JP4842293B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射弁に関する。
従来、燃料噴射弁としては、例えば気筒内に燃料が直接噴射される内燃機関において、噴孔を開閉する「弁部材」としてのニードルと、ニードルを駆動する油圧力を調整する圧力制御室と、アクチュエータの変位を、油圧を介して伝達し、圧力制御室の圧力を増減する「油圧伝達部材」としてのピストンを備え、圧力制御室の圧力変化によりニードルをリフトさせて噴孔から高圧燃料を気筒内へ噴射するものがある(特許文献1等参照)。この種の燃料噴射弁は、上記ピストンの両軸端部には、それぞれ、圧力制御室に連通する第1燃料室と、第2燃料室とが形成されており、第2燃料室は、リーク燃料等の余剰燃料を燃料タンクに還流する低圧燃料通路に接続されている。
このような燃料噴射弁の一種として特許文献1に開示の装置では、第2燃料室を、燃料噴射弁の上記噴孔に燃料噴射圧力相当の燃料を供給する高圧燃料通路に接続するようにしている。この技術は、アクチュエータの変位により圧力制御室を燃料噴射圧力より増圧させ、ニードルを開弁方向にリフトさせるという作動原理に基づいて噴射及び噴射停止が行なわれるのであるが、圧力制御室及び第1燃料室と、第2燃料室との差圧を小さくする。こうした差圧を小さくする作用により、圧力制御室及び第1燃料室から、第2燃料室への燃料漏れを抑制することが可能となるのである。
また、燃料噴射弁の別の一種として特許文献2に開示の装置では、上記ピストンの両軸端部、即ち第1燃料室側及び第2燃料室側の軸端部において外周の摺動部分において、環状の溝を設けている。この技術は、ピストンと、ピストンを摺動自在に保持する摺動孔との間のクリアランス(以下、摺動クリアランスという)の内部に入り込む燃料を、上記環状溝に保持するようにし、当該環状溝内の燃料により、ピストンの外周の摺動部と摺動孔との間に油膜を形成するようにしている。こうした油膜形成作用により、摩耗要因となる摺動抵抗が抑制され、摺動特性の保証が可能となる。
特開2006−214317 特開2004−225626
さて、特許文献1、2に開示の装置を組み合わせることによれば、第1燃料室から第2燃料室への燃料漏れ抑制と摺動特性の保証とを両立させることができるはずである。しかしながら、本発明者らが鋭意研究を行なった結果、上記燃料漏れを抑制しようとすると、摺動抵抗の増大を招き、摺動特性を保証できなくなることが懸念されるとの知見が、得られたのである。以下、その理由を説明する。
特許文献1に開示の装置では、燃料噴射弁の噴射時には、第1燃料室側の軸端部とは反対の軸端部において、第1燃料室を燃料噴射圧力より増圧する作用力、即ちアクチュエータの伸長力及び第2燃料室の燃料噴射圧力によって、ピストンを軸方向に押圧駆動する大きな力が作用する。このとき、ピストンは摺動孔に対して摺動クリアランスが形成されているが、第2燃料室への燃料噴射圧力相当の高圧燃料の導入によって、第1燃料室と第2燃料室の間の差圧を小さく形成するので、その間での燃料漏れが抑制されることになる。
しかしながら、上記大きな力がピストンに作用すると、摺動クリアランスの範囲で摺動孔に対して傾斜し、その結果、傾斜したピストンの軸方向端部のうち、摺動孔に押し当てられる部分で摺動摩擦力が大きくなるおそれがある。そのようなピストンの軸端部の外周の摺動部分に、特許文献2に開示の装置に準じて複数の環状溝を設けたとしても、上記軸端部の摺動部分のうち、先端側と環状溝との間の摺動区分、あるは環状溝間の摺動区分は、油膜切れを惹起するおそれがあるのである。この場合、ピストンの摺動部と摺動孔が相対移動すると、上記摺動区分には常に燃料が導かれるわけではないため、油膜形成が困難となり、摺動特性が損なわれてしまうのである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、第1燃料室から第2燃料室への燃料漏れ抑制と摺動特性の保証とを両立させる燃料噴射弁を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至に記載の発明では、噴孔を開閉する弁部材と、弁部材の反噴孔側の軸端部に、開弁方向の圧力を作用させる圧力制御室と、噴孔から噴射する燃料を、噴孔に供給する高圧燃料通路と、を有し、圧力制御室の圧力を、高圧燃料通路の燃料圧力より増圧することで燃料を噴射する燃料噴射弁であって、
