JP4826875B2 - 表示板 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車、オートバイ、農機、建機、船舶に搭載され、光源からの照射光線で透過照明される計器パネル等の表示板に関するものである。
従来、この種の表示板として、例えば下記特許文献1記載の表示板が知られている。当該公報記載の表示板には光源の光を前方側に透過する透過部が形成され、この透過部に透過光の光量を平面方向に従って変化させる網点状ドットパターンでなる透過光調整層が形成されており、光源からの光が透過光調整層を通過することにより、観察者から見たとき、表示板における透過部の明るさ及びその色調が平面方向に従って徐々に変化する色グラデーション照明を行い、照明意匠に奥行き感、立体感を持たせるようにしている。
そして当該表示板では、共通のドットパターンを有する透過光調整層を複数回印刷することで、透過光調整層を表示板の板厚方向に分離して複数層(2層)形成し、色グラデーションの見栄え品質や発色性を向上させるだけでなく、各透過光調整層間に拡散層を介在させることにより、透過光調整層を多層化した場合に印刷ズレに伴って発生する干渉模様(モアレ模様)を抑制している。
特開2004−093235号公報
しかしながら、前記公報記載の表示板では、干渉模様に対しては有効であるが、次の課題にまでは対処できないという問題があった。すなわち、多層化されたドットパターン層が平面方向にずれるとドットパターン層による単位面積あたりの被覆面積(印刷面積)が大きくなり、特に被覆面積率(遮光率)の高い領域において透過部の幅が狭く見えてしまう幅狭化現象や透過部の一部がライン状に視認されてしまうトーンジャンプ現象が発生することがあり、製品の歩留まりを圧迫するという問題があった。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、印刷ズレによる歩留まりの悪化を抑制することが可能な表示板を提供するものである。
本発明は、前記目的を達成するため、背後に配置される光源によって透過照明される計器パネルの表示板において、前記表示板に前記光源の光を前方側に透過する透過部を形成し、
この透過部に透過光の光量を平面方向に従って変化させるドットパターン層でなる透過光調整層を有し、この透過光調整層を前記表示板の厚み方向に分離形成される少なくとも第1の透過光調整層と第2の透過光調整層とで構成し、前記ドットパターン層のうち前記第1の透過光調整層を構成する第1のドットパターン層と前記第2の透過光調整層を構成する第2のドットパターン層の両方を前記透過光調整層をドット状に形成してなるポジ型のドットと前記透過光調整層をドット状に抜いてなるネガ型のドットで構成し、前記第1,第2のドットパターン層において前記ポジ型のドットの各々と前記ネガ型のドットの各々を互いに相対させ、前記第1のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部の大きさを前記第2のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部の大きさよりも大きく形成すると共に前記第1のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部の大きさを前記第2のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部の大きさよりも小さく形成することにより前記第1の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積を前記第2の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積よりも大きく設定し、前記第1のドットパターン層を前記第2のドットパターン層よりも前記光源に近い側に位置させたことを特徴とする。
また本発明は、前記第1のドットパターン層と前記第2のドットパターン層とが互いに共通するドット形状であることを特徴とする。
