JP3811072B2 - 移動ロボットの異常検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は移動ロボットの異常検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動ロボット、例えば脚式移動ロボットの異常検知装置としては、特2001−150374号公報記載の技術が知られている。この技術においては、システム内の異常を自己診断すると共に、診断結果を音声による自然な会話形式で音声出力装置および通信インターフェースを介してユーザ(操作物)に出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術においては、診断結果を出力するのみで、異常などが生じたときにロボットを安定な状態に移行させる点については何等対策するものではなかった。
【0004】
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消し、異常が生じたか否か自己診断すると共に、異常が生じたときは不具合度を判定し、それに応じてロボットの安定な状態に移行させ、よって異常検知結果を効果的に活用するようにした移動ロボットの異常検知装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1項においては、少なくとも駆動モータと、内部の状態量を測定する内界センサとを備え、搭載されたマイクロコンピュータからなる制御ユニット少なくとも前記内界センサの出力から得た状態量に基づいて前記駆動モータを作動させて歩行する脚式の移動ロボットの異常を検知する異常検知装置において、前記制御ユニットが、前記状態量が異常な値か否か、あるいは前記内界センサおよび駆動モータを少なくとも含む前記ロボットの搭載機器の少なくともいずれかが異常か否か自己診断する自己診断手段、前記自己診断手段によって異常と自己診断されたとき、その異常情報を出力する異常情報出力手段、前記異常情報出力手段の出力を入力し前記異常情報に基づき、予め設定された、前記ロボットを直ちに停止させること、および動作中の歩行が終了した後に停止させることを含む複数のランクに従って異常の不具合度を判定する不具合度判定手段、および前記判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいて前記ロボットが安定な状態に移行するように制御する安定状態移行制御手段を備える如く構成した。
【0006】
状態量が異常な値か否かあるいは内界センサなどの少なくともいずれかが異常か否か自己診断し、異常と判定されたとき、その異常情報を出力し、それに基づき、予め設定された、ロボットを直ちに停止させること、および動作中の歩行が終了した後に停止させることを含む複数のランクに従って異常の不具合度を判定すると共に、判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいてロボットが安定な状態に移行させるように構成したので、移動ロボットの異常検知結果を効果的に活用することができる。また、判定された不具合度に応じて安定な状態に移行させるように構成したので、その移行も適切なものとすることができる。
【0007】
尚、この明細書において「異常」とは正常ではない全ての場合を意味し、劣化、故障、損傷などあらゆる事象によって正常ではないことを意味する。
【0009】
また、判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいて安定な状態に移行するように制御する如く構成したので、前記した効果に加え、安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0010】
請求項項にあっては、さらに、前記判定された不具合度を、前記制御ユニットに設けられた内部メモリに格納すると共に、前記ロボットの外部に設けられた外部メモリに格納する不具合度格納手段を備える如く構成した。
【0011】
判定された不具合度を内部メモリに格納すると共に、外部メモリに格納するようにしたので、前記した効果に加え、移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができる。
【0012】
請求項項にあっては、前記不具合度格納手段は、前記不具合度判定手段の出力と前記ロボットの状態量を示すパラメータを、前記内部メモリに格納すると共に、前記外部メモリに格納する如く構成した。
【0013】
不具合度とロボットの状態量を示すパラメータを内部メモリに格納すると共に、外部メモリに格納する如く構成したので、前記した効果に加え、異常になるに到った経緯を一層正確に把握することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を一層向上させることができると共に、その状態量を考慮して安定な状態に移行させることが可能となり、安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0014】
請求項項にあっては、前記制御ユニットは、少なくとも目標操作量を入力し、前記目標操作量を満足するように制御対象である前記ロボットの目標挙動を出力する動力学モデルに基づき、少なくとも前記動力学モデルと前記ロボットの状態量の偏差に応じた前記目標値の修正量を少なくとも前記動力学モデルに付加的に入力して前記動力学モデルの挙動を修正する動力学モデル挙動修正手段と、および前記動力学モデルの挙動を追従するように、前記駆動モータの作動を制御する制御手段とを備えるものであると共に、前記自己診断手段は、前記動力学モデルと前記ロボットの状態量の偏差が所定範囲にないとき、前記状態量が異常な値と自己診断する如く構成した。
【0015】
上記した制御を行うときも動力学モデルとロボットの状態量の偏差が所定値を超えるとき、状態量が異常な値と自己診断する如く構成したので、前記した効果に加え、状態量の異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0016】
請求項項にあっては、前記ロボットが、少なくとも上体と、前記上体に関節を介して揺動可能に連結されると共に、先端に関節を介して足部が連結される複数本の脚部リンクを備える脚式移動ロボットであり、前記内界センサが前記上体の鉛直軸に対する傾斜を示す出力を生じる傾斜計を含むと共に、前記自己診断手段は、前記傾斜計の出力が所定範囲にないとき、前記傾斜計が異常と自己診断する如く構成した。
【0017】
前記した効果に加え、内界センサとしての傾斜計の異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0018】