通電により変位を発生するアクチュエータと、アクチュエータの変位を、油圧を介して伝達し、圧力制御室の圧力を増減するピストンと、アクチュエータ、ピストン、及び少なくとも弁部材の反噴孔側の軸端部を収容するハウジングと、を有しており、
ピストンは、ハウジングの内周に摺動可能に支持され、ピストンの両軸方向端部のうちの一方の軸方向端部は、一方の軸方向端部とハウジングの内周とで形成され、圧力制御室に連通する第1燃料室が設けられると共に、他方の軸方向端部はアクチュエータと協働し、他方の軸方向端部とハウジングの内周とで形成される第2燃料室が設けられ、
両軸方向端部のうちの少なくとも特定軸方向端部は、内周に摺動する摺動部において、摺動部の周方向の複数箇所に形成される溝部であって、軸方向に傾斜して当該傾斜方向に延び、かつ第1燃料室及び第2燃料室のうち特定軸方向端部に接する特定燃料室に連通する溝部を備え、隣接する傾斜方向の延びる溝部同士は、方向に間隔を置いて配置されると共に、方向に互いに重なっており、ハウジングの内周は、ピストンの摺動部を摺動可能に支持し、かつ第1燃料室、及び第2燃料室を区画する摺動孔を有し、アクチュエータに協働するピストンは、摺動孔に支持される大径軸部と、大径軸部より小径の小径軸部であって、アクチュエータに一体的に連動する小径軸部を備えており、小径軸部は大径軸部に当接可能に構成されると共に、大径軸部は、両軸方向端部において摺動部に溝部が形成されていることを特徴とする。
かかる発明では、アクチュエータの変位を受けてピストンは、圧力制御室の圧力を増減するためにハウジングの内周を摺動移動することになるが、
ピストンの軸方向端部において内周に摺動可能に支持される摺動部には、軸方向に傾斜してその傾斜方向に延びると共に、当該軸方向端部に接する特定燃料室に連通する溝部が、周方向の複数箇所に設けられる構成(以下、第1構成)としている。そのように構成することにより、周方向の複数箇所に設けられる溝部には、常に油膜を形成するための燃料が軸方向端部に接している燃料室から供給される。したがって、ピストンが如何なる摺動状態にあろうとも、ピストンの軸方向端部の摺動部に形成される溝部には、油膜を形成するための燃料が、途切れることなく供給されて、常に保持される。
しかも、上記第1構成に加えて、そのような隣接する溝部同士は、上記摺動部において方向に間隔を置いて配置されると共に、方向に互いに重なるという構成(以下、第2構成)とするので、隣接する両溝部において上述の如く常に保持される燃料を、ピストンの摺動移動に際して、溝部間に挟まれる摺動区分へ軸方向及び周方向の双方から導くようにすることができる。
さらに、小径軸部を大径軸部に当接可能にすると共に、そのような大径軸部は、両軸方向端部において摺動部に溝部を設ける構成とすることで、小径軸部が大径軸部のいずれの箇所で当接し、その結果、大径軸部の両軸方向端部の摺動部が摺動孔との間の摺動クリアランスの範囲で傾きを生じて、両軸方向端部の摺動部が摺動孔に押し当てる場合があったとしても、溝部によって摺動摩擦力が抑制され、ひいては摺動特性の保証が容易にできるようになるのである。
以上の構成の請求項1に記載の発明によれば、ピストンにおいて第1燃料室から第2燃料室への燃料漏れ抑制と摺動特性の保証とを両立させる燃料噴射弁を得ることができる。
また、請求項2に記載の発明では、複数の溝部のうち、特定の群の溝部は、一体的に接続され、かつ螺旋状を呈する螺旋状溝を構成していることを特徴とする。
このような構成によると、特定の群の溝部が一体となって螺旋状の螺旋状溝に形成されることになる。故に、溝部の傾斜方向に延びる延在範囲、言い換えると溝部が形成される周方向範囲が限定され、そのような溝部を複数個形成する場合に比べて、優れた生産性を有する燃料噴射弁を得ることができる。
また、請求項3に記載の発明では、複数の溝部の全てが、一体的に接続されていることを特徴とする。
