JP4821073B2 - Seedling transplanter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、苗移植機に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
上記苗移植機は、縦横並列に並ぶ苗入りの育苗ポットをもつ苗トレイが所定の搬送路に沿って搬送され、その搬送途中で育苗ポットから苗押出し装置により苗が押し出されと共に、この押し出された苗の床土部が苗搬送装置の苗ホルダ内に押し込まれるようになっており、そして、その苗が所定位置に搬送されると苗の床土部がホルダから取り出されて圃場に植え付けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記苗ホルダの苗保持部には押し込まれる苗の床土部を収容保持するが、このとき、この苗ホルダと床土部との間の保持抵抗が小さいと、苗押出装置の戻り行程時に苗の連れ戻しがあったり、また、苗ホルダからの苗取出時には苗が必要以上に抜け出したりして植付姿勢を乱す虞れがあった。本発明は、このような事態を防止することを目的としている。また、畦越用フロントア−ムの下方への押し下げ操作で機体前部の浮き上がりを防止しつつ安全に畦越えさせることができるようにすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次のような技術的手段を講じた。すなわち、請求項1記載の本発明は、左右一対の操向可能な前輪(6)と、左右一対の後輪(7)と、前輪(6)を操向操作するためのハンドル(12)と、操縦座席(13)を備える走行車体(2)を設け、該走行車体(2)の後側にリンク装置(3)を介して植付部(4)を昇降可能に装着し、機体の前部に畦越用フロントアーム(153)を設け、該畦越用フロントアーム(153)を、収納位置から前方へスライドさせて引き出した使用位置へ変更する構成とし、且つピン軸(156)を支点に下方へ押し下げ操作できる構成とすると共に、該ピン軸(156)を支点に畦越用フロントアーム(153)を押し下げ操作すると機体の走行伝動用のクラッチが入りとなる構成とした苗移植機とする。
【0005】
従って、苗移植機を畦越えさせる場合には、オペレ−タは機体から降りた状態で機体の前部から畦越用フロントア−ムを下方に押し下げながら走行伝動クラッチを入りにして機体を前進させる。
【0006】
また、請求項2記載の本発明は、畦越用フロントアーム(153)が収納位置のときは機体の走行伝動用のクラッチが入りとなり、畦越用フロントアーム(153)を使用位置まで引き出すと前記クラッチが切りとなり、使用位置にある畦越用フロントアーム(153)を押し下げ操作すると前記クラッチが入りとなる構成とした請求項1記載の苗移植機とする。
【0007】
また、請求項3記載の本発明は、植付部(4)は、苗トレイ(T)を苗トレイ搬送路(31)に沿って搬送させる苗トレイ送り装置(32)と、苗取出位置(P)で苗トレイ(T)から横一列分の苗を押し出して取り出す苗押出装置(33)と、該苗押出装置(33)で取り出された苗を苗ホルダ(90)に収容して下側前方に弧を描くような軌跡で搬送する苗搬送装置(34)と、該苗搬送装置(34)によって搬送された苗を苗ホルダ(90)から取り出す苗取出装置(35)と、苗ホルダから取り出された横一列分の苗を横送りする苗送りベルト(36)と、該苗送りベルト(36)によって搬送されてくる苗を受け取って圃場に植え付ける苗植付装置(37)を備え、前記苗ホルダ(90)は、苗押出装置(33)により押し込まれた苗の床土部を保持する苗保持部(90a)内の適所に、押し込まれる苗の床土部を係止保持する固定式係止突起(90d)と、押し込まれる苗の床土部を係止保持する出没可能な可動式係止突起(90e)を備え、固定式係止突起(90d)は苗保持部(90a)内での左右側壁部(90b)から左右方向に突設し、可動式係止突起(90e)は苗保持部(90a)内での底壁部から上下方向に出没する構成とし、操縦座席(13)の前方足元近くには走行クラッチ・ブレーキ装置を操作するペダル(150)を設けた請求項1又は請求項2記載の苗移植機とする。
従って、請求項1又は請求項2記載の本発明の作用に加えて、苗押出装置の押出ピンによって苗が押し出される。そして、押し出された苗の床土部が苗ホルダの苗保持部にそれぞれ収容保持される。苗ホルダの苗保持部内に押し込まれた苗床土部は、固定式係止突起と可動式係止突起とによって食い込むように係止保持される。苗ホルダの苗保持部内での苗挿入時における抵抗力は、その苗保持部内の左右側壁部よりも底壁部において最も強く作用するため、この底壁部において出没可能な可動式係止突起を設けることで、苗保持部内に苗が押し込まれる時、可動式係止突起は最初はその押込力によって没入するが、以後は床土部に食い込むように突入して係止保持することになる。苗保持部内の左右側壁部にかかる抵抗力は比較的弱いため、固定式係止突起によって押し込まれた苗床土部を左右から係止保持することになる。操縦座席の前方足元近くのペダルで、走行クラッチ・ブレーキ装置を操作できる。
【0008】
【発明の効果】
