JP4824175B2 - ディスポーザー運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、ディスポーザーで粉砕された生ゴミが、ディスポーザー排水管路に停滞して管路を閉塞する恐れが少なくなるディスポーザーの運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスポーザーは、生ゴミを粉砕して洗浄水と共に排水管に流す機能を有する。また、一般的に、建物中のディスポーザーが設置される場所の構造等によって、ディスポーザーからの排水管には部分的に横引き管とされる箇所がある。横引き管には、粉砕された生ゴミが滞留しやすく、従って、従来のディスポーザーでは、ディスポーザーで粉砕された生ゴミを、特に横引き排水管路に滞留させないようにするために、粉砕された生ゴミ重量に対する洗浄水量を増す、即ちディスポーザー停止後にも洗浄水を流し続けたり、粉砕時に大量の洗浄水を流したりする必要があった。
【0003】
即ち、一般的にディスポーザーにおいては、ディスポーザーのハンマーの回転数が一定であれば、単位時間当たりに粉砕される生ゴミ重量は一定であるが、未粉砕の生ゴミ重量は、粉砕時間と共に粉砕された生ゴミ重量分だけ減少していくので、それを流下させるに必要な洗浄水量は、運転開始後の経過時間と共に少なくなる。しかしながら、現実には、上記横引き管路の長さや屈曲の有無等により、粉砕された生ゴミ重量に対する洗浄水量が不足する恐れがあり、これを解決するために、粉砕時に大量の洗浄水を用いて生ゴミ重量に対する洗浄水量の比率を上げたり、粉砕後になお洗浄水を流したりしていたのである。
【0004】
例えば、特開2000−844431号公報には、ディスポーザーへの給水量及び給水パターンを、水栓からの吐水履歴及びディスポーザーの運転履歴を制御装置でカウントし、そのカウントした内容に合わせて制御する方法が開示されている。しかしながらこの方法は、運転中に給水量を変更して一時的に生ゴミ重量に対して過大な量の水を給水し、かつ生ゴミ粉砕終了後もなお一定時間水を流し続ける方法であり、ユーザーは無駄な水を使用しているとの感覚が否めないばかりでなく、自動化のために、制御装置、タイマー、水量センサー、流量センサー、調圧バルブ、電磁弁等の各種機器類、そのための複雑な信号線配線等、設備費が高価なものについてしまっていた。
【0005】
更に、ディスポーザーの運転方法の一例として、東洋陶器(株)社製のディスポーザー(モデルNJ6200P)場合の運転方法を示す。このディスポーザーの場合には、ディスポーザーのハンマー回転速度を一定に保ちつつ、洗浄水の給水量を2段階に変化させるようになっている。
【0006】
このものの運転プログラムを図5に示す。図5において、横軸は時間(T)、上向き縦軸は洗浄水給水速度(Aq)、下向き縦軸はハンマー回転速度(V)を示す。ディスポーザーのハンマー回転速度(V)が、生ゴミ粉砕開始時(t0)から粉砕終了時(te)まで一定(v6)に保たれているから、単位時間当たりに粉砕される生ゴミ重量は一定である。これに対し、単位時間当たりの洗浄水の供給量(Aq)は、洗浄水給水管路に2個の電磁弁を設け、ディスポーザー運転開始直後(t0)には一個の電磁弁を開、他の弁を閉として洗浄水を給水(q61)し、一定時間(t61)経過後に両方の電磁弁を開として洗浄水量を増し(q62)、粉砕の終了前(t62)に一方の電磁弁を閉として洗浄水量を減じ(q61)、粉砕が終了(te)した後一定時間後(t63)に全ての弁を閉として水を停止するように運転される。このように、洗浄水の供給量を時間的に変化させることにより、粉砕される生ゴミ重量と洗浄水量との比率を変化させ、粉砕された生ゴミが排水管路中に滞留し難いようにされている。
【0007】