このような構成によると、複数の溝部の全てが一体となった螺旋状の螺旋状溝に形成されることになる。それ故に、優れた生産性を有する燃料噴射弁を確実に供することができる。
また、請求項4に記載の発明の如く、摺動部は、溝部において特定燃料室とは反対端に、環状を呈し、かつ溝部に連通する環状溝が設けられていることが好ましい。
かかる発明では、周方向の複数箇所に溝部が設けつつ、当該隣接する溝部同士を、方向に間隔を置いて配置すると共に、方向に互いに重なる構成としているので、溝部に保持される燃料の燃料圧によって、ピストンの軸方向端部の全周方向にわたって実質的に均圧し、ひいてはこの均圧作用により、ピストンの上記内周に対する調心機能を果たすことが可能となる。
しかも、上記構成に加えて、溝部において上記燃料室とは反対端に、溝部に連通する環状溝を設けるという構成とする。それ故に、溝部を介して常に上記燃料室の燃料が導入される環状溝により、溝部及び環状溝は、ピストンの上記内周に対する調心機能を効果的に果たすことができる。
また、請求項に記載の発明では、アクチュエータがピエゾアクチュエータであることを特徴とする。
変位を発生する部材としては、ピエゾ素子を用いたピエゾアクチュエータのように、駆動のための発生力が大きく、かつ応答性が比較的優れるアクチュエータを用いる請求項に記載の装置に適用する場合であっても、ピストンにおいて第1燃料室から第2燃料室への燃料漏れ抑制と摺動特性の保証とを効果的に両立させる装置(燃料噴射弁)を得ることができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符合を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1、図2は、本実施形態による燃料噴射弁を示している。本発明の燃料噴射弁1は、例えばディーゼルエンジンまたは筒内噴射式火花点火内燃機関の気筒内へ直接的に燃料を噴射するものであり、図示しない各気筒共通の蓄圧容器としてのコモンレールから分配供給される高圧燃料を噴射する。なお、本実施形態による燃料噴射弁は、上記気筒内以外の例えば吸気ポートへ燃料を噴射するものにも使用可能である。
図1に示すように、燃料噴射弁1は、ハウジング2と、ハウジング2内に収容される燃料噴射弁の構成要素としてのアクチュエータ3、ピストン10、ピストン10の両軸方向端部11に設けられる「第1燃料室」としてのピストン室32、「第2燃料室」としての中間室31、噴孔25を開閉する「弁部材」としてのニードル50、及び圧力制御室35とを備えている。
ハウジング1の先端部には略円筒状のサック部24が形成され、サック部24に連通しハウジング1の外壁を貫通する複数の噴孔25が形成されている。詳しくは上記先端部には、第2内周22の先端側のサック部24とハウジングの外壁とが貫通する噴孔25が複数個形成されている。
第2内周22はニードル50を軸方向に移動可能に収容するものであり、燃料上流側に向かって、サック部24、弁座部23、収容孔22a、ガイド孔22b、及び摺動面22cが形成されている。弁座部23は、収容孔22aの下端から内側に向かって環状を呈する例えば円錐状の内壁面に形成されており、ニードル50のシート部51が着座及び離座する。収容孔22aは、その内周面がニードル50の外周面との間に高圧燃料が流通る燃料隙間(以下、高圧燃料隙間通路)42が形成されており、コモンレールから燃料噴射圧力相当(以下、単にコモンレール圧という)の高圧燃料が供給される高圧燃料通路41が接続されている。ガイド孔22bは、ニードル50を摺動可能にするものであり、ニードル50のガイド部50cを外側から摺動可能に支持する。摺動面22cはニードル50の大径基部50dを摺動可能に支持しており、ニードル50の両軸端部にそれぞれ背圧室34、及び圧力制御室35を形成するものである。
ニードル50は、先端部50a、軸部50b、ガイド部50c、及び大径基部50dを備えている。先端部50aは略円錐状に形成され、弁座部23に着座及び離座するシート部51を有しており、シート部51が弁座部23に着座及び離座することにより、噴孔25への燃料の流通及び遮断をする。軸部50bは略棒状を呈し、収容孔22aとの間で高圧燃料隙間42が形成されており、先端部50a及び弁座部23の離座により形成される隙間通路と共に、高圧燃料通路を構成する。ガイド部50cは軸部50bにおいて先端部50aの反対端に接続されており、ガイド孔22bに摺動可能に外側から支持されている。
