JP4847479B2 - 呼気ガス測定分析方法及び装置 - Google Patents

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Description

同位体の入った薬物を生体に投与した後、同位体の濃度比の変化を測定することにより、生体の代謝機能が測定できるので、同位体の分析は、医療の分野で病気の診断に利用されている。
本発明は、同位体の光吸収特性の相違に着目して、人の呼気の中の二酸化炭素13CO2の濃度、又は二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 との濃度比を測定する呼気ガス測定分析方法及び装置に関するものである。
一般に、胃潰瘍、胃炎の原因として、ヘリコバクタピロリー(HP)と言われているバクテリアが存在することが知られている。
患者の胃の中にHPが存在すれば、抗生物質の投与による除菌治療を行う必要がある。したがって、患者にHPが存在するか否かを確認することが重要である。HPは、強いウレアーゼ活性を持っていて、尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解する。
一方、炭素には、質量数が12のものの他、質量数が13や14の同位体が存在するが、これらの同位体の中で質量数が13の同位体13Cは、放射性がなく、安定して存在するため取り扱いが容易である。
そこで、同位体13Cでマーキングした尿素を生体に投与した後、最終代謝産物である患者の呼気中の13CO2の濃度、具体的には13CO212CO2との濃度比を測定することができれば、HPの存在を確認することができる。
ところが、13CO212CO2との濃度比は、自然界では1:100もあり、このため患者の呼気中の濃度比を精度よく測定することは難しい。
従来、13CO212CO2との濃度比又は13CO2の濃度を求める方法として、赤外分光を用いる方法が知られている(特開昭53-42890号公報参照)。
特開昭53-42890号公報記載の方法は、長短2本のセルを用意し、一方のセルでの13CO2の吸収と、他方のセルでの12CO2の吸収が等しくなるようなセルの長さにし、各セルに、それぞれの分析に適した波長の光を当てて、透過光の強度を測定する。この方法によれば、自然界の濃度比での光吸収比を1にすることができ、これから濃度比がずれると、ずれた分だけ光吸収比が変化するので、濃度比の変化を知ることができる。
特開昭53-42890号公報 特開2002-98629号公報 国際公開WO1997/14029号パンフレット 国際公開WO1998/30888号パンフレット 国際公開WO2002/25250号パンフレット 国際公開WO2005/41769号パンフレット
前記のような赤外分光方法を採用した場合、患者から採取された呼気が一定量より不足していれば、測定したデータの信頼性が低下する。
そこで、現状では、呼気を満たした呼気バッグの形状を目視して、呼気が不足しているかどうかを判断している。呼気バッグは可撓性なので、その形状から、呼気ガスが満たされているかどうか分かるからである。
ところが、目視で判断すると、呼気が前記一定量より多いのか少ないのか、前記一定量からどれだけ不足しているかを正確に評価することはできない。
そこで、本発明は、二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 とを成分ガスとして含む呼気をセルに導き、各成分ガスの濃度を赤外分光測定する場合に、採取した呼気が一定量よりも不足しているかどうかを正確に判断し、誤ったデータの導出を防止することのできる呼気ガス測定分析方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の呼気ガス測定分析方法は、二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 とを成分ガスとして含む人の呼気を伸縮自在な呼気バッグに収集し、前記呼気バッグ内に収集された呼気を、ガス注入器の中に、一定体積吸い込み、前記ガス注入器の中の呼気の圧力を測定し、測定された圧力値が大気圧よりも低ければ、前記呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足としていると判断して、測定を中止し、測定された圧力値が大気圧であれば、前記ガス注入器を押し出してセル内を前記呼気で満たし、各成分ガスを透過する波長において、前記セルを透過した光の強度を測定し、データ処理することによって、二酸化炭素13CO2の濃度、又は二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 との濃度比を測定する方法である。
