JP4828948B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板等の基板に対して、洗浄、エッチング等の所定の処理を行う基板処理装置に関する。
従来より、基板の製造工程においては、処理液により基板を処理する基板処理装置が知られている。図6は、従来の基板処理装置100の一般的な構成を示した図である。従来の基板処理装置100は、処理液を貯留するための処理槽110を備え、処理槽110に貯留された処理液中に基板Wを浸漬することにより、基板Wを処理する。また、基板処理装置100は、循環ポンプ121の圧力により処理液を循環させる循環部120を備えている。処理液は、循環経路途中に設けられたフィルタ122により濾過される。また、処理液は、処理槽110に設けられたヒータ111や、循環経路途中に設けられたヒータ123により加熱され、基板Wの処理に適した所定の温度に維持される。
このような従来の基板処理装置の構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2004−179310号公報
しかしながら、従来の基板処理装置100においては、基板Wの処理に伴って処理液の成分構成が変化し、処理液の処理性能が低下してしまう場合があった。例えば、燐酸を含む処理液を用いて基板の表面をエッチングする処理の場合、基板の表面から溶出した酸化物や窒化物が不純物として処理液中に混合し、処理液のエッチング性能を低下させる場合があった。このため、従来の基板処理装置100では、頻繁に処理液を新液に交換する必要があり、処理液の稼働率が低下するとともに、処理液の消費量や排液量が多くなっていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、基板を処理液により処理する基板処理装置において、処理液の処理性能を維持し、基板処理装置の稼働率を向上させるとともに、処理液の消費量や排液量を低減できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、基板を処理液により処理する基板処理装置であって、基板を収納するとともに、処理液を貯留する処理槽と、前記処理槽から排出された処理液を再度前記処理槽へ供給する循環経路と、前記循環経路途中において処理液を貯留するとともに、処理液を冷却する冷却槽と、前記冷却槽に沈殿した不純物を前記冷却槽から排出する排出手段と、前記循環経路途中の前記冷却槽よりも上流側及び下流側に連結され、新たな処理液の供給先を前記上流側と前記下流側とで切り替えて、当該供給先に前記新たな処理液を供給する処理液供給手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記冷却槽に貯留された処理液の上澄み液を汲み上げて、下流側の循環経路へ処理液を供給させる循環機構をさらに備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、前記循環経路途中の前記冷却槽よりも下流側において、処理液を加熱する加熱手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の基板処理装置であって、前記処理槽は、基板を収容するとともに、基板を処理する内槽と、前記内槽の上部外側に前記内槽からオーバーフローした処理液を受ける外槽とを備え、前記循環経路は、前記外槽から排出された処理液を再度前記内槽へ供給することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の基板処理装置であって、前記循環経路は、前記処理槽の底部から処理液を再度前記処理槽へ供給することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の基板処理装置であって、前記循環経路は、第1の循環経路と第2の循環経路とを備え、前記第1の循環経路と前記第2の循環経路のそれぞれに、前記冷却槽が設けられ、前記第1の循環経路と前記第2の循環経路とを切り替える循環経路切替手段を備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の基板処理装置であって、前記循環経路の前記冷却槽よりも下流側において、処理液中の不純物を濾し取るフィルタをさらに備えることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項3に記載の基板処理装置であって、前記循環経路途中の前記冷却槽よりも下流側において、処理液を貯留する処理液貯留槽をさらに備え、前記加熱手段は、前記処理液貯留槽に貯留された処理液を加熱することを特徴とする。