大径基部50dは、摺動孔22cに摺動可能に配置され、ニードル50の両軸端部にそれぞれ背圧室34、及び圧力制御室35を配置している。大径基部50dの直径は、大径基部50dより先端側の先端部50a及びガイド部50cに比べて大きな直径に形成され、ガイド部50bの直径は先端部50aより大きな直径に形成されている。なお、これに限らず、ガイド部50bの直径を先端部50aと同径としてもよい。
ニードル50の背圧室34側の軸端部には、背圧室34内に、ニードルスプリング69が設けられており、ニードルスプリング69はニードル50を閉弁方向に付勢する。
ハウジング2の第1内周21には、アクチュエータ3、スプリング4、ピストン10、中間室31、及びピストン室32が収容されており、燃料下流側に向かって、収納孔21a、ガイド孔21b、及び摺動孔21cが形成されている。
収納孔21aには、アクチュエータ3及びスプリング4を気密に収容し、アクチュエータ室5を形成している。ガイド孔21bは、収納孔21a及び摺動孔21cの両者の間に、両者に接続して形成され、ピストン10の小径軸部10bを、移動可能に外側から支持する。
摺動孔21cは、ピストン50の大径軸部50aを摺動可能に支持しており、ピストン50の大径軸部50aの両軸端部にそれぞれ中間室31、及びピストン室32を形成するものである。
アクチュエータ3は、例えばピエゾアクチュエータであり、PZT等の圧電セラミック層と電極層とを交互に積層したものである。電極層にはリード線が接続され、図示しない駆動回路にて充放電することにより、アクチュエータ3は積層方向(図中の軸方向)に伸縮する。アクチュエータ室5内には、ピストン10の小径軸部10bをアクチュエータ3側に付勢するスプリング4が配置されている。
背圧室34と圧力制御室35はニードル50の大径基部50dによって分離されており、背圧室34は高圧燃料通路41に接続され、高圧燃料通路41に常時連通すると共に、圧力制御室35は増圧燃料通路43に接続され、増圧燃料通路43を介してピストン室32に常時連通する。
また、中間室31とピストン室32はピストン10の大径軸部10aによって分離されており、中間室31は高圧燃料通路41に接続され、高圧燃料通路41に常時連通する。また、ピストン室32は増圧燃料通路43に接続されていると共に、逆止弁60を介して高圧燃料通路41に接続されている。逆止弁60は、ピストン室32から高圧燃料通路41への燃料流通を制限するものであり、ピストン室32に常時連通する逆止弁室33に球状の弁体を有して、ピストン室32内の圧力が高圧燃料通路41内の圧力より高く、即ち増圧される状態においてはピストン室32と高圧燃料通路41との連通を停止する。
圧力制御室35内の圧力はニードル50を開弁方向へ作用する押圧力として作用する。アクチュエータ3の通電時に、電圧の印加によりアクチュエータ3を伸長させると、ピストン10の図中の軸方向下方へ移動する。ピストン室32はピストン10の図中の軸方向下方への移動により、ピストン室32内の燃料容積が縮小(減少)する。そして、そのようなピストン50はピストン室32の逆止弁60を閉弁しつつ、ピストン室32、増圧燃料通路43、及び圧力制御室35内の燃料圧力を増圧する。
ニードル50には、上記圧力制御室35内の燃料圧力による作用力(以下、第1開弁方向力)、及び高圧燃料隙間通路42内の燃料圧力がニードル50の開弁方向に作用し、当該作用力(以下、第2開弁方向力)の総和による開弁方向作用力と、背圧室34内の燃料圧力による作用力(以下、第1閉弁方向力)、及びニードルスプリング69による作用力(以下、第2閉弁方向力)の総和による閉弁方向作用力とが作用する。
上記アクチュエータ3の通電時に、そのような増圧作用により圧力制御室35内の燃料圧力がコモンレール圧より高められ、第1開弁方向力が増して上記開弁方向作用力が閉弁方向作用力より大きくなると、ニードル50が図中の軸方向上方へ押し上げられ(以下、「リフトする」という)、ニードル50のシート部51が弁座部23から離座する。シート部51が弁座部23から離座すると、高圧燃料通路41が噴孔25に連通し、噴孔25から燃料噴射が開始される。