以上、要するに、請求項1記載の発明によれば、畦越用フロントアームを、収納位置から前方へスライドさせて引き出した使用位置へ変更できると共にピン軸を支点に下方へ押し下げ操作できる。そして、該ピン軸を支点に畦越用フロントア−ムの下方への押し下げ操作で機体前部の浮き上がりを防止しつつ安全に畦越えさせることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果を奏するものでありながら、苗移植機を畦越えさせる場合には、畦越用フロントア−ムを使用位置まで引き出すと、走行クラッチは切り状態となるため、オペレ−タは機体から降りた状態で機体の前部から畦越用フロントア−ムを下方に押し下げながら走行伝動クラッチを入りにして機体を前進させることができる。
【0009】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明による効果を奏するものでありながら、固定式係止突起と可動式係止突起による2通りの係止保持手段によってホルダ内に押し込まれた苗床土部を係止保持するので、全体として苗挿入時における抵抗力が増し、苗押出し戻り行程での苗連れ戻り防止と、搬送時におけるホルダ内での苗移動防止を図ることができるに至った。そして、苗ホルダ内では最も抵抗力のかかる底壁部において可動式係止突起を作用させるようにしたので、苗押込時におけるホルダ内への苗挿入が行い易く安定化し得る効果がある。更に、操縦座席の前方足元近くのペダルで、走行クラッチ・ブレーキ装置を操作できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいて説明する。この苗移植機1はイ草用で、乗用走行車体2の後側にリンク装置3を介して6条植えの植付部4が昇降可能に装着され、また、走行車体2の後部には、側条施肥装置5の肥料ホッパ5aと、各条ごとに肥料を繰り出す肥料繰出装置5b,…が配設されている。
【0011】
走行車体2は、駆動回転する左右一対の操向可能な前輪6,6及び駆動回転する左右一対の後輪7,7を備え、フレーム8上の前側にミッションケース9、その後側にエンジンEが搭載され、エンジンEの回転動力はベルト伝動装置10によりミッションケース9の上部に取り付けた油圧ポンプに一旦伝動され、そこから、無段変速操作可能なベルト伝動装置11によりミッションケース9内に伝動される。そして、ミッションケース9内のトランスミッションで変速された動力が、前輪6,6及び後輪7,7に伝動されるとともに、伝動軸9a、中間ギヤケース9b、伝動軸9cを介して植付部4に伝動される。なお、図中の12は前輪6,6を操向操作するためのハンドル、13は操縦者が座る操縦座席、14は操縦者が走行車体上を移動するためのステップフロア、15は予備の苗を載せておく予備苗載台、16は次行程における走行車体2の進路を圃場面に線引きする線引きマーカである。
【0012】
リンク装置3は、走行車体2のフレーム8の後端部に固着のリンクベース20に上リンク21,21及び下リンク22,22が回動自在に取り付けられ、これら上下リンクの後端部に連結枠23が連結されている。そして、その連結枠23の下端部に、植付部4側に回転自在に支持されたローリング軸24の前端部が挿入連結される。これにより、植付部4は進行方向に対してローリング自在に装着される。また、リンク装置3を駆動するための油圧シリンダ26が、基部側をフレーム8に取り付けて設けられていて、そのピストンロッド側が上リンク21,21の基部から下向きに一体的に固着されたアーム27の先端部にスプリングを介して連結されている。この油圧シリンダ26が伸縮作動すると、上下のリンク21,21,22,22がリンクベース20側の支軸回りに回動し、植付部4が昇降動するようになっている。
【0013】
この苗移植機には苗トレイで育成された苗が使用される。苗トレイTは可撓性を有するプラスチック製で、図4に図示されているように、複数の育苗ポットTaが所定のピッチpで縦横に連設されている。苗トレイTの左右中央部には、育苗ポットの間隔が広い広間隔部Tbが設けられている。また、苗トレイTの左右両縁部には、苗送り用の角孔Tcが育苗ポットと同ピッチで形成されている。
【0014】
植付部4の上部に後下がりに傾斜した上下2段の苗載台30,30が左右並列に3組設けられ、これら各組の苗載台の後端部に苗トレイ搬送路31が接続されている。各苗トレイ搬送路31は、上下の苗載台30,30から1個づつ供給される苗トレイを前半は下向きに搬送し、途中で搬送方向を徐々に変え、後半は上向きに搬送する側面視略U字状に形成されている。この苗トレイ搬送路31に対応して、苗トレイを苗トレイ搬送路31に沿って搬送させる苗トレイ送り装置32と、苗取出位置Pで苗トレイから横一列分の苗を押し出して取り出す苗押出装置33と、取り出された苗を後述する苗ホルダに収容して下側前方に弧を描くような軌跡で搬送する苗搬送装置34と、苗搬送装置によって搬送された苗を苗ホルダから取り出す苗取出装置35と、苗ホルダから取り出された横一列分の苗を半分づつ左右両側に横送りする左右一対の苗送りベルト36と、該苗送りベルトによって搬送されてくる苗を受け取って圃場に植え付ける苗植付装置37とが設けられている。また、苗トレイ搬送路31の終端部には、苗を取り出された後の空の苗トレイを複数個上下に重ねた状態で収容することのできる空箱収容枠38が設けられている。
【0015】
