JP2000084430A - 粉砕処理装置 - Google Patents

粉砕処理装置

Info

Publication number
JP2000084430A
JP2000084430A JP25501598A JP25501598A JP2000084430A JP 2000084430 A JP2000084430 A JP 2000084430A JP 25501598 A JP25501598 A JP 25501598A JP 25501598 A JP25501598 A JP 25501598A JP 2000084430 A JP2000084430 A JP 2000084430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
water
pulverized
crushing
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25501598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Koga
愼弥 古賀
Hidetoshi Ueda
英稔 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP25501598A priority Critical patent/JP2000084430A/ja
Publication of JP2000084430A publication Critical patent/JP2000084430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨芥の粉砕時における静音化を少量の給水で
実現できる粉砕処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 上部に厨芥が投入される投入口10が形
成され、投入口10から投入された厨芥を固定刃3とモ
ータにより回転される回転刃7,8とで粉砕処理する粉
砕室9と、粉砕室9の下方に設けられ、粉砕室9で粉砕
処理された厨芥が流入する粉砕物流入室15と、粉砕物
流入室15に形成された排出口13に取り付けられ、粉
砕された厨芥が排出される排水路18と、粉砕室9と粉
砕物流入室15とを連通する循環路17と、厨芥の粉砕
時には排水路18の流路を閉塞し、粉砕終了後にはこれ
を開放する弁19とを有する粉砕処理装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥などの処理物
を粉砕、排出する粉砕処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】野菜くずや魚の骨といった厨芥(処理
物)を粉砕するディスポーザ(粉砕処理装置)として、
たとえば特開平9−206619号公報に記載されたも
のが知られている。
【0003】ここで、従来のディスポーザについて説明
する。図7は従来のディスポーザの構造を示す断面図で
ある。
【0004】図7に示すディスポーザにおいて、略円錐
形をしたホッパ4内には、厨芥が粉砕される粉砕室9が
形成されている。そして、粉砕室9の上方に開口して、
厨芥が投入される投入口10が設けられている。投入口
10には、この投入口10を開閉する蓋11が着脱自在
に取り付けられている。
【0005】また、ホッパ4の上端外周縁はシンク12
の底に固定されて流し台に装着されている。なお、シン
ク12の上方には水栓14が配置されている。
【0006】粉砕室9の下方には、ホッパ4に固定され
たブラケット2に包囲されるようにしてモータ1が設置
されている。モータ1から上方に延びるシャフト5は粉
砕室9の下部中央に突出している。シャフト5には回転
板6が固定されており、この回転板6の外周には、複数
の回転刃7,8が粉砕室9に面して取り付けられてい
る。また、ブラケット2の上端部で回転刃7,8の外方
には、固定刃3が回転刃7,8と対向するように環状に
取り付けられている。
【0007】これにより、投入口10から粉砕室9内へ
投入された厨芥は、回転刃7,8と固定刃3とによって
粉砕される。
【0008】粉砕室9の底面には、粉砕された厨芥を排
出するための排出口13が形成されている。この排出口
13には排水路18が取り付けられている。図示するよ
うに、排水路18には逆U字トラップが形成されてお
り、これによって粉砕室9内の回転板6、回転刃7,8
および固定刃3は水没した状態とされる。
【0009】次に、以上のように構成された従来のディ
スポーザの動作について説明する。先ず、ディスポーザ
の投入口10より厨芥を投入し、投入口10に蓋11を
装着する。次に、水栓14を開けて水を流しながらモー
タ1を起動し、回転板6を回転させる。すると回転刃
7,8は、その刃先を固定刃3に向けた状態で回転板6
によって回転される。
【0010】投入された厨芥は回転板6および回転刃
7,8の回転運動による遠心力で固定刃3の方へ押し付
けられる。そして回転刃7,8と固定刃3とにより剪断
され、細かく粉砕されて、水と共に排出口13より排水
路18に排出される。このとき、逆U字トラップによ
り、厨芥の粉砕が水中で行なわれる。
【0011】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の技術では、運転開始と同時に、固定刃3や
回転刃7,8を水没させている水が粉砕室9から圧送、
排出される。すると、粉砕音が遮蔽されることなく騒音
となって外部に漏出する。
【0012】多量の給水を行って固定刃3や回転刃7,
8を水没させるようにすればこのような騒音の発生は防
止できるが、これでは不経済である。
【0013】そこで、本発明は、処理物の粉砕時におけ
る静音化を少量の給水で実現することのできる粉砕処理
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の粉砕処理装置は、上部に処理物と水が投入
される投入口が形成され、投入口から投入された処理物
を固定刃とモータにより回転される回転刃とで粉砕処理
する粉砕室と、粉砕室の下方に設けられ、粉砕室で粉砕
処理された処理物と水が流入する粉砕物流入室と、粉砕
物流入室に接続され、粉砕された処理物と水が排出され
る排水路と、粉砕室と粉砕物流入室とを連通する循環路
と、処理物の粉砕時には排水路を閉塞し、粉砕終了後に
はこれを開放する弁部材とを有する構成としたものであ
