JP4842230B2 - アクセスシステムおよびチャネル割当方法 - Google Patents
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Description
Optical Network)システムが存在する。
Termination:光加入者終端装置)とする)から各ユーザ宅内装置(以下、ONU(Optical Network Unit:光回線終端装置)とする)に全ユーザ宅内装置宛の信号♯1〜♯Nが送信される。各ONU♯1〜♯Nでは、受信信号の中から自己宛の信号のみを抽出する。
Ethernet Passive Optical Network)システムは、高速かつ経済的なアクセスネットワーク構成として、現在広く利用されている。
ID)に対応してチャネルを割当てる手段を備える。また、OLTに新たなONUが接続されたときには、RegisterフレームまたはOAMフレームを用いて当該ONUに新たに付与されたLLIDに対応するチャネルをOLTが決定してONUに通知する手段を備えることが望ましい。
図4に概略図を示す。OLTのサービス信号多重化部10において、P2MPの通常の主信号に、加算器もしくは乗算器を用いて周波数多重化を行う。
図5に概略図を示す。OLTのサービス信号多重化部20において、多波長光源や複数(チャネル数に相当)LDなどを用い、下り主信号とは異なる波長帯にサービス信号を多重化する。また、上りに別波長を用いている場合も、その上り波長とは異なるような波長帯を使用する。
GE−PONにおいて、主信号の基本構造であるMACフレームは全ユーザ分のフレームが各ONUに送信されるが、フレームのプリアンブルに含まれるLLID(Logical Link ID:論理リンクID)によって各ONUが自身に送信されたフレームのみを取り込み、それ以外のフレームを破棄している。
GE−PONでは新たなONUがOLTの配下に加わったときに、登録を行うために、チャネル割当部11または21は、図7に示すDiscoveryプロセスを行う。Discoveryプロセスにおいて、OLTから送信されるRegisterフレームにより、各ONUを識別するLLIDが付与される。そこで、図8に示すこのRegisterフレームの空き領域(PAD)に、各ONUがどのチャネルを取得するのかを制御する制御情報を付与する。
GE−PONの保守管理に使用されるOAM(Operation
Administration and Maintenance)フレームは、運営する各キャリアやベンダによって自由に設定可能であり、前述のLLIDと関連付けて基本的に登録時のみにチャネル割当する方法やRegisterフレームを用いたチャネル割当に比べて、より自由に設定可能である優位性を持つ。また、OAMプロセスはソフトウェアによる実装が可能であり、前述の方法よりも導入が簡便であるという利点を併せて持っている。
上記第一の実施形態ではLLIDに対応させるチャネルの制御情報の対象を各ユーザであるとしていたが、割当制御情報の対象を各ユーザから各サービスに変えることで、サービス多重が実現できる。
上記第二の実施形態ではRegisterフレームの空き領域に付与するチャネルの割当制御情報の対象を各ユーザであるとしていたが、割当制御情報の対象を各ユーザから各サービスに変えることで、サービス多重が実現できる。
上記第三の実施形態ではチャネルの割当制御情報の対象を各ユーザであるとしていたが、割当制御情報の対象を各ユーザから各サービスに変えることで、サービス多重を実現できる。
(1)LLIDを複数割当
現状のLLIDは2バイト=16ビット(65536通り)と大幅な余裕を有しており、使われていない領域を用いて各ONUに複数LLIDを割当てることも可能である。そこで図11に概略図を示すように、上記第一の実施形態では単数割当てていたLLIDを各ONUに対して複数割当てることで、各ONUが複数チャネルを持つことを可能とし、チャネル毎にサービスを提供することでユーザ多重とサービス多重とを同時に行う。
(2)LLIDを複数割当(親子LLID)
各ONUに対して複数LLIDを割当てることで、ユーザ多重とサービス多重とを同時に行う柔軟なシステムを構成することができる。ここでは上記第一の実施形態では単数割当てていたLLIDを、ユーザ多重を実現するための親LLIDと各サービスに対応した子LLIDとを設定し、固定的に親LLIDに対して複数の子LLIDを従属させた形に変え、その固定されたセットをテーブルとしてOLTと各ONUとが予め持っているものとして、ユーザ多重とサービス多重とを同時に行う。
