JP4846436B2 - 害虫防除用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、害虫を効果的に防除するための害虫防除用容器に関し、特に、アリ、ゴキブリ、ムカデ等のほふく害虫を効果的に防除するための害虫防除用容器に関する。
従来の害虫防除用容器としては、殺虫有効成分と昆虫誘引成分である1種類又は複数種類の人間用食材とをペースト状に加工してなるペースト状害虫駆除剤を収容した容器が知られている。この特許文献1に記載の容器は、ペースト状害虫駆除剤を収容する本体チューブと、ペースト状害虫駆除剤を外部に押し出す口部と、を有し、本体チューブに圧力が加えられることにより、ペースト状害虫駆除剤を害虫の通り道、巣、これらの近傍、床面、壁面、家具、及びその他の駆除対象面に少量ずつ付着させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−343870号公報
しかしながら、特許文献1に記載の害虫防除用容器では、チューブに圧力を加えることにより、ペースト状害虫駆除剤(薬剤)を害虫の通り道、巣、これらの近傍、床面、壁面、家具、及びその他の駆除対象面に付着させるため、薬剤の設置が煩瑣であると共に、床面、壁面、家具等が薬剤により汚れてしまっていた。さらには、チューブに薬剤を充填するため、製造コストが増大してしまうという課題を有していた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲を汚すことなく、害虫防除用容器(薬剤)を簡単に設置することができ、製造コストを低減することができる害虫防除用容器を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1) 害虫侵入口を有し、害虫侵入口を介して内部と外部とが連通される容器本体と、容器本体内に配置される毒餌剤と、毒餌剤に害虫を誘導する誘引剤と、容器本体内に収容される誘引剤を押圧し、容器本体の害虫侵入口から誘引剤を押し出す押出部材と、を備え、誘引剤は、容器本体上に押し出されることを特徴とする害虫防除用容器。
(2) 害虫侵入口及び薬剤押出口を有し、害虫侵入口及び薬剤押出口を介して内部と外部とが連通される容器本体と、容器本体内に配置される毒餌剤と、毒餌剤に害虫を誘導する誘引剤と、容器本体内に収容される誘引剤を押圧し、容器本体の薬剤押出口から誘引剤を押し出す押出部材と、を備え、誘引剤は、容器本体上に押し出されることを特徴とする害虫防除用容器。
(3) 容器本体は、底板に立設され、害虫侵入口が少なくとも1つ設けられる外周壁と、押出部材を挿入するための開口部が設けられる天板と、底板及び外周壁により形成される薬剤収容部と、を備えることを特徴とする(1)に記載の害虫防除用容器。
(4) 押出部材は、天板の開口部と略同一形状に形成され、誘引剤を押圧する押圧板と、押圧板の周縁部に立設される周壁と、を備え、周壁に容器本体の害虫侵入口と連通する侵入連通口を設けることを特徴とする(1)に記載の害虫防除用容器。
(5) 容器本体は、断面矩形状の筒状部材と、筒状部材の内部を仕切るように設けられる仕切板と、を備え、仕切板には、害虫侵入口が少なくとも1つ設けられ、押出部材は、容器本体の筒状部材の内周面と略同一形状に形成され、容器本体内に収容される誘引剤を押圧する押圧板と、押圧板の周縁部から長手方向に延設される筒状部材と、を備えることを特徴とする(1)に記載の害虫防除用容器。
本発明の害虫防除用容器によれば、害虫侵入口を有し、害虫侵入口を介して内部と外部とが連通される容器本体と、容器本体内に配置される毒餌剤と、毒餌剤に害虫を誘導する誘引剤と、容器本体内に収容される誘引剤を押圧し、容器本体の害虫侵入口から誘引剤を押し出す押出部材と、を備え、誘引剤は、容器本体上に押し出されるため、周囲を汚すことなく、害虫防除用容器を簡単に設置することができ、製造コストを低減することができる。
以下、本発明に係る害虫防除用容器の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図5を参照して、本発明に係る害虫防除用容器の第1実施形態について説明する。
図1は本発明に係る害虫防除用容器の第1実施形態を説明するための概略斜視図、図2は誘引剤を押し出した状態の害虫防除用容器を説明するための概略斜視図、図3は図2に示す害虫防除用容器の正面図、図4は図3のA−A線矢視断面図、図5は図4のB−B線矢視断面図、図6は害虫防除用容器の第1実施形態の変形例を説明するための概略平面図である。
