JP4849050B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、耐久性向上と軽量化とを両立できる空気入りタイヤに関するものである。
主に重荷重用空気入りタイヤであって、超偏平(例えば、偏平率80%以下)のものにあっては、高速での長距離走行に際して耐久性を有することが望まれている。従来、この種の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に対して10〜45°の角度の非伸長性ケーブルを有し、かつ互いにケーブルが交差する少なくとも2つのワーキングプライ(ベルト層)を備え、該ワーキングプライが、最大タイヤ幅方向寸法を有するラジアルカーカスのタイヤ径方向外側に積層され、かつラジアルカーカスのタイヤ幅方向寸法の80%に等しいタイヤ幅方向寸法を有する構成の空気入りタイヤである。そして、この空気入りタイヤにおいて、タイヤ幅方向寸法が最小のワーキングプライよりも少なくとも15%だけ小さい付加補強体を備え、該付加補強体が、実質的に半径方向の非伸長性ケーブルを有し、かつラジアルカーカスのタイヤ幅方向寸法の少なくとも45%に等しいタイヤ幅方向寸法を有した中央部分と、最も伸長性の大きいワーキングプライの引張り弾性係数に等しく、かつラジアルカーカスのタイヤ幅方向寸法の少なくとも10%に等しいタイヤ幅方向寸法を有した2つの側方部分とで形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特表2002−544044号公報
上述した従来の空気入りタイヤでは、互いにケーブルが交差する2つのワーキングプライに加えて付加補強体を備えて耐久性を向上しようとしたものであるが、この付加補強体は、タイヤ幅方向寸法が最小のワーキングプライよりも少なくとも15%だけ小さい。このため、トレッドのショルダー域での耐久性を図ることが難しく、2つのワーキングプライ間のタイヤ幅方向外端部にてベルトエッジセパレーション(分離)が発生する虞がある。しかも、耐久性を向上するため、ワーキングプライに付加補強体を加えているのでタイヤ重量が増大することになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ベルト層の耐久性向上と軽量化とを両立することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる空気入りタイヤでは、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α1が10°≦α1≦30°のコードを有し、かつ前記コードが互いに交差するようにカーカスのタイヤ径方向外側に積層された2つの交差ベルトを少なくとも有したベルト層を備える空気入りタイヤにおいて、前記交差ベルトの1つを成してトレッドのセンター域に配設された交差ベルト部と、前記交差ベルト部のタイヤ幅方向両側に並設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α2が0°≦α2≦5°のコードを有した周方向補強ベルト部と、前記周方向補強ベルト部のタイヤ幅方向両側に並設され、かつ前記トレッドのショルダー域に配設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α3が10°≦α3≦90°のコードを有した幅方向補強ベルト部とから成る1層の複合ベルトを備えたことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、交差ベルト部を含む各交差ベルトが10°≦α1≦30°の角度α1のコードにより低角度交差ベルト層として作用し、かつ周方向補強ベルト部が、0°≦α2≦5°の角度α2のコードによりタイヤ周方向補強層として作用して、空気が充填された空気入りタイヤの形状を交差ベルトおよび周方向補強ベルト部で保持する。また、トレッドのセンター域のようにタガ効果の大きい範囲では、交差ベルト部が空気入りタイヤに充填した空気の内圧を支える。また、トレッドのセンター域とショルダー域との間であって、トレッドのタイヤ幅方向外側の主溝付近のようにタガ効果が小さく径成長が大きくなりやすい範囲では、周方向補強ベルト部が空気の内圧を支える。さらに、トレッドのショルダー域であって、ベルト層のタイヤ幅方向外端部のようにカーカスによる空気の内圧を支える負担が大きくなる範囲では、10°≦α3≦90°の角度α3のコードにより幅方向補強ベルト部がショルダー域でのタイヤ周方向への引っ張りに追従し、ベルト層のタイヤ幅方向外端部での歪みを低減する。この結果、ベルト層の耐久性を向上できる。
