JP4845817B2 - 撮像装置,レンズユニット,撮像方法及び制御プログラム - Google Patents

撮像装置,レンズユニット,撮像方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置,レンズユニット,撮像方法及び制御プログラムに関し、更に詳しくは手振れ補正機能を有する撮像装置,レンズユニット,撮像方法及び制御プログラムに関するものである。
CCDイメージセンサ(以下CCDという)等の撮像素子によって撮影された画像データをメモリカードなどに記録させる撮像装置として、デジタルカメラが知られている。このデジタルカメラでは、例えばレリーズボタンの押圧操作などにより手振れが発生することで、撮影画像が振れて画質が劣化するという問題があった。従って、撮影画像の振れを防止するために、手振れ防止機能付きのデジタルカメラが急速に普及している。
手振れ防止機能付きのデジタルカメラは、撮影光学系をレンズ鏡筒に内蔵したレンズユニットと、手振れの角速度を検出する角速度センサと、撮影光学系の一部をなす手振れ補正レンズと、この手振れ補正レンズを光軸に垂直な方向に移動させる手振れ補正駆動部とを備えている。そして、角速度センサにより手振れの角速度を検出し、この角速度に基づいてカメラの振れ角度を検出して、手振れ補正駆動部により手振れ補正レンズを移動させることで、撮影光学系の光路を偏向して、画像を見かけ上静止させることができる。また、手振れ補正レンズの代わりに、撮像素子を光軸に垂直な方向に移動させるタイプのデジタルカメラも市販されている。
一方、ズームリングのわずかな回転量でも画角が大きく変化して使いづらいという問題点に鑑みて、ズームリングの操作量や操作方向に対応した変倍光学系の焦点距離変化のプログラムを2つ以上有し、これらをズームリングの操作の仕方に応じて自動的に切り換える光学機器(パワーズームレンズ鏡筒)が知られている(特許文献1,2)。
また、手振れ補正機構を用いて、複数枚の画像がつながるように撮影するパノラマ撮影を可能とした撮像装置が知られている(特許文献3)。
特開平6−160693号公報 特開平7−027965号公報 特開2001−223942号公報
ところで、三脚などに固定しているのにもかかわらず、ズームレンズを変倍するにつれて電子ビューファインダ内での画像の位置がずれてゆくデジタルカメラが多い。このようなデジタルカメラは、ズームレンズのレンズ光軸と撮像素子の受光面の中心との位置が製造工程でズレたものと考えられるが、このズレはミクロン単位のズレであり、これを完全に無くすには膨大な費用(調整コストや製品の歩留りの悪化など)がかかり、現実的でないという問題がある。このため、ズームレンズ付きのデジタルカメラでは、変倍する都度、フレーミングをやり直す必要があり、面倒である。また、特に監視カメラとして用いる場合には、変倍すると、画面内にいた被写体が画面の外に出てしまうなどの不都合が生じる。
また、ズームレンズを含めて撮影レンズの多くは、画面の周辺部にいくにつれて光量が低下するシェーディングや、画面の周辺部にいくにつれて画像の歪みが大きくなるディストーション等のレンズ収差を有する。このようなレンズ収差による画質悪化は、レンズ収差による影響が最も少ない位置が撮影画像の中心部と一致していれば、さほど目立たないが、ズームレンズ付きのデジタルカメラの場合、変倍操作に伴ってレンズ収差による影響が最も少ない位置も移動し、変倍位置によってはレンズ収差による影響が目立つことがある。
また、最近のデジタルカメラは、顔検出を行なって被写体の顔にピント合わせを行なう機能を有するものが多いが、上述したようなレンズ収差の影響により、ピント合わせを行なった顔などの主要な被写体が撮影画像の中の画質の良好な領域になるとは限らない。ピントが合っている部分の画質が悪いと、画質の悪さが目立ち、撮影画像全体の画質が悪いという印象を与えるという問題がある。
上記特許文献1,2記載の光学機器は、ズームリングの操作量や操作方向に対応して変倍光学系の焦点距離変化の仕方を変えるもので、上述したような変倍に伴う画像ズレやレンズ収差の影響による画質悪化や主要被写体の画質悪化を解決することはできない。また、上記特許文献3記載のパノラマ撮影は、左右方向に広い範囲を撮影することができるが、左右方向だけでなく上下方向にも広い範囲を撮影したいという要望がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、上述したような変倍に伴う画像ズレや画質悪化、また主要被写体の画質悪化をローコストに防止できる撮像装置,レンズユニット,撮像方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。また、上下左右の各方向に広い範囲を撮影することができる撮像装置,レンズユニット,撮像方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、手振れを検出して手振れ情報を出力する手振れ検出部と、焦点距離を変更可能な撮影レンズと、この撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在な手振れ補正部材と、この手振れ補正部材を前記手振れ情報に基づいて移動する手振れ補正駆動部とを備え、前記撮影レンズによって結像される被写体像を撮像素子により光電変換して撮影画像を得る撮像装置において、前記撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を予め記憶している記憶部と、前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合、前記記憶部に記憶されている手振れ補正部材の位置情報に基づき、前記撮影レンズの焦点距離に応じて手振れ補正駆動部を制御する制御部とを設けたことを特徴とする。
また、前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズ
または前記撮像素子であることが好ましい。
また、手振れを検出して手振れ情報を出力する手振れ検出部と、焦点距離を変更可能な撮影レンズと、この撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在な手振れ補正部材と、この手振れ補正部材を前記手振れ情報に基づいて移動する手振れ補正駆動部とを備えたレンズユニットにおいて、前記撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を予め記憶している記憶部と、前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合、前記記憶部から手振れ補正部材の位置情報を読み出し、前記撮影レンズの焦点距離に応じて前記手振れ補正駆動部を制御する制御部とを設けたことを特徴とする。
また、前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズであることが好ましい