一方、アクチュエータ3の通電を停止すると、アクチュエータ3は収縮し、スプリング4の作用によりピストン10が図中の軸方向上方へ戻される。そのようなピストン10の移動によりピストン室32の燃料容積が増加する。その結果、ピストン室32及び圧力制御室35の燃料圧力が低下することになるが、ピストン室32に設置の逆止弁60の作用により、ピストン室32及び圧力制御室35の燃料圧力は、高圧燃料通路41のコモンレール圧より低下することはない。
上記アクチュエータ3の通電停止時に、第1開弁方向力が減少して上記開弁方向作用力が閉弁方向作用力より小さくなると、シート部51が弁座部23から着座し、噴孔25から燃料噴射が停止される。
以上、燃料噴射弁1の基本構成について説明した。以下、燃料噴射弁1の特徴的構成について説明する。
(特徴的構成)
図1及び図2に示すように、ピストン10において大径軸部10aは、軸方向端部11と、軸方向端部11間を一体的に接続する本体部14とを備えており、軸方向端部11及び本体部14は、それぞれ、摺動孔21cに対して摺動する摺動端部12、摺動本体部15を有している。摺動端部12及び摺動本体部15は請求範囲に記載の摺動部に相当する。
摺動端部12及び摺動本体部15は、図2に示すように、摺動孔21cに対して所定の隙間(以下、摺動クリアランスという)δを置いて配置されている。ピストン室32の燃料圧力は中間室31内のコモンレール圧以上の燃料圧力に保持されているので、摺動クリアランスδに入り込む燃料は、ピストン室32側の軸方向端部11から流入し、中間室31側へ流出する。
図2に示すように、上記軸方向端部11の摺動端部12には、軸方向に傾斜した溝部13aが設けられ、その溝部13aは、摺動端部12の周方向に沿って複数箇所に配置されている。溝部13aは、傾斜した溝部13aの傾斜方向(以下、単に「延在方向」という)に延び、かつ溝部13aの延在方向の開口部が、軸方向端部11に接する燃料室31、32に連通している。
なお、ここで、第1内周21と第2内周22は請求範囲に記載の内周に相当する。
かかる本発明の実施形態では、アクチュエータ3の変位を受けてピストン10は、圧力制御室35の圧力を増減するためにハウジング2の第1内周21を摺動移動することになるのだが、ピストン10の軸方向端部11において第1内周21即ち摺動孔21cに摺動可能に支持される摺動端部12には、軸方向に傾斜してその傾斜方向に延びると共に、当該軸方向端部11に接する燃料室31、32に連通する溝部13aが設けられ、かつ周方向の複数箇所に設けられるという構成(以下、第1構成)としている。
そのように構成することにより、周方向の複数箇所に設けられる溝部13aには、油膜を形成するための燃料が燃料室31、32から、常に供給されることになる。したがって、ピストン10が如何なる摺動状態(例えば素早いピストン移動による摺動状態)にあろうとも、ピストン10の摺動端部12に形成される溝部13aには、油膜を形成するための燃料が、途切れることなく供給されて、常に保持されるのである。
さらに、周方向において隣接する溝部13a同士は、方向に間隔を置いて配置されると共に、方向に互いに重なる部分(以下、ラップ部分という)Lが存在する。言い換えると、本実施形態では、上記第1構成に加えて、上記隣接する溝部13a同士は、上記摺動端部12において方向に間隔を置いて配置されると共に、方向に互いに上記ラップ部分Lで重なるという構成(以下、第2構成)とするので、隣接する両溝部13aにおいて上述の如く常に保持される燃料を、ピストン10の摺動移動に際して、溝部13a間に挟まれる摺動区分へ軸方向及び周方向の双方から導くようにすることができる。
以上の第1及び第2構成にすることにより、ピストン10において摺動孔21cに対するピストン室32から中間室31への燃料漏れ抑制と、ピストン10の摺動部12、15及び摺動孔21c間での摺動特性の保証とを両立させる燃料噴射弁を得ることができる。
