JP4846716B2 - 紙葉類繰出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、集積状態にある複数の紙葉類を1枚ずつ外部へ順次繰り出す紙葉類繰出装置に関する。
紙幣計数機等に用いられる紙葉類繰出装置は、内部で集積状態にある紙葉類(例えば紙幣等)を1枚ずつ順次繰り出して外部に搬出するよう構成される。
例えば特開昭62−280141号公報や特開2003−155128号公報に開示されるように、このような紙葉類繰出装置は、一般的に集積状態にある複数の紙葉類を1枚ずつ蹴り出して搬出するため、外周面に高摩擦部が形成されたキッカローラおよびフィードローラを備えている。また、フィードローラに対向してゲート部材(逆転ローラ)が設けられており、フィードローラとゲート部材との間には、紙葉類を1枚だけ通過させ2枚目以降の紙葉類の連れ出し(重送)を防ぐゲート部が形成されている。
しかしながら、このような紙葉類繰出装置においては、繰り出しを行う紙葉類の種類を変えた場合には、変更後の紙葉類の厚さやコシの強さに応じてゲート部の調整を行わなければならないという問題がある。また、厚さやコシの強さに大きな差異がある様々な国の紙幣に対してはこのゲート部の調整が困難となるという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、様々な厚さやコシの強さを有する複数の種類の紙葉類、例えば様々な国の紙幣に対して、重送を生じさせることなく確実に1枚ずつの繰り出しを行うことができ、その結果、繰り出しが行われる紙葉類の枚数を確実に計測することができる紙葉類繰出装置を提供することを目的とする。
本発明の紙葉類繰出装置は、集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類の表面に当接し、紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周における周方向の一部に形成され最前位の紙葉類の蹴り出しを行う高摩擦部とを有するキッカローラと、紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周の全周に形成され前記キッカローラにより蹴り出された紙葉類の表面に当接して当該紙葉類の繰り出しを行う高摩擦部とを有するフィードローラと、前記フィードローラに対して圧接するよう設けられ、当該フィードローラにより繰り出される紙葉類を1枚ずつに分離するゲート部をこのフィードローラとの間で構成し、前記フィードローラとの間に紙葉類がない場合には当該フィードローラに連れ回る圧接ローラと、を備え、前記キッカローラの基体部は、少なくとも前記高摩擦部の近傍において幅方向における一方または両方の端部分が中央部分に対して窪んでおり、当該キッカローラの外周における基体部と高摩擦部との境界箇所において前記基体部の中央部分と高摩擦部との間には実質的に段差を生じさせないが前記基体部の端部分と高摩擦部との間には段差を生じさせるよう当該キッカローラの基体部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の他の紙葉類繰出装置は、集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類の表面に当接し、紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周における周方向の一部に形成され最前位の紙葉類の蹴り出しを行う高摩擦部とを有するキッカローラと、紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周の全周に形成され前記キッカローラにより蹴り出された紙葉類の表面に当接して当該紙葉類の繰り出しを行う高摩擦部とを有するフィードローラと、前記フィードローラに対して圧接するよう設けられ、当該フィードローラにより繰り出される紙葉類を1枚ずつに分離するゲート部をこのフィードローラとの間で構成し、前記フィードローラとの間に紙葉類がない場合には当該フィードローラに連れ回る圧接ローラと、を備え、前記フィードローラは、前記高摩擦部の一方または両方の側方においてこの高摩擦部よりも更に径方向外方に突出する突出部を有することを特徴とする。
このような紙葉類繰出装置によれば、集積状態にある紙葉類を、その厚さやコシの強さに影響されることなく確実にキッカローラにより順次1枚ずつ蹴り出すことができ、その後圧接方式のゲート部を通過させることにより、当該紙葉類の厚さやコシの強さに影響されることなく確実に順次1枚ずつ搬出することができる。このため、様々な厚さやコシの強さを有する複数の種類の紙葉類、例えば様々な国の紙幣に対してゲート部の調整が不要となり、この紙葉類について重送を生じさせることなく確実に1枚ずつの繰り出しを行うことができ、その結果、繰り出しが行われる紙葉類の枚数を確実に計測することができる。