また、撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在に設けられた手振れ補正部材を移動させることにより手振れ検出部によって検出された手振れを低減するとともに、前記撮影レンズによって結像される被写体像を撮像素子により光電変換して撮影画像を得る撮像方法において、前記撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を予め記憶部に記憶しておき、前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合、前記記憶部に記憶されている手振れ補正部材の位置情報に基づき、前記撮影レンズの焦点距離に応じて手振れ補正部材を移動することを特徴とする。
また、前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズまたは前記撮像素子であることが好ましい。
また、手振れを検出して手振れ情報を出力する手振れ検出部と、焦点距離を変更可能な撮影レンズと、この撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在な手振れ補正部材と、この手振れ補正部材を前記手振れ情報に基づいて移動する手振れ補正駆動部とを備え、前記撮影レンズによって結像される被写体像を撮像素子により光電変換して撮影画像を得る撮像装置の制御プログラムにおいて、前記手振れ検出部が手振れを検出した場合に、前記手振れ情報に基づいて手振れ補正駆動部を制御することにより手振れを低減する手振れ補正処理と、前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合に、予め記憶部に記憶されている撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を参照して手振れ補正駆動部を制御することによりレンズ収差による撮影画像への影響を少なくするレンズ収差防止処理とを撮像装置に行なわせることを特徴とする。
また、前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補
正レンズまたは前記撮像素子であることが好ましい。
本発明の撮像装置,レンズユニット,撮像方法及び制御プログラムによれば、撮影レンズの焦点距離の変更に伴う複数の撮影画像の間に生じる画像ズレとこれを相殺する手振れ補正部材の移動量との関係を予め記憶部に記憶しておき、手振れ検出部が手振れを検出しない場合、記憶部から前記関係を読み出し、撮影レンズの焦点距離の変更に伴う画像ズレが発生しないように手振れ補正部材を移動するので、撮影レンズの焦点距離の変更に伴う画像ズレをローコストに防止できる。この結果、本発明の撮像装置は、特に監視カメラなどの固定カメラとして使用するのに好適である。
また、撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を予め記憶部に記憶しておき、手振れ検出部が手振れを検出しない場合、記憶部に記憶されている手振れ補正部材の位置情報に基づき、撮影レンズの焦点距離に応じて手振れ補正駆動部を制御するので、撮影レンズの焦点距離の変更に伴うレンズ収差による画質劣化をローコストに防止できる。
また、撮影レンズに設けられたフォーカスレンズを移動して主要な被写体像に合焦させるとともに、主要な被写体像の撮影画像上の位置が撮影画像の中央部であるか否かを判別し、手振れ検出部が手振れを検出せず、かつ主要な被写体像の撮影画像上の位置が撮影画像の中央部でない場合、主要な被写体像の撮影画像上の位置が撮影画像の中央部に近づくように、手振れ補正駆動部を制御するので、主要な被写体の画質悪化をローコストに防止できる。
また、手振れ検出部が手振れを検出しない場合、手振れ補正駆動部を制御して、手振れ補正部材を異なる複数方向へ移動しながら撮像素子を駆動して複数個の撮影画像を連続撮影し、得られた複数個の撮影画像を画像合成して通常の撮影画像よりも大サイズの1個の撮影画像を得るようにしたので、左右の方向だけでなく上下左右の各方向に広い範囲を撮影することができる。
また、手振れ検出部が手振れを検出しない場合、手振れ補正駆動部を制御して、手振れ補正部材を異なる複数方向へ移動しながら撮像素子を駆動して複数個の撮影画像を連続撮影し、得られた複数個の撮影画像の各中央部のみを使用して画像合成することにより1個の撮影画像を得るので、レンズ収差がきわめて少ない高画質な中央部のみで合成画像が構成されることになり、全体として高画質の画像を得ることができる。このため、この合成画像を用いると、被写体の正確な長さを測定することができる。
また、前記連続撮影処理部は、前記手振れ補正部材の移動量が撮影光軸を中心とする移動方向毎に予め決められた一定量となるように手振れ補正駆動部を制御するので、合成処理に要する演算時間が少なくて済み、高速に撮影を行なうことができる。また、前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズまたは前記撮像素子としたので、新たな部品を設ける必要がなく、製造コストを抑えることができる。
本発明の第1実施形態であるデジタルカメラ10(撮像装置)は、ズームレンズの複数の焦点距離における各撮影画像の中心同士のズレ情報を記憶しておき、手振れが検出されない場合、ズレ情報に基づいて手振れ補正レンズを移動させることにより、ズームレンズの各焦点距離における撮影画像のズレが発生しないようにする。なお、本実施形態では、説明を簡単にするため、ズームレンズの変倍位置をテレ端,中間,ワイド端の3段階として説明する。
図1に示すように、デジタルカメラ10のカメラ本体12の前面には、ズームレンズである撮影レンズ14とこれが組み込まれたレンズ鏡筒16とからなるレンズユニット17と、ストロボ発光部18と、対物側ファインダ窓20とが設けられている。
レンズ鏡筒16は、使用時にカメラ本体12から突出した突出位置(図1参照)と、不使用時にカメラ本体12内に収納された収納位置(図示せず)との間で移動自在な沈胴式である。ストロボ発光部18は、撮影を実行する際に被写体輝度に応じてストロボ光を照射する。対物側ファインダ窓20は、光学ファインダを構成する。
図2に示すように、カメラ本体12の背面には、液晶ディスプレイ(LCD)24と、光学ファインダを構成するファインダ接眼窓26と、複数の操作部材からなる操作部28とが設けられている。LCD24は、スルー画、再生画像、及び各種設定画像などを表示する。
操作部28は、ズーム操作ボタン30、メニューボタン32、表示切替ボタン34、十字キー36、十字キー36の中央部に設けられた実行キー37、モード切替スイッチ38などから構成される。ズーム操作ボタン30は、撮像レンズ14のズームレンズをワイド側、テレ側に変倍する際に操作される。メニューボタン32は、LCD24にメニュー画面を表示する際や選択内容を決定する際などに操作される。表示切替ボタン34は、メニュー画面の表示項目などを切り替える際に操作される。
十字キー36は、メニュー画面内のカーソルを移動させる。実行キー37は、操作を確定する祭などに押圧操作される。モード切替スイッチ38は、デジタルカメラ10の動作モードを切り替える際に操作される。動作モードとしては、例えば、静止画撮影を行う撮影モード、LCD24に画像を再生表示させる再生モードの他、後述する大サイズ撮影モードや測量モードなどがある。