また本発明は、背後に配置される光源によって透過照明される計器パネルの表示板において、前記表示板に前記光源の光を前方側に透過する透過部を形成し、この透過部に透過光の光量を平面方向に従って変化させるドットパターン層でなる透過光調整層を有し、この透過光調整層を前記表示板の厚み方向に分離形成される少なくとも第1の透過光調整層と第2の透過光調整層とで構成し、前記ドットパターン層のうち前記第1の透過光調整層を構成する第1のドットパターン層と前記第2の透過光調整層を構成する第2のドットパターン層の両方を前記透過光調整層をドット状に形成してなるポジ型のドットと前記透過光調整層をドット状に抜いてなるネガ型のドットで構成し、前記第1,第2のドットパターン層において前記ポジ型のドットの各々と前記ネガ型のドットの各々を互いに相対させ、前記第1のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部の大きさを前記第2のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部よりも大きく形成すると共に前記第1のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部の大きさを前記第2のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部よりも小さく形成することにより前記第1の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積を前記第2の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積よりも大きく設定し、前記第1のドットパターン層を光透過性を有するインクにて、前記第2のドットパターン層を遮光性を有するインクにてそれぞれ形成し、前記第1のドットパターン層を前記第2のドットパターン層よりも前記光源に近い側に位置させ、前記第1のドットパターン層を透過した前記光源の光を前記第2のドットパターン層で部分的に遮光してなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、印刷ズレによる歩留まりの悪化を抑制することが可能な照明装置を提供することができる。
以下、図1から図11に基づいて本発明の表示板を車輌用の指示計器に適用した一実施形態を説明するが、図1は指示計器の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1の矢印B領域の部分断面図、図4は透過光調整層を示す要部正面図、図5は第1,第2の透過光調整層を構成する各ドットパターン層を簡略化して示す模式図、図6は厚み方向に相対する任意のポジ型ドットのそれぞれの大きさを示す図、図7は図6記載の各ドットを直径方向に切断した場合の図、図8は厚み方向に相対する任意のネガ型ドットのそれぞれの大きさを示す図、図9は図8記載の各ドットを直径方向に切断した場合の図、図10は厚み方向に相対する任意のポジ型ドットがずれた場合を示す図、図11は厚み方向に相対する任意のネガ型ドットがずれた場合を示す図である。
本実施形態による指示計器は、計器本体1の回転軸2の先端側に固着され、回転軸2を中心に回転する指針3と、この指針3の背面側に位置し透過照明される目盛や数字や記号などからなる指標部4が施された表示板5と、この表示板5の背面側に位置するガラスエポキシ樹脂からなる硬質の回路基板6と、この回路基板6上に設けられ、それぞれ指針3と表示板5を照明する光源7,8と、指針3を照明する照明領域と表示板5を照明するための照明領域とを区画する合成樹脂製の枠体9とで構成されている。なお、計器本体1は回路基板6の背後に配置され、回転軸2は回路基板6を貫通している。
指針3を照明する光源7として、例えば赤色光を照射する発光ダイオードが用いられ、枠体9に設けられた円筒形の仕切壁9A内であって、回転軸2の近傍に回転軸2を中心とした円形状に複数設けられている。光源7と指針3との間には、光源7の照射光を指針3側へと導くための導光体10が配設されている。
表示板5を透過照明する光源8として、例えば白色光を照射する発光ダイオードが用いられ、仕切壁9Aの外側を円形状に取り巻いて複数設けられている。光源8と表示板5との間には、光源8の照射光を表示板5側へと導くための導光体11が配設され、また枠体9には表示板5の背面に対向して延びる反射部9Bが形成され、この反射部9Bは、回転軸2から離れるに従って、表示板5に徐々に近づくように湾曲しており、導光体11の後述する照射部から射出された光を表示板5との間で繰り返し反射するように構成されている。
導光体11と指針照明用の導光体10とは連結部12を介して一体に形成され、枠体9に支持されている。これら各導光体10,11の材料としては、例えばポリカーボネートやアクリル等の透光性の合成樹脂が使用され、本実施形態では色の付いていない無色透明の材料を使用している。
表示板5を照明する導光体11は、光源8からの光を受ける受光部11Aと、受光部11Aで受光した光線を表示板5側へと導く反射面11Bを備えている。受光部11Aは光源8に対応して突出形成され、反射面11Bは回転軸2を取り巻く逆円錐面形であり、反射面11Bの断面形状は、受光部11Aで受光した光線を回転軸2を中心とする放射方向へ反射する複数の傾斜平面で形成している。また導光体11には、反射面11Bによって放射状に反射された光を反射部9Bへと射出する照射部11Cが形成されており、本実施形態ではその断面形状は、平面に形成されている。