しかしながら、この方法では、洗浄水の給水管路に2個の電磁弁が必要であり、かつ排水管路中の滞留を防ぐために、粉砕終了後にも一定時間洗浄水を流し続けるので洗浄水の無駄が多い感覚が否めないばかりでなく、仮に2個の電磁弁の代わりに1個の流量制御弁を用いたとしても、設備コストと運転コストのいずれもが高価なものになってしまうという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明のディスポーザーの運転方法は、上記従来のディスポーザーの運転方法における問題点を解決し、安価な設備で、ディスポーザーの運転停止直後に洗浄水の給水を停止しても、ディスポーザー排水管路における粉砕された生ゴミが滞留することがないディスポーザーの運転方法を提供する目的でなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1記載のディスポーザーの運転方法(発明1)は、回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、回転数が1400〜1800rpmの低速回転でディスポーザーハンマーを回転し続け、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法である。
【0010】
請求項2記載のディスポーザーの運転方法(発明2)は、回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、回転数が1400〜1800rpmの低速回転でディスポーザーハンマーの回転を開始し、粉砕室に残っている生ゴミの量が減少するに従ってディスポーザーハンマーの回転を高速回転にし、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法である。
【0011】
請求項3記載のディスポーザーの運転方法(発明3)は、回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、ディスポーザーハンマーを回転させ、ディスポーザーハンマーの回転を、洗浄水供給開始後、回転を開始し、短時間後に停止し、短時間後に回転し、これを繰り返し、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法である。
【0012】
請求項4記載のディスポーザーの運転方法(発明4)は、回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、ディスポーザーハンマーを回転させ、ディスポーザーハンマーの回転を、洗浄水供給開始後、回転を開始し、短時間後に停止し、短時間後に回転し、これを繰り返し、粉砕室に残っている生ゴミの量が減少するに従って、連続してディスポーザーハンマーを生ゴミがなくなるまで回転させ、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法である。
【0013】
本発明のディスポーザーの運転方法は、洗浄水量を一定に保ちつつ、粉砕用ディスポーザーハンマーの回転数を変化させ、もって粉砕される単位時間当たりの生ゴミ重量を変化させて、粉砕された生ゴミ重量に対する洗浄水量の比を上げることなくディスポーザー排水管に粉砕された生ゴミが滞留することを防止する方法である。
【0014】
本発明1乃至4の運転方法が適用されるディスポーザーは、ディスポーザー洗浄水給水管路、シンク、起動スイッチ、ディスポーザー本体、及びディスポーザー本体に繋がる排水管路からなる生ゴミ粉砕システムに用いられる、一般家庭用ディスポーザーや業務用ディスポーザーであり、ディスポーザー排水管路の終端に廃水処理装置が設置されているかどうかは問われない。
【0015】
ディスポーザーには、自動運転方式の場合には、1個の流量調節可能な手動弁とその下流側に1個の電磁弁が設けられた洗浄水給水管路がディスポーザーの粉砕室に接続され、生ゴミが投入されて起動スイッチが運転側に入ると同時に電磁弁が開き、予め手動弁により流量が調節されている洗浄水がディスポーザーに給水され、同時にハンマーが回転して生ゴミの粉砕を開始するようにされている。勿論、電磁弁が設けられていない洗浄水給水管路の場合は手動で起動スイッチを運転側にして洗浄水を給水する。
【0016】