請求項1〜に記載の発明によれば、基板処理装置は、循環経路途中において処理液を貯留するとともに処理液を冷却する冷却槽と、冷却槽に沈殿した不純物を冷却槽から排出する排出手段とを備える。このため、処理液中に溶解している不純物を析出させて冷却槽の底部に沈殿させ、沈殿した不純物を除去できる。これにより、処理液の処理性能が維持され、処理液を再利用できる。また、処理液を新液に交換する頻度が低減されるため、基板処理装置の稼働率が向上するとともに、処理液の消費量や排液量が低減される。また、循環経路途中の冷却槽よりも上流側において、処理液を供給する処理液供給手段をさらに備える。このため、冷却槽から不純物を排出する時には、冷却槽に残留する不純物を処理液で洗い流すことができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、冷却槽に貯留された処理液の上澄み液を汲み上げて、下流側の循環経路へ処理液を供給させる循環機構をさらに備える。このため、沈殿した不純物を冷却槽内に残しつつ、処理液のみを循環経路へ送ることができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、循環経路途中の冷却槽よりも下流側において、処理液を加熱する加熱手段をさらに備える。このため、処理槽内における処理液の温度を維持しつつ、処理液中の不純物を除去できる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、外槽から排出された処理液を再度内槽へ供給する。このため、処理槽において処理液をオーバーフローさせて基板を処理しつつ、循環経路において処理液中の不純物を除去できる。これにより、基板処理装置の稼働率がさらに向上する。
特に、請求項5に記載の発明によれば、処理槽の底部から排出された処理液を再度処理槽へ供給する。このため、処理液を急速に回収し、処理液中の不純物を除去できる。これにより、基板処理装置の稼働率がさらに向上する。
特に、請求項6に記載の発明によれば、循環経路は、第1の循環経路と第2の循環経路とを備え、第1の循環経路と第2の循環経路のそれぞれに、冷却槽が設けられ、第1の循環経路と第2の循環経路とを切り替える循環経路切替手段を備える。このため、一方の冷却槽に不純物が蓄積すると、循環経路を切り替えて他方の冷却槽を使用できる。これにより、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
特に、請求項7に記載の発明によれば、循環経路の冷却槽よりも下流側において、処理液中の不純物を濾し取るフィルタをさらに備える。このため、冷却槽から後続の循環経路へ微量の不純物が送られたとしても、その不純物を濾し取って除去できる。
特に、請求項に記載の発明によれば、循環経路途中の冷却槽よりも下流側において、処理液を貯留する処理液貯留槽をさらに備え、加熱手段は、処理液貯留槽に貯留された処理液を加熱する。このため、処理液を十分に加熱できる。

以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.基板処理装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1の構成を示した図である。この基板処理装置1は、処理槽10に貯留された処理液に複数枚の基板(以下、単に基板という。)Wを浸漬することにより、基板Wを処理するための装置である。基板処理装置1は、主として、処理槽10と、配管部20と、制御部40とを備えている。本実施形態では、処理液として燐酸(H3PO4)溶液を使用し、基板Wの表面にエッチング処理を行う場合について説明する。
処理槽10は、処理液を貯留するための容器である。処理槽10は、基板Wを浸漬処理するための内槽11と、内槽11の外側面の上端に設けられた外槽12とを備えている。内槽11へ供給された処理液は、内槽11の内部に貯留され、やがて内槽11上部の開口から外槽12へオーバーフローする。内槽11の側部には、ヒータ13が設けられている。ヒータ13を動作させると、内槽11の内部に貯留された処理液が加熱されて所定の温度(例えば、160℃)に維持される。
処理槽10の上部には、基板Wを保持する図示しないリフタが設けられている。基板Wは、リフタに保持されて上下に搬送されることにより、処理槽10上方の引き上げ位置と内槽11の内部の浸漬位置(図1の位置)との間で移動する。内槽11に処理液が貯留され、基板Wが下降されると、基板Wは処理液中に浸漬されて、基板Wの表面がエッチング処理される。
配管部20は、複数の配管21a〜21rにより構成されている。配管21aは、上流側の端部が外槽12に接続されるとともに、下流側の端部が内槽11に接続されている。配管21aの経路途中には、上流側から順に、バルブV1、循環ポンプ22、フィルタ23、およびヒータ24が設けられている。このため、バルブV1を開放するとともに循環ポンプ22を動作させると、内槽11から外槽12へオーバーフローした処理液が配管21a中を流れ、内槽11へ循環される。また、配管21a内を流れる途中において、処理液中の不純物がフィルタ23により除去される。また、ヒータ24を動作させると、循環される処理液が加熱され、処理液は所定の温度に維持される。