しかも、交差ベルト部、周方向補強ベルト部および幅方向補強ベルト部は、それぞれ機能分担されて1層の複合ベルトとして構成されていることから、各交差ベルトに加えて補強用のベルトの層をさらに増やすことがなく、ベルト層の耐久性を向上しつつ空気入りタイヤの軽量化が図れる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記1層の複合ベルトは、該複合ベルトを構成していない前記交差ベルトのタイヤ径方向外側に配設されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、トレッドのショルダー域において、10°≦α3≦90°の角度α3のコードを有する幅方向補強ベルト部が、複合ベルトを構成していない交差ベルトのタイヤ径方向外側に配置されるため、該交差ベルトのタイヤ幅方向外端部におけるベルトエッジセパレーション(分離)を防ぐ。この結果、ベルト層の耐久性をより向上できる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記幅方向補強ベルト部は、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α3が45°≦α3≦90°のコードを有していることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、幅方向補強ベルト部が45°≦α3≦90°の角度α3のコードを有することで、ショルダー域でのタイヤ周方向への引っ張りにより追従でき、ベルト層のタイヤ幅方向外端部での歪みを低減するので、ベルト層の耐久性をより向上できる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、タイヤ赤道面からタイヤ幅方向半幅の範囲において、前記交差ベルト部は、自身のタイヤ幅方向寸法Aが前記カーカスのタイヤ幅方向寸法Wに対して0.4≦A/W≦0.5の範囲に設定され、前記周方向補強ベルト部は、前記タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法Bが前記カーカスの寸法Wに対して0.6≦B/W≦0.75の範囲に設定され、前記幅方向補強ベルト部は、前記周方向補強ベルト部のタイヤ幅方向外端から自身のタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法Cが前記カーカスの寸法Wに対して0.1≦C/Wの範囲に設定されていることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、トレッドのセンター域、ショルダー域およびその間の域に対応して各ベルト部が配置されてタガ効果を十分に発揮するので、ベルト層の耐久性をより向上できる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記周方向補強ベルト部および各前記交差ベルトのタイヤ周方向のコード強力の総和をΣNとしたとき、前記周方向補強ベルト部のコード強力Niが0.3≦Ni/ΣN≦0.5の関係を有することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、上記範囲にすることで、周方向補強ベルト部の折れをなくしつつ、内圧保持機能を十分に発揮できる。つまり、周方向補強ベルト部のコード強力Niが0.3より小さいと内圧保持機能が不十分であり、コード強力Niが0.5より大きいと周方向補強ベルト部にかかる張力が過大となりベルトの折れが生じる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記幅方向補強ベルト部は、前記交差ベルト部のコード径以上のコードを有し、かつコードの配列方向の所定長さ中のコードエンドの本数が前記交差ベルト部のコードエンド本数以下であることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、交差ベルト部よりもコード径を太くし、かつ交差ベルト部よりもコードの配列方向のコードエンド本数を少なくした幅方向補強ベルトにより、ベルト強力を確保しつつベルトエッジ部の応力を緩和するので、ベルト層の耐久性をより向上できる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、前記カーカスのタイヤ径方向外側面に配設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α4が45°≦α4≦90°のコードを有し、かつ自身のタイヤ幅方向外端が前記幅方向補強ベルト部のタイヤ幅方向の範囲に配置された高角度ベルトをさらに備えたことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、高角度ベルトが各ベルト部と協働してベルト層の耐久性をより向上できる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、タイヤ径方向外側に配設された前記交差ベルトのタイヤ径方向外側に配設されて該交差ベルトのコードと同一方向でタイヤ周方向に対する角度α5が10°≦α5≦30°のコードを有し、かつ自身のタイヤ幅方向外端が前記幅方向補強ベルト部のタイヤ幅方向の範囲に配置された保護ベルトをさらに備えたことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、保護ベルトが各ベルト部と協働してベルト層の耐久性をより向上できる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、300mm以上の最大タイヤ幅方向寸法を有することを特徴とする。
