JP4824362B2 - 移動ロボットの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は移動ロボットの制御装置に関し、より詳しくは、移動ロボットを遠隔操作するようにした移動ロボットの制御装置に関する。
移動ロボットを遠隔操作するようにした移動ロボットの制御装置として、例えば特許文献1に記載される技術を挙げることができる。特許文献1に記載される技術にあっては、移動ロボットと動作指令の送信元である外部端末が通信不可となった場合、移動ロボットを通信履歴に基づいて外部端末と通信可能な場所まで移動させることで、移動ロボットを所定の範囲内のみで行動させるように構成している。
特開2002−273677号公報(段落0007など)
ところで、外部端末と移動ロボットの通信が切断された場合、移動ロボットに受信されなかった動作指令は外部端末に蓄積される。蓄積された動作指令は、通信が復旧したときに移動ロボットに受信され、移動ロボットが動作を開始する。しかしながら、その動作はオペレータの意思と異なるタイミングで突発的に実行されるため、オペレータに違和感を与えるという不具合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、動作指令の送信元である外部端末と移動ロボットの通信が切断状態から復旧した際に移動ロボットが突発的に動作するのを防止し、よってオペレータに違和感を与えるのを防止するようにした移動ロボットの制御装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、移動ロボットの動作指令を生成して前記移動ロボットに送信する外部端末と、前記移動ロボットに設けられ、前記送信された動作指令に基づいて前記移動ロボットの動作を制御する制御手段とを備えた移動ロボットの制御装置において、前記移動ロボットは、所定の時間間隔ごとに時系列データを順次生成して前記外部端末に送信する時系列データ生成手段を備えると共に、前記外部端末は、前記送信された時系列データを受信して前記動作指令に付加する時系列データ付加手段を備え、前記制御手段は、前記時系列データ生成手段によって生成された最新の時系列データと前記動作指令に付加された時系列データとの差が所定値以下のとき、前記送信された動作指令に従って前記移動ロボットの動作を制御する一方、前記差が前記所定値を超えるとき、前記移動ロボットの動作を中断するように構成した。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、移動ロボットの動作指令を生成して前記移動ロボットに送信する外部端末と、前記移動ロボットに設けられ、前記送信された動作指令に基づいて前記移動ロボットの動作を制御する制御手段とを備えた移動ロボットの制御装置において、前記移動ロボットは、所定の時間間隔ごとに時系列データを順次生成して前記外部端末に送信する時系列データ生成手段を備えると共に、前記外部端末は、前記送信された時系列データを受信して保持する時系列データ保持手段と、前記送信された時系列データが受信されるとき、前記外部端末と前記移動ロボットの通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された時系列データが受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断する通信状態判断手段と、前記通信状態判断手段によって前記通信状態が異常であると判断されるとき、前記動作指令を前記保持された時系列データを付加して保持する動作指令保持手段と、および前記通信状態判断手段によって前記通信状態が正常であると判断されるとき、前記保持された動作指令に付加された時系列データと受信された最新の時系列データとに基づき、前記保持された動作指令を前記移動ロボットに送信するか否か判断する送信判断手段とを備えるように構成した。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、前記送信判断手段は、前記動作指令に付加された時系列データと前記受信された最新の時系列データとの差が所定値を超えるとき、前記保持された動作指令の送信を中止するように構成した。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、さらに、前記外部端末は、前記送信が中止された動作指令を消去する動作指令消去手段を備えるように構成した。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、さらに、前記外部端末は、第2の所定の時間間隔ごとに通信確認信号を生成して前記移動ロボットに送信する信号生成手段を備えると共に、前記移動ロボットは、前記送信された通信確認信号が受信されるとき、前記通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された通信確認信号が受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断する第2の通信状態判断手段と、および前記第2の通信状態判断手段の判断結果に基づいて前記第2の所定の時間間隔を変更する時間間隔変更手段とを備えるように構成した。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、前記時間間隔変更手段は、前記第2の通信状態判断手段によって前記通信状態が異常であると判断されるとき、前記第2の所定の時間間隔を短縮するように構成した。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、さらに、前記移動ロボットは、前記移動ロボットの位置情報を生成して前記外部端末に送信する位置情報生成手段を備えると共に、前記外部端末は、前記送信された位置情報を受信して表示する表示手段を備えるように構成した。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、前記移動ロボットは、少なくとも基体と、前記基体に接続された2本の脚部と、前記基体に接続された2本の腕部とを備えた人型ロボットであり、前記2本の脚部を駆動して移動するように構成した。