次に表示板5の詳細構成について説明する。表示板5は、例えばポリカーボネートやアクリル等の実質的に無色で透光性を有する合成樹脂からなる平板状の基板51と、この基板51にスクリーン印刷等の手段によって印刷形成された複数の印刷層52とで構成され、図1,図3に示すように、指針3に対応する目盛や数字あるいは記号などの透光性を有する複数の指標部4と、これら指標部4を含んで「C」字状に延びる透過部5Aと、透過部5Aや指標部4の背景を形成する地色部5Bを有している。
印刷層52は、図3に示すように、基板51への印刷順で、第1の透過光調整層521、第1の拡散層522、第1の地色層523、第2の拡散層524、第2の透過光調整層525、第2の地色層526、保護層527からなり、地色層523,526だけが遮光性インクを用いて形成され、他は全て透光性インクを用いて形成されている。
第1,第2の地色層523は、共に例えば黒色インクでなり、第1の地色層523は、指標部4及び透過部5Aとなる箇所を除いて基板51の全体を覆うように第1の拡散層522上に設けられ、表示板5を前方から見たとき、透過部5Aや指標部4の背景となる地色部5Bと、指標部4を縁どる第1の縁取り部4Aを形成する。一方、第2の地色層526は、第2の拡散層524よりも前方側に位置して指標部4箇所を除いた領域のみに形成され、第1の縁取り部4Aと共に第2の縁取り部4Bを形成する。
第1,第2の透過光調整層521,525は、図4に示すように、網点状のドットパターン層DP1,DP2からなり、透過部5Aを通過する透過光の光量と色を平面方向に従って徐々に変化させるものである
各ドットパターン層DP1,DP2の網点パターンは、第1,第2の透過光調整層521,525で共通であるが、第1の透過光調整層521のドットパターン層DP1は、例えば光透過性の青色インクにより形成され、第2の透過光調整層525のドットパターン層DP1は、例えば遮光性の黒色インクにより形成され、これら各ドットパターン層DP1,DP2を形成する各ドットDT1,DT2(図5参照)は、単位面積あたりの被覆面積(表示板5を正面から見たときの各ドットパターン層DP1,DP2の合計被覆面積)が回転軸2から離れるに従って徐々に大きくなるようになっている。
従って光源8から照射され、透過部5Aを表示板5の前方側に通過する透過光の光量は、回転軸2から離れるに従い徐々に減少し、これに応じて透過部5Aの照明色は、回転軸2に近い側から白→淡青→濃青(紺)→黒に変化する放射状の色グラデーションを形成する。
第1の拡散層(拡散層)522と第2の拡散層(拡散層)524は、第1の拡散層522が第1の透過光調整層521に重なり、第2の拡散層524が第2の透過光調整層525に重なるように各透過光調整層521,525との間に形成され、従って、この例では第1の拡散層522が第2の拡散層524よりも光源8に近い側に位置している。
第1の拡散層522は、例えば乳白色に着色された半透過性(半透明性)インクを用いて形成された着色層からなり、透過部5Aの照明色(白色)を決める着色機能と、第1の透過光調整層521を通過して第2の透過光調整層525に向かう透過光を拡散させる機能とを有している。
一方、第2の拡散層524は、例えば粒径が2〜14ミクロンの透光性を有する光拡散性粒子524A(例えば無色透明)を混入した無着色の透明層からなり、第1の拡散層522を経て第2の透過光調整層525に向かう透過光を光拡散性粒子524Aによる乱反射を伴って効率よく拡散するものである。
保護層527は、表示板5の表面を保護するオーバーコート層からなり、表示板5の表面全体を覆っている。
なお縁取り部4A,4Bにて縁取りされた指標部4部分には、第1の透過光調整層521、第1の拡散層522、地色層523、第2の拡散層524、第2の透過光調整層525は形成されておらず、保護層527だけが形成され、これにより縁取り部4A,4Bと共に指標部4の判別性を向上させている。
また図3では、数字からなる指標部4についてのみ説明したが、目盛や記号も数字と同じ印刷構成となっている。
次に図5〜図9に基づいて、各ドットパターン層DP1,DP2の詳細について、説明する。
図5において(a)は第2の透過光調整層525を構成する第2のドットパターン層DP2(水平線パターン)を、(b)は第1の透過光調整層521を構成する第1のドットパターン層DP1(斜線パターン)を示し、両パターンとも丸形のドットDT1,DT2を組み合わせて構成されている。これらドットDT1,DT2は、ポジ型のドットDT1p,DT2pと、ネガ型のドットDP1n,DP2nとで構成され、図中、右側((回転軸2に近い側)から左に向かうに従って単位面積あたりの被覆面積が大きくなるように設定されている。