る。
【0015】また、本発明の粉砕処理装置は、上部に処
理物と水が投入される投入口が形成され、投入口から投
入された処理物を固定刃とモータにより回転される回転
刃とで粉砕処理する粉砕室と、モータの回転方向を制御
する制御部と、粉砕室の下方に設けられ、粉砕室で粉砕
処理された処理物と水が流入する粉砕物流入室と、粉砕
物流入室の壁面の接線方向に形成され、粉砕された処理
物と水が排出される排水路と、粉砕室と粉砕物流入室と
を連通し、粉砕物流入室から排水路と反対の接線方向に
延びる循環路とを有し、処理物の粉砕中の旋回流を循環
路に向かう第1の方向に回転させ、粉砕終了後には前記
第1の方向と逆の第2の方向に反転させるようにしたも
のである。
【0016】さらに、本発明の粉砕処理装置は、上部に
処理物と水が投入される投入口が形成され、投入口から
投入された処理物を固定刃とモータにより回転される回
転刃とで粉砕処理する粉砕室と、粉砕室の下方に設けら
れ、粉砕室で粉砕処理された処理物と水が流入する粉砕
物流入室と、粉砕物流入室の壁面の接線方向に形成さ
れ、粉砕された処理物と水が排出される排水路と、粉砕
室と粉砕物流入室とを連通し、粉砕物流入室から排水路
と反対の接線方向に延びる循環路とを有し、処理物の粉
砕中のモータの回転数を粉砕物流入室内の処理物と水が
循環路を通して粉砕室へ達することのできる回転数以上
の循環回転数とし、粉砕終了後のモータの回転数を循環
回転数以下とするようにしたものである。
【0017】これにより、固定刃や回転刃が水没した状
態で処理物の粉砕が行われることになるので、粉砕音が
遮蔽されて粉砕時の静音化を実現することが可能にな
る。
【0018】また、固定刃や回転刃を水没させるための
多量の水が必要なくなるので、処理物の粉砕時における
静音化を少量の給水で実現することが可能になる。
【0019】さらに、粉砕される処理物の旋回流の方向
の切り換えや、旋回方向の選択とモータの回転数によっ
て粉砕物の流れをコントロールするようにすれば、排水
路の弁部材が不要になるので、装置の省スペース化とコ
ストの低減を図ることが可能になるという作用を有す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、上部に処理物と水が投入される投入口が形成され、
投入口から投入された処理物を固定刃とモータにより回
転される回転刃とで粉砕処理する粉砕室と、粉砕室の下
方に設けられ、粉砕室で粉砕処理された処理物と水が流
入する粉砕物流入室と、粉砕物流入室に接続され、粉砕
された処理物と水が排出される排水路と、粉砕室と粉砕
物流入室とを連通する循環路と、処理物の粉砕時には排
水路を閉塞し、粉砕終了後にはこれを開放する弁部材と
を有する粉砕処理装置であり、固定刃や回転刃が水没し
た状態で処理物の粉砕が行われることになるので、粉砕
音が遮蔽されて粉砕時の静音化を実現することが可能に
なるという作用を有する。また、固定刃や回転刃を水没
させるための多量の水が必要なくなるので、処理物の粉
砕時における静音化を少量の給水で実現することが可能
になるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項2に記載の発明は、上部に
処理物と水が投入される投入口が形成され、投入口から
投入された処理物を固定刃とモータにより回転される回
転刃とで粉砕処理する粉砕室と、モータの回転方向を制
御する制御部と、粉砕室の下方に設けられ、粉砕室で粉
砕処理された処理物と水が流入する粉砕物流入室と、粉
砕物流入室の壁面の接線方向に形成され、粉砕された処
理物と水が排出される排水路と、粉砕室と粉砕物流入室
とを連通し、粉砕物流入室から排水路と反対の接線方向
に延びる循環路とを有し、処理物の粉砕中の旋回流を循
環路に向かう第1の方向に回転させ、粉砕終了後には前
記第1の方向と逆の第2の方向に反転させる粉砕処理装
置であり、固定刃や回転刃が水没した状態で処理物の粉
砕が行われることになるので、粉砕音が遮蔽されて粉砕
時の静音化を実現することが可能になるという作用を有
する。また、固定刃や回転刃を水没させるための多量の
水が必要なくなるので、処理物の粉砕時における静音化
を少量の給水で実現することが可能になるという作用を
有する。さらに、排水路の弁部材が不要になるので、装
置の省スペース化とコストの低減を図ることが可能にな
るという作用を有する。
【0022】本発明の請求項3に記載の発明は、上部に
処理物と水が投入される投入口が形成され、投入口から
投入された処理物を固定刃とモータにより回転される回
転刃とで粉砕処理する粉砕室と、粉砕室の下方に設けら
れ、粉砕室で粉砕処理された処理物と水が流入する粉砕
物流入室と、粉砕物流入室の壁面の接線方向に形成さ
れ、粉砕された処理物と水が排出される排水路と、粉砕
室と粉砕物流入室とを連通し、粉砕物流入室から排水路
と反対の接線方向に延びる循環路とを有し、処理物の粉
砕中のモータの回転数を粉砕物流入室内の処理物と水が
循環路を通して粉砕室へ達することのできる回転数以上
の循環回転数とし、粉砕終了後のモータの回転数を循環
回転数以下とする粉砕処理装置であり、固定刃や回転刃
が水没した状態で処理物の粉砕が行われることになるの
で、粉砕音が遮蔽されて粉砕時の静音化を実現すること
が可能になるという作用を有する。また、固定刃や回転
刃を水没させるための多量の水が必要なくなるので、処
理物の粉砕時における静音化を少量の給水で実現するこ
とが可能になるという作用を有する。さらに、粉砕され
る処理物の旋回流の方向の切り換えや、旋回方向の選択
とモータの回転数によって粉砕物の流れをコントロール
することで排水路の弁部材が不要になるので、装置の省
スペース化とコストの低減を図ることが可能になるとい
う作用を有する。
【0023】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1、2または3記載の発明において、粉砕物流入室に
は、この粉砕物流入室内に流入した処理物と水を強制的
に回転させて循環路から粉砕室へ戻す羽根体が設けられ
ている粉砕処理装置であり、粉砕物流入室に流入した処
理物と水が羽根体によって強制的に回転されるので、当
該処理物を一層強力に循環路から粉砕室に戻すことが可
能になるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1、2、3または4記載の発明において、循環路は排水
