JP4847952B2 - 除草剤として有用なジフルオロメタンスルホニルアニリド誘導体 - Google Patents

除草剤として有用なジフルオロメタンスルホニルアニリド誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、新規なジフルオロメタンスルホンアミド誘導体、その製造方法及び除草剤としてのその利用に関する。
ある種のスルホンアミド誘導体が除草剤としての作用を示すことは既に知られている(例えば、WO93/09099、WO96/41799、特開平11−60562号公報、特開2000−44546号公報)。
除草剤の開発に当たり、従来の除草剤に対して抵抗性を示す雑草、例えばUS抵抗性雑草(スルホニルウレア抵抗性雑草)の防除の問題が、近年重要な課題の一つとして取り上げられている。これら抵抗性雑草と他の一年生雑草及び多年生雑草とを同時に単一の配合薬剤で防除できる除草剤の開発が求められている。
本発明によれば、次の式(I)の化合物が見出された。
Figure 0004847952
ここで式中、
Xはハロゲンを示し、
YはCH又はNを示し
R1は水素を示しそしてR2は水素又はヒドロキシを示すか、またはR1及びR2は一緒になってそれらが結合している炭素原子と共にC=Oを形成していてもよい。
本発明の式(I)の化合物は、次の方法:
a)式(II)の化合物
Figure 0004847952
ここで式中、
X、Y、R1及びR2は上記と同じ定義を有する、
を、不活性溶媒の存在下に、そしてもし必要ならば酸結合剤の存在下に、ジフルオロメタンスルホニルクロライドと反応させるか、
b)R1及びR2が一緒になってそれらが結合している炭素原子と共にC=Oを形成する場合において、式(Ib)の化合物
Figure 0004847952
ここで式中、
X及びYは上記と同じ定義を有する、
を、不活性溶媒の存在下に、そしてもし必要ならば酸触媒の存在下に、酸化剤と反応させるか、または
c)R1は水素を示しそしてR2はヒドロキシを示す場合において、式(Ic)の化合物
Figure 0004847952
ここで式中、
X及びYは上記と同じ定義を有する、
を、不活性溶媒の存在下でアルカリ金属水素錯化合物又はボラン錯体と反応させるかの方法によって製造することができる。
本発明の式(I)のジフルオロメタンスルホンアミド誘導体は、強い除草活性を示す。
この式(I)のジフルオロメタンスルホンアミド誘導体は、WO96/41799に記載された一般式の化合物に概念的に包含されるが、この式(I)の化合物はこの先行文献には具体的に開示されておらず、新規な化合物である。そしてこの式(I)の化合物は、意外にもこのWO96/41799に具体的に記載された同様の構造を有する化合物に比較して極めて強力な除草作用を示した。この式(I)の化合物は殊に水田雑草に対して顕著に優れた除草作用を示すと同時に、WO96/41799に記載されていない生物学的効果であるスルホニルウレア抵抗性の雑草に対して優れた除草効果を示すものである。
従って、本発明の式(I)のジフルオロメタンスルホンアミド誘導体は、殊に水田用の除草剤として有用である。
本明細書において、「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を示し、好ましくは、フッ素又は塩素を示す。
上記した式(I)の化合物において、好ましくは、
Xはフッ素又は塩素を示し、
YはCH又はNを示し、
R1は水素を示し、
R2は水素又はヒドロキシを示すか、又は
R1とR2は一緒になってそれらが結合している炭素原子と共にC=Oを形成していてもよい。
上記した製造方法(a)は、例えば出発原料として2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン及びジフルオロメタンスルホニルクロライドを用いる場合、次の反応スキームで表わされる。
Figure 0004847952
上記した製造方法(b)は、例えば出発原料として2−フルオロ−6−[4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリドを用いそして酸化剤として酸化クロム(VI)を用いる場合、次の反応スキームで表わされる。
Figure 0004847952
上記した製造方法(c)は、例えば出発原料として2−フルオロ−6−[4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル]−カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリドを用いそしてアルカリ金属水素錯化合物として水素化ホウ素ナトリウムを用いる場合、次の反応スキームで表わされる。
Figure 0004847952
上記した製造方法(a)に於ける出発原料として用いられる式(II)の化合物に於いて、R1及びR2は一緒になってそれらが結合している炭素原子と共にC=Oを形成している場合の化合物は、WO96/41799に記載された既知の化合物を包含するが、例えばこの先行文献に記載された方法に従って容易に製造することができる。
さらに、上記した式(II)の化合物において、R1は水素を示し、そしてR2はヒドロキシを示す場合の化合物は、特開平11−60562号公報に記載された既知の化合物を包含するが、例えばこの先行文献に記載された方法に従って、上記式(II)の化合物に於いて、R1及びR2は一緒になってそれらが結合している炭素原子と共にC=Oを形成している場合の化合物を、金属水素錯化合物、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム等と反応させることによって容易に製造することができる。
上記した式(II)の化合物において、R1とR2の両方が水素を示す場合の化合物は、WO96/41799に記載された既知の化合物を包含するが、例えばこの先行文献に記載された方法に従って、次の式(III)
Figure 0004847952
ここで式中、
X及びYは上記と同じ定義を有する、
の化合物を還元剤、例えば塩化ニッケル(II)の存在下における水素化ホウ素ナトリウムと反応させるか、又はラネーニッケルと反応させることで容易に製造することができる。
上記した式(III)の化合物は、上記した先行特許文献に記載された既知の化合物を包含し、そして例えばこれらの文献に記載された方法に従って容易に製造することができる。
上記した製造方法(a)において出発物質として用いられる、式(II)の化合物の特定の例としては次のものを挙げることができる:
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−ヨード−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−ヨード−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
2−ヨード−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−ヨード−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)メチル]アニリン、