図6,図7において、(a)は第2のドットパターン層DP2のポジ型のドットDT2p(水平線パターン)を、(b)は第1のドットパターン層DP1のポジ型のドットDT1p(斜線パターン)を示し、互い相対するポジ型のドットDT1pの被覆部の大きさ(直径)S1と、ポジ型のドットDT2pの被覆部の大きさ(直径)S2は、「S1>S2」とされ、これにより第1の透過光調整層521における単位面積あたりの被覆面積は、第2の透過光調整層525における単位面積あたりの被覆面積よりも大きくなるように設定されている。
また図8,図9において、(a)は第2のドットパターン層DP2のネガ型のドットDT2n(水平線パターン)を、(b)は第1のドットパターン層DP1のネガ型のドットDT1n(斜線パターン)を示し、互い相対するネガ型のドットDT1nの抜き部の大きさ(直径)S3と、ネガ型のドットDT2nの抜き部の大きさ(直径)S4は、「S3<S4」とされ、これにより第1の透過光調整層521における単位面積あたりの被覆面積は、第2の透過光調整層525における単位面積あたりの被覆面積よりも大きくなるように設定されている。
このように、第1,第2の透過光調整層521,525は、第1の透過光調整層521の方がポジ型のドットDT1p,DT2p、ネガ型のドットDT1n,DT2nとも単位面積あたりの被覆面積が大きく形成されている。そして本例の場合、光源8の光は、第1のドットパターン層DP1を透過した後、第2のドットパターン層DP2で遮断(遮光)されることになるが、遮光性を有する第2のドットパターン層DP2よりも第1のドットパターン層DP1の被覆面積が相対的に大きいため、第1のドットパターン層DP1を透過した光(青色光)は、第2のドットパターン層DP2で遮られない光(図7中、S1−S2に相当する透過範囲TR、及び図9中、S4−S3に相当する透過範囲TR参照)が前方側に透過することになる。このように各ドットパターンDP1,DP2の各基本設定を、「透過性を有する第1の透過光調整層521の単位面積あたりの被覆面積>遮光性を有する第2の透過光調整層525における単位面積あたりの被覆面積」とし、透過範囲TR分の透過領域を設けたことにより、Hallo(背光または後光)効果に近似した照明作用を持たせることができ、これにより高級感のあるグラデーション照明を行うことができる。
次に図10、図11に基づいて、印刷ズレによって相対する各ドットパターン層DP1,DP2どうしがずれた場合を説明する。
図10において、各ポジ型のドットDT1p,DT2pは(その中心位置が)図中、左右方向にずれており、この結果、透過領域TRは図中、左側の面積が大きく、右側の面積が小さいリング状となり、青色発光面積の左右バランスが崩れているが、ポジ型のドットDT2pをDT1pより小さく形成して、ポジ型のドットDT2pにおける単位面積あたりの被覆面積をポジ型のドットDT1pにおける単位面積あたりの被覆面積より小さくしたことにより、青色発光面積の左右バランスが僅かに崩れる程度にズレによる影響を抑えている。
すなわち、仮にポジ型のドットDT2pをDT1pと同じサイズとした場合(図中、一点鎖線参照)、透過領域TRはその右半分(以上)が遮蔽され、その影響は大きいものであるが、ポジ型のドットDT2pをDT1pより小さく形成することにより、透過領域TRの幅バランスが崩れる程度に抑えている。
図11において、各ネガ型のドットDT1n,DT2nは(その中心位置が)図中、左右方向にずれており、この結果、透過領域TRは、図10の場合と同様、左側の面積が大きく、右側の面積が小さいリング状となり、青色発光面積の左右バランスが崩れているが、ネガ型のドットDT1nをDT2nより小さく形成して、ネガ型のドットDT2nにおける単位面積あたりの被覆面積をネガ型のドットDT1nにおける単位面積あたりの被覆面積より小さく形成したことにより、青色発光面積の左右バランスが僅かに崩れる程度にズレによる影響を抑えている。
すなわち、仮にネガ型のドットDT1pをDT2nと同じサイズとした場合(図中、一点鎖線参照)、透過領域TRはその右半分(以上)が遮蔽され、その影響は大きいものであるが、ネガ型のドットDT1nをDT2nより小さく形成することにより、透過領域TRの幅バランスが崩れる程度に抑えている。
