JP4837138B2 - 表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、表示装置及び電子機器に関する。
表示装置や電子機器のなかには、インシュレータを備えたものがある。
特許文献1は、絶縁シートを備えた電気機器が開示されている。絶縁シートは、両面テープのような固定部材によって支持部材に固定されている。
特開2009−49245号公報
ところで近年の電子機器は、部品削減が要望されている。
本発明の目的は、部品削減を図ることができる表示装置及び電子機器を得ることにある。
本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に収容された支持部と、前記支持部に取り付けられた回路基板と、前記回路基板と接した介在部と、絶縁部とを具備する。前記絶縁部は、前記介在部を間に介在させた位置で前記回路基板に面した第1部分と、前記介在部から伝わる前記回路基板からの押圧の力により変位される部分と、該部分の変位に伴い前記支持部に押し付けられた第2部分とを有する。
本発明によれば、部品削減を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置の斜視図。 図1中に示された表示装置の内部を示す背面図。 図2中に示された回路基板の実装構造を分解して示す斜視図。 図3中に示された一対のホルダの斜視図。 図4中に示されたホルダのF5線で囲まれた領域の斜視図。 図3中に示されたインシュレータの斜視図。 図6中に示されたインシュレータのF7線で囲まれた領域の斜視図。 図3中に示されたホルダにインシュレータを取り付けた状態の斜視図。 図8中に示された実装構造のF9線で囲まれた領域の斜視図。 図9中に示された実装構造を別の角度から見た斜視図。 図8中に示された実装構造に回路基板を取り付けた状態の斜視図。 図11中に示された実装構造のF12線で囲まれた領域の斜視図。 図3中に示された実装構造の平面図。 図13中に示された実装構造のF14−F14線に沿う断面図。 図13中に示された実装構造のF15−F15線に沿う断面図。 本発明の第2の実施形態に係る電子機器の斜視図。
以下に本発明の実施の形態を、テレビ及びノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPC)に適用した図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図15を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置1を開示している。表示装置1は、例えばテレビである。なお本発明が適用可能な表示装置は、上記に限定されるものではない。本発明は、種々の表示装置に広く適用可能である。
表示装置1は、筐体2と、この筐体2に収容された表示パネル3とを備える。筐体2は、例えば合成樹脂製であり、扁平な箱状に形成されている。表示パネル3は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、または有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(有機ELディスプレイ)などである。
図1に示すように、筐体2は、前壁4、背壁5、及び周壁6を有する。前壁4は、ユーザーに向かい合うとともに、開口部4aを有する。この開口部4aを通じて、表示パネル3の表示画面3aが筐体2の外部に露出されている。背壁5は、表示パネル3の背後に起立し、前壁4とは反対側から表示パネル3に対向している。周壁6は、前壁4の周縁と背壁5の周縁とを繋いでいる。
図2は、筐体2の内部を示す背面図である。図2に示すように、表示パネル3の背面3bには、回路基板11が実装されている。回路基板11は、例えば電源基板である。この回路基板11は、図3に示すように、一対のホルダ12a,12b及びインシュレータ13を介して表示パネル3に取り付けられている。以下、この実装構造について詳しく説明する。
まず、回路基板11について説明する。図2及び図3に示すように、回路基板11は、例えば長方形の板状である。回路基板11は、表示パネル3に対向した第1面11aと、この第1面11aとは反対側に位置した第2面11bとを有する。電源回路を構成する各部品は、例えば第2面11bに実装されている。
回路基板11は、4つの隅部と、当該回路基板11の長手方向に延びた縁部の中央部とに、それぞれ固定部15を有する。固定部15は、ホルダ12a,12bに固定される。固定部15は、挿通孔16を有する。挿通孔16は、例えばねじ17が挿通可能に、第2面11bから第1面11aに貫通している。また、図12及び図18に示すように、回路基板11の4つ隅部に設けられた固定部25は、導電部18を更に有する。導電部18は、回路基板11のグランドに電気的に接続されている。導電部18は、回路基板11のグランドを、当該回路基板11の外部に電気的に接続するグランド経路の一部である。導電部18は、挿通孔16の近傍、例えば挿通孔16の縁部に設けられている。