請求項項にあっては、前記ロボットが、少なくとも上体と、前記上体に関節を介して揺動可能に連結されると共に、先端に関節を介して足部が連結される複数本の脚部リンクを備える脚式移動ロボットであり、前記内界センサが前記関節の角度、角速度および角加速度の少なくともいずれかを示す出力を生じる角度検出器を含むと共に、前記自己診断手段は、前記角度検出器の出力が所定範囲にないとき、前記角度検出器が異常と自己診断する如く構成した。
【0019】
前記した効果に加え、内界センサとしての角度検出器の異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0020】
請求項項にあっては、前記搭載機器が、撮像した画像を示す出力を生じる視覚センサを含む如く構成した。
【0021】
前記した効果に加え、搭載機器として視覚センサを含むときも、その異常を検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0022】
請求項項にあっては、前記搭載機器が、前記ロボットに作用する床反力を測定する床反力検出器を含むと共に、前記自己診断手段は、前記床反力検出器の出力が所定範囲にないとき、前記床反力検出器が異常と自己診断する如く構成した。
【0023】
前記した効果に加え、搭載機器として床反力検出器を含むときも、その異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0024】
請求項項にあっては、前記搭載機器が前記駆動モータに供給される電流および前記駆動モータの温度を検出するセンサ群を含むと共に、前記自己診断手段は、前記検出された電流および温度の少なくともいずれかがそれぞれ設定される所定範囲にないとき、前記駆動モータが異常と自己診断する如く構成した。
【0025】
前記した効果に加え、駆動モータの異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0026】
請求項10項にあっては、前記搭載機器が、前記制御ユニットおよび前記駆動モータに通電するバッテリおよびその電圧を示す出力を生じる電圧センサを含むと共に、前記自己診断手段は、前記電圧センサの出力が所定値未満のとき、前記バッテリが異常と自己診断する如く構成した。
【0027】
前記した効果に加え、バッテリの異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。尚、ここで、「バッテリの異常」は、バッテリの出力電圧が所期の値を出力している場合を正常とみなすことを前提とする。
【0028】
請求項11項にあっては、前記搭載機器が、操作者との音声による交信を可能とする音声認識装置を含む如く構成した。
【0029】
搭載機器として音声認識装置を含むときもその異常を検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0030】
請求項12項にあっては、さらに、前記ロボットの外部に配置されて前記外部メモリを含む、マイクロコンピュータからなる操作用制御ユニットと、および前記制御ユニットと前記操作用制御ユニットを通信自在に接続する通信手段とを備えると共に、前記自己診断手段は、前記通信手段が異常か否か自己診断する如く構成した。
【0031】
通信手段を含むときもその異常を検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の一つの実施の形態に係る移動ロボットの異常検知装置を説明する。
【0033】
図1はこの実施の形態に係る移動ロボットの異常検知装置が対象とする移動ロボット、具体的には脚式移動ロボットの正面図、図2はその側面図である。尚、脚式移動ロボットとしては、2足のヒューマノイド型(人間型)のロボットを例にとる。
【0034】
図1に示すように、脚式移動ロボット(以下「ロボット」という)1は、複数本、より具体的には2本の脚部リンク2を備えると共に、その上方には上体(基体)3が設けられる。上体3のさらに上方には頭部4が形成されると共に、上体3の両側には2本の腕部リンク5が連結される。また、図2に示すように、上体3の背部には格納部6が設けられ、その内部には制御ユニット(後述)などが収容される。尚、図1および図2に示すロボット1は、内部構造を保護するためのカバーで被覆される。
【0035】
図3はロボット1をスケルトンで示す説明図であるが、同図を参照してその内部構造を関節を中心に説明すると、図示の如く、ロボット1は、左右それぞれの脚部リンク2および腕部リンク5に、電動モータ(駆動モータ)で動力化された11個の関節を備える。
【0036】
即ち、ロボット1は、腰部(股部)に、脚部リンク2を鉛直軸(Z軸あるいは鉛直軸)まわりに回旋する関節を構成する電動モータ(駆動モータ)10R,10L(右側をR、左側をLとする。以下同じ)と、脚部リンク2をピッチ(進行)方向(Y軸まわり)に駆動(揺動)する関節を構成する電動モータ12R,12Lと、脚部リンク2をロール(左右)方向(X軸まわり)に駆動する関節を構成する14R,14Lを備えると共に、膝部に脚部リンク2の下部をピッチ方向(Y軸まわり)に駆動する膝関節を構成する電動モータ16R,16Lを備え、さらに足首に脚部リンク2の先端側をピッチ方向(Y軸まわり)に駆動する足(足首)関節を構成する電動モータ18R,18Lとロール方向(X軸まわり)に駆動する足(足首)関節を構成する電動モータ20R,20Lを備える。
【0037】
上記したように、図3において、関節はそれを構成する(そこに配置される)電動モータの回転軸線で示す。尚、脚部リンク2の先端には足部(足平)22R,22Lが取着される。
【0038】
このように、脚部リンク2の股関節(腰関節)には電動モータ10R(L),12R(L),14R(L)がそれらの回転軸線が直交するように配置されると共に、足関節(足首関節)には電動モータ18R(L),20R(L)がそれらの回転軸線が直交するように配置される。尚、股関節と膝関節は大腿リンク24R(L)で、膝関節と足関節は下腿リンク26R(L)で連結される。
【0039】
脚部リンク2は股関節を介して上体3に連結されるが、図3では上体3を上体リンク28として簡略的に示す。前記したように、上体3には腕部リンク5が連結される。
【0040】
腕部リンク5も、脚部リンク2と同様に構成される。即ち、ロボット1は、肩部に、腕部リンク5をピッチ方向に駆動する関節を構成する電動モータ30R,30Lとロール方向に駆動する関節を構成する電動モータ32R,32Lを備えると共に、その自由端側を回旋する関節を構成する電動モータ34R,34Lと、肘部にそれ以降の部位を回旋させる関節を構成する電動モータ36R,36Lを備え、さらにその先端側にそれを回旋させる手首関節を構成する電動モータ38R,38Lを備える。尚、手首の先にはハンド(エンドエフェクタ)40R,40Lが取着される。
