JP4712661B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特にマニュアルフォーカス時には画像を拡大して表示する機能を有する撮像装置に関する。
従来より、被写体のライブ映像を表示する所謂ライブビュー表示や撮影によって取得した画像を、例えば液晶表示装置(Liquid Crystal Display)等の表示部に表示することが可能なカメラが知られている。このようなカメラであって、マニュアルフォーカス(以降、MFと称する)時のピント合わせを容易にする技術として、例えば以下のような技術が知られている。
まず、特許文献1には、MF時に、オートフォーカス(以降、AFと称する)時に比べて所定の倍率で拡大された被写体のライブビュー表示を、表示部に表示する撮像装置が開示されている。
また、特許文献2には、MF時のライブビュー表示中において、当該撮影画面内で最も合焦している領域が、表示部に拡大表示される撮像装置が開示されている。
特開平11−341331号公報 特開2004−242009号公報
しかしながら、上記特許文献1及び上記特許文献2に開示された撮像装置では、例えば被写体に対してピントが大きくずれている大ぼけの状態であっても、MF時であれば拡大された被写体のライブビュー表示が表示部に表示される。このような場合、ユーザーは、上記被写体の判別をすることが困難となり、かえって使い勝手の悪い撮像装置となる。
さらに、拡大倍率が大き過ぎたり、小さ過ぎたりする場合にも、上記ライブビュー表示は、上記被写体にしっかり合焦しているのか否かを判別しにくい表示となり得る。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、マニュアルフォーカスを行う際の操作性が良好であり、マニュアルフォーカスによるピント合わせを容易に行うことができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の態様による撮像装置は、被写体を撮像する撮像装置であって、上記被写体からの光束を結像させる為の撮影光学系と、所定の周期で上記被写体の撮影を行って動画像を取得する撮影手段と、上記撮影手段が取得した動画像をライブ映像として表示する表示手段と、撮影者による操作に応じて、上記撮影光学系の焦点位置を変化させる焦点位置調整手段と、上記表示手段によって表示されるライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定する表示制御手段と、上記ライブビュー表示における各フレーム毎に、当該フレームにおける所定の部分の合焦度合いを示す合焦評価値を算出する合焦評価値算出手段と、上記表示手段によって表示される上記ライブ映像の表示画面における一部分を指定する領域指定手段と、を具備し、上記合焦評価値算出手段は、上記ライブ映像における各フレーム毎に、上記領域指定手段によって指定された領域について上記合焦評価値を算出し、上記表示制御手段は、上記合焦評価値の大きさに応じて、上記ライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定する為の情報である拡大率設定情報を有し、該拡大率設定情報に基づいて、上記合焦評価値の大きさに応じた上記ライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定することを特徴とする。
本発明によれば、マニュアルフォーカスを行う際の操作性が良好であり、マニュアルフォーカスによるピント合わせを容易に行うことができる撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る撮像装置を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る合焦状態表示装置を搭載されたカメラの構成を詳細に示したブロック図である。以下、同図を参照して、通常のカメラで行われるAFを例に、当該カメラの構成部材を詳細に説明する。
まず、図1に示すように、本実施形態に係る合焦状態表示装置を搭載されたカメラは、レンズ鏡筒100とカメラ本体200とから構成されている。
ここで、上記レンズ鏡筒100の各部の制御はレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lucomと称する)101によって行われる。一方、上記カメラ本体200の各部の制御はBucom201によって行われる。ここで、上記カメラ本体200にレンズ鏡筒100が装着された際には、通信コネクタ101aを介してLucom101とBucom201とが通信可能に接続される。この場合、カメラシステムとして、Lucom101がBucom201に従属するようにして稼動するようになっている。
上記レンズ鏡筒100の内部には、撮影光学系102が配設されている。ここで、図1においては、該撮影光学系102を構成する複数の光学レンズ(撮影レンズ)を1つの光学レンズで代表して図示している。この撮影光学系102は、レンズ駆動機構103内に存在する図示しないDCモータにより、その光軸方向に移動される。
また、上記撮影光学系102の後方には絞り104が設けられている。この絞り104は、絞り駆動機構105内に存在する図示しないステッピングモータによって開閉駆動される。上記絞り104の開閉が制御されることによって、上記撮影光学系102を介してカメラ本体200に入射する被写体からの光束の光量が制御される。
ここで、上記レンズ駆動機構103内のDCモータの制御及び上記絞り駆動機構105内のステッピングモータの制御は、Bucom201の指令を受けたLucom101によって行われる。また、上記レンズ鏡筒100の外周に設けられた回転可能な部材であるピントリング106がユーザーにより回転させられると、該回転に同期して上記レンズ駆動機構103により上記撮影光学系102が駆動される。すなわち、上記ピントリング106は、ユーザーによるマニュアルフォーカスの為の部材である。
また、カメラ本体200の内部には、メインミラー202a、ペンタプリズム202c、接眼レンズ202dから構成されるファインダー装置が設けられている。カメラが通常状態にある場合には、上記撮影光学系102を介して入射した被写体からの光束の一部がメインミラー202aで反射される。これによって、ペンタプリズム202c、及び接眼レンズ202dを介して観察用の像が形成される。
ここで、上記ペンタプリズム202cの近傍には測光回路204が設けられており、ペンタプリズム202cを通過した光束の一部が、上記測光回路204内の図示しないホトセンサに入射するようになっている。上記測光回路204では、ホトセンサで検出された光束の光量に基づき周知の測光処理が行われる。そして、上記測光回路204で処理された結果は、Bucom201に送信される。
Bucom201では、上記測光回路204から入力された結果に基づいて撮影時の露光量が演算される。この結果は、Bucom201からLucom101に送信される。Lucom101では、Bucom201から通知された露光量に基づいて上記絞り104の駆動制御が行われる。
なお、上記メインミラー202aを透過して上記サブミラー203で反射された光束は、自動焦点調節処理(AF処理)を行うためのAFセンサユニット205に導かれる。該AFセンサユニット205の内部には、エリアセンサ(不図示)が設けられており、このエリアセンサに入射した光束は、電気信号に変換される。
このエリアセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路206を介してBucom201へ送信される。そして、Bucom201において測距処理が行われ、焦点調節に必要な撮影光学系102の焦点状態(デフォーカス量)が演算される。そしてこの演算結果は、Bucom201からLucom101に送信される。Lucom101では、Bucom201から通知された移動量に基づいて撮影光学系102の駆動制御が行われる。
ところで、当該カメラが撮影動作状態にあるときには、上記メインミラー202aが、撮影光学系102の光軸から退避する所定のアップ位置に移動される。このようなメインミラー202aの駆動は、ミラー駆動機構207によって行われる。また、ミラー駆動機構207の制御は、Bucom201によって行われる。ここで、メインミラー202aがアップ位置に移動された場合には、それに伴ってサブミラー203が折り畳まれるようになっている。
このように上記メインミラー202aがアップ位置に移動されることによって、上記撮影光学系102を透過した被写体からの光束は、シャッター部208の方向に入射する。上記シャッター部208を通過した光束は、その後上記シャッター部208の後方に配置された撮像素子212に入射する。なお、上記シャッター部208は先幕と後幕とから構成されるフォーカルプレーン式のシャッターである。ここで、上記先幕及び後幕を駆動するためのばね力は、シャッターチャージ機構209によってチャージされる。また、上記先幕及び後幕の駆動は、シャッター制御回路210によって行われる。なお、上記シャッターチャージ機構209及び上記シャッター制御回路210は、Bucom201によって制御される。
そして、上記撮像素子212で結像した被写体像の光束は、電気信号(映像信号)に変換される。そして、該電気信号は、所定タイミング毎に撮像インターフェイス回路217を介して読み出されてデジタル化される。そして、該撮像インターフェイス回路217でデジタル化されて得られた画像データは、画像処理コントローラ218を介してSDRAMなどで構成されたバッファメモリ219に格納される。ここで、該バッファメモリ219は、画像データなどのデータの一時保管用メモリであり、画像データに各種処理が施される際のワークエリアなどに利用される。