上記苗トレイ搬送路31及び各装置を支持するとともにこれら装置への伝動機構を内蔵する植付部フレーム40は、苗トレイ搬送路31のU字の内側に配した駆動ケース41と一体に組み付けられている。そして、植付部フレーム40の背面部から4個の植付伝動フレーム45が後方に延ばされ、その後端部に苗植付装置37が設けられている。また、駆動ケース41の上面に苗載台支持フレーム46の基部が固着され、これで上下2段の苗載台30,30を支持している。前記ローリング軸24は、植付部フレーム40の前面左右中央部に固着の植付部支持ブラケット48に取り付けた軸受ケース50に回転自在に挿入されている。これにより、植付部全体がローリング自在に支持されている。
【0016】
植付部4の下部にはセンターフロート52と左右一対のサイドフロート53,53が設けられており、植付作業時は、これらフロートが圃場面を整地しながら滑走する。これら各フロート52,53,53には、各条の苗植付位置の近傍の圃場面に施肥用の溝を形成する作溝器54が取り付けられ、その後側に平面視断面が後方開口のU字状の施肥ガイド5cが取り付けられ、そこに肥料繰出装置5bから繰り出される肥料を移送する施肥ホース5dが各条ごとに連結されている。
【0017】
次に、植付部4の各部の構成について説明する。
図5に苗トレイ送り装置32の構成を示す。苗トレイ送り装置32は、苗押出位置Pで作用する各左右一対の送り爪60及び係止爪61を備えている。送り爪60は、主送り爪60aと、これに回動自在に取り付けられトルクスプリング60cによって苗トレイ搬送路側に付勢された副送り爪60bとからなっており、苗トレイ搬送路に沿って上下に往復動し、下動するときには苗トレイTの前記角孔Tcに係合し、上動するときは角孔との係合が外れて次の角孔まで乗り越すように作動する。係止爪61は、送り爪60の動作と連動し、送り爪60が下動するときには角孔から外れ、送り爪60が上動するときには角孔に係合して苗トレイを支えるように作動する。
【0018】
これら送り爪60及び係止爪61の作動により、苗トレイ搬送路31に沿って苗トレイがポット配列の1ピッチ分づつ間欠的に送られる。図5に示されているように苗トレイが切り替わるときには、主送り爪60aは先行の苗トレイT(1)の角孔Tcに係合し、副送り爪60bは後続の苗トレイT(2)の角孔Tcに係合することとなり、両方の苗トレイT(1),T(2)を確実に送ることができる。副送り爪60bが後続の苗トレイT(2)の角孔Tcにうまく入らない場合は、鎖線で示すように副送り爪60bが後方に回動して逃げるので、主送り爪60aは先行の苗トレイT(1)の角孔Tcに間違いなく入る。このため、苗トレイ送りに支障が生じない。
【0019】
送り爪の作動機構は以下の構成となっている。すなわち、駆動ケース41の下部に支承された左右方向のカム軸64に苗トレイ送りカム65を設け、ローラ支持アーム66に回転自在に支持されたローラ67を上記カム65の外周面に常時当接するようにローラ支持アーム66をスプリング68で付勢している。ローラ支持アーム66は、駆動ケース41の上部に設けた苗トレイ送り駆動軸69にこれと一体回動するように取り付けられている。また、苗トレイ送り駆動軸69に苗トレイ送り作動アーム70を取り付け、該苗トレイ送り作動アームと送り爪60を支持する苗トレイ送り駆動アーム71とを連結ロッド72を介して連結している。苗トレイ送り駆動アーム71は、回転自在に支持された回転軸73に取り付けられている。この構成により、苗トレイ送りカム65が回転すると、ローラ支持アーム66が揺動し、そのローラ支持アーム66の揺動が苗トレイ送り駆動アーム71に伝えられ、送り爪60が上下に往復動する。74は手動送りレバーで、苗トレイ送り駆動軸69との連結を解除した状態でこれを反復回動させることにより苗トレイ移送路31に残った苗トレイを取り出すことができる。
【0020】
なお、図6及び図7に示すように、副送り爪60bのア−ム基端側には、送り方向に融通機構(長穴75)を設けることにより、この副送り爪60bのストロ−クを主送り爪60aのそれよりも少なくすることによって苗トレイの送り不良を防止するようにしている。つまり、かかる実施例では、主送り爪60aと副送り爪60bとは苗トレイ送り駆動アーム71に対し連結ピン76を介して同一軸芯上に連結するが、副送り爪60bのみは長穴75を介して融通可能に設けた構成とし、ストロ−クを小さくすることによって苗トレイを確実に送ることができるようにしている。
【0021】
苗トレイ搬送路31の上部には、横方向に隣接する苗同士による葉の絡み付きを分離する分離櫛77が設けられている。この分離櫛77は横列の各苗の経路の間に棒状の歯77a,77b,…を並列に配置したもので、図3及び図4に示すように、苗トレイ搬送路に対する角度が小さい歯77aと大きい歯77bとが交互に配列してあり、分離櫛77を通過する時に苗にかかる抵抗を少なくしている。これは、苗に大きな抵抗がかかることにより、苗トレイ送りが阻害されたり、苗トレイのポットから苗が抜けてしまうことを防止するためである。
【0022】
また、苗押出位置Pの少し上の位置には、苗が後記苗ホルダ90に良好に嵌り込むように苗の茎葉を上方に持ち上げておく抵抗棒78が設けられている。この抵抗棒78は、図9に示すように、上死点に位置する苗ホルダ90の後端よりも少し後方で、比較的苗ホルダ90に近い高さに設けるのが好ましい。
【0023】