【0041】
即ち、腕部リンク5の肩関節には電動モータ30R(L),32R(L),34R(L)がそれらの回転軸線が直交するように配置される。尚、肩関節と肘関節とは上腕リンク42R(L)で、肘関節と手首関節とは下腕リンク44R(L)で連結される。
【0042】
また、頭部4は、鉛直軸まわりの首関節46と、それと直交する軸まわりに頭部4を回転させる頭部揺動機構48を介して上体3に連結される。図3(および図2)に示す如く、頭部4の内部には撮像した画像を示す信号を出力する、CCDカメラからなる視覚センサ50が配置されると共に、レシーバおよびマイクロフォンからなる音声入出力装置52が配置される。
【0043】
上記の構成により、脚部リンク2は左右の足について合計12の自由度を与えられ、歩行中にこれらの12個の関節を適宜な角度で駆動することで、足全体に所望の動きを与えることができ、任意に3次元空間を歩行させることができる。また、腕部リンク5も左右の腕についてそれぞれ5つの自由度を与えられ、これらの関節を適宜な角度で駆動することで所望の作業を行わせることができる。さらに、頭部4は2つの自由度を与えられ、これらの関節あるいは揺動機構を適宜な角度で駆動することにより所望の方向に頭部4を向けることができる。
【0044】
10R(L)などの電動モータのそれぞれには内界センサとしてロータリエンコーダ(角度検出器。図4に56とのみ示す)が設けられ、電動モータの回転軸の回転を通じて対応する関節の角度、速度、および角加速度の少なくともいずれかを示す信号を出力する。
【0045】
足部22R(L)には公知の6軸力センサ(床反力検出器。外界センサ)58が取着され、ロボットに作用する外力の内、接地面からロボットに作用する床反力の3方向成分Fx,Fy,Fzとモーメントの3方向成分Mx,My,Mzと示す信号を出力する。
【0046】
さらに、上体3には内界センサとして傾斜計(姿勢センサ)60が設置され、鉛直軸に対する上体3の傾き(傾斜角度)とその角速度の少なくともいずれか、即ち、ロボット1の上体3の傾斜(姿勢)などの状態量を示す信号を出力する。傾斜計60は、メインジャイロと、メインジャイロと別体に並設されると共に、メインジャイロが異常のときに代替使用されるサブジャイロを備える。
【0047】
図2に示す如く、ロボット1の上体3の下部にはバッテリ64が内蔵されると共に、背中側の格納部6にはマイクロコンピュータからなるメイン制御ユニット(以下「メインECU」という)68が収納される。
【0048】
また、前記した股関節、膝関節、足関節、肩関節、肘関節および手首関節の付近には、同様にマイクロコンピュータからなる分散制御ユニット(以下「分散ECU」という)70,72,74,76,78,80が配置される。
【0049】
さらに、6軸力センサ58およびバッテリ64用としてそれらの付近には分散ECU82,84が配置されると共に、頭部3の機器用として適宜位置には分散ECU86が配置される。分散ECU86は視覚センサ50が出力する画像信号を入力し、視覚センサ50と共に画像を介してロボット1が位置する環境を認識する画像認識系を構成する。
【0050】
また、音声入出力装置52の入出力も分散ECU86に接続され、分散ECU86はレシーバを通して操作者の音声による指示を認識すると共に、その出力をマイクロフォンを通して音声として操作者に送出し、よって音声入出力装置52と共に音声による交信を可能とする音声認識系を構成する。
【0051】
このように、分散ECUはロボット1に合計16個設けられる。バッテリ64は直流電圧40〔V〕の容量を備え、これら分散ECU群の動作電圧源として機能する他、10R(L)などの電動モータおよびメインECU68などの動作電圧源として機能する。バッテリ64の通電回路の適宜位置には電圧センサ90(図4に示す)が配置され、バッテリ64の出力電圧を示す信号を出力する。
【0052】
図3の下部に示すように、メインECU68と独立に、ロボット1の外部には、マイクロコンピュータからなる操作者用の操作用制御ユニット(以下「操作用ECU」という)94が設けられる。即ち、格納部6にはメインECU68と操作用ECU94を無線を介して通信自在に接続する通信装置96が設けられ、無線系を構成する。操作用ECU94にはインディケータ(図示せず)が配置される。
【0053】
図4はメインECU68などの構成を機能的に示すブロック図であるが、同図を参照してメインECU68などの構成をさらに詳細に説明すると、メインECU68は制御部68a、大局的安定化制御計算部68b、共有メモリ68cなどを備え、前記したロータリエンコーダ56、6軸力センサ58、傾斜計60、電圧センサ90などの出力はメインECU68に入力された後、共有メモリ68cに格納される。
【0054】
制御部68aは脚制御部、腕制御部および頭制御部を備え、脚制御部は、予め生成された歩容パラメータと共有メモリ68cに格納されたロボット1の状態量を示す傾斜計60などの出力および6軸力センサ58からなる外界センサの出力に基づき、10R(L)などの電動モータ(駆動モータ)をそれぞれモータドライバ100を介して作動させ、脚部リンク2を駆動して移動するように制御を行う。尚、モータドライバ100は、図2,図3に示す如く、格納部6の内部に回路ユニットとして収容される。
【0055】
図5は大局的安定化制御計算部68bの後述する動作を説明するブロック図であるが、図示の如く、歩容パラメータは、上体3と足部22の位置および姿勢(向き)からなる運動パラメータと、ZMP(Zero Moment Point)で定義される床反力パラメータとから構成される。尚、『位置』はX,Y,Z座標系で、『姿勢』はX,Y,Z軸に対する角度で示される。従って、「傾斜」も、姿勢のパラメータの一部である。
【0056】
歩容は1歩(両脚支持期の初期から片脚支持期の終端)の間の運動軌跡(軌道)と床反力軌跡(軌道)からなり、一連の歩行は1歩の歩容が複数個つながったものとする。
【0057】
また、制御部68aにあって、腕制御部は作業内容に従って前記腕部リンク5を駆動制御すると共に、頭制御部は画像認識系の指示に従って頭部揺動機構48を駆動制御する。
【0058】