カメラ本体12の上面には、レリーズボタン40と電源スイッチ42とが設けられている。レリーズボタン40は、2段階押しのスイッチである。このレリーズボタン40が半押し操作されたときに各種撮影準備処理が実行され、この状態でレリーズボタン40が更に押し込まれる全押し操作によって撮影処理が実行される。電源スイッチ42は、デジタルカメラ10の電源のON/OFFを切り替える際に操作される。
カメラ本体12の側面には、開閉自在なカード装填蓋44と、スピーカ46とが設けられている。カード装填蓋44を開くと、メモリカード48が着脱自在に装填されるメモリカードスロット50が露呈される。スピーカ46は、例えばレリーズボタン40が全押しされたときにシャッタ音を出力する。
図3に示すように、撮影レンズ14は、変倍レンズ52と、フォーカスレンズ54と、手振れ補正レンズ56(手振れ補正部材)とから構成されるズームレンズである。変倍レンズ52は、ズーム操作ボタン30(図2参照)の操作に連動して、図示しないズーム機構により、ワイド側或いはテレ側にステップ移動される。フォーカスレンズ54は、変倍レンズ52の動作やレリーズボタン40の半押し操作に伴い、図示しないオートフォーカス機構により、合焦位置に移動・停止される。
手振れ補正レンズ56は、手振れ補正機構57により、撮影レンズ14の光軸OAに垂直な方向に移動自在に保持されており、手振れによる撮影画像の振れ(ボケ)の防止に用いられる他、詳しくは後述するように、変倍レンズ52の移動(変倍)に伴って変化する撮影画像のズレを修正するために用いられる。これらズーム機構、オートフォーカス機構、及び手振れ補正機構57は、CPU58により駆動が制御される。
撮像レンズ14の背後には、被写体像を撮像するCCD60が配置されている。CCD60には、CPU58によって制御されるCCDドライバ62が接続されている。CCDドライバ62は、CCD60の電荷蓄積時間と電荷掃き出しタイミングとを制御するためのタイミング信号(クロックパルス)をCCD60に出力する。
CCD60から出力された撮像信号は、アナログ信号処理回路64に入力される。アナログ信号処理回路64は、撮像信号に対して相関二重サンプリングを施し、CCD60の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像信号を出力する。そして、この画像信号を所定の増幅率で増幅し、A/D変換器(A/D)66に入力する。
A/D66は、画像信号をA/D変換してデジタル画像データ(以下、CCD−RAWデータと呼ぶ)を出力する。A/D66から出力されたCCD−RAWデータは、データバス68を介してSDRAM70に一旦格納される。なお、アナログ信号処理回路64及びA/D66は、タイミングジェネレータ(図示せず)から入力されるタイミング信号に応じて同期駆動し、一定のフレームレートでCCD−RAWデータを出力する。
デジタル信号処理回路72は、SDRAM70からCCD−RAWデータを読み出してホワイトバランス補正やガンマ補正などの各種補正処理を施す。このデジタル信号処理回路72により各種補正処理が施された本画像データは、SDRAM70に再度格納される。
圧縮伸張処理回路74は、SDRAM70から読み出した本画像データを、所定のファイル形式(例えば、JPEG形式)に圧縮する。圧縮伸張処理回路74で圧縮された画像ファイルは、SDRAM70に再度格納される。また、圧縮伸張処理回路74は、再生モード時などには圧縮された画像ファイルの伸張処理を行う。メディアコントローラ76は、メモリカード48に対する画像データ(画像ファイル)の記録、及び読み出しを制御する。
LCDドライバ78には、SDRAM70から読み出された2フレーム分のCCD−RAWデータが格納されるVRAM(図示せず)が接続されている。VRAMには、CCD−RAWデータの書き込みと読み出しとが並行して行われる。LCDドライバ78は、VRAMから読み出したCCD−RAWデータをアナログのコンポジット信号に変換し、これをLCD24にスルー画像として表示する。また、LCDドライバ78は、圧縮伸張処理部76で伸張された画像データを、LCD24に再生画像として表示する。
CPU58は、デジタルカメラ10の各部に制御信号を送信するとともに、各部からの応答信号を受信して、デジタルカメラ10の動作を統括的に制御する。そして、CPU58は、レリーズボタン40からの操作入力信号を受けて、レリーズボタン40の半押し、全押しに伴う処理を各部に実行させる。また、CPU58は、操作部28から入力される操作入力信号に応じて各部を動作させる。
上述したように、レリーズボタン40が全押しされた時に撮影処理が実行されるが、この撮影時に手振れが発生すると、1フレーム内で被写体の画像がCCD60の受光面上で動くため、CCD60からは振れた画像の撮像信号が出力される。この手振れを補正するために、CPU58には、手振れ補正機構57、ヨー方向角速度センサ82、ピッチ方向角速度センサ84、手振れ補正回路86が接続されている。
また、CPU58には、フラッシュメモリ87が接続されている。このフラッシュメモリ87には、後述するズレ情報に係る関係を示すルックアップテーブルやこれを参照してCPU58が後述するVCM制御部に指令信号を送り手振れ補正駆動部を制御する制御プログラムなどが記憶されている。
図4に示すように、手振れ補正機構57は、H(水平)方向VCM(ボイスコイルモータ)88とV(垂直)方向VCM89とからなる手振れ補正駆動部90、H方向ホールセンサ92、V方向ホールセンサ94、及びVCM制御部96から構成される。なお、図4中では、図面の煩雑化を防止するため、各部材や各回路の図示を適宜省略している。
VCM88,89は、可動巻き線(ボイスコイル)と永久磁石とで構成され、ボイスコイルに電流を流すと、永久磁石の磁界の中でボイスコイルが直線運動する高速応答性を有するリニアモータである。H方向VCM88は、手振れ補正レンズ56をH方向に移動させ、V方向VCM89は、手振れ補正レンズ56をV方向に移動させる。つまり、手振れ補正レンズ56は、両VCM88,89により光軸OAに垂直な方向に移動自在に保持されている。
H方向ホールセンサ92は、手振れ補正レンズ56のH方向の位置を検出する。また、V方向ホールセンサ94は、手振れ補正レンズ56のV方向の位置を検出する。両ホールセンサ92,94の位置検出結果に基づき、レンズ鏡筒16(図6参照)内での手振れ補正レンズ56の位置を検出することができる。
ヨー方向及びピッチ方向角速度センサ(ジャイロセンサ)82,84は、カメラ本体12内の任意の位置に固定されている。ヨー方向角速度センサ82は、デジタルカメラ10のヨー方向の振れの角速度を検出して得られた角速度信号をCPU58に入力する。同様に、ピッチ方向角速度センサ84は、デジタルカメラ10のピッチ方向の振れの角速度を検出して得られた角速度信号をCPU58に入力する。
手振れ補正回路86は、CPU58を介して入力された両角速度センサ82,84の角速度信号に対してA/D変換処理、積分処理などを施し、デジタルカメラ10のヨー方向の振れ角度と、ピッチ方向の振れ角度とを算出する。次いで、手振れ補正回路86は、カメラ本体12のヨー方向及びピッチ方向の振れ角度データと、両ホールセンサ92,94により検出される手振れ補正レンズ56の位置データとに基づき、撮影画像の振れが防止されるように、手振れ補正レンズ56をH、V方向に移動させる振れ補正移動量を決定する。