一般に、幅広の空気入りタイヤでは、ベルト層の耐久性が低下し易い。よって、上述したようなベルト層を成す空気入りタイヤの構成が適用されることにより、ベルト層の耐久性の向上効果がより顕著に得られる。
また、本発明にかかる空気入りタイヤでは、70%以下の扁平率を有することを特徴とする。
一般に、低扁平率の空気入りタイヤでは、ベルト層の耐久性が低下し易い。よって、上述したようなベルト層を成す空気入りタイヤの構成が適用されることにより、ベルト層の耐久性の向上効果がより顕著に得られる。
本発明にかかる空気入りタイヤは、トレッドのセンター域のようにタガ効果の大きい範囲では、交差ベルト部が空気入りタイヤに充填した空気の内圧を支える。また、トレッドのセンター域とショルダー域との間であって、トレッドのタイヤ幅方向外側の主溝付近のようにタガ効果が小さく径成長が大きくなりやすい範囲では、周方向補強ベルト部が空気の内圧を支える。さらに、トレッドのショルダー域であって、ベルト層のタイヤ幅方向外端部のようにカーカスによる空気の内圧を支える負担が大きくなる範囲では、10°≦α3≦90°の角度α3のコードにより幅方向補強ベルト部がショルダー域でのタイヤ周方向への引っ張りに追従し、ベルト層のタイヤ幅方向外端部での歪みを低減する。この結果、ベルト層の耐久性を向上できる。しかも、交差ベルト部、周方向補強ベルト部および幅方向補強ベルト部は、それぞれ機能分担されて1層の複合ベルトとして構成されていることから、各交差ベルトに加えて補強用のベルトの層をさらに増やすことがなく、ベルト層の耐久性を向上しつつ空気入りタイヤの軽量化が図れる。
以下に、本発明にかかる空気入りタイヤの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
以下の説明において、タイヤ幅方向とは、空気入りタイヤの回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面に向かう側、タイヤ幅方向外側とは、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から離れる側をいう。また、タイヤ径方向とは、前記回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とは、タイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周方向である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示す子午断面図である。本実施の形態に係る空気入りタイヤ1は、300mm以上の最大タイヤ幅方向寸法Wmaxを有し、かつ70%以下の扁平率を有する重荷重用の空気入りラジアルタイヤを対象としている。ここで、偏平率とは、図1に示すように、最大タイヤ幅方向寸法Wmaxに対するタイヤ高さHを比率で表したものである。なお、最大タイヤ幅方向寸法Wmaxは、タイヤ幅方向の両端に位置して対向するサイドウォール部のうちタイヤ幅方向の最も外方に位置する部分同士のタイヤ幅方向における寸法、つまり一対のサイドウォール部のうちタイヤ幅方向において最もタイヤ赤道面50から離れている部分同士のタイヤ幅方向における距離である。また、タイヤ高さHは、ビード部(図示せず)のタイヤ径方向内端(すなわち、リムベース位置)からタイヤ赤道面50とトレッド面41との交点であるセンタークラウンCLまでのタイヤ径方向に沿ったタイヤ断面高さである。なお、幅方向寸法とは、タイヤ幅方向(空気入りタイヤの回転軸)と平行な方向での寸法をいう。
この空気入りタイヤ1は、カーカス2と、ベルト層3とを含み構成されている。カーカス2は、一対のビード部(図示省略)に対してトロイド状に架け渡されて形成され、タイヤの骨格を構成するものである。ベルト層3は、複数のベルト31,32,33,34が積層されて成り、カーカス2のタイヤ径方向外側に配置されてカーカス2をタイヤ周方向に覆うものである。そして、ベルト層3のタイヤ径方向外側には、ゴム材が配置されてトレッド4が形成されている。トレッド4は、空気入りタイヤ1の外部に露出したものであり、その表面がトレッド4の輪郭であって踏面となるトレッド面41として形成されている。トレッド面41には、タイヤ周方向に連続して形成された周方向主溝41aが形成されている。