また、前記キッカローラの基体部が、少なくとも前記高摩擦部の近傍において幅方向における一方または両方の端部分が中央部分に対して窪んでおり、当該キッカローラの外周における基体部と高摩擦部との境界箇所において前記基体部の中央部分と高摩擦部との間には実質的に段差を生じさせないが前記基体部の端部分と高摩擦部との間には段差を生じさせるよう当該キッカローラの基体部が形成されている場合には、境界箇所において基体部の中央部分と高摩擦部との間には実質的に段差がないので、集積状態にある最前位の紙葉類に高摩擦部が接触を開始する際に発生する紙葉類の振動を軽減させることができ、一方、この境界箇所において基体部の端部分と高摩擦部との間には段差があるので、この高摩擦部による紙葉類の蹴り出しにおいてエッジ効果を確実に得ることができる。
また、前記フィードローラが、前記高摩擦部の一方または両方の側方においてこの高摩擦部よりも更に径方向外方に突出する突出部を有する場合には、紙葉類がゲート部に進入する際の抵抗を増大させることができ、ゲート部において複数の紙葉類が重送されることをさらに確実に防止することができる。また、突出部が高摩擦部よりも更に径方向外方に突出しているので、ゲート部に送られた紙葉類が先端の折れた紙葉類等の異常紙葉類であった場合でもこのゲート部において搬送不良が生じることがない。
本発明の紙葉類繰出装置においては、前記キッカローラの近傍において前記最前位の紙葉類に向けて進退自在に設けられ、進出時に前記最前位の紙葉類を押圧してこの紙葉類の前記キッカローラとの接触を断ち、退去時に前記最前位の紙葉類を前記キッカローラに接触させるストッパ部材と、前記キッカローラと同期して回転し、少なくとも前記最前位の紙葉類に対して前記キッカローラの高摩擦部が接触を開始する蹴り出し開始タイミングから当該最前位の紙葉類が蹴り出されて前記キッカローラの高摩擦部から離間する蹴り出し終了タイミングまでの間前記ストッパ部材を退去させておき、前記蹴り出し終了タイミングから次の蹴り出し開始タイミングまでの間に前記ストッパ部材を進出させるストッパ部材動作カムと、を更に備えることが好ましい。
このような紙葉類繰出装置によれば、少なくとも最前位の紙葉類にキッカローラの高摩擦部が接触している間はストッパ部材が退去してこの最前位の紙葉類がストッパ部材により係止されることはなく、一方、最前位の紙葉類にキッカローラの高摩擦部が接触していない間にストッパ部材がこの紙葉類を押圧して当該紙葉類がストッパ部材により係止される。このことにより、複数の紙葉類がキッカローラにより重送されることを更に確実に防止することができる。
本発明の紙葉類繰出装置においては、前記キッカローラの近傍に設けられ、前記最前位の紙葉類の上端を後方に押圧してこれらの紙葉類を立位状態に維持するための押圧部材を更に備えることが好ましい。
このような紙葉類繰出装置によれば、押圧部材が最前位の紙葉類の上端を後方に押圧してこれらの紙葉類を立位状態に維持することができるので、この最前位の紙葉類の下部とフィードローラとの間に発生する間隙を小さくすることができ、キッカローラにより蹴り出された紙葉類がこの間隙において詰まったり紙葉類の先端がこの間隙で折れたりすることを抑止することができる。また、押圧部材に当接するのは最前位の紙葉類のうち上端部分のみとなるので、最前位の紙葉類の表面が例えば案内部材により大きなガイド抵抗を受けることがなくなりゲート部における紙葉類の空送りの発生を防止することができる。
本発明の実施の形態による紙葉類収納繰出装置の構成を示す側面図である。 図1の紙葉類収納繰出装置における各ローラの配置関係を示す正面図である。 図1の紙葉類収納繰出装置のキッカローラの構成の詳細を示す斜視図である。 図3のキッカローラの側面図である。 図3のキッカローラの正面図である。 一対のキッカローラの組合せ体の他の構成を示す正面図である。 図1の紙葉類収納繰出装置のフィードローラの構成の詳細を示す斜視図である。 図1の紙葉類収納繰出装置のフィードローラおよび圧接ローラの当接部分の拡大説明図である。 紙葉類の蹴り出し時における図1の紙葉類収納繰出装置のストッパ部材およびストッパ部材動作カムの状態を示す側面図である。 紙葉類の引き止め時における図1の紙葉類収納繰出装置のストッパ部材およびストッパ部材動作カムの状態を示す側面図である。 変形例に係る紙葉類収納繰出装置の可動式スロープ部材の構成の詳細を示す側面図である。 紙葉類の蹴り出し時における図11の可動式スロープ部材の構成を示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図10は、本発明による紙葉類繰出装置を紙葉類収納繰出装置に適用した時の実施の形態を示す図である。
本実施の形態の紙葉類収納繰出装置の全体構成、各部の具体的構成、操作および作用効果、並びに変形例について順次説明する。