請求項1に係る移動ロボットの制御装置にあっては、移動ロボットで所定の時間間隔ごとに時系列データを順次生成して外部端末に送信し、前記外部端末で前記時系列データを受信して前記移動ロボットの動作指令に付加すると共に、前記移動ロボットにおいて前記時系列データが付加された動作指令を受信し、生成された最新の時系列データと動作指令に付加された時系列データとの差(具体的には、時間上の差)が所定値以下のとき、送信された動作指令に従って移動ロボットの動作を制御する一方、前記差が前記所定値を超えるとき、前記移動ロボットの動作を中断するように構成したので、動作指令の送信元である外部端末と移動ロボットの通信が切断状態から復旧した際に移動ロボットが突発的に動作するのを防止することができ、よってオペレータに違和感を与えるのを防止することができる。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、移動ロボットで所定の時間間隔ごとに時系列データを順次生成して外部端末に送信し、外部端末で前記送信された時系列データを受信して保持し、前記送信された時系列データが受信されるとき、前記外部端末と前記移動ロボットの通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された時系列データが受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断し、前記通信状態が異常であると判断されるとき、前記動作指令を前記保持された時系列データを付加して保持し、前記通信状態が正常であると判断されるとき、前記保持された動作指令に付加された時系列データと受信された最新の時系列データとに基づき、前記保持された動作指令を前記移動ロボットに送信するか否か判断するように構成したので、動作指令の送信元である外部端末と移動ロボットの通信が切断状態から復旧した際に移動ロボットが突発的に動作するのを防止することができ、よってオペレータに違和感を与えるのを防止することができる。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、動作指令に付加された時系列データと受信された最新の時系列データとの差(具体的には、時間上の差)が所定値を超えるとき、保持された動作指令の送信を中止するように構成したので、外部端末と移動ロボットの通信が切断状態から復旧した際に移動ロボットが突発的に動作するのを防止することができ、よってオペレータに違和感を与えるのを防止することができる。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、送信が中止された動作指令を消去するように構成したので、上記した効果に加え、記憶領域が不必要に消費されるのを防止することができる。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、外部端末で第2の所定の時間間隔ごとに通信確認信号を生成して移動ロボットに送信し、移動ロボットで前記送信された通信確認信号が受信されるとき、通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された通信確認信号が受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断し、その判断結果に基づいて前記第2の所定の時間間隔を変更するように構成したので、上記した効果に加え、外部端末と移動ロボットの通信が切断状態から復旧した際に動作指令を移動ロボットに送信すべきか否かを速やかに判断することができる。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、通信状態が異常であると判断されるとき、第2の所定の時間間隔を短縮するように構成したので、請求項6と同様に、外部端末と移動ロボットの通信が切断状態から復旧した際に動作指令を移動ロボットに送信すべきか否かを速やかに判断することができる。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、移動ロボットで位置情報を生成して外部端末に送信し、外部端末で前記送信された位置情報を受信して表示するように構成したので、上記した効果に加え、オペレータが移動ロボットを目視できない場合であっても、移動ロボットを操作することができる。
また、請求項に係る移動ロボットの制御装置にあっては、移動ロボットは、少なくとも基体と、前記基体に接続された2本の脚部と、前記基体に接続された2本の腕部とを備えた人型ロボットであり、前記2本の脚部を駆動して移動するように構成したので、人型ロボット(ヒューマノイドロボット)においても上記した効果を得ることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る移動ロボットの制御装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、第1実施例に係る移動ロボットの制御装置が搭載されるロボットの正面図であり、図2は図1に示すロボットの側面図である。尚、この実施例にあっては、移動ロボットとして、基体とそれに接続された2本の脚部と2本の腕部を備え、2本の脚部を駆動して(2足歩行して)移動する人型ロボット(ヒューマノイドロボット)を例にとる。
図1に示すように、移動ロボット(以下単に「ロボット」と呼ぶ)10は、左右の脚部12L,12R(左側をL、右側をRとする。以下同じ)を備える。脚部12L,12Rは、基体14の下部に連結される。基体14は、その上部に頭部16が連結されると共に、側部に左右の腕部20L,20Rが連結される。左右の腕部20L,20Rの先端には、それぞれハンド22L,22Rが連結される。
また、図2に示すように、基体(上体)14の背部には格納部24が設けられ、その内部には電子制御ユニット(以下「ECU」と呼ぶ)26やバッテリ(図示せず)などが収容される。
図3は、図1に示すロボット10をスケルトンで表す説明図である。以下、図3を参照し、ロボット10の内部構造について関節を中心に説明する。
左右の脚部12L,12Rは、それぞれ大腿リンク30L,30Rと下腿リンク32L,32Rと足部34L,34Rとを備える。大腿リンク30L,30Rは、股関節を介して基体14に連結される。尚、図3では、基体14を基体リンク36として簡略的に示す。また、大腿リンク30L,30Rと下腿リンク32L,32Rは、膝関節を介して連結されると共に、下腿リンク32L,32Rと足部34L,34Rは足関節を介して連結される。
股関節は、Z軸(ヨー軸。具体的には、ロボット10の高さ方向)回りの回転軸40L,40Rと、Y軸(ピッチ軸。具体的には、ロボット10の左右方向)回りの回転軸42L,42Rと、X軸(ロール軸。具体的には、ロボット10の前後方向)回りの回転軸44L,44Rとから構成される。即ち、股関節は、3自由度を備える。
膝関節は、Y軸回りの回転軸46L,46Rから構成され、1自由度を備える。また、足関節は、Y軸回りの回転軸48L,48RとX軸回りの回転軸50L,50Rとから構成され、2自由度を備える。このように、左右の脚部12L,12Rのそれぞれには、3個の関節を構成する6個の回転軸(自由度)が与えられ、脚部全体としては、合計12個の回転軸が与えられる。
脚部12L,12Rは、アクチュエータ(図示せず)によって駆動される。脚部12L,12Rを駆動するアクチュエータは、具体的には基体14や脚部12L,12Rの適宜位置に配置された12個の電動モータからなり、上記した12個の回転軸を個別に駆動する。従って、各電動モータの動作を制御して各回転軸を適宜な角度で駆動することにより、脚部12L,12Rに所望の動きを与えることができる。
また、左右の腕部20L,20Rは、それぞれ上腕リンク52L,52Rと下腕リンク54L,54Rとハンド22L,22Rとを備える。上腕リンク52L,52Rは、肩関節を介して基体14に連結される。また、上腕リンク52L,52Rと下腕リンク54L,54Rは、肘関節を介して連結されると共に、下腕リンク54L,54Rとハンド22L,22Rは手関節を介して連結される。