最小限必要な洗浄水の量は、通常、生ゴミ重量250グラムに対し5リットル程度である。従って、供給される洗浄水の給水速度は、ディスポーザーの単位時間当たりの生ゴミ粉砕量によって適宜選択して設定されれば良い。即ち、一つのディスポーザー機種を選定すれば、その機種に対応した洗浄水量が決まる。洗浄水の給水量は、管路に設けられた手動弁の開度により適宜設定され、電磁弁の開閉によって、手動弁によって予め設定された流量の洗浄水がディスポーザーに給水されるようにされている。
【0017】
本発明のディスポーザーの運転方法は、まずシンクに載置された生ゴミがディスポーザー投入口から粉砕室投入される。次に自動式の場合には目皿蓋スイッチにより、手動式の場合には目皿蓋を閉めスイッチをオンにすることで洗浄水が供給され、ハンマーが回転する。
【0018】
ディスポーザーの生ゴミ粉砕能力は、主にハンマーの回転数に比例する。生ゴミを粉砕するハンマーの回転数は、略同サイズのハンマーを有するディスポーザーの回転数と比較して、同じかそれよりも低速回転とされる。即ち、例えば、通常のディスポーザーの回転数が通常約2800rpm程度であるのに対し、本発明のディスポーザーでは、同サイズのハンマーを有する場合には、回転数は、1400rpmから1800rpm程度とされている。即ち、本発明の運転方法においては、ディスポーザーの単位時間当たりの生ゴミ粉砕量は、その分だけ従来のディスポーザーと比較して少なくなるようにされている。
【0019】
発明1の運転方法では、洗浄水の単位時間当たりの流量は通常の回転数を有するディスポーザーが必要とする洗浄水量と略同じとされ、生ゴミの粉砕中は継続して一定とされる。即ち、発明1においては、ハンマーの回転数が少ないだけ単位時間に粉砕される生ゴミ重量が少なく、従ってディスポーザーには粉砕される生ゴミ重量に比して、洗浄水量が最小限必要な量と略同じとなるように供給されることになる。また、ハンマーの回転数が粉砕される生ゴミ重量に関わらず一定であるので、単位時間に粉砕される生ゴミ重量はほとんど変わらないが、粉砕が進むにつれて未粉砕の生ゴミ重量が減少し、生ゴミが減少しても洗浄水の供給量は変化しないので、相対的に、粉砕された生ゴミ重量に対する洗浄水量の比率が高くなっていく。
【0020】
ディスポーザーのハンマー回転速度を遅くする方法は、通常の方法がとられればよい。即ち、例えば一例として、モーターへの印可電圧を下げる、同じく周波数を下げる、モーターの極数を増やす等の方法等が挙げられる。
【0021】
粉砕が終了したら、ハンマーの回転が停止され、ついで洗浄水の供給が停止される。洗浄水が停止される時には、生ゴミ重量に対して洗浄水量が充分に供給されているので、粉砕された生ゴミが排水管路中に滞留することがない。
【0022】
発明2のように、ディスポーザーハンマーの回転を、低速回転から高速回転に変化するようにされも良い。この場合にも、単位時間当たりの洗浄水の流量は一定である。粉砕される生ゴミ重量は粉砕開始後徐々に減少していくので、単位時間に粉砕される生ゴミ重量は、ハンマーの回転数を増していってもほとんど変化しないうえ、粉砕所用時間は短くなっていく。即ち、生ゴミに対する洗浄水量は粉砕の間を通してほとんど変わることがなく、従って生ゴミに対する洗浄水量の比率は変化せず、相対的に生ゴミ重量に対する洗浄水量の比率は上がらないので、洗浄水が無駄に使われることがない。
【0023】
ハンマーの回転速度の変更方法は、通常の方法がとられればよい。即ち、例えば一例として、モーターへの印可電圧を下げる、同じく周波数を下げる、モーターの極数を増やす等の方法等が挙げられる。
【0024】
発明3の運転方法は、シンクに載置された生ゴミがディスポーザー投入口に投入されると、一定の流速で洗浄水を流しつつディスポーザーのハンマーを、従来のディスポーザーの回転数に略等しくして回転させ、短時間後に停止し、短時間後に回転し、これを繰り返し、粉砕が終了したらハンマーの回転を停止しついで洗浄水の供給を停止する方法である。勿論、先にハンマーを回転させ、洗浄水が給水された後に生ゴミが投入されても構わない。