図1および図2に示すように、紙葉類収納繰出装置は、複数の紙葉類を立位状態で載置する載置台45と、載置台45上で集積状態にある複数の紙葉類(例えば紙幣等)のうち最前位の紙葉類Pの表面に当接しこの最前位の紙葉類Pの蹴り出しを行う左右一対のキッカローラ10とを備えている。これらのキッカローラ10の下方には、当該キッカローラ10により蹴り出された紙葉類Pの繰り出しを行う左右一対のフィードローラ20と、各フィードローラ20に対して圧接するよう設けられこのフィードローラ20との間でゲート部G(ニップ)を構成する左右一対の圧接ローラ30とが設けられている。また、載置台45の上方には、キッカローラ10の近傍に札押さえ部材40が離間して設けられている。この札押さえ部材40は複数の紙葉類をキッカローラ10との間に挟んでこれらの複数の紙葉類を立位で集積状態に維持するためのものである。
また、キッカローラ10の近傍には、載置台45上で集積状態にある最前位の紙葉類Pに向けて進退自在となっているストッパ部材50が設けられており、さらにキッカローラ10にはストッパ部材50の動きを制御するストッパ部材動作カム51が同軸で取り付けられている。
また、フィードローラ20の下方には、ゲート部Gから繰り出された紙葉類の案内を行う案内部材29が設けられている。さらに、各フィードローラ20には、左右一対の第1グリップローラ25および左右一対の第2グリップローラ26がそれぞれ当接しており、これらの第1グリップローラ25および第2グリップローラ26とフィードローラ20とにより、ゲート部Gから繰り出された紙葉類Pを更に搬送するようになっている。そして、このフィードローラ20の近傍には、左右一対の第3グリップローラ27と、この第3グリップローラ27に当接する左右一対の搬出ローラ28とがそれぞれ設けられており、これらの第3グリップローラ27および搬出ローラ28により、案内部材29に沿ってフィードローラ20と第2グリップローラ26との間のニップから繰り出された紙葉類Pの搬出を行うようになっている。
以下、このような紙葉類収納繰出装置の各構成要素について更に詳しく説明する。
キッカローラ10は、図1に示すように、集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類Pの表面に当接しており、紙葉類Pの繰り出しを行う際に図1の矢印方向に連続的に回転するようになっている。キッカローラ10は、図3乃至図5に示すように、例えばプラスチックや金属からなる略円盤形状の基体部11と、当該基体部11の外周における周方向の一部に形成され最前位の紙葉類Pの蹴り出しを行うゴム部材(高摩擦部)12とを有している。このゴム部材12は、基体部11の外周表面の例えば約1/4を覆うようになっている。
キッカローラ10の直径は例えば約40mmとなっており、その幅は例えば約12mmとなっている。
キッカローラ10の基体部11は、図3乃至図5に示すように、少なくともゴム部材12の近傍において幅方向における両側の端部分11aが中央部分11bに対して窪んでいる。ここで、各端部分11aおよび中央部分11bの幅はそれぞれ約4mmとなっている。具体的には、キッカローラ10の外周における基体部11とゴム部材12との境界箇所15において端部分11aの中央部分11bに対する窪みの深さ(段差の大きさ)が最大となっている。そして、基体部11の外周面においてこの境界箇所15から周方向に遠ざかるにつれて窪みの深さが徐々に小さくなり、基体部11の外周面におけるゴム部材12の取り付け箇所と直径方向に対向する箇所16においては端部分11aと中央部分11bとの間には段差が生じないようになっている。
そして、図3および図4に示すように、基体部11とゴム部材12との境界箇所15において、この基体部11の中央部分11bとゴム部材12との間には実質的に段差が生じていないが、基体部11の端部分11aとゴム部材12との間には段差が生じるようになっている。
なお、基体部11は幅方向における両側の端部分11aが中央部分11bに対して窪んでいるものに限定されることはなく、片側のみの端部分11aが中央部分11bに対して窪んでいてもよい。また、図6に示すように、左右一対のキッカローラ10の組合せ体におけるそれぞれの外側のみの端部分11aが各々中央部分11bに対して窪むよう各基体部11が形成されていてもよい。
フィードローラ20は、図1に示すように、紙葉類Pの繰り出しを行う際に図1の矢印方向に連続的に回転するようになっている。このフィードローラ20は、例えばプラスチックや金属からなる略円盤形状の基体部21と、当該基体部21の外周の全周に形成されたゴム部材(高摩擦部)22とを有している。ゴム部材22は、キッカローラ10により蹴り出された紙葉類Pの表面に当接してこの紙葉類の繰り出しを行うようになっている。
また、図7および図8にのみ示すように基体部21およびゴム部材22の組合せ体の両側には例えばプラスチックからなる一対のフランジ23が取り付けられている。このフランジ23は図8に示すようにゴム部材22よりも更にフィードローラ20の径方向外方に例えば0.2mmだけ突出する突出部23aを形成している。
フィードローラ20の直径は例えば約30mmとなっており、その幅は例えば約8mmとなっている。
圧接ローラ30は、図1に示すように、フィードローラ20に対して圧接するよう設けられている。この圧接ローラ30は、図7に示すように、例えばプラスチックや金属からなる略円盤形状の基体部31と、当該基体部31の外周の全周に形成されたゴム部材(高摩擦部)32とを有している。