この方法によれば、患者の呼気を、ガス注入器の中に一定体積吸い込み、前記呼気の圧力を測定することにより、呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足しているかどうかを判断する。このため、呼気の不足量を良好な精度で判断することができる。したがって、呼気が不足したまま赤外分光測定を行って信頼性のデータが表示させてしまうという事態を未然に防止できる。
前記呼気バッグの最大収容可能体積は、前記ガス注入器の中に吸い込まれる「一定体積」と等しいか又はそれより大きいことが好ましい。もし、前記呼気バッグの最大収容可能体積が前記「一定体積」よりも小さければ、前記ガス注入器の中の呼気の圧力測定値は常に大気圧未満になり、測定が中止されるからである。
前記呼気バッグ内に収集された呼気を、前記ガス注入器の中に一定体積吸い込んだ後、前記ガス注入器と、所定のガスであらかじめ満たされることにより大気圧に保たれた前記セル内とをバルブを開いて連通させ、連通後のガスの圧力を、前記セルに取り付けられた圧力センサで測定することとしてもよい。この場合、前記セルに取り付けられた圧力センサを利用して、測定することができる。通常、前記セルには圧力センサが設けられているので、この圧力センサを流用することができる。したがって、前記ガス注入器に直接圧力センサを取り付ける必要がなくなり、装置の構成を簡単にすることができる。
前記所定のガスは、通常、前記各成分ガスを透過する波長の光を吸収しないリファレンスガスである。このリファレンスガスは空気を用いてもよい。これ以外に窒素ガスを用いることもできる。
前記呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足としていると判断した場合、前記ガス注入器内の呼気を、大気圧になるまで加圧し、加圧に要したガス注入器の体積変化量を不足量として測定者に示すことができる。したがって、測定者がもう一度呼気を吐き出すときの参考にすることができる。
また、本発明の呼気ガス測定分析装置は、前記呼気ガス測定分析方法と実質同一の発明に係る装置である。
本発明における上述の、又はさらに他の利点、特徴及び効果は、添付図面を参照して次に述べる実施形態の説明により明らかにされる。
図1は本発明の呼気ガス測定分析装置の全体構成を示すブロック図である。 図2は被測定ガスを定量的に注入するためのガス注入器を示す平面図である。 図3はガス注入器を示す正面図である。 図4はリファレンス測定におけるガス流路を示す図である。 図5はリファレンス測定におけるガス流路を示す図である。 図6はガス圧力測定におけるガス流路を示す図である。 図7はガス圧力測定におけるガス流路を示す図である。 図8はガス圧力測定をするときのガス流路を示す図である。 図9はベースガス圧力測定処理の各工程を示すフローチャートである。 図10は光量測定をするときのガス流路を示す図である。 図11は光量測定をするときのガス流路を示す図である。 図12は実施例における、セル内圧力平均値と試料ガスの不足量との関係をプロットしたグラフである。
符号の説明
L 赤外線光源装置
N1 ,N2 ノズル
V1 〜V6 バルブ
11a 第1サンプルセル
11b 第2サンプルセル
11c ダミーセル
15 フィルタ
16 圧力センサ
21 ガス注入器
21a シリンダー
21b ピストン
24a 第1の波長フィルタ
24b 第2の波長フィルタ
25a 第1の検出素子
25b 第2の検出素子
以下、同位体13Cでマーキングしたウレア診断薬を人間に投与した後、呼気中の13CO2 の濃度を分光測定する場合の、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
I.呼気テスト
まず、ウレア診断薬を投与する前の患者の呼気を呼気バッグに採集する。その後、ウレア診断薬を経口投与し、約20分後、投与前と同様の方法で呼気バッグに呼気を採集する。