路から延びて設けられ、循環路および排水路の少なくと
も何れか一方には、排出口から延びる経路を、循環路を
通って粉砕室に戻る第1の経路と排水路から外部に至る
第2の経路との何れかに切り換える弁部材が設置されて
いる粉砕処理装置であり、粉砕された処理物の循環処理
と排出処理とを確実に行うことが可能になるという作用
を有する。
【0025】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1、2、3、4または5記載の発明において、循環路に
は、粉砕物流入室内の処理物と水を粉砕室へ送る搬送手
段が取り付けられている粉砕処理装置であり、粉砕物流
入室から粉砕室への粉砕された処理物の循環処理を確実
に行うことが可能になるという作用を有する。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図6を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0027】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における粉砕処理装置を示す断面図、図2は図1の
粉砕処理装置における旋回流の回転方向を示す説明図、
図3は図1の粉砕処理装置の変形例を示す断面図であ
る。
【0028】図1に示すディスポーザである粉砕処理装
置において、円筒形をしたホッパ4内には、厨芥(処理
物)が粉砕される粉砕室9が形成されている。そして、
粉砕室9の上方に開口して、厨芥が投入される投入口1
0が設けられている。投入口10には、この投入口10
を開閉する蓋11が着脱自在に取り付けられている。こ
の蓋11には、厨芥を捕捉するとともに水を通過させる
ための貫通孔(図示せず)が形成されている。
【0029】また、ホッパ4の上端外周縁はシンク12
の底に固定されて流し台に装着されている。なお、シン
ク12の上方には水栓14が配置されている。
【0030】粉砕室9の下方には、ホッパ4に固定され
たブラケット2に包囲されるようにして、制御装置(制
御部)16により回転制御が行われるモータ1が設置さ
れている。モータ1から上方に延びるシャフト5は粉砕
室9の下部中央に突出している。シャフト5には回転板
6が固定されており、この回転板6の外周には、複数の
回転刃7,8が粉砕室9に面して取り付けられている。
また、ブラケット2の上端部で回転刃7,8の外方に
は、固定刃3が回転刃7,8と対向するように環状に取
り付けられている。なお、回転刃7,8はハンマでもよ
い。
【0031】これにより、投入口10から粉砕室9内へ
投入された厨芥は、回転刃7,8と固定刃3とによって
粉砕される。
【0032】粉砕室9とモータ1との間には、粉砕室9
において粉砕された厨芥と水との混合物が流れ込む粉砕
物流入室15が形成されている。この粉砕物流入室15
は循環路17によって粉砕室9と連通されている。
【0033】粉砕物流入室15には、粉砕された厨芥を
排出するための排出口13が形成されている。この排出
口13には排水路18が取り付けられている。そして、
排水路18には、流路の開閉を行う弁(弁部材)19が
設置されている。弁19は、厨芥の粉砕中にあっては閉
位置となり、それ以外のときは開位置となる。
【0034】ここで、排水路18は粉砕物流入室15の
壁面の接線方向に形成されており、循環路17は、排水
路18と反対方向に延びるようにして粉砕物流入室15
の壁面の接線方向に形成されている。
【0035】なお、制御装置16は、モータ1の回転方
向および回転数、ならびに弁19の開閉を制御する。
【0036】次に、このような構造を有する粉砕処理装
置の動作について説明する。厨芥の粉砕をしていないと
きは、排水路18に設置された弁19は開いている。こ
のため、シンク12を食器などの洗い物等に使用してい
る場合には、排水は粉砕処理装置を通ってスムーズに排
出口13より排出される。
【0037】そして、厨芥の粉砕処理を行う場合には、
蓋11を開いて厨芥を投入口10より投入し、これをホ
ッパ4内の粉砕室9に溜める。
【0038】次に、蓋11を投入口10に装着し、水栓
14の蛇口を開けて水を流す。また、モータ1を起動し
て回転板6を回転させると同時に弁19を閉じ、排水路
18を閉塞する。
【0039】なお、弁19の作動は制御装置16を通し
て行ってもよい。また、モータ1と弁19とを並列に結
線しておけば、モータ1の起動と同時に弁19が閉じ、
モータ1の停止と同時に弁19が開くことになる。
【0040】モータ1の駆動により回転する回転板6に
取り付けられた回転刃7,8は、その刃先を固定刃3に
向けた状態で回転板6の周方向に回転する。すると、投
入された厨芥は、回転板6および回転刃7,8の回転運
動による遠心力で固定刃3の方へ押し付けられる。そし
て、回転刃7,8と固定刃3の作用により剪断され、細
かく粉砕されて、回転板6の摩擦作用と回転刃7,8に
よって旋回しながら水と共に粉砕室9の下に形成された
粉砕物流入室15に移送される。
【0041】このとき、排水路18は弁19で塞がれて
いるので、粉砕された厨芥と水の混合物は、回転板6と
回転刃7,8による旋回・昇圧作用で循環路17を通っ
て粉砕室9へ戻される。そして、粉砕室9で再度粉砕さ
れ、再び粉砕物流入室15に移送される。
【0042】このように、投入された厨芥は、粉砕室9
で粉砕されて粉砕物流入室15に移送され、循環路17
を通って再び粉砕室9に戻される経路を水とともに循環
されて行き、全てが細かい粉砕物となる。
【0043】ここで、前述のように、厨芥の粉砕中にお
いて排水路18は弁19で塞がれているので、粉砕室9
内の水は外部に排出されることがない。これにより、固
定刃3や回転刃7,8が水没した状態で厨芥の粉砕が行
われることになってエアを巻き込むことがなくなるの
で、粉砕音が遮蔽されて粉砕時の静音化を実現すること
が可能になる。
【0044】また、水と粉砕室9で粉砕された厨芥は、
回転板6の摩擦作用と回転刃7,8による旋回流の形成
で粉砕物流入室15から循環路17を通って再び粉砕室
9に戻されるようになっているので、固定刃3や回転刃
7,8を水没させるために多量の水は必要ない。したが
って、厨芥の粉砕時における静音化を少量の給水で実現
することが可能になる。
【0045】なお、粉砕物流入室15内の水が十分にた
まって水位が回転板6および回転刃7,8の位置まで達
すれば十分な循環量が得られるが、水が粉砕物流入室1