圧接ローラ30のゴム部材32は、フィードローラ20のゴム部材22との間でゲート部(ニップ)Gを構成している。図8に示すように、圧接ローラ30のゴム部材32の幅はフィードローラ20のゴム部材22の幅よりもわずかに短くなるよう構成されている。
この圧接ローラ30は、さらに内部にトルクリミッタ(図示せず)を有しており、フィードローラ20と圧接ローラ30との間に紙葉類がない場合は、圧接ローラ30に設定トルク以上にトルクが印加されることになり、この圧接ローラ30はフィードローラ20に連れ回るようになっている。一方、フィードローラ20と圧接ローラ30との間に紙葉類が1枚以上挟まれた場合は、この圧接ローラ30に設定トルクより小さいトルクしかかからず、このため当該圧接ローラ30はトルクリミッタにより回転が強制的に停止される。その結果、フィードローラ20に当接している1枚の紙葉類のみがこのフィードローラ20の回転により繰り出されることとなり、ゲート部Gにおける複数の紙葉類の搬送が抑止される。
このように、フィードローラ20と圧接ローラ30との間に圧接方式のゲート部Gが形成されているので、このゲート部Gにより、フィードローラ20によって繰り出される紙葉類Pが1枚ずつに分離されるようになる。
圧接ローラ30の直径は例えば約26mmとなっており、その幅は例えば約6mmとなっている。
また、圧接ローラ30を保持する保持部としてワンウェイクラッチ(図示せず)が当該圧接ローラ30に接続されている。ワンウェイクラッチが設置されていることにより、紙葉類の繰り入れ時においては、この圧接ローラ30は上述のトルクリミッタの影響を受けることなく自由に回転することができるようになっている。
札押さえ部材40は、載置台45上でキッカローラ10に向かって進退自在となっており(図1の左右方向に移動自在となっており)、この札押さえ部材40がキッカローラ10に向かって前進することにより(図1の右方向に移動することにより)、当該札押さえ部材40とキッカローラ10との間に置かれた複数の紙葉類が立位状態に維持されるようになっている。
この札押さえ部材40のキッカローラ10側の表面には、載置台45上で集積状態にある複数の紙葉類のうち最後位の紙葉類の表面に当接するゴム部材(高摩擦部)41が取り付けられており、札押さえ部材40の前進時にこのゴム部材41が集積状態にある複数の紙葉類を前方向(図1の右方向)に押圧して立位状態としている。
ここで、札押さえ部材40のキッカローラ10側の表面に取り付けられる部材としては、上述のゴム部材41に限定されることはなく、紙葉類間に働く摩擦力よりも大きな摩擦力を有する部材であればよい。
ストッパ部材50は、図1および図2に示すように、キッカローラ10の近傍に設けられており、載置台45上で集積状態にある最前位の紙葉類Pに向けて進退自在となっている。このストッパ部材50は、キッカローラ10と衝突することのないよう進退方向に開口した中空部分を有し(図2参照)、このストッパ部材50の中空部分をキッカローラ10が通過するようになっている。ストッパ部材50は、図9および図10に示すように、最前位の紙葉類Pに向けて進退自在となっているストッパレバー50aと、このストッパレバー50aの紙葉類P側(図9の左側)に取り付けられたストッパゴム(高摩擦部)50bとを有している。ここで、図9は、紙葉類の蹴り出し時におけるストッパ部材50およびストッパ部材動作カム51の状態を示す側面図であり、図10は、紙葉類の引き止め時におけるストッパ部材50およびストッパ部材動作カム51の状態を示す側面図である。
ストッパレバー50aはその下端部がフィードローラ20の軸の近傍に枢支されており、この下端部から上方に延びている。そして、このストッパレバー50aは、枢支された下端部を中心として図9の左右方向に揺動することができるようになっている。なお、ストッパレバー50aには、バネ等の引き戻し器(図示せず)により紙葉類Pから離間するよう(図9の右側に移動するよう)作用する力が常時加えられている。このため、後述するストッパ部材動作カム51により紙葉類Pに向かって前進するよう作用する力がストッパ部材50に加えられない限りは、ストッパレバー50aは紙葉類Pから離間するよう(図9の右側に)下端部を中心として回転することとなる。
ストッパゴム50bはストッパレバー50aの中間位置付近に取り付けられており、このストッパレバー50aから紙葉類P側(図9の左側)に突出している。なお、このストッパゴム50bは、図2に示すように1つのストッパ部材50において左右に2つ取り付けられている。
また、図9に示すように、ストッパ部材50の中間位置よりも若干上方の側面には、円形の回転板52が回動自在に取り付けられている。
ストッパ部材50は、キッカローラ10による紙葉類Pの蹴り出し時にストッパレバー50aが最前位の紙葉類Pから退去し(図9参照)、ストッパゴム50bがこの最前位の紙葉類Pと接触しないよう形成されている。このときに、図9に示すように、紙葉類Pに向かう方向においてストッパ部材50のストッパゴム50bはキッカローラ10の外周面よりも例えば1.59mmだけ後退している。