呼気バッグは伸縮自在であり、合成樹脂などの可撓性の容器又はゴムなどの弾力性のある容器でできている。呼気バッグは、患者の呼気で膨らませることができる。その膨らんだ状態の呼気バッグに入る呼気の最大体積VBagと、後述するピストンで吸い込む体積Vaとの関係は次のようになっている。
VBag=(1+β)Va
ここにβは非負の定数で、0≦β<βmaxの範囲に設定される。上限値βmaxは正の定数である。例えばβmax=0.5とする。
投与前と投与後の呼気バッグをそれぞれ呼気ガス測定分析装置の所定のノズルにセットし、以下の自動測定を行う。
II.呼気ガス測定分析装置
図1は、呼気ガス測定分析装置の全体構成を示すブロック図である。
投与後の呼気(以下「サンプルガス」という)を採集した呼気バッグと投与前の呼気(以下「ベースガス」という)を採集した呼気バッグとはそれぞれノズルN1 ,N2 にセットされる。ノズルN1 は、金属パイプ(以下単に「パイプ」という)を通して電磁バルブ(以下単に「バルブ」という)V4 につながり、ノズルN2 は、パイプを通してバルブV3 につながっている。さらに、防塵フィルタ15を通して空気を取り込むパイプにバルブV5がつながっている。
一方、リファレンスガス供給部30(後述)から供給されるリファレンスガス(ここではCO2を除去した空気を用いる)はバルブV1 に通じている。
バルブV1、V3 、V4 、V5は、リファレンスガス、サンプルガス又はベースガスを定量的に注入するためのガス注入器21につながっている。このガス注入器21は、ピストンとシリンダーを有する注射器のような形状のもので、ピストンの駆動は、パルスモータ21fに連結された送りネジ21eと、ピストンに固定されたナット21dとの共働によって行われる(後述)。
ガス注入器21は、バルブV2 を通して、第1サンプルセル11a、第2サンプルセル11bにつながっている。
セル室11は、図1に示すように、12CO2 の吸収を測定するための短い第1サンプルセル11a、13CO2 の吸収を測定するための長い第2サンプルセル11b、及びCO2 の吸収帯で吸収を示さないガスの入っているダミーセル11cからなる。第1サンプルセル11aと第2サンプルセル11bとは連通しており、第1サンプルセル11aに導かれたガスは、そのまま第2サンプルセル11bに入り、排気バルブV6を通して排気されるようになっている。
排気バルブV6の手前には、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内のガス圧力を測定する圧力センサ16が付属している。この圧力センサ16の検出方式は限定されないが、例えばダイヤフラムの動きを圧電素子で感知する方式の圧力センサを用いることができる。
第1サンプルセル11aの容量は約0.085ml、第2サンプルセル11bの容量は約3.915mlである。第1サンプルセル11aの長さは具体的には5mmであり、第2サンプルセル11bの長さは具体的には140mmであり、ダミーセル11cの長さは具体的には135mmである。セル室11は、断熱材(図示せず)で包囲されている。
符号Lは、赤外線光源装置を示す。赤外線光源装置Lは赤外線を照射する2つの光源を備えている。赤外線発生の方式は、任意のものでよく、例えばセラミックスヒータ(表面温度700°C)等が使用可能である。また、赤外線を一定周期ごとにしゃ断、通過させるチョッパ22が取り付けられている。チョッパ22は、パルスモータ23によって回転する。
赤外線光源装置Lから照射された赤外線のうち、第1サンプルセル11a及びダミーセル11cを通るものが形成する光路を「第1の光路L1」といい、第2サンプルセル11bを通るものが形成する光路を「第2の光路L2」という(図1参照)。
セルを通過した赤外線を検出する赤外線検出装置は、第1の光路に置かれた第1の波長フィルタ24aと第1の検出素子25a、第2の光路に置かれた第2の波長フィルタ24bと第2の検出素子25bを備えている。
第1の波長フィルタ24aは、12CO2 の吸収を測定するため12CO2 の吸収波長帯である約4280nmの波長の赤外線を通し、第2の波長フィルタ24bは、13CO2 の吸収を測定するため13CO2 の吸収波長帯である約4412nmの波長の赤外線を通すように設計されている。第1の検出素子25a、第2の検出素子25bは赤外線を検出する受光素子であり、PINダイオードなどで構成される。