導電部18は、例えば第2面11bに対して僅かに盛り上がっている。後述するように、回路基板11を固定するねじ17は、挿通孔16に通されてホルダ12a,12bに係合する。このとき、ねじ17の頭部が導電部18に接触する。これにより、回路基板11のグランドは、導電部18及びねじ17を通じて、ホルダ12a,12bに電気的に接続される。これにより、回路基板11のアースが確保されている。なお導電部18は、第1面11aに設けられていてもよい。
図2に示すように、一対のホルダ12a,12b(以下、第1及び第2のホルダ12a,12b)は、表示パネル3の背面3bに固定され、筐体2に収容されている。第1及び第2のホルダ12a,12bは、例えば金具(取付金具)である。第1及び第2のホルダ12a,12bは、それぞれ回路基板11が取り付けられ、この回路基板11を支持する支持部の一例である。第1及び第2のホルダ12a,12bは、それぞれ鉛直方向に延びるとともに、回路基板11の幅に対応して互いに水平方向に離間している。
図4に示すように、第1及び第2のホルダ12a,12bは、それぞれ、取付部21(第1部分)、起立部22(第2部分)、及び保持部23(第3部分)を有する。図5は、第1ホルダ12aの端部の取付部21、起立部22、及び保持部23の詳細を示す。なお第1ホルダ12aの他の部分や第2ホルダ12bも略同じ構造である。
図4に示すように、取付部21は、表示パネル3の背面3bと略平行になる板状の部分であり、背面3bに取り付けられる。取付部21は、例えば回路基板11の長手方向の長さよりも長い。取付部21は、複数の挿通孔25を有し、例えばねじ26(図2参照)により表示パネル3に固定される。なおねじ26は、ホルダ12a,12bを固定する固定部材の一例である。ホルダ12a,12bは、例えばリベットのような他の固定部材によって固定されてもよい。
起立部22は、取付部21の長手方向に延びた縁部に設けられ、取付部21に対して起立している。起立部22は、表示パネル3から離れる向きに起立している。起立部22は、例えば取付部21の長手方向の全長に亘って設けられている。起立部22は、いわゆる梁として機能し、ホルダ12a,12bに剛性を与えている。
図4に示すように、保持部23は、ホルダ12a,12bの全長に対して部分的(例えば6箇所)に設けられている。保持部23は、回路基板11の固定部15に対向するように、ホルダ12a,12bの長手方向の両端部と、その中央部に設けられている。
図5に示すように、保持部23は、起立部22の先端部から取付部21と略平行に突出している。保持部23は、ひれ状に張り出した張出部である。取付部21、起立部22、及び保持部23は、例えば1つの板金部材を折り曲げることで一体に形成されている。
保持部23は、回路基板11が載置される載置面27と、この載置面27に開口した係合穴28とを有する。載置面27は、取付部21と略平行に広がっている。係合穴28は、例えばねじ穴である。係合穴28は、回路基板11の挿通孔16に対向する。図12に示すように、ねじ17が挿通孔16を通って係合穴28に係合することで、回路基板11が保持部23に固定される。なおねじ17は、回路基板11を固定する固定部材の一例である。回路基板は、例えばリベットのような他の固定部材によって固定されてもよい。
図3に示すように、インシュレータ13は、例えば合成樹脂製の絶縁シートであり、絶縁部の一例である。インシュレータは、弾性(ばね性)を有する。インシュレータ13は、第1部分31、第2部分32、及び第3部分33を有する。
図3に示すように、第1部分31は、インシュレータ13の本体部であり、回路基板11を覆うカバー部である。第1部分31は、回路基板11と略平行であり、ホルダ12a,12bから回路基板11に向かう方向(第1方向D1)から回路基板11に対向する。第1部分31は、長方形の板状に形成されている。第1部分31は、第1及び第2のホルダ12a,12bの間に亘る大きさを有する。第1部分31は、回路基板11と表示パネル3との間に位置し、回路基板11の略全体を覆っている。
第1部分31は、4つの縁部31a,31b,31c,31d(以下、第1乃至第4の縁部31a,31b,31c,31d)を有する。第1及び第2の縁部31a,31bは、インシュレータ13の長手方向に延び、第1及び第2のホルダ12a,12bに沿っている。第3及び第4の縁部31c,31dは、第1及び第2の縁部31a,31bとは直交する方向に延び、第1及び第2の縁部31a,31bの間を繋いでいる。
図6に示すように、第2部分32は、インシュレータ13の起立部であり、第1部分31に対して起立している。第2部分32は、第1部分31の第1及び第2の縁部31a,31bに設けられ、インシュレータ13の長手方向の略全長に亘って延びている。第2部分32は、第1及び第2のホルダ12a,12bの外形に沿って延びている。図12に示すように、第2部分32は、回路基板11の長手方向の全長に亘って、回路基板11の側方に起立している。