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−ヨード−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン、
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
2−ヨード−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)カルボニル]アニリン、
など。
上記した製造方法(b)において、出発物質として用いられる式(Ib)の化合物は本発明の式(I)の化合物の一部に相当し、このものは上記した製造方法(a)によって製造することができるもので、その特定の例としては次のものを挙げることができる:
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
など。
上記した製造方法(b)において上記式(Ib)の化合物の酸化に用いられる酸化剤としては、例えば、酸化クロム(VI)、二酸化マンガン、二酸化セレン、などを挙げることができる。
上記した製造方法(c)において、出発物質として用いられる式(Ic)の化合物は、本発明の式(I)の化合物の一部に相当し、このものは上記した製造方法(a)又は(b)によって製造することができるもので、その特定の例としては次のものを挙げることができる:
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
2−ブロモ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
2−ヨード−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド、
など。
上記した製造方法(c)において、式(Ic)の化合物の水素化のために用いられるアルカリ金属水素錯化合物としては、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウムなどを挙げることができ、またボラン錯体としては、例えば、ジメチルスルフィドボラン、ピリジン−ボランなどを挙げることができる。
上記した製造方法(a)の反応は適当な希釈剤中で実施することができる。この場合に使用される希釈剤の例としては、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、および芳香族炭化水素(場合によってこれら炭化水素は塩素化され得る)など;例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)などのエーテル類;例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)などのケトン類;例えば、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類;例えば、酢酸エチル、酢酸アミルなどのエステル類;例えば、ピリジンなどの塩基;を挙げることができる。
上記した製造方法(a)は酸結合剤の存在下で実施することができる。この酸結合剤の例としては、無機塩基として、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどのような、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の、水素化物、水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩など;例えばリチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミドなどのような、無機アルカリ金属アミド;有機塩基として、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン(DBU)などのような第三級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類、及びピリジン類が挙げられる。
この製造方法(a)は実質的に広い温度範囲内において実施することができる。しかしながら、一般的には、約−100ないし約60℃殊に約−80ないし約40℃の範囲の温度で実施することが好ましい。この反応は望ましくは常圧下で行われるが、場合によっては加圧下で又は減圧下で操作することもできる。
この製造方法(a)を実施するのに当たって、希釈剤、例えばジクロロメタン中で、例えば、式(II)の化合物1モルに対して、ジフルオロメタンスルホニルクロライド1ないし5モルを、ピリジン1ないし5モルの存在下に反応させることによって、目的化合物を得ることができる。
上記した製造方法(b)の反応は適当な希釈剤中で実施することができる。この場合に使用される希釈剤の例としては、水;例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、リグロイン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼンなどの、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、および芳香族炭化水素(場合によってこれら炭化水素は塩素化され得る)など;例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ヂメトキシエタン(DME),テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)などのエーテル類;例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)などのケトン類;例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリルなどのニトリル類;例えば、酢酸エチル、酢酸アミルなどのエステル類;ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセタミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチル燐酸トリアミド(HMPA)などの酸アミド類;例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホランなどのスルホン類およびスルホキシド類;例えば、ピリジンなどの塩基;例えば、酢酸などの酸類を挙げることができる。
この製造方法(b)は酸触媒の存在下で行うことができ、この酸触媒の例として、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、亜硫酸水素ナトリウムなどの鉱酸;ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸を挙げることができる。