図8に苗押出装置33の構成を示す。苗トレイの育苗ポット内に挿入して苗を押し出す苗押出ピン80が、育苗ポットと同数同ピッチで配置されている。苗押出ピン80を保持する保持体81の左右端部は、前後方向に摺動自在な左右一対のスライド軸82に取り付けられている。スライド軸82に形成されたラック82aに、苗取出駆動軸83に取り付けた扇形ギヤ84が噛み合っている。また、苗取出駆動軸83には円形ギヤ85が取り付けられ、それにギヤアーム86の外周面に形成された円弧状ギヤ部86aが噛み合っている。ギヤアーム86の中間部にはローラ87が回転自在に支持されており、このローラ87が溝カム88の溝88aに摺動自在に嵌合している。
【0024】
この構成により、溝カム88が回転すると、スライド軸82が前後にスライドし、苗押出ピン80が育苗ポットTaに対し突出及び退避動作を行う。後記苗ホルダ90が移動軌跡Kの上死点で停止している時に苗押出ピン80が突出作動し、育苗ポットの底部に形成された切れ目から該ポット内に挿入され、苗を後方に押し出す。押し出された苗は苗ホルダに収容される。その後、苗押出ピン80が退避作動し、苗を収容した苗ホルダが下方へ移動する。
【0025】
苗押出ピン80の突出作動は初速は遅く次第に速くなるように溝カム88の形状が設定されているので、苗押出ピン80が苗の床土部に当たるときの衝撃が和らげられ、柔らかい床土部の場合でも穴が開きにくい。また、仮に苗押出ピン80が苗の床土部に突き刺さったとしても、苗押出ピン80が苗から離れてから苗ホルダが下方へ移動するように苗押出ピン80の退避作動を速くしているので、床土部が崩れることはない。なお、従来の溝カムの形状は鎖線で示す通りであり、苗押出ピン80がほぼ等速度で突出及び退避動作を行うようになっていた。
【0026】
苗搬送装置34は、図9〜図11に示す苗ホルダを備えている。苗ホルダ90は、前後に開口し上方が切り欠かれた形状の苗保持部90aが苗トレイの横一列のポット数と同数に形成されており、その内部に床土部が嵌合する状態で苗を保持するようになっている。苗保持部90aを構成する本体仕切壁90bは、前上部が側面視で斜めに切り取られて外傾斜面90b1が設けられ、苗ホルダ90が苗押出位置Pと同じ高さにあるとき前記抵抗棒78と苗押出位置Pにある育苗ポットTaの中心を結ぶ線よりも後ろ側に位置するようになっている。これにより、抵抗棒78に持ち上げられた苗の茎葉が絡んでいても、本体仕切壁90bには引っ掛からない。また、この本体仕切壁90bは苗保持部90a側の内壁面部にも入り口側ほど広くなるようにテ−パ−状の内傾斜面90b2が設けられて苗が入り易くなる構成としている。なお、かかる本体仕切壁90bの前部は全体として円錐形をなすように構成しておくとよい。そして、本体仕切壁90bの背面部から後方に向け、本体仕切壁90bよりも壁厚が薄い延長仕切壁90cが延びている。
【0027】
苗保持部90aの左右側壁部には、互いに対向する横方向に突設する固定式係止突起90dが設けられ、苗保持部90a内に押し込まれる苗床土部を左右から係止保持するように構成されている。また、苗保持部90aの底壁部には上下方向に出没自在な可動式係止突起90eが設けられ、苗保持部内への苗押込時にはこの係止突起90eが押込抵抗を受けて没入方向に下動し、苗が苗保持部内の所定位置に押し込まれた時には係止突起90eは苗保持部90a内に上動突出して苗の床土部に食い込むように係止保持するようになっている。
【0028】
固定式係止突起90dは前部ほど左右壁面からの突出量が少なく後部ほど突出量が多い楔状をしている。底壁部の可動式係止突起90eは、前側より後側の突出量を大きくしたテ−パ−状構成とすると共に、左右壁面側の係止突起90dよりも少し前側に配置されている。従って、かかる各係止突起90d,90eの形状及び配置構成によれば、苗押出ピン80に押し出された苗が苗保持部90aに挿入しやすく、しかも苗押出ピン80が苗を連れ戻すことがなくなる。
【0029】
なお、可動式係止突起90eの作動機構については後述する。
苗ホルダ90は左右各上下一対の揺動リンク91,92に支持されてあり、平行リンクである揺動リンク91,92の後端部同士を連結する連結リンク93の延長部に取付プレート95を一体に取り付け、左右の取付プレート95同士を連結する連結棒96の左右中央部に固着した支持体97の前端部に苗ホルダ90が支持されている。(図3、図12参照)揺動リンク91,92が揺動することにより、苗ホルダ90は一定姿勢のまま円弧状の移動軌跡Kを描いて往復移動する。
【0030】
苗ホルダ90が移動軌跡Kの上端で停止しているとき、苗トレイ送り作動により横一列の苗の茎葉が苗保持部90aに上から入り込む。その際、茎葉の根元部分は本体仕切壁90bの間を通り、それよりも先端側部分は延長仕切壁90cの間を通る。本体仕切壁90bの前上部が側面視で斜めに切り取られた形状となっているので、苗の茎葉が本体仕切壁90bに引っ掛からない。また、延長仕切壁90cは肉厚が薄いので、葉の先端側が広がった状態で生えているイ草の苗であっても、葉が延長仕切壁90cに引っ掛かることなく苗保持部90aに入りやすい。葉茎部を延長仕切壁90cの間に通すことにより、苗を前後真っ直ぐにさせられる。そして、苗取出位置Pに位置する苗トレイの横一列の育苗ポットから苗が後方に押し出され、その苗の床土部が苗ホルダの各苗保持部90a内に押し込まれる。苗を保持した苗ホルダ90は移動軌跡Kの下端まで移動し、苗取出装置35により苗が取り出される。
【0031】