図9及び図10に示すように、第2部分32は、ホルダ12a,12bに対向している。第2部分32は、ホルダ12a,12bの保持部23に載せられ、保持部23によって支持されている。第2部分32は、第2方向D2から保持部23に対向している。なお、第2方向D2とは、第1方向D1とは異なる方向である。本実施形態では第2方向D2は、回路基板11からホルダ12a,12bに向かう方向であり、第1方向D1とは反対となる方向である。
換言すれば、第2部分32は、保持部23によって第1方向D1から支持されている。図14に示すように、第2部分32は、保持部23に対して略垂直な姿勢で当接しており、保持部23の支持方向(第1方向D1)において比較的大きな剛性を有する。つまり第2部分32は、保持部23の支持方向において、第1部分31よりも大きな剛性を有する。
図7、図9及び図10に示すように、第2部分32は、ホルダ12a,12bの保持部23に係合する係合部35(受け部)を有する。係合部35は、第1切欠き部36を有して、凹状に形成されている。第1切欠き部36は、保持部23を避けるように、第2部分32の端部を切り欠いている。保持部23が第1切欠き部36に通されることで、インシュレータ13は、第1部分31を保持部23よりも表示パネル3に近づけた位置で、保持部23によって支持される。
第1部分31は、第2切欠き部37を有する。第2切欠き部37は、ホルダ12a,12bの保持部23に対応して設けられている。第2切欠き部37は、保持部23を避けるように、第1部分31の端部を切り欠いている。保持部23が第2切欠き部37に通されることで、インシュレータ13の第1部分31が保持部23より表示パネル3の近くに位置する。なお第2切欠き部37は、第1切欠き部36に繋がっている。
図7、図9及び図10に示すように、第3部分33は、第2切欠き部37の縁部から起立している。第3部分33は、本発明でいう「介在部」の一例である。本実施形態に係る第3部分33は、シートであるインシュレータ13の一部を折り曲げられることで形成されている。すなわち本実施形態では、第1乃至第3の部分31,32,33は、合成樹脂製の一枚のシート材を折り曲げることで互いに一体に成形されている。
図12及び図15に示すように、第3部分33は、第1部分31から回路基板11に向いて突出している。図10に示すように、回路基板11が取り付けられていない状態では、第3部分33は、ホルダ12a,12bの保持部23を超えて延びている。すなわち、第3部分33の先端部は、保持部23の載置面27よりも僅かに(例えば数mm)飛び出している。
このため、回路基板11が保持部23に載置されたとき、第3部分33は、回路基板11と第1部分31との間に介在され、第2部分32がホルダ12a,12bに押し付けられる向き(第2方向D2)に第1部分31を押すことになる(図12中の矢印参照)。
もう少し詳しく述べると、回路基板11が保持部23に載置されたとき、第3部分33は回路基板11の第1面11aに当接し、その干渉分だけ回路基板11によって第1部分31に向けて押される。これにより、第3部分33が第1部分31を第2方向D2に向けて押すように変位し、インシュレータ13の全体が第2方向D2に向けて押される。
ここで、第2部分32は、保持部23の上に載置され、保持部23によって支持されており、変位することができない。そのため、第1部分31が弾性変形することで第3部分33の変位が吸収される。このようにして、インシュレータ13は、回路基板11とホルダ12a,12bとの間に挟み込まれ、回路基板11とホルダ12a,12bとの間で固定される。すなわち、第2部分32及び第3部分33が、互いに反対方向からホルダ12a,12b及び回路基板11に当接することで、インシュレータ13の動きが規制される。
本実施形態では、第3部分33は、ホルダ12a,12bの保持部23と1対1で対応して設けられている。すなわち、第3部分33は、第2部分32の係合部35と1対1で対応している。
なお、本発明でいう「介在部」は、インシュレータ13の一部によって形成されるものに限定されない。介在部は、回路基板11の第1面11aに設けられた突起などでもよく、回路基板11とインシュレータ13との間に設けられたスペーサ(例えばスポンジ材)などでもよい。
図2に示すように、筐体2は、スピーカ41を収容している。スピーカ41は、インシュレータ13の近傍に配置されている。スピーカ41は、例えば筐体2の下部に配置され、回路基板11やインシュレータ13の下方に位置している。スピーカ41は、例えばコーン(振動板)を下方に向けて配置され、筐体2の下方に向けて音を放出する。