この製造方法(b)は実質的に広い温度範囲内において実施することができる。しかしながら、一般的には、約−100ないし約150℃、殊に約20ないし約120℃の範囲の温度で実施することが好ましい。この反応は望ましくは常圧下で行われるが、場合によっては加圧下で又は減圧下で操作することもできる。
この製造方法(b)を実施するのに当たって、希釈剤、例えば酢酸中で、例えば、式(Ib)の化合物1モルに対して、酸化クロム(VI)1ないし10モルを反応させること
によって、目的化合物を得ることができる。
上記した製造方法(c)の反応は適当な希釈剤中で実施することができる。この場合に使用される希釈剤の例としては、水;例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロフォルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、および芳香族炭化水素(場合によってこれら炭化水素は塩素化され得る)など;例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)などのエーテル類;例えば、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類;例えば、メタノール、エタノール、イソピロパノール、ブタノール、エチレングリコールなどのアルコール類;例えば、酢酸エチル、酢酸アミルなどのエステル類;例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセタミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチル燐酸トリアミド(HMPA)などの酸アミド類;例えばジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホランなどのスルホン類およびスルホキシド類;例えば、ピリジンなどの塩基を挙げることができる。
この製造方法(c)は実質的に広い温度範囲内において実施することができる。しかしながら、一般的には、約−100ないし約60℃、殊に約−80ないし約40℃の範囲の温度で実施することが好ましい。この反応は望ましくは常圧下で行われるが、場合によっては加圧下で又は減圧下で操作することもできる。
この製造方法(c)を実施するのに当たって、希釈剤、例えばメタノール中で、例えば、式(III)の化合物1モルに対して、水素化ホウ素ナトリウム0.25ないし2モルを反応させることによって、目的化合物を得ることができる。
すべての植物及び植物の部分は本発明に従って処理することができる。本明細書の文脈において、植物とは、好ましい及び好ましくない野生の植物又は作物植物(天然産生の作物植物を含む)のようなすべての植物及び植物群を意味するものと理解されるべきである。作物植物とは、慣用の植物育種方法及び最適化法によって得ることができたものであるか、バイオテクノロジー的に及び組み替え法で得られたものであるか、又はこれらの方法を組み合わせて得られたものであって、遺伝子組み換え植物を包含し、そして植物育種者権で保護された又は保護されない植物変種を含む、植物でありうる。植物の部分とは、例えば茎葉、葉、花、及び根であって、葉、針葉、茎、幹、花、果実体、果実、種、根、塊茎、及び地下茎でありうる、土地より上、及び下のすべての植物の部分及び器官を意味するものとして理解されるべきである。この植物の部分はまた、収穫物、並びに無性繁殖及び生殖繁殖の材料、例えば、きり枝、塊茎、地下茎、繁殖用分枝及び種子を含むものである。本発明の活性化合物による、植物及び植物の部分の処理は、直接的に行われるか、又は慣用の処理方法の、例えば浸漬、噴霧、蒸発、煙霧、散布、繁殖材料の場合の,殊に種子の場合の塗布であるか、一又はそれ以上の被覆により、この化合物をその取り巻かれた環境、環境又は貯蔵空間で働かせることにより行われる。
本発明による上記した式(I)の活性化合物は殊に水田の雑草に対して用いることができる。本発明による活性化合物を用いて防除することができる水田雑草の例としては次のものが挙げられる。
次の属の双子葉植物:タデ属(Polygonum)、イヌガラシ属(Rorippa)、キカシグサ属(Rotala)、アゼナ属(Lindernia)、タウコギ属(Bidens)、アブノメ属(Dopatrium)、タカサブロウ属(Eclipta)、ミゾハコベ属(Elatine)、オオアブノメ属(Gratiola)、アゼトウガラシ属(Lindernia)、ミズキンバイ属(Ludwigia)、セリ属(Oenanthe)、キンポウゲ属(Ranunculus)、サワトウガラシ属(Deinostema)など。
次の属の単子葉植物:ヒエ属(Echinochloa)、きび属(Panicum)、スズメノカタビラ属(Poa)、カヤツリグサ属(Cyperus)、ミズアオイ属(Monochoria)、テンツキ属(Fimbristylis)、オモダカ属(Sagittaria)、ハリイ属(Eleocharis)、ホタルイ属(Scirpus)、サジオモダカ属(Alisma)、イボクサ属(Aneilema)、スブタ属(Blyxa)、ホシクサ属(Eriocaulon)、ヒルムシロ属(Potamogeton)など。
本発明の上記した式(I)の活性化合物は、例えば、次の代表的な水田雑草に関して特定的に使用することができる。
植物名 ラテン名
双子葉植物
キカシグサ Rotala indica Koehne
アゼナ Lindernia procumbens Philcox
アメリカアゼナ Lindernia dubia L.Penn.
アゼトウガラシ Lindernia angustifolia
チョウジタデ Ludwigia prostrata Roxburgh
ヒルムシロ Potamogeton distinctus A.Benn
ミゾハコベ Elatine triandra Schk
セリ Oenanthe javanica
単子葉植物
タイヌビエ Echinochloa oryzicola Vasing
マツバイ Eleocharis acicularis L.
クログワイ Eleocharis kuroguwai Ohwi
タマカヤツリ Cyperus difformis L.
ミズガヤツリ Cyperus serotinus Rottboel
ホタルイ Scirpus juncoides Roxburgh
コナギ Monochoria vaginalis Presl
ウリガワ Sagittaria pygmaea Miq
ヘラオモダカ Alisma canaliculatum A.Br.Et Bouche
オモダカ Sagittaria trifolia
ミズアオイ Monochoria korsakowii
さらに、本発明の上記した式(I)の活性化合物はまた、スルホニルウレア系除草剤に抵抗性を示す例えば上記した雑草に対して効果的に使用することができる。
しかしながら、本発明の上記下式(I)の活性化合物はこれらの雑草種への使用に限定されないばかりではなく、他の種類の水田の雑草及びスルホニルウレア系除草剤抵抗性雑草以外の雑草に対しても同様に使用することができる。