肩関節は、Y軸回りの回転軸56L,56Rと、X軸回りの回転軸58L,58Rと、Z軸回りの回転軸60L,60Rとから構成され、3自由度を備える。一方、肘関節は、Y軸回りの回転軸62L,62Rから構成され、1自由度を備える。また、手関節は、Z軸回りの回転軸64L,64Rと、Y軸回りの回転軸66L,66Rと、X軸回りの回転軸68L,68Rとから構成され、3自由度を備える。このように、左右の腕部20L,20Rのそれぞれには、3個の関節を構成する7個の回転軸(自由度)が与えられ、腕部全体として合計14個の回転軸が与えられる。
腕部20L,20Rも、脚部12L,12Rと同様に図示しないアクチュエータによって駆動される。腕部20L,20Rを駆動するアクチュエータは、具体的には基体14や腕部20L,20Rの適宜位置に配置された14個の電動モータからなり、上記した14個の回転軸を個別に駆動する。従って、各電動モータの動作を制御して各回転軸を適宜な角度で駆動することにより、腕部20L,20Rに所望の動きを与えることができる。
また、ハンド22L,22Rには、5本の指部70L,70Rが設けられる。指部70L,70Rは、図示しない駆動機構(アクチュエータを含む)によって動作自在とされ、腕部20L,20Rの動きに連動して物を把持するなどの動作が実行可能とされる。
また、頭部16は、基体14に首関節を介して連結される。首関節は、Z軸回りの回転軸72と、Y軸回りの回転軸74とから構成され、2自由度を備える。回転軸72,74も、図示しないアクチュエータ(電動モータ)によって個別に駆動される。
また、左右の脚部12L,12R(具体的には、足部34L,34Rと足関節の間)には、それぞれ6軸力センサ76L,76Rが取り付けられる。6軸力センサ76L,76Rは、それぞれ床面から脚部12L,12Rに作用する床反力(より詳しくは、脚部12L,12Rを介してロボット10に作用する床反力)の3方向成分Fx,Fy,Fzとモーメントの3方向成分Mx,My,Mzを示す信号を出力する。
左右の腕部20L,20R(具体的には、ハンド22L,22Rと手関節の間)にも、同種の6軸力センサ80L,80Rが取り付けられる。6軸力センサ80L,80Rは、腕部20L,20Rに作用する外力(より詳しくは、腕部20L,20Rを介してロボット10に作用する外力)の3方向成分Fx,Fy,Fzとモーメントの3方向成分Mx,My,Mzを示す信号を出力する。
基体14には傾斜センサ82が設置され、鉛直軸に対する基体14の傾き(傾斜角度)とその角速度の少なくともいずれか、即ち、基体14の傾斜(姿勢)などの状態量を示す信号を出力する。また、頭部16には、左右のCCDカメラ84L,84Rが設置される。CCDカメラ84L,84Rは、同時刻にロボット10の周辺環境を撮影し、よって得た画像を出力する。
上記したセンサやカメラの出力は、図2に示すECU26に入力される。尚、ECU26はマイクロコンピュータからなり、図示しないCPUや入出力回路、ROM、RAMなどを備えると共に、外部端末90と通信自在とされる。
図4は、ロボット10と外部端末90の構成、およびそれらの動作を機能的に表すブロック図である。
図4に示すように、ロボット10は、上記したセンサやカメラに加え、回転角センサ92と、ジャイロセンサ94と、GPS受信器96とを備える。回転角センサ92は、具体的には複数個のロータリエンコーダからなり、上記した各回転軸の回転角(別言すれば、各電動モータの動作量)に応じた信号を出力する。また、ジャイロセンサ94は、ロボット10の移動距離と移動方向に応じた信号を出力する。GPS受信器96は、衛星から発信された電波を受信し、ロボット10の位置情報(緯度と経度)を取得する。
ECU26は、周辺情報生成部100と、自己位置情報生成部102と、自己情報生成部104と、動作制御部106と、タイマーデータ生成部108とを備える。周辺情報生成部100は、CCDカメラ84L,84Rが取得した画像を入力し、ロボット10の周辺情報を生成する。具体的には、CCDカメラ84L,84Rで撮影された画像の明度に基づいて3次元の距離データを生成し、かかる距離データを例えばヒストグラム処理することにより、障害物を示すクラスタを抽出する。そして、抽出したクラスタから、実空間上の障害物の平均位置や大きさなどの特徴量を抽出し、ロボット10の周辺の障害物マップを作成する。尚、障害物の認識に関する技術は、先に本出願人が提案した特開2001−242934号公報や特開2002−286416号公報に詳しいので、これ以上の説明は省略する。
自己位置情報生成部102は、GPS受信器96から入力された位置情報に基づき、ロボット10の現在位置情報を生成する。衛星から発信された電波をGPS受信器96で受信できないときは、ジャイロセンサ94によって検出されたロボット10の移動方向と距離に基づいて現在位置情報を生成する。尚、回転角センサ92で検出されたロボット10の動作量、あるいは動作制御部106から入力される各電動モータの制御値(後述)に基づいて現在位置情報を生成してもよい。
自己情報生成部104は、周辺情報生成部100で生成されたロボット10の周辺情報(障害物マップ)と自己位置情報生成部102で生成されたロボット10の現在位置情報とに基づき、障害物に対する自己位置などの自己情報を生成する。自己情報生成部104で生成された自己情報は、動作制御部106に入力される。
タイマーデータ生成部108は、所定の時間間隔ごと、具体的には0.5秒ごとにタイマーデータ(時系列データ)を順次生成する。以下、上記した所定の時間間隔を「タイマーデータ生成間隔」という。
このタイマーデータは、時刻(タイマーデータが生成された時刻)を示すデータであり、ある時刻からの経過時間(例えば、0.5秒,1.0秒,1.5秒,・・・)で表記してもよいし、タイマーデータ生成間隔ごとに一定の法則で更新させられる変数(例えば、1,2,3,・・・)で表記してもよい。この実施例では、ある時刻を示すタイマーデータを「タイマーデータ(n)」と表記したとき、タイマーデータ(n)で示される時刻からタイマーデータ生成間隔がm回経過した時刻を示すタイマーデータを「タイマーデータ(n+m)」と表記する。即ち、タイマーデータ(n)で示される時刻から0.5秒後を示すタイマーデータを「タイマーデータ(n+1)」と表記し、1.0秒後を示すタイマーデータを「タイマーデータ(n+2)」と表記する。タイマーデータ生成部108で生成されたタイマーデータは、ロボット10に設けられたデータ送信部110を介して外部端末90に送信される。
外部端末90は、具体的にはパーソナルコンピュータからなり、ロボット10から離間した位置に配置される。外部端末90は、ロボット10の動作指令の送信元であり、オペレータによって操作自在な入力部(キーボードやマウス)112と、動作指令生成部114と、データ保持部116と、データ送信部118と、データ受信部120と、表示部(ディスプレイ)122とを備える。
データ送信部118とデータ受信部120は、それぞれロボット10に設けられたデータ受信部124とデータ送信部110と無線通信自在とされる。尚、無線通信は、具体的にはTCP(Transmission Control Protocol)を使用したソケット通信である。
ロボット10のデータ送信部110から送信されたタイマーデータは、外部端末90のデータ受信部120で受信されてデータ保持部116に入力される。データ保持部116は、入力されたタイマーデータの最新値(外部端末90が受信した最新のタイマーデータの値)を保持(記憶)する。