第1の波長フィルタ24a、第1の検出素子25a、第2の波長フィルタ24b、第2の検出素子25bは、ペルチェ素子を用いた温調ブロック27により一定温度に保たれている。
また、温調ブロックのペルチェ素子より放熱される熱をファン28で装置外へ排気している。
さらに、呼気ガス測定分析装置の本体に付属して、CO2を除いた空気を供給するリファレンスガス供給部30が設けられている。リファレンスガス供給部30は、防塵フィルタ31、炭酸ガス吸収部36を直列につないだ構成となっている。
炭酸ガス吸収部36は、例えばソーダライム(水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムとを混合したもの)を炭酸ガス吸収剤として用いている。
図2、図3は、被測定ガスを定量的に注入するためのガス注入器21を示す平面図と正面図である。
ガス注入器21は、基台21aの上に、ピストン21cの入ったシリンダー21bが配置され、基台21aの下に、ピストン21cと連結した移動自在なナット21d、ナット21dと噛み合う送りネジ21e、及び送りネジ21eを回転させるパルスモータ21fが配置された構造である。
前記パルスモータ21fは、図示しない駆動回路によって、正転、逆転駆動される。パルスモータ21fの回転によって送りネジ21eが回転すると、回転方向に応じてナット21dが前後移動し、これによって、ピストン21cが任意の位置に前後移動する。したがって、シリンダー21bへの被測定ガスの導入と、シリンダー21bからの被測定ガスの導出を自在に制御することができる。
III .測定手順
測定は、リファレンスガス測定→ベースガス測定→リファレンスガス測定→サンプルガス測定→リファレンスガス測定→・・・という手順で行う。図4から図8を用いて説明する。各図において、矢印は、気体の流れていることを意味する。
III −1.リファレンスガス測定
図4に示すように、バルブV1を開き、他のバルブは閉じ、ガス注入器21を用いてリファレンスガスを吸引する。このとき、ピストン21cを前後移動させて、シリンダー21b内を洗浄する。
つぎに図5に示すように、バルブV1を閉じ、バルブV2と排気バルブV6を開き、ガス注入器21内のリファレンスガスを、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内に移す。このようにして、ガス流路及びセル室11に、清浄なリファレンスガスを流してガス流路及びセル室11の洗浄をする。
そして、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内に、ガス注入器21から測定用のリファレンスガスを注入し、それぞれの検出素子25a,25bにより、光量測定をする。
このようにして、第1の検出素子25aで得られた光量を12R1 、第2の検出素子25bで得られた光量を13R1 と書く。
III−2.ベースガス圧力測定
次に、ベースガス圧力測定処理を、図6〜図8の各工程図、及び図9のフローチャートを用いて説明する。
図6に示すように、バルブV3を開き、他のバルブは閉じ、ガス注入器21を用いて呼気バッグのベースガスを測定に必要な体積Vaだけ吸い込み、ピストンを静止させる(ステップS1)。この体積Vaは例えば35mlである。
このとき、セル室11内は、バルブV2,V6は閉じられているので大気圧のリファレンスガスが入ったままである。
つぎに図7に示すように、バルブV3を閉じ、バルブV2を開き、ガス注入器21内と第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11bとを連通させた状態にする。
すなわち、ガス注入器21内と第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11bで密閉した空間を作る。この状態で、圧力センサ16で圧力を測定する(ステップS2)。
呼気バッグに大気圧下の体積Va未満の呼気しか入っていなかったとき、ガス注入器21を用いて吸い込んだベースガスの大気圧下の体積はVaに満たなくなり、ガス注入器21の中は大気圧よりも低くなっている。バルブV2を開いたときに、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内のリファレンスガスが、ガス注入器21に逆流し、ガス注入器21と第1サンプルセル11a全体として、大気圧よりも低くなる。この気圧値を圧力センサ16で読む。