その後、撮像インターフェイス回路217を介して読み出されバッファメモリ219に格納された上記画像データが、画像処理コントローラ218によって読み出される。該画像処理コントローラ218によって読み出された画像データは、ホワイトバランス補正や、階調補正、色補正などの周知の画像処理が施された後、上記バッファメモリ219に格納される。そして、画像記録時には、上記画像処理コントローラ218によって処理された画像データが、JPEG方式などの周知の圧縮方式によって圧縮される。このJPEG圧縮によって得られたJPEGデータは、上記バッファメモリ219に格納された後、所定のヘッダ情報が付加されたJPEGファイルとしてFlashRom220や記録メディア221に記録される。
ここで、上記FlashRom220はカメラに内蔵のメモリを想定しており、上記記録メディア221はカメラの外部に装着され得るものを想定している。また、上記記録メディア221としては、例えばカメラに着脱自在に構成されたメモリカードやハードディスクドライブなどが用いられる。
また、上記FlashRom220や上記記録メディア221に記録されたJPEGファイルから画像を再生する際には、上記FlashRom220や上記記録メディア221に記録されたJPEGデータが、上記画像処理コントローラ218によって読み出されて伸長される。その後、この伸長データがビデオ信号に変換された後、表示用の所定のサイズにリサイズされ、上記液晶モニタ222に出力表示される。
また、Bucom201には、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する不揮発性メモリ223がアクセス可能に接続されている。この不揮発性メモリ223は、例えば書き換え可能なEEPROMで構成されている。さらに、Bucom201には、電源回路224を介して電源としての電池225が接続されている。該電池225の電圧は、上記電源回路224により、当該カメラシステムの各部が必要とする電圧に変換され、当該カメラシステムの各部に供給される。
そして、Bucom201には、当該カメラの動作状態を表示出力によってユーザーに告知するための動作表示用LCD226と、当該カメラの各種操作部材の操作状態を検出するためのカメラ操作SW(カメラ操作スイッチ)227とが接続されている。
ところで、当該カメラにおいて電子ビューファインダー(EVF)表示が行われる場合には、上記撮像インターフェイス回路217を介して読み出され、上記バッファメモリ219に格納された画像データが、上記画像処理コントローラ218によって読み出される。該画像処理コントローラ218によって読み出された画像データは、EVF表示用のホワイトバランス補正などの画像処理が施された後、上記バッファメモリ219に上記読み出した画像データとは別に格納される。その後、上記バッファメモリ219に格納された画像データは、フレーム単位で画像処理コントローラ218によって読み出されてビデオ信号に変換される。このビデオ信号は、表示用の所定のサイズにリサイズされた後、表示手段としての液晶モニタ222に出力表示される。ユーザーは、この液晶モニタ222に表示される画像により、撮影画像を確認することができる。
上述のようなEVF表示の動作制御を行えば、一般にライブビュー表示と称される表示を行うことができる。なお、ライブビュー表示を行うには、通常以下のような動作制御を行う。すなわち、まず上記メインミラー202aをアップ位置まで移動し、シャッター部208を開口する。これにより上記撮影光束は、直接に上記撮像素子212に入射する。その後、所定のフレームレート(1秒間の撮影画像数)での撮影で撮像素子212が撮像して取得した画像データを、上記画像処理コントローラ218によって読み出し上記液晶モニタ222に表示する。ユーザーは、この液晶モニタ222におけるライブビュー表示を観察することで、接眼レンズを覗かなくても被写体像を観察できる。
以下、本実施形態に係る合焦状態表示装置を搭載したカメラの背面図を示す図2を参照して、当該カメラにおけるユーザーが用いる各種操作部材について説明する。
同図に示すように当該カメラ1の背面には、メインダイヤル316と、AFフレームボタン317と、AEロックボタン318と、再生モードボタン319と、消去ボタン320と、プロテクトボタン321と、情報表示ボタン322と、メニューボタン323と、十字ボタン324と、OKボタン325と、ライブボタン326とが設けられている。そして、当該カメラ1の上面にはモードダイヤル303が設けられている。以下、それぞれの部材について順次説明していく。
まず、上記メインダイヤル316は、回転操作されることにより、現在ユーザーによって押されている操作部材に係る機能の設定変更を行う為の部材である。
上記モードダイヤル303は、各種撮影モードを設定する為の部材である。ここで該各種撮影モードの一例としてシーンモード(SCN)を挙げて、上記モードダイヤル303を説明する。すなわち、上記モードダイヤル303がSCNに設定されている状態で、上記メインダイヤル316がユーザーにより回転操作されることで、液晶モニタ222には所望のシーンに応じた撮影条件の設定に関するメニュー画面が表示される。ここで、上記所望のシーンとしては、例えばポートレート、スポーツ、記念撮影、風景、夜景のシーン等がある。そして、これらのうちユーザーにより選択されたシーンに応じて、露光、フラッシュ発光、測光モード、AF方式、連写間隔等の撮影時における各種撮影条件が設定される。
上記AFフレームボタン317は、撮影時のAF方式を選択するためのボタンである。このAFフレームボタン317が押されている状態で、上記メインダイヤル316のダイヤル操作がなされることにより、AF方式が、例えばマルチAF又はスポットAFに変更される。
なお、上記マルチAFでは、画面内の複数測距点の焦点状態が検出される。一方、スポットAFでは、画面内の一点(複数候補の中から選択できる)の焦点状態が検出される。
上記AEロックボタン318は、露光条件を固定するためのボタンである。このAEロックボタン318が押されている間は、そのとき演算されている露光量が固定される。
上記再生モードボタン319は、カメラ1の動作モードを、上記FlashRom220や上記記録メディア221に記録されたJPEGファイルから画像を上記液晶モニタ222に再生表示できる再生モードに切り替えるためのボタンである。
上記消去ボタン320は、再生モード中において画像データ(JPEGファイル)を上記FlashRom220や上記記録メディア221から消去するためのボタンである。
上記プロテクトボタン321は、再生モード中において、誤って画像データが消去されないように、画像データにプロテクトをかけるためのボタンである。
上記情報表示ボタン322は、画像データの付加情報(例えば、Exif情報)に基づく画像情報を上記液晶モニタ222に表示させるためのボタンである。
上記メニューボタン323は、上記液晶モニタ222にメニュー画面を表示させるためのボタンである。このメニュー画面は、複数の階層構造からなるメニュー項目によって構成されている。ユーザーは、所望のメニュー項目を上記十字ボタン324で選択することができ、OKボタン325で選択した項目を決定することができる。ここで、メニュー項目としては、例えば上記FlashRom220や上記記録メディア221のセットアップ、画像データの画質、画像処理、シーンモードなどの設定を行うことができる撮影メニュー、画像再生時の再生条件及び画像プリント時の設定などを行うことができる再生メニュー、撮影者の好みに応じた種々の細かい設定を行うことができるカスタムメニュー、及び警告音の種類などのカメラの動作状態を設定するセットアップメニュー等がある。
上記ライブボタン326は、上述したライブビュー表示を行うモードを選択する為のボタンである。以降、ライブビュー表示を行うモードを、ライブビューモードと称する。上記ライブボタン326がユーザーにより押されると、上記液晶モニタ222におけるライブビュー表示が開始される(上記ライブビューモードに入る)。その後、再度上記ライブボタン326が押されると、ライブビューモードから抜け出る。なお、上記ライブビューモード中においては、上記メインミラー202aが上記のアップ位置にある為、上記AFセンサユニット205には光束が入射しない。すなわち、この場合には、AF動作は不可能となる。したがって、ライブビューモードに入ると、上記Bucom210によりAF動作状態からMF動作状態に切り替えられる。
なお、ユーザーにより上記の各操作部材の操作で設定された内容は、上記バッファメモリ219又は上記Bucom201内の不図示のメモリ等に保存される。
以下、図3(a)乃至(c)を参照して、本実施形態に係る合焦状態表示装置による実際の合焦状態表示場面を説明する。
まず、上述したように、ユーザーにより上記ライブボタン326が押されると、当該カメラはライブビューモードに入る。このとき、上記液晶モニタ222においては、被写体のライブビュー表示が開始される。
また、当該カメラがライブビューモードに入ると図3(a)に示すように、上記液晶モニタ222の表示画面内に拡大領域を指定する上記拡大ボックス230が表示される(図3(a)においては被写体の描写は省略している)。
ここで、図3(a)及び(b)に示す拡大ボックス230は、図3(a)に示すように、上記液晶モニタ222上のユーザー所望の領域へ移動可能な表示である。したがって、ユーザーは、拡大表示させたい部分の画像を含む所望の領域に、上記拡大ボックス230を重ね合わせて選択する。なお、上記拡大ボックス230の移動は、ユーザーによる上記十字ボタン324の操作により行われる。すなわち、ユーザーによる上記十字ボタン324の操作で、上記拡大ボックス230は、上記液晶モニタ222の表示画面内のユーザー所望の位置に移動させられる。その後、ユーザーによる上記OKボタン325の操作により、上記拡大ボックス230が重ね合わされた領域の拡大表示が上記液晶モニタ222上に為される(図3(c)参照)。
このように、上記ライブビューモードにおいては、ユーザーは任意の領域を拡大表示させることができる。なお、このような任意の領域の拡大表示の目的は、MF時のユーザーによるピントを合わせを容易にする為である。ここで、拡大表示における拡大率は、所定の領域における合焦度合いに応じて決定される(詳しくは後述する)。すなわち、所定の領域における合焦度合いが高いほど、拡大表示における拡大率も高くなる。以下、このような拡大表示の一例を、時系列に沿って説明する。
