JP4820704B2 - 筆記具及び筆記具用インキカートリッジ - Google Patents
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本発明は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底円筒状の容器8と、該容器8の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体9とからなるインキカートリッジ7と、容器8の開口部内周面に嵌入され且つ栓体9を後方に押圧してインキカートリッジ7を開栓する接続管部53とを備えた筆記具であって、容器8の開口部内周面に環状突起81を設け、インキカートリッジ7の開栓前において、栓体9の外周面が、環状突起81を前方から後方へ乗り越え且つ環状突起81に環状に密接してなること(構成1)を要件とする。
前記構成1の筆記具1において、環状突起81の後方の、容器8の開口部内周面に、環状当接部82を設け、栓体9の外周面を容器8の開口部内周面に嵌着した状態において、栓体9の外周面が環状突起81と環状当接部82とに環状に密接してなること(構成2)が好ましい。
前記構成2の筆記具1において、栓体9の外周面の前側に、前方に向かって外径が漸減する第1の環状傾斜面91を設け、栓体9の外周面の後側に、後方に向かって外径が漸減する第2の環状傾斜面92を設け、栓体9の外周面を容器8の開口部内周面に嵌着した状態において、第1の環状傾斜面91と環状突起81とが環状に密接し、且つ、第2の環状傾斜面92と環状当接部82とが環状に密接すること(構成3)が好ましい。
前記構成1、2または3の筆記具1において、環状突起81より前方の、容器8の開口部内周面に、栓体9の外周面の外径より大きい内径を有する大内径部83を設けたこと(構成4)が好ましい。
前記構成2、3または4の筆記具1において、インキカートリッジ7の開栓時、栓体9の外周面の径方向両端部が環状突起81及び環状当接部82により保持されるとともに、栓体9の外周面の前記径方向両端部以外の部分と環状突起81及び環状当接部82との密接状態が解除されること(構成5)が好ましい。
また、本発明は、一端が開口され且つ他端が閉鎖された有底円筒状の容器8と、該容器8の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体9とからなるインキカートリッジ7と、容器8の開口部内周面に嵌入され且つ栓体9を後方に押圧してインキカートリッジ7を開栓する接続管部53とを備えた筆記具であって、インキカートリッジ7の開栓時、栓体9の外周面の径方向両端部が容器8の開口部内周面により保持されるとともに、栓体9の外周面の前記径方向両端部以外の部分と容器8の開口部内周面との密接状態が解除されること(構成6)を要件とする。
前記構成1乃至6の筆記具1において、開栓前のインキカートリッジ7内に攪拌部材11を収容すること(構成7)が好ましい。
また、本発明は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底円筒状の容器8と、該容器8の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体9とからなる筆記具用インキカートリッジであって、容器8の開口部内周面に環状突起81を設け、インキカートリッジ7の開栓前において、栓体9の外周面が、環状突起81を前方から後方へ乗り越え且つ環状突起81に環状に密接してなること(構成8)を要件とする。
前記構成8の筆記具用インキカートリッジにおいて、環状突起81の後方の、容器8の開口部内周面に、環状当接部82を設け、栓体9の外周面を容器8の開口部内周面に嵌着した状態において、環状突起81と環状当接部82とが栓体9の外周面に環状に密接してなること(構成9)が好ましい。
前記構成9の筆記具用インキカートリッジにおいて、栓体9の外周面の前側に、前方に向かって外径が漸減する第1の環状傾斜面91を設け、栓体9の外周面の後側に、後方に向かって外径が漸減する第2の環状傾斜面92を設け、栓体9の外周面を容器8の開口部内周面に嵌着した状態において、第1の環状傾斜面91と環状突起81とが環状に密接し、且つ、第2の環状傾斜面92と環状当接部82とが環状に密接してなること(構成10)が好ましい。
