画面を例示する図である。 図4における送信先一覧表表示領域がタップされたときに、タッチスクリーン上に表示される送信先指定画面の第1の例を示す図である。 図5におけるリストボックスで共有アドレスが指定された場合にタッチスクリーン上に表示される送信先指定画面の第2の例を示す図である。 図1におけるタッチスクリーン上に表示されるユーザ管理画面を例示する図である。 図1のスキャナにおいて実行されるユーザ管理モード切り替え処理のフローチャートである。 図8のステップS805,S808において実行されるアドレス帳のデータ切り替えを模式的に示す図である。
符号の説明
10 スキャナ
11 シートフィード読取部
12 タッチスクリーン
22 CPU
23 フラッシュメモリ
25 タッチパネル
26 LCD
27 外部通信I/F
30 ログイン画面
40 スキャン設定画面
46 ユーザ管理ボタン
50,60 送信先指定画面
501,601 リストボックス
70 ユーザ管理画面
71 ユーザ名一覧表表示領域
77 認証サーバ設定ボタン
78 チェックボックス
93,96 共有アドレス帳データ
94,95 個人アドレス帳データ

Claims (11)

  1. 不特定ユーザ用の第1の動作モードと、特定ユーザ用の第2の動作モードとを有し、複数のユーザが共用可能な情報処理装置において、
    各特定ユーザが専用する第1の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ特定ユーザのうちの少なくとも一部の特定ユーザが共用する第2の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ前記不特定ユーザが共用する第3の設定情報とを格納する記憶手段と、
    前記動作モードに応じて、前記第2の設定情報と前記第3の設定情報との間で設定データの切り替えを行うデータ切り替え手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記データ切り替え手段は、前記第2の動作モード時に、前記第3の設定情報を前記第2の設定情報とする前記設定データの切り替え、及び前記第1の動作モード時に、前記第2の設定情報を前記第3の設定情報とする前記設定データの切り替えのうち少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の設定情報、前記第2の設定情報、及び前記第3の設定情報は、前記設定項目として、前記情報処理装置が処理したデータの送信先に関する情報、及び前記情報処理装置がデータを処理するときの設定情報の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記特定ユーザとして新規ユーザを登録する登録手段と、
    前記新規ユーザを登録した際に、前記第2の設定情報を、当該新規ユーザが専用する第1の設定情報とする前記設定データの切り替えを行う他のデータ切り替え手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記特定ユーザを特定するための認証処理を行う認証手段と、
    前記認証手段による前記認証処理を行う場合には前記第2の動作モードに切り替えを行うモード切り替え手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記モード切り替え手段は、前記特定ユーザの数が「0」である場合には前記第1の動作モードに切り替えを行うことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記データ切り替え手段は、前記設定データとして設定情報の共有データの切り替えを行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記データ切り替え手段は、前記設定データとして共有アドレス帳データの切り替えを行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 不特定ユーザ用の第1の動作モードと、特定ユーザ用の第2の動作モードとを有し、複数のユーザが共用可能な情報処理装置の情報処理方法であって、
    各特定ユーザが専用する第1の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ特定ユーザのうちの少なくとも一部の特定ユーザが共用する第2の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ前記不特定ユーザが共用する第3の設定情報とを格納する記憶ステップと、
    前記動作モードに応じて、前記第2の設定情報と前記第3の設定情報との間で設定データの切り替えを行うデータ切り替えステップとを有することを特徴とする情報処理方法。
  10. 不特定ユーザ用の第1の動作モードと、特定ユーザ用の第2の動作モードとを有し、複数のユーザが共用可能な情報処理装置の情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    各特定ユーザが専用する第1の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ特定ユーザのうちの少なくとも一部の特定ユーザが共用する第2の設定情報と、前記第1の設定情報と同一の設定項目を有し且つ前記不特定ユーザが共用する第3の設定情報とを格納する記憶モジュールと、
    前記動作モードに応じて、前記第2の設定情報と前記第3の設定情報との間で設定データの切り替えを行うデータ切り替えモジュールとを備えることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2006305801A 2006-11-10 2006-11-10 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体 Active JP4849677B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006305801A JP4849677B2 (ja) 2006-11-10 2006-11-10 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体
US11/934,740 US7904572B2 (en) 2006-11-10 2007-11-02 Method, apparatus, and medium for controlling access to and setting for features of an imaging processing device
US13/019,956 US20110126263A1 (en) 2006-11-10 2011-02-02 Image processing apparatus, image processing method, program for implementing the method, and storage medium storing the program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006305801A JP4849677B2 (ja) 2006-11-10 2006-11-10 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008124751A JP2008124751A (ja) 2008-05-29
JP4849677B2 true JP4849677B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=39509057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006305801A Active JP4849677B2 (ja) 2006-11-10 2006-11-10 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4849677B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8542198B2 (en) 2009-08-24 2013-09-24 Xerox Corporation Multi-touch input actual-size display screen for scanned items