ここで、図3(b)及び(c)に示すように、例えば被写体231における頭部を含む領域を拡大表示させる場合には、ユーザーによる上記十字ボタン324の操作により被写体231における頭部を含む領域に上記拡大ボックス230が合わせられ、その後上記OKボタン325が押されることで、図3(c)に示すように、被写体231における頭部の領域が液晶モニタ222上に拡大表示される(拡大モードに移行する)。以降、図3(c)に示すように拡大表示を行うモードを拡大モードと称する。このようにして、ユーザーにより位置を設定された上記拡大ボックス230の領域内の画像(図3(b)参照)は、図3(c)に示すように上記液晶モニタ222の表示画面全域を使用した拡大表示が為される。
ここで、上記拡大モードにおいては、上記拡大ボックス230内の領域の画像(本例では被写体231の頭部の画像)が液晶モニタ222上に拡大表示される。そして、該液晶モニタ222における中心から上下左右方向に表示画面全体の50%の領域は合焦評価値演算領域232とされる。すなわち、合焦評価値演算領域232における合焦評価値が、所定のフレームレートおきに演算される。
そして、上記合焦評価値演算領域232において演算された合焦評価値は、例えば図3(c)に示すように液晶モニタ222上の表示画面右側における合焦メーター240内に、表示バー241として表示される。ここで、上記表示バー241の長さが長いほど合焦評価値が高く(合焦度合いが高い)、上記表示バー241の長さが短いほど合焦評価値が低い(合焦度合いが低い)。なお、ここでは拡大モード時のみ合焦評価値の表示バー241を表示するようにしているが、図3(b)に示す非拡大モード時においても同様に、上記合焦メーター240及び上記表示バー241を表示させるようにしても勿論よい。
なお、上記合焦評価値を上記合焦メーター240内の上記表示バー241として表現する為、及び上記合焦評価値に基づいて液晶モニタ222上の拡大表示の拡大率を決定する為の演算については後述する。
以下、上記ライブビューモードでの撮影動作におけるBucom201での動作制御の処理の流れを、図4(a)に示すフローチャートを参照して説明する。なお、当該カメラの構成部材の詳細な動作制御は図1を参照して上述した通りであるので、ここでは上記処理の流れを中心に説明する。
また、当該カメラにおけるレリーズスイッチ(不図示)は一般的な2段階スイッチである。すなわち、ユーザーにより半押しされることで第1レリーズスイッチがオンとなり、全押しされることで第2レリーズスイッチがオンとなる。なお、撮影動作は、上記第2レリーズスイッチがオンになった時に実行される。
まず、上述したライブビューモードへの移行操作が行われると(ユーザーにより上記ライブボタン326が押されると)、当該カメラはライブビューモードに入る。このとき、図3(a)乃至(c)を参照して上述した一連の処理がユーザー操作によって行われる。これは、本発明の要旨ではないので、その詳細は省略する。このようなライブビューモードの前段階の処理が行われた後、図4(a)に示すフローチャートの処理に移行する。
まず、本第1実施形態に係る合焦状態表示装置におけるライブビューモードの動作を行い、上記液晶モニタ222に、被写体のライブビュー表示が開始される。(ステップS1)。ここで、このステップS1に関しては、後に別のフローチャートを参照して詳述する。このステップS1におけるライブビューモード動作中に、不図示のレリーズボタンがユーザーにより全押しされると、上記第2レリーズスイッチがオンされる。これにより、上記ステップS1におけるライブビューモード動作の処理を終了する。そして、上記メインミラー202aを、上記アップ位置から、図1に示す上記メインミラー202aの位置であるダウン位置(初期位置)まで、上記ミラー駆動機構207を介して駆動する(ステップS2)。このステップS2は、測光動作を実行する為のステップである。
次に、上記測光回路204で測光を行い、上記シャッター部208の開口時間及び上記絞り104の絞り値を演算する(ステップS3)。そして、上記メインミラー202aを、ミラー駆動機構207で、上記アップ位置まで駆動する(ステップS4)。さらに、上記ステップS3にて算出した絞り値に基づいて、上記絞り104を駆動する(ステップS5)。
その後、上記撮像素子212の駆動を開始し、撮像動作を開始させる(ステップS6)。また、上記シャッター部208を、上記ステップS3で算出した開口時間に基づいて開口させ、再び閉口させる(ステップS7)。上記シャッター部208を閉口した後、上記撮像素子212の駆動を停止し、上記撮像インターフェイス回路217で、上記撮像素子212における画素データの読み出しを行う(ステップS8)。ここで、上記画像処理コントローラ218で、上記ステップS8にて上記撮像素子212から読み出した画素データを、画像処理する(ステップS9)。
そして、上記ステップS9で画像処理された画像データを、上記バッファメモリ219に一時的に格納する(ステップS10)。さらに、上記絞り104を開放位置まで戻す(ステップS11)。その後、当該画像データの画像ファイルを生成する(ステップS12)。このステップS12においては、上記ステップS10で上記バッファメモリ219に一時的に格納した画像データを上記記録メディア221へ書き込む形態として、当該画像データの画像ファイルを生成する。そして、上記ステップS12で生成した画像データの画像ファイルを記録メディア221へ記録する(ステップS13)。その後上記ステップS1に戻ってライブビューを再開する。
以下、ライブビューモードの動作を終了する場合のBucom201での処理の流れを示すフローチャートである図4(b)を参照して、ライブビューモードの終了動作を説明する。なお、上記ステップS1におけるライブビューモード動作中に、ユーザーにより上記ライブボタン326が押されることで、図4(b)に示すフローチャートの処理に移行する。
まず、上記液晶モニタ222におけるライブビュー表示を終了する(ステップS21)。つづいて、ライブビューモード中に設定されているMF動作状態を解除し、ライブビューモード以前に設定されていたAF動作状態に設定し直す(ステップS22)。
そして、開口している上記シャッター部208を閉口する(ステップS23)。さらに、この上記シャッター部208の閉口に伴って、上記撮像素子212の駆動を停止させる(ステップS24)。つづいて、上記メインミラー202aを、初期位置である上記ダウン位置まで駆動する(ステップS25)。その後、待機状態となる。
以下、図5A乃至図5Dを参照して、本第1実施形態に係る合焦状態表示装置の特徴部の一つである、マニュアルフォーカスの為の液晶モニタ222の表示画像、指標(表示バー241)の表示例を説明する。ここで、図5Aは、本第1実施形態における合焦評価値と撮影光学系102のレンズ位置との関係を示す図である。図5Bは、図5Aに示す各レンズ位置における合焦評価値の表示の一例を示す図である。図5Cは、図5Aに示す移動(3)の過程における合焦評価値の表示の一例を示す図である。図5Dは、図5Aに示す各レンズ位置における上記液晶モニタ222の表示の一例を示す図である。
なお、図5Aに示すように、上記拡大モードに切り替わった時点における合焦評価値を、基準となる合焦評価値であるAFrefと設定する。そして、この時の撮影光学系102のレンズ位置をレンズ位置L2とし、この例の状態としてはレンズ位置L2での合焦評価値AFrefは、かなり低い状態(かなりピンぼけした状態)にあるものとする。なお、拡大モードに切り替わった時から所定のフレームレートで、Bucom201により合焦評価値演算が繰り返し行われる。ここで、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L2の時に、上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示は、例えば図5D(2)に示すようになる。
また、この拡大表示における拡大率は、合焦評価値に応じた所定の値に設定される(詳しくは後述する)。なお、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L2の時の合焦評価値は、当然ながら合焦状態における合焦評価値よりも小さいので、この時の拡大率は小さく設定されている。
さらに、合焦メーター240内には、表示バー241として、各時点における合焦評価値に対応するバー表示が為される。なお、合焦評価値に対応するバー表示の表示値、及び拡大表示における拡大率の算出方法については後述する。したがって、図5A乃至図5Cでは、合焦評価値を、数値的には概略的なものとして扱っている。
まず、ユーザーにとっては、上記ピントリング106の回転操作により、上記撮影光学系102のレンズ位置を上記レンズ位置L2から移動させる際に、ユーザーにとっては、最初どちらの回転方向に上記ピントリング106を回せば合焦状態に近付くのかが不明である。
したがって、ユーザーは、一旦何れか所望の方向に、上記ピントリング106を回転させて、上記撮影光学系102のレンズ位置を移動させることになる。例えば、ここで上記撮影光学系102のレンズ位置が、図5Aに示すレンズ位置L1の位置となってしまった場合には、同図に示すように合焦評価値はより低くなり、ピンボケがひどくなる(移動(1))。
この時の上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示は、例えば図5D(1)に示すようになる。すなわち、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L1である時は、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L2である時に比べて、拡大率がより小さく設定されている。これは、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L1である時は、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L2である時に比べて、合焦評価値が下がっているからである。