ベルト層3は、2つの交差ベルト31,32と、高角度ベルト33と、保護ベルト34と、がカーカス2のタイヤ径方向外側に積層されて構成されている。これらのベルト31,32,33,34は、スチール繊維材あるいは有機繊維材などの弾性材から成るコードを複数揃えゴムで被覆して形成されている。
交差ベルト31,32は、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α1が10°≦α1≦30°のコードを配列し、該コードが互いに交差するようにカーカス2のタイヤ径方向外側に順に積層されている。この2つの交差ベルト31,32のうち、タイヤ径方向外側に配設された交差ベルト32は、トレッド4のセンター域に配設された交差ベルト部321を成している。そして、交差ベルト部321のタイヤ幅方向外側には、周方向補強ベルト部322が並設され、かつ周方向補強ベルト部322のタイヤ幅方向外側であってトレッド4のショルダー域には、幅方向補強ベルト部323が並設されている。これら交差ベルト部321、周方向補強ベルト部322および幅方向補強ベルト部323は、1層の複合ベルトを成す。
交差ベルト部321は、上述したように交差ベルト32を成し、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α1が10°≦α1≦30°のコードがタイヤ幅方向に配列されている。この交差ベルト部321は、図1に示すようにタイヤ赤道面50からタイヤ幅方向半幅の範囲において、自身のタイヤ幅方向寸法Aがカーカス2のタイヤ幅方向寸法Wに対して0.4≦A/W≦0.5の範囲に設定されている。このように交差ベルト部321が配設されたトレッド4のセンター域は、タイヤ赤道を含むトレッド4の中央部の領域であって、交差ベルト部321が配設された範囲(0.4≦A/W≦0.5)を含む。
周方向補強ベルト部322は、スチール繊維材あるいは有機繊維材などの弾性材から成るコードを複数揃えてゴムで被覆して形成されたものである。周方向補強ベルト部322のコードは、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α2が0°≦α2≦5°でタイヤ幅方向に配列されている。この周方向補強ベルト部322は、図1に示すようにタイヤ赤道面50からタイヤ幅方向半幅の範囲において、タイヤ赤道面50からタイヤ幅方向外端(タイヤ幅方向外側の端)までのタイヤ幅方向寸法Bがカーカス2の寸法Wに対して0.6≦B/W≦0.75の範囲に設定されている。また、周方向補強ベルト部322は、該周方向補強ベルト部322および交差ベルト32、33のタイヤ周方向のコード強力の総和をΣNとしたとき、周方向補強ベルト部322のコード強力Niが0.3≦Ni/ΣN≦0.5の関係を有する。ここで、タイヤ周方向のコード強力を、(コード破断強力)×(コードエンド本数(本/50mm))×(cos[コード角度])とする。このように、周方向補強ベルト部322は、0.3≦Ni/ΣN≦0.5の関係を有することにより、周方向補強ベルト部322自身の折れをなくしつつ、内圧保持機能を十分に発揮できる。つまり、周方向補強ベルト部322のコード強力Niが0.3より小さいと内圧保持機能が不十分であり、コード強力Niが0.5より大きいと周方向補強ベルト部322にかかる張力が過大となりベルトの折れが生じる。なお、周方向補強ベルト部322のタイヤ幅方向内端(タイヤ幅方向内側の端)は、交差ベルト部321のタイヤ幅方向外端に当接されていてもよく、または交差ベルト部321のタイヤ幅方向外端に当接せずに微小な隙間が設けてあってもよい。
幅方向補強ベルト部323は、スチール繊維材あるいは有機繊維材などの弾性材から成るコードを複数揃えてゴムで被覆して形成されたものである。幅方向補強ベルト部323のコードは、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α3が10°≦α3≦90°で、好ましくは45°≦α3≦90°でタイヤ幅方向に配列されている。この幅方向補強ベルト部323は、図1に示すようにタイヤ赤道面50からタイヤ幅方向半幅の範囲において、周方向補強ベルト部322のタイヤ幅方向外端から自身のタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法Cがカーカス2の寸法Wに対して0.1≦C/Wの範囲に設定されている。また、幅方向補強ベルト部323は、交差ベルト部321のコード径以上のコードを有している。さらに幅方向補強ベルト部323は、配列方向に所定長さ(例えば単位長さ50mm)中に打ち込まれたコード本数であるコードエンド本数が交差ベルト部321のコードエンド本数以下に形成されている。すなわち、幅方向補強ベルト部323は、そのコード径が交差ベルト部321よりも太く形成され、かつ交差ベルト部321よりもコードエンド本数が少なく形成されている。