本発明の上記した活性化合物は、実際での使用に当たり、慣用の製剤形態に製剤化することができる。このような製剤形態としては、例えば、液剤、水和剤、エマルジョン、懸濁剤、粉剤、顆粒性水和剤、錠剤、顆粒剤、懸濁乳剤、重合体物質中のマイクロカプセル、ジャンボ製剤などを挙げることができる。
これらの製剤は、それ自体既知の方法で調製することができ、例えば活性化合物を増量剤、すなわち液体又は固体の稀釈剤又は担体、及び場合よっては界面活性剤,すなわち乳化剤及び/又は分散剤及び/又は泡形成剤と混合することによって調製することができる。
液体の稀釈剤又は担体としては、例えば、芳香族炭化水素(例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレンなど)、塩素化芳香族炭化水素又は塩素化脂肪族炭化水素(例えば、クロロベンゼン類、塩化エチレン類、塩化メチレンなど)、脂肪族炭化水素(例えば、シクロヘキサンなど、またはパラフィン類(例えば、鉱油留分など))、アルコール類(例えば、ブタノール、グリコールなど)及びそれらのエーテル類、エステル類など、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなど)、強極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど)、水などを挙げることができる。展開剤として水を用いる場合には、例えば、有機溶媒を補助溶媒として使用することができる。
固体の稀釈剤又は担体としては、例えば、粉砕天然鉱物(例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルガイト、モンモリロナイト、珪藻土など)、粉砕合成鉱物(例えば、高分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩など)などを挙げることができる。粒剤のための固体担体としては、粉砕し分別された岩石(例えば、方解石、大理石,軽石、海泡石、ドロマイトなど)、無機の合成粉体及び有機粉砕物、有機材料の粒体(例えば、おがくず、ココナツ殻、とうもろこし穂軸、タバコの茎など)を挙げることができる。
乳化剤及び/又は泡形成剤としては、例えば、非イオン及び陰イオン乳化剤(例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アリールスルホネートなど)、アルブミン加水分解生成物、などを挙げることができる。
分散剤には、例えば、リグニンサルファイト廃液、メチルセルロースなどが含まれる。
固着剤もまた製剤(粉剤、粒剤、乳剤)中に使用することができる。この固着剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、天然及び合成重合体(例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、など)を挙げることができる。
着色剤もまた使用することができる。この着色剤としては、例えば、無機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーなど)、アリザリン染料、アゾ染料、又は金属フタロシアニン染料などの有機染料、更に鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン亜鉛などの金属の塩のような微量の栄養素を挙げることができる。
この製剤は、式(I)の活性化合物を一般に0.01から95質量%、好ましくは0.1から90質量%の範囲内で包含することができる。
本発明によれば、式(I)の活性化合物はそれ自体で又はそれらの製剤形態で、雑草防除のために使用することができる。また式(I)の活性化合物は既知の除草剤と組み合わせて使用することもできる。既知の除草剤との混合除草剤組成物は、予め最終製剤組成物の形で調製することもでき、又はそれらが使用されるときにタンクミックスによって調製することもできる。式(I)の化合物と組み合わせて混合除草剤組成物として使用することができる除草剤としては、次の除草剤が典型的な例として一般名で示すことができる:
アセトアミド系除草剤:例えば、プレチラクロール、ブタクロール、テニルクロール、アラクロールなど;
アミド系除草剤:例えば、クロメプロップ、エトベンザニドなど;
ベンゾフラン系除草剤:例えば、ベンフレセートなど;
インダンジオン系除草剤:例えばインダノファンなど;
ピラゾール系除草剤:例えば、ピラゾレート、ベンゾフェナップ、ピラゾキシフェンなど;
オキサジノン系除草剤:例えば、オキサジクロメフォンなど;
スルホニルウレア系除草剤:ベンスルフロン−メチル、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、ピラゾスルフロン−エチル、シクロスルファムロン、エトキシスルフロン、ハロスルフロン−メチルなど;
チオカルバメート系除草剤:例えば、チオベンカルブ、リモネート、ピリブチカルブなど;
トリアジン系除草剤:例えば、ジメタメトリン、シメトリンなど;
トリアゾール系除草剤:例えば、カフェンストロールなど;
キノリン系除草剤:例えば、キンクロラックなど;
イソキサゾール系除草剤:例えば、イソキサフルトールなど;
ジチオホスフェート系除草剤:例えば、アニロホスなど;
オキシアセトアミド系除草剤:例えば、メフェナセット、フルフェナセットなど
テトラゾリノン系除草剤:例えば、フェントラザミドなど;
ジカルボキシイミド系除草剤:例えば、ペントキサゾンなど;
オキサジアゾロン系除草剤:例えば、オキサジアルギル、オキサジアゾンなど;
トリオン系除草剤:例えば、スルコトリオン、ベンゾビシクロンなど;
フェノキシプロピオネート系除草剤:例えば、シハロホップ−ブチルなど
ベンゾイックアシッド系除草剤:例えば、ピリミノバック−メチル、ビスピリバックナトリウム塩など;
ジフェニルエーテル系除草剤:例えば、クロメトキシニル、オキシフルオルフェンなど;ピリジンジカルボチオエート系除草剤:例えば、ジチオピルなど;
フェノキシ系除草剤:例えば、MCPA、MCPBなど;
ウレア系除草剤:例えば、ダイムロン、クミルロンなど;
ナフタレンジオン系除草剤:例えば、キノクラミンなど;
イソキサゾリジノン系除草剤:例えば、クロマゾンなど。
上記の活性化合物は、2000年British Crop Protect Council発行の“Pesticide Manual”に記載された既知の除草剤である。
本発明によれば、更に、式(I)の活性化合物を薬害軽減剤と混合した時に、この混合で植物毒性が軽減され、より広い雑草防除スペクトルが提供され、選択的除草剤としての適用をより広くすることができる。
上記した薬害軽減剤としては、例えば、次の一般名又は開発コードで表わされる化合物を挙げることができる:
AD−67、BAS−145138、ベノキサコル、クロキントセット−メチル、シオメトリニル、2,4−D、DKA−24、ジクロルミッド、ダイムロン、フェンクロリム、フェンクロラゾール−エチル、フルラゾール、フルキソフェニム、フルラゾール、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、MG−191、ナフタリックアンハイドライド、オキサベトリニル、PPG−1292、R−29148,など。