そして、上記合焦メーター240内には、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L1の時の合焦評価値に対応する上記表示バー241の表示がなされる(図5B参照)。このように合焦評価値が下がってしまった場合には、ユーザーは、それまでとは逆方向に上記ピントリング106を回転させればよい。
ここで、ユーザーが、それまでとは逆方向に、上記ピントリング106を回転させると、上記撮影光学系102のレンズ位置はレンズ位置L2、レンズ位置L3、及びレンズ位置L4を通過してレンズ位置L5の位置となり、該レンズ位置L5において合焦評価値はピーク値(最も合焦した状態)となる。
つまり、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L2、レンズ位置L3、及びレンズ位置L5の時に、上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示は、それぞれ図5D(2)、図5D(3)、図5D(4)に示すようになる。すなわち、上記撮影光学系102のレンズ位置が、レンズ位置L1からレンズ位置L5に向かうに連れ、上記液晶モニタ222に表示される被写体像は拡大されていく。
換言すれば、上記液晶モニタ222には、上記撮影光学系102の各レンズ位置における合焦評価値に応じた所定の拡大率で被写体像の表示が行われていく。例えば、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L3の時は、レンズ位置L1及びレンズ位置L2の時よりも合焦評価値が大きくなっているので拡大率も大きく設定される。また、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L5の時には、レンズ位置L3の時よりも合焦評価値が大きいので拡大率も大きく設定される。
このように、上記撮影光学系102のレンズ位置が、レンズ位置L1からレンズ位置L5に向かうに連れ、被写体像のピント状態が合焦状態に近付くので、上記合焦メーター240内に表示される上記表示バー241も、図5Bに示すように、それぞれの時点における合焦評価値に対応する表示となる。なお、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L5の時は、合焦評価値がピーク値と成る時である。したがって、この時が最も合焦した状態となる。
しかしながら、上記撮影光学系102のレンズ位置が上記レンズ位置L5となり、合焦評価値がピーク値となった場合でも、その時点ではその値がピーク値であるか否かは、ユーザーにとっては不明である。したがって、上記撮影光学系102のレンズ位置が上記レンズ位置L5となった後も、ユーザーは上記ピントリング106の回転操作を続行するものと考えられる(移動(2))。
そして、例えば上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L6となると、レンズ位置L5の時に比べて上記液晶モニタ222に表示される画像のピントがややぼける。すなわち、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L6である時の上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示は、例えば図5D(5)に示すようになる。すなわち、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L6である時の合焦評価値に応じた所定の拡大率で、被写体像の拡大表示が上記液晶モニタ222に行われる。
具体的には、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L6の時は、レンズ位置L5の時よりも合焦評価値が低く、またレンズ位置L1及びレンズ位置L2の時よりも合焦評価値が高い。したがって、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L6の時の拡大率は、レンズ位置L2の時よりも大きく且つレンズ位置L5の時よりも小さく設定される。
つまり、上記撮影光学系102のレンズ位置が、レンズ位置L5からレンズ位置L6へと変化するに連れて、上記液晶モニタ222に表示される被写体像のピントはぼけていき、これに伴って拡大率の値も小さく設定されていく。
また、上記合焦メーター240には、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L5からレンズ位置L6へと変化するに連れて、各時点における合焦評価値に対応する上記表示バー241の表示がなされる。すなわち、図5Cに示すように、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L5からレンズ位置L6へと変化するに連れて、上記合焦メーター240における上記表示バー241は短くなっていく。
このような上記表示バー241の表示を確認したユーザーは、既に合焦位置を通過してしまったことを認識し、上記ピントリング106を逆回転させることで(移動(3))、上記撮影光学系102のレンズ位置を、上記レンズ位置L5まで戻す。
つまり、本第1実施形態に係る撮像装置では、合焦評価値に応じた所定の拡大率にて上記液晶モニタ222に被写体像の拡大表示を行う。すなわち、合焦評価値が大きい時ほど、拡大表示における拡大率を大きくする。
以下、上記表示バー241の表示値の算出方法について、以下に説明する。
本例においては、図5A乃至図5Cから分かるように、レンズ位置L2における合焦評価値を、基準となる合焦評価値AFrefとした。これは、上述したように、拡大モードに切り替わった時点での合焦評価値を合焦評価値の基準値とする為である。
そして、上記撮影光学系102が、上記レンズ位置L2の位置から上記レンズ位置L1の位置へ移動(移動(1))する過程においては、合焦評価値が減少していく。
このとき、上記Bucom201は、例えば次の(1)式の演算を行って上記合焦メーター240内の表示バー241として表示する値(AFlevel)を算出する。
AFnow<AFrefのとき:
表示値AFlevel=10×(AFnow/AFref)}−5 …(1)
なお、上記AFnowは、当該演算時における最新の合焦評価値を示す。また、上記(1)式における演算にて、AFlevel<0である場合は、AFlevel=0とする。なお、図5Bから分かるように、上記撮影光学系102のレンズ位置が、レンズ位置L2からレンズ位置L1の位置に近付くにつれて、AFlevelの値はより小さくなっていく。
ここで、上記(1)式から分かるように、AFnow<AFrefの場合には、上記合焦メーター240内に上記表示バー241として表示する値の算出において、AFnowとAFrefとの比を10倍して算出する。したがって、もしユーザーが、合焦状態へ近付く方向と反対の方向へ、ピントリング106を回転させた場合には、図5Bに示すように上記表示バー241の表示が急激に短くなっていく為、当該回転操作が合焦に向かう操作でないことをユーザーにはっきり且つ容易に認識させることができる。
一方、上記撮影光学系102のレンズ位置が、上記レンズ位置L2の位置からレンズ位置L6の位置への移動(移動(2))の過程においては、その間合焦評価値が増加していく。このとき、上記Bucom201は、例えば次の(2)式の演算を行って上記合焦メーター241内の上記表示バー241として表示する値を算出する。
Afnow≧AFrefのとき:
表示値AFlevel=log(AFnow/AFref)+5 …(2)
上記(2)式から分かるように、上記撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L2の位置にある場合にはAFlevel=5であるので、上記表示バー241は合焦メーター240における中央部(AFlevelが5を示すライン)と並ぶ表示となる。その後、レンズ位置L2からの移動に伴ってAFlevelの値は大きくなり、最も合焦度合いの高くなるレンズ位置であるレンズ位置L5の位置を過ぎると、逆にAFlevelの値は減少していく。
ここで、本実施形態の特徴の一つであるAFnowをAFrefで規格化して表示する理由を説明する。
先に説明したように、合焦評価値の絶対値は、その性格上、被写体のコントラスト、輝度、または手ぶれ等により大きく変化する。したがって、合焦評価値をリニアスケールで表示する方式を採ると、上記表示バー241が、被写体や撮影条件等の変化により大きく振れたり小さく振れたりすることになる。これでは、合焦評価値のピーク値を検出することは出来るものの、合焦評価値について知識の乏しい一般ユーザーにとっては、使い勝手が悪い。言い換えれば、上記合焦メーター240がマニュアルフォーカスを容易にする為に充分な役割を果たしているとは言い難い。
そこで、本実施形態においては、合焦評価値の表示については、所定の値で規格化した値に変換して表示することとした。そして、規格化のベースとしては、著しくピンボケするレンズ位置での評価値AFrefが適当であると考えた。これは、合焦評価値のピーク値(上記レンズ位置L5における合焦評価値)をAFpeakとして、AFpeak−AFrefの値のレンジを大きくすることができるからである。したがって、合焦評価値の絶対値が被写体や撮影条件によって大きくばらついてしまっても、本実施形態におけるようにAFrefを基準として規格化することにより、AFpeak−AFref間のレンジを十分に大きく且つ所定範囲に収めることができる。すなわち、上記合焦メーター240の表示レンジ(ここでは、5〜10)を最適化することができる。
次に、上記(2)式において対数圧縮による圧縮演算を行う理由を説明する。