配管21bは、上流側の端部が内槽11の底部に接続され、その経路途中にはバルブV2が接続されている。このため、バルブV2を開放すると、内槽11に貯留された処理液が配管21bへ急速に流れ出す。また、配管21cは、上流側の端部が外槽12に接続され、その経路途中にはバルブV3が介挿されている。このため、バルブV3を開放すると、外槽12へオーバーフローした処理液が配管21cへ流れ出す。配管21bの下流側の端部と、配管21cの下流側の端部とは、合流して1本の配管21dとなる。
配管21dの下流側の端部は、2本の配管21e,21fに分岐している。配管21eの経路途中には、バルブV4が介挿されており、配管21eの下流側の端部は、冷却タンク25に接続されている。配管21e内を流れた処理液は、冷却タンク25へ流入し、冷却タンク25内に一時的に貯留される。冷却タンク25の底側には、冷却機構25aが取り付けられている。このため、冷却機構25aを動作させると、冷却タンク25内に貯留された処理液は冷却される。
また、冷却タンク25内には、配管21gが接続されている。配管21gの経路途中には、上流側から順に、バルブV5と、汲み上げポンプ26と、フィルタ27と、が設けられている。また、配管21gの下流側の端部は、予備温調タンク28に接続されている。このため、バルブV5を開放するとともに汲み上げポンプ26を動作させると、冷却タンク25内に貯留された処理液の上澄み液が配管21gへ汲み上げられ、フィルタ27を通って予備温調タンク28へ供給される。
一方、配管21fの経路途中には、バルブV6が介挿されており、配管21fの下流側の端部は、冷却タンク29に接続されている。配管21f内を流れた処理液は、冷却タンク29へ流入し、冷却タンク29内に一時的に貯留される。冷却タンク29には、冷却機構29aが取り付けられている。このため、冷却機構29aを動作させると、冷却タンク29内に貯留された処理液は冷却される。
また、冷却タンク29内には、配管21hが接続されている。配管21hの経路途中には、上流側から順に、バルブV7と、汲み上げポンプ30と、フィルタ31と、が設けられている。また、配管21hの下流側の端部は、予備温調タンク28に接続されている。このため、バルブV7を開放するとともに汲み上げポンプ30を動作させると、冷却タンク29内に貯留された処理液の上澄み液が配管21hへ汲み上げられ、フィルタ31を通って予備温調タンク28へ供給される。
予備温調タンク28の底側には、ヒータ28aが付設されている。このため、ヒータ28aを動作させると、予備温調タンク28内に貯留された処理液は所定の温度まで加熱される。
配管21iは、上流側の端部が予備温調タンク28に接続されているとともに、下流側の端部が配管21aの循環ポンプ22の上流側に接続されている。また、配管21iの経路途中には、バルブV8が介挿されている。このため、バルブV8を開放するとともに循環ポンプ22を動作させると、予備温調タンク28に貯留された処理液が、配管21iを通って配管21aへ流入し、フィルタ23、およびヒータ24を経由して内槽11へ供給される。
冷却タンク25の底部には、配管21jが接続されている。同様に、冷却タンク29の底部には、配管21kが接続されている。配管21j,21kには、それぞれバルブV9,V10が介挿されており、配管21jの下流側の端部と、配管21kの下流側の端部とは、合流して1本の配管21lとなる。配管21lの下流側の端部は、排液タンク32へ接続されている。このため、バルブV9を開放すると、冷却タンク25の底部から配管21j,21lを通って排液タンク32へ、処理液が排出される。また、バルブV10を開放すると、冷却タンク29の底部から配管21k,21lを通って排液タンク32へ、処理液が排出される。
処理液供給源33は、新しい(すなわち未使用の)処理液を供給するための液源である。処理液供給源33には、配管21mが接続されている。配管21mの下流側の端部は、配管21nと配管21oとに分岐している。配管21nの経路途中にはバルブV11が介挿されており、配管21nの下流側の端部は、配管21eに接続されている。このため、バルブV11を開放すると、処理液供給源33から配管21m,21n,21eを通って冷却タンク25へ、処理液が供給される。同様に、配管21oの経路途中にはバルブV12が介挿されており、配管21oの下流側の端部は、配管21fに接続されている。このため、バルブV12を開放すると、処理液供給源33から配管21m,21o,21fを通って冷却タンク29へ、処理液が供給される。
また、処理液供給源33には、配管21pも接続されている。配管21pの経路途中にはバルブV13が介挿されており、配管21pの下流側の端部は、予備温調タンク28に接続されている。このため、バルブV13を開放すると、処理液供給源33から予備温調タンク28へ、新しい処理液が供給される。
配管21qは、上流側の端部が内槽11の底部に接続されているとともに下流側の端部が排液タンク32に接続されている。また、配管21qの経路途中には、バルブV14が介挿されている。このため、バルブV14を開放すると、内槽11に貯留された処理液が、配管21qを通って排液タンク32へ急速に排出される。