上記第二の実施形態ではRegisterフレームの空き領域に単数のチャネル割当制御情報を付与していたが、付与する割当制御情報を複数のチャネル設定を行うものに変更し、各ONUに対して複数チャネル設定を行うことで、ユーザ多重とサービス多重とを実現する。
上記第三の実施形態ではOAMフレームを用いて各ユーザの割当制御を行っていたが、チャネルの割当制御情報の対象を各ユーザだけでなく各サービスも含めることで、ユーザ多重とサービス多重とを実現する。
上記第一の実施形態では新規ONU登録時にしかLLIDならびにチャネルの割当制御情報を通知していないが、図13に示すようにDiscoveryプロセスを逐次行うように変更し、動的割当を実現する。この方法を用いると逐次LLIDが更新され、それに伴い動的に各ONUのチャネルも更新される。
上記第二の実施形態では新規ONU登録時にしかLLID通知するRegisterフレームを送信していないが、図13に示すようにDiscoveryプロセスを逐次行うように変更し、チャネルの動的割当を実現する。この方法を用いると逐次LLIDが更新され、それに伴いRegisterフレームのやり取りも逐次行われるようになり、動的に各ONUのチャネルも更新される。
上記第三の実施形態では1度しかOAMフレームとプロセスを用いたチャネル割当を行っていないが、図14に示すように、チャネルの制御情報を各ONUへ送り、設定完了したことをOLTに返すようなプロセスを持つ、新たなOAMフレームおよびOAMプロセスを設定し、影響を与えない頻度で通常の主信号通信用のフレームの間に挿入して使用することで、動的割当を実現する。
上記第十一の実施形態ではLLIDに対応させるチャネルの制御情報の対象を各ユーザであるとしていたが、割当制御情報の対象を各ユーザから各サービスに変えることで、動的にサービス多重が実現できる。
(第十五の実施形態:動的割当サービス多重Registerフレームを用いる方法)
上記第十二の実施形態ではRegisterフレームの空き領域に付与するチャネルの割当制御情報の対象を各ユーザであるとしていたが、割当制御情報の対象を各ユーザから各サービスに変えることで、動的にサービス多重が実現できる。
上記第十三の実施形態ではチャネルの割当制御情報の対象を各ユーザであるとしていたが、割当制御情報の対象を各ユーザから各サービスに変えることで、動的なサービス多重を実現できる。
(1)LLIDを複数割当
上記第七の実施形態では新規ONU登録時のDiscoveryプロセスにて複数のLLIDを各ONUへ割当てることで固定的なユーザ多重とサービス多重とを同時に実現したが、上記第十一の実施形態で示したように、Discoveryプロセスを逐次繰り返すことで、動的にユーザ多重とサービス多重とを実現する。
(2)LLIDを複数割当(親子LLID)
上記第八の実施形態では親子LLIDを設定し新規ONU登録時のDiscoveryプロセスにて固定的なユーザ多重とサービス多重とを同時に実現したが、上記第十一の実施形態で示したように、Discoveryプロセスを逐次繰り返すことで、動的にユーザ多重とサービス多重とを実現する。
(第十九の実施形態:動的複数割当ユーザ多重&サービス多重Registerフレームを用いる方法)
上記第九の実施形態では新規ONU登録時のDiscoveryプロセス中のRegisterフレームの空き領域に複数チャネル割当情報を付与することで固定的なユーザ多重とサービス多重とを同時に実現したが、上記第十二の実施形態で示したように、Discoveryプロセスを逐次繰り返すことで、動的にユーザ多重とサービス多重とを実現する。
上記第十の実施形態では各ユーザと各サービスとのチャネルの割当制御情報を持たせることで固定的なユーザ多重とサービス多重とを同時に実現したが、上記第十三の実施形態で示したように、OAMフレームのやり取りを逐次繰り返すことにより、動的にユーザ多重とサービス多重とを実現する。
11、21 チャネル割当部
12 可変バンドパスフィルタ
22 可変WDMフィルタ
30、31 光電気変換部
40、41 停電時受信装置
50 ONU回路
Claims (3)
- 局側装置とユーザ宅内装置とで通信を行うアクセスシステムにおいて、