また、このストッパ部材50は、載置台45上の紙葉類Pが蹴り出されていない時にストッパレバー50aが最前位の紙葉類Pに向かって進出し(図10参照)、ストッパゴム50bが最前位の紙葉類Pと接触してこの紙葉類Pを後方(図10の左側)に押圧している。このときに、図10に示すように、紙葉類Pに向かう方向においてストッパ部材50のストッパゴム50bはキッカローラ10の外周面よりも例えば1mmだけ前進している。
ストッパ部材動作カム51は、図9および図10に示すように、その中心がキッカローラ10の軸に取り付けられており、キッカローラ10と同期して回転するようになっている。このストッパ部材動作カム51は、略円盤形状となっており、その外周面は、断面が半円形状である第1の外周面51aと、軸との間の距離が第1の外周面51aの半径よりも短くなっている第2の外周面51bとから構成されている。
図9および図10に示すように、ストッパ部材動作カム51の外周面は、ストッパ部材50に回動自在に取り付けられた回転板52の外周面に当接するようになっている。具体的には、少なくとも最前位の紙葉類Pに対してキッカローラ10のゴム部材12が接触を開始する蹴り出し開始タイミングからこの最前位の紙葉類Pが蹴り出されてゴム部材12から離間する蹴り出し終了タイミングまでの間、回転板52の外周面がストッパ部材動作カム51の外周面のうち第2の外周面51bに当接するようになっている(図9参照)。一方、前述の蹴り出し終了タイミングから次の蹴り出し開始タイミングまでの間、回転板52の外周面がストッパ部材動作カム51の外周面のうち第1の外周面51aに当接するようになっている(図10参照)。
ストッパ部材動作カム51において、第1の外周面51aが回転板52の外周面と当接する場合には、第2の外周面51bが回転板52の外周面と当接する場合と比較して回転板52をより紙葉類Pに接近させるよう移動させることができる。このためストッパ部材動作カム51の第2の外周面51bが回転板52の外周面と当接している場合は、紙葉類Pに向かう方向においてストッパ部材50のストッパゴム50bがキッカローラ10の外周面よりも後退するが、一方、ストッパ部材動作カム51の第1の外周面51aが回転板52の外周面と当接している場合は、紙葉類Pに向かう方向においてストッパ部材50のストッパゴム50bがキッカローラ10の外周面よりも前進するようになる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
最初に、集積状態にある複数の紙葉類を1枚ずつ外部へ順次繰り出す操作について説明する。
まず、複数の紙葉類を載置台45上における札押さえ部材40とキッカローラ10との間に載置する。そして、札押さえ部材40をキッカローラ10に向かって前進させることにより(図1の右側に移動させることにより)札押さえ部材40とキッカローラ10との間で複数の紙葉類を挟持してこれらの紙葉類を立位状態とする。
札押さえ部材40は、載置台45上で常時キッカローラ10に向かって前進するよう後方から力が加えられており、集積状態にある紙葉類のうち一部の紙葉類がキッカローラ10により蹴り出された場合であっても残りの紙葉類を常に立位状態に維持することができるようになっている。
札押さえ部材40により複数の紙葉類を立位で集積した後、キッカローラ10およびフィードローラ20を図1の矢印方向にそれぞれ連続的に回転させる。この際に、キッカローラ10の軸に中心が取り付けられたストッパ部材動作カム51もこのキッカローラ10と同期して連続的に回転する。
キッカローラ10が連続的に回転することにより、集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類Pがゴム部材12に当接し、この最前位の紙葉類Pが下方に蹴り出される。
ここで、最前位の紙葉類Pに対してキッカローラ10のゴム部材12が接触を開始する蹴り出し開始タイミングからこの最前位の紙葉類Pが蹴り出されてゴム部材12から離間する蹴り出し終了タイミングまでの間、ストッパ部材50に枢支された回転板52の外周面がストッパ部材動作カム51の第2の外周面51bに当接するようになっている(図9参照)。このため、紙葉類Pに向かう方向においてストッパ部材50のストッパゴム50bはキッカローラ10の外周面よりも後退しており、最前位の紙葉類Pがストッパ部材50により係止されることはない。
一方、キッカローラ10のゴム部材12により最前位の紙葉類Pが蹴り出された後、キッカローラ10が更に回転して次の紙葉類にゴム部材12が接触するまでの間、ストッパ部材50に枢支された回転板52の外周面がストッパ部材動作カム51の第1の外周面51aに当接するようになっている(図10参照)。このため、紙葉類Pに向かう方向においてストッパ部材50のストッパゴム50bはキッカローラ10の外周面よりも前進しており、次の紙葉類がストッパ部材50により係止され、キッカローラ10により複数の紙葉類が重送されることを確実に防止することができる。