本実施形態の害虫防除用容器10は、図1〜図5に示すように、害虫侵入口11eを有し、この害虫侵入口11eを介して内部と外部とが連通される容器本体11と、容器本体11内に配置される毒餌剤13と、毒餌剤13に害虫を誘導する誘引剤14と、容器本体11内に収容される誘引剤14を押圧し、容器本体11の害虫侵入口11eから誘引剤14を押し出す押出部材12と、を備える。なお、害虫防除用容器10の外観形状は、立方体、円錐、半球、多角錐、動物、植物等の意匠性を有する形状としてもよい。
容器本体11は、合成樹脂で形成(成形)されており、図1に示すように、底板11aと、底板11aに立設される外周壁11bと、外周壁11bの上端部に設けられる天板11cと、底板11a及び外周壁11bにより囲まれた誘引剤14を収容するための薬剤収容部11dと、を備える。なお、本実施形態では、容器本体11は合成樹脂で形成されているが、その材質に限定はなく、紙、金属、及びこれらと合成樹脂とを組み合わせたものであってもよい。
外周壁11bは、平面視正方形状の枠状部材であって、この外周壁11bには、容器本体11の薬剤収容部11d内に害虫を侵入させるための害虫侵入口11eが、外周壁11bの周方向に所定の間隔を存して複数個(本実施形態では20個)形成される。なお、本実施形態では、外周壁11bの形状は、平面視正方形状であるが、三角形、五角形等の多角形、円形、矩形、楕円形、長円形、及び星形等であってもよく、その形状、大きさは任意である。また、本実施形態では、害虫侵入口11eの形状は、矩形状であるが、三角形、五角形等の多角形、円形、正方形、楕円形、長円形、及び星形等であってもよく、その形状、口数、大きさは任意である。さらに、害虫侵入口11eは、害虫が薬剤収容部11d内に侵入或いは頭部を入れられる程度の大きさが好ましい。
天板11cには、容器本体11の薬剤収容部11d内に押出部材12を挿入するための開口部11fが形成される。開口部11fは、平面視において、外周壁11bの内周縁、即ち、薬剤収容部11dと同一形状に形成される。これにより、開口部11fを介して薬剤収容部11dに押出部材12を嵌挿することができる。
押出部材12は、合成樹脂で形成(成形)されており、図1に示すように、天板11cの開口部11fに嵌挿できる形状に形成され、容器本体11の薬剤収容部11dに収容される誘引剤14を押圧する押圧板12aと、押圧板の周縁部に立設される周壁12bと、を備える。そして、本実施形態では、押出部材12内に毒餌剤13が配置されており、この毒餌剤13は、押出部材12が容器本体11の薬剤収容部11dに挿入されることによって容器本体11内に配置される。なお、本実施形態では、押出部材12は合成樹脂で形成されているが、その材質に限定はなく、紙、金属、及びこれらと合成樹脂とを組み合わせたものであってもよい。また、毒餌剤13の周囲に捕獲シート(粘着シート)や殺虫剤層を設けるようにしてもよい。
また、周壁12bには、容器本体11の害虫侵入口11eと連通する侵入連絡口12cが、周壁12bの周方向に所定の間隔を存して複数個(本実施形態では20個)形成される。なお、本実施形態では、侵入連絡口12cの形状は、正方形状であるが、三角形、五角形等の多角形、円形、矩形、楕円形、長円形、及び星形等であってもよく、その形状、口数、大きさは任意である。
毒餌剤13に配合される殺虫成分としては、例えば、除虫菊エキス、天然ピレトリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、アレスリン、トランスフルトリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、サイパーメスリン、エトフェンプロックス、シフルスリン、デルタメスリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパスリン、シラフルオフェン、メトフルトリン、プロフルトリン等のピレスロイド系化合物、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボス等の有機リン系化合物、カルバリル、プロポクスル、メソミル、チオジカルブ等のカーバメート系化合物、メトキサジアゾン等のオキサジアゾール系化合物、フィプロニル等のフェニルピラゾール系化合物、アミドフルメト等のスルホンアミド系化合物、ジノテフラン、イミダクロプリド等のニコチノイド系化合物、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン等の昆虫成長制御化合物、ホウ酸、クロルフェナピル、これらの異性体、誘導体、ベンジルアルコール、ハッカ油等の殺虫性精油類、ピペロニルブトキサイド、サイネピリン500、サイネピリン222、S−421、MGK−264等の共力剤等を挙げることができる。