また、外部端末90において動作指令生成部114は、オペレータによる入力部112の操作に従ってロボット10の動作指令を生成する。動作指令生成部114で生成された動作指令には、データ保持部116に保持(記憶)されたタイマーデータが付加される。動作指令とそれに付加されたタイマーデータは、データ送信部118からロボット10に送信される。
データ送信部118から送信された動作指令とタイマーデータは、ロボット10のデータ受信部124で受信されて動作制御部106に入力される。
動作制御部106は、タイマーデータ生成部108によって生成されたタイマーデータと動作指令に付加されたタイマーデータに基づいてロボット10の動作を決定する。具体的には、最新の(現在の)タイマーデータと動作指令に付加されたタイマーデータとの差、より詳しくは、最新のタイマーデータが示す時刻と動作指令に付加されたタイマーデータが示す時刻との差(即ち、時間上の差)が所定値以下のとき、外部端末90から送信された動作指令に従ってロボット10の動作を制御する。ロボット10の動作は、ロボット10に搭載された各電動モータの制御値を動作指令や自己情報、各センサの出力に基づいて算出し、算出した制御値を各電動モータに出力してその動作を制御することで行われる。尚、ロボット10の歩行制御としては、例えば本出願人が先に提案した特開平10−277969号公報などに記載される技術が用いられるが、本願の要旨とは直接の関係を有しないのでここでの説明は省略する。
一方、最新のタイマーデータが示す時刻と動作指令に付加されたタイマーデータが示す時刻の差が所定値を超えるときは、ロボット10の動作を中断する。具体的には、ロボット10が動作の途中であるときはその動作を中断して初期状態に復帰させると共に、動作の開始前であればそのままの姿勢を保持する。
また、動作制御部106は、ロボット10の動作情報をデータ送信部110を介して外部端末90に送信する。動作情報には、ロボット10の動作指令実行処理の結果(後述)や位置データ(位置情報。具体的には、自己情報生成部104で生成された、障害物に対する自己位置などの自己情報)、状態データ(各センサの異常情報、ロボット10に搭載されるバッテリ(図示せず)の残量、ソケット通信の無線強度など)が含まれる。
ロボット10から送信された動作情報は、データ受信部120で受信され、前記したタイマーデータと共にデータ保持部116に保持(記憶)される。データ保持部116に保持されたデータ(位置データ、状態データ、動作指令実行処理の結果)は表示部122に表示され、オペレータに報知される。
次いで、ロボット10と外部端末90の間で実行されるタイマーデータなどの送受信処理について説明する。図5は、その処理を表すフローチャートである。尚、以下の説明において、ステップ(S)番号の後ろの括弧書きは、当該処理が図4に示すどのブロックで実行されるかを示している。
図5フローチャートを説明すると、先ずS10(タイマーデータ生成部108)でタイマーデータを更新する。次いでS12とS14(共に動作制御部106)で位置データと状態データを更新した後、S16(タイマーデータ生成部108、動作制御部106)でタイマーデータ、位置データおよび状態データの更新データを作成し、S18(データ送信部110)で更新データを送信する。上記したS10からS18まではロボット10側の処理である。
次いでS20(データ受信部120)で更新データを受信し、S22からS26(いずれもデータ保持部116)で更新データ(タイマーデータ、位置データおよび状態データ)を保持(記憶)する。次いでS28(表示部122)に進み、保持したデータの表示を更新する。上記したS20からS28までは外部端末90側の処理であり、ロボット10とのソケット通信が正常であれば実行されるが、なんらかの理由でソケット通信が遮断されているときは実行されない。即ち、ソケット通信が遮断されているときは、外部端末90のデータ保持部116に保持されているタイマーデータなどは更新されない。
次いで、ロボット10と外部端末90で実行されるロボット10の動作制御処理について説明する。図6は、その処理を表すフローチャートである。
図6フローチャートについて説明すると、先ずS100(動作指令生成部114)において、オペレータによる入力部112の操作に従ってロボット10の動作指令を生成する。次いでS102(動作指令生成部114、データ保持部116)に進み、データ保持部116に保持されたタイマーデータを、生成された動作指令に付加する。次いでS104(データ送信部118)に進み、生成された動作指令とそれに付加されたタイマーデータをソケット通信によってロボット10に送信する。上記したS100からS104は外部端末90側の処理である。
次いでS106(データ受信部124)に進み、送信された動作指令とそれに付加されたタイマーデータを受信する。次いでS108(動作制御部106)に進み、タイマーデータ生成部108によって生成された最新の(現在の)タイマーデータが示す時刻と動作指令に付加されたタイマーデータが示す時刻との差が所定値(所定時間)以下か否か判断する。この実施例にあっては、前記所定値は2.0秒に設定される。即ち、動作指令に付加されたタイマーデータをタイマーデータ(n)とするとき、最新のタイマーデータがタイマーデータ(n)からタイマーデータ(n+4)の間の値であればS108の判断で肯定される。
S108で肯定されるときはS110(動作制御部106)に進み、動作指令実行処理を続行(あるいは開始)する。尚、動作指令実行処理とは、入力された動作指令に従ってロボット10の動作を制御する処理のことをいう。次いでS112(動作制御部106)に進み、動作指令実行処理の結果を「正常」とすると共に、S114(データ送信部110)に進んで動作指令実行処理の結果をソケット通信によって外部端末90に送信する。このように、ロボット10は、オペレータによる外部端末90(入力部112)の操作に従って遠隔操作される。
一方、S108で否定されるときはS116(動作制御部106)に進み、動作指令実行処理を中断して(あるいは開始することなく)S118(動作制御部106)に進む。そして、S118で動作指令実行処理の結果を「タイムアウトエラー」とした後、S114に進んでかかる結果を外部端末90に送信する。上記したS106からS118まではロボット10側の処理である。
次いでS120(データ受信部120)に進み、送信された動作指令実行処理の結果を受信すると共に、S122(表示部122)に進み、受信した動作指令実行処理の結果を表示してオペレータに報知する。S120とS122の処理は外部端末90側の処理である。
尚、図5フローチャートと図6フローチャートでは、理解の便宜のため、ロボット10と外部端末90の処理を一連の処理のように示したが、ロボット10側の処理と外部端末90側の処理は、それぞれ独立して実行される。
次いで、上述した図5フローチャートと図6フローチャートの処理について、図7を参照して再説する。図7は、ロボット10と外部端末90との間で実行される動作指令とタイマーデータの送受信処理を表すタイム・チャートである。
図7に示すように、ロボット10から送信されたタイマーデータは、ソケット通信が正常に行われていれば外部端末90に受信されてデータ保持部116に保持される。一方、ソケット通信が切断されると、ロボット10から送信されたタイマーデータは外部端末90に受信されない。従って、通信が切断されると、外部端末90に保持されたタイマーデータが示す時刻とロボット10で生成された最新のタイマーデータが示す時刻との間に差が生じる。かかる差は、通信の切断時間を表しており、切断時間が長くになるに従って増大する。