US9113015B2 (en) 2009-09-30 2015-08-18 Kyocera Document Solutions Inc. Display device, and image forming apparatus and electronic device loaded therewith
JP5907599B2 (ja) * 2011-11-16 2016-04-26 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法、並びにプログラム
JP5858750B2 (ja) * 2011-11-25 2016-02-10 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2014053784A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Brother Ind Ltd 画像読取装置およびスキャンプログラム
JP5996012B2 (ja) * 2014-05-07 2016-09-21 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像読取装置、画像形成装置の制御方法、画像読取装置の制御方法、及びプログラム
JP6382136B2 (ja) * 2015-03-18 2018-08-29 株式会社日立製作所 プラント監視制御システムおよびその監視制御方法
JP6478844B2 (ja) * 2015-07-07 2019-03-06 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
JP6165290B2 (ja) * 2016-03-24 2017-07-19 キヤノン株式会社 データ送信装置、データ送信装置の制御方法、及びプログラム
JP6638669B2 (ja) * 2017-02-24 2020-01-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 表示装置、および画像形成装置
JP2019041303A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 シャープ株式会社 情報送信装置、情報送信システム、複合機、情報送信方法及び情報送信プログラム
JP2019041304A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 シャープ株式会社 情報送信装置、複合機、情報送信方法及び情報送信プログラム
JP7077597B2 (ja) * 2017-12-12 2022-05-31 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、宛先情報表示装置およびプログラム
JP7334459B2 (ja) * 2019-04-25 2023-08-29 コニカミノルタ株式会社 情報処理システム及びプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4745752B2 (ja) * 2004-08-30 2011-08-10 キヤノン株式会社 画像送信装置、画像送信装置の制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008124751A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4849677B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP4375434B2 (ja) ワークフロー実行システム及び実行方法、画像処理装置並びにワーク代替処理プログラム
JP4305520B2 (ja) データ管理装置、データ管理方法およびデータ管理プログラム
CN102905044B (zh) 显示控制装置、方法、操作显示装置和图像处理装置
US9003281B2 (en) Image processing apparatus capable of automatically generating help document for workflow, help document generating method and help document generating form
US9854116B2 (en) Image processing apparatus configured to transmit image data and method for controlling an image processing apparatus
US20070229491A1 (en) Image processing apparatus and image data list display method
JP6511920B2 (ja) 機能実行装置、機能実行方法及び記憶媒体
JP2010003198A (ja) 文書管理システム、文書管理装置、プログラム
JP2009230632A (ja) 電子ファイル生成装置、電子ファイル生成方法およびプログラム
JP2010103775A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、制御プログラム及び記録媒体
US10893165B2 (en) Information processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium
US9596369B2 (en) Function execution apparatus, function execution method, and non-transitory computer readable medium storing instructions therefor
JP6044184B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US9641710B2 (en) Information processing apparatus that displays destination display information according to display condition
JP2007150749A (ja) 画像処理装置
JP2012124697A (ja) 画像形成装置および画像データ処理方法
JP5158897B2 (ja) 画像形成装置および画像データ処理方法
JP5361399B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び制御プログラム
JP4826241B2 (ja) 複写機,複写機システム,およびコンピュータプログラム
JP5040770B2 (ja) 電子ファイル生成装置、電子ファイル生成方法およびプログラム
JP2011034418A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びコンピュータプログラム
JP4140605B2 (ja) 画像処理装置
JP2008005424A (ja) データ送信装置、及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2009065243A (ja) 画像形成装置の表示制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4849677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250