なお、発明者は、図3による実験により摺動特性が損なわれず、摺動特性の保証が確保できることを検証した。図3(b)は摺動特性を評価する試験装置を示しており、ピストン10及びハウジング2を模擬した擬似ピストン110及び擬似ハウジング102を用い、図3(a)の特性図に示す摺動摩擦力(以下、単に「摺動力」という)Pと負荷荷重(以下、荷重)Fとを計測した。燃料に相当する潤滑油を、擬似ピストン110の摺動部、及び擬似ハウジング102の内周に塗布し、擬似ピストン110を擬似ハウジング102内に挿入した。ピストン10において小径端部10bに対し軸方向に直交する方向に荷重Fを加え、当該荷重Fをパラメータとして変更したときの荷重値Fにて、図中の摺動力Pを計測する計測器を用い、当該荷重値Fに対応する摺動力Pを計測したものである。これによると、図3(a)の実線の特性に示すように、本発明の実施形態による装置では、従来技術による装置に比べて、いずれの摺動条件(荷重Fをパラメータ)であっても、ピストン10の摺動力Pを低減でき、目標(所望とする摺動特性を保証することが可能となる。
上記第1及び第2構成によると、更に以下の作用効果も得ることが可能となる。即ち、周方向の複数箇所に溝部13aが設けつつ、当該隣接する溝部13a同士を、方向に間隔を置いて配置すると共に、方向に互いに重なる構成とする。言い換えると、周方向において溝部13aのいずれかが全周にわたって配置されていることになる。故に、溝部13aに保持される燃料の燃料圧によって、ピストン10の大径軸部10aの軸方向端部11の全周方向にわたって実質的に均圧し、ひいてはこの均圧作用により、ピストン10の摺動孔21cに対する調心機能を果たすことが可能となる。
上記第1及び第2構成によりピストン10の摺動孔21cに対する調心機能を果たすことは可能となるが、更に以下の構成を有することが好ましい。即ち、摺動端部12には、上記溝部13aの軸方向に隣接して環状を呈する環状溝(以下、均圧溝という)13bが設けられている。具体的には、図2に示すように、溝部13aは、上記開口部とは反対側の開口部が均圧溝13bに接続され、溝部13aは均圧溝13bに常時連通している。これによると、溝部13aを介して常に燃料室31、32の燃料が導入される均圧溝13bにより、溝部13a及び均圧溝13bは、ピストン10の摺動孔21cに対する調心機能を効果的に果たすことができる。
以上説明した本実施形態では、ピストン10の大径軸部10aの両軸方向端部11の双方に、上記溝部13aを設ける構成としたが、大径軸部10aの両軸方向端部11のうちの特定軸方向端部11に限定して溝部13aを設けるという構成にしてもよい。
例えばピストン室32側の軸方向端部11のみに溝部13aを設ける構成でも、同様な効果を得ることができる。この場合、上述したピストン10において小径軸部10bと大径軸部10aが一体に形成されているとの構成に加えて、小径軸部10bが支持孔21bに摺動自在に支持されている構成とする。そのような大径軸部10aは、上記摺動クリアランスδの範囲でピストン10の傾きを生じたとしても、摺動孔21cに押し当てるおそれのあるピストン室32側の軸方向端部11に、溝部13aが確実に設けられていることになる。それ故に、両軸方向端部11のうちの特定軸方向端部のみに溝部13aを設けることで生産性の向上を図りつつ、上記燃料漏れ抑制と摺動特性の保証とを両立させる燃料噴射弁を供することができる。
以上説明した本実施形態では、アクチュエータ3をピエゾアクチュエータとした。これによると、変位を発生する部材としては、ピエゾ素子を用いたピエゾアクチュエータのように、駆動のための発生力が大きく、かつ応答性が比較的優れるアクチュエータを燃料噴射弁1を主体とする燃料噴射装置(以下、単に「装置」という)に用いるようにしている。そのような装置に適用する場合であっても、ピストン10において燃料室31、32間の燃料漏れ抑制と摺動特性の保証とを効果的に両立させる装置が得られるのである。
(第2実施形態)
第2実施形態を図4に示す。第2実施形態では、第1実施形態の変形例である。第2実施形態では、複数の溝部を全て一体的に接続する螺旋状溝113aに形成した一例を示すものである。
図4に示すように、摺動端部12において螺旋状溝113aは、第1実施形態で説明した複数の溝部を、全て一体的に接続し、かつ螺旋状を呈する構成としている。