5内に十分にたまっていない場合には、回転板6および
回転刃7,8による旋回流が十分に発生しないので、循
環量は少量になる。
【0046】粉砕が終了すると、モータ1が停止し、制
御装置16により弁19が開いて排水路18が開放され
る。これにより、粉砕された厨芥と水の混合物は排出口
13から排水路18を通って外部に排水される。このと
き、モータ1を回転(回転方向は問わない)させると排
出がより強力になるので、配管途中での詰まりも防止さ
れる。
【0047】なお、粉砕物流入室15に流入した粉砕後
の厨芥と水の混合物は回転板6の回転と同一方向の旋回
流となっている。したがって、排水路18および循環路
17を粉砕物流入室15から相互に反対方向に延びる接
線方向に向けて形成し、図2に示すように、粉砕中の旋
回流を循環路17に向かう第1の方向D1に回転させれ
ば、排水路18に弁19を取り付けなくても、粉砕され
た厨芥と水の混合物は循環路17を通って粉砕室9へ戻
される。この場合、粉砕後は制御装置16によりモータ
1を逆回転させて、旋回流の回転方向を前述の第1の方
向D1とは逆の第2の方向D2に反転させれば、粉砕さ
れた厨芥と水の混合物は排出口13から排水路18を通
って外部に排水される。
【0048】なお、本明細書において、接線方向とは、
数学的に定義される厳密な意味での接線に基づいた方向
に限定されるものではなく、これに近い方向つまり略接
線方向も含まれる。
【0049】また、粉砕物流入室15の粉砕された厨芥
と水の混合物を循環路17から粉砕室9へ戻すために
は、モータ1がある所定レベル以上の回転数(循環回転
数)である必要である。したがって、回転方向を第1の
方向D1に向けるとともに粉砕中はモータ1を循環回転
数以上で回転させれば、排水路18に弁19を取り付け
なくても、粉砕された厨芥と水の混合物は循環路17を
通って粉砕室9へ戻される。この場合、粉砕後はモータ
1の回転数を循環回転数以下とすれば、粉砕された厨芥
と水の混合物は排出口13から排水路18を通って外部
に排水される。
【0050】このように、制御装置16によって旋回方
向の選択(D1方向)とモータ1の回転数をコントロー
ルすることで混合物の循環と排出とを制御することがで
きる。
【0051】そして、このように旋回流の方向の切り換
えや、旋回方向の選択(D1方向)とモータ1の回転数
によって粉砕物の流れをコントロールするようにすれ
ば、排水路18の弁19が不要になるので、装置の省ス
ペース化とコストの低減を図ることができる。
【0052】ここで、図3に示すように、粉砕物流入室
15内に位置するようにしてシャフト5に羽根体20を
取り付ければ、粉砕物流入室15に流入した混合物が羽
根体20によって強制的に回転されるので、これらの混
合物は一層強力に循環路17から粉砕室9へ戻される。
【0053】また、粉砕物流入室15内に水が十分にた
まっていない場合でも、羽根体20の回転によって、混
合物は循環路17から粉砕室9へ戻される。
【0054】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2における粉砕処理装置を示す断面図である。
【0055】図示するように、本実施の形態の粉砕処理
装置は、実施の形態1において説明した図3の粉砕処理
装置において、循環路17は排水路18から延びて設け
られている。そして、循環路17と排水路18との合流
部21には、排出口13から延びる経路を、循環路17
を通って粉砕室9に戻る第1の経路と、排水路18から
外部に至る第2の経路との何れかに切り換える三方弁
(弁部材)22が設置されている。
【0056】なお、このような構造は、実施の形態1に
おいて説明した図1の粉砕処理装置において適用するこ
ともできる。
【0057】次に、図4に示す粉砕処理装置の動作につ
いて説明する。厨芥の粉砕をしていないときは、三方弁
22の弁位置を第2の経路が成立する位置とする。この
ため、シンク12を食器などの洗い物等に使用している
場合には、排水は粉砕処理装置を通ってスムーズに排出
口13、排水路18を通って排出される。
【0058】そして、厨芥の粉砕処理を行う場合には、
蓋11を開いて厨芥を投入口10より投入し、これをホ
ッパ4内の粉砕室9に溜める。
【0059】次に、蓋11を投入口10に装着し、水栓
14の蛇口を開けて水を流す。また、モータ1を起動し
て回転板6を回転させると同時に三方弁22の弁位置を
第1の経路が成立する位置とする。
【0060】なお、三方弁22の作動は制御装置16を
通して行ってもよい。また、モータ1と三方弁22とを
並列に結線しておけば、モータ1の起動と同時に三方弁
22が閉じ、モータ1の停止と同時に三方弁22が開く
ことになる。
【0061】モータ1の駆動により回転する回転板6に
取り付けられた回転刃7,8は、その刃先を固定刃3に
向けた状態で回転板6の周方向に回転する。すると、投
入された厨芥は、回転板6および回転刃7,8の回転運
動による遠心力で固定刃3の方へ押し付けられる。そし
て、回転刃7,8と固定刃3の作用により剪断され、細
かく粉砕されて、回転板6の摩擦作用と回転刃7,8に
よって与えられた旋回流を持って、水と共に粉砕室9の
下に形成された粉砕物流入室15に移送される。
【0062】粉砕物流入室15では、モータ1により駆
動される羽根体20によって、水と粉砕された厨芥の混
合物はさらに運動エネルギーを与えられる。このとき、
排出口13から延びる経路は三方弁22により第1の経
路となっているので、粉砕された厨芥と水の混合物は循
環路17を通って粉砕室9へ戻される。また、粉砕物流
入室15内に水が十分にたまっていない場合でも、羽根
体20の回転によって、混合物は循環路17から粉砕室
9へ戻される。
【0063】そして、粉砕室9で再度粉砕され、再び粉
砕物流入室15に移送される。なお、羽根体20が備え
られてなくても、回転数を上げれば、水と厨芥の混合物
は回転刃7,8と回転板6に与えられた運動エネルギー
によって、十分に粉砕室9まで戻される。
【0064】なお、粉砕物流入室15内の水が十分にた
まって水位が回転板6および回転刃7,8の位置まで達
すれば十分な循環量が得られるが、水が粉砕物流入室1
5内に十分にたまっていない場合には、回転板6および
回転刃7,8による旋回流が十分に発生しないので、循
環量は少量になる。
【0065】このように、投入された厨芥は、粉砕室9
で粉砕されて粉砕物流入室15に移送され、循環路17
を通って再び粉砕室9に戻される経路を水とともに循環