上記の薬害軽減剤も、また2000年British Crop Protect Council発行の“Pesticide Manual”に記載されている。
更に、本発明の式(I)の化合物と、上記した除草剤とからなる混合除草剤組成物に、上記した薬害軽減剤をさらに混合することも可能である。この混合により植物毒性が軽減され、より広い雑草防除スペクトルが提供され、そして選択的除草剤としての適用をより広くすることができる。
驚くべきことには、本発明の化合物と、既知の除草剤及び/又は薬害軽減剤とからなる混合除草剤組成物のいくつかは、相乗効果を示し得る。
式(I)の活性化合物を用いる場合、それらをそのまま直接的に用いるか、又は直ちに使用できる溶液、乳剤、錠剤、懸濁剤、粉剤、ペーストまたは粒剤のような製剤形態で用いることができ、又は更なる希釈により調製された使用形態で用いられる。本発明の活性化合物は、例えば液剤散布、噴霧散布、アトマイジング、散粒などの方法で施用することができる。
式(I)の活性化合物は、植物の発芽前及び発芽後のいずれの段階でも使用することができる。またそれらは播種前に土壌中に混合することもできる。
式(I)の活性化合物の施用量は実質的な範囲内において変化させることができる。それは望まれる効果の性質の如何によって基本的に異なるものである。除草剤として用いる場合施用量は例えばヘクタール当たり、活性化合物として約0.0001から約4kg、好ましくは約0.01から約3kgの範囲を挙げることができる。
既にこれまでに述べたように、本発明によって全ての植物及びそれらの部分を処理することが可能である。好ましい実施態様では、野生植物種および栽培品種、または交配又はプロトプラスト融合のような従来技術の生物学的育種で得られたもの、及びそれらの部分が処理される。一つの更なる好ましい実施態様では、遺伝子組み換え植物及び遺伝子工学によって得られた栽培品種、場合によっては従来法と組み合わされたもの(遺伝子的に改変された有機体)、及びそれらの部分が処理される。“部分”又は“植物の部分”又は“植物部分”の用語はこれまでに説明した通りである。
殊に好ましくは、それぞれの場合において商業的に入手可能であるか、または用いられているものである、栽培種の植物は、本発明よって処理される。栽培種とは、ある性質(形質)を有する植物であって、従来の繁殖法によって、突然変異誘発によって、または組み替えDNA技術によって得られた、植物を意味するものと理解されるべきである。これらは変種、同遺伝子型個体群(biotype)またはゲノタイプ(genotype)であり得る。
植物種又は栽培種、それらの生育場所及び生育条件(土壌、気候、生育期、摂生(diet))の如何によって、本発明の処理はまた追加的な(相乗的な)効果をもたらし得る。即ち、例えば、本発明によって用いることができ、また他の農薬的に活性な化合物と組み合わせた、物質又は組成物の、減少された施用率及び/又は活性スペクトルの拡大化及び/又は活性の増大、よりよい植物の成長、高温度または低温度に対する増大された耐性、旱魃又は水又は土壌の塩分含量への増大された耐性、増大された開花性能、より容易な収穫、成熟促進、より高い収穫収率、良好な品質及び/又は収穫物のより高い栄養価、より良好な貯蔵安定性及び/又は収穫物の加工性、が可能であって、このことは実際に予期される効果を超えるものである。
遺伝子組み換え植物即ち栽培種(即ち遺伝子工学で得られたもの)であって、本発明によって好ましく処理されるものには、遺伝子改質によってこれら植物に殊に好都合で有用な性質(形質)を与える遺伝物質を受け取った全ての植物が含まれる。これらの性質の例としては、よりよい植物の成長、高温度または低温度に対する増大された耐性、旱魃又は水又は土壌の塩分含量への増大された耐性、増大された開花性能、より容易な収穫、成熟促進、より高い収穫収率、良好な品質及び/又は収穫物のより高い栄養価、より良好な貯蔵安定性及び/又は収穫物の加工性がある。更なるそして殊に強調されるかかる性質の例としては、動物及び微生物、例えば昆虫、ダニ、植物病原菌、バクテリア及び/又はウイルスに対する植物のよりよい防衛力の性質、及びある種除草活性化合物に対する植物の増大された耐性の性質がある。遺伝子組み換え植物の例であって名前を挙げることのできるものには、例えば、穀物(小麦、米)、とうもろこし、大豆、ジャガイモ、綿の木、なたね、及び、果実植物(りんご、なし、かんきつ類、及びぶどう)である重要な作物植物があり、殊に強調されるものに、とうもろこし、大豆、ジャガイモ、綿の木、及びなたねがある。強調される形質は殊に、植物内で形成される毒素による昆虫に対する植物の増大された防衛力、殊にBacillus thuringiensis(例えば、遺伝子CrylA(a)、CrylA(b)、CrylA(c)、CrylIA、CrylIIA、CrylIIB、Cry9c Cry2Ab Cry3Bb およびCrylF及びまたこれらの組み合わせ)(以下に“Bt植物”と称する)からの遺伝子材料によって植物中に形成されるものである。また特に強調される形質は、全体的獲得抵抗性(systemic acquired resistance)(SAR)、システミン、ファイトアレキシン、エリシトール(elicitors)、及び抵抗遺伝子(resistance genes)及び対応する発現たんぱく質およびトキシンによる、菌、バクテリア、及びウイルスに対する植物の増大された防御力である。さらに特別に強調される形質は、ある種の除草活性化合物、例えばイミダゾリノン、スルホニル尿素、グリフォセート又はフォスフィノトリシン(例えば“PAT”遺伝子)に対する増大された耐容性である。問題の好ましい形質を与える遺伝子はまた、遺伝子組み換え植物において互いに組み合わされて存在しうる。
“BT植物”の例として挙げられるものには、とうもろこしの品種、綿の木の品種、大豆の品種、及び馬鈴薯の品種があり、これらは商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、とうもろこし、綿の木、大豆)、KnockOut(登録商標)(例えば、とうもろこし)、StarLink(登録商標)(例えば、とうもろこし)、Bollgard(登録商標)(綿の木)、Nucotn(登録商標)(綿の木)およびNewleaf(登録商標)(馬鈴薯)の許に市販されている。除草剤耐容性植物の例として挙げられるものには、とうもろこしの品種、綿の木の品種、及び大豆の品種があり、これらは商品名Roundup Ready(登録商標)(グリフォセートに耐容性の、例えばとうもろこし、綿の木、大豆)、Liberty Link(登録商標)(フォスフィノトリシンに耐容性の、例えば菜種)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに耐容性)、及びSTS(登録商標)(スルホニル尿素に耐容性の、例えばとうもろこし)の許に市販されている。除草剤抵抗性植物(除草剤耐容性を目的に在来方法で育種された植物)として挙げられるものには、Clearfield(登録商標)の名称の許に市販されている品種が含まれる。勿論これらの記述は、これらの遺伝的形質を有するか又はなお開発されるべき遺伝的形質を有する栽培品種であって、その植物が将来的に開発及び/又は上市されるであろう栽培品種に適用されるものである。