まず、合焦評価値の絶対値は、その演算方法によっても異なるが、AFpeakとAFrefとの比は数十倍となる。したがって、リニアスケールで合焦評価値を表示したのでは、合焦メーター240の表示レンジを、適切に設定することができない。このような事実に鑑みて、本実施形態においては上記(2)式に示すように対数圧縮を行うこととした。これにより、AFlevelを5乃至10で表示できるので、AFpeakとAFrefとが25=32倍となる範囲まで対応可能となる。
なお、合焦評価値の演算方法によって、AFpeakとAFrefとの比がもっと小さい場合には対数圧縮しなくてもよいし、圧縮方法も対数でなくても勿論よい。
以下、上述した拡大率の設定方法について説明する。
上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示における拡大率Kは、例えば以下のように設定される。
拡大率K=k1×AFnow …(3)
なお、k1は、所定の係数を示し、AFnowは、合焦評価値を示す。また、拡大率Kの最大値、最小値は、例えばそれぞれ10倍、1倍とする。
このように設定することで、上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示における拡大率Kを、合焦評価値の大きさに比例した値に設定することができる。
なお、拡大率Kの設定方法として、上述した設定方法以外にも、以下に記すような設定方法が考えられる。
[第1設定方法]
本第1設定方法では、拡大率Kは、以下のように設定される。
拡大率K=m1×AFlevel …(4)
なお、m1は、所定の係数を示し、AFleve1は上記表示バー241の表示値を示す。また、拡大率Kの最大値、最小値を、例えばそれぞれ10倍、1倍とする。
上記(4)式によれば、拡大率Kを、上記表示バー241の表示値の大きさに比例した値として設定することができる。つまり、本設定方法1によれば、上記表示バー241の表示変化と、上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示における拡大率Kの変化とを対応させることができる。
[第2設定方法]
本第2設定方法は、上記第1設定方法において、上記表示バー241の表示値AFleve1の大きさに応じて、上記表示バー241の表示値AFlevelに掛ける係数の値を変更する設定方法である。具体的には、本第2設定方法では、拡大率Kは以下のように設定される。
(i)AFlevel<Bの時、
拡大率K=m1×AFlevel …(5)
(ii)AFlevel≧Bの時、
拡大率K=m2×(AFlevel−B)+m1・B …(6)
なお、m1>m2である。
すなわち、本第2設定方法においては、上記表示バー241の表示値AFleve1の値が所定値Bより小さい場合、すなわちピントがぼけている(合焦評価値が小さい)場合には、上記表示バー241の表示値AFlevelに掛ける係数を、m2より大きなm1とする。これにより、上記表示バー241の表示値AFleve1の変化に対する拡大率Kの変化を大きくしている。
つまり、ピントが大ぼけの状態では、上記ピントリング106の回転操作に対する上記液晶モニタ222に表示される画像のピント状態の変化が小さい(視覚的に認識しにくい)ので、拡大率Kを大きく変化させることで、ピント状態の変化を視覚的に認識しやすくする。
一方、上記表示バー241の表示値AFleve1の値が所定値Bより大きい場合、すなわち合焦評価値が大きい場合には、上記表示バー241の表示値AFlevelに掛ける係数を、m1より小さなm2とすることで、上記表示バー241の表示値AFleve1の変化に対する拡大率Kの変化を小さくしている。
つまり、合焦評価値が大きい場合には、上記ピントリング106の回転操作に対する上記液晶モニタ222に表示される画像のピント状態の変化を小さくすることで、ピント状態の変化を観察しながらのMF操作が容易になる。
以上説明したように、本第2設定方法は、上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示のピント状態の変化を観察しながらのMF操作を行う際には、とても有効である。
[第3設定方法]
本第3設定方法は、上記第2設定方法と同様、上記第1設定方法において、上記表示バー241の表示値AFleve1の大きさに応じて、上記表示バー241の表示値AFlevelに掛ける係数の値を変更する設定方法である。具体的には、本第3設定方法では、拡大率Kは以下のように設定される。
(i)AFlevel<Bの時、
拡大率K=m3×AFlevel …(7)
(ii)AFleve1≧Bの時、
拡大率K=m4×(AFlevel−B)+k3・B …(8)
なお、m4>m3である。
すなわち、本第3設定方法においては、上記表示バー241の表示値AFleve1の値が所定値Bより大きい場合、すなわち合焦に近い状態の場合には、上記表示バー241の表示値AFlevelに掛ける係数を、m3より大きいm4として拡大率Kの変化を大きくする。これにより、上記ピントリング106の回転操作に対する上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示の大きさの変化が大きくなるので、合焦評価値がピーク値となった(合焦状態である)ことを視覚的に認識しやすくなる。
以上説明したように、本第3設定方法は、上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示のピント状態の変化よりも、被写体像の大きさの変化を重視してMF操作を行う際にはとても有効である。
[第4設定方法]
本第4設定方法は、上記第1設定方法乃至上記第3設定方法によって拡大率Kを設定する際に、合焦評価値がピーク値と成った(ピーク越えを果たした)後に、拡大率Kの設定方法を変更する設定方法である。
すなわち、合焦評価値がピーク越えを果たした後に、MFによって合焦状態に向けてピントの微調節を行う場合に、合焦評価値の変化に対する拡大率Kの変化をより大きくすることで、ユーザーにとって視覚的に合焦状態を認識しやすくして、ピントの微調整を行いやすくする。
具体的には、本第4設定方法においては、拡大率Kは以下のように設定される。
合焦評価値がピーク越えを果たした後においては、
拡大率K=Kmax−m5×AFleve1 …(9)
なお、m5>m1〜m4である。また、Kmaxは拡大率の最大値を表し、例えば10倍である。
このように、本第4設定方法においては、合焦評価値がピーク越えを果たした後は、拡大率Kの最大値であるKmaxを基準として、ピーク越え前の係数m1〜m4よりも大きな係数m5を採用して拡大率Kを設定する。これにより、合焦評価値がピーク越えを果たした後における、合焦評価値の変化に対する拡大率Kの変化を、より大きくすることができる。つまり、本第4設定方法によれば、合焦評価値がピーク越えを果たした後に、MFによって合焦状態に向けてピントの微調整を行う際の操作性を向上させることができる。
以上、拡大率Kの設定方法として、[第1設定方法]乃至[第4設定方法]を説明したが、拡大率Kの設定方法はこれらに限らない。すなわち、上記ピントリング106の回転操作と上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示の視覚的効果とを併せて考慮し、ユーザーの操作感が向上するような合焦評価値または上記表示バー241の表示値AFleve1の関数として、高次関数等の別の関数を使用して拡大率Kを設定しても勿論よい。
以下、図6に示すフローチャートを参照して、ライブビューモードにおいて図5A乃至図5Cに示す合焦評価値を実際に表示する為の上記Bucom201での動作制御を説明する。なお、図6に示すフローチャートは、図4(a)に示すフローチャートにおけるステップS1の処理を詳細に示すフローチャートでもある。また、同フローチャート中において同じ処理を行うステップは、同じステップ番号を付して説明も省略する。
なお、ライブビューモードにおいてはAFモードは使用不能である。したがって、もしAFモードに切り替える為のAFモード選択スイッチ(不図示)によってAFモードが選択されている場合でも、まず強制的にMFモードに切り替える(ステップS31)。すなわち、このステップS31における処理で、ライブビューモードを実行する為にMFモードに切り替える。
続いて、上記メインミラー202aを上記アップ位置まで移動し、シャッター部208を開口する(ステップS32)。これにより、該開口を通して、撮像素子212に全光束が入射するようになる。その後、同期信号の入力を待つ(ステップS33)。ここで該同期信号とは、上記撮像素子212を所定間隔おきに駆動して映像信号を得るための信号である。例えばフレームレートが30フレーム/sである場合には、1秒間に30回映像信号を得る。すなわち、この場合33.33ms毎に同期信号が撮像インターフェイス回路217より入力されることとなる。
その後、上記同期信号の入力があったと判断した場合には、上記撮像インターフェイス回路217によって上記撮像素子212の電荷蓄積動作を行う(ステップS34)。そして、上記撮像素子212の電荷蓄積動作を終了すると、上記撮像インターフェイス回路217によって画像データの読み出しを行う(ステップS35)。その後、今回の撮像データに公知の演算を施して露出を評価するAE評価値を演算し、該演算結果に基づいて次回の撮像素子212駆動時の露光量を演算する(ステップS36)。ここで、上記撮像素子212は公知の電子シャッター機能を搭載しており、上記ステップS36において演算され算出された露光量に従って電荷蓄積時間を設定する。
続いて、設定エリア(ここでは該設定エリアとは図3(c)に示す上記合焦評価値演算領域232のこと;以下同様)内の合焦評価値を演算し、その後の基準となる合焦評価値であるAFrefとする。(ステップS37)。なお、合焦評価値とは、撮像素子212の出力にハイパスフィルタ処理を施して高周波成分を抽出し、更に公知の演算を行うことによって得られる値であり、従来よりさまざまな演算式が知られている。また、この合焦評価値は、ピントが合うほど高周波成分が多くなるので大きな値になる。