また、図3および図4に示すように、キッカローラ10の外周における基体部11とゴム部材12との境界箇所15においてこの基体部11の中央部分11bとゴム部材12との間には実質的に段差がないので、集積状態にある最前位の紙葉類Pにゴム部材12が接触を開始する際に発生する紙葉類Pの振動を軽減することができる。一方、この境界箇所15において基体部11の端部分11aとゴム部材12との間には段差があるので、このゴム部材12による紙葉類Pの蹴り出しにおいてエッジ効果を確実に得ることができる。
このようにして、載置台45上で集積状態にある複数の紙葉類をキッカローラ10により順次1枚ずつ間欠的に後段のフィードローラ20に蹴り出すことができる。
キッカローラ10により下方に蹴り出された紙葉類は、フィードローラ20のゴム部材22と圧接ローラ30のゴム部材32との間に構成されたゲート部G(ニップ)に送られ、このゲート部Gに送られた紙葉類はフィードローラ20により1枚ずつ繰り出しが行われる。この際に、圧接ローラ30がフィードローラ20に対して圧接するよう設けられているので、フィードローラ20と圧接ローラ30との間に紙葉類がない場合は、圧接ローラ30に設定トルク以上にトルクが印加されることになり、この圧接ローラ30はフィードローラ20に連れ回るようになり、図1の矢印方向に回転する。一方、フィードローラ20と圧接ローラ30との間に紙葉類が1枚以上挟まれた場合は、この圧接ローラ30に設定トルクより小さいトルクしかかからず、このため当該圧接ローラ30はトルクリミッタにより回転が強制的に停止される。その結果、フィードローラ20に当接している1枚の紙葉類のみがこのフィードローラ20の回転により繰り出されることとなり、ゲート部Gにおける複数の紙葉類の搬送が抑止される。
ここで、図7および図8に示すように、フィードローラ20は、ゴム部材22よりも更に径方向外方に突出するフランジ23を両側に有しているので、紙葉類がゲート部Gに進入する際の抵抗を増大させることができ、ゲート部Gにおいて複数の紙葉類が重送されることをさらに確実に防止することができる。また、フランジ23がゴム部材22よりも更に径方向外方に突出しているので、ゲート部Gに送られた紙葉類が先端の折れた紙葉類等の異常紙葉類であった場合でもこのゲート部Gにおいて搬送不良が生じることがない。
フィードローラ20と圧接ローラ30との間にあるゲート部Gから排出された紙葉類は、案内部材29に沿って更に第1グリップローラ25および第2グリップローラ26により搬送され、最後に第3グリップローラ27および搬出ローラ28の間にあるニップから搬出される。
次に、本実施の形態の紙葉類収納繰出装置について、外部から順次送られる複数の紙葉類を収納して集積状態とする操作について説明する。
まず、第3グリップローラ27および搬出ローラ28の間に紙葉類を1枚ずつ挿入し、この挿入された紙葉類は案内部材29に沿ってフィードローラ20と圧接ローラ30との間のゲート部Gに送られる。ここで、フィードローラ20は図1の矢印方向に対して反対方向に連続的に回転している。
ゲート部Gに送られた紙葉類はフィードローラ20により1枚ずつ繰り入れが行われる。この際に、圧接ローラ30がフィードローラ20に対して圧接するよう設けられているので、ゲート部Gにおいて安定したグリップ力が得られる。また、圧接ローラ30を保持する保持部としてワンウェイクラッチを用いているので、紙葉類の繰り入れ時において、圧接ローラ30はトルクリミッタの影響を受けることなく自由に回転することができ、その結果この圧接ローラ30はピンチローラとしての機能を果たすこととなる。
フィードローラ20により繰り入れが行われた紙葉類は載置台45上に順次送られる。そして、載置台45上に送られて集積された複数の紙葉類は、札押さえ部材40とキッカローラ10との間で挟持されることにより立位状態とされる。
この際に、フィードローラ20は、ゴム部材22の両側にこのゴム部材22よりも更に径方向外方に突出するフランジ23を有しているので、紙葉類の収納時において、紙葉類がゲート部Gを通過する際に例えば波形に湾曲した断面形状となってこの紙葉類に対してコシを付加することができる。このため、載置台45上において紙葉類を集積する際に、送られた紙葉類にコシが付加されていることによって安定して集積させることができる。
以上のように本実施の形態の紙葉類収納繰出装置によれば、キッカローラ10において基体部11の外周における周方向の一部にゴム部材(高摩擦部)12を形成するとともにフィードローラ20において基体部21の外周の全周にゴム部材(高摩擦部)22を形成しており、さらにフィードローラ20により繰り出される紙葉類を1枚ずつに分離する圧接方式のゲート部Gをこのフィードローラ20と圧接ローラ30との間で構成している。このことにより、集積状態にある紙葉類を、その厚さやコシの強さに影響されることなく確実にキッカローラ10により順次1枚ずつ蹴り出すことができ、その後圧接方式のゲート部Gを通過させることにより、当該紙葉類の厚さやコシの強さに影響されることなく確実に順次1枚ずつ搬出することができる。このため、様々な厚さやコシの強さを有する複数の種類の紙葉類、例えば様々な国の紙幣に対してゲート部の調整が不要となり、この紙葉類について重送を生じさせることなく確実に1枚ずつの繰り出しを行うことができ、その結果、繰り出しが行われる紙葉類の枚数を確実に計測することができる。