このため、音を放出したときの振動(反動)は、スピーカ41の上方にあるインシュレータ13などに伝わりやすい。なお、「スピーカがインシュレータの近傍に位置する」とは、スピーカからの振動によって影響される範囲内にインシュレータがあることをいう。
次に、表示装置1の組立方法について説明する。なお、インシュレータ13の実装構造以外は、他の表示装置の組立方法と略同じである。そこで、ここではインシュレータ13の実装構造について詳しく説明する。
まず、表示パネル3が背面3bを上にして寝かされた状態に準備される。次に、第1及び第2のホルダ12a,12bを表示パネル3に取り付ける。詳しくは、ホルダ12a,12bの第1部分31の挿通孔25を表示パネル3の背面3bの係合穴(例えばねじ穴、図示せず)に合わせる。そして、ねじ26をホルダ12a,12bの挿通孔25に通して表示パネル3の係合穴に係合させる。これにより、ホルダ12a,12bが表示パネル3に固定され、ホルダ12a,12bの位置が決まる。
次に、図8に示すように、インシュレータ13をホルダ12a,12bの上に載置する。詳しくは、ホルダ12a,12bの保持部23を第2切欠き部37、第1切欠き部36に順に通すことで、インシュレータ13の第1部分31が保持部23よりも表示パネル3に配置される。そして、第2部分32が保持部23の載置面27の上に載ることで、インシュレータ13が支持される。すなわち、インシュレータ13は、ねじや両面テープのような固定部材を一切使わずに、ホルダ12a,12bに対して載せられただけである。
次に、図11に示すように、回路基板11をホルダ12a,12bに取り付ける。詳しくは、回路基板11の挿通孔16をホルダ12a,12bの係合穴28に合わせる。そして、ねじ17を挿通孔16に通して係合穴28に係合させることで、回路基板11がホルダ12a,12bの保持部23に固定される。このとき、回路基板11がインシュレータ13の第3部分33に当接し、第3部分33を表示パネル3に向かって押す。これにより、インシュレータ13の第2部分32がホルダ12a,12bの保持部23に向けて押え付けられる。これにより、インシュレータ13がホルダ12a,12bと回路基板11の間で固定される。
上記のように本実施形態の構成では、寝かされた表示パネル3に対して、ホルダ12a,12b、インシュレータ13、回路基板11を順に積み上げていく作業のみで実装を行うことができる。
次に、本実施形態に係る表示装置1の作用について説明する。
表示装置や電子機器においては、例えばショート防止のような安全性の観点などから、電源基板である回路基板11と、表示パネル3やホルダ12a,12bとの間(いわゆる一次−二次間)は、一定以上の距離を取る必要がある。そして、もし直線距離としてその一定の距離がとれない場合には、絶縁シートといった非導電物を間に挟み、空間距離として距離をとる。上記実施形態では、回路基板11と、表示パネル3及びホルダ12a,12bとの間に、インシュレータ13が配置され、一定以上の空間距離が確保されている。
このような構成の表示装置1によれば、部品削減を図ることができる。すなわち、回路基板11に対向した第1部分31と、ホルダ12aに対向した第2部分32とを有したインシュレータ13と、回路基板11と第1部分31との間に介在され、第2部分32がホルダ12aに押し付けられる向きに第1部分31を押す介在部33とを備えると、ねじや両面テープのような固定部材を用いずにインシュレータ13を固定することができる。
これにより、ねじや両面テープのような固定部材を削減することができる。固定部材を削減することができると、組立工程の作業性改善や、コスト削減を図ることができる。特に本実施形態の構成では、寝かされた表示パネル3に対して、ホルダ12a,12b、インシュレータ13、回路基板11を順に上から置く作業のみで実装構造を形成することができるので、作業性が良好である。
介在部33がインシュレータ13の一部であると、回路基板11に設けられた突起や、スペーサなどを介在部とする場合に比べて、部品点数を削減することができる。これにより、さらに作業性改善やコスト削減を図ることができる。特に、介在部33が、絶縁シートの一部を折り曲げることで形成されたものであると、介在部33に係る作業やコストをさらに小さくすることができる。
インシュレータ13が弾性を有すると、当該インシュレータ13や回路基板11、ホルダ12a,12bに干渉によるストレスを及ぼすことなく、インシュレータ13を回路基板11とホルダ12a,12bとの間に挟み込むことができる。
例えばねじや両面テープを使わずに、インシュレータを回路基板11に引っ掛けるような構造でも固定部材を減らすことができる。ただしこの場合、インシュレータ13が単にぶらさがった状態であるため、インシュレータ13がスピーカ41と共振し、ノイズが発生する可能性がある。特に、本実施形態のようにスピーカ41が下方に向き、スピーカ41からの振動がインシュレータ13に伝わりやすい構成では影響が大きい。