また、幅方向補強ベルト部323は、交差ベルト部321のコード径以上のコードを有し、かつコードの配列方向の所定長さ中のコードエンドの本数が交差ベルト部321のコードエンド本数以下とすることにより、ベルト強力を確保しつつベルトエッジ部の応力が緩和できるので、ベルト層3の耐久性をより向上できる。なお、幅方向補強ベルト部323のタイヤ幅方向内端は、周方向補強ベルト部322のタイヤ幅方向外端に当接されていてもよく、または周方向補強ベルト部322のタイヤ幅方向外端に当接せずに微小な隙間が設けてあってもよい。このように幅方向補強ベルト部323が配設されたトレッド4のショルダー域は、トレッド4のタイヤ幅方向端部(タイヤ幅方向外側の端から所定の範囲の部分)の領域であり、ベルト層3の幅方向端部が位置する部分であって、幅方向補強ベルト部323が配設された範囲(0.1≦C/W)を含む。
なお、上記1層の複合ベルトは、交差ベルト32に限らず、タイヤ径方向内側に配設された交差ベルト31を複合ベルトとして構成してもよい。
高角度ベルト33は、カーカス2のタイヤ径方向外側面であって、交差ベルト31のタイヤ径方向内側に配設されている。この高角度ベルト33は、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α4が45°≦α4≦90°でコードがタイヤ幅方向に配列されている。また、高角度ベルト33は、自身のタイヤ幅方向外端(タイヤ幅方向外側の端)が、上述した幅方向補強ベルト部323のタイヤ幅方向の範囲に配置されている。
このように、カーカス2のタイヤ径方向外側面に配設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α4が45°≦α4≦90°のコードを有し、かつ自身のタイヤ幅方向外端が幅方向補強ベルト部323のタイヤ幅方向の範囲に配置された高角度ベルト33をさらに備えたことにより、高角度ベルト33が各ベルト部321,322,323と協働してベルト層3の耐久性をより向上できる。
保護ベルト34は、タイヤ径方向の最外側であって、タイヤ径方向外側に配設された交差ベルト32のタイヤ径方向外側に配設されている。この保護ベルト34は、交差ベルト32のコードと同一方向でタイヤ周方向に対する角度α5が10°≦α5≦30°でコードがタイヤ幅方向に配列されている。また、保護ベルト34は、自身のタイヤ幅方向外端が、上述した幅方向補強ベルト部323のタイヤ幅方向の範囲に配置されている。
このように、タイヤ径方向外側に配設された前記交差ベルト32のタイヤ径方向外側に配設されて該交差ベルト32と同一方向でタイヤ周方向に対する角度α5が10°≦α5≦30°のコードを有し、かつ自身のタイヤ幅方向外端が幅方向補強ベルト部323のタイヤ幅方向の範囲に配置された保護ベルト34をさらに備えたことにより、保護ベルト34が各ベルト部321,322,323と協働してベルト層3の耐久性をより向上できる。
上記のように構成される空気入りタイヤ1では、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α1が10°≦α1≦30°のコードを有し、かつコードが互いに交差するようにカーカス2のタイヤ径方向外側に積層された2つの交差ベルト31,32の1つがトレッド4のセンター域に配設された交差ベルト部321を成し、さらに、交差ベルト部321のタイヤ幅方向両側に並設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α2が0°≦α2≦5°のコードを有した周方向補強ベルト部322と、周方向補強ベルト部322のタイヤ幅方向両側に並設され、かつトレッド4のショルダー域に配設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α3が10°≦α3≦90°のコードを有した幅方向補強ベルト部323とでタイヤ幅方向で5つのベルト部から成る1層の複合ベルトを備えている。
このため、交差ベルト部321および交差ベルト31が10°≦α1≦30°の角度α1のコードにより低角度交差ベルト層として作用し、かつ周方向補強ベルト部322が、0°≦α2≦5°の角度α2のコードによりタイヤ周方向補強層として作用することにより、空気が充填された空気入りタイヤ1の形状を交差ベルト部321、交差ベルト31および周方向補強ベルト部322で保持する。また、トレッド4のセンター域のようにタガ効果(パンタグラフ効果)の大きい範囲では、交差ベルト部321が空気入りタイヤ1に充填した空気の内圧を支える。また、トレッド4のセンター域とショルダー域との間であって、トレッド4のタイヤ幅方向外側の周方向主溝41a付近のようにタガ効果が小さく径成長が大きくなりやすい範囲では、周方向補強ベルト部322が空気の内圧を支える。さらに、トレッド4のショルダー域であって、ベルト層3のタイヤ幅方向外端部のようにカーカス2による空気の内圧を支える負担が大きくなる範囲では、10°≦α3≦90°の角度α3のコードにより幅方向補強ベルト部323がショルダー域でのタイヤ周方向への引っ張りに追従してベルト層3のタイヤ幅方向外端での歪みを低減する。この結果、ベルト層3の耐久性を向上できる。なお、幅方向補強ベルト部323においては、ショルダー域でのタイヤ周方向への引っ張りに追従するため、45°≦α3≦90°の角度α3のコードを有することがより好ましい。