また、毒餌剤13には、誘引剤が配合されており、この誘引剤としては、例えば、アミノ酸(アスパラギン酸、アラニン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、セリン、トレオニン、プロリン等)、水、甘露、牛乳、果汁、蜂蜜、酒(果実酒、紹興酒等)、黒酢、糖アルコール(ソルビトール、還元水飴等)、タマゴ、サナギ、オキアミ、エビ、ミルク、チーズ、畜肉、魚肉、デンプン、小麦粉、フスマ、豆、米糠、種子、綿実等の動物及び植物タンパク質、砂糖、ブドウ糖、ショ糖等の炭水化物、ヤシ油、オリーブ油、肉油、魚油、ゴマ油等の脂質、これらの抽出物、分解物等を挙げることができる。
また、毒餌剤13には、必要に応じて、下記の成分が適宜配合されており、例えば、ホワイトカーボン、珪藻土、結晶セルロース、クレー、カオリン、タルク、ベントナイト、シリカ等の無機物、パラフィン、ポリエチレングリコール、デキストリン、スチレン樹脂、シリコーン樹脂等の有機物、イソプロピルアルコール、エタノール、変性アルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、エチレングリコール等のグリコール類、イソペンタン、ノルマルペンタン等のペンタン類、イソパラフィン、ノルマルパラフィン等のパラフィン系炭化水素類、寒天、カラギーナン、ジェランガム、ローカストビーンガム、吸水性ポリマー等のゲル剤、POE硬化ヒマシ油、POEアルキルエーテル、POE・POPブロックポリマー等の界面活性剤、ブチルヒドロキシトルエン、アスコルビン酸等の酸化防止剤、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸エステル等の防腐剤、安息香酸デナトリウム、トウガラシ末等の誤飲防止剤、カラメル色素、ベニバナ、青色1号、黄色4号等の法定色素等の着色剤、クエン酸、リン酸水素塩等のPH調整剤等を挙げることができる。なお、毒餌剤13に配合される成分は、防除対象とする害虫の種類に合わせて上記した各種成分から適宜選択すればよい。
誘引剤14は、ゲル状、ペースト状、ゼリー状で、害虫を容器本体11に少なくとも誘引し、或いは、害虫が食べれることにより害虫を容器本体11内に誘導(案内)し、侵入した害虫を毒餌剤13に誘導するための無毒の誘引剤であって、具体的には、上記した誘引剤、ゲル化剤(例えば、寒天、カラギナーン、ジェランガム、キサンタンガム等)、溶剤(例えば、水、アルコール、多価アルコール等)等を、加熱して均一に混合し、容器本体11の薬剤収容部11dに充填し、冷却固化させたもの等である。なお、誘引剤14は、毒性の無い材料からなるので、使用者や小動物に対しても安全である。なお、本実施形態では、誘引剤14は、害虫が食べることができるものであるが、例えば、テープ状又は紐状の芯体に上記誘引剤を保持させたもの等、害虫が食べることができない誘引材であってもよい。
このように構成された害虫防除用容器10では、まず、害虫防除用容器10を害虫が活動する場所に載置する。次いで、誘引剤14が収容された容器本体11の薬剤収容部11dに押出部材12を矢印A方向(図1参照)に挿入し、押出部材12の押圧板12aで誘引剤14を押圧して、誘引剤14を容器本体11の害虫侵入口11eから押し出させる。これにより、誘引剤14が略四角柱状に押し出されて、容器本体11の底板11a上に配置される。これと同時に、押出部材12が押し下げられることによって、容器本体11の害虫侵入口11eと押出部材12の侵入連絡口12cとが連通される。そして、害虫防除用容器10の周囲にいる害虫は、誘引剤14に配合されている誘引剤により誘引されて集められ、誘引剤14を食べ始め、食べながら誘引剤14に沿って進んでいくと、害虫侵入口11e及び侵入連絡口12cを通って、自然に容器本体11内に導かれる。容器本体11内に侵入した害虫は、毒餌剤13に配合されている誘引剤により誘引されて、毒餌剤13を食べる。また、害虫の種類によっては毒餌剤13を巣に持ち帰る。
従って、本実施形態の害虫防除用容器10によれば、害虫侵入口11eを有し、害虫侵入口11eを介して内部と外部とが連通される容器本体11と、容器本体11内に配置される毒餌剤13と、毒餌剤13に害虫を誘導する誘引剤14と、容器本体11内に収容される誘引剤14を押圧し、容器本体11の害虫侵入口11eから誘引剤14を押し出す押出部材12と、を備え、誘引剤14は、容器本体11の底板11a上に押し出されるため、従来の害虫防除用容器のように駆除対象面に直接薬剤を付着させることがないので、周囲を汚すことなく、害虫防除用容器10を簡単に設置することができる。また、従来の害虫防除用容器のようにチューブに薬剤を充填しないので、製造コストを低減することができる。