【0025】
この運転方法においては、ディスポーザーのハンマー回転数は、通常のディスポーザーの回転数と略同じであるが、生ゴミの粉砕開始後、断続的に回転、停止を繰り返すようにする。即ち、ハンマーが回転している間は、従来のディスポーザーと同じ能力で粉砕が行われるが、停止している時間だけ全体の処理時間が延びる、言い換えれば、所定時間に粉砕される生ゴミ重量が減じることになる。従って、単位時間に供給される洗浄水量が同じであるから、相対的に、生ゴミ重量に対する洗浄水量が増すことになり、従って、排水管路中に粉砕された生ゴミが滞留することがなくなるのである。
【0026】
ハンマー回転の回転時間と停止時間は、ディスポーザーに設けられた排水管の曲がり数や横引き管の長さなどの配設状態や、粉砕される生ゴミの種類と量及び粉砕希望時間によって適宜選択して決められれば良く、特に定められたものではないが、回転運転時間1に対し停止時間0.1から1とされることが好ましい。例えば、運転10秒、停止3秒とされると、粉砕された生ゴミ重量に対し洗浄水量が13分の3だけ増加したことになり、従って、排水管路中に粉砕された生ゴミが滞留することがなくなるのである。
【0027】
ハンマーの回転、停止の方法は、通常の方法がとられればよい。即ち、例えば一例として、生ゴミセンサーとタイマーとリレーとを組み合わせる方法等が挙げられる。
【0028】
又、ハンマーを断続運転することにより、連続運転する場合とは異なり、粉砕後、粉砕室から下方への狭い通路に挟まった生ゴミを引っ掛けたままハンマーが回転することが少なくなるので、ハンマー回転用のモーターにオーバーロードが掛かり難くくなる効果が期待できる。又、生ゴミをディスポーザーに投入するタイミングは、ハンマーが回転しているときでも停止しているときでも構わない。
【0029】
発明4においては、粉砕室内の生ゴミが残り少なくなったら連続してハンマーを破砕物がなくなるまで回転させる。即ち、ディスポーザーの粉砕室内に生ゴミがほとんどなくなれば、生ゴミ重量に対する洗浄水量が相対的に増えることになるので、ハンマーを停止する必要がなくなる。従って、粉砕室内の生ゴミが残り少なくなったら、連続してハンマーを破砕物がなくなるまで回転させても、粉砕された生ゴミ重量に対する洗浄水量が増えた状態であるから、排水管路中に粉砕された生ゴミが滞留することがなくなるのである。
【0030】
ハンマーの回転、停止の方法は、前述と同じであるから再述しない。
【0031】
以上のいずれの発明においても、生ゴミの粉砕が終了したら、ハンマーの回転が停止され、ついで洗浄水の供給が停止される。洗浄水が停止される時には、生ゴミ重量に対して洗浄水量が充分に供給されているので、粉砕された生ゴミが排水管路中に滞留することがない。
【0032】
(作用)
本発明においては、一定量の洗浄水を流しつつ、ディスポーザーのハンマー回転数を低速とし、又は、粉砕室内の生ゴミ量が少なくなるにつれて低速から高速に変化させて回転させるので、一定量の洗浄水に対する単位時間当たりの粉砕された生ゴミ量は一定以上に増加せず、従ってディスポーザー排水管路中に粉砕された生ゴミが滞留することが少なくなる。
【0033】
また、本発明においては、一定量の洗浄水を流しつつ、ディスポーザーのハンマー回転を断続的に行うので、一定量の洗浄水に対する単位時間当たりの生ゴミ粉砕量が少なくなり、従ってディスポーザー排水管路中に粉砕された生ゴミが滞留することが少なくなる。
【0034】
いずれの発明においても、洗浄水の供給量を一定とするので、必要な水量設定を手動弁で行っておき、電磁弁は生ゴミの有無によって管路の開閉のみを行えば良いので1個あれば良く、更に、単位時間の生ゴミ粉砕量が少ないので、粉砕された生ゴミが粉砕室の壁に付着することが少なくなって臭気も少なくなる上、断続運転の場合では、モーターの過負荷が減少する効果も期待できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