しかも、交差ベルト部321、周方向補強ベルト部322および幅方向補強ベルト部323は、それぞれ機能分担されて1層の複合ベルトとして構成されていることから、各交差ベルト32,33に加えて補強用のベルトの層をさらに増やすことがなく、ベルト層3の耐久性を向上しつつ空気入りタイヤ1の軽量化が図れる。
また、複合ベルトが、交差ベルト31のタイヤ径方向外側に配設されていることにより、特にトレッド4のショルダー域において、10°≦α3≦90°(好ましくは45°≦α3≦90°)の角度α3のコードを有する幅方向補強ベルト部323が、1層の複合ベルトを構成していない交差ベルト31のタイヤ径方向外側に配置されるため、交差ベルト31のタイヤ幅方向外端部(タイヤ幅方向外側の端付近)におけるベルトエッジセパレーション(分離)を防ぐ。この結果、ベルト層3の耐久性をより向上できる。
また、タイヤ赤道面50からタイヤ幅方向半幅の範囲において、交差ベルト部321は、自身のタイヤ幅方向寸法Aがカーカス2のタイヤ幅方向寸法Wに対して0.4≦A/W≦0.5の範囲に設定され、周方向補強ベルト部322は、タイヤ赤道面50からタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法Bがカーカス2の寸法Wに対して0.6≦B/W≦0.75の範囲に設定され、幅方向補強ベルト部323は、周方向補強ベルト部322のタイヤ幅方向外端から自身のタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法Cがカーカス2の寸法Wに対して0.1≦C/Wの範囲に設定されている。このため、センター域、ショルダー域およびその間の域に対応して各ベルト部321,322,323が配置されてタガ効果を十分に発揮するので、ベルト層3の耐久性をより向上できる。
図2は、本発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。この図2を参照して本発明の実施例を説明する。ここでは、以上で説明した実施の形態に係る空気入りタイヤ1を試作し、該空気入りタイヤ1と従来の空気入りタイヤとの性能の評価試験を実施して、ベルト層の耐久性、および重量の2項目について行った。この性能試験では、タイヤサイズ445/50R22.5の空気入りタイヤを22.5×14.00のリムに装着し、この空気入りタイヤに空気圧830kPaにした。そして、耐久性は、上記空気入りタイヤを室内ドラム試験機に取り付け、速度45km/h、荷重63.50kNにて空気入りタイヤが破壊するまでの走行距離を測定し、従来例の結果を100%とする指数で示し、指数が大きいほど耐久性が優れていることを示している。また、重量は、計測した従来例の結果を100%とする指数で示し、指数が小さいほど軽量化が優れていることを示している。
本実施例では、図2に示すように、本発明と比較する従来例として1種類、本発明の実施例として6種類を、上記の方法で試験する。実施例1〜6に示す空気入りタイヤは、タイヤ幅方向寸法430mmのカーカス2のタイヤ径方向外側面から順に、高角度ベルト33、交差ベルト31、交差ベルト32(交差ベルト部321、周方向補強ベルト部322、幅方向補強ベルト部323)、保護ベルト34を4層積層したベルト層3を構成したものである。これに対し、従来例に示す空気入りタイヤでは、タイヤ幅方向寸法430mmのカーカスのタイヤ径方向外側面から順に、高角度ベルト、交差ベルト、周方向補強ベルト部、交差ベルト(タイヤ径方向外側)、およびタイヤ径方向最外側の保護ベルトで5層のベルト層を構成したものである。すなわち、実施例1〜6の空気入りタイヤは、従来例の空気入りタイヤに対し、交差ベルト32に交差ベルト部321、周方向補強ベルト部322、および幅方向補強ベルト部323を備える一方で、5枚目のベルトを備えていない。
この図2から明らかなように、「実施例1〜6」に示す空気入りタイヤは、ベルト層3の耐久性を向上し、かつ軽量化を図っている。
以上のように、本発明にかかる空気入りタイヤは、ベルト層の耐久性向上と軽量化とを両立することに適している。
本発明の実施の形態にかかる空気入りタイヤを示す子午断面図である。 本発明の実施例にかかる空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 カーカス
3 ベルト層
31 交差ベルト
32 交差ベルト
321 交差ベルト部