大局的安定化制御計算部68bは、共有メモリ68cに格納されたロボット1の状態量を示す傾斜計60などの出力および6軸力センサ58からなる外界センサの出力に基づき、図5に示す如く、少なくとも目標操作量(具体的にはモーメント、より具体的には、目標ZMPまわりのモデル操作モーメントMmdl)を入力し、前記目標値を満足するように制御対象であるロボット1の目標挙動を出力する動力学モデル(ロボット摂動動力学モデル)に基づき、少なくとも前記動力学モデルとロボット1の状態量、より具体的には傾斜計60を通じて測定した上体3の鉛直軸に対する傾斜(傾斜角度)の偏差θerrに応じた前記目標値(目標ZMPまわりのモデル操作モーメントMmdl)の修正量を少なくとも前記動力学モデルに付加的に入力して前記動力学モデルの挙動を修正する動力学モデル挙動修正手段(実傾き偏差制御フィードバック則)を備えると共に、前記動力学モデルの挙動を追従するように、10R(L)などの電動モータ(駆動モータ)の作動を制御する制御手段、具体的には10R(L)などの電動モータを駆動して前記関節を変位制御する関節変位制御手段(変位コントローラ)とを備える。尚、その詳細は、先に本出願人が特開平5─337849号公報に記載されているので、これ以上の説明は省略する。
【0059】
さらに、操作用ECU94はメモリ94aを備え、メモリ94aは外部メモリとして機能する。また、10R(L)などの電動モータの通電回路には電流センサ102が設けられて電動モータに供給される通電電流を示す信号を出力すると共に、電動モータの適宜位置には温度センサ104が設けられてその温度を示す信号を出力する。
【0060】
次いで、この発明の特徴である異常検知(エラーチェック)について図6フロー・チャートを参照して説明する。尚、図6フロー・チャートに示すプログラムは、2.5msecごとに実行される。
【0061】
先ず、S10において、メインECU68の大局的安定化制御計算部68bは、状態量、即ち、前記した動力学モデルとロボット1の傾斜角度の偏差(傾き偏差)θerr、より詳しくはX軸方向の偏差θerrxおよびY軸方向の偏差θerryがそれぞれ所定角度(例えば20度)を超えるか否か判断することでエラーチェック(異常検知(自己診断))を行う。
【0062】
大局的安定化制御計算部68bは偏差がそれぞれ所定範囲にあれば正常と判断すると共に、X軸方向あるいはY軸方向の偏差が所定範囲にないときは状態量が異常な値であると判断してS12に進み、エラー情報(異常情報)、即ち、偏差θerrxあるいはθerryが過大である旨のエラー情報を出力し、次いでS14に進み、そのときの姿勢パラメータを出力する。姿勢パラメータは前記した上体3などの位置・姿勢パラメータに加え、偏差θerrおよびロボット1が起動されてからの時間も含む。
【0063】
次いでS16に進み、大局的安定化制御計算部68bは、エラー情報を共有メモリ68cに書き込む。尚、図4に示す如く、エラー情報は、不具合検知部68dにも送られる。
【0064】
従って、S18で不具合検知部68dは、内部時計のタイムスタンプを付けたエラー発生ログ(記録)を出力、即ち、エラー情報(異常情報)を異常が発生した日時を付して出力する。不具合検知部68dの出力は、不具合情報統合解析部68eに送られる。
【0065】
従って、S20で不具合情報統合解析部68eは、エラーのランク(不具合度)を行動計画部68fに通知、即ち、エラー情報に基づいてエラー(異常)のランク(不具合度)を判定し、判定結果と発生箇所(この場合、大局的安定化制御計算部68b)を示す出力を生じる。また、S22で無線系を介して操作用ECU94に出力を送り、そのインディケータに表示してエラー(異常)が検知されたことを操作者に報知する。
【0066】
従って、S24で行動計画部68fは、エラーのランクに応じて次の動作(行動)を決定し、各部位(制御部68aなど)に指示を送る、即ち、判定された不具合度に応じ、ロボット1を安定な状態に移行させる制御を行う、具体的には、判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいてロボット1が安定な状態に移行するように歩行の停止などの安定状態移行制御を指示する。従って、S26で指示を受けた各部位(制御部68aなど)は、行動計画表に従って制御を行う。
【0067】
図7は、その行動計画表を示す説明図である。図示の如く、大局的安定化制御においてはランク(不具合度)はFATALとされ、その場合はロボット1を直ちに停止させるように、制御部68aに指令がなされる。尚、ランク(不具合度)は以下からなる。
FATAL...エラー(異常)の程度が大きいことを意味する。従って、その場合はロボットを直ちに停止させるように制御が行われる。
WARNING...エラー(異常)の程度が中程度なことを意味する、従って、その場合はロボットを直ちには停止させず、その1歩、即ち、動作中の1歩の歩行動作が終了するまで制御を継続すると共に、それが終了した後に停止させる安定状態移行制御が行われる。
SMALL...エラー(異常)の程度が軽微なことを意味する、従って、その場合は操作者に報知する程度に止め、ロボットの停止制御は行わないこととする。
【0068】
図6フロー・チャートの説明に戻ると、次いでS28において行動計画部68fは、ロボット1の動作が終了したのを確認した後、この場合はロボット1が直ちに停止したのを確認した後、エラーの解析に必要な歩行データ(具体的には、前記した運動パラメータと床反力パラメータなど)にタイムスタンプを付けて作成する。
【0069】
次いでS30に進み、歩行データとエラーログ(記録)を操作用ECU94に無線系を介して転送し、そのメモリ(外部メモリ)94aに保存(格納)する。次いでS32に進み、エラーコード(異常情報)と姿勢パラメータを内部フラッシュメモリ(内部メモリ)68gに保存(格納)する。
【0070】
上記はメインECU68が行う大局的安定化制御の異常検知であるが、次いで(頭部用の分散ECU86を除く)分散ECU70から84までのエラーチェック(異常検知)について説明すると、S34でそれを行う。
【0071】
図8は、S34のエラーチェックを示すサブルーチン・フロー・チャートである。
【0072】
以下説明すると、S100において70から84までの15個の分散ECUでそれぞれ出力が所定範囲にあるかなど判断することでエラーチェック(異常検知)を行う。具体的には、10R(L)などの電動モータ、ロータリエンコーダ56および傾斜計60などの内界センサ、および6軸力センサ(外界センサ)58の出力などが所定範囲にないか否か判断することでエラーか否かチェック(自己診断)する。
【0073】
より具体的には、10R(L)などの電動モータに関しては、前記したように、電流センサ102および温度センサ104の出力から検出された通電電流および温度をそれぞれ設定される所定範囲にあるか否か判断し、検出された通電電流および温度の少なくともいずれかがそれぞれ設定される所定範囲にないとき、エラーと判断する。
【0074】