一方で本実施形態によれば、インシュレータ13が回路基板11及びホルダ12a,12bの両方に当接している。すなわち、インシュレータ13は回路基板11とホルダ12a,12bとの間に挟まれて固定されている。このようにインシュレータ13が強固に固定されていると、インシュレータ13がスピーカ41と共振しにくく、ノイズが発生しにくい。これは、本実施形態のようにスピーカ41が下方に向き、スピーカ41からの振動がインシュレータ13に伝わりやすい構成で特に有効である。
インシュレータ13の第2部分32が回路基板11の側方で起立していると、この第2部分32によって回路基板11の絶縁性がさらに高められている。そしてこの第2部分32がホルダ12a,12bの保持部23に対して略垂直な姿勢となるため、ホルダ12a,12bに対してインシュレータ13が比較的大きな剛性を持つことができる。これにより、インシュレータ13の第1部分31が回路基板11によって押された状態であっても、インシュレータ13の第2部分32は確実に保持部23を受けることができる。
本実施形態では、介在部である第3部分33が、ホルダ12a,12bに支持された部分(係合部35)の近くに配置されている。このため、インシュレータ13が回路基板11とホルダ12a,12bとの間でより強固に、より確実に挟まれる。これにより、インシュレータ13の固定構造がより安定する。
インシュレータ13の第2部分32がホルダ12a,12bの外形に沿って延びていると、回路基板11とホルダ12a,12bとの間の絶縁性をさらに高めることができる。これは、ホルダ12a,12bが例えば板金のような導電部材である場合に特に有効である。
回路基板11とホルダ12a,12bとの間に単にインシュレータ13を介在させるのであれば、回路基板11の固定部15に対応してインシュレータ13の固定部を設け、回路基板11の固定部15とインシュレータ13の固定部とを共締めすることも考えられる。しかしながら、この構成では、回路基板11の固定部とホルダ12a,12bとの間にインシュレータ13が存在することになる。すなわち上記実施形態は、例えば回路基板11の第1の面11aに導電部を設け、この導電部を保持部23に直接に接触させてアースをとる構造にも適用可能である。
ここで、回路基板11のグランドを安定して接続するためには、回路基板11の固定部15とホルダ12a,12bとを直接に接触させることが好ましい。本実施形態の構造によれば、回路基板11の固定部15とホルダ12a,12bとの間にインシュレータ13を介在させることなく、回路基板11とホルダ12a,12bとの間にインシュレータ13を挟みこむことができる。これにより、回路基板11の電気的な特性を安定させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子機器51について、図16を参照して説明する。なお上記第1の実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、下記に説明する以外の構成は、上記第1の実施形態と同じである。
電子機器51は、例えばノートPCである。なお本発明が適用可能な電子機器は、上記に限定されるものではない。本発明は、PDA(Personal digital Assistant)やゲーム機などを含む種々の電子機器に広く適用可能である。
電子機器51は、筐体2と、この筐体2に収容された実装構造52を有する。実装構造52は、回路基板11、インシュレータ13、及びホルダ12a,12bを含み、上記第1の実施形態と略同じ構成を有する。
このような構成の電子機器51においても、上記第1の実施形態と同様に、部品を削減することができる。
以上、本発明の第1及び第2の実施形態に係る表示装置1及び電子機器51について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。第1及び第2の実施形態に係る各構成要素は、適宜組み合わせて用いることができる。また、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
保持部23や介在部33は、6箇所設けられる必要は無く、これより少なくてもよいし、これより多くてもよい。スピーカ41の固定位置は限定されるものではなく、スピーカ41は例えばインシュレータ13の上方に配置されてもよい。インシュレータ13の第2部分32は、必ずしも第1方向D1とは反対からホルダ12a,12bに対向していなくてもよい。インシュレータ13の第2部分32は、介在部33が第1部分31を押したときに、ホルダ12a,12bに押え付けられる向きにホルダ12a,12bに対向していればよい。
以下、いくつかの電子機器を付記する。