なお、本実施形態の変形例として、図6に示すように、害虫防除用容器10は、容器本体11及び押出部材12を平面視八角形状に形成してもよい。この場合、容器本体11の害虫侵入口11eから押し出された誘引剤14が8方向に延びるように配置されるため、誘引剤14が害虫に発見され易くなるため、害虫防除用容器10の害虫誘引効果を向上することができる。
(第2実施形態)
まず、図7〜図10を参照して、本発明に係る害虫防除用容器の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
図7は本発明に係る害虫防除用容器の第2実施形態を説明するための概略斜視図、図8は第2実施形態の第1変形例を説明するための概略斜視図、図9は第2実施形態の第2変形例を説明するための概略斜視図、図10は第2実施形態の第3変形例を説明するための概略斜視図である。
本実施形態の害虫防除用容器20は、図7に示すように、害虫侵入口11eを有し、この害虫侵入口11eを介して内部と外部とが連通される容器本体21と、容器本体21内に配置される不図示の毒餌剤と、毒餌剤に害虫を誘導する誘引剤14と、容器本体21内に収容される誘引剤14を押圧し、容器本体21の害虫侵入口11eから誘引剤14を押し出す押出部材22と、を備える。
容器本体21は、合成樹脂で形成(成形)されており、図7に示すように、断面矩形状の筒状部材21aと、この筒状部材21aの内部を仕切るように設けられる仕切板21bと、を備える。この仕切板21bには、害虫侵入口11eが容器本体21の幅方向に所定の間隔を存して複数個(本実施形態では5個)形成される。なお、本実施形態では、容器本体21は合成樹脂で形成されているが、その材質に限定はなく、紙、金属、及びこれらと合成樹脂とを組み合わせたものであってもよい。
押出部材22は、合成樹脂で形成(成形)されており、図7に示すように、容器本体21の筒状部材21aの内周面と略同一形状に形成され、容器本体21の薬剤収容部21cに収容される誘引剤14を押圧する押圧板22aと、押圧板22aの周縁部から長手方向に延設される筒状部材22bと、を備える。なお、本実施形態では、毒餌剤は、誘引剤14を押し出した後に、容器本体21の薬剤収容部21cに配置させる。なお、本実施形態では、押出部材22は合成樹脂で形成されているが、その材質に限定はなく、紙、金属、及びこれらと合成樹脂とを組み合わせたものであってもよい。
このように構成された害虫防除用容器20では、まず、誘引剤14が収容された容器本体21の薬剤収容部21cに押出部材22を矢印B方向(図7参照)に挿入し、押出部材22の押圧板22aで誘引剤14を押圧して、誘引剤14を容器本体21の害虫侵入口11eから押し出させる。これにより、誘引剤14が略四角柱状に押し出されて、容器本体21の筒状部材21a内に配置される。次いで、容器本体21から押出部材22を抜き取り、容器本体21の薬剤収容部21cに不図示の毒餌剤を配置して、害虫防除用容器20を害虫が活動する場所に載置する。そして、害虫防除用容器20の周囲にいる害虫は、誘引剤14に配合されている誘引剤により誘引されて集められ、誘引剤14を食べ始め、食べながら誘引剤14に沿って進んでいくと、害虫侵入口11eを通って、自然に容器本体21内に導かれる。容器本体21内に侵入した害虫は、毒餌剤13に配合されている誘引剤により誘引されて、毒餌剤13を食べる。また、害虫の種類によっては毒餌剤13を巣に持ち帰る。なお、押出部材22は、毒餌剤を配置した後、再度容器本体21に挿入してもよいし、抜き取ったままでもよい。
その他の構成及び作用効果については、上記した第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態の第1変形例として、図8に示すように、害虫防除用容器20は、容器本体21内に区分板21dを設けることにより、容器本体21内に上段である第1薬剤収容部21e及び下段である第2薬剤収容部21fを形成して、第1薬剤収容部21e内に誘引剤14を収容させ、第2薬剤収容部21f内に毒餌剤13を配置させる。また、仕切板21bの第1薬剤収容部21eに対応する面には、薬剤押出口21gが形成され、仕切板21bの第2薬剤収容部21fに対応する面には、害虫侵入口21hが形成される。また、押出部材22は、第1薬剤収容部21eに挿入できる大きさに形成される。この場合、容器本体21の第1薬剤収容部21eに押出部材22を挿入することにより、薬剤押出口21gから誘引剤14が押し出され、害虫侵入口21hからは押し出されない。また、誘引剤14により集められた害虫は、誘引剤14を食べなくても、害虫侵入口21hから第2薬剤収容部21f内に自由に出入りでき、毒餌剤13を食べることができる。なお、第1薬剤収容部21e及び第2薬剤収容部21fは上下逆であってもよい。