可動式係止突起の作動機構については図10に示すようになっている。各苗保持部の可動式係止突起90eは、左右の側板101,101に回動自在に架設された共通の軸102に取り付けられていて、この軸102には可動式係止突起90eと一体に回動するように回動アーム103が取り付けられている。そして、回動アーム103は、係止突起90eが常時突出する方向に作動するよう引っ張りスプリング104で付勢されていて、外力が加わっていないときはストッパ105によって規制される位置まで回動するようになっている。
【0032】
図12乃至図14に苗取出装置35の構成を示す。苗取出装置35は、移動軌跡Kの下死点直前に到達した苗ホルダ90の苗保持部90aを前後に通り抜け可能な櫛状の苗叩き120が上下回動するように設けられており、苗ホルダ90の各苗保持部に保持されている苗を苗叩き120が受け止め苗ホルダ90のみを通過させて苗を取り出すとともに、苗叩き120が下向きに回動し、該苗叩きの背面から突出している突起120が取り出された苗を苗送りベルト36上に叩き落すようになっている。
【0033】
苗叩き120は、回動自在に設けた左右方向の苗叩き取付軸121に一体的に取り付けられている。苗叩き取付軸121に固定の回動アーム122にローラ123が回転自在に支持され、該ローラが苗叩きカム軸124に取り付けられた苗叩きカム125のカム面に当接するように、スプリング126にて回動アーム122を付勢している。苗叩きカム125が回転すると、該カムの凹部にローラ123が嵌り込むとき苗叩き120が素早く下向きに回動し、すぐに元の位置に復帰するように作動する。
【0034】
苗叩き120には、苗を取り出した後の苗ホルダ90から苗保持部内に挿入されて苗ホルダ90に付着した泥を除去する泥落しブラシ127が取り付けられている。この泥落しブラシ127は、苗搬送ベルト140よりも前方位置に設けられ、除去された泥が苗送りベルト36の上に落下しないようになっている。なお、苗ホルダの往き行程では苗ホルダの移動軌跡の上方に位置し、戻り行程になってから移動軌跡の位置まで下降するように泥落しブラシを苗叩き120と別に設けると、泥落しブラシによって掻き落とされる泥が前方に飛ばされるようになるので、苗送りベルト36の上に泥が落下するのを確実に防げる。
【0035】
また、苗取出装置35には、苗叩き120によって苗ホルダからうまく取り出せなかった苗を取り除く左右一対の苗取除具130が設けられている。この苗取除具130は、平面視鋸刃状の前端縁130aが形成され、下面に側面視半円形の突起130bが形成された板体で、支持体131を介して苗叩き取付軸121に回動自在に嵌合する取付アーム132と一体に取り付けられている。左右の取付アーム132,132は連結軸132aを介して連結されている。右側の取付アーム132と一体に回動するローラ支持アーム133にローラ134が回転自在に支持され、該ローラが苗叩きカム軸124に取り付けられた苗取除具作動カム135のカム面に当接するように、スプリング136にてローラ支持アーム133を付勢している。
【0036】
苗叩きカム125と同期して苗取除具作動カム135が回転し、苗ホルダ90が往き行程を移動するときは苗ホルダの移動軌跡Kの上方で待機していた苗取除具130が、苗ホルダ90が戻り行程を移動するときに苗ホルダの移動軌跡Kの下側近傍まで下動する。苗の茎葉が苗ホルダ90に引っ掛かっていることにより苗ホルダ90から苗が完全に取り出されなかった場合、苗Nは苗ホルダ90から吊り下がった状態になって連れ戻される。この連れ戻される苗を苗取除具130がその鋸刃状の前端縁130aで受け止めて、苗ホルダ90から引き離す。このとき、苗取除具130に引っ掛かっていない茎葉が上に広がらないように突起130bによって押えられている。
【0037】
苗取除具130の上方を苗ホルダ90が通過すると、苗取除具130は上動する。この上動位置では、ローラ134が苗取除具作動カム135の凹凸面に当接するので、苗取除具130は上下に小刻みに反復動して、苗に振動を与える。これにより、苗ホルダ90に連れ戻される苗Nが苗ホルダ90から確実に分離されるとともに、苗取除具130から苗の茎や葉が外れる。
【0038】
苗送りベルト36は左右一対設けられ、それぞれ作用部が外側へ移動するようになっている。苗取出装置35により取り出された横一列分の苗Nは、左右一対の苗送りベルト36の上に整列状態で落下し、これを受けた苗送りベルト36が左右半分づつの苗をそれぞれ左右両側に搬送する。苗送りベルト36で搬送された苗Nは、適当な隙間を開けて設けられている一対の植付ガイド143の間に落とし込まれる。
【0039】
苗植付装置37は、植付伝動フレーム45の後端部に設けられた植付駆動軸140と一体回転する回転ケース141に一対の苗植込具142,142が取り付けられ、苗植込具142,142が閉ループの先端軌跡を描いて移動する。各苗植込具142は、一対の植付ガイド143の間に落とし込まれた苗を交互に一株づつ取り、それを一対の植付ガイド143の間を移動させて圃場に植付ける。
【0040】