前記構成8乃至10の筆記具用インキカートリッジにおいて、環状突起81より前方の、容器8の開口部内周面に、栓体9の外周面の外径より大きい内径を有する大内径部83を設けたこと(構成11)が好ましい。
前記構成9乃至11の筆記具用インキカートリッジにおいて、インキカートリッジ7の開栓時、栓体9の外周面の径方向両端部が環状突起81及び環状当接部82により保持されるとともに、栓体9の外周面の前記径方向両端部以外の部分と環状突起81及び環状当接部82との密接状態が解除されること(構成12)が好ましい。
また、本発明は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底円筒状の容器と、該容器の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体とからなる筆記具用インキカートリッジであって、インキカートリッジの開栓時、栓体の外周面の径方向両端部が容器の開口部内周面により保持されるとともに、栓体の外周面の前記径方向両端部以外の部分と容器の開口部内周面との密接状態が解除されること(構成13)を要件とする。
前記構成8乃至13の筆記具用インキカートリッジにおいて、開栓前のインキカートリッジ7内に攪拌部材11を収容してなること(構成14)が好ましい。
図1乃至図4に本発明の筆記具1及び筆記具用インキカートリッジの第1の実施の形態を示す。本実施の形態の筆記具1は、ペン先2と、前記ペン先2後端に接続されるインキ吸蔵体3と、前記インキ吸蔵体3の後方に配置される中間部材5と、前記中間部材5の後方に配置されるインキカートリッジ7と、前端部で前記ペン先2を保持し且つ内部に前記インキ吸蔵体3、前記中間部材5、及び前記インキカートリッジ7前部を収容する軸筒4と、前記軸筒4の後端開口部に着脱自在に螺着される尾栓6とからなる。
前記ペン先2は、合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等)の樹脂加工により得られる棒状体である。前記ペン先2の前端は、砲弾状に研削される。前記ペン先2の後端部外周面は、テーパ状に面取りされる。
前記インキ吸蔵体3は、円柱状の合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維)の加工体よりなる。前記インキ吸蔵体3の前端面の軸心にペン先2の後端が突き刺し挿入され、前記ペン先2の後端が前記インキ吸蔵体3の内部前方に位置される。尚、前記インキ吸蔵体3は、ペン先2とインキカートリッジ7との間に配置され、インキカートリッジ7の内圧上昇に応じた溢出インキを一時的に保持し且つインキカートリッジ7内のインキをペン先2に誘導する部材であり、前記インキ吸蔵体3を設ける代わりに、櫛歯状のインキ保溜部材を設けてもよい。
前記軸筒4は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形により得られる筒状体である。前記軸筒4の先細状の前端部にペン先2外周面が保持され、前記軸筒4の後端開口部内周面に雌ネジ部41が形成される。
前記中間部材5は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形より得られる。前記中間部材5は、前記インキ吸蔵体3とインキカートリッジ7とを区画する隔壁51と、前記隔壁51の前面より前方に突出され且つインキ吸蔵体3の内部に突き刺し接続される複数本(具体的には2本)の連通管部52と、前記隔壁51の後面より後方に突出され且つインキカートリッジ7の容器8の前端開口部に挿着される接続管部53と、前記隔壁51の後面より後方に突出され且つ軸筒4内面(本体部内面)に固着される取付筒部54とを備える。前記接続管部53には栓体9の片側を押圧するため突片53aが一体に形成される。前記隔壁51の前面には、板状のリブよりなる規制壁部51aが一体に形成される。前記規制壁部51aがインキ吸蔵体3の後端面と当接される。
前記インキカートリッジ7は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状の容器8と、該容器8の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体9とからなる。前記インキカートリッジ7内には、直にインキ10が貯溜される。前記インキカートリッジ7内に貯溜されるインキ10は、水性インキ、油性インキ、水性または油性の塗布液等が採用される。