外部端末90は、オペレータから入力部112を介して動作指令の入力があると、入力された動作指令に保持しているタイマーデータを付加し、それらをロボット10に送信する。このとき、ソケット通信が切断状態にあれば動作指令とそれに付加されたタイマーデータはロボット10に受信されず、外部端末90のデータ送信部118に蓄積される。
蓄積された動作指令とタイマーデータは、ソケット通信が切断状態から復旧したときにロボット10に受信される。ロボット10の動作制御部106は、この受信したタイマーデータが示す時刻とロボット10で生成された最新のタイマーデータが示す時刻の差が所定値(2.0秒)以下か判断する。図示の例では、受信したタイマーデータの示す時刻が(n+1)であり、ロボット10で生成された最新のタイマーデータの示す時刻が(n+7)であることから、それらの差が3.0秒となって所定値を上回る。従って、動作制御部106は動作指令に従った動作を中断すると共に、動作指令実行処理の結果をタイムアウトエラーとして外部端末90に送信する。外部端末90は、かかる結果(タイムアウトエラー)を受信して表示部122に表示し、オペレータに報知する。オペレータは、その表示から入力した動作指令が通信異常のために無効とされたことを認識する。
このように、この発明の第1実施例に係る移動ロボットの制御装置にあっては、ロボット10側でタイマーデータ生成間隔ごとにタイマーデータを順次生成して外部端末90に送信する一方、外部端末90ではロボット10に送信する動作指令に前記送信されたタイマーデータを付加する。そして、動作制御部106は、生成されたタイマーデータと動作指令に付加されたタイマーデータとに基づいてロボット10の動作を決定する、より詳しくは、生成された最新のタイマーデータと動作指令に付加されたタイマーデータとの差(通信の切断時間)が所定値以下のとき、送信された動作指令に従ってロボット10の動作を制御する一方、前記差が前記所定値を超えるとき、ロボット10の動作を中断するように構成した。これにより、動作指令の送信元である外部端末90とロボット10の通信が切断状態から復旧した際にロボット10が突発的に動作するのを防止することができ、よってオペレータに違和感を与えるのを防止することができる。
特にこの実施例に係るロボット10のように、基体14とそれに接続された2本の脚部12L,12Rと2本の腕部20L,20Rとを備えた人型ロボットにあっては、突発的な動作が行われた際に周囲の人に与える違和感がペット型のロボットなどに比して大きいという不具合があった。しかしながら、本願の構成を採用することで、そのような不具合も解消することができる。
また、ロボット10で位置データを生成して外部端末90に送信すると共に、送信された位置データを外部端末で受信して表示部122で表示するように構成したので、オペレータがロボット10を目視できない場合であっても、表示部122を見ながらロボット10を操作することができる。
次いで、この発明の第2実施例に係る移動ロボットの制御装置について説明する。
図8は、この発明の第2実施例に係る移動ロボットの制御装置の構成(移動ロボットと外部端末の構成)、およびその動作を機能的に表す、図4と同様なブロック図である。尚、図8において、第1実施例と同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。また、第1実施例と動作の一部や扱うデータなどが異なる構成には、同一符号の末尾に符号bを付して示す。
以下、第1実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、図8に示すように、ロボット10bのECU26bは、周辺情報生成部100と、自己位置情報生成部102と、自己情報生成部104と、動作制御部106bと、タイマーデータ生成部108bとを備える。タイマーデータ生成部108bは、タイマーデータ生成間隔ごとに時刻を示すタイマーデータを生成する。尚、第2実施例にあっては、タイマーデータはある時刻からの経過時間で表記される。
また、外部端末90bは、オペレータによって操作自在な入力部112と、動作指令生成部114bと、データ保持部116と、データ送信部118bと、データ受信部120bと、表示部122bと、送信判断部130と、動作指令保持部132と、通信確認信号生成部134とを備える。
タイマーデータ生成部108bにおいてタイマーデータ生成間隔ごとに生成されたタイマーデータは、データ送信部110bから外部端末90bに送信される。送信されたタイマーデータは、外部端末90bのデータ受信部120bで受信されてデータ保持部116と送信判断部130に入力される。送信判断部130は、入力されたタイマーデータに基づき、外部端末90bとロボット10bの通信状態が正常であるか(ソケット通信が正常に行われているか)否か判断する。
動作指令生成部114bで生成された動作指令は、送信判断部130に入力される。送信判断部130は、通信状態が正常であれば、入力された動作指令をデータ送信部118bを介してロボット10bに送信する。送信された動作指令は、ロボット10bのデータ受信部124bで受信されて動作制御部106bに入力される。動作制御部106bは、入力された動作指令に従ってロボット10bの動作を制御する。
一方、送信判断部130は、通信状態が異常であれば(ソケット通信が切断状態にあれば)、動作指令にデータ保持部116に保持された最新のタイマーデータを付加すると共に、動作指令とそれに付加されたタイマーデータを動作指令保持部132に保持(記憶)させる(即ち、ロボット10bへの動作指令の送信は行われない)。
また、送信判断部130は、通信状態が異常から正常に復旧したとき、動作指令保持部132に保持された動作指令に付加されたタイマーデータと、タイマーデータ生成部108bで生成された最新のタイマーデータとに基づき、保持された動作指令をロボット10bに送信すべきか判断する。
また、通信確認信号生成部134は、第2の所定の時間間隔(この実施例では0.5秒とする)ごとに通信確認信号を生成する。以下、上記した第2の所定の時間間隔を「通信確認信号生成間隔」という。通信確認信号生成部134で生成された通信確認信号は、データ送信部118bを介してロボット10bに送信される。送信された通信確認信号は、データ受信部124bで受信されて動作制御部106bに入力される。動作制御部106bは、入力された通信確認信号に基づき、ロボット10bと外部端末90bの通信状態が正常であるか否か判断すると共に、その判断結果に基づいてタイマーデータ生成間隔を変更する。
次いで、ロボット10bと外部端末90bの間で実行されるタイマーデータと通信確認信号の送受信処理について説明する。図9は、その処理を表すフローチャートである。尚、以下の説明において、ステップ(S)番号の後ろの括弧書きは、当該処理が図8に示すどのブロックで実行されるかを示している。
図9フローチャートを説明すると、先ずS200(通信確認信号生成部134)で通信確認信号生成間隔(0.5秒)ごとに通信確認信号を生成し、S202(データ送信部118b)で通信確認信号を送信する。以上は外部端末90b側の処理である。