排液タンク32には、冷却機構32aが付設されている。冷却機構32aを動作させると、排液タンク32内に貯留された処理液は、廃棄可能な温度まで冷却される。また、排液タンク32には、配管21rが接続されている。配管21rの経路途中にはバルブV15が介挿されており、配管21rの下流側の端部は、排液ラインに接続されている。このため、バルブV15を開放すると、排液タンク32内において冷却された処理液が、排液ラインへ排出される。
制御部40は、基板処理装置1の各部の動作を制御するための情報処理部である。制御部40は、CPUやメモリを備えたコンピュータにより構成される。図2は、制御部40と装置各部との間の電気的接続関係を示したブロック図である。図2に示したように、制御部40は、ヒータ13、リフタ、バルブV1〜V15、循環ポンプ22、ヒータ24、冷却機構25a、汲み上げポンプ26、ヒータ28a、冷却機構29a、汲み上げポンプ30、冷却機構32aと電気的に接続されており、これらの動作を制御する。
<2.基板処理装置の動作(不純物を連続的に除去する場合)>
続いて、上記構成を有する基板処理装置1の動作について説明する。まず、処理槽10において基板Wを処理しつつ、処理液中の不純物を連続的に除去する場合について、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する基板処理装置1の動作は、制御部40が、ヒータ13、リフタ、バルブV1〜V15、循環ポンプ22、ヒータ24、冷却機構25a、汲み上げポンプ26、ヒータ28a、冷却機構29a、汲み上げポンプ30、冷却機構32a等の動作を制御することにより進行する。
まず、基板処理装置1において、バルブV8およびバルブV13を開放するとともに循環ポンプ22を動作させる。これにより、処理液供給源33から配管21p、予備温調タンク28、配管21i、配管21aを通って内槽11へ処理液を供給し、内槽11に処理液を貯留する(ステップS11)。処理液は、内槽11の上部まで貯留されると、内槽11の上部から外槽12へオーバーフローする。
内槽11へ処理液を貯留する際には、予備温調タンク28のヒータ28a、配管21a上のヒータ24、および内槽11のヒータ13を動作させる。これにより、内槽11へ貯留される処理液は加熱され、エッチング処理に適した所定の温度(例えば160℃)に維持される。
次に、バルブV1,V2,V6,V7,V9〜V15を閉鎖するとともにバルブV3〜V5,V8を開放する。そして、循環ポンプ22および汲み上げポンプ26を動作させる。これにより、処理液の流路を冷却タンク25経由の循環経路(以下、「第1の循環経路」という。)に設定する(ステップS12)。第1の循環経路においては、内槽11から外槽12へオーバーフローした処理液が配管21c、配管21d、配管21e、冷却タンク25、配管21g、予備温調タンク28、配管21i、配管21aを経由して内槽へ循環される。
続いて、基板Wを保持したリフタを降下させることにより、内槽11に貯留された処理液中に基板Wを浸漬する(ステップS13)。これにより、基板Wの表面に形成された酸化膜や窒化膜がエッチングされる。エッチングにより基板Wの表面から溶出した酸化物や窒化物の成分(SiO2やSiN3など)は、不純物として処理液中に混合する。
不純物を含んだ処理液は、内槽11の上部から外槽12へオーバーフローし、外槽12から第1の循環経路へ流れ出す。第1の循環経路の途中において、処理液は冷却タンク25内に一時的に貯留され、冷却機構25aにより冷却される。処理液に対する不純物の飽和溶解濃度は、処理液の温度低下とともに低下するため、処理液が冷却されると、処理液中に溶解されていた不純物は固体となって析出し、冷却タンク25の底部に沈殿する。
一方、冷却タンク25内に貯留された処理液の上澄み液は、配管21gへ吸い上げられ、フィルタ27を通って予備温調タンク28へ貯留される。予備温調タンク28は、貯留された処理液をヒータ28aにより再び所定の温度まで加熱する。そして、予備温調タンク28において加熱された処理液は、配管21i,21aを通って内槽11へ供給され、基板Wの処理のために再利用される。なお、処理液は、配管21a上のヒータ24や内槽11のヒータ13によっても加熱される。これにより、配管21i,21aの経路途中における処理液の温度低下が防止され、処理液は所定の温度に維持される。
基板Wを浸漬した後、所定時間が経過すると、次に、バルブV4,V5を閉鎖し、汲み上げポンプ26を停止させる。そして、バルブV6,V7を開放し、汲み上げポンプ27を動作させる。これにより、処理液の流路を冷却タンク29経由の循環経路(以下、「第2の循環経路」という。)に切り替える(ステップS14)。第2の循環経路においては、外槽12へオーバーフローした処理液が配管21c、配管21d、配管21f、冷却タンク29、配管21h、予備温調タンク28、配管21i、配管21aを経由して内槽11へ循環される。