また、ロータリエンコーダ56および傾斜計60に関しては、出力(傾斜計60の場合はメインジャイロの出力)から検出された値(傾斜角度)が所定範囲にあるか否か判断し、その出力が所定範囲にないとき、エラーと判断(自己診断)する。尚、傾斜計60のエラー検知は、例えば分散ECU70が行う。
【0075】
6軸力センサ用の分散ECU82に関しては、同様に、6軸力センサ58の出力が所定範囲にあるか否か判断し、センサ出力が所定範囲にないとき、エラーと判断(自己診断)する。
【0076】
バッテリ用の分散ECU84に関しては、電圧センサ90の出力から検出されたバッテリ64の出力電圧を所定値と比較し、出力電圧が所定値未満となったとき、バッテリ6がエラーと判断(自己診断)する。
【0077】
エラーと判断されたときは、S102に進み、エラー情報をメインECU68に転送する。図9はそれらの処理を示すタイム・チャートである。
【0078】
次いで頭部用の分散ECU86のエラーチェックについて説明すると、S36でそれを行う。
【0079】
図10は、その中の無線系のエラーチェックを示すサブルーチン・フロー・チャートである。
【0080】
以下説明すると、S200で無線系のデバイス(イーサネット(登録商標)のアダプタなど)が使用できないか、あるいはネットワーク処理結果が所定範囲外の値か(またはネットワーク処理結果が所定範囲外の値を検知しているか)否かチェック(自己診断)し、肯定されるときはS202に進み、エラー情報をメインECU68に転送する。
【0081】
また、図11は、その中の画像認識系および音声認識系のエラーチェックを示すサブルーチン・フロー・チャートである。
【0082】
以下説明すると、S300でリクエストに対して実行できない、あるいは結果が所定範囲外か否かチェック(自己診断)し、肯定されるときはS302に進み、メインECU68にエラー情報を転送する。図12は、それら無線系および画像・音声認識系の処理を示すタイム・チャートである。
【0083】
図6フロー・チャートの説明に戻ると、メインECU68は、分散ECUからエラー情報の送信がある場合、S16でエラー情報を共有メモリ68cに書き込み、S18に進んでタイムスタンプを付けてエラー発生ログを出力し、S20以降に進んで前記したような処理を行う。
【0084】
ここで、分散ECUからエラー情報が出力された場合のS24における行動計画部の処理について図7を参照して説明すると、10R(L)などの電動モータが異常と判断された場合、前記したように、異常情報に基づいて異常の不具合度(ランク)がFATAL,WARNING,SMALLと判定され、FATALと判定されるときは、ロボット1を直ちに停止させる安定状態移行制御が実行される。
【0085】
また、WARNINGと判定されるときは、ロボット1の動作中の1歩が終了するまではそれまでの制御が継続されると共に、SMALLと判定されるときは、操作者に報知するに止め、ロボット1の制御はそのまま継続される。
【0086】
尚、上記した3種類の不具合度(ランク)は10R(L)などの電動モータのエラー検知についてのみ用意され、それ以外のエラーの場合は1種類の不具合度のみが用意される。即ち、傾斜計60に関してはエラーと判断された場合、FATALとのみ判定され、その場合の行動はメイロジャイロに代えてサブジャイロの出力を使用してロボット1を直ちに停止させる安定状態移行制御が実行される。
【0087】
6軸力センサ58に関してはエラーと判断された場合、同様にFATALとのみ判定され、その場合の行動はセンサの理論値を使用してロボット1を直ちに停止させる安定状態移行制御が実行される。
【0088】
また、電源系(バッテリ64)に関してはエラーと判断された場合、WARNINGとのみ判定され、その場合は、ロボット1の歩行動作が終了するまではそれまでの制御が継続される。これは、無線系、音声認識系および画像認識系に関しても同様である。即ち、かかる場合はロボット1の転倒の可能性が少ないことから、その動作終了までは制御を継続するようにした。尚、かかる場合、所定時間、例えば1min(分)間、出力がないとき、直ちにロボット1を停止させるような制御を行っても良い。
【0089】
上記の如く、この実施の形態においては、ロボット1の状態量が異常な値か否か、あるいは傾斜計60など内界センサ、あるいは10R(L)などの電動モータなどの少なくともいずれかが異常か否か自己診断し、異常と判定されたとき、その異常情報を出力し、それに基づいて異常の不具合度(ランク)を判定すると共に、判定された不具合度に応じ、ロボット1が安定な状態に移行させるように構成したので、異常検知結果を効果的に活用することができる。また、判定された不具合度に応じて安定な状態に移行させるように構成したので、その移行も適切なものとすることができる。
【0090】
さらに、判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいて安定な状態に移行するように制御する如く構成したので、安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0091】
また、不具合度(ランク)とロボット1の状態量を示すパラメータ(姿勢パラメータ)を内部フラッシュメモリ68gに格納すると共に、外部メモリ94aに格納する如く構成したので、異常になるに到った経緯を一層正確に把握することができて異常検知の信頼性を一層向上させることができると共に、その状態量を考慮して安定な状態に移行させることが可能となり、安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0092】
また、大局的安定化制御を行うときも動力学モデルとロボット1の状態量の偏差θerrが所定値を超えるとき、状態量が異常な値と自己診断する如く構成したので、状態量の異常を精度良く検知することができて異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0093】