次に本発明のディスポーザーの運転方法を従来の運転方法と比較し、図面を参照しながら説明する。図1は発明1の運転方法の一例、図2は発明2の運転方法の一例、図3は発明3の運転方法の一例、図4は発明4の運転方法の一例の、いずれも粉砕経過時間に対する単位時間当たりの洗浄水供給量及びハンマーの回転速度関係の一例を示す説明図であり、図5は従来の、電磁弁2個を用いて行う運転方法の一例の説明図である。
【0036】
図1の例においては、生ゴミがディスポーザーの粉砕室に投入されたら、電磁弁が開とされて予め手動弁により設定された水量(q1)の洗浄水が供給される。給水量(q1)は、必要最小水量以上で、かつ従来のディスポーザーにおける給水量(図5のq61)と略同じかやや少なく設定される。給水と同時にハンマーが所定の回転数(v1)で回転し、粉砕が開始(t0)される。単位時間当たりの洗浄水の供給量(q1)は、粉砕完了(te)までの時間一定に保たれており、ディスポーザーのハンマー回転速度(v1)は、通常のディスポーザーのハンマー回転速度(図5のv6)よりも遅く設定され、粉砕終了(te)まで一定とされている。ディスポーザーの粉砕室に生ゴミがなくなったら、電磁弁が閉とされ洗浄水が停止され、ハンマーの回転が停止される。従って、生ゴミ粉砕の間を通して、生ゴミ重量に対する洗浄水量は、従来のディスポーザーと比較して多くなり、粉砕された生ゴミが排水管路中に滞留し難くなる。
【0037】
図2の例においては、生ゴミがディスポーザーの粉砕室に投入されたら、電磁弁が開とされて予め手動弁により設定された水量(q2)の洗浄水が供給される。給水量(q2)は、必要最小水量以上で、かつ従来のディスポーザーにおける給水量(図5のq61)と略同じかやや少なく設定される。給水と同時にハンマーが所定の回転数(v21)で回転し、粉砕が開始(t0)される。単位時間当たりの洗浄水の供給量(q2)は、粉砕完了(te)までの時間一定に保たれており、ディスポーザーのハンマー回転速度(v21)は、通常のディスポーザーのハンマー回転速度(図5のv6)よりも遅く設定されている。粉砕室に残っている生ゴミ重量が減少するに従ってハンマー回転速度を増し、所定の回転数(v22)となったら(t21)一定時間回転、ディスポーザーの粉砕室に生ゴミがなくなったら電磁弁が閉とされ洗浄水が停止され、ハンマーの回転が停止(te)される。高速回転させる時間(t21からteまで)はかならずしも必要なものではない。即ち、t21とteとが同じ時間であっても良いが、ディスポーザー排水管の配管状況によって、多少でも粉砕された生ゴミが滞留する恐れがある場合などでは、必要な時間を決めてとられれば良く、その時間は適宜状況に合わせれば良い。従って、生ゴミ粉砕の間を通して、生ゴミ重量に対する洗浄水量は、従来のディスポーザーと比較して多くなり、粉砕された生ゴミが排水管路中に滞留し難くなる。
【0038】
図3の例においては、生ゴミがディスポーザーの粉砕室に投入されたら、電磁弁が開とされて予め手動弁により設定された水量(q4)の洗浄水が供給される。給水量(q4)は、必要最小水量以上で、かつ従来のディスポーザーにおける給水量(図5のq61)と略同じかやや少なく設定される。給水と同時にハンマーが所定の回転数(v4)で回転し、粉砕が開始(t0)される。単位時間当たりの洗浄水の供給量(q4)は、粉砕完了(te)までの時間一定に保たれており、ディスポーザーのハンマー回転速度(V4)は、通常のディスポーザーのハンマー回転速度(図5のv6)と略同じかそれよりも遅く設定されている。ハンマーの回転は、粉砕開始(t0)後短時間(t41)で一旦停止され、更に短時間(t42)後回転されて再び停止され、これを繰り返し、ディスポーザーの粉砕室に生ゴミがなくなったら(te)、電磁弁が閉とされ洗浄水が停止され、ハンマーの回転が停止される。従って、生ゴミ粉砕の間を通して、生ゴミ重量に対する洗浄水量は、従来のディスポーザーと比較して多くなり、粉砕された生ゴミが排水管路中に滞留し難くなる。
【0039】