外槽12から第2の循環経路へ流れ出した処理液は、まず、冷却タンク29内に一時的に貯留され、冷却機構29aにより冷却される。冷却された処理液中には、不純物が固体となって析出し、冷却タンク29の底部に沈殿する。一方、冷却タンク29内に貯留された処理液の上澄み液は、配管21hへ吸い上げられ、フィルタ31を通って予備温調タンク28へ貯留される。予備温調タンク28において貯留された処理液は、ヒータ28aにより加熱され、配管21i,21aを通って内槽11へ供給される。このように、第2の循環経路においても、第1の循環経路と同等の処理液の循環が行われる。
第2の循環経路を使用している間に、第1の循環経路においては、冷却タンク25に沈殿した不純物を排出する(ステップS15)。図4は、不純物の排出処理の流れを詳細に示したフローチャートである。冷却タンク25から不純物を排出するときには、まず、バルブV9を開放する。これにより、冷却タンク25の底部に沈殿した不純物が、冷却タンク25内に残った少量の処理液とともに、配管21j,21lを通って排液タンク32へ排出される(ステップS21)。
次に、バルブV11を開放し、処理液供給源33から配管21m,21n,21eを通って冷却タンク25へ、処理液を供給する。これにより、冷却タンク25の底部に残留している不純物を洗い流し、配管21j,21lを通って排液タンク32へ、不純物を排出する(ステップS22)。不純物の排出が完了したら、バルブV11およびバルブV9を閉鎖する。排液タンク32内においては、処理液が冷却機構32aによりさらに冷却される(ステップS23)。そして、処理液が排液可能な温度まで冷却された後、バルブV15を開放して、処理液を排液ラインへ排出する(ステップS24)。
また、冷却タンク25から不純物を排出し終えた後、バルブV13を所定時間開放する。これにより、不純物とともに排出された分の処理液を、予備温調タンク28へ補充する(ステップS25)。
図3に戻る。第2の循環経路に切り替えられた後、所定時間が経過すると、次に、バルブV6,V7を閉鎖し、汲み上げポンプ30を停止させる。そして、バルブV4,V5を開放すし、汲み上げポンプ26を動作させる。これにより、処理液の流路を、再び第1の循環経路に切り替える(ステップS16)。第1の循環経路においては、上記のステップS13のときと同様に、まず、外槽12から流れ出した処理液が冷却タンク25内に一時的に貯留され、冷却機構25aにより冷却される。冷却された処理液中には、不純物が固体となって析出し、冷却タンク25の底部に沈殿する。一方、冷却タンク25内に貯留された処理液の上澄み液は、配管21gへ吸い上げられ、フィルタ27を通って予備温調タンク28へ貯留される。予備温調タンク28において貯留された処理液は、ヒータ28aにより加熱され、配管21i,21aを通って内槽11へ供給される。
また、第1の循環経路を使用している間に、第2の循環経路においては、冷却タンク29に沈殿した不純物を排出する(ステップS17)。不純物の排出処理の流れは、図4に示した不純物の排出処理の流れと同等である。すなわち、まず、バルブV10を開放する。これにより、冷却タンク29の底部に沈殿した不純物が、冷却タンク29内に残った少量の処理液とともに、配管21k,21lを通って排液タンク32へ排出される(ステップS21)。
次に、バルブV12を開放し、処理液供給源33から配管21m,21o,21fを通って冷却タンク29へ、処理液を供給する。これにより、冷却タンク25の底部に残留している不純物を洗い流し、配管21k,21lを通って排液タンク32へ、不純物を排出する(ステップS22)。不純物の排出が完了したら、バルブV12およびバルブV10を閉鎖する。排液タンク32内においては、処理液が冷却機構32aによりさらに冷却される(ステップS23)。そして、処理液が排液可能な温度まで冷却された後、バルブV15を開放して、処理液を排液ラインへ排出する(ステップS24)。
また、冷却タンク29から不純物を排出し終えた後、バルブV13を所定時間開放する。これにより、不純物とともに排出された分の処理液を、予備温調タンク28へ補充する(ステップS25)。
図3に戻る。基板Wに対する所定時間の処理が完了すると、循環ポンプ22および汲み上げポンプ26を停止する(ステップS18)。これにより、処理液の循環が停止される。そして、リフタを上昇させて、基板Wを内槽11から引き上げる(ステップS19)。以上をもって、基板処理装置1における基板Wの処理を終了する。
このように、この基板処理装置1は、処理液を冷却タンク25,29に一旦貯留し、処理液を冷却する。これにより、処理液中に溶解している不純物を析出させて、冷却タンク25,29の底部に沈殿させる。そして、冷却タンク25,29に貯留された処理液の上澄み液を、再び処理槽10へ供給する。このため、処理液の処理性能が維持され、処理液を再利用できる。また、処理液を新液に交換する頻度が低減されるため、基板処理装置1の稼働率が向上するとともに、処理液の消費量や排液量が低減される。