このように、この実施の形態にあっては、少なくとも駆動モータ(電動モータ10R(L)など)と、内部の状態量を測定する傾斜計60などの内界センサとを備え、搭載されたマイクロコンピュータからなる制御ユニット(メインECU68)少なくとも前記内界センサの出力から得た状態量に基づいて前記駆動モータを作動させ(駆動し)て歩行する脚式の移動ロボットの異常を検知する異常検知装置において、より具体的には、少なくとも上体3と、前記上体に関節を介して揺動可能に連結されると共に、先端に関節を介して足部22が連結される複数本、より具体的には2本の脚部リンク2と、前記関節をそれぞれ駆動する駆動モータ(電動モータ10R(L)など)と、少なくとも内部の状態量を測定する傾斜計60などの内界センサとを備え、搭載されたマイクロコンピュータからなる制御ユニット(メインECU68)少なくとも前記内界センサの出力から得た状態量に基づいて前記駆動モータ(電動モータ)を作動(駆動し)て歩行する脚式移動ロボットの異常を検知する異常検知装置において、前記制御ユニットが、前記状態量が異常な値か否か、あるいは前記内界センサおよび駆動モータ(電動モータ)を少なくとも含む前記ロボットの搭載機器の少なくともいずれかが異常か否か自己診断する自己診断手段(S10,S34,S36,S100,S200,S300)、前記自己診断手段によって異常と判定されたとき、その異常情報を出力する異常情報出力手段(S18)、前記異常情報出力手段の出力を入力し前記異常情報に基づき、予め設定された、前記ロボットを直ちに停止させること、および動作中の歩行が終了した後に停止させることを含む複数のランクに従って異常の不具合度(エラーのランク)を判定する不具合度判定手段(S20)、および前記判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいて前記ロボットが安定な状態に移行させる安定状態移行手段(S24)を備える如く構成した。
【0094】
より具体的には、前記安定状態移行手段は、前記判定された不具合度(エラーのランク、より具体的にはFATAL,WARNING,SMALL)に応じ、所定の行動計画表に基づいて前記ロボットが安定な状態に移行するように制御する如く構成した。
【0095】
さらに、前記判定された不具合度を、前記制御ユニットに設けられた内部メモリ(内部フラッシュメモリ68g)に格納すると共に、前記ロボットの外部に設けられた外部メモリ94aに格納する不具合度格納手段(S30,S32)を備える如く構成した。
【0096】
また、前記不具合度格納手段(S30,S32)は、前記不具合度判定手段の出力と前記ロボットの状態量を示すパラメータ(姿勢パラメータ)を、前記内部メモリに格納すると共に、前記外部メモリに格納する如く構成した。
【0097】
また、前記制御ユニットは、少なくとも目標操作量を入力し、前記目標操作量を満足するように制御対象である前記ロボットの目標挙動を出力する動力学モデルに基づき、少なくとも前記動力学モデルと前記ロボットの状態量の偏差に応じた前記目標値の修正量を少なくとも前記動力学モデルに付加的に入力して前記動力学モデルの挙動を修正する動力学モデル挙動修正手段(大局的安定化制御計算部68b)と、および前記動力学モデルの挙動を追従するように、前記駆動モータ(電動モータ)の作動を制御する制御手段、より具体的には前記駆動モータ(電動モータ)を駆動して前記関節を変位制御する関節変位制御手段(大局的安定化制御計算部68b)とを備えるものであると共に、前記自己診断手段(S10,S34,S100)は、前記動力学モデルと前記ロボットの状態量の偏差、より具体的には傾斜(角度)の偏差θerrが所定範囲にないとき、前記状態量が異常な値と自己診断する如く構成した。
【0098】
また、前記ロボットが、少なくとも上体3と、前記上体に関節を介して揺動可能に連結されると共に、先端に関節を介して足部22が連結される複数本、より具体的には2本の脚部リンク2を備える脚式移動ロボットであり、前記内界センサが前記上体3の鉛直軸に対する傾斜を示す出力を生じる傾斜計60を含むと共に、前記自己診断手段(S10,S34,S100)は、前記傾斜計の出力が所定範囲にないとき、前記傾斜計が異常と自己診断する如く構成した。
【0099】
また、前記ロボットが、少なくとも上体3と、前記上体に関節を介して揺動可能に連結されると共に、先端に関節を介して足部22が連結される複数本、より具体的には2本の脚部リンク2を備える脚式移動ロボットであり、前記内界センサが前記関節の角度、角速度および角加速度の少なくともいずれかを示す出力を生じる角度検出器(ロータリエンコーダ56)を含むと共に、前記自己診断手段(S10,S34,S100)は、前記角度検出器の出力が所定範囲にないとき、前記角度検出器が異常と自己診断する如く構成した。
【0100】
また、前記搭載機器が、撮像した画像を示す出力を生じる視覚センサ50を含む如く構成した。
【0101】
また、前記搭載機器が、前記ロボットに作用する床反力を測定する床反力検出器(6軸力センサ58)を含むと共に、前記自己診断手段(S10,S34,S100)は、前記床反力検出器の出力が所定範囲にないとき、前記床反力検出器が異常と自己診断する如く構成した。
【0102】
また、前記搭載機器が、前記駆動モータ(電動モータ)に供給される電流および前記駆動モータ(電動モータ)の温度を検出するセンサ群(電流センサ102、温度センサ104)を含むと共に、前記自己診断手段(S10,S34,S100)は、前記検出された電流および温度の少なくともいずれかがそれぞれ設定される所定範囲にないとき、前記駆動モータ(電動モータ)が異常と自己診断する如く構成した。
【0103】
また、前記搭載機器が、前記制御ユニットおよび前記駆動モータ(電動モータ)に通電するバッテリ64およびその電圧を示す出力を生じる電圧センサ90を含むと共に、前記自己診断手段(S10,S34,S100)は、前記電圧センサの出力が所定値未満のとき、前記バッテリが異常と自己診断する如く構成した。
【0104】
また、前記搭載機器が、操作者との音声による交信を可能とする音声認識装置(音声入出力装置52など)を含む如く構成した。
【0105】
さらに、前記ロボットの外部に配置されて前記外部メモリを含む、マイクロコンピュータからなる操作用制御ユニット(操作用ECU94)と、および前記制御ユニットと前記操作用制御ユニットを通信自在に接続する通信手段(通信装置96)とを備えると共に、前記自己診断手段(S10,S36,S200)は、前記通信手段が異常か否か自己診断する如く構成した。
【0106】
尚、上記において、駆動モータ(電動モータ)および内界センサなどの異常検知において出力を所定値、換言すれば固定値と比較することで異常を検知したが、テーブルあるいはマップを設けて行っても良い。例えば、電源系(バッテリ64)に関して説明すると、時間、予定される歩行から推定される仕事量などで推定バッテリ電圧をテーブルあるいはマップとして設定しておき、それを検索して所定値としても良い。
【0107】
6軸力センサ58に関して言えば、例えば、予想される歩行における距離、時間などからでロボット1に作用する床反力の経時的な変化をテーブルあるいはマップとして設定しておき、それを検索して所定値としても良い。
【0108】
また、移動ロボットとしてヒューマノイド型の脚式移動ロボットを例にとって説明したが、それに限られるものではなく、この発明は、車輪式、クローラ式の移動ロボットに同様に妥当すると共に、脚式移動ロボットとしても3本以上の脚部リンクを備えたものにも同様に妥当する。