以上のように本実施形態では、背後に配置される光源8によって透過照明される表示板5において、表示板5が光源8の光を前方側に透過する透過部5Aを形成し、この透過部5Aに透過光の光量を平面方向に従って変化させるドットパターンでなる透過光調整層521,525を有し、この透過光調整層521,525を表示板5の厚み方向に分離形成される少なくとも第1の透過光調整層521と第2の透過光調整層525とで構成し、ドットパターンによる被覆面積が第1,第2の透過光調整層521,525どうしで異なるものである。すなわち、これら第1,第2の透過光調整層521,525のそれぞれを構成する各ドットパターンDP1,DP2は、表示板5の厚み方向に相対する各ドットDT1,DT2の大きさが異なり、これにより各ドットパターンDP1,DP2の単位面積あたりの被覆面積が異なるように設定されていることにより、印刷ズレによる影響を最小限に抑えることができ、歩留まり率を向上させることができる。
また本実施形態は、第1の透過光調整層521が光透過性を有し、第2の透過光調整層525が遮光性を有することにより、高品質の色グラデーションとなすことができる。すなわち、光透過による演色性(着色性)は高いが、光の隠蔽性(遮光性)は低い光透過性着色インクで色味出しを行い、演色(着色)は不可能であるが、光の隠蔽性は高い遮光性インクで透過率を調整することで、インク性質の長所を生かしつつ、短所を補完することができ、高品質の色グラデーションを再現することができる。
また本実施形態は、第1の透過光調整層521が第2の透過光調整層525よりも光源8に近い側に位置すると共に、第1の透過光調整層521を構成するドットパターンDP1の被覆面積またはドットDT1の大きさが第2の透過光調整層525を構成するドットパターンDP2の被覆面積またはドットDT2の大きさよりも大きいことにより、Hallo(背光または後光)効果に近似した照明作用を持たせることができ、これにより高級感のあるグラデーション照明を行うことができる。
なお本実施形態では、ドットDT1,DT2の形状を丸形としたが、四角や菱形等、形状は任意であり、異なる形状を組み合わせてもよい。
また本実施形態では、ポジ型のDT1p,DT2pとネガ型のドットDT1n,DT2nとを組み合わせたが、ポジ型、ネガ型のいずれか一方であってもよい。
また本実施形態では、透過部5Aの全域において、ドットパターンによる被覆面積が第1,第2の透過光調整層521,525どうしで異なるように設定したが、少なくとも一部の領域で被覆面積を異ならせてもよい。
また本実施形態では、第1の透過光調整層521を青色としたが、任意の色を用いることができる。
また第1,第2の透過光調整層521は双方が遮光性であってもよいし、透過性であってもよい。
また本実施形態では、第1の透過光調整層521の被覆面積を大きくしたが、第2の第1の透過光調整層525の被覆面積を大きくしてもよい。
また本実施形態では、表示板5に形成する透過部5Aを「C」字状とし、その透過部5Aに対応して透過光調整層521,525を設けたが、透過部5Aの形成位置や形状は任意であり、例えば指標部4や地色部5Bを透過部5Aとし、この部分に透過光調整層521,525を設けてもよい。
また本実施形態では、透過光調整層521,525を2層としたが、3層以上形成してもよい。
本発明による指示計器の一実施形態を示す正面図。 図1のA−A断面図。 図1の矢印B領域の部分断面図。 透過光調整層を示す要部正面図。 第1,第2の透過光調整層を構成する各ドットパターン層を簡略化して示す模式図であり、(a)は第2の透過光調整層のドットパターン層を、(b)は第1の透過光調整層のドットパターン層をそれぞれ示す図。 厚み方向に相対する任意のポジ型ドットのそれぞれの大きさを示す図であり、(a)は第2の透過光調整層のポジ型のドットの大きさを、(b)は第1の透過光調整層のポジ型のドットの大きさをそれぞれ示す図。 図6記載の各ドットを直径方向に切断した場合の図であり、(a)は第2の透過光調整層のポジ型のドット、(b)は第1の透過光調整層のポジ型のドットをそれぞれ示す図。 厚み方向に相対する任意のネガ型ドットのそれぞれの大きさを示す図であり、(a)は第2の透過光調整層のネガ型のドットの大きさを、(b)は第1の透過光調整層のネガ型のドットの大きさをそれぞれ示す図。 図8記載の各ドットを直径方向に切断した場合の図であり、(a)は第2の透過光調整層のネガ型のドット、(b)は第1の透過光調整層のネガ型のドットをそれぞれ示す図。 厚み方向に相対する任意のポジ型ドットがずれた場合を示す図。 厚み方向に相対する任意のネガ型ドットがずれた場合を示す図。
1 計器本体
2 回転軸
3 指針
4 指標部
4A,4B 縁取り部
5 表示板
5A 透過部
5B 地色部
6 回路基板
7 光源
8 光源
9 枠体
9A 仕切壁
9B 反射部
10,11 導光体
11A 受光部
11B 反射面
11C 照射部