前記容器8は、透明合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形またはブロー成形により得られる。前記容器8の開口部内周面には、環状突起81が一体に形成されるとともに、前記環状突起81よりも後方の、前記容器8の開口部内周面には、環状の突出部よりなる環状当接部82が一体に形成される。さらに、前記環状突起81の前方の、容器8の開口部内周面には、栓体9の外周面の外径より大きい内径を有する大内径部83が形成される。前記容器8の大内径部83に接続管部53の外周面が着脱自在に嵌着される。また、前記環状突起81の前面には、円錐凹面状のテーパ面81aが形成される。
前記栓体9は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。図3に示すように、前記栓体9の外周面の前側に、前方に向かって外径が漸減する第1の環状傾斜面91が形成され、前記栓体9の外周面の後側に、後方に向かって外径が漸減する第2の環状傾斜面92が形成される。前記栓体9の外周面が容器8の開口部内周面に嵌着された状態において、前記第1の環状傾斜面91と環状突起81とが環状且つ線状に密接されるとともに、前記第2の環状傾斜面92と環状当接部82とが環状且つ線状に密接される。
前記尾栓6は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体からなり、透明合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。
容器8内にインキ10を充填した後、容器8の開口部に栓体9を嵌入する。その際、まず、前記栓体9(即ち栓体9の第2の環状傾斜面92)が、容器8の開口部内周面の環状突起81前面のテーパ面81aに当接するまで、大内径部83内を非密接状態で後方に移動される。そして、前記栓体9の外周面が、環状突起81を前方から後方へ乗り越え、その後、栓体9の第1の環状傾斜面91と環状突起81とが環状に密接されると同時に、栓体9の第2の環状傾斜面92と容器8の開口部内周面の環状当接部82とが環状に密接される(図2及び図3参照)。それにより、インキカートリッジ7内が密封状態となる。尚、図2の2点鎖線は、環状突起81前面に当接された状態の栓体9を表す。
前記インキカートリッジ7のインキ10が消費され筆記不能となった場合、前記インキカートリッジ7を接続管部53から取り外し、内部にインキ10が充填された新たなインキカートリッジ7の開口部に接続管部53を挿着する。それにより、再び、筆記可能となる。
前記新たなインキカートリッジ7の容器8の開口部は、栓体9により閉鎖されている。接続管部53をインキカートリッジ7の容器8の開口部に挿着することにより、前記栓体9の周辺部(即ち栓体9の軸心から径方向外方に離れた部分)が、接続管部53の突片53aにより後方に押圧され、インキカートリッジ7の開口部が開栓される。
図5に、前記第1の実施の形態のインカートリッジ7の他の例を示す。図5に示すインカートリッジ7が図2と異なる点は、栓体9が前後に対称な形状を有する点である。即ち、図5に示すインカートリッジ7の栓体9は、第1の環状傾斜面91と第2の環状傾斜面92とが同一形状を有する。それにより、栓体9を容器8の開口部に嵌着する際、栓体9の前後の向きを確認したり、向きを揃える必要がなく、組立性が向上する。尚、他の構成は、図1乃至図4の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
図6乃至図9に本発明の筆記具1及び筆記具用インキカートリッジの第2の実施の形態を示す。本実施の形態の筆記具1は、ペン先2と、前記ペン先2後端に接続されるインキ吸蔵体3と、前記インキ吸蔵体3の後方に配置される中間部材5と、前記中間部材5の後方に配置されるインキカートリッジ7と、前端部で前記ペン先2を保持し且つ内部に前記インキ吸蔵体3、前記中間部材5、及び前記インキカートリッジ7前部を収容する軸筒4と、前記軸筒4の後端開口部に着脱自在に螺着される尾栓6とからなる。
前記ペン先2は、合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等)の樹脂加工により得られる棒状体である。前記ペン先2の前端は、砲弾状に研削される。前記ペン先2の後端部外周面は、テーパ状に面取りされる。