この際に、両角速度センサ82,84や両ホールセンサ92,94は、例えば10〜20Hz程度の周波数で駆動されており、手振れ補正回路86は、各センサ82,84,92,94で新たに検出された振れ角度データや位置データに基づき、新たな振れ補正移動量データを随時決定する。決定された両方向の振れ補正移動量データは、CPU58に入力される。
VCM制御部96は、CPU58からの指令信号を受けてH及びV方向VCM88,89の作動を制御する。VCM制御部96は、H及びV方向の振れ補正移動量データに基づき、両VCM88,89に励磁電流を入力する。これにより、手振れ補正レンズ56が、決定された両方向の振れ補正移動量分だけそれぞれH方向とV方向とに移動されて、撮影画像の振れが防止される。
このように手振れ補正レンズ56は、手振れを防止するが、この他に、変倍レンズ52の移動(変倍)に伴って変化する撮影画像のズレも修正する。このことについて、以下に説明する。撮影レンズ14の光軸OAは、CCD60の受光面の中心を到達点とし、かつ受光面に対して完全に垂直であるべきであるが、製造誤差などのために必ずしもそのようになっていない。このため、変倍に伴って、撮影レンズ14によってCCD60の受光面に結像される光学画像の中心が受光面の中心からずれてゆき、望遠側で撮影された撮影画像と広角側で撮影された撮影画像とでは互いの中心が一致しない(ズレる)という現象が生じる。
そこで、変倍による撮影画像のズレ量を測定する。図5のフローチャートに示すように、デジタルカメラ10の製造工程の最終段階で、デジタルカメラ10を三脚100の雲台101に取り付け(図6参照)、デジタルカメラ10がヨー,ピッチ,ロールのいずれの方向にも傾かない状態にセットする(st1)。
デジタルカメラ10の前方には、平板状のチャート102が床面に対して垂直に設置されており、チャート102の中心には、十字形状のマーク103が印刷されている。
電源スイッチ42を押圧操作してデジタルカメラ10の電源をONにすると、手振れ補正レンズ56がメカ的な中心位置(光軸OAの位置と一致する位置で以下ニュートラル位置という)にリセットされる(st2)。ズーム操作ボタン30を操作して、撮影レンズ14の焦点距離をテレ端(ZP(ズームポイント)1)にセットする(st3)。
図7に示すように、LCD24に表示されるスルー画105のマーク103のマーク画像103aの中心(光軸OAの位置)がLCD24の中心に一致して表示されるように、三脚100の設置位置を移動したり、雲台101の高さを変更して、カメラ位置を調整する(st4)。なお、図示していないが、LCD24には、画面の中心を示すマークを施しておくのがよい。
レリーズボタン40を全押ししてチャート102を撮影する(st5)。撮影されたチャート102の画像データは、メモリカード48に記憶される。得られた画像データに基づいて、CPU58はマーク画像103aの中心座標Z1を算出する(st6)。続いて、ズーム操作ボタン30を操作して、撮影レンズ14の焦点距離をテレ端とワイド端とのほぼ中間(ZP2)にセットし(st7)、レリーズボタン40を全押しする(st5)。得られた画像データに基づいて、CPU58はマーク画像103aの中心座標Z2を算出する(st6)。
更にズーム操作ボタン30を操作して、撮影レンズ14の焦点距離をワイド端(ZP3)にセットし(st7,8)、レリーズボタン40を全押しする(st5)。この時のスルー画107を図7に破線で示す。得られた画像データに基づいて、CPU58はマーク画像103aの中心座標Z3を算出する(st6)。なお、各中心座標Z1〜Z3の算出は、チャート102の撮影が全て終了してから行なってもよい。
ZP1でのマーク画像103aの中心座標Z1を原点(0,0)とすると、ZP2,ZP3でのマーク画像103aの各中心座標Z2,Z3は、原点(0,0)からの差分を数値化して、例えば、下記の表1に示すように、(−1,0),(−1,−1)となる(st9)。例えば、Z3(−1,−1)は、図7に示すように、原点(0,0)からX方向(ヨー方向)に「−1ポイント」、Y方向(ピッチ方向)に「−1ポイント」ずれた位置にあることを示す。また、「1ポイント」は、便宜上設定した最小距離単位である。
Figure 0004845817
一方、VCM88,89に印加する駆動電圧を0.1vずつ増やしながら0.0v〜3.0vの範囲でVCM88,89に印加すると、ピッチ,ヨーの各方向における手振れ補正レンズ56の移動量の変化は、図8に示すように、特性線P,Qで示される。この図8を参照して、表1に示すZP1〜3でのマーク画像103aの中心座標Z1(0,0),Z2(−1,0),Z3(−1,−1)をVCM88(ヨー方向),90(ピッチ方向)の駆動電圧に換算する(st10)と、例えば、次の表2に示すようになる。
Figure 0004845817
この表2に示す関係、すなわち撮影レンズ14の各焦点距離とVCM88,89に印加すべき駆動電圧との関係をルックアップテーブルとしてフラッシュメモリ87に記憶する(st11)。
このように構成されたデジタルカメラ10の作用について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。電源スイッチ42を操作してデジタルカメラ10の電源をONにすると、CPU58がフラッシュメモリ87から制御プログラムをロードし、デジタルカメラ10全体の制御を開始する。これにより、デフォルトで撮影モードにセットされ、手振れ補正レンズ56がニュートラル位置にリセットされた後(st21)、LCD24にスルー画が表示される(st22)。
ヨー方向及びピッチ方向角速度センサ82,84が手振れを検出すると(st23)、角速度センサ82,84によって検出された角速度信号に基づき、手振れ補正回路86によりH及びV方向の振れ補正移動量が決定される。そして、これら振れ補正移動量データに基づき、VCM制御部96がH及びV方向VCM88,89を駆動して、手振れ補正レンズ56を移動させることで手振れ補正が行われる(st24)。
ヨー方向及びピッチ方向角速度センサ82,84が手振れを検出しない場合(st23)、CPU58は、フラッシュメモリ87に記憶されているルックアップテーブルを参照して変倍レンズ52の変倍位置に対応した電圧をVCM88,89に印加する(st25)。これにより、ズーム操作ボタン30を操作して変倍を行なっても、スルー画の中心がLCD24の中心からずれることがないので、フレーミングがやりやすい。この後、レリーズボタン40を押圧操作して撮影を行なえば、撮影された画像データがメモリカード48に記憶される(st26)。
このように、本実施形態では、変倍を行なってもスルー画の中心がLCD24の中心からずれることがないので、一般的なデジタルカメラは勿論、監視カメラや定点観測用カメラなどで有利である。なお、スルー画について説明したが、撮影画像でも同様であるのは勿論である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、手振れ補正レンズ56を用いて撮影レンズ14のレンズ収差を目立たなくするものである。レンズ収差としては、シェーディング,ディストーション,色収差等があるが、本実施形態では、シェーディングをその代表例として説明する。なお、第1実施形態で説明した部材と同じものについては、同じ符号を付してその説明は省略する(以下、第3実施形態以降も同様)。