なお、本実施形態の第2変形例として、図9に示すように、害虫防除用容器20は、容器本体21の上面に薬剤供給口21jを形成して、この薬剤供給口21jを介して容器本体21の薬剤収容部21cに誘引剤14を供給させる。また、薬剤供給口21jは、補給時以外は蓋部材21kにより閉塞される。
なお、本実施形態の第3変形例として、図10に示すように、害虫防除用容器20は、容器本体21に挿入口21mを形成して、この挿入口21mに誘引剤14を保持させたカートリッジ21nをセットすることにより、容器本体21の薬剤収容部21cに誘引剤14を供給させる。
本発明に係る害虫防除用容器の第1実施形態を説明するための概略斜視図である。 誘引剤を押し出した状態の害虫防除用容器を説明するための概略斜視図である。 図2に示す害虫防除用容器の正面図である。 図3のA−A線矢視断面図である。 図4のB−B線矢視断面図である。 害虫防除用容器の第1実施形態の変形例を説明するための概略平面図である。 本発明に係る害虫防除用容器の第2実施形態を説明するための概略斜視図である。 第2実施形態の第1変形例を説明するための概略斜視図である。 第2実施形態の第2変形例を説明するための概略斜視図である。 第2実施形態の第3変形例を説明するための概略斜視図である。
符号の説明
10,20 害虫防除用容器
11,21 容器本体
11a 底板
11b 外周壁
11c 天板
11d,21c 薬剤収容部
11e,21h 害虫侵入口
11f 開口部
12,22 押出部材
12a 押圧板
12b 周壁
12c 侵入連絡口
13 毒餌剤
14 誘引剤
21a 筒状部材
21b 仕切板
21d 区分板
21e 第1薬剤収容部
21f 第2薬剤収容部
21g 薬剤押出口
22a 押圧板
22b 筒状部材

Claims (5)

  1. 害虫侵入口を有し、前記害虫侵入口を介して内部と外部とが連通される容器本体と、
    前記容器本体内に配置される毒餌剤と、
    前記毒餌剤に害虫を誘導する誘引剤と、
    前記容器本体内に収容される前記誘引剤を押圧し、前記容器本体の前記害虫侵入口から前記誘引剤を押し出す押出部材と、を備え、
    前記誘引剤は、前記容器本体上に押し出されることを特徴とする害虫防除用容器。
  2. 害虫侵入口及び薬剤押出口を有し、前記害虫侵入口及び前記薬剤押出口を介して内部と外部とが連通される容器本体と、
    前記容器本体内に配置される毒餌剤と、
    前記毒餌剤に害虫を誘導する誘引剤と、
    前記容器本体内に収容される前記誘引剤を押圧し、前記容器本体の前記薬剤押出口から前記誘引剤を押し出す押出部材と、を備え、
    前記誘引剤は、前記容器本体上に押し出されることを特徴とする害虫防除用容器。
  3. 前記容器本体は、
    底板に立設され、前記害虫侵入口が少なくとも1つ設けられる外周壁と、
    前記押出部材を挿入するための開口部が設けられる天板と、
    前記底板及び前記外周壁により形成される薬剤収容部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の害虫防除用容器。
  4. 前記押出部材は、
    前記天板の前記開口部と略同一形状に形成され、前記誘引剤を押圧する押圧板と、
    前記押圧板の周縁部に立設される周壁と、を備え、
    前記周壁に前記容器本体の前記害虫侵入口と連通する侵入連通口を設けることを特徴とする請求項1記載の害虫防除用容器。
  5. 前記容器本体は、断面矩形状の筒状部材と、前記筒状部材の内部を仕切るように設けられる仕切板と、を備え、前記仕切板には、前記害虫侵入口が少なくとも1つ設けられ、
    前記押出部材は、前記容器本体の前記筒状部材の内周面と略同一形状に形成され、前記容器本体内に収容される前記誘引剤を押圧する押圧板と、前記押圧板の周縁部から長手方向に延設される筒状部材と、を備えることを特徴とする請求項1記載の害虫防除用容器。
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