こうした構成にしても、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
しかも、このような構成によると、複数の溝部の全てが一体となった螺旋状の螺旋状溝113aに形成されることになるので、複数の溝部を周方向のいずれかの箇所に個別に形成する必要がない。それ故に、優れた生産性を有する燃料噴射弁を確実に供することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態を図5に示す。第3実施形態では、第3実施形態の変形例である。第3実施形態では、複数の溝部のうち、特定の群の溝部を、一体的に接続する螺旋状溝213a、313aとする一例を示すものである。
図5に示すように、螺旋状溝213a、313aは、上記複数の溝部を、特定の第1群の溝部と、特定の第2群の溝部に区分けし、第1群の溝部に対応し、当該溝部を一体化したのが螺旋状溝213aであり、第2群の溝部に対応し、当該溝部を一体化したのが螺旋状溝313aである。
こうした構成にしても、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
さらに、特定の群の溝部において、その溝部の傾斜方向に延びる延在範囲、言い換えると溝部が形成される周方向範囲が限定され、そのような溝部を複数個形成する形成方法に比べて、優れた生産性を有する燃料噴射弁を得ることができる。
さらに、複数の溝部を、全て一体的に接続するという構成にはしないので、燃料室31、32に連通する螺旋状溝213a、313aの開口部の全開口面積を、拡大することが容易となる。例えば螺旋状溝213a、313aの開口部の各断面積を小さく抑える場合であっても、螺旋状溝213a、313aの開口部の全開口面積によって必要な開口面積を確保することができる。
なお、図5においては、螺旋状溝213a、313aの開口部形状を、説明の便宜上、それぞれ、半円状、三角状(V字状)としているが、半円状、三角状、あるいは矩形状であってよくいずれでもよい。また、螺旋状溝213a、313aの各開口部形状を同じ形状としてもよい。
以上説明した本実施形態において、複数の溝部を、いずれかの特定の群に区分けし、各特定群に付き、螺旋状溝に形成する構成としたが、特定の群のいずれかを螺旋状溝に形成する構成としてもよい。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)以上説明した本実施形態では、ピストン10において小径軸部10bと大径軸部10aが一体に形成されているとの構成とした。これに限らず、小径軸部と大径軸部とを別体とし、小径軸部を大径軸部に当接可能な構成としてもよい。この場合、ピストンの大径軸部の両軸方向端部の双方に、上記溝部13aを設ける構成とする。
このような構成によると、小径軸部が大径軸部のいずれの箇所で当接し、その結果、大径軸部の両軸方向端部の摺動端部が摺動孔との間の摺動クリアランスδの範囲で傾きを生じて、両摺動端部が摺動孔に押し当てる場合があったとしても、溝部13aによって摺動力Fが抑制され、ひいては摺動特性の保証が容易にできるようになるのである。
(2)以上説明した本実施形態では、溝部13aの開口部形状を、半円状あるいは三角状(V字状)等としたが、半円状、三角状、矩形状などいずれの開口形状であってもよい。
(3)以上説明した本実施形態では、摺動端部12に溝部13a及び均圧溝13bを設ける構成としたが、摺動端部12に溝部13aを設ける構成としてもよい。
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁を示す断面図である。 図1中のピストンの特徴的構成を示す拡大図である。 図1中のピストンとハウジングの内周の摺動摩擦力を擬似的に評価した図であって、図3(a)は負荷荷重に対する摺動摩擦力を示す特性図、図3(b)は図3(a)中の負荷荷重及び摺動摩擦力を計測した計測条件を説明する模式図である。 第2実施形態による燃料噴射弁に係わるピストンを示す拡大図である。 第3実施形態による燃料噴射弁に係わるピストンを示す拡大図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁
2 ハウジング
21 第1内周(内周)
21a 収納孔
21b 支持孔
21c 摺動孔
22 第2内周(内周)
22a 収容孔
22b ガイド孔
22c 摺動面
23 弁座部
24 サック部
25 噴孔
3 ピエゾアクチュエータ(アクチュエータ)
4 スプリング
5 アクチュエータ室
10 ピストン
10a 大径軸部
10b 小径軸部
11 軸方向端部
12 摺動端部
13a 傾斜溝部(溝部)
13b 均圧溝(環状溝)
14 本体部
15 摺動本体部
31 中間室(第2燃料室)
32 ピストン室(第1燃料室)
33 逆止弁室
34 背圧室
35 圧力制御室
41 高圧燃料通路
42 高圧燃料隙間通路
43 増圧燃料通路
50 ニードル(弁部材)
50a 先端部
51 シート部
50b 軸部
50c ガイド部
50d 大径基部
60 逆止弁
69 ニードルスプリング

Claims (5)

  1. 噴孔を開閉する弁部材と、
    前記弁部材の反噴孔側の軸端部に、開弁方向の圧力を作用させる圧力制御室と、
    前記噴孔から噴射する燃料を、前記噴孔に供給する高圧燃料通路と、を有し、
    前記圧力制御室の圧力を、前記高圧燃料通路の燃料圧力より増圧することで燃料を噴射する燃料噴射弁であって、
    通電により変位を発生するアクチュエータと、
    前記アクチュエータの変位を、油圧を介して伝達し、前記圧力制御室の圧力を増減するピストンと、
    前記アクチュエータ、前記ピストン、及び少なくとも前記弁部材の前記反噴孔側の軸端部を収容するハウジングと、
    を有しており、
    前記ピストンは、前記ハウジングの内周に摺動可能に支持され、
    前記ピストンの両軸方向端部のうちの一方の軸方向端部は、前記一方の軸方向端部と前記ハウジングの前記内周とで形成され、前記圧力制御室に連通する第1燃料室が設けられると共に、他方の軸方向端部は前記アクチュエータと協働し、前記他方の軸方向端部と前記ハウジングの前記内周とで形成される第2燃料室が設けられ、
    前記両軸方向端部のうちの少なくとも特定軸方向端部は、前記内周に摺動する摺動部において、
    前記摺動部の周方向の複数箇所に形成される溝部であって、軸方向に傾斜して当該傾斜方向に延び、かつ前記第1燃料室及び前記第2燃料室のうち前記特定軸方向端部に接する特定燃料室に連通する溝部を備え、
    隣接する前記傾斜方向の延びる溝部同士は、方向に間隔を置いて配置されると共に、方向に互いに重なっており、
    前記ハウジングの内周は、前記ピストンの前記摺動部を摺動可能に支持し、かつ前記第1燃料室、及び前記第2燃料室を区画する摺動孔を有し、前記アクチュエータに協働する前記ピストンは、前記摺動孔に支持される大径軸部と、前記大径軸部より小径の小径軸部であって、前記アクチュエータに一体的に連動する小径軸部を備えており、
    前記小径軸部は前記大径軸部に当接可能に構成されると共に、
    前記大径軸部は、前記両軸方向端部において前記摺動部に前記溝部が形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記複数の溝部のうち、特定の群の溝部は、一体的に接続され、かつ螺旋状を呈する螺旋状溝を構成していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記複数の溝部の全てが、一体的に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記摺動部は、
    前記溝部において前記特定燃料室とは反対端に、環状を呈し、かつ前記溝部に連通する環状溝が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記アクチュエータがピエゾアクチュエータであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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