次いでS204(動作制御部106b、データ受信部124b)で通信確認信号が受信されているか否か判断する。S204の処理では、具体的には、通信確認信号生成間隔を超える時間継続して通信確認信号が受信されなかったときに否定され、通信確認信号生成間隔ごとに通信確認信号が受信されているときに肯定される。
S204で否定されるときはS206(動作制御部106b)に進み、ロボット10bと外部端末90bの通信状態が異常である(ソケット通信が切断状態にある)と判断すると共に、S208(動作制御部106b)に進んでタイマーデータ生成間隔を短縮する。短縮されたタイマーデータ生成間隔は、例えば0.1秒に設定される。他方、S204で肯定されるときはS210(動作制御部106b)に進み、通信状態が正常であると判断し、S208の処理はスキップする。尚、通信状態が正常であると判断されるときは、タイマーデータ生成間隔は0.5秒に設定される。
次いでS212(タイマーデータ生成部108b)でタイマーデータを更新し、S214とS216(共に動作制御部106b)で位置データと状態データを更新する。次いでS218(タイマーデータ生成部108b、動作制御部106b)でタイマーデータ、位置データおよび状態データの更新データを作成し、S220(データ送信部110b)で更新データを送信する。更新データの送信は、タイマーデータ生成間隔が0.5秒であるときは0.5秒間隔で行われ、タイマーデータ生成間隔が0.1秒であるときは0.1秒間隔で行われる。即ち、タイマーデータは、生成されるごとに随時送信される。上記したS204からS220まではロボット10b側の処理である。
次いでS222(データ受信部120b)で更新データを受信し、S224からS228(いずれもデータ保持部116b)で更新データを保持(記憶)する。次いでS230(表示部122b)に進み、保持したデータの表示を更新する。上記したS222からS230は第1実施例で説明した図5フローチャートのS20からS28までと同じであり、いずれも外部端末90側の処理である。
尚、図9フローチャートでは、理解の便宜のため、ロボット10bと外部端末90bの処理を一連の処理のように示したが、ロボット10b側の処理と外部端末90b側の処理は、それぞれ独立して実行される。
次いで、外部端末90bで実行される動作指令の送信処理について説明する。図10は、その処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは所定の周期で実行される。
図10フローチャートについて説明すると、先ずS300(動作指令生成部114b)において、オペレータによる入力部112の操作に従ってロボット10bの動作指令を生成する。次いでS302(データ受信部120b、送信判断部130)に進み、タイマーデータが受信されているか否か判断する。S302の処理では、具体的には、タイマーデータが0.5秒(非短縮時のタイマーデータ生成間隔)を超える時間継続して受信されなかったときに否定され、0.5秒あるいは0.1秒(短縮時のタイマーデータ生成間隔)ごとに受信されているときに肯定される。
S302で否定されるときはS304(送信判断部130)に進み、ロボット10bと外部端末90bの通信状態が異常である(ソケット通信が切断されている)と判断すると共に、S306(送信判断部130)に進み、データ保持部116に保持された最新のタイマーデータ、即ち、通信状態が異常となる前に受信された最新のタイマーデータを、送信判断部130に入力された動作指令に付加する。そして、S308(動作指令保持部132)に進んで動作指令とそれに付加されたタイマーデータを動作指令保持部132に保持(記憶)すると共に、S310(表示部122b)に進んで表示部122に「通信異常」と表示し、通信状態が異常であることをオペレータに報知する。
一方、S302で肯定されるときはS312に進み、通信状態が正常であると判断すると共に、S314(送信判断部130)に進み、前回のプログラム実行時に通信状態が異常であると判断されていたか否か判断する。即ち、通信状態が異常から正常に復旧したのか、あるいは正常状態が継続しているのか判断する。
S314で否定されるとき(正常状態が継続しているとき)はS316(送信判断部130、データ送信部118b)に進んでロボット10bに動作指令を送信すると共に、S318(表示部122b)に進んで表示部122bに「正常」と表示する。尚、ロボット10bの動作制御部106bは、S316の処理で送信された動作指令に従い、ロボット10bの動作を制御する。
また、S314で肯定されるときはS320(送信判断部130)に進み、動作指令(動作指令保持部132に保持された動作指令)に付加されたタイマーデータが示す時刻と受信された最新のタイマーデータが示す時刻との差(即ち、通信時間の切断時間)が所定値(所定時間)以下か否か判断する。この実施例にあっては、前記所定値は2.0秒に設定される。
S320で肯定されるときはS316に進み、動作指令保持部132に保持された動作指令を送信する。一方、S320で否定されるときはS322(送信判断部130)に進んで動作指令の送信を中止すると共に、S324に進んで保持された動作指令(送信が中止された動作指令)を消去する。そして、S326(表示部122b)に進んで「タイムアウトにより送信中止」と表示し、動作指令の送信が中止されたことをオペレータに報知する。
上述した図9フローチャートと図10フローチャートの処理について、図11を参照して再説する。図11は、ロボット10bと外部端末90bとの間で実行される動作指令、タイマーデータ、および通信確認信号の送受信処理を表すタイム・チャートである。
図11に示すように、ロボット10bから送信されたタイマーデータは、ソケット通信が正常に行われていれば外部端末90bに受信される。また、外部端末90bから送信された通信確認信号は、ソケット通信が正常に行われていればロボット10bに受信される。
一方、ソケット通信が切断状態にあると、外部端末90bから送信された通信確認信号はロボット10bに受信されない。ロボット10bでは、通信確認信号が受信されないとき、通信状態が異常であると判断し、タイマーデータ生成間隔(送信間隔)を0.5秒から0.1秒に短縮する。
また、ソケット通信が切断状態にあれば、ロボット10bから送信されたタイマーデータは外部端末90bに受信されない。外部端末90bでは、タイマーデータが受信されないとき、通信状態が異常であると判断する。通信状態が異常であると判断されるときに動作指令が生成されると、かかる動作指令は、通信状態が正常なときに受信した最新のタイマーデータが付加されつつ動作指令保持部132に保持される。
その後、ソケット通信が切断状態から復旧すると、外部端末90bはタイマーデータを受信し、通信状態が正常であると判断する。そして、外部端末90bは、この受信したタイマーデータが示す時刻と保持している動作指令に付加されたタイマーデータが示す時刻との差が所定値(2.0秒)以下であれば、保持している動作指令をロボット10に送信する。一方、前記差が所定値を超えていれば、保持している動作指令の送信を中止すると共に、保持している動作指令を動作指令保持部132から消去する。
尚、図示は省略するが、ソケット通信が復旧してロボット10bが通信確認信号を受信すると、ロボット10はタイマーデータ生成間隔を0.1秒から0.5秒に戻す。