12 連結部
51 基板
52 印刷層
521 第1の透過光調整層
522 第1の拡散層
523 地色層
524 第2の拡散層
525 第2の透過光調整層
526 第2の地色層
527 保護層
DP1,DP2 第1,第2のドットパターン層
DT1,DT2 第1,第2のドット
DT1p,DT2p ポジ型のドット
DP1n,DP2n ネガ型のドット
S1〜S4 直径
TR 透過範囲

Claims (3)

  1. 背後に配置される光源によって透過照明される計器パネルの表示板において、
    前記表示板に前記光源の光を前方側に透過する透過部を形成し、
    この透過部に透過光の光量を平面方向に従って変化させるドットパターン層でなる透過光調整層を有し、
    この透過光調整層を前記表示板の厚み方向に分離形成される少なくとも第1の透過光調整層と第2の透過光調整層とで構成し、
    前記ドットパターン層のうち前記第1の透過光調整層を構成する第1のドットパターン層と前記第2の透過光調整層を構成する第2のドットパターン層の両方を前記透過光調整層をドット状に形成してなるポジ型のドットと前記透過光調整層をドット状に抜いてなるネガ型のドットで構成し、
    前記第1,第2のドットパターン層において前記ポジ型のドットの各々と前記ネガ型のドットの各々を互いに相対させ、
    前記第1のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部の大きさを前記第2のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部の大きさよりも大きく形成すると共に前記第1のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部の大きさを前記第2のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部の大きさよりも小さく形成することにより前記第1の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積を前記第2の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積よりも大きく設定し、
    前記第1のドットパターン層を前記第2のドットパターン層よりも前記光源に近い側に位置させたことを特徴とする表示板。
  2. 前記第1のドットパターン層と前記第2のドットパターン層とが互いに共通するドット形状であることを特徴とする請求項1記載の表示板。
  3. 背後に配置される光源によって透過照明される計器パネルの表示板において、
    前記表示板に前記光源の光を前方側に透過する透過部を形成し、
    この透過部に透過光の光量を平面方向に従って変化させるドットパターン層でなる透過光調整層を有し、
    この透過光調整層を前記表示板の厚み方向に分離形成される少なくとも第1の透過光調整層と第2の透過光調整層とで構成し、
    前記ドットパターン層のうち前記第1の透過光調整層を構成する第1のドットパターン層と前記第2の透過光調整層を構成する第2のドットパターン層の両方を前記透過光調整層をドット状に形成してなるポジ型のドットと前記透過光調整層をドット状に抜いてなるネガ型のドットで構成し、
    前記第1,第2のドットパターン層において前記ポジ型のドットの各々と前記ネガ型のドットの各々を互いに相対させ、
    前記第1のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部の大きさを前記第2のドットパターン層のポジ型のドットの被覆部よりも大きく形成すると共に前記第1のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部の大きさを前記第2のドットパターン層のネガ型のドットの抜き部よりも小さく形成することにより前記第1の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積を前記第2の透過光調整層の単位面積あたりの被覆面積よりも大きく設定し、
    前記第1のドットパターン層を光透過性を有するインクにて、前記第2のドットパターン層を遮光性を有するインクにてそれぞれ形成し、
    前記第1のドットパターン層を前記第2のドットパターン層よりも前記光源に近い側に位置させ、
    前記第1のドットパターン層を透過した前記光源の光を前記第2のドットパターン層で部分的に遮光してなることを特徴とする表示板。
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