特に、この基板処理装置1は、処理液を循環しつつ基板Wを処理し、その循環経路の途中において、処理液の冷却および不純物の除去を行う。このため、処理槽10における基板Wの処理を停止させることなく、処理液中の不純物を除去できる。したがって、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
また、この基板処理装置1は、処理液の循環経路の冷却タンク25,29よりも下流側において、処理液を加熱する予備温調タンク28を備える。このため、処理槽10内における処理液の温度を維持しつつ、処理液中の不純物を除去できる。
また、この基板処理装置1は、処理液の循環経路の冷却タンク25,29よりも下流側において、不純物を濾し取るフィルタ27,31を備える。このため、冷却タンク25,29から配管21g,21hへ微量の不純物が吸い上げられたとしても、その不純物を濾し取って除去できる。
また、この基板処理装置1は、同等の冷却タンクを備える第1の循環経路と第2の循環経路とを並列に有している。そして、バルブV4〜V7の開閉を制御することにより、第1の循環経路と第2の循環経路とが切り替え可能となっている。このため、一方の冷却タンクに不純物が蓄積すると、循環経路を切り替えて他方の冷却タンクを使用できる。これにより、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
また、この基板処理装置1は、一方の循環経路を使用している間に、他方の循環経路の冷却タンクから不純物を排出する。このため、冷却タンク25,29の底部に沈殿した不純物を排出しつつ、循環経路を連続的に切り替えて使用できる。したがって、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。なお、循環経路の切り替え回数は、上記の例に限定されるものではなく、基板Wの処理時間に応じて適宜に設定すればよい。
また、この基板処理装置1は、処理液供給源33から冷却タンク25,29へ処理液を供給可能となっている。このため、冷却タンク25,29から不純物を排出する時には、冷却タンク25,29の底部に残留する不純物を洗い流すことができる。
<3.基板処理装置の動作(一度に不純物を除去する場合)>
続いて、上記の基板処理装置1において、基板Wを処理した後、一度に処理液中の不純物を除去する場合について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する基板処理装置1の動作も、制御部40が、ヒータ13、リフタ、バルブV1〜V15、循環ポンプ22、ヒータ24、冷却機構25a、汲み上げポンプ26、ヒータ28a、冷却機構29a、汲み上げポンプ30、冷却機構32a等の動作を制御することにより進行する。
まず、基板処理装置1において、バルブV8およびバルブV13を開放するとともに循環ポンプ22を動作させる。これにより、処理液供給源33から配管21p、予備温調タンク28、配管21i、配管21aを通って内槽11へ処理液を供給し、内槽11に処理液を貯留する(ステップS31)。処理液は、内槽11の上部まで貯留されると、内槽11の上部から外槽12へオーバーフローする。
内槽11へ処理液を貯留する際には、予備温調タンク28のヒータ28a、配管21a上のヒータ24、および内槽11のヒータ13を動作させる。これにより、内槽11へ貯留される処理液は加熱され、エッチング処理に適した所定の温度(例えば160℃)に維持される。
次に、バルブV2〜V15を閉鎖するとともにバルブV1を開放する。これにより、処理液の流路を、配管21aのみにより構成される循環経路(以下、「非冷却循環経路」という。)に設定する(ステップS32)。非冷却循環経路においては、外槽12へオーバーフローした処理液がフィルタ23やヒータ24を経由して内槽11へ循環される。
続いて、リフタを降下させることにより、内槽11に貯留された処理液中に基板Wを浸漬する(ステップS33)。これにより、基板Wの表面に形成された酸化膜や窒化膜がエッチングされる。エッチングにより基板Wの表面から溶出した酸化膜や窒化膜の成分(SiO2やSiN3など)は、不純物として処理液中に混合する。そして、基板Wに対する所定時間の処理が完了すると、リフタを上昇させて、基板Wを内槽11から引き上げる(ステップS34)。
基板Wを引き上げた後、基板処理装置1は、バルブV1を閉鎖するとともにバルブV2,V3,V4を開放する。これにより、内槽11および外槽12に貯留された処理液を、配管21b,21c,21d,21eを経由して冷却タンク25へ回収する。冷却タンク25に回収された処理液は、冷却機構25aにより冷却される(ステップS35)。このため、処理液中に溶解されていた不純物は固体となって析出し、冷却タンク25の底部に沈降する。
次に、基板処理装置1は、バルブV2,V3,V4を閉鎖するとともに、バルブV5を開放する。また、汲み上げポンプ26を動作させる。これにより、冷却タンク25内に貯留された処理液の上澄み液を、配管21gへ吸い上げ、フィルタ27を通って予備温調タンク28へ貯留する。予備温調タンク28に貯留された処理液は、ヒータ28aにより再び所定の温度まで加熱される(ステップS36)。