呼気バッグに大気圧下の体積Va以上の呼気が入っているならば、ガス注入器21を用いて吸い込んだベースガスの大気圧下の体積はVaとなる。ガス注入器21内は大気圧であり、バルブV2を開いたときに、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内のリファレンスガスと合わせた気圧も大気圧となる。
以上をまとめると、呼気バッグからガス注入器21へ大気圧下の体積Vaのベースガスを吸い込むことができたとき、圧力センサ16の測定値は大気圧となり、呼気バッグからガス注入器21へ大気圧下の体積Vaのベースガスを吸い込むことができなかったとき、圧力センサ16の測定値は大気圧未満となる。
この場合、前述したように密閉した空間内で圧力測定を行うため、外部環境の影響を受けないで、精度よく圧力測定ができる。したがって、呼気の不足量がわずかであっても、その不足を検知することができる。
圧力センサ16の測定値は大気圧未満の場合は、呼気バッグにベースガスが測定に必要量入っていなかったということである。この場合は、ベースガスの不足量を測定する。
すなわち、図8に示すように、バルブV2を開き、他のバルブを閉じて、圧力センサ16で圧力を測定しながら、ガス注入器21から第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11bにベースガスを移していく(ステップS3)。
圧力センサ16の読みが大気圧になると、ガス注入器21の動作をストップする。
この状態で、ガス注入器21のピストン移動量に相当する体積Vxを測定する。
この体積Vxが足りなかったベースガスの量になる。
ディスプレイ(図示せず)に、測定を中止することを示す表示を行うとともに、足りなかったベースガスの体積を表示する。そして、以後のベースガス測定処理を中止する(ステップS4)。
測定者は、ディスプレイの表示を見て、ベースガスが足りなかったこと、測定が中止されたことを知ることができるとともに、ベースガスの不足量を知ることができる。そしておそらく、この旨を患者に伝えて呼気バッグに再びベースガスを収集する動作を行わせる。
圧力センサ16の測定値が大気圧の場合は、次のベースガス測定処理に行く(ステップS5)。
III−3.ベースガス測定
図10に示すように、バルブV2,V6を開いて、他のバルブは閉じ、ガス注入器21を用いてベースガスをVcに相当する体積(この例では4ml)だけ機械的に押し出す。これにより、第1サンプルセル11a、第2サンプルセル11bのリファレンスガスをベースガスで入れ替える。
この状態で、バルブV6を閉じ、図11に示すように、ピストンを移動させる。排気バルブV6は閉じたままであるので、これによって、ガス注入器21内、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内は加圧される。
圧力センサ16によって、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内の圧力を測定する。この圧力測定値をPとする。Pの値が所定圧力P0、例えば4気圧になった時点でピストンの移動を停止させ、バルブV2を閉じ、光量測定する。このようにして、第1の検出素子25aで得られた光量を12B、第2の検出素子25bで得られた光量を13Bと書く。
III −4.リファレンス測定
再び、ガス流路及びセルの洗浄と、リファレンスガスの光量測定をする(図4(b)参照)。このようにして、第1の検出素子25aで得られた光量を12R2 、第2の検出素子25bで得られた光量を13R2 と書く。
III −5.サンプルガス圧力測定
III−2の圧力測定と同じことを行う。ただ、ベースガスでなく、サンプルガスの収集された呼気バッグをノズルN1にセットし、バルブV3の代わりに、バルブV4を開閉するところが違うだけである。
呼気バッグから、大気圧下で体積Vaのサンプルガスを吸い込むことができたとき、次のサンプルガス測定に進む。
呼気バッグから、大気圧下で体積Vaのサンプルガスを吸い込むことができなかったときは、呼気バッグにサンプルガスが測定に必要な量入っていなかったということである。この場合は、足りなかったサンプルガスの量を測定し、ディスプレイ(図示せず)に、測定を中止することを示す表示を行うとともに、足りなかったサンプルガスの体積を表示する。そして、以後の処理を中止する。