されて行き、全てが細かい粉砕物となる。
【0066】ここで、前述のように、厨芥の粉砕中にお
いては三方弁22によって第1の経路が選択され、排水
路18から外部へ向かう流路は塞がれているので、粉砕
室9内の水は外部に排出されることがない。これによ
り、固定刃3や回転刃7,8が水没した状態で厨芥の粉
砕が行われることになってエアを巻き込むことがなくな
るので、粉砕音が遮蔽されて粉砕時の静音化を実現する
ことが可能になる。
【0067】また、水と粉砕室9で粉砕された厨芥は、
粉砕物流入室15から循環路17を通って再び粉砕室9
に戻されるようになっているので、固定刃3や回転刃
7,8を水没させるために多量の水は必要ない。したが
って、厨芥の粉砕時における静音化を少量の給水で実現
することが可能になる。
【0068】さらに、このように循環路17を排水路1
8から延ばして設け、三方弁22により第1の経路と第
2の経路とを切り換えるようにすることで、粉砕された
厨芥の循環処理と排出処理とを確実に行うことが可能に
なる。
【0069】粉砕が終了すると、モータ1が停止し、三
方弁22の弁位置が切り替わって第2の経路が選択され
る。これにより、排水路18から外部へ向かう流路が開
放され、粉砕された厨芥と水の混合物は排出口13から
排水路18を通って外部に排水される。このとき、再び
モータ1を回転(回転方向は問わない)させると排出が
より強力になるので、配管途中での詰まりも防止され
る。
【0070】なお、このように合流点21に三方弁22
を設けずに、排水路18および循環路17の両方もしく
は何れか一方に弁を取り付け、粉砕物流入室15と粉砕
室9の間の循環と排出口13からの排出とを切り替える
ようにしてもよい。つまり、本発明においては、何らか
の弁部材により、排出口13から延びる経路を、循環路
17を通って粉砕室9に戻る第1の経路と、排水路18
から外部に至る第2の経路との何れかに切り換えること
ができるようになっていればよい。
【0071】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3における粉砕処理装置を示す断面図である。
【0072】図示するように、本実施の形態の粉砕処理
装置は、実施の形態1において説明した図1の粉砕処理
装置において、粉砕物流入室15内の粉砕された厨芥と
水の混合物を強制的に粉砕室9へ送るポンプ(搬送手
段)23が循環路17に取り付けられたものである。
【0073】なお、このような構造は、実施の形態1に
おいて説明した図1の粉砕処理装置において適用するこ
ともできる。
【0074】次に、このような構造を有する粉砕処理装
置の動作について説明する。厨芥の粉砕をしていないと
きは、排水路18に設置された弁19は開いている。こ
のため、シンク12を食器などの洗い物等に使用してい
る場合には、排水は粉砕処理装置を通ってスムーズに排
出口13より排出される。
【0075】そして、厨芥の粉砕処理を行う場合には、
蓋11を開いて厨芥を投入口10より投入し、これをホ
ッパ4内の粉砕室9に溜める。
【0076】次に、蓋11を投入口10に装着し、水栓
14の蛇口を開けて水を流す。また、モータ1を起動し
て回転板6を回転させると同時に弁19を閉じ、排水路
18を閉塞する。
【0077】なお、弁19の作動は制御装置16を通し
て行ってもよい。また、モータ1と弁19とを並列に結
線しておけば、モータ1の起動と同時に弁19が閉じ、
モータ1の停止と同時に弁19が開くことになる。
【0078】モータ1の駆動により回転する回転板6に
取り付けられた回転刃7,8は、その刃先を固定刃3に
向けた状態で回転板6の周方向に回転する。すると、投
入された厨芥は、回転板6および回転刃7,8の回転運
動による遠心力で固定刃3の方へ押し付けられる。そし
て、回転刃7,8と固定刃3の作用により剪断され、細
かく粉砕されて、回転板6と回転刃7,8によって与え
られた流速を持って、水と共に粉砕室9の下に形成され
た粉砕物流入室15に移送される。
【0079】このとき、排水路18は弁19で塞がれて
おり、回転板6と回転刃7,8の昇圧作用に加えて、粉
砕された厨芥と水の混合物はポンプ23の駆動によって
循環路17から粉砕室9へ強制的に戻される。そして、
粉砕室9で再度粉砕され、再び粉砕物流入室15に移送
される。
【0080】なお、ポンプ23の駆動タイミングは、ポ
ンプ23とモータ1とを並列に結線し、もしくは制御装
置16によるモータ1の始動と同時でも、あるいは制御
装置16によってタイマ等でモータ1の始動から遅延さ
せても良い。さらには、粉砕された厨芥と水の混合物が
粉砕物流入室15や循環路17に水が溜まったことをセ
ンサ(図示せず)で検知し、制御装置16によってこれ
を受けて始動させるようにしても良い。
【0081】このように、投入された厨芥は、粉砕室9
で粉砕されて粉砕物流入室15に移送され、ポンプ23
により循環路17を通って再び粉砕室9に戻される経路
を水とともに循環されて行き、全てが細かい粉砕物とな
る。
【0082】ここで、厨芥の粉砕中において排水路18
は弁19で塞がれているので、固定刃3や回転刃7,8
が水没した状態で厨芥の粉砕が行われることになる。し
たがって、エアを巻き込むことがなくなるので、粉砕音
が遮蔽されて粉砕時の静音化を実現することが可能にな
る。
【0083】また、水と粉砕室9で粉砕された厨芥は、
粉砕物流入室15からポンプ23によって循環路17を
通って再び粉砕室9に戻されるようになっているので、
固定刃3や回転刃7,8を水没させるために多量の水は
必要ない。したがって、厨芥の粉砕時における静音化を
少量の給水で実現することが可能になる。
【0084】粉砕が終了すると、モータ1が停止し、制
御装置16を通して弁19を開いて排水路18が開放さ
れる。なお、モータ1と弁19とを並列に結線して手動
でモータ1を停止させれば、制御装置16がなくても、
同時に弁19を閉じるようにすることができる。
【0085】これにより、粉砕された厨芥と水の混合物
は排出口13から排水路18を通って外部に排水され
る。このとき、再びモータ1を回転(回転方向は問わな
い)させると排出がより強力になるので、配管途中での
詰まりも防止される。
【0086】このように、粉砕物流入室15から粉砕室
9への混合物の移送をポンプ23により行うことで、粉
砕された厨芥の循環処理を確実に行うことができる。
【0087】(実施の形態4)図6は本発明の実施の形