また、このような紙葉類収納繰出装置によれば、紙葉類の繰り出しを繰り入れと同一の搬送路で行うことができるようになるので、紙葉類収納繰出装置を小型のものとすることができる。
なお、本実施の形態においては紙葉類の繰り入れおよび繰り出しを行う紙葉類収納繰出装置について説明したが、本発明はこのようなものに限定されることはなく、紙葉類を繰り入れて収納する機能は有さず紙葉類を1枚ずつ外部へ順次繰り出すだけの紙葉類繰出装置にも適用可能である。
また、本発明による紙葉類収納繰出装置は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
次に本発明による紙葉類収納繰出装置の変形例につき、図11および図12により説明する。図11および図12において、図1乃至図10に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図11に示すように、キッカローラ10の近傍に、載置台45上で集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類Pの上端を後方(図11の左側)に押圧してこれらの紙葉類を立位状態に維持するための可動式スロープ部材(押圧部材)60を設けてもよい。なお、載置台45上の最前位の紙葉類Pの上端を後方に押圧する押圧部材としては上述の可動式スロープ部材60に限定されることはなく、例えば固定式のものを用いることもできる。
可動式スロープ部材60はその下端部がキッカローラ10の軸の近傍に枢支されており、この下端部から紙葉類Pに向かって前方上方(図11の左上方向)に延びている。そして、この可動式スロープ部材60は、枢支された下端部を中心として図11の左右方向に揺動することができるようになっている。なお、可動式スロープ部材60には、紙葉類P側に(図11の矢印方向に)倒れるよう例えばバネ部材(図示せず)により力が加えられている。このため、可動式スロープ部材60は、図11に示すように載置台45上で集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類Pの上端に当接し、この最前位の紙葉類Pの上端を後方に押圧するようになっている。
また、図11に示すように、キッカローラ10の近傍には、鉛直方向に延びる案内部材61が固定して設けられており、この案内部材61は最前位の紙葉類Pと対向している。
次に、このような構成からなる本変形例の作用について説明するが、図1乃至図10に示す実施の形態と同一の作用についてはその説明を省略する。
紙葉類の繰り出しを行う際において、最初に複数の紙葉類を載置台45上における札押さえ部材40とキッカローラ10との間に載置したときに、これらの紙葉類は完全に立位状態とならずにキッカローラ10に向かって前傾姿勢となることがある。また、紙葉類がキッカローラ10によって搬出される間、札押さえ部材40により載置台45上の紙葉類が前方(キッカローラ10側)に押し出されるが、紙葉類の下端部と載置台45の表面との間に摩擦が働くことによってこれらの紙葉類は押し出される間に立位状態から前方に倒れて前傾姿勢となることがある。
このため、前述のバネ部材により可動式スロープ部材60に対して紙葉類P側に倒れるよう力を加える。このことにより、可動式スロープ部材60によって最前位の紙葉類Pの上端が後方に押圧され、載置台45上で前傾姿勢にある複数の紙葉類が立位状態となる。
次に、キッカローラ10が連続的に回転することにより、集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類Pがゴム部材12に当接し、この最前位の紙葉類Pが下方に蹴り出される。このようにして、載置台45上で集積状態にある複数の紙葉類をキッカローラ10により順次1枚ずつ間欠的に後段のフィードローラ20に蹴り出している(図12参照)。この際に、紙葉類Pに向かって前方上方に延びる可動式スロープ部材60が設けられていることにより、図12に示すように紙葉類とフィードローラ20との間に大きな間隙(空間)が発生することを抑止することができ、ゲート部Gにおいて紙葉類の空送りが発生したり紙葉類の先端が折れたりすることを抑止することができる。
具体的には、この可動式スロープ部材60を設けなかった場合には、載置台45上にある複数の紙葉類がキッカローラ10に向かって前傾姿勢となることにより、この載置台45上にある紙葉類の下部とフィードローラ20との間に大きな間隙が発生し、キッカローラ10により蹴り出された最前位の紙葉類Pがこの間隙において詰まってしまい直接的にゲート部Gに送られないことがある。また、この間隙により紙葉類Pの先端が折れることがある。これに対して、可動式スロープ部材60を設けたことにより、図12に示すように、上述の可動式スロープ部材60を設けなかった場合に比べて載置台45上にある紙葉類の下部とフィードローラ20との間の間隙を小さくすることができ、この間隙で紙葉類Pが詰まったり紙葉類Pの先端が折れたりすることを抑止することができる。