本発明によれば、式(I)の化合物又は本発明による活性化合物混合物を用いて、表示した化合物を殊に好都合に処理することができ、ここで、雑草の効果的な防除に加えて、遺伝子組み換え植物又は栽培植物について上記した相乗効果が起こるのである。活性化合物又は混合物のための上記した好ましい範囲は、これらの植物に対してもまた適用される。本明細書中で特定的に述べた化合物又は混合物による植物の処理が特別に強調される。
実施例
次の実施例によって、本発明による式(I)の化合物の更なる特定的な製造例及び施用例を示す。しかしながら、本発明は決してこれらのみに限定されるべきものではない。
合成実施例 1
Figure 0004847952
ジクロロメタン(13ml)中に、2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン1.6g(5.28mmol)を溶解し、これにピリジン0.91g(11.46mmol)を加えた。溶液を−5℃に冷却し、これにジクロロメタン(2ml)中のジフルオロメタンスルホニルクロライド1.73g(11.46mmol)の溶液を加えた。反応溶液を室温で4日間攪拌し、水の添加後これをジクロロメタンで3回抽出した。有機層を1N塩酸と水で洗浄した。乾燥後ジクロロメタンを減圧下に留去し、得られた油状物質を溶離剤として1:3の酢酸エチルとヘキサンとの混合物を用いて、カラムクロマトグラフィーによって精製し、目的の2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド0.94g(収率42%)を淡黄色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ3.99(6H,s),4.97(1H,d),5.99(1H,s),6.13(1H,d),6.61(1H,t),7.07-7.13(1H,m),7.23-7.29(1H,m),7.51-7.53(1H,m),10.57(1H,br)。
合成実施例 2
Figure 0004847952
ジクロロメタン(12ml)中に、2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]アニリン1.54g(5.51mmol)を溶解し、これにピリジン0.87g(11.01mmol)を加えた。溶液を−5℃に冷却しこれにジクロロメタン(2ml)中のジフルオロメタンスルホニルクロライド1.66g(11.01mmol)の溶液を加えた。反応溶液を室温で4日間攪拌し、水の添加後これをジクロロメタンで3回抽出した。有機層を水で洗浄し、そして乾燥し、ジクロロメタンを減圧下に留去し、得られた油状物質から、溶離剤として1:6の酢酸エチルとヘキサンとの混合物を用いて、カラムクロマトグラフィーによって目的の2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド1.2g(収率55%)を白色結晶として得た。
1HNMR(300MHz,CDCl3)δ3.94(6H,s),4.30(2H,s),5.92(1H,s),6.74(1H,t),7.18-7.21(1H,m),7.33-7.38(2H,m),11.09(1H,br)。
次の化合物が上記合成実施例2と同様の操作によって得られた:
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ4.05(6H,s),4.22(2H,s),6.56(1H,t),7.07-7.28(3H,m),10.16(1H,s)。
合成実施例 3
Figure 0004847952
2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]−N−ジフルオロメタンスルホアニリド0.4g(1.02mmol)を酢酸(6ml)中に溶解し、これに酸化クロム(VI)0.31g(3.05mmol)を加えた。この溶液を30℃に加熱し6時間攪拌した。さらに2時間室温で攪拌した後で反応溶液を水で希釈し、ジエチルエーテルで3回抽出した。有機層を水で洗浄した。乾燥後ジエチルエーテルを減圧下で留去し、得られた油状物質から、溶離剤として1:3の酢酸エチルとヘキサンとの混合物を用いてカラムクロマトグラフィーによって、目的の2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド0.
28g(収率67%)を白色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ3.93(6H,s),6.19(1H,s),6.34(1H,t),7.37-7.43(1H,m),7.63-7.69(2H,m)。
次の化合物が上記合成実施例3と同様の操作によって得られた:
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)カロボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ4.10(6H,s),6.48(1H,t),7.36(1H,m),7.45(1H,t),7.55(1H,d),9.08(1H,s)。
合成実施例 4
Figure 0004847952
メタノール30ml中に、2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド0.83g(2.04mmol)を溶解し、これを5℃に冷却した後で、これに水素化ホウ素ナトリウム0.15g(4.07mmol)を攪拌しながら加えた。次いで溶液を室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下で留去し、得られた結晶を水とジクロロメタンに溶解し、クエン酸で中和した。有機層を分離し、水層をさらにジクロロメタンで3回抽出した。有機層を水で洗浄した後乾燥し、減圧下にジクロロメタンを留去して、目的の2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]−N−ジフルオロメタンスルホンアニリド0.79g(収率95%)を白色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ3.99(6H,s),4.99(1H,br),5.99(1H,s),6.24(1H,s),6.76(1H,t),7.27-7.30(1H,m),7.39-7.42(1H,m),7.64-7.67(1H,m),10.62(1H,br)。
上記した合成実施例1〜4で得られた化合物と、合成実施例1〜4と同様にして得られた化合物とを一緒にして、次の第1表に、そしてそれらの物理及び化学的性質を第2表に示す。
Figure 0004847952
Figure 0004847952
参考実施例 1
Figure 0004847952