図10のフローチャートに示すように、まず、第1実施形態と同様に、デジタルカメラ10を三脚100の雲台101に取り付ける(st31)。デジタルカメラ10の前方にライトボックス110を設置する(図11参照)。このライトボックス110は、全面の輝度分布にムラが無いものとする。
電源スイッチ42を押圧操作してデジタルカメラ10の電源をONにすると、手振れ補正レンズ56がニュートラル位置にリセットされる(st32)。ズーム操作ボタン30を操作して、撮影レンズ14の焦点距離をテレ端(ZP1)にセットする(st33)。
レリーズボタン40を全押し操作してライトボックス110を撮影する(st34)。撮影された画像データは、メモリカード48に記憶される。得られた画像データに基づいて、まず収差データD00の抽出を行なう(st35)。この収差データは、図12(A)に示すように、撮影画像のH方向について輝度の分布を調べ、最も高い輝度と最も低い輝度との差をとったものである。なお、収差データD00は、手振れ補正レンズ56の中心がヨー方向=0ポイント,ピッチ方向=0ポイントの位置にあるときの収差データを示す。
手振れ補正レンズ56は、図13の移動順序チャート111に示すように、その中心が領域1の中心に一致するニュートラル位置から始まって、領域2の中心→領域3の中心→・・・と、渦巻き状に順次移動され、その都度、ライトボックス110の撮影が行なわれる。なお、手振れ補正レンズ56の移動を外周部まで行なうと、手振れ補正に使用する祭にニュートラル位置に戻すことが困難になるため、例えば領域9くらいまでとする。
手振れ補正レンズ56の中心を領域2の中心に移動させ(st36)、ライトボックス110の撮影を行ない(st34)、収差データD10の抽出を行なう。なお、収差データD10は、手振れ補正レンズ56の中心がヨー方向=1ポイント,ピッチ方向=0ポイントの位置にあるときの収差データであり、これを図示すると、図12(B)に示すようになる。
手振れ補正レンズ56の中心を領域3の中心に移動させ(st36)、ライトボックス110の撮影を行ない(st34)、収差データD11の抽出を行なう。なお、収差データD11は、手振れ補正レンズ56の中心がヨー方向=1ポイント,ピッチ方向=1ポイントの位置にあるときの収差データであり、これを図示すると、図12(C)に示すようになる。
手振れ補正レンズ56が最終領域の中心位置まで移動し、撮影、収差データの抽出が終了したら(st37)、これまで抽出した収差データのうち最も収差が少ない領域の番号と、その領域の中心位置に手振れ補正レンズ56を移動するためにVCM88,90に印加する電圧とをフラッシュメモリ87に記憶する(st38)。
本実施形態では、最終領域を領域3とするので、図12から明らかなように、最も収差が少ない領域の番号は「3」であり、VCM88に印加する電圧は0.5V,VCM89に印加する電圧は1.0Vである(図8参照)。
続いて、ズーム操作ボタン30を操作して、撮影レンズ14の焦点距離を1段ワイド側へ変更し(st39)、上述したステップ34(st34)からステップ38(st38)までのシーケンスを実施する。そして、撮影レンズ14の焦点距離がワイド端に達するまで、上述したステップ34からステップ38までのシーケンスを繰り返す(st40)。
これにより、撮影レンズ14の各焦点距離(本実施形態では3つ)毎に、最も収差が少ない領域の番号と、その領域の中心位置に手振れ補正レンズ56を移動するためのVCM88,89への印加電圧とがレンズ収差補正用情報としてフラッシュメモリ87に記憶される。なお、レンズ収差補正用情報としては、VCM88,89の駆動電圧のみを記憶してもよい。
このように構成された第2実施形態の作用について、図14のフローチャートを参照して説明する。ヨー方向及びピッチ方向角速度センサ82,84が手振れを検出しない場合(st23)、CPU58は、フラッシュメモリ87に記憶されたレンズ収差補正用情報を参照し、変倍レンズ52の変倍位置で収差が最も小さくなる電圧をVCM88,89に印加する(st31)。
この後、レリーズボタン40を押圧操作して撮影を行なえば、レンズ収差が最も少ない画像データがメモリカード48に記憶される(st26)。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態のデジタルカメラは、顔検出機能を有し、検出された顔画像に自動的にピント合わせを行なう。そのピント合わせが行なわれた顔画像が、撮影画像を例えば9分割した中心の領域内に含まれている場合には、そのまま撮影が実行されるだけであるが、顔画像が中心の領域の外側にある場合には、顔画像が周辺の領域よりも高画質な中心の領域に近づくように、手振れ補正レンズを可能な限り移動して、撮影が行なわれる。これにより、ユーザ指定のフレーミングによる撮影の他に、主要な被写体(顔画像)が高画質となる撮影が自動で行なわれる。
図15に示すように、本実施形態の電気的構成は、第1,2実施形態のデジタルカメラ10の電気的構成に顔検出IC113を追加したものである。顔検出IC113は、図16(A)に示すように、スルー画(フィールド画)114の画像データに基づいて顔画像115の検出を行なった後、顔画像115の中心座標(以下顔中心座標という)116を検出する。
顔画像115の検出は、スルー画114の画像データのうち皮膚と推定される肌色の画素を多く含む領域を選び出して顔画像115と認定する。顔中心座標116を求めるには、顔画像115の輪郭線から等距離となる点座標を求める。なお、両目を検出して、その中間点を顔中心座標116としてもよい。
以下、図17のフローチャートを参照して説明する。手振れが検出されないまま(st23)レリーズボタン40を半押し操作すると(st41)、CCD60から出力されたスルー画114の画像データに基づいて顔検出IC113が顔画像115の検出を行なう(st42)とともに顔中心座標116を検出する。
CPU58は、検出された顔画像115にピントが合うようにフォーカスレンズ54を移動させる(st43)とともに、LCD24に表示される顔画像115を囲むように、例えば緑色をした矩形状のフレーム117を表示し(st44)、合焦した顔画像115の位置を分かりやすく示す。
レリーズボタン40を全押し操作すると(st45)、図16(B)に示すように、スルー画114と同様にフレーミングされた撮影画像118を得る(st46)。この撮影画像118に基づいて、顔検出IC113により顔画像119と顔中心座標120の検出が行なわれる。
撮影画像118を破線で示すように9分割した中央の領域5内に顔中心座標120がない場合(st47)、同図(C)に示すように、可能な限り顔中心座標120が高画質な中央の領域5に近づくように、手振れ補正レンズ56を移動してから(st48)、2回目の撮影が自動実行される(st49)。これにより、ユーザがフレーミングしたそのままの撮影画像118の他に、ピント合わせを行なった顔画像119(主要被写体)が高画質となる画質優先の撮影画像121を得る。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態は、図18に示すように、ユーザ指定のフレーミングで撮影(画像A1)を行なった後、手振れ補正レンズ56を自動的に上下(画像B1,C1),左右(画像D1,E1),右上(画像F1),右下(画像G1),左上(画像H1),左下(画像I1)に順次移動してその都度撮影を実行し、撮影された9コマの画像A1〜I1を合成処理して1枚の大きな合成画像123を得るものである。