処理液が所定の温度まで加熱されると、基板処理装置1は、バルブV5を閉鎖するとともに汲み上げポンプ26を停止させる。そして、バルブV8を開放するとともに循環ポンプ22を動作させる。これにより、予備温調タンク28内の処理液を、配管21i,21aを経由して内槽11へ供給し、基板Wの処理のために再利用する(ステップS37)。なお、処理液は、配管21a上のヒータ24や内槽11のヒータ13によっても加熱される。これにより、配管21h,21aの経路途中における処理液の温度低下が防止され、処理液は所定の温度に維持される。
その後、基板処理装置1は、冷却タンク25に沈殿した不純物を排出する(ステップS38)。不純物の排出処理の流れは、図4に示した不純物の排出処理の流れと同等である。すなわち、まず、バルブV9を開放する。これにより、冷却タンク25の底部に沈殿した不純物が、冷却タンク25内に残った少量の処理液とともに、配管21j,21lを通って排液タンク32へ排出される(ステップS21)。
次に、バルブV11を開放し、処理液供給源33から配管21m,21n,21eを通って冷却タンク25へ、処理液を供給する。これにより、冷却タンク25の底部に残留している不純物を洗い流し、配管21j,21lを通って排液タンク32へ、不純物を排出する(ステップS22)。不純物の排出が完了したら、バルブV11およびバルブV9を閉鎖する。排液タンク32内においては、処理液が冷却機構32aによりさらに冷却される(ステップS23)。そして、処理液が排液可能な温度まで冷却された後、バルブV15を開放して、処理液を排液ラインへ排出する(ステップS24)。
また、冷却タンク25から不純物を排出し終えた後、バルブV13を所定時間開放する。これにより、不純物とともに排出された分の処理液が、処理液供給源33から配管21p、予備温調タンク28a、配管21i、配管21aを通って内槽11へ補充される(ステップS25)。以上をもって、基板処理装置1における基板Wの処理を終了する。
このように、この基板処理装置1は、処理液を冷却タンク25に一旦貯留し、処理液を冷却する。これにより、処理液中に溶解している不純物を析出させて、冷却タンク25の底部に沈殿させる。そして、冷却タンク25に貯留された処理液の上澄み液を、再び処理槽10へ供給する。このため、処理液の処理性能が維持され、処理液を再利用できる。また、処理液を新液に交換する頻度が低減されるため、基板処理装置1の稼働率が向上するとともに、処理液の消費量や排液量が低減される。なお、上記の例では、冷却タンク25経由の循環経路(第1の循環経路)を使用したが、冷却タンク29経由の循環経路(第2の循環経路)を使用してもよく、また、第1の循環経路と第2の循環経路とを同時に使用してもよい。
特に、この基板処理装置1は、外槽12および内槽11の底部から処理液を回収する。このため、処理液を急速に回収し、処理液中の不純物を除去できる。これにより、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
また、この基板処理装置1は、処理液の循環経路の冷却タンク25,29よりも下流側において、処理液を加熱する予備温調タンク28を備える。このため、処理槽10内における処理液の温度を維持しつつ、処理液中の不純物を除去できる。
また、この基板処理装置1は、処理液の循環経路の冷却タンク25,29よりも下流側において、不純物を濾し取るフィルタ27,31を備える。このため、冷却タンク25,29から配管21g,21hへ微量の不純物が吸い上げられたとしても、その不純物を濾し取って除去できる。
また、この基板処理装置1は、処理液供給源33から冷却タンク25,29へ処理液を供給可能となっている。このため、冷却タンク25,29から不純物を排出する時には、冷却タンク25,29の底部に残留する不純物を洗い流すことができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記の例では、処理液を再利用する場合のみについて説明したが、循環の途中で処理液の一部を積極的に排液し、新しい処理液を補充してもよい。具体的には、冷却タンク25,29に処理液を回収した後、バルブV9,V10を所定時間開放する。これにより、冷却タンク25,29から配管21j,21k,21lを通って排液タンク32へ、所定量の処理液を排液する。そして、バルブV11,V12を開放し、処理液供給源33から配管21m,21n,21oを通って冷却タンク25,29へ、処理液を補充する。これにより、不純物以外の要因による処理液の劣化を防止し、処理液の処理性能を維持できる。