2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)カルボニル]アニリン2.68g(9.67mmol)をメタノール80mlに溶解し、5℃に冷却した後に、これに攪拌しながら、水素化ホウ素ナトリウム0.73g(19.33mmol)を加えた。次いで溶液を2時間室温で攪拌した。反応溶液を減圧下で留去しそして得られた結晶を水とジクロロメタンに溶解した。有機層を分離し水層をさらに3回ジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し乾燥した後で、ジクロロメタンを減圧下で留去して目的の2−フルオロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ヒドロキシメチル]アニリン2.66g(収率98%)を白色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ3.94(6H,s),4.74(3H,m),5.84(1H,d),5.94(1H,s),6.66-6.73(1H,m),6.88-6.95(1H,m),7.13-7.15(1H,m)。
参考実施例 2
Figure 0004847952
2−クロロ−6−[1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−1−メチルチオメチル]アニリン0.6g(1.84mmol)のメタノール溶液10mlに、塩化ニッケル(II)6水和物0.88g(3.68mmol)、水素化ホウ素ナトリウム0.28g(7.37mmol)を0〜10℃で加え、反応溶液を2時間室温で攪拌した。反応溶液を減圧下で留去しアンモニア水とジクロロメタンを加え、不溶物を濾去した。有機層を分離し、水層をさらに3回ジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄したあとで乾燥し、ジクロロメタンを減圧下で留去し、そして得られた結晶をn−ヘキサンで洗浄して、目的の2−クロロ−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル]アニリン0.48g(収率93%)を白色結晶として得た。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ3.91(6H,s),4.01(2H,s),5.18(2H,s),5.81(1H,s),6.62-6.67(1H,m),7.14-7.17(2H,m)。
参考実施例 3
Figure 0004847952
2−クロロアニリン5.2g(26.0mmol)をジクロロメタン200mlに溶解し、溶液を−70℃に冷却した。この冷却した溶液に次亜塩素酸tert−ブチル2.82g(26.0mmol)を滴下して加え、溶液を−70℃で10分間攪拌した。得られた反応溶液に2−メチルチオメチル−4,6−ジメトキシピリミジン3.38g(26.0mmol)のジクロルメタン(20ml)溶液を滴下して加え、溶液を−70℃で40分間攪拌した。得られた反応溶液に28%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(9ml)を加え、溶液を室温となるまで攪拌した。反応溶液に水を加え有機層を分離した。水層を更に2回ジクロロメタンで抽出した。有機層を水で洗浄し乾燥した後で、減圧下でジクロロメタンを留去し、得られた油状の物質を1:8の酢酸エチルとヘキサンとの混合溶媒を溶離剤として用いる、カラムクロマトグラフィーによって油状の物質として、目的の2−クロロ−6−[1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−1−メチルチオメチル]アニリン7.00g(収率83%)を得た。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)δ2.04(3H,s),3.93(6H,s),5.07(1H,br), 5.14(1H,s),5.90(1H,s),6.67(1H,t),7.19(1H,dd),7.42(1H,dd)。
比較化合物 C−1
Figure 0004847952
(C−1はWO96/41799に開示され類似化合物である)
比較化合物 C−2
Figure 0004847952
(C−2は特開2000−44546公報に開示された類似化合物である)
試験例 1:水田雑草に対する除草効果試験
活性化合物の製剤の調製
担体:DMF 5重量部
乳化剤:ベンジルオキシポリグリコールエーテル 1重量部
活性化合物の製剤は、活性化合物1重量%と、上記した量の担体と乳化剤とを混合して得られた。製剤の所定量は水で希釈された。
温室内で、水田の土壌を満たした500cm2ポットに、ホタルイ(Scirpus juncoides Roxburgh)、コナギ(Monochoria vaginalis Presl)、一年生広葉雑草(アゼナ(Lindernia procumbens Philcox)、キカシグサ(Rotala indica Koehne)、ミゾハコベ(Elatine triandra Schk)、ヒメミソハギ(Ammannia multiflora Roxb.)など)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus Rottboel)の種子又は塊茎を接種した。次いで水を注ぎ約2〜3cmの深さとした。接種後5日及び13日に、上記した調製法に従って調製した各活性化合物の製剤の所定の希釈溶液を水表面に施用した。この処理後に水深を3cmに保ち、処理の3週間後に、除草効果を調査した。
除草効果は完全枯死の場合を100%と評価し、除草効果のない場合を0%と評価した。80%よりも高い除草効果を示す場合を実用的な除草剤として評価した。
特定例として、化合物番号1、3、11、および17及び比較化合物番号C−1を用いた調査結果を次の第3表及び第4表に示す。
Figure 0004847952
Figure 0004847952
試験例 2: 水田雑草に対する残効試験
温室内で、1000cm2ポットに水田の土壌を満たし、水を注ぎ約2〜3cmの深さとした。上記試験例1で述べた所定の希釈溶液を水表面に施した。処理後の所定の時間(処理直後、処理後の、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間及び7週間)に、被試験雑草の、ホタルイ、コナギ、一年生広葉雑草(アゼナ、キカシグサ、ミゾハコベ、ヒメミソハギなど)、ミズガヤツリ、ウリカワの種子又は塊茎を接種した。接種後3週間に各々の除草効果を調査した。
残効の評価は、上記試験例1と同様に除草効果の評価を行って、80%より高い除草効果を持続する期間(週数)として示される。
特定例として、化合物番号1、11及び比較化合物番号C−1、C−2を用いた調査結果を次の第5表に示す。
Figure 0004847952
試験例 3: スルホニルウレア抵抗性雑草に対する除草効果の試験