このように、この発明の第2実施例に係る移動ロボットの制御装置にあっては、ロボット10bでタイマーデータ生成時間ごとにタイマーデータを順次生成して外部端末90bに送信する。外部端末90bは、タイマーデータが受信されるとき、通信状態が正常であると判断する一方、受信されないとき、通信状態が異常であると判断し、動作指令をタイマーデータと共に保持する。そして、通信が復旧してタイマーデータが受信されると、保持された動作指令に付加されたタイマーデータと受信された最新のタイマーデータとに基づき、保持された動作指令を移動ロボットに送信するか否か判断する、具体的には、動作指令に付加されたタイマーデータと受信された最新のタイマーデータとの差(通信の切断時間)が所定値を超えるとき、保持された動作指令の送信を中止するように構成したので、外部端末90bとロボット10bの通信が切断状態から復旧した際にロボット10が突発的に動作するのを防止することができ、よってオペレータに違和感を与えるのを防止することができる。
また、送信が中止された動作指令を消去するように構成したので、動作指令保持部132の記憶領域が不必要に消費されるのを防止することができる。
また、外部端末90bで通信確認信号生成間隔ごとに通信確認信号を生成してロボット10bに送信すると共に、ロボット10bは、通信確認信号が受信されるとき、通信状態が正常であると判断する一方、通信確認信号が受信されないとき、通信状態が異常であると判断し、その判断結果に基づいて前記通信確認生成間隔を変更する、具体的には、通信状態が異常であると判断されるとき、第2の所定の時間間隔を短縮するように構成したので、外部端末90bとロボット10bの通信が切断状態から復旧した際に動作指令をロボット10bに送信すべきか否かを速やかに判断することができる。
尚、残余の構成および効果は第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
以上のように、この発明の第1実施例にあっては、移動ロボット(10)の動作指令を生成して前記移動ロボットに送信する外部端末(90)と、前記移動ロボットに設けられ、前記送信された動作指令に基づいて前記移動ロボットの動作を制御する制御手段(動作制御部106、図6フローチャートのS110,S116)とを備えた移動ロボットの制御装置において、前記移動ロボットは、所定の時間間隔(タイマーデータ生成間隔)ごとに時系列データ(タイマーデータ)を順次生成して前記外部端末に送信する時系列データ生成手段(タイマーデータ生成部108、データ送信部110、図5フローチャートのS10,S18)を備えると共に、前記外部端末は、前記送信された時系列データを受信して前記動作指令に付加する時系列データ付加手段(動作指令生成部114、データ保持部116、データ受信部120、図5フローチャートのS20,S22、図6フローチャートのS102)を備え、前記制御手段は、前記時系列データ生成手段によって生成された最新の時系列データと前記動作指令に付加された時系列データとの差が所定値以下のとき、前記送信された動作指令に従って前記移動ロボットの動作を制御する(図6フローチャートのS110)一方、前記差が前記所定値を超えるとき、前記移動ロボットの動作を中断する(図6フローチャートのS116)ように構成した。
また、この発明の第2実施例にあっては、移動ロボット(10b)の動作指令を生成して前記移動ロボットに送信する外部端末(90b)と、前記移動ロボットに設けられ、前記送信された動作指令に基づいて前記移動ロボットの動作を制御する制御手段(動作制御部106b)とを備えた移動ロボットの制御装置において、前記移動ロボットは、所定の時間間隔(タイマーデータ生成間隔)ごとに時系列データ(タイマーデータ)を順次生成して前記外部端末に送信する時系列データ生成手段(タイマーデータ生成部108b、データ送信部110b、図9フローチャートのS212,S220)を備えると共に、前記外部端末は、前記送信された時系列データを受信して保持する時系列データ保持手段(データ保持部116b、データ受信部120b、図9フローチャートのS222,S224)と、前記送信された時系列データが受信されるとき、前記外部端末と前記移動ロボットの通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された時系列データが受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断する通信状態判断手段(送信判断部130、図10フローチャートのS302,S304,S312)、前記通信状態判断手段によって前記通信状態が異常であると判断されるとき、前記動作指令を前記保持された時系列データを付加して保持する動作指令保持手段(送信判断部130、動作指令保持部132、図10フローチャートのS306,S308)と、および前記通信状態判断手段によって前記通信状態が正常であると判断されるとき、前記保持された動作指令に付加された時系列データと受信された最新の時系列データとに基づき、前記保持された動作指令を前記移動ロボットに送信するか否か判断する送信判断手段(送信半判断部130、図10フローチャートのS320,S316,S322)とを備えるように構成した。
また、前記送信判断手段は、前記動作指令に付加された時系列データと前記受信された最新の時系列データとの差が所定値を超えるとき、前記保持された動作指令の送信を中止する(図10フローチャートのS322)ように構成した。
さらに、前記外部端末は、前記送信が中止された動作指令を消去する動作指令消去手段(送信判断部130、図10フローチャートのS324)を備えるように構成した。
さらに、前記外部端末は、第2の所定の時間間隔(通信確認信号生成間隔)ごとに通信確認信号を生成して前記移動ロボットに送信する信号生成手段(通信確認信号生成部134、データ送信部118b、図9フローチャートのS200,S202)を備えると共に、前記移動ロボットは、前記送信された通信確認信号が受信されるとき、前記通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された通信確認信号が受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断する第2の通信状態判断手段(動作制御部106b、図9フローチャートのS204,S206,S210)と、および前記第2の通信状態判断手段の判断結果に基づいて前記第2の所定の時間間隔を変更する時間間隔変更手段(動作制御部106b、図9フローチャートのS208)とを備えるように構成した。
また、前記時間間隔変更手段は、前記第2の通信状態判断手段によって前記通信状態が異常であると判断されるとき、前記第2の所定の時間間隔を短縮する(動作制御部106b、図9フローチャートのS208)ように構成した。
また、第1および第2実施例にあっては、さらに、前記移動ロボット(10,10b)は、前記移動ロボットの位置情報(位置データ)を生成して前記外部端末(90,90b)に送信する位置情報生成手段(自己情報生成部104)を備えると共に、前記外部端末は、前記送信された位置情報を受信して表示する表示手段(表示部122,122b)を備えるように構成した。