ところで、上記ステップS37における処理が終了した後は、次の上記同期信号が入力されるのを待つ(ステップS33A)。ここで、上記同期信号を検出すると、上述したステップS34乃至上記ステップS36における処理と同様の処理であるステップS34A乃至ステップS36Aを実行する。
そして、上記ステップS36Aにおける処理を終えると、上記設定エリア内の合焦評価値を演算し、得られた値を合焦評価値AFnowとする(ステップS38)。続いて、AFrefの値とAFnowの値との大小を判断する(ステップS39)。すなわち、このステップS39では、AFnow<AFrefであるか否かを判断する。
上記ステップS39をYESに分岐する場合は、上述した(1)式に従って、上記表示バー241の表示値であり、また上記液晶モニタ222における拡大表示の拡大率Kを設定するのに要する値でもあるAFlevelとして、AFnow/AFrefを非圧縮演算する(ステップS40)。そして、次の上記同期信号を待つ。
一方、上記ステップS39をNOに分岐する場合は、AFnow≧AFrefであるので、上述した(2)式に従って、上記表示バー241の表示値であり、また上記液晶モニタ222における拡大表示の拡大率Kを設定するのに要する値でもあるAFleve1として、AFnow/AFrefを圧縮演算する(ステップS41)。
なお、上記液晶モニタ222における画像表示及び上記表示バー241の表示は、上述したようにして算出される表示値AFlevel及び拡大率Kの値に応じて、随時表示が更新される。そして、次の上記同期信号を待つ(ステップS33A)。
以下、割り込み処理のステップについて説明する。
まず、上記ステップS33乃至上記ステップS41における処理の最中に、所定のフレームレートによるライブビュー表示の更新動作を実行している間に、ユーザーにより上記第2レリーズスイッチがオンされると、Bucom201の割り込み処理にて当該フローチャートにおけるシーケンスを抜けて、図4(a)を参照して説明した上記ステップS2の処理に移行し、撮影動作を行う(ステップS42)。
また、上記ステップS33乃至上記ステップS41における処理の最中に、所定のフレームレートによるライブビュー表示の更新動作を実行している間に、ユーザーにより上記ライブボタン326が押されると、Bucom201の割り込み処理にて当該フローチャートにおけるシーケンスを抜けて、図4(b)を参照して説明した上記ステップS21の処理に移行し、ライブビューモードの終了動作を行う(ステップS43)。
以上説明したように、本第1実施形態によれば、マニュアルフォーカスを行う際の操作性が良好であり、マニュアルフォーカスによるピント合わせを容易に行うことができる撮像装置を提供することができる。
すなわち、本第1実施形態に係る撮像装置では、合焦評価値の大きさに応じて、上記液晶モニタ222における被写体像の拡大表示の拡大率Kを変化させることで、MFを行う際の操作性を向上させた。具体的には、合焦評価値が大きいほど拡大率Kを大きくすることで、ピント状態の変化を視覚的に捉えやすくし、MFを行う際の操作性を大幅に向上させた。
さらに、本第1実施形態に係る撮像装置によれば、ユーザーは、合焦評価値の大きさを示す上記表示バー241の表示と、上記液晶モニタ222に表示される被写体像の拡大表示とを併用することで、MFを行う際の操作性をより向上させることができる。
つまり、本第1実施形態に係る撮像装置のユーザーは、上記液晶モニタ222に表示される被写体像のピント状態、被写体像の表示の大きさ、及び表示バー241の変化によって合焦度合いを認識することができる。したがって、本第1実施形態によれば、従来の撮像装置に比べて、MFを行う際の操作性が大幅に向上した撮像装置を提供することができる。
[変形例]
以下、上記第1実施形態の一変形例を説明する。
本変形例においては、一旦設定した上記AFrefの再設定の操作を簡略化することを目的とする。本変形例により、例えば被写体の変更等があった場合における、上記AFrefの再設定の煩わしさ(拡大モードを一旦抜けてから再度拡大モードに入るという操作)を省くことができる。
図7に示すフローチャートは、図6に示すフローチャートの一部を変更したフローチャートである。したがって、図7に示すフローチャートにおけるステップのうち、図6に示すフローチャートにおけるステップと同一の処理を行うステップについては同じステップ番号を付し、説明を省略する。以下、本変形例の特徴部分であるステップS44について説明する。
まず、不図示の表示スタートスイッチがユーザーにより押されると、Bucom201の割り込み処理で、ステップS44の処理に移行する。ここで、ステップS44においては、不図示の表示スタートスイッチがユーザーにより押された時点での撮影画像から合焦評価値を上述したように算出し、該算出した値を改めてAFrefとして設定する。その後、ステップS44の割り込み前に処理を行っていたステップに戻る。
以上説明したように、本変形例によれば、上記第1実施形態に係る合焦状態表示装置の奏する効果に加えて、以下の効果を奏する合焦状態表示装置を提供することができる。すなわち、本変形例によれば、上述したように容易な操作により新たにAFrefを設定でき、その新たに設定されたAFrefがその後上記ステップS39における処理で使用されるので、上記合焦メーター240の表示および液晶モニタ222の拡大表示が完全に更新される。つまり、本変形例によれば、被写体を変更した場合に、上記合焦メーター240における上記表示バー241の表示および液晶モニタ222の拡大表示の拡大率を容易に最初の設定から行える合焦状態表示装置を提供することができる。
なお、上記表示スタートスイッチとしては、専用のスイッチを設けてもよいし、他のスイッチと兼用のスイッチとしても勿論よい。
[第2実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2実施形態に係る合焦状態表示装置を説明する。
図8A乃至Cは、本実施形態に係る合焦状態表示装置の特徴部の一つである、マニュアルフォーカスの為の指標である合焦評価値の表示の一例を示す図である。ここで、図8Aは、本実施形態における合焦評価値と撮影光学系102のレンズ位置との関係を示す図である。図8Bは、図8Aに示す各レンズ位置における合焦評価値の表示の一例を示す図である。図8Cは、図8Aに示す移動(3)の過程における合焦評価値の表示の一例を示す図である。図8Dは、図8Aに示す各レンズ位置における上記液晶モニタ222の表示の一例を示す図である。
以下、ユーザーによる上記ピントリング106の回転操作と、該回転操作に対応する上記液晶モニタ222における被写体像の拡大表示、及び上記表示バー241の表示について説明を行う。
なお、この図8A乃至図8Dは、上述した第1実施形態における図5A乃至図5Dにそれぞれ対応する図である。特に、本実施形態では、移動(1)及び移動(2)に関しては、上記第1実施形態における図5Aに示す移動(1)及び移動(2)の場合と全く同様の表示を行う。したがって、ここでは上記第1実施形態に係る撮像装置と本第2実施形態に係る撮像装置との相違点を中心に説明する。
図8Bは、上記移動(2)の過程において、撮影光学系102のレンズ位置がレンズ位置L6まで移動した場合を示す図である。なお、同図から分かるように、この移動(2)の過程において、合焦評価値の値はその最大値AFpeakを通過してしまっている。本実施形態では、このような場合に、合焦評価値の最大値AFpeakを通過してしまった旨をユーザーに認識させる為に、合焦評価値の最大値AFpeakを通過したと判断(以降ピーク越え判断と称す)した場合に、合焦評価値の表示形態すなわち上記表示バー241の表示形態及び上記液晶モニタ222における被写体像の拡大表示の表示形態を切り替える。なお、上記ピーク越え判断のアルゴリズムの詳細については、図9を参照して後述する。
つまり、本第2実施形態においては、一旦上記ピーク越えをすると、上記ピーク越え判断アルゴリズムによりピーク越えを果たしたことの判断を行い、上記表示バー241の表示形態を、図8Cに示すように切り替える(図8に示す例では、表示色を黒色→赤色)。さらに、上記液晶モニタ222における被写体像の拡大表示を図8D(5)に示すようにその表示色を切り替える。なお、図8D(5)に示す例では、当該画像の自然色から、灰色かかった自然色へと、その表示色を切り替えている。
なお、図8Bにおけるレンズ位置L6時の上記表示バー241の表示は、上記ピーク越えの判断時から上記表示バー241の表示形態の切り替え時までの間の僅かな瞬間(タイムラグ中)に表示される過渡的な表示である。
このように、上記表示形態の切り替えとして具体的には、例えば表示色の変更が挙げられる。図8Cに示す例においては、ピーク越え判断をした場合には、上記表示バー241の表示色を赤色に切り替えている(通常の上記表示バー241の表示色は黒色とする)。さらに、上記液晶モニタ222における被写体像の拡大表示の表示色を、図8D(5)に示すように切り替える(図8Dに示す例では、表示色を画像の自然色→灰色がかった自然色)。
なお、上記表示形態の切り替えとしては、表示色の切り替え以外にも、上記表示バー241のテクスチャーパターンの変更(例えばストライプ状のテクスチャーパターンへの変更)、上記表示バー241の上記液晶モニタ222における表示位置の変更、上記液晶モニタ222の表示部内の外枠の色の変更というような、表示形態の切り替えも考えられる。すなわち、ユーザーが上記ピーク越えを認識できるような表示形態の切り替えであればよい。また、図8D(5)に示すように上記液晶モニタ222の表示部全体の表示色を変更するのではなく、上記液晶モニタ222の表示部の一部の表示色を変更するとしても勿論よい。