温室内で、水田土壌を満たした20cm2のカップに、すべてがスルホニルウレア抵抗性であることが確認されている、ホタルイ(北海道岩見沢地区で採取された)、アゼナ(埼玉県加須地区で採取された)、アゼナ(広島県東広島地区で採取された)、ミゾハコベ(埼玉県加須地区で採取された)の種子を接種した。次いで水を約2〜3cmの深さに注いだ。各々の雑草の発生の始めに、上記試験例1と同様にして調製された所定の活性化合物製剤の希釈溶液を水の表面に施した。この処理の後、水の深さを3cmに保ち、処理後の3週間後で除草効果を調査した。除草効果の評価は、上記試験例1と同様にして行った。80%よりも高い除草効果を示す場合、除草剤として実用性があるものと評価される。異なった地域で生育した植物は除草剤抵抗性を含む生物学的性質が異なるかもしれないという可能性を考慮して、この試験では、二つの異なった地域から採取されたスルホニルウレア抵抗性のアゼナを用いた。
特定例として、化合物番号1、3、11及び17並びに比較化合物番号C−1を用いた調査結果を次の第6表に示す。
Figure 0004847952
試験例 4: 移植された稲に対する薬害
水田に於ける稲の傷害の原因となる除草剤についての過酷な条件を模擬するものである、通常の深さの2cmよりもより浅い植え付け条件下で、移植された稲に対する薬害が評価された。温室内で、2〜2.5葉期の稲(品種 日本晴れ)を、水田土壌を満たした1000cm2ポットに3つの異なった深さで移植した。次いで水を約2から3cmの深さに注ぎ入れた。移植5日後に、所定の上記した試験例1と同様にして調製された各活性化合物製剤の希釈溶液を水の表面に施した。この処理後に3cmの水深を維持し、そして稲の損傷を処理の2週間後に調査した。稲の損傷は完全枯死の場合に100%、損傷無しの場合に0%と評価した。20%よりも小さい傷害を示す場合に、稲の除草剤として実用性があるものとして評価した。
特定例として、化合物番号11並びに比較化合物番号C−1及びC−2を用いた調査結果を次の第7表に示す。
Figure 0004847952
試験例 5: 直播き稲に対する薬害と水田雑草に対する除草効果の試験
温室内で、水田土壌を満たした500cm2ポットに、タマガヤツリ、ホタルイ、コナギ、一年生広葉雑草(アゼナ、キカシグサ、ミゾハコベ、ヒメミソハギ)及び稲(品種 日本晴れ及びRD−23)の種子を播種した。次いで、水を約0から約0.5cmの深さに注いで湿潤条件とした。所定の上記した試験例1と同様にして調製された各活性化合物製剤の希釈溶液を、稲の2葉期に、植物が生えたポット上に散布した。この処理の2日後に、3cmの水深を保ち、除草効果と稲の損傷を処理の3週後及び2週後に夫々評価した。
除草効果及び稲の損傷は完全枯死の場合に100%、損傷無しの場合に0%と評価した。80%よりも大きい除草効果と20%よりも小さい傷害を示す場合に、稲の除草剤として実用性があるものとして評価した。
特定例として、化合物番号3及び11並びに比較化合物番号C−2を用いた調査結果を次の第8表に示す。
Figure 0004847952
製剤実施例1(顆粒剤)
本発明の化合物番号1(0.4部)、ベントナイト(モントモリロナイト)(39.6部)、タルク(58部)及びリグノスルホン酸塩(2部)の混合物に水(25部)を加え、良く捏和し、押し出し造粒機で10〜40メッシュの顆粒状にし、40〜50℃で乾燥して顆粒とした。
製剤実施例2(顆粒剤)
0.2から2mmの範囲の粒子径分布を有する粘度鉱物粒子を回転混合機に入れた。その回転中に、本発明の化合物番号1(0.2部)を液体稀釈剤と一緒にして噴霧し、均一に濡らし、40〜50℃で乾燥して顆粒とした。
製剤実施例3(乳剤)
本発明の化合物番号1(30部)、キシレン(55部)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(8部)、及びアルキルベンゼンスルホン酸カルシウム(7部)を混合し、攪拌して、乳剤を得た。
製剤実施例4(水和剤)
本発明の化合物番号1(15部)、ホワイトカーボン(含水無定形酸化ケイ素微粉末)と粉末粘土の1:5の混合物(80部)、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(2部)、及びアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム−ホルマリン縮合物(3部)を粉末で混合し、水和剤を得た。
製剤実施例5(水分散性顆粒剤)
本発明の化合物番号1(20部)、リグニンスルホン酸ナトリウム(30部)、ベントナイト(15部)、及び焼成珪藻土粉末(35部)を良く混合し、水を加え、0.3mmのスクリーンを用いて押し出し、乾燥して水分散性の顆粒を得た。

Claims (7)

  1. 次の式(I)
    Figure 0004847952
    (式中、
    Xはハロゲンを示し、
    YはCH又はNを示し、
    1は水素を示し、そして
    2は水素又はヒドロキシを示すか、又は
    1及びR2は、それらが結合している炭素原子と一緒になってC=Oを形成していてもよい)
    で表わされる新規なジフルオロメタンスルホンアミド誘導体。
  2. Xはフッ素又は塩素を示し、
    YはCH又はNを示し、
    1は水素を示し、そして
    2は水素又はヒドロキシを示すか、又は
    1及びR2は、それらが結合している炭素原子と一緒になってC=Oを形成していてもよい、
    請求項1に記載の化合物。
  3. 請求項1の式(I)
    Figure 0004847952
    (式中、X、Y、R1及びR2は請求項1で定義したとおりである)の化合物の製造方法であって、
    a)式(II)
    Figure 0004847952
    (式中、X、Y、R1及びR2は上記と同じ定義を有する)の化合物を不活性溶媒の存在下に、そしてもしも必要ならば酸結合剤の存在下に、ジフルオロメタンスルホニルクロライドと反応させるか、
    b)R1及びR2が、それらが結合している炭素原子と一緒になってC=Oを形成している場合において、式(Ib)
    Figure 0004847952
    (式中、X及びYは上記と同じ定義を有する)の化合物を不活性溶媒の存在下に、そしてもしも必要ならば酸触媒の存在下に、酸化剤と反応させるか、又は
    c)R1が水素、R2がヒドロキシを示す場合において、式(Ic)
    Figure 0004847952
    (式中、X及びYは上記と同じ定義を有する)の化合物を不活性溶媒の存在下に、アルカリ金属水素錯化合物、又はボラン錯化合物と反応させること
    を特徴とする、上記製造方法。
  4. 請求項1の式(I)の化合物の少なくとも一つを含有することを特徴とする除草剤組成物。
  5. 請求項1の式(I)の化合物の少なくとも一つを、水田雑草及び/又はそれらの生育場所に作用させることを特徴とする、水田雑草を防除する方法。
  6. 水田雑草の防除のための請求項1の式(I)の化合物の使用。
  7. 請求項1の式(I)の化合物を、稀釈剤及び/又は界面活性剤と混合することを特徴とする、除草剤組成物の製造方法。
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