【0109】
また、駆動モータとして電動モータを例にとって説明したが、それに限られるものではなく、この発明は、油圧モータ、空圧モータなどの流体圧モータなどにも同様に妥当する。
【0110】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、状態量が異常な値か否か、あるいは内界センサなどの少なくともいずれかが異常か否か自己診断し、異常と判定されたとき、その異常情報を出力し、それに基づき、予め設定された、ロボットを直ちに停止させること、および動作中の歩行が終了した後に停止させることを含む複数のランクに従って異常の不具合度を判定すると共に、判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいて移動ロボットが安定な状態に移行させるように構成したので、異常検知結果を効果的に活用することができる。また、判定された不具合度に応じて安定な状態に移行させるように構成したので、その移行も適切なものとすることができる。
【0111】
また、判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいて安定な状態に移行するように制御する如く構成したので、前記した効果に加え、安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0112】
請求項項にあっては、判定された不具合度を内部メモリに格納すると共に、外部メモリに格納するようにしたので、前記した効果に加え、移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができる。
【0113】
請求項項にあっては、不具合度とロボットの状態量を示すパラメータを内部メモリに格納すると共に、外部メモリに格納する如く構成したので、前記した効果に加え、異常になるに到った経緯を一層正確に把握することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を一層向上させることができると共に、その状態量を考慮して安定な状態に移行させることが可能となり、安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0114】
請求項項にあっては、かかる制御を行うときも動力学モデルとロボットの状態量の偏差が所定値を超えるとき、状態量が異常な値と自己診断する如く構成したので、前記した効果に加え、状態量の異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0115】
請求項項にあっては、前記した効果に加え、内界センサとしての傾斜計の異常を精度良く検知することができて、移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0116】
請求項項にあっては、前記した効果に加え、内界センサとしての角度検出器の異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0117】
請求項項にあっては、前記した効果に加え、搭載機器として視覚センサを含むときも、その異常を検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0118】
請求項項にあっては、前記した効果に加え、搭載機器として床反力検出器を含むときも、その異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0119】
請求項項にあっては、前記した効果に加え、駆動モータの異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0120】
請求項10項にあっては、前記した効果に加え、バッテリの異常を精度良く検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。尚、ここで、「バッテリの異常」は、バッテリの出力電圧が所期の値を出力している場合を正常とみなすことを前提とする。
【0121】
請求項11項にあっては、搭載機器として音声認識装置を含むときもその異常を検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【0122】
請求項12項にあっては、通信手段を含むときもその異常を検知することができて移動ロボットの異常検知の信頼性を向上させることができ、よって安定状態への移行も一層適切なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る移動ロボットの異常検知装置が対象とする移動ロボット、具体的には脚式移動ロボットの正面図である。
【図2】図1に示すロボットの側面図である。
【図3】図1に示すロボットをスケルトンで示す説明図である。
【図4】図3に示す制御ユニットなどの構成を詳細に示すブロック図である。
【図5】図4に示す、大局的安定化制御計算部の動作を説明するブロック図である。
【図6】図3に示す移動ロボットの異常検知装置の動作を示すフロー・チャートである。
【図7】図6フロー・チャートで使用される行動計画表を示す説明図である。
【図8】図6フロー・チャートのサブルーチン・フロー・チャートである。
【図9】図8フロー・チャートの処理を説明するタイム・チャートである。
【図10】同様に、図6フロー・チャートのサブルーチン・フロー・チャートである。
【図11】同様に、図6フロー・チャートのサブルーチン・フロー・チャートである。
【図12】図10および図11フロー・チャートの処理を説明するタイム・チャートである。
【符号の説明】
1 移動ロボット(脚式移動ロボット。ロボット)
2 脚部リンク
3 上体
4 頭部
5 腕部リンク
10,12,14R,L 股関節を構成する電動モータ(駆動モータ)
16R,L 膝関節を構成する電動モータ(駆動モータ)
18,20R,L 足関節を構成する電動モータ(駆動モータ)
22R,L 足部(足平)
24R,L 上腿リンク
26R,L 下腿リンク
28 上体リンク
30,32,34R,L 肩関節を構成する電動モータ(駆動モータ)
36R,L 肘関節を構成する電動モータ(駆動モータ)
38R,L 手首関節を構成する電動モータ(駆動モータ)
40R,L ハンド(エンドエフェクタ)
42R,L 上腕リンク
44R,L 下腕リンク
50 視覚センサ
52 音声入出力装置
56 ロータリエンコーダ(角度検出器)
58 6軸力センサ(床反力検出器)
60 傾斜計
64 バッテリ
68 メイン制御ユニット(メインECU)