ここで、図8A及び図8Cに示す移動(3)は、ユーザーによる上記ピントリング106の逆回転操作(上記ピーク越え時における回転方向に対して逆回転の操作)により、上記撮影光学系102のレンズ位置が、レンズ位置L5(最も良好な合焦状態のレンズ位置)のレンズ位置まで戻される移動過程における上記表示バー241の表示を示している。なお、図8Cでは撮影光学系102が、レンズ位置L5を再度通過して、レンズ位置L1の位置まで戻される時点の表示を示している。
さらに、本第2実施形態には、上記第1実施形態にはない以下のような特徴がある。すなわち、本第2実施形態においては、上記表示バー241のレンジと上記液晶モニタ222における拡大表示時の拡大率の挙動を、上記ピーク越え判断前後で変更する。これにより、ユーザーによるMF動作がより容易なものになる。
具体的には、上記液晶モニタ222の拡大表示については、一旦上記ピーク越え判断アルゴリズムによりピーク越えを果たしたことが判断されると、拡大率を固定する。例えば最大値である10倍に固定する。
また、上記表示バー241のレンジ変更については、上記移動(2)までの過程において、初期位置から合焦位置までの合焦評価値のレンジ(AFpeak−AFref)がわかっているので、ピーク越え判断前では対数圧縮表示していた上記表示バー241のAF表示を、ピーク越え判断後は次式に基づいての非圧縮表示に変更することによって、AFpeak付近の表示スケールを拡大表示することができる。
ピーク越え判断後:
表示値AFlevel=10×(AFnow/AFpeak)}−2 …(9)
これによってAFnow=AFpeakである場合をAFlevel=8として、合焦評価値を上記表示バー241にて0〜10の範囲でリニアスケールでの表示が可能になる。
以下、図9(a),(b)を参照して、上記ピーク越え判断のアルゴリズムを説明する。
図9(a)は、上記ピーク越え判断を正しく判断できるような上記ピントリング106の回転操作がユーザーにより行われた場合のピーク越えアルゴリズムを説明する図である。すなわちこの例は、上記ピーク越えを果たすまで、ユーザーにより上記ピントリング106が一方向に回転させられる場合である。この場合、上記ピーク越え後、上記合焦評価値がその最大値から所定量だけ低下したとBucom201が判断したとき(AFpeak−AFnowの値が所定値より大きくなったと判断したとき)、上記表示バー241の表示形態を切り替える。
そして、この上記表示バー241の表示形態の切り替えで上記ピーク越えを認識したユーザーは、上記ピントリング106を、上記表示形態の切り替えまでとは逆方向に回転させて、合焦評価値のピーク値であるAFpeakまで、上記撮影光学系102のレンズ位置を移動させる。
一方、図9(b)は、上記ピーク越えを果たす前に、ユーザーにより上記ピントリング106の逆回転操作が為された場合のピーク越えアルゴリズムを説明する図である。この場合、Bucom201は、上記逆回転操作直前の合焦評価値を、その最大値AFpeakであると判断しないようにしなければならない。その為には、ピントリング106が連続的に一方向にのみ回転させられていることの判断、または合焦評価値がその最大値AFpeakとなる前後において回転方向が同一であること(反転していないこと)の判断を、Bucom201が行えば良い。
すなわち、Bucom201は、合焦評価値がその最大値AFpeakとなる前後において回転方向が同一でなければ、上記AFpeakの設定は行わないとすればよい。
ここで、上記回転方向の検出の為には、例えば上記レンズ駆動機構103内に在る不図示のレンズ位置モニタ回路(例えば、フォトインタラプタ出力のパルスや、エンコーダ出力等)の出力により、上記ピントリング106の回転方向を、Lucom101を介してBucom201が検出すればよい。このようにして、Bucom201は、上記ピントリング106の回転方向を検出することで、上記ピーク越え判断を適正に行うことができる。
以下、図10A及び図10Bに示すフローチャートを参照して、ライブビューモードにおいて図9(a),(b)に示す合焦評価値を実際に表示する為の上記Bucom201での動作制御を説明する。なお、図10A及び図10Bに示すフローチャートは、図4に示すフローチャートにおけるステップS1の処理を詳細に示すフローチャートでもある。また、図6に示すフローチャートにおけるステップと同じ処理を行うステップについては、同じステップ番号を付して説明も省略する。
まず、上記ステップS33において上記同期信号の入力があったと判断した場合には、レンズ位置データ(ピントリング106の回転方向を示すデータ)をLucom101から取得する(ステップS45)。ここでは、上述したように、レンズ駆動機構103内に在る不図示のレンズ位置モニタ回路を使用する。
また、上記ステップS37において上記設定エリア内の合焦評価値を演算し、その後の基準となる合焦評価値AFrefとした後、AFpeakの値を、合焦評価値の初期値AFref(AFpeak=AFref)に初期化する(ステップS46)。このAFpeakの値は後述するステップS49で使用する。続いて、後述するピーク越え判断に使用するピーク越えフラグflag_peakを1に初期化する(ステップS47)。
そして、このステップS47の後、上記ステップS33と同様の処理を行うステップS33Aにおいて上記同期信号の入力があったと判断した場合には、上記ステップS45と同様にして、最新の上記レンズ位置データを取得する(ステップS48)。
その後、上記ステップS34乃至上記ステップS36と同様の処理を行うステップS34A乃至ステップS36Aにおける処理を行い、上述したステップS38にて、上記設定エリア内の合焦評価値を演算し、得られた値を現在の合焦評価値としてAFnowとした後、上記AFnowの値と上記合焦評価値AFpeak(初期値はステップS46で設定、その後は後述のステップS50で更新設定)の値との大小を比較する(ステップS49)。
上記ステップS49をYESに分岐する場合は、AFpeak<AFnowであって未だ合焦評価値がピーク値に達していない場合である。この場合、AFpeak=AFnowと代入する(ステップS50)。その後、上記ステップS39へ移行する。したがって、上記合焦評価値がピーク値に達するまでは上記ステップS50へのパスを通り続けることとなる。
一方、上記ステップS49をNOに分岐する場合は、AFpeak≧AFnowである。この場合、AFpeak−AFnowの値が所定量に達しているか否か(AFpeak−AFnow<所定値 であるか否か)を判断する(ステップS51)。
このステップS51をYESに分岐する場合は、AFpeak−AFnowの値が所定量に達していない場合、すなわち合焦評価値のピーク値を過ぎたが未だピーク値から僅かしか合焦評価値の値が低下していない場合である。この場合は、上記ステップS39に移行する。
ところで、上記ステップS51をNOに分岐する場合は、合焦評価値がピーク値となった後に充分に低下したと判断した場合である。この場合、上記ピーク越えフラグflag_peakの論理(flag_peak=0であるか)を判断する(ステップS52)。
ここで、ライブビューモードに移行した後において最初に合焦評価値のピーク値を通過してからも上記ピントリング106が回転させられ続けた場合は、上記ステップS47でflag_peak=1と設定されているので、上記ステップS52をNOに分岐して、後述するステップS53に移行する。
上記ステップS52をNOに分岐する場合は、合焦評価値がピーク値となった後に充分に低下したと判断した場合である。この場合、上記ピーク値の前後でピントリング106の回転方向は同一か否かを判断する(ステップS53)。このステップS53での判断は、ステップS48で取得した上記レンズ位置データ、すなわち合焦評価値がピーク値となる前後の上記レンズ位置データを参照して行う。
なお、ライブビューモードに移行した後、合焦評価値が減少する方向にのみ上記ピントリング106が回転させられ続けた場合にも上記ステップS53に移行することになる。このとき、AFpeakの値は上記ステップS46で設定された(ライブビューモードに移行したときの合焦評価値であるAFref)値である。したがって、このときのAFpeakの値は、真のピーク値であるとはいえない。そして、実際この場合上記ステップS53をNOに分岐する為、後述するステップS54に進むという適切な処理となる。
すなわち、上記ステップS53をNOに分岐する場合は、合焦評価値がピーク値となった後に充分に低下したと判断した場合であって、且つ合焦評価値がピーク値となった前後におけるピントリング106の回転方向が同一ではない場合である。この場合、上記ピーク越えフラグflag_peak=0とする(ステップS54)。
なお、上記ステップS53をNOに分岐する場合は、図10Bに示した状態であるので、この場合のAFpeakの値は真のピーク値ではないと判断すべきである。したがって、この場合上記ステップS54で上記ピーク越えフラグflag_peak=0とし、これにより次回の上記ステップS52はYESに分岐することとなり、上記ステップS55に移行する。
一方、上記ステップS53をYESに分岐する場合は、合焦評価値がピーク値となった後に充分に低下したとステップS51において判断し、且つ合焦評価値がピーク値となった前後で上記ピントリング106の回転方向が同一であるとステップS53において判断した場合である。この場合は図9(a)に示した状態であるので、図8C及び図8Dを参照して説明したように、上記表示バー241の表示形態及び上記液晶モニタ222の表示形態を切り替える(ステップS58)。すなわち、ここでは上述したように、表示バー241の表示色の変更、上記液晶モニタ222の表示色の変更、及び拡大率Kを最大値に固定する動作を行う。
そして、上記ステップS58において表示形態の切り替えを行った後、上記(9)式に従って、上記表示バー241として表示するAFlevelの値を算出する(ステップS59)。なお、このステップS59での演算は、上述したようにAFnow/AFpeakを非圧縮演算を行う。
その後、上記ステップS33と同様の処理を行うステップS33Bにおいて上記同期信号の入力があったと判断した場合には、上記ステップS48の処理と同様の処理を行うステップS48Aの処理を行い、更に上記ステップS34乃至上記ステップS37と同様の処理を行うステップS34B乃至ステップS37Bの処理を行う。