以下、図19のフローチャートを参照して説明する。モード切替スイッチ38を操作して大サイズ撮影モードにセットする。手振れが検出されないまま(st23)レリーズボタン40を全押し操作すると(st41)、手振れ補正レンズ56がニュートラル位置にある状態で撮影が実行され(st51)、画像A1が撮影される。
この後、VCM88には電圧を印加しないままVCM89に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を真上方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st52)、画像A1よりも真上方向の被写体がより多く写るように画像B1を撮影する(st53)。なお、手振れ補正レンズ56の移動方向と撮影される画像のズレ方向とは一致しているものとする。また、手振れ補正レンズ56が移動可能な最大距離は、各移動方向毎に予め決められた一定値である。
画像B1を撮影した後、VCM89への電圧印加が解除され、手振れ補正レンズ56はニュートラル位置にリセットされる。続いて、VCM88には電圧を印加しないままVCM89に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を真下方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st54)、画像A1よりも真下方向の被写体がより多く写るように画像C1を撮影する(st55)。
画像C1を撮影した後、VCM89への電圧印加が解除され、手振れ補正レンズ56はニュートラル位置にリセットされる。続いて、VCM89には電圧を印加しないままVCM88に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を右方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st56)、画像A1よりも右方向の被写体がより多く写るように画像D1を撮影する(st57)。
画像D1を撮影した後、VCM88への電圧印加が解除され、手振れ補正レンズ56はニュートラル位置にリセットされる。続いて、VCM89には電圧を印加しないままVCM88に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を左方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st58)、画像A1よりも左方向の被写体がより多く写るように画像E1を撮影する(st59)。
画像E1を撮影した後、VCM88への電圧印加が解除され、手振れ補正レンズ56はニュートラル位置にリセットされる。続いて、VCM88,89の両方に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を右上方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st60)、画像A1よりも右上方向の被写体がより多く写るように画像F1を撮影する(st61)。
画像F1を撮影した後、VCM88,89への電圧印加が解除され、手振れ補正レンズ56はニュートラル位置にリセットされる。続いて、VCM88,89の両方に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を右下方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st62)、画像A1よりも右下方向の被写体がより多く写るように画像G1を撮影する(st63)。
画像G1を撮影した後、VCM88,89への電圧印加が解除され、手振れ補正レンズ56はニュートラル位置にリセットされる。続いて、VCM88,89の両方に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を左上方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st64)、画像A1よりも左上方向の被写体がより多く写るように画像H1を撮影する(st65)。
画像H1を撮影した後、VCM88,89への電圧印加が解除され、手振れ補正レンズ56はニュートラル位置にリセットされる。続いて、VCM88,89の両方に所定の電圧を印加して手振れ補正レンズ56を左下方向へ移動可能な最大距離を移動させ(st66)、画像A1よりも左下方向の被写体がより多く写るように画像I1を撮影する(st67)。
撮影された画像A1〜I1の画像データは、各撮影後にSDRAM70に格納される。画像A1〜I1の画像データ全てがSDRAM70に格納されると、画像A1〜I1の全画像データがCPU58により読み出されて合成処理され、1個の大サイズ画像の画像データがメモリカード48に記憶される(st68)。これにより、通常の超広角レンズでは大きな歪みが生ずるような広い画角の画像を歪みをほとんど生じさせることなく撮影することができる。
ステップ68の合成処理について説明する。説明を分かりやすくするために、図20に示すように、手振れ補正レンズ56がニュートラル位置にあるときに撮影される撮影領域124(画像A1に対応)の画像データと、手振れ補正レンズ56を真上方向(ピッチ方向)へ移動可能な最大距離を移動させて光軸OAを角度θ傾けたときに撮影される撮影領域125(画像B1に対応)の画像データとを合成する場合について説明する。
撮影領域124の縦方向の幅αは、被写体距離Lと撮影画角から求められるから、撮影領域124の中心から端までの距離α/2は求められる。また、撮影領域124の中心から撮影領域125の中心までの距離βは、L×tanθで求められる。このため、図面から明らかなように、撮影領域124の上端から撮影領域125の上端までの距離は、撮影領域124の中心から撮影領域125の中心までの距離βと同じく距離βとなり、L×tanθで求められる。
図21に示すように、撮影領域124を撮影して得られる画像A1と撮影領域125を撮影して得られる画像B1とが重複する画像B1側の重複部126を削除して残った画像B1の下端と画像A1の上端とが接するように、画像A1の画像データと画像B1の画像データとを合成処理する。この合成処理を画像A1〜I1に適用して合成画像123を得る。
本合成処理では、手振れ補正レンズ56の移動量は、各移動方向毎に移動可能な最大距離であり、各移動方向毎に一定(θ:一定)であるから、画像B1〜I1が画像A1と重複する重複部の大きさは予め分かる。したがって、予め画像B1〜I1から重複部を切り捨ててから画像A1と合成するので、パターンマッチング法よりも合成処理に要する演算時間が短くて済み、短時間で合成画像123を得ることができる。
また、本合成処理では、手振れ補正レンズ56を移動せずに撮影した比較的シェーディングやディストーションが少ない画像A1はそのまま使用しているので、画質の劣化も少なくて済む。なお、仕上げにパターンマッチング法を用いてもよい。