一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に収容されたホルダと、前記ホルダに取り付けられた回路基板と、インシュレータと、介在部とを具備する。前記インシュレータは、第1方向から前記回路基板に面した第1部分と、前記ホルダの一部に対して前記第1部分とは反対側に位置された部分を含み、前記第1方向とは異なる第2方向から前記ホルダに接した第2部分とを有する。前記介在部は、前記回路基板と前記第1部分との間に挟まれ、前記ホルダに取り付けられた前記回路基板によって前記第1部分に向けて押されることで、前記インシュレータの一部が前記第2方向に変位され、前記第2部分が前記ホルダに押し付けられる。
一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に収容された支持部と、前記支持部に取り付けられた回路基板と、絶縁部と、介在部とを具備する。前記絶縁部は、第1方向から前記回路基板に面した第1部分と、前記支持部の一部に対して前記第1部分とは反対側に位置された部分を含み、前記第1方向とは異なる第2方向から前記支持部に接した第2部分とを有する。前記介在部は、前記回路基板と前記第1部分との間に挟まれ、前記支持部に取り付けられた前記回路基板によって前記第1部分に向けて押されることで、前記絶縁部の一部が前記第2方向に変位され、前記第2部分が前記支持部に押し付けられる。
D1…第1方向、D2…第2方向、1…表示装置、2…筐体、12a,12b…ホルダ、13…インシュレータ、31…第1部分、32…第2部分、33…第3部分、41…スピーカ、51…電子機器。

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容されたホルダと、
    前記ホルダに取り付けられた回路基板と、
    第1方向から前記回路基板に面した第1部分と、前記第1方向とは異なる第2方向から前記ホルダに接した第2部分とを有したインシュレータと、
    前記回路基板と前記第1部分との間に挟まれ、前記ホルダに取り付けられた前記回路基板によって前記第1部分に向けて押されたことで、前記インシュレータの一部が前記第2方向に変位され、前記第2部分が前記ホルダに押し付けられた介在部と、
    を具備したことを特徴とする表示装置。
  2. 筐体と、
    前記筐体に収容された支持部と、
    前記支持部に取り付けられた回路基板と、
    前記回路基板に面した第1部分と、前記支持部に接した第2部分とを有した絶縁部と、
    前記回路基板と前記第1部分との間に挟まれ、前記支持部に取り付けられた前記回路基板によって前記第1部分に向けて押されたことで、前記絶縁部の一部が変位され、前記第2部分が前記支持部に押し付けられた介在部と、
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  3. 筐体と、
    前記筐体に収容された支持部と、
    前記支持部に取り付けられた回路基板と、
    前記回路基板と接した介在部と、
    前記介在部を間に介在させた位置で前記回路基板に面した第1部分と、前記介在部から伝わる前記回路基板からの押圧の力により変位される部分と、該部分の変位に伴い前記支持部に押し付けられた第2部分と、を有した絶縁部と、
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3の記載において、
    前記第2部分は、板状に形成され、前記支持部に略垂直な姿勢で接し、前記第1部分は、前記第2部分とは交差する方向の板状に形成され、前記支持部に略垂直な方向において、前記第2部分は、前記第1部分よりも大きな剛性を有したことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項3の記載において、
    前記介在部は、前記絶縁部と一体であることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項3の記載において、
    前記絶縁部は、シートであり、前記介在部は、前記シートの一部を折り曲げることで設けられたことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項3の記載において、
    前記絶縁部は、弾性を有したことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項3の記載において、
    前記筐体に収容されたスピーカを更に備え、
    前記支持部、前記回路基板、及び前記絶縁部は、前記スピーカに対して、前記スピーカの音が放出される側とは反対側に位置されたことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項3の記載において、
    前記第2部分は、前記回路基板の側方で起立したことを特徴とする電子機器。
  10. 請求項3の記載において、
    前記第2部分は、前記支持部の外形に沿って延びたことを特徴とする電子機器。
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