藺草苗は、通常、苗箱Cとこの苗箱内に装填される苗トレイTとで構成される育苗器によって育苗されるようになっているが、根張りの悪い苗によると、苗押出装置で苗を押し出す時、径6mm程度の苗押出ピン80では床土部に穴が開くだけで苗がポットから抜け出ない問題があった。そこで、苗押出ピンの径を10〜12mm程度にまで大きくすると上記問題点は解消されることになったが、この場合には、このピン径の拡大に応じて苗箱及びトレイの穴径も現行のものより大きくする必要がある。従って、例えば、苗押出ピンの径を10mm(図19参照)とすれば、苗箱Cの底穴Caに対し苗押出ピンがスム−スに入るようにその穴径を11〜12mm(図15参照)程度とし、また、トレイT側も同様に育苗ポットTaの底部に10〜12mm程度の穴径又は切り目Td(図19参照)を施しておくとよい。なお、図15はその苗箱Cの平面図を示し、図16は苗トレイTの平面図を示してあり、そして、図17は苗箱C内に苗トレイTを装填した場合の平面図を示している。図18は苗トレイの側面図であり、図19は育苗ポットTaの断面図及び苗押出ピン80を示している。図19に示す育苗ポットTaは、内部が空洞に形成され、下に行くに従って若干狭くなり、その底部には苗押出ピン80が突入するY字型の切り目Tdが施されている。なお、苗トレイTには苗送り用の角孔Tcが形成されている。
【0041】
苗移植機1の操縦座席13の前方足元近くには機体の走行伝動を入切操作するクラッチペダル150が設けられている。このクラッチペダル150は、これの踏込・非踏込操作でロッド151の上下動によりソレノイドバルブ152を切替作動させて、クラッチを断続させるべく走行クラッチ・ブレ−キ装置に連動させている。そして、ペダル踏込操作でクラッチ切り後はブレ−キ装置によってブレ−キがかかるようになっている。
【0042】
また、機体の前部には前後方向に出し入れ可能な畦越用フロントア−ム153が設けられている。この畦越用フロントア−ム153は、図1の実線で示す収納位置と仮想線で示す前方に引き出した使用位置とに変更できる構成である。
図20〜図22に示すように、畦越用フロントア−ム153を特に図22の(イ)に示す収納位置から前方に引き出して図22の(ロ)に示す使用位置に変更すると、前記クラッチペダル150から走行クラッチ・ブレ−キ装置への操作連動機構中に連動連結させたクラッチ入切作動ア−ム154のロ−ラ155が、スライドア−ム153aの切欠段部153bに落ち込むことによりクラッチ切りとなり、更に、図22の(ハ)に示すように、この畦越用フロントア−ム153を引き出した状態からピン軸156を支点として下方に押し下げ操作すると、ア−ム153aの切欠段部153bがロ−ラ155を押し上げ、クラッチ入切作動ア−ム154の作動によりクラッチ入りとなるよう連動構成している。なお、図中、支持枠157はスライドア−ム153aがピン軸156を支点として上下動するよう若干のガタを持たせた構成としている。ピン軸156はガイドレ−ル(図示省略)によって案内支持するように構成する。クラッチ入切作動ア−ム154は中間部の軸154a回りに揺動する構成であり、一端部のロ−ラ155側とは反対側の他端部は前記ロッド151に連動連結させた構成としている。
【0043】
畦越用フロントア−ム153の図22(イ)に示す収納位置では、クラッチ「入」状態であり、この時には、オペレ−タは通常の乗車運転状態でクラッチペダル150の操作にて走行伝動クラッチの入切操作を行う。
しかして、苗移植機を畦越えさせる場合には、畦越用フロントア−ム153を前方に引き出す。すると、走行クラッチは切り状態となるため、オペレ−タは機体から降りた状態で機体の前部から畦越用フロントア−ム153を下方に押し下げながら走行伝動クラッチを入りにして機体を前進させ、しかも、この畦越用フロントア−ム153の下方への押し下げ操作で機体前部の浮き上がりを防止しつつ安全に畦越えさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗移植機の側面図である。
【図2】苗移植機の平面図である。
【図3】植付部の一部を示す側面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】苗送り装置の側面図である。
【図6】同上要部の側面図である。
【図7】送り爪の側面図である。
【図8】苗押出装置の側面図である。
【図9】苗ホルダ、抵抗棒等の側面図である。
【図10】苗ホルダの側面図である。
【図11】苗ホルダの(a)平面図、及び(b)背面図である。
【図12】苗取出装置の平面図である。
【図13】苗叩きを主にして示した苗取出装置の側面図である。
【図14】苗取除具を主にして示した苗取出装置の側面図である。
【図15】苗箱の平面図である。
【図16】苗トレイの平面図である。
【図17】苗箱内に苗トレイを装填した場合の平面図である。
【図18】苗トレイの側面図である。
【図19】育苗ポットの側断面図及び苗押出ピンの側面図である。
【図20】畦越用フロントア−ムとクラッチペダルとの連動関係を示す側面図である。
【図21】畦越用フロントア−ムの平面図である。
【図22】畦越用フロントア−ムの作用状態を示した側面図である。
【符号の説明】
1:苗移植機、2:走行車体、3:リンク装置、4:植付部、6:前輪、7:後輪、12:ハンドル、13:操縦座席、31:苗トレイ搬送路、32:苗トレイ送り装置、33:苗押出装置、34:苗搬送装置、35:苗取出装置、36:苗送りベルト、37:苗植付装置、90:苗ホルダ、90a:苗保持部、90b:本体仕切壁、90d:固定式係止突起、90e:可動式係止突起、150:クラッチペダル、153:畦越用フロントアーム、P:苗取出位置、T:苗トレイ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is used in a seedling transplanter.