態4における粉砕処理装置を示す断面図である。
【0088】図示するように、本実施の形態の粉砕処理
装置は、実施の形態2において説明した図4の粉砕処理
装置において、粉砕物流入室15内の粉砕された厨芥と
水の混合物を強制的に粉砕室9へ送るポンプ(搬送手
段)23が循環路17に取り付けられたものである。但
し、図6では図4に示す場合と異なって羽根体20は設
けられていないが、羽根体20を設けてもよい。
【0089】次に、図6に示す粉砕処理装置の動作につ
いて説明する。厨芥の粉砕をしていないときは、三方弁
22の弁位置を第2の経路が成立する位置とする。この
ため、シンク12を食器などの洗い物等に使用している
場合には、排水は粉砕処理装置を通ってスムーズに排出
口13、排水路18を通って排出される。
【0090】そして、厨芥の粉砕処理を行う場合には、
蓋11を開いて厨芥を投入口10より投入し、これをホ
ッパ4内の粉砕室9に溜める。
【0091】次に、蓋11を投入口10に装着し、水栓
14の蛇口を開けて水を流す。また、モータ1を起動し
て回転板6を回転させると同時に三方弁22の弁位置を
第1の経路が成立する位置とする。
【0092】なお、三方弁22の作動は制御装置16を
通して行ってもよい。また、モータ1と三方弁22とを
並列に結線しておけば、モータ1の起動と同時に三方弁
22が閉じ、モータ1の停止と同時に三方弁22が開く
ことになる。
【0093】モータ1の駆動により回転する回転板6に
取り付けられた回転刃7,8は、その刃先を固定刃3に
向けた状態で回転板6の周方向に回転する。すると、投
入された厨芥は、回転板6および回転刃7,8の回転運
動による遠心力で固定刃3の方へ押し付けられる。そし
て、回転刃7,8と固定刃3の作用により剪断され、細
かく粉砕されて、回転板6の摩擦作用と回転刃7,8に
よって旋回しながら水と共に粉砕室9の下に形成された
粉砕物流入室15に移送される。
【0094】このとき、排出口13から延びる経路は三
方弁22により第1の経路となっているので、粉砕され
た厨芥と水の混合物はポンプ23の駆動により循環路1
7を通って粉砕室9へ戻される。そして、粉砕室9で再
度粉砕され、再び粉砕物流入室15に移送される。
【0095】なお、ポンプ23の駆動タイミングは、ポ
ンプ23とモータ1とを並列に結線し、もしくは制御装
置16によるモータ1の始動と同時でも、あるいは制御
装置16によってタイマ等でモータ1の始動から遅延さ
せても良い。さらには、粉砕された厨芥と水の混合物が
粉砕物流入室15や循環路17に水が溜まったことをセ
ンサ(図示せず)で検知し、制御装置16によってこれ
を受けて始動させるようにしても良い。
【0096】このように、投入された厨芥は、粉砕室9
で粉砕されて粉砕物流入室15に移送され、ポンプ23
によって循環路17から再び粉砕室9に戻される経路を
水とともに循環されて行き、全てが細かい粉砕物とな
る。
【0097】ここで、前述のように、厨芥の粉砕中にお
いては三方弁22によって第1の経路が選択され、排水
路18から外部へ向かう流路は塞がれているので、固定
刃3や回転刃7,8が水没した状態で厨芥の粉砕が行わ
れることになり、粉砕音が遮蔽されて粉砕時の静音化を
実現することが可能になる。
【0098】また、水と粉砕室9で粉砕された厨芥は、
粉砕物流入室15から循環路17を通って再び粉砕室9
に戻されるようになっているので、固定刃3や回転刃
7,8を水没させるために多量の水は必要がなく、厨芥
の粉砕時における静音化を少量の給水で実現することが
可能になる。
【0099】粉砕が終了すると、モータ1が停止し、三
方弁22の弁位置が切り替わって第2の経路が選択され
る。これにより、排水路18から外部へ向かう流路が開
放され、粉砕された厨芥と水の混合物は排出口13から
排水路18を通って外部に排水される。このとき、再び
モータ1を回転(回転方向は問わない)させると排出が
より強力になるので、配管途中での詰まりも防止され
る。
【0100】このように、本実施の形態においても、粉
砕物流入室15から粉砕室9への混合物の移送をポンプ
23により行うことで、粉砕された厨芥の循環処理を確
実に行うことができる。
【0101】なお、以上の説明において、処理物として
野菜くずや魚の骨などの厨芥が示されているが、本発明
はこのような厨芥に限定されるものではなく、粉砕可能
な他の種々のものを適用することができる。
【0102】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、厨芥の
粉砕中において粉砕室内の水が外部に排出されることが
ないので、固定刃や回転刃が水没した状態で処理物の粉
砕が行われることになり、粉砕音が遮蔽されて粉砕時の
静音化を実現することが可能になるという有効な効果が
得られる。
【0103】また、本発明によれば、粉砕室で粉砕され
た処理物は水とともに粉砕物流入室から循環路を通って
再び粉砕室に戻されるようになっているので、固定刃や
回転刃を水没させるための多量の水が必要なくなり、処
理物の粉砕時における静音化を少量の給水で実現するこ
とが可能になるという有効な効果が得られる。
【0104】粉砕される処理物の旋回流の方向の切り換
えや、旋回方向の選択とモータの回転数によって粉砕物
の流れをコントロールするようにすれば、排水路の弁部
材が不要になって装置の省スペース化とコストの低減を
図ることが可能になるという有効な効果が得られる。
【0105】粉砕物流入室内に羽根体を取り付ければ、
粉砕物流入室に流入した処理物と水が羽根体によって強
制的に回転されるので、当該処理物を一層強力に循環路
から粉砕室に戻すことが可能になるという有効な効果が
得られる。
【0106】循環路を排水路から延ばして設け、弁部材
により第1の経路と第2の経路とを切り換えるようにす
ることで、粉砕された処理物の循環処理と排出処理とを
確実に行うことが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【0107】循環路に搬送手段を取り付けることで、粉
砕物流入室から粉砕室への粉砕された処理物の循環処理
を確実に行うことが可能になるという有効な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における粉砕処理装置を
示す断面図
【図2】図1の粉砕処理装置における旋回流の回転方向
を示す説明図
【図3】図1の粉砕処理装置の変形例を示す断面図
【図4】本発明の実施の形態2における粉砕処理装置を