322 周方向補強ベルト部
323 幅方向補強ベルト部
33 高角度ベルト
34 保護ベルト
4 トレッド
41 トレッド面
41a 周方向主溝
50 タイヤ赤道面
CL センタークラウン
A 交差ベルト部のタイヤ幅方向寸法
B タイヤ赤道面から周方向補強ベルト部のタイヤ幅方向端までのタイヤ幅方向寸法
C 周方向補強ベルト部のタイヤ幅方向外端から幅方向補強ベルト部のタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法
Ni コード強力
W カーカスのタイヤ幅方向寸法
Wmax 空気入りタイヤの最大タイヤ幅方向寸法

Claims (10)

  1. タイヤ周方向に対する延在方向の角度α1が10°≦α1≦30°のコードを有し、かつ前記コードが互いに交差するようにカーカスのタイヤ径方向外側に積層された2つの交差ベルトを少なくとも有したベルト層を備える空気入りタイヤにおいて、
    前記交差ベルトの1つを成してトレッドのセンター域に配設された交差ベルト部と、
    前記交差ベルト部のタイヤ幅方向両側に並設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α2が0°≦α2≦5°のコードを有した周方向補強ベルト部と、
    前記周方向補強ベルト部のタイヤ幅方向両側に並設され、かつ前記トレッドのショルダー域に配設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α3が10°≦α3≦90°のコードを有した幅方向補強ベルト部と
    から成る1層の複合ベルトを備えたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記1層の複合ベルトは、該複合ベルトを構成していない前記交差ベルトのタイヤ径方向外側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記幅方向補強ベルト部は、タイヤ周方向に対する延在方向の角度α3が45°≦α3≦90°のコードを有していることを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ赤道面からタイヤ幅方向半幅の範囲において、
    前記交差ベルト部は、自身のタイヤ幅方向寸法Aが前記カーカスのタイヤ幅方向寸法Wに対して0.4≦A/W≦0.5の範囲に設定され、
    前記周方向補強ベルト部は、前記タイヤ赤道面からタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法Bが前記カーカスの寸法Wに対して0.6≦B/W≦0.75の範囲に設定され、
    前記幅方向補強ベルト部は、前記周方向補強ベルト部のタイヤ幅方向外端から自身のタイヤ幅方向外端までのタイヤ幅方向寸法Cが前記カーカスの寸法Wに対して0.1≦C/Wの範囲に設定されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記周方向補強ベルト部および各前記交差ベルトのタイヤ周方向のコード強力の総和をΣNとしたとき、前記周方向補強ベルト部のコード強力Niが0.3≦Ni/ΣN≦0.5の関係を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記幅方向補強ベルト部は、前記交差ベルト部のコード径以上のコードを有し、かつコードの配列方向の所定長さ中のコードエンドの本数が前記交差ベルト部のコードエンド本数以下であることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記カーカスのタイヤ径方向外側面に配設されてタイヤ周方向に対する延在方向の角度α4が45°≦α4≦90°のコードを有し、かつ自身のタイヤ幅方向外端が前記幅方向補強ベルト部のタイヤ幅方向の範囲に配置された高角度ベルトをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
  8. タイヤ径方向外側に配設された前記交差ベルトのタイヤ径方向外側に配設されて該交差ベルトのコードと同一方向でタイヤ周方向に対する角度α5が10°≦α5≦30°のコードを有し、かつ自身のタイヤ幅方向外端が前記幅方向補強ベルト部のタイヤ幅方向の範囲に配置された保護ベルトをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
  9. 300mm以上の最大タイヤ幅方向寸法を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
  10. 70%以下の扁平率を有することを特徴とする請求項1〜9の何れか一つに記載の空気入りタイヤ。
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