また、前記移動ロボットは、少なくとも基体(14)と、前記基体に接続された2本の脚部(12L,12R)と、前記基体に接続された2本の腕部(20L,20R)とを備えた人型ロボットであり、前記2本の脚部を駆動して移動するように構成した。
尚、上記において、移動ロボットとして2足の人型ロボットを例に挙げたが、1足あるいは3足以上のロボットであってもよく、車輪やクローラ式のロボットであってもよい。
また、ロボット10(10b)と外部端末90(90b)を無線通信自在としたが、有線であってもよい。また、ソケット通信以外の通信方式を採用してもよい。
この発明の第1実施例に係る移動ロボットの制御装置が搭載されるロボットの正面図である。 図1に示すロボットの側面図である。 図1に示すロボットをスケルトンで示す説明図である。 図2に示すロボットと外部端末の構成、およびそれらの動作を機能的に表すブロック図である。 図2に示すロボットと外部端末の間で実行されるタイマーデータなどの送受信処理を表すフローチャートである。 図2に示すロボットと外部端末で実行されるロボットの動作制御処理を表すフローチャートである。 図2に示すロボットと外部端末との間で実行される動作指令とタイマーデータの送受信処理を表すタイム・チャートである。 この発明の第2実施例に係る移動ロボットの制御装置の構成、およびその動作を機能的に表す、図4と同様なブロック図である。 図8に示すロボットと外部端末の間で実行されるタイマーデータと通信確認信号の送受信処理を表すフローチャートである。 図8に示す外部端末で実行される動作指令の送信処理を表すフローチャートである。 図8に示すロボットと外部端末との間で実行される動作指令、タイマーデータ、および通信確認信号の送受信処理を表すタイム・チャートである。
符号の説明
10,10b:移動ロボット、14:基体、12L,12R:腕部、20L,20R:脚部、90,90b:外部端末、104:自己情報生成部(位置情報生成手段)、106:動作制御部(制御手段)、106b:動作制御部(制御手段、第2の通信状態判断手段、時間間隔変更手段)、108,108b:タイマーデータ生成部(時系列データ生成手段)、110,110b:データ送信部(時系列データ送信手段)、114:動作指令生成部(時系列データ付加手段)、116:データ保持部(時系列データ付加手段)、116b:データ保持部(時系列データ保持手段)、120b:データ受信部(時系列データ保持手段)、130:送信判断部(通信状態判断手段、動作指令保持手段、送信判断手段、動作指令消去手段)、132:動作指令保持部(動作指令保持手段)、134:通信確認信号生成部(信号生成手段)

Claims (8)

  1. 移動ロボットの動作指令を生成して前記移動ロボットに送信する外部端末と、前記移動ロボットに設けられ、前記送信された動作指令に基づいて前記移動ロボットの動作を制御する制御手段とを備えた移動ロボットの制御装置において、前記移動ロボットは、
    a.所定の時間間隔ごとに時系列データを順次生成して前記外部端末に送信する時系列データ生成手段、
    を備えると共に、前記外部端末は、
    b.前記送信された時系列データを受信して前記動作指令に付加する時系列データ付加手段、
    を備え、前記制御手段は、前記時系列データ生成手段によって生成された最新の時系列データと前記動作指令に付加された時系列データとの差が所定値以下のとき、前記送信された動作指令に従って前記移動ロボットの動作を制御する一方、前記差が前記所定値を超えるとき、前記移動ロボットの動作を中断することを特徴とする移動ロボットの制御装置。
  2. 移動ロボットの動作指令を生成して前記移動ロボットに送信する外部端末と、前記移動ロボットに設けられ、前記送信された動作指令に基づいて前記移動ロボットの動作を制御する制御手段とを備えた移動ロボットの制御装置において、前記移動ロボットは、
    a.所定の時間間隔ごとに時系列データを順次生成して前記外部端末に送信する時系列データ生成手段、
    を備えると共に、前記外部端末は、
    b.前記送信された時系列データを受信して保持する時系列データ保持手段と、
    c.前記送信された時系列データが受信されるとき、前記外部端末と前記移動ロボットの通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された時系列データが受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断する通信状態判断手段と、
    d.前記通信状態判断手段によって前記通信状態が異常であると判断されるとき、前記動作指令を前記保持された時系列データを付加して保持する動作指令保持手段と、
    および
    e.前記通信状態判断手段によって前記通信状態が正常であると判断されるとき、前記保持された動作指令に付加された時系列データと受信された最新の時系列データとに基づき、前記保持された動作指令を前記移動ロボットに送信するか否か判断する送信判断手段と、
    を備えることを特徴とする移動ロボットの制御装置。
  3. 前記送信判断手段は、前記動作指令に付加された時系列データと前記受信された最新の時系列データとの差が所定値を超えるとき、前記保持された動作指令の送信を中止することを特徴とする請求項記載の移動ロボットの制御装置。
  4. さらに、前記外部端末は、
    f.前記送信が中止された動作指令を消去する動作指令消去手段、
    を備えることを特徴とする請求項記載の移動ロボットの制御装置。
  5. さらに、前記外部端末は、
    g.第2の所定の時間間隔ごとに通信確認信号を生成して前記移動ロボットに送信する信号生成手段、
    を備えると共に、前記移動ロボットは、
    h.前記送信された通信確認信号が受信されるとき、前記通信状態が正常であると判断する一方、前記送信された通信確認信号が受信されないとき、前記通信状態が異常であると判断する第2の通信状態判断手段と、
    および
    i.前記第2の通信状態判断手段の判断結果に基づいて前記第2の所定の時間間隔を変更する時間間隔変更手段と、
    を備えることを特徴とする請求項または記載の移動ロボットの制御装置。
  6. 前記時間間隔変更手段は、前記第2の通信状態判断手段によって前記通信状態が異常であると判断されるとき、前記第2の所定の時間間隔を短縮することを特徴とする請求項記載の移動ロボットの制御装置。
  7. さらに、前記移動ロボットは、
    j.前記移動ロボットの位置情報を生成して前記外部端末に送信する位置情報生成手段、
    を備えると共に、前記外部端末は、
    k.前記送信された位置情報を受信して表示する表示手段、
    を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の移動ロボットの制御装置。
  8. 前記移動ロボットは、少なくとも基体と、前記基体に接続された2本の脚部と、前記基体に接続された2本の腕部とを備えた人型ロボットであり、前記2本の脚部を駆動して移動することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の移動ロボットの制御装置。
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