局側装置からユーザ宅内装置へ向かう下り信号における主信号とは別個の複数のサービス信号のそれぞれについてサービス提供前にチャネル割当設定を行う手段と、
複数のサービス信号を複数のチャネルを用いて主信号に多重化する手段と
を備え、
前記チャネル割当設定を行う手段は、チャネル割当を固定的に、または動的に行うとともに、複数のチャネルを、各ユーザ宅内装置に対して複数割当て、または各サービスに対して割当てを行い、
前記チャネル割当てを固定的に行う場合には、LLID(Logical Link ID)に対応してチャネルを割当て、
前記局側装置は、
新たなユーザ宅内装置が接続されたときには、RegisterフレームまたはOAMフレームを用いて当該ユーザ宅内装置に新たに付与されたLLIDに対応するチャネルを局側装置が決定してユーザ宅内装置に通知する手段と、
RegisterフレームまたはOAMフレームを用いて逐次ユーザ宅内装置の接続状況または稼働状況を監視し、ユーザ宅内装置の状況の変化に応じてLLIDに対応するチャネルの割当てを逐次更新する手段と
を備え、
各ユーザ宅内装置は、
局側装置からユーザ宅内装置に到着した光信号が電気信号に変換された後にユーザ宅内装置からこの電気信号を分岐する手段と、
この分岐する手段により分岐された電気信号の有する電力により駆動されて当該電気信号から予め割当てられたチャネルに相応する周波数成分を抽出するフィルタ手段と
を備えた停電時受信装置が設けられた
ことを特徴とするアクセスシステム。 - 局側装置とユーザ宅内装置とで通信を行うアクセスシステムにおいて、
局側装置からユーザ宅内装置へ向かう下り信号における主信号とは別個の複数のサービス信号のそれぞれについてサービス提供前にチャネル割当設定を行う手段と、
複数のサービス信号を複数のチャネルを用いて主信号に多重化する手段と
を備え、
前記チャネル割当設定を行う手段は、チャネル割当を固定的に、または動的に行うとともに、複数のチャネルを、各ユーザ宅内装置に対して複数割当て、または各サービスに対して割当てを行う手段を含み、
前記チャネル割当てを固定的に行う手段は、LLID(Logical Link ID)に対応してチャネルを割当てる手段を含み、
前記局側装置は、
新たなユーザ宅内装置が接続されたときには、RegisterフレームまたはOAMフレームを用いて当該ユーザ宅内装置に新たに付与されたLLIDに対応するチャネルを局側装置が決定してユーザ宅内装置に通知する手段と、
RegisterフレームまたはOAMフレームを用いて逐次ユーザ宅内装置の接続状況または稼働状況を監視し、ユーザ宅内装置の状況の変化に応じてLLIDに対応するチャネルの割当てを逐次更新する手段と
を備え、
各ユーザ宅内装置は、
局側装置からユーザ宅内装置に到着した光信号から予め割当てられたチャネルに相応する波長の光信号を抽出する手段と、
この抽出する手段により抽出された光信号を電気信号に変換する手段と
を備えた停電時受信装置が設けられた
ことを特徴とするアクセスシステム。 - 局側装置とユーザ宅内装置とで通信を行うアクセスシステムにおけるチャネル割当方法において、
局側装置からユーザ宅内装置へ向かう下り信号における主信号とは別個の複数のサービス信号のそれぞれについてサービス提供前にチャネル割当設定を行い、複数のサービス信号を複数のチャネルを用いて主信号に多重化する
チャネル割当方法であって、
前記チャネル割当設定を行う場合、チャネル割当を固定的に、または動的に行うとともに、複数のチャネルを、各ユーザ宅内装置に対して複数割当て、または各サービスに対して割当てを行い、
前記チャネル割当てを固定的に行う場合には、LLID(Logical Link ID)に対応してチャネルを割当て、
前記局側装置が、新たなユーザ宅内装置が接続されたときには、RegisterフレームまたはOAMフレームを用いて当該ユーザ宅内装置に新たに付与されたLLIDに対応するチャネルを局側装置が決定してユーザ宅内装置に通知し、RegisterフレームまたはOAMフレームを用いて逐次ユーザ宅内装置の接続状況または稼働状況を監視し、ユーザ宅内装置の状況の変化に応じてLLIDに対応するチャネルの割当てを逐次更新し、
前記ユーザ宅内装置は、局側装置からユーザ宅内装置に到着した光信号を電気信号に変換してユーザ宅内装置の電源とする
ことを特徴とするチャネルアクセス方法。
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