[0002]
[Prior art]
In the seedling transplanter, a seedling tray having seedling pots with seedlings arranged vertically and horizontally is transported along a predetermined transport path, and the seedlings are pushed out from the seedling pot by a seedling pushing device in the middle of the transportation. The seedling floor soil part is pushed into the seedling holder of the seedling transporting device, and when the seedling is transported to a predetermined position, the seedling floor soil part is taken out from the holder and planted in the field. It is like that.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the seedling holding portion of the seedling holder accommodates and holds the floor soil portion of the seedling to be pushed. At this time, if the holding resistance between the seedling holder and the floor soil portion is small, the return stroke of the seedling extrusion device There was a possibility that seedlings were sometimes brought back, and seedlings were pulled out more than necessary when the seedlings were taken out from the seedling holder, thereby disturbing the planting posture. The present invention aims to prevent such a situation. It is another object of the present invention to make it possible to safely cross over the front of the airframe while preventing the front part of the airframe from being lifted up by pushing down the front arm for overpass.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention takes the following technical means. That is, the present invention according to
[0005]
Therefore, when the seedling transplanter is to be crossed over, the operator moves forward with the traveling transmission clutch engaged while pushing down the front arm for the overhead from the front of the aircraft while descending from the aircraft. Let
[0006]
The present invention according to claim 2When the forehead front arm (153) is in the stowed position, the clutch for driving transmission of the aircraft is engaged, and when the forehead front arm (153) is pulled out to the use position, the clutch is disengaged and The clutch is engaged when the
[0007]
Further, according to the present invention, the planting unit (4) includes a seedling tray feeding device (32) for transporting the seedling tray (T) along the seedling tray transporting path (31), and a seedling extraction position ( The seedling extruding device (33) for extruding and extracting one row of seedlings from the seedling tray (T) in P), and the seedlings extracted by the seedling extruding device (33) are accommodated in the seedling holder (90) From the seedling transporting device (34) for transporting in a trajectory that draws an arc forward, the seedling removing device (35) for taking out the seedling transported by the seedling transporting device (34) from the seedling holder (90), and the seedling holder A seedling feeding belt (36) for laterally feeding the taken out seedlings for one horizontal row, and a seedling planting device (37) for receiving the seedlings conveyed by the seedling feeding belt (36) and planting them in a field, The seedling holder (90) is pushed by the seedling extruding device (33). In a proper position in the seedling holding part (90a) for holding the seedling floor soil part, the fixed locking projection (90d) for locking and holding the seedling floor soil part to be pushed and the floor soil part of the seedling to be pushed in are engaged. A movable locking projection (90e) that can be held and held is provided, and the fixed locking projection (90d) protrudes from the left and right side wall portions (90b) in the seedling holding portion (90a) in the left-right direction and is movable. The type locking projection (90e) is configured to protrude from the bottom wall portion in the seedling holding portion (90a) in the vertical direction, and a pedal for operating the traveling clutch / brake device near the front foot of the control seat (13) ( 150) is provided as a seedling transplanter according to
Accordingly, claim 1Or claim 2In addition to the operation of the present invention described, seedlings are extruded by the extrusion pin of the seedling extrusion device. And the floor soil part of the extruded seedling is accommodated and held in the seedling holding part of the seedling holder. The seedbed soil portion pushed into the seedling holding portion of the seedling holder is locked and held by the fixed locking projection and the movable locking projection. The resistance force at the time of inserting a seedling in the seedling holding part of the seedling holder acts most strongly on the bottom wall part than on the left and right side wall parts in the seedling holding part. By providing, when the seedling is pushed into the seedling holding part, the movable locking projection is initially sunk by the pushing force, but after that, it rushes into the floor soil part and is locked and held. Since the resistance force applied to the left and right side wall portions in the seedling holding portion is relatively weak, the seedbed soil portion pushed by the fixed type locking projection is locked and held from the left and right. The driving clutch and brake device can be operated with a pedal near the front foot of the cockpit.