示す断面図
【図5】本発明の実施の形態3における粉砕処理装置を
示す断面図
【図6】本発明の実施の形態4における粉砕処理装置を
示す断面図
【図7】従来の粉砕処理装置の構造を示す断面図
【符号の説明】
1 モータ 2 ブラケット 3 固定刃 4 ホッパ 5 シャフト 6 回転板 7 回転刃 8 回転刃 9 粉砕室 10 投入口 11 蓋 12 シンク 13 排出口 14 水栓 15 粉砕物流入室 16 制御装置(制御部) 17 循環路 18 排水路 19 弁(弁部材) 20 羽根体 21 合流部 22 三方弁(弁部材) 23 ポンプ(搬送手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に処理物と水が投入される投入口が形
    成され、前記投入口から投入された前記処理物を固定刃
    とモータにより回転される回転刃とで粉砕処理する粉砕
    室と、 前記粉砕室の下方に設けられ、前記粉砕室で粉砕処理さ
    れた前記処理物と前記水が流入する粉砕物流入室と、 前記粉砕物流入室に接続され、粉砕された前記処理物と
    前記水が排出される排水路と、 前記粉砕室と前記粉砕物流入室とを連通する循環路と、 前記処理物の粉砕時には前記排水路を閉塞し、粉砕終了
    後にはこれを開放する弁部材とを有することを特徴とす
    る粉砕処理装置。
  2. 【請求項2】上部に処理物と水が投入される投入口が形
    成され、前記投入口から投入された前記処理物を固定刃
    とモータにより回転される回転刃とで粉砕処理する粉砕
    室と、 前記モータの回転方向を制御する制御部と、 前記粉砕室の下方に設けられ、前記粉砕室で粉砕処理さ
    れた前記処理物と前記水が流入する粉砕物流入室と、 前記粉砕物流入室の壁面の接線方向に形成され、粉砕さ
    れた前記処理物と前記水が排出される排水路と、 前記粉砕室と前記粉砕物流入室とを連通し、前記粉砕物
    流入室から前記排水路と反対の接線方向に延びる循環路
    とを有し、 前記処理物の粉砕中の旋回流を前記循環路に向かう第1
    の方向に回転させ、粉砕終了後には前記第1の方向と逆
    の第2の方向に反転させることを特徴とする粉砕処理装
    置。
  3. 【請求項3】上部に処理物と水が投入される投入口が形
    成され、前記投入口から投入された前記処理物を固定刃
    とモータにより回転される回転刃とで粉砕処理する粉砕
    室と、 前記粉砕室の下方に設けられ、前記粉砕室で粉砕処理さ
    れた前記処理物と前記水が流入する粉砕物流入室と、 前記粉砕物流入室の壁面の接線方向に形成され、粉砕さ
    れた前記処理物と前記水が排出される排水路と、 前記粉砕室と前記粉砕物流入室とを連通し、前記粉砕物
    流入室から前記排水路と反対の接線方向に延びる循環路
    とを有し、 前記処理物の粉砕中の前記モータの回転数を前記粉砕物
    流入室内の前記処理物と前記水が前記循環路を通して前
    記粉砕室へ達することのできる回転数以上の循環回転数
    とし、粉砕終了後の前記モータの回転数を循環回転数以
    下とすることを特徴とする粉砕処理装置。
  4. 【請求項4】前記粉砕物流入室には、この粉砕物流入室
    内に流入した前記処理物と前記水を強制的に回転させて
    前記循環路から前記粉砕室へ戻す羽根体が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載の粉砕処
    理装置。
  5. 【請求項5】前記循環路は前記排水路から延びて設けら
    れ、 前記循環路および前記排水路の少なくとも何れか一方に
    は、前記排出口から延びる経路を、前記循環路を通って
    前記粉砕室に戻る第1の経路と前記排水路から外部に至
    る第2の経路との何れかに切り換える弁部材が設置され
    ていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の粉砕処理装置。
  6. 【請求項6】前記循環路には、前記粉砕物流入室内の前
    記処理物と前記水を前記粉砕室へ送る搬送手段が取り付
    けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4ま
    たは5記載の粉砕処理装置。
JP25501598A 1998-09-09 1998-09-09 粉砕処理装置 Pending JP2000084430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25501598A JP2000084430A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 粉砕処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25501598A JP2000084430A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 粉砕処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000084430A true JP2000084430A (ja) 2000-03-28

Family

ID=17273020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25501598A Pending JP2000084430A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 粉砕処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000084430A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238164A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Hiroshi Fujita 生ゴミ処理装置
JP2006297186A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2006346665A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Shinyo Sangyo Kk 加水破砕自動移送ディスポ−ザ−ユニット。