また、所定回数の処理につき1回、処理槽10内の処理液を全量交換してもよい。具体的には、所定回数の基板Wの処理が終了した後、バルブV14を開放する。これにより、処理槽10から配管21qを通って排液タンク32へ、処理液を回収する。排液タンク32内においては、処理液が冷却機構32aにより冷却される。そして、処理液が排液可能な温度まで冷却された後、バルブV15を開放して、処理液を排液ラインへ排出する。その後、バルブV8およびバルブV13を開放するとともに循環ポンプ22を動作させ、処理槽10へ新しい処理液を供給する。これにより、不純物以外の要因による処理液の劣化を防止し、処理液の処理性能を維持できる。
また、上記の例では、燐酸を含む処理液を使用し、基板Wに対してエッチング処理を行う場合について説明したが、本発明の基板処理装置は、このような処理を行う装置に限定されるものではない。例えば、過酸化水素水やアンモニア水を含む処理液を使用し、基板Wに対して洗浄処理を行うものであってもよい。また、IPA(イソプロピルアルコール)、HFE(ハイドロフルオロエーテル)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)等の有機溶媒を主とした液体を使用してもよい。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示した図である。 制御部と装置各部との間の電気的接続関係を示したブロック図である。 基板を処理しつつ、処理液中の不純物を連続的に除去する場合の基板処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。 不純物の排出処理の流れを詳細に示したフローチャートである。 基板を処理した後、一度に処理液中の不純物を除去する場合の基板処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。 従来の基板処理装置の一般的な構成を示した図である。
符号の説明
1 基板処理装置
10 処理槽
11 内槽
12 外槽
13 ヒータ
20 配管部
21a〜21r 配管
22 循環ポンプ
23 フィルタ
24 ヒータ
25,29 冷却タンク
25a,29a 冷却機構
26,30 汲み上げポンプ
27,31 フィルタ
28 予備温調タンク
28a ヒータ
32 排液タンク
33 処理液供給源
40 制御部
V1〜V15 バルブ
W 基板

Claims (8)

  1. 基板を処理液により処理する基板処理装置であって、
    基板を収納するとともに、処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽から排出された処理液を再度前記処理槽へ供給する循環経路と、
    前記循環経路途中において処理液を貯留するとともに、処理液を冷却する冷却槽と、
    前記冷却槽に沈殿した不純物を前記冷却槽から排出する排出手段と、
    前記循環経路途中の前記冷却槽よりも上流側及び下流側に連結され、新たな処理液の供給先を前記上流側と前記下流側とで切り替えて、当該供給先に前記新たな処理液を供給する処理液供給手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記冷却槽に貯留された処理液の上澄み液を汲み上げて、下流側の循環経路へ処理液を供給させる循環機構をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路途中の前記冷却槽よりも下流側において、処理液を加熱する加熱手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記処理槽は、基板を収容するとともに、基板を処理する内槽と、前記内槽の上部外側に前記内槽からオーバーフローした処理液を受ける外槽とを備え、
    前記循環経路は、前記外槽から排出された処理液を再度前記内槽へ供給することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路は、前記処理槽の底部から処理液を再度前記処理槽へ供給することを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路は、第1の循環経路と第2の循環経路とを備え、
    前記第1の循環経路と前記第2の循環経路のそれぞれに、前記冷却槽が設けられ、
    前記第1の循環経路と前記第2の循環経路とを切り替える循環経路切替手段を備えることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路の前記冷却槽よりも下流側において、処理液中の不純物を濾し取るフィルタをさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項に記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路途中の前記冷却槽よりも下流側において、処理液を貯留する処理液貯留槽をさらに備え、
    前記加熱手段は、前記処理液貯留槽に貯留された処理液を加熱することを特徴とする基板処理装置。
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