さらに、可動式スロープ部材60が紙葉類Pに対して前方上方に傾いているので、紙葉類Pがキッカローラ10により蹴り出されてゲート部Gに送られる際においても、この可動式スロープ部材60に当接するのは紙葉類Pのうち上端部分のみとなる。
以上のように本変形例の紙葉類収納繰出装置によれば、可動式スロープ部材(押圧部材)60が最前位の紙葉類Pの上端を後方に押圧してこれらの紙葉類を立位状態に維持しているので、この最前位の紙葉類Pの下部とフィードローラ20との間に発生する間隙を小さくすることができ、キッカローラ10により蹴り出された紙葉類Pがこの間隙において詰まったり紙葉類Pの先端がこの間隙で折れたりすることを抑止することができる。また、可動式スロープ部材60に当接するのは最前位の紙葉類Pのうち上端部分のみとなるので、最前位の紙葉類Pの表面が案内部材61により大きなガイド抵抗を受けることがなくなりゲート部Gにおける紙葉類の空送りの発生を防止することができる。

Claims (4)

  1. 集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類の表面に当接し、紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周における周方向の一部に形成され最前位の紙葉類の蹴り出しを行う高摩擦部とを有するキッカローラと、
    紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周の全周に形成され前記キッカローラにより蹴り出された紙葉類の表面に当接して当該紙葉類の繰り出しを行う高摩擦部とを有するフィードローラと、
    前記フィードローラに対して圧接するよう設けられ、当該フィードローラにより繰り出される紙葉類を1枚ずつに分離するゲート部をこのフィードローラとの間で構成し、前記フィードローラとの間に紙葉類がない場合には当該フィードローラに連れ回る圧接ローラと、
    を備え
    前記キッカローラの基体部は、少なくとも前記高摩擦部の近傍において幅方向における一方または両方の端部分が中央部分に対して窪んでおり、当該キッカローラの外周における基体部と高摩擦部との境界箇所において前記基体部の中央部分と高摩擦部との間には実質的に段差を生じさせないが前記基体部の端部分と高摩擦部との間には段差を生じさせるよう当該キッカローラの基体部が形成されていることを特徴とする紙葉類繰出装置。
  2. 集積状態にある複数の紙葉類のうち最前位の紙葉類の表面に当接し、紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周における周方向の一部に形成され最前位の紙葉類の蹴り出しを行う高摩擦部とを有するキッカローラと、
    紙葉類の繰り出しを行う際に連続的に回転し、基体部と、この基体部の外周の全周に形成され前記キッカローラにより蹴り出された紙葉類の表面に当接して当該紙葉類の繰り出しを行う高摩擦部とを有するフィードローラと、
    前記フィードローラに対して圧接するよう設けられ、当該フィードローラにより繰り出される紙葉類を1枚ずつに分離するゲート部をこのフィードローラとの間で構成し、前記フィードローラとの間に紙葉類がない場合には当該フィードローラに連れ回る圧接ローラと、
    を備え
    前記フィードローラは、前記高摩擦部の一方または両方の側方においてこの高摩擦部よりも更に径方向外方に突出する突出部を有することを特徴とする紙葉類繰出装置。
  3. 前記キッカローラの近傍において前記最前位の紙葉類に向けて進退自在に設けられ、進出時に前記最前位の紙葉類を押圧してこの紙葉類の前記キッカローラとの接触を断ち、退去時に前記最前位の紙葉類を前記キッカローラに接触させるストッパ部材と、
    前記キッカローラと同期して回転し、少なくとも前記最前位の紙葉類に対して前記キッカローラの高摩擦部が接触を開始する蹴り出し開始タイミングから当該最前位の紙葉類が蹴り出されて前記キッカローラの高摩擦部から離間する蹴り出し終了タイミングまでの間前記ストッパ部材を退去させておき、前記蹴り出し終了タイミングから次の蹴り出し開始タイミングまでの間に前記ストッパ部材を進出させるストッパ部材動作カムと、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1または2記載の紙葉類繰出装置。
  4. 前記キッカローラの近傍に設けられ、前記最前位の紙葉類の上端を後方に押圧してこれらの紙葉類を立位状態に維持するための押圧部材を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紙葉類繰出装置。
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