JP2007152177A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2007160279A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2007160278A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2007167714A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Toto Ltd 厨芥処理装置
WO2008053965A1 (fr) * 2006-11-02 2008-05-08 Max Co., Ltd. Appareil d'évacuation de déchets circulant
JP2011088128A (ja) * 2009-07-14 2011-05-06 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2014210244A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社フロム工業 ディスポーザ
EP2117738A4 (en) * 2007-02-13 2016-10-19 Emerson Electric Co FOOD WASTE DISPOSAL SYSTEM WITH WATER RECYCLING

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4699703B2 (ja) * 2004-02-27 2011-06-15 藤田 寛 生ゴミ処理装置
JP2005238164A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Hiroshi Fujita 生ゴミ処理装置
JP2006297186A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2006346665A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Shinyo Sangyo Kk 加水破砕自動移送ディスポ−ザ−ユニット。
JP2007152177A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2007160279A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2007160278A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2007167714A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Toto Ltd 厨芥処理装置
WO2008053965A1 (fr) * 2006-11-02 2008-05-08 Max Co., Ltd. Appareil d'évacuation de déchets circulant
EP2117738A4 (en) * 2007-02-13 2016-10-19 Emerson Electric Co FOOD WASTE DISPOSAL SYSTEM WITH WATER RECYCLING
JP2011088128A (ja) * 2009-07-14 2011-05-06 Toto Ltd 厨芥処理装置
JP2011088129A (ja) * 2009-07-14 2011-05-06 Toto Ltd 固形物処理装置
JP2014210244A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 株式会社フロム工業 ディスポーザ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4959820B2 (ja) ローターを備えた移送ユニット及びこれを用いた生ごみ処理装置
KR100459862B1 (ko) 음식물쓰레기 처리장치
JPH03245855A (ja) 生ゴミ粉砕処理装置
US20150136683A1 (en) Grinding and dewatering apparatus of food waste by centrifugation
KR100845540B1 (ko) 디스포저의 세정 방법
JP2000084430A (ja) 粉砕処理装置
JPH09964A (ja) 厨芥破砕処理システム
KR200414796Y1 (ko) 음식물 쓰레기 처리장치
JP2008126176A (ja) 生ごみ処理装置
KR100573965B1 (ko) 음식물 찌꺼기 처리장치
JP2006297186A (ja) 厨芥処理装置
JPH08192068A (ja) 厨芥処理機及び厨芥処理方法
JPH05209389A (ja) 紙料精選装置
JP3747411B2 (ja) 有機性廃棄物の破砕方法及び装置
JP3700224B2 (ja) 厨芥処理機
JP2001179120A (ja) 厨芥処理機
JPH09206617A (ja) 残渣処理装置
KR20060008536A (ko) 음식물쓰레기 처리장치용 파쇄구
JP2005211821A (ja) 生ごみ処理機
JP2005177659A (ja) 生ごみ処理器
KR200360297Y1 (ko) 음식물 찌꺼기 처리장치
JPH06182315A (ja) 厨芥処理装置
JPS63310652A (ja) ディスポ−ザ用水噴射装置
JPH0615252A (ja) 厨芥処理機
JP2005313007A (ja) ディスポーザの生ごみ破砕方法、ディスポーザおよびその駆動モータの運転制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050711

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050816

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070322

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125