測定者は、ディスプレイの表示を見て、サンプルガスが足りなかったこと、測定が中止されたことを知る。そしておそらく、この旨を患者に伝えて呼気バッグに再びサンプルガスを収集する動作を行わせる。
III −6.サンプルガス測定
III−3のベースガス測定と同じ手順で、サンプルガスの光量測定を行う。
すなわち、バルブV2,V6を開いて、他のバルブは閉じ、ガス注入器21を用いてサンプルガスをVcに相当する体積(この例では4ml)だけ機械的に押し出し、これにより、第1サンプルセル11a、第2サンプルセル11bのリファレンスガスをサンプルガスで入れ替える。
この状態で、バルブV6を閉じ、ピストンを移動させて、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内は加圧する。
圧力センサ16によって、第1サンプルセル11a及び第2サンプルセル11b内の圧力測定値が所定圧力P0、例えば4気圧になった時点でピストンの移動を停止させ、この状態で、バルブV2を閉じて、それぞれの検出素子25a,25bにより、光量測定をする。
このようにして、第1の検出素子25aで得られた光量を12S、第2の検出素子25bで得られた光量を13Sと書く。
III −7.リファレンス測定
再び、ガス流路及びセルの洗浄と、リファレンスガスの光量測定をする(図4参照)。
このようにして、第1の検出素子25aで得られた光量を12R3 、第2の検出素子25bで得られた光量を13R3 と書く。
IV.データ処理
IV−1.ベースガスの吸光度の算出
まず、前記リファレンスガスの透過光量12R1 、13R1 、ベースガスの透過光量12B、13B、リファレンスガスの透過光量12R2 、13R2 を使って、ベースガスにおける12CO2 の吸光度12Abs(B) と、13CO2 の吸光度13Abs(B) とを求める。
ここで12CO2 の吸光度12Abs(B) は、
12Abs(B) =−log 〔212B/(12R1 +12R2 )〕
で求められ、13CO2 の吸光度13Abs(B) は、
13Abs(B) =−log 〔213B/(13R1 +13R2 )〕
で求められる。
このように、吸光度を算出するときに、前後で行ったリファレンス測定の光量の平均値(R1 +R2 )/2をとり、その平均値と、ベースガス測定で得られた光量とを用いて吸光度を算出しているので、ドリフト(時間変化が測定に影響を及ぼすこと)の影響を相殺することができる。したがって、装置の立ち上げ時に完全に熱平衡になるまで(通常数時間かかる)待たなくても、速やかに測定を始めることができる。
IV−2.サンプルガスの吸光度の算出
次に、前記リファレンスガスの透過光量12R2 、13R2 、サンプルガスの透過光量12S、13S、リファレンスガスの透過光量12R3 、13R2 を使って、サンプルガスにおける12CO2 の吸光度12Abs(S) と、13CO2 の吸光度13Abs(S) とを求める。
ここで12CO2 の吸光度12Abs(S) は、
12Abs(S) =−log 〔212S/( 12R2 +12R3 )〕
で求められ、13CO2 の吸光度13Abs(S) は、
13Abs(S) =−log 〔213S/(13R2 +13R3 )〕
で求められる。
このように、吸光度を算出するときに、前後で行ったリファレンス測定の光量平均値をとり、その平均値と、サンプルガス測定で得られた光量とを用いて吸光度を算出しているので、ドリフトの影響を相殺することができる。
IV−3.濃度の算出
二酸化炭素13CO2及び12CO2の吸光度と濃度との関係を規定する検量線を使って、12CO2 の濃度と13CO2 の濃度を求める。
検量線は、12CO2 濃度の分かっている被測定ガスと、13CO2 濃度の分かっている被測定ガスを用いて、作成したものである。
検量線は、所定圧力P0(例えば4気圧)において作成されているものとする。この検量線における吸光度と濃度との関係のデータ及び圧力P0の値は、呼気ガス測定分析装置内の分析コンピュータによって記憶されている。
検量線を求めるには、12CO2 濃度を0%〜8%程度の範囲で変えてみて、12CO2 の吸光度を測定する。横軸を12CO2 濃度にとり、縦軸を12CO2 吸光度にとり、プロットし、最小自乗法を用いて曲線を決定する。