68a 制御部
68b 大局的安定化制御計算部
68c 共有メモリ
68d 不具合検知部
68e 不具合情報統合解析部
68f 行動計画部
68g 内部フラッシュメモリ(内部メモリ)
70,72,74,76,78,80 分散制御ユニット(分散ECU)
82,84,86 分散制御ユニット(分散ECU)
90 電圧センサ
94 操作用制御ユニット(操作用ECU)
94a 外部メモリ
96 通信装置
100 モータドライバ
102 電流センサ
104 温度センサ

Claims (12)

  1. 少なくとも駆動モータと、内部の状態量を測定する内界センサとを備え、搭載されたマイクロコンピュータからなる制御ユニット少なくとも前記内界センサの出力から得た状態量に基づいて前記駆動モータを作動させて歩行する脚式の移動ロボットの異常を検知する異常検知装置において、前記制御ユニットが、
    a.前記状態量が異常な値か否か、あるいは前記内界センサおよび駆動モータを少なくとも含む前記ロボットの搭載機器の少なくともいずれかが異常か否か自己診断する自己診断手段、
    b.前記自己診断手段によって異常と自己診断されたとき、その異常情報を出力する異常情報出力手段、
    c.前記異常情報出力手段の出力を入力し前記異常情報に基づき、予め設定された、前記ロボットを直ちに停止させること、および動作中の歩行が終了した後に停止させることを含む複数のランクに従って異常の不具合度を判定する不具合度判定手段、
    および
    d.前記判定された不具合度に応じ、所定の行動計画表に基づいて前記ロボットが安定な状態に移行するように制御する安定状態移行制御手段、
    を備えることを特徴とする移動ロボットの異常検知装置。
  2. さらに、
    e.前記判定された不具合度を、前記制御ユニットに設けられた内部メモリに格納すると共に、前記ロボットの外部に設けられた外部メモリに格納する不具合度格納手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1項記載の移動ロボットの異常検知装置。
  3. 前記不具合度格納手段は、前記不具合度判定手段の出力と前記ロボットの状態量を示すパラメータを、前記内部メモリに格納すると共に、前記外部メモリに格納することを特徴とする請求項項記載の移動ロボットの異常検知装置。
  4. 前記制御ユニットは、
    f.少なくとも目標操作量を入力し、前記目標操作量を満足するように制御対象である前記ロボットの目標挙動を出力する動力学モデルに基づき、少なくとも前記動力学モデルと前記ロボットの状態量の偏差に応じた前記目標値の修正量を少なくとも前記動力学モデルに付加的に入力して前記動力学モデルの挙動を修正する動力学モデル挙動修正手段と、
    および
    g.前記動力学モデルの挙動を追従するように、前記駆動モータの作動を制御する制御手段と、
    を備えるものであると共に、前記自己診断手段は、前記動力学モデルと前記ロボットの状態量の偏差が所定範囲にないとき、前記状態量が異常な値と自己診断することを特徴とする請求項1項から項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  5. 前記ロボットが、少なくとも上体と、前記上体に関節を介して揺動可能に連結されると共に、先端に関節を介して足部が連結される複数本の脚部リンクを備える脚式移動ロボットであり、前記内界センサが前記上体の鉛直軸に対する傾斜を示す出力を生じる傾斜計を含むと共に、前記自己診断手段は、前記傾斜計の出力が所定範囲にないとき、前記傾斜計が異常と自己診断することを特徴とする請求項1項から項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  6. 前記ロボットが、少なくとも上体と、前記上体に関節を介して揺動可能に連結されると共に、先端に関節を介して足部が連結される複数本の脚部リンクを備える脚式移動ロボットであり、前記内界センサが前記ロボットの関節の角度、角速度および角加速度の少なくともいずれかを示す出力を生じる角度検出器を含むと共に、前記自己診断手段は、前記角度検出器の出力が所定範囲にないとき、前記角度検出器が異常と自己診断することを特徴とする請求項1項から項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  7. 前記搭載機器が、撮像した画像を示す出力を生じる外界センサを含むことを特徴とする請求項1項から項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  8. 前記搭載機器が、前記ロボットに作用する床反力を測定する床反力検出器を含むと共に、前記自己診断手段は、前記床反力検出器の出力が所定範囲にないとき、前記床反力検出器が異常と自己診断することを特徴とする請求項1項から項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  9. 前記搭載機器が、前記駆動モータに供給される電流および前記駆動モータの温度を検出するセンサ群を含むと共に、前記自己診断手段は、前記検出された電流および温度の少なくともいずれかがそれぞれ設定される所定範囲にないとき、前記駆動モータが異常と自己診断することを特徴とする請求項1項から項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  10. 前記搭載機器が、前記制御ユニットおよび前記駆動モータに通電するバッテリおよびその電圧を示す出力を生じる電圧センサを含むと共に、前記自己診断手段は、前記電圧センサの出力が所定値未満のとき、前記バッテリが異常と自己診断することを特徴とする請求項1項から項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  11. 前記搭載機器が、操作者との音声による交信を可能とする音声認識装置を含むことを特徴とする請求項1項から10項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
  12. さらに、
    h.前記ロボットの外部に配置されて前記外部メモリを含む、マイクロコンピュータからなる操作用制御ユニットと、
    および
    i.前記制御ユニットと前記操作用制御ユニットを通信自在に接続する通信手段と、
    を備えると共に、前記自己診断手段は、前記通信手段が異常か否か自己診断することを特徴とする請求項1項から11項のいずれかに記載の移動ロボットの異常検知装置。
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