次に、本発明の第5実施形態を説明する。上記第4実施形態は、手振れ補正レンズ56を各方向へ移動可能な最大距離を移動させたが、本実施形態は、手振れ補正レンズ56の移動距離を制限し、手振れ補正レンズ56がニュートラル位置にある場合に撮影した画像A2を中心に上下左右の各画像B2〜E2が、各縁端から1/3の部分が画像A2に重なるように撮影する。なお、本実施形態においても、手振れ補正レンズ56の移動距離は、各移動方向毎に予め決められた一定値となる。
また、画像A2に対して斜め方向の画像F2〜I2が各角端から面積の1/9ずつ画像A2に重なるように撮影する。そして、画像A2〜I2の各々を9分割し、シェーディングやディストーション等のレンズ収差がほとんど無い中心部のみを使用して合成処理することにより、図22に示すように、レンズ収差による影響がほぼ完全に解消された高画質の合成画像127を得る。なお、合成画像127の画像サイズは、合成処理前の画像A2と同じになる。
本実施形態の合成処理について、図23を参照して説明する。説明を分かりやすくするために、画像A2と画像E2との合成処理について説明する。同図(A)に示す特性曲線Taは、レンズ収差の一例として、均一に白い平面状のボードを撮影した画像A2のH方向のシェーディング特性を示す。また、同図(B)に示す特性曲線Teは、均一に白い平面状のボードを撮影した画像E2のH方向のシェーディング特性を示す。
破線で示すように、特性曲線Ta,TeをそれぞれH方向に1/3ずつ分割すると、画像A2,E2の各中央部は輝度が均一になっており、ほとんどシェーディングが無いことが分かる。また、画像A2,E2の各左右の1/3は、端にいくに従って輝度が低くなり、シェーディングが顕著になっていくのが分かる。
特性曲線Ta,Teを1/3ずつ重ねると、同図(C)に示すようになる。画像A1と画像E1との重複した部分Ta1,Te1を削除すると、同図(D)に示すように、シェーディングが無い画像を得ることができる。このような合成処理により、画像A2と画像B2〜I2とを合成すれば、図22に示すようなシェーディングがほぼ完全に無い合成画像127を得る。
合成画像127は、シェーディング等のレンズ収差による影響がほぼ完全に無いから、被写体の測量に用いるのに好適である。デジタルカメラ10で測量を行なうには、デジタルカメラ10を三脚100の雲台101に取り付け(図6参照)、デジタルカメラ10がヨー,ピッチ,ロールのいずれの方向にも傾かない状態にセットする。デジタルカメラ10で測量したい被写体を上記第5実施形態の方法で撮影してレンズ収差による影響がほぼ完全に無い合成画像129を得る(図25参照)。
モード切替スイッチ38を操作してデジタルカメラ10を測量モードにセットしてから、図24のフローチャートに示すように、合成画像129をLCD24に再生表示する(st71)。合成画像129には、測量の対象として、例えばピラミッドの画像130が写っており、LCD24の画面上に十字状の測量開始マーク131が表示される(st72)。
十字キー36を操作して測量開始マーク131を所望の測量開始点(本実施形態では画像130の地面との境界付近)に移動させ、実行キー37を押圧すると、測量開始点に測量開始マーク131が固定される(st73)。これと同時に測量開始マーク131の近傍に測量開始マーク131と同形状の測量終了マーク132が表示される(st74)。
測量終了マーク132は、測量開始マーク131から90°の方向(LCD24の画面に対して垂直・水平)のみに移動自在となっている。十字キー36を操作して測量終了マーク132を測量開始マーク131から上方に移動させて画像130の頂上付近に停止させ、実行キー37を押圧すると、測量終了点に測量終了マーク132が固定される(st75)。
CPU58は、測量開始マーク131の座標と測量終了マーク132の座標から測量開始マーク131から測量終了マーク132までの画面上の距離を算出し、撮影時の測距情報と撮影レンズ14の焦点距離情報とから、実際のピラミッドの高さ、例えば33.2mを算出する(st76)。そして、この数値33.2mをLCD24に表示された窓133の中に表示する(st77)。
次に、本発明の第6実施形態であるレンズユニットについて説明する。図26に示すように、レンズユニット135は、撮影レンズ14と、図4に示す手振れ補正機構57,CPU58,ヨー方向角速度センサ82,ピッチ方向角速度センサ84,手振れ補正回路86及びフラッシュメモリ87とを一体的に組み込んだものである。
フラッシュメモリ87には、上述した第1実施形態と同様の画像ズレに係るルックアップテーブルと制御プログラムを記憶しており、レンズユニット135単体で手振れ補正及び撮影レンズ14の変倍に伴う画像ズレを防止できる。レンズユニット135は、例えば一眼レフタイプのデジタルカメラのカメラボディに交換自在に装着して使用される他、超小型化することにより、コンパクトタイプのデジタルカメラやカメラ付き携帯電話に組み込んで使用することもできる。
また、レンズユニット135のフラッシュメモリ87に、第2実施形態と同様のレンズ収差補正用情報を記憶しておけば、撮影レンズ14の変倍に伴うレンズ収差を補正することができる。
以上説明した第1実施形態では、ズームレンズの変倍位置をテレ端,中間,ワイド端の3段階とし、これに対応して3個の変倍位置で画像のズレ量を計測したが、本発明はこれに限定されることなく、変倍位置を例えば5段階として5箇所でズレ量の計測を行なってもよく、計測位置が多いほどズレの補正精度が向上する。また、例えば、ズームレンズの変倍位置が10段階であるのに対して3箇所で画像のズレ量を計測した場合、中間の段階でのズレ量を3個の計測データから推定的に決定してもよい。
また、上記第3実施形態では、画質優先画像の他に、ユーザがフレーミングしたそのままの画像も撮影したが、本発明はこれに限定されることなく、画質優先画像の撮影だけを行なってもよい。
上記第5実施形態では、画像を9分割した中央部のみを使用して画像合成処理を行なったが、高画質の部分のみを使用するのであれば、9分割に限定されず、画像の周辺部を切り落とした9分割の中央部よりは大きいサイズの領域を使用してもよい。この場合、合成された画像は、元の画像よりもやや大きいサイズとなる。
上記第1〜第5実施形態では、カメラ本体内にヨー及びピッチ方向角速度センサを設けたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、レンズ鏡筒の内面或いは外面上にヨー及びピッチ方向角速度センサを設けるようにしてもよい。
上記第1〜第5実施形態では、手振れ補正レンズを用いて手振れ補正を行なったが、本発明はこれに限定されることなく、光軸OAに対して垂直方向に移動自在に設けたCCDを用いて手振れ補正を行なってもよい。また、上記第3〜第5実施形態では、ズームレンズに限らず、単焦点タイプの撮影レンズであってもよい。
上記第1〜第5実施形態では、デジタルカメラを例に挙げて説明を行ったが、本発明はデジタルカメラに限定されるものではなく、手振れ補正機能を有するカメラ付き携帯電話機やデジタルビデオカメラなどの各種撮像装置に適用することができる。