また、13CO2 濃度を0%〜0.08%程度の範囲で変えてみて、13CO2 の吸光度を測定する。横軸を13CO2 濃度にとり、縦軸を13CO2 吸光度にとり、プロットし、最小自乗法を用いて曲線を決定する。
2次式で近似したものが、比較的誤差の少ない曲線となったので、本実施形態では、2次式で近似した検量線を採用している。
前記検量線を用いて求められた、ベースガスにおける12CO2 の濃度を12Conc(B) 、ベースガスにおける13CO2 の濃度を13Conc(B) 、サンプルガスにおける12CO2 の濃度を12Conc(S) 、サンプルガスにおける13CO2 の濃度を13Conc(S) と書く。
IV−4.濃度比の算出
13CO212CO2 との濃度比を求める。ベースガスにおける濃度比は、
13Conc(B) /12Conc(B)
サンプルガスにおける濃度比は、
13Conc(S) /12Conc(S)
で求められる。
なお、濃度比は、13Conc(B) /(12Conc(B) +13Conc(B)) ,13Conc(S) /(12Conc(S) +13Conc(S)) と定義してもよい。12CO2 の濃度のほうが13CO2 の濃度よりはるかに大きいので、いずれもほぼ同じ値となるからである。
IV−5.13Cの変化分の決定
サンプルガスとべースガスを比較した、13Cの変化分は次の式で求められる。
Δ13C=〔サンプルガスの濃度比−ベースガスの濃度比〕×103 /〔ベースガスの濃度比〕(単位:パーミル(千分率))
ガス注入器21内のベースガス又はサンプルガス(以下まとめて「試料ガス」という)の不足量と、圧力センサ16で読まれた圧力値との関係が正確に求まるかどうかを検証してみた。
24個の呼気バッグを用意し、8個ずつ3つの群に分けた。
各群ごとに、8個の呼気バッグに、表1の「サンプル量」の欄に示すように、34,33,32,...10,0mlの試料ガスを注入した。
ガス注入器21から吸い込む試料ガスの体積Vaを35mlとした。
したがって、ガス不足量は、表1に示すように、それぞれ1,2,3,...,25,35mlとなる。
3台の呼気ガス測定分析装置No.1,No.2,No.3を用意した。
呼気ガス測定分析装置No.1において、呼気バッグからガス注入器21に試料ガスを吸い込み、バルブV2を開いて、圧力センサ16でセル内圧力を測定したところ、表1のようなセル内圧力値が得られた。セル内圧力値は1気圧からの差(単位MPa)で示している。
他の呼気ガス測定分析装置No.2,No.3においても、同様に呼気バッグからガス注入器21に試料ガスを吸い込み、バルブV2を開いて、圧力センサ16でセル内圧力を測定したところ、表1のようなセル内圧力値が得られた。
試料ガスの不足量が同じ場合の、3台の呼気ガス測定分析装置についてセル内圧力値の平均値を求めると、表1のように、セル内圧力平均値と標準偏差が得られた。
Figure 0004847479
このセル内圧力平均値を、試料ガスの不足量に対してプロットすると、図12のようになった。
このグラフを見れば判るように、試料ガスの不足量に対して、セル内圧力平均値が、直線により、きわめて精度よく再現されているといえる。また、標準偏差も小さな値が得られている。
したがって、本発明によって、試料ガスの不足判定を正確に行えることが実証できた。

Claims (10)

  1. (a)二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 とを成分ガスとして含む、人の呼気を伸縮自在な呼気バッグに収集し、
    (b)前記呼気バッグ内に収集された呼気を、ガス注入器の中に、一定体積吸い込み、
    (c)前記ガス注入器の中の呼気の圧力を測定し、
    (d)測定された圧力値が大気圧よりも低ければ、前記呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足としていると判断して、測定を中止し、
    (e)測定された圧力値が前記大気圧であれば、前記ガス注入器を押し出して、前記ガス注入器と連通する前記セル内を前記呼気で満たし、
    (f)各成分ガスを透過する波長において、前記セルを透過した光の強度を測定し、データ処理することによって、二酸化炭素13CO2の濃度、又は二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 との濃度比を測定する呼気ガス測定分析方法。