なお、このステップS59乃至ステップS37Bの一連の処理過程において、ユーザーにより不図示の表示スタートスイッチが押されると、Bucom201の割り込み処理でステップS60に処理を移行する。このステップS60は、再度最初からライブビュー表示を行う為に上記ステップS33へ移行する為のステップである(ステップS60)。言い換えれば、ステップS60は、ピーク越え判断後にライブビュー表示を改めて最初からやり直す場合の処理である。また、上記ステップS59乃至ステップS37Bの一連の処理過程における割り込み処理としては、上記ステップS42、上記ステップS43、及び上記ステップS44の割り込み処理に関しても勿論実行され得る。
ところで、上記ステップS52をYESに分岐する場合は、合焦評価値がピーク値となる前にユーザーによりピントリング106が逆回転操作された場合である。この場合には、ピントリング106の回転方向が再度反転されたか(すなわち、再び合焦評価値がピーク値に向かう方向へ撮影光学系102が移動されているか)否かを判断する(ステップS55)。ここで、ピントリング106の回転方向が再度反転されるまでは、上記ステップS55をNOに分岐する。すなわち、このような場合常に上記ステップS39に移行することになる。
一方、上記ステップS55をYESに分岐する場合は、合焦評価値がピーク値となる前にピントリング106が逆回転操作されたが、その後再度逆回転操作された場合である。この場合、上記ステップS54で0に設定された上記ピーク越えフラグflag_peakを再び1に設定する(ステップS56)。そして、このステップS56を経た後、AFnowの値をAFpeakの値としてAFpeakの更新設定を行う。(ステップS57)。
以上説明したように、本第2実施形態によれば、上記第1実施形態に係る撮像装置の奏する効果に加えて、以下のような効果を奏する撮像装置を提供することが出来る。
まず、本第2実施形態に係る撮像装置によれば、ユーザーによる上記ピントリング106の操作により合焦評価値がピーク値を通過した場合には、上記表示バー241及び上記液晶モニタ222の表示形態を切り替えるので、ユーザーは、合焦評価値がピーク値を通過したことを即座に認識できる。さらに、切り替えの後の表示形態においては、上記表示バー241の表示を、それまでの圧縮表示から非圧縮表示に切り替えるので、合焦評価値の変化に対する上記表示バー241の伸縮幅が増大し、ユーザーによる上記表示バー241を見ながらのMFでの合焦が非常に容易になる。そして、合焦評価値がピーク値を通過した場合には、上記液晶モニタ222における拡大表示の拡大率Kを最大値に固定するので、上記液晶モニタ222を観察しながらの微調節が容易となり、MFにおける操作性が向上する。
以上、第1実施形態及び第2実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
例えば、上記第1実施形態及び上記第2実施形態においては、それぞれの実施形態における撮像装置をレンズ交換可能な一眼レフレックスカメラに搭載した場合を例にして説明したが、他にも山登りAF機能とMF機能とを併せ持つ他種のカメラすなわちスチルカメラやビデオカメラ等にも上記の各実施形態を適用することができることは勿論である。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置を搭載されたカメラの構成を詳細に示したブロック図。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置を搭載したカメラの背面図を示す図。 (a)乃至(c)は、ライブビューモード時の液晶モニタにおける表示画面を示す図。 (a)は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置を搭載したカメラにおけるライブビューモードによる撮影動作のBucomでの動作制御の処理の流れ示すフローチャート。(b)は、ライブビューモードの動作を終了する場合のBucomでの処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第1実施形態における合焦評価値と撮影光学系のレンズ位置との関係を示す図。 図5Aに示す各レンズ位置における合焦評価値の表示の一例を示す図。 図5Aに示す移動(3)の過程における合焦評価値の表示の一例を示す図。 図5Aに示す各レンズ位置における液晶モニタの表示の一例を示す図。 ライブビューモードにおいて合焦評価値を表示する為のBucomでの動作制御を示すフローチャート。 図6に示すフローチャートの一変形例を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態における合焦評価値と撮影光学系のレンズ位置との関係を示す図。 図8Aに示す各レンズ位置における合焦評価値の表示の一例を示す図。 図8Aに示す移動(3)の過程における合焦評価値の表示の一例を示す図。 図8Aに示す各レンズ位置における液晶モニタの表示の一例を示す図。 ピーク越え判断のアルゴリズムを示す図。 本発明の第2実施形態のライブビューモードにおける動作制御を示すフローチャートの第1部分。 本発明の第2実施形態のライブビューモードにおける動作制御を示すフローチャートの第2部分。
符号の説明
101…レンズ制御用マイクロコンピュータ、 102…撮影光学系、 103…レンズ駆動機構、 105…絞り駆動機構、 106…ピントリング、 201…ボディ制御用マイクロコンピュータ、 202a…メインミラー、 204…測光回路、 205…AFセンサユニット、 208…シャッター部、 212…撮像素子、 217…撮像インターフェイス回路、 218…画像処理コントローラ、 219…バッファメモリ、 221…記録メディア、 222…液晶モニタ、 230…拡大ボックス、 232…合焦評価値演算領域、 240…合焦メーター、 241…表示バー、 242…ピークホールド表示、 303…モードダイヤル、 316…メインダイヤル、 317…AFフレームボタン、 326…ライブボタン。

Claims (5)

  1. 被写体を撮像する撮像装置であって、
    上記被写体からの光束を結像させる為の撮影光学系と、
    所定の周期で上記被写体の撮影を行って動画像を取得する撮影手段と、
    上記撮影手段が取得した動画像をライブ映像として表示する表示手段と、
    撮影者による操作に応じて、上記撮影光学系の焦点位置を変化させる焦点位置調整手段と、
    上記表示手段によって表示されるライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定する表示制御手段と、
    上記ライブビュー表示における各フレーム毎に、当該フレームにおける所定の部分の合焦度合いを示す合焦評価値を算出する合焦評価値算出手段と、
    上記表示手段によって表示される上記ライブ映像の表示画面における一部分を指定する領域指定手段と、
    を具備し、
    上記合焦評価値算出手段は、上記ライブ映像における各フレーム毎に、上記領域指定手段によって指定された領域について上記合焦評価値を算出し、
    上記表示制御手段は、上記合焦評価値の大きさに応じて、上記ライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定する為の情報である拡大率設定情報を有し、該拡大率設定情報に基づいて、上記合焦評価値の大きさに応じた上記ライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記撮影光学系の焦点位置の変化に応じて、上記合焦評価値がピーク値を経たことを検出する為のピーク検出手段を含み、
    上記拡大率設定情報は、
    上記ピーク検出手段によって上記合焦評価値がピーク値を経たことが検出される前の時点において、上記合焦評価値の大きさに応じて、上記ライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定する為の第1の拡大率設定情報と、
    上記ピーク検出手段によって上記合焦評価値がピーク値を経たことが検出された時点を境にしてその後、上記合焦評価値の大きさに応じて、上記ライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定する為の第2の拡大率設定情報と、
    から成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記第1の拡大率設定情報による場合の合焦評価値の変化に対する上記拡大率の変化は、上記第2の拡大率設定情報による場合の合焦評価値の変化に対する上記拡大率の変化よりも大きい
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 上記表示制御手段は、上記ライブ映像における上記被写体像の拡大率を決定すると共に、上記合焦評価値を図形で表現する際における当該図形の形状及び表示色を決定し、
    上記表示手段は、上記ライブ映像を表示すると共に、上記表示制御手段によって決定された上記図形の形状及び表示色で上記合焦評価値の大きさを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 上記撮影光学系の焦点位置の変化に応じて上記合焦評価値がピーク値を経たことを検出する為のピーク検出手段を含み、
    上記表示制御手段は、上記ピーク検出手段によって上記合焦評価値がピーク値を経たことが検出された場合には、上記表示手段が表示する上記ライブ映像の表示色を、上記検出の前における表示色とは異なる表示色に切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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