図4の例においては、生ゴミがディスポーザーの粉砕室に投入されたら、電磁弁が開とされて予め手動弁により設定された水量(q5)の洗浄水が供給される。給水量(q5)は、必要最小水量以上で、かつ従来のディスポーザーにおける給水量(図5のq61)と略同じかやや少なく設定される。給水と同時にハンマーが所定の回転数(v5)で回転し、粉砕が開始(t0)される。単位時間当たりの洗浄水の供給量(q5)は、粉砕完了(te)までの時間一定に保たれており、ディスポーザーのハンマー回転速度(V5)は、通常のディスポーザーのハンマー回転速度(図5のv6)と略同じかそれよりも遅く設定されている。ハンマーの回転は、粉砕開始(t0)後短時間(t51)で一旦停止され、更に短時間(t52)後回転されて再び停止され、これを繰り返し、ディスポーザーの粉砕室の未粉砕の生ゴミが規定重量以下になった時間(tn)から連続で運転され、ディスポーザー粉砕室内に生ゴミがなくなったら(te)、電磁弁が閉とされ洗浄水が停止され、ハンマーの回転が停止される。従って、生ゴミ粉砕の間を通して、生ゴミ重量に対する洗浄水量は、従来のディスポーザーと比較して多くなり、粉砕された生ゴミが排水管路中に滞留し難くなる。
【0040】
【発明の効果】
以上の通りであるから、本発明のディスポーザーの運転方法は、安価な設備で、ディスポーザー排水管路における粉砕された生ゴミが滞留することがないディスポーザーの運転方法となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明1のディスポーザーの運転方法の一例を示す説明図である。
【図2】発明2のディスポーザーの運転方法の別の一例を示す説明図である。
【図3】発明3のディスポーザーの運転方法の別の一例を示す説明図である。
【図4】発明4のディスポーザーの運転方法の別の一例を示す説明図である。
【図5】従来のディスポーザーの運転方法を示す説明図である。
【符号の説明】
Aq 洗浄水給水速度軸
V ハンマー回転速度軸
T 時間軸
q 給水速度
v ハンマー回転速度
t 経過時間

Claims (4)

  1. 回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、回転数が1400〜1800rpmの低速回転でディスポーザーハンマーを回転し続け、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法。
  2. 回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、回転数が1400〜1800rpmの低速回転でディスポーザーハンマーの回転を開始し、粉砕室に残っている生ゴミの量が減少するに従ってディスポーザーハンマーの回転を高速回転にし、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法。
  3. 回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、ディスポーザーハンマーを回転させ、
    ディスポーザーハンマーの回転を、洗浄水供給開始後、回転を開始し、短時間後に停止し、短時間後に回転し、これを繰り返し、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法。
  4. 回分して生ゴミを粉砕するディスポーザーにおいて、生ゴミをディスポーザーの粉砕室に投入後、一定の流速で洗浄水を供給しつつ、ディスポーザーハンマーを回転させ、
    ディスポーザーハンマーの回転を、洗浄水供給開始後、回転を開始し、短時間後に停止し、短時間後に回転し、これを繰り返し、粉砕室に残っている生ゴミの量が減少するに従って、連続してディスポーザーハンマーを生ゴミがなくなるまで回転させ、粉砕が終了したらディスポーザーハンマーの回転を停止し、ついでディスポーザーハンマーの回転停止直後に洗浄水の供給を停止することを特徴とするディスポーザーの運転方法。
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