  2. 前記呼気バッグの最大収容可能体積は、前記ガス注入器の中に吸い込まれる前記一定体積と等しいか又はそれより大きい請求項1記載の呼気ガス測定分析方法。
  3. 前記工程(b)において、前記呼気バッグ内に収集された呼気を、前記ガス注入器の中に一定体積吸い込んだ後、前記ガス注入器と、所定のガスであらかじめ満たされることにより大気圧に保たれた前記セル内とを、前記ガス注入器から前記セルにつながるバルブを開いて連通させ、
    前記工程(c)において、連通後のガスの圧力を、前記セルに取り付けられた圧力センサで測定する、請求項1記載の呼気ガス測定分析方法。
  4. 前記所定のガスは、前記各成分ガスを透過する波長の光を吸収しないリファレンスガスである、請求項3記載の呼気ガス測定分析方法。
  5. 前記リファレンスガスは空気である、請求項4記載の呼気ガス測定分析方法。
  6. 前記呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足としていると判断した場合、前記ガス注入器内の呼気を、大気圧になるまで加圧し、
    加圧に要したガス注入器の体積変化量を不足量として測定者に示す、請求項1記載の呼気ガス測定分析方法。
  7. 前記呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足としていると判断した場合、前記ガス注入器内の呼気を、大気圧になるまで加圧し、
    加圧に要したガス注入器の体積変化量を不足量として測定者に示す、請求項3記載の呼気ガス測定分析方法。
  8. 試薬投与前の人の呼気を呼気バッグに収集して、前記(b)から(f)の呼気ガス測定分析を行い、
    試薬投与後の人の呼気を他の呼気バッグに収集して、前記(b)から(f)の呼気ガス測定分析を行い、
    両測定の結果を比較することにより、13CO2 濃度の変化、又は二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 との濃度比の変化を求める、請求項1記載の呼気ガス測定分析方法。
  9. 二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 とを成分ガスとして含む人の呼気をセルに導き、各成分ガスを透過する波長において、前記セルを透過した光の強度を測定し、データ処理することによって、二酸化炭素13CO2の濃度、又は二酸化炭素13CO2と二酸化炭素12CO2 との濃度比を測定する呼気ガス測定分析装置において、
    伸縮自在な呼気バッグ内に収集された人の呼気を前記セルに注入するためのガス注入器と、
    前記呼気バッグと前記ガス注入器とを連通させるための第一のバルブと、
    前記ガス注入器と前記セルとを連通させるための第二のバルブと、
    前記セル内の圧力を測定する圧力センサと、
    前記呼気を、ガス注入器の中に、一定体積吸い込むガス注入器駆動手段と、
    前記第一のバルブ、第二のバルブを駆動するバルブ駆動手段と、
    前記ガス注入器と連通した後の前記セル内のガスの圧力を、前記圧力センサで測定する圧力測定手段と、
    前記圧力測定手段により測定された圧力が大気圧よりも低ければ、前記呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足としていると判断して測定を中止し、測定された圧力値が大気圧であれば、ガス注入器を押し出してセル内を前記呼気で満たして呼気ガス測定分析を行う測定分析手段とを備える、呼気ガス測定分析装置。
  10. 前記呼気バッグ内に収集された呼気の量が不足としていると判断した場合、前記ガス注入器駆動手段は、前記ガス注入器内の呼気を、大気圧になるまで加圧するものであり、
    加圧に要したガス注入器の体積変化量を不足量として測定者に示す表示手段をさらに備える、請求項9記載の呼気ガス測定分析装置。
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Paldus et al. Practical applications of CRDS in medical diagnostics

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