本発明の第1実施形態であるデジタルカメラの正面側斜視図である。 デジタルカメラの背面側斜視図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロックである。 手振れ補正機構の概略図である。 チャート撮影のシーケンスを示すフローチャートである。 チャート撮影の様子を示す説明図である。 変倍によってLCDに表示されるスルー画がズレる様子を示す説明図である。 VCM駆動電圧と手振れ補正レンズの位置との関係を示すグラフである。 第1実施形態の撮影モードのシーケンスを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るライトボックス撮影のシーケンスを示すフローチャートである。 ライトボックスを撮影する様子を示す説明図である。 各変倍位置でのシェーディングを示すグラフである。 ライトボックス撮影での手振れ補正レンズの移動の仕方を示す説明図である。 第2実施形態の撮影モードのシーケンスを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態であるデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 LCDの表示画面及び撮影画像を示す説明図である。 第3実施形態の撮影モードのシーケンスを示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る画像合成処理の様子を示す説明図である。 第4実施形態の大サイズ撮影モードのシーケンスを示すフローチャートである。 手振れ補正レンズをニュートラル位置から真上方向に移動させて撮影を行なう様子を示す説明図である。 重複部を削除して画像合成処理を行なう様子を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係る画像合成処理の様子を示す説明図である。 画像合成処理によってシェーディングが解消される様子を示す説明図である。 測量モードでのシーケンスを示すフローチャートである。 被写体を測量する様子を示す説明図である。 本発明の第6実施形態であるレンズユニットの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
14 撮影レンズ
24 LCD
56 手振れ補正レンズ
57 手振れ補正機構
58 CPU
60 CCD
82 ヨー方向角速度センサ
84 ピッチ方向角速度センサ
86 手振れ補正回路
87 フラッシュメモリ
88 H方向VCM
89 V方向VCM
90 手振れ補正駆動部
96 VCM制御部
102 チャート
103 マーク
105,107,114 スルー画
110 ライトボックス
113 顔検出IC
115,119 顔画像
116,120 顔中心座標
118,121 撮影画像
123,127,129 合成画像
124,125 撮影領域
126 重複部
131 測量開始マーク
132 測量終了マーク
135 レンズユニット

Claims (8)

  1. 手振れを検出して手振れ情報を出力する手振れ検出部と、焦点距離を変更可能な撮影レンズと、この撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在な手振れ補正部材と、この手振れ補正部材を前記手振れ情報に基づいて移動する手振れ補正駆動部とを備え、前記撮影レンズによって結像される被写体像を撮像素子により光電変換して撮影画像を得る撮像装置において、
    前記撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を予め記憶している記憶部と、
    前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合、前記記憶部に記憶されている手振れ補正部材の位置情報に基づき、前記撮影レンズの焦点距離に応じて手振れ補正駆動部を制御する制御部と
    を設けたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズまたは前記撮像素子であることを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  3. 手振れを検出して手振れ情報を出力する手振れ検出部と、焦点距離を変更可能な撮影レンズと、この撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在な手振れ補正部材と、この手振れ補正部材を前記手振れ情報に基づいて移動する手振れ補正駆動部とを備えたレンズユニットにおいて、
    前記撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を予め記憶している記憶部と、
    前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合、前記記憶部から手振れ補正部材の位置情報を読み出し、前記撮影レンズの焦点距離に応じて前記手振れ補正駆動部を制御する制御部と
    を設けたことを特徴とするレンズユニット。
  4. 前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズであることを特徴とする請求項記載のレンズユニット。
  5. 撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在に設けられた手振れ補正部材を移動させることにより手振れ検出部によって検出された手振れを低減するとともに、前記撮影レンズによって結像される被写体像を撮像素子により光電変換して撮影画像を得る撮像方法において、
    前記撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を予め記憶部に記憶しておき、前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合、前記記憶部に記憶されている手振れ補正部材の位置情報に基づき、前記撮影レンズの焦点距離に応じて手振れ補正部材を移動することを特徴とする撮像方法。
  6. 前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズまたは前記撮像素子であることを特徴とする請求項記載の撮像方法。
  7. 手振れを検出して手振れ情報を出力する手振れ検出部と、焦点距離を変更可能な撮影レンズと、この撮影レンズの撮影光軸に対して垂直な方向に移動自在な手振れ補正部材と、この手振れ補正部材を前記手振れ情報に基づいて移動する手振れ補正駆動部とを備え、前記撮影レンズによって結像される被写体像を撮像素子により光電変換して撮影画像を得る撮像装置の制御プログラムにおいて、
    前記手振れ検出部が手振れを検出した場合に、前記手振れ情報に基づいて手振れ補正駆動部を制御することにより手振れを低減する手振れ補正処理と、
    前記手振れ検出部が手振れを検出しない場合に、予め記憶部に記憶されている撮影レンズの複数の焦点距離毎に撮影レンズのレンズ収差による撮影画像への影響が最も少なくなる手振れ補正部材の位置情報を参照して手振れ補正駆動部を制御することによりレンズ収差による撮影画像への影響を少なくするレンズ収差防止処理と
    を撮像装置に行なわせることを特徴とする撮像装置の制御プログラム。
  8. 前記手振れ補正部材は、前記撮影レンズの一部を構成する手振れ補正レンズまたは前記撮像素子であることを特徴とする請求項記載の撮像装置の制御プログラム。
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