[0008]
【The invention's effect】
In summary, according to the invention of
According to the invention described in
[0009]
Claim 3According to the described invention, claim 1Or claim 2Since the seedbed soil portion pushed into the holder is locked and held by the two locking holding means by the fixed locking protrusion and the movable locking protrusion, while having the effect of the described invention, as a whole The resistance at the time of seedling insertion has increased, and it has become possible to prevent the seedling from being returned during the seedling extrusion return stroke and to prevent the seedling from moving within the holder during transport. Since the movable locking projection is made to act on the bottom wall portion where the most resistant force is applied in the seedling holder, the seedling can be easily inserted into the holder when the seedling is pushed in, and the effect can be stabilized. Furthermore, the travel clutch / brake device can be operated with a pedal near the front foot of the control seat.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, description will be made based on the embodiments shown in the drawings. This
[0011]
The
[0012]
In the link device 3,
[0013]
This seedling transplanter uses seedlings grown in a seedling tray. The seedling tray T is made of plastic having flexibility, and as shown in FIG. 4, a plurality of seedling pots Ta are arranged in a row at a predetermined pitch p. A wide interval portion Tb having a wide interval between the seedling pots is provided at the left and right central portions of the seedling tray T. In addition, square holes Tc for feeding seedlings are formed on the left and right edges of the seedling tray T at the same pitch as the seedling pot.
[0014]
Three sets of upper and lower two-
[0015]
The
[0016]
A
[0017]
Next, the structure of each part of the
FIG. 5 shows the configuration of the seedling
[0018]
By the operation of the feeding
[0019]
The operation mechanism of the feed claw has the following configuration. That is, the seedling
[0020]
As shown in FIGS. 6 and 7, an auxiliary mechanism (elongate hole 75) is provided in the feed direction on the arm base end side of the
[0021]
A
[0022]
Further, at a position slightly above the seedling push-out position P, a
[0023]
FIG. 8 shows the configuration of the
[0024]
With this configuration, when the
[0025]
Since the shape of the
[0026]
The
[0027]
The left and right side wall portions of the
[0028]
The fixed
[0029]
The operating mechanism of the
The
[0030]
When the
[0031]
The operating mechanism of the movable locking projection is as shown in FIG. A
[0032]
The structure of the
[0033]
The seedling tapping 120 is integrally attached to a left and right seedling
[0034]
A
[0035]
In addition, the
[0036]
When the seedling removal
[0037]
When the
[0038]
A pair of
[0039]
In the
[0040]
The grass seedlings are usually raised by a seedling device composed of a seedling box C and a seedling tray T loaded in the seedling box, but according to a seedling with poor rooting, a seedling extrusion device When the seedlings were pushed out, the
[0041]
A
[0042]
In addition, a
As shown in FIGS. 20 to 22, when the
[0043]
At the stowed position shown in FIG. 22 (a) of the
Therefore, when the seedling transplanter is to be passed over the heel, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a seedling transplanter.
FIG. 2 is a plan view of a seedling transplanter.
FIG. 3 is a side view showing a part of the planting part.
4 is a view as seen from an arrow A in FIG. 3;
FIG. 5 is a side view of the seedling feeding device.
FIG. 6 is a side view of the main part.
FIG. 7 is a side view of the feeding claw.
FIG. 8 is a side view of the seedling extrusion device.
FIG. 9 is a side view of a seedling holder, a resistance bar, and the like.
FIG. 10 is a side view of the seedling holder.
11A is a plan view of a seedling holder, and FIG.
FIG. 12 is a plan view of the seedling extraction device.
FIG. 13 is a side view of the seedling picking device mainly showing seedling tapping.
FIG. 14 is a side view of the seedling removal device mainly showing the seedling removal tool.
FIG. 15 is a plan view of a seedling box.
FIG. 16 is a plan view of a seedling tray.
FIG. 17 is a plan view when a seedling tray is loaded in the seedling box.
FIG. 18 is a side view of a seedling tray.
FIG. 19 is a side sectional view of a seedling pot and a side view of a seedling push pin.
FIG. 20 is a side view showing the interlocking relationship between the front arm for the overpass and the clutch pedal.
FIG. 21 is a plan view of a front arm for Banetsu.
FIG. 22 is a side view showing the operating state of the front arm for the overpass.
[Explanation of symbols]
1: seedling transplanter, 2: traveling vehicle body, 3: link device, 4: planting part, 6: front wheel, 7: rear wheel, 12: handle, 13: steering seat, 31: seedling tray transport path, 32: seedling Tray feeding device, 33: seedling extruding device, 34: seedling conveying device, 35: seedling removing device, 36: seedling feeding belt, 37: seedling planting device, 90: seedling holder, 90a: seedling holding portion, 90b: main body partition Wall, 90d: fixed locking protrusion, 90e: movable locking protrusion, 150: clutch pedal, 153: front arm for overpass, P: seedling extraction position, T: seedling tray
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