前記インキ吸蔵体3は、円柱状の合成樹脂製繊維(例えば、ポリエステル繊維)の加工体よりなる。前記インキ吸蔵体3の前端面の軸心にペン先2の後端が突き刺し挿入され、前記ペン先2の後端が前記インキ吸蔵体3の内部前方に位置される。尚、前記インキ吸蔵体3は、ペン先2とインキカートリッジ7との間に配置され、インキカートリッジ7の内圧上昇に応じた溢出インキを一時的に保持し且つインキカートリッジ7内のインキをペン先2に誘導する部材であり、前記インキ吸蔵体3を設ける代わりに、櫛歯状のインキ保溜部材を設けてもよい。
前記軸筒4は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形により得られる筒状体である。前記軸筒4の先細状の前端部にペン先2外周面が保持され、前記軸筒4の後端開口部内周面に雌ネジ部41が形成される。
前記中間部材5は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)の射出成形より得られる。前記中間部材5は、前記インキ吸蔵体3とインキカートリッジ7とを区画する隔壁51と、前記隔壁51の前面より前方に突出され且つインキ吸蔵体3の内部に突き刺し接続される複数本(具体的には2本)の連通管部52と、前記隔壁51の後面より後方に突出され且つインキカートリッジ7の容器8の前端開口部に挿着される接続管部53と、前記隔壁51の後面より後方に突出され且つ軸筒4内面(本体部内面)に固着される取付筒部54とを備える。前記接続管部53には栓体9の片側を押圧するため突片53aが一体に形成される。前記隔壁51の前面には、板状のリブよりなる規制壁部51aが一体に形成される。前記規制壁部51aがインキ吸蔵体3の後端面と当接される。
前記インキカートリッジ7は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状の容器8と、該容器8の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体9とからなる。前記インキカートリッジ7内には、直にインキ10が貯溜される。前記インキカートリッジ7内に貯溜されるインキ10は、水性顔料インキ、油性顔料インキ、顔料を含有する水性または油性の塗布液等が採用される。
前記容器8は、透明合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形またはブロー成形により得られる。前記容器8の開口部内周面には、環状突起81が一体に形成されるとともに、前記環状突起81よりも後方の、前記容器8の開口部内周面には、環状の突出部よりなる環状当接部82が一体に形成される。さらに、前記環状突起81の前方の、容器8の開口部内周面には、栓体9の外周面の外径より大きい内径を有する大内径部83が形成される。前記容器8の大内径部83に接続管部53の外周面が着脱自在に嵌着される。また、前記環状突起81の前面には、円錐凹面状のテーパ面81aが形成される。
前記栓体9は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。図8に示すように、前記栓体9の外周面の前側に、前方に向かって外径が漸減する第1の環状傾斜面91が形成され、前記栓体9の外周面の後側に、後方に向かって外径が漸減する第2の環状傾斜面92が形成される。前記栓体9の外周面が容器8の開口部内周面に嵌着された状態において、前記第1の環状傾斜面91と環状突起81とが環状且つ線状に密接されるとともに、前記第2の環状傾斜面92と環状当接部82とが環状且つ線状に密接される。
前記尾栓6は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体からなり、透明合成樹脂(例えばポリプロピレン)の射出成形により得られる。
容器8内にインキ10を充填した後、容器8の開口部に栓体9を嵌入する。その際、まず、前記栓体9(即ち栓体9の第2の環状傾斜面92)が、容器8の開口部内周面の環状突起81前面のテーパ面81aに当接するまで、大内径部83内を非密接状態で後方に移動される。そして、前記栓体9の外周面が、環状突起81を前方から後方へ乗り越え、その後、栓体9の第1の環状傾斜面91と環状突起81とが環状に密接されると同時に、栓体9の第2の環状傾斜面92と容器8の開口部内周面の環状当接部82とが環状に密接される(図7及び図8参照)。それにより、インキカートリッジ7内が密封状態となる。尚、図7の2点鎖線は、環状突起81前面に当接された状態の栓体9を表す。
前記インキカートリッジ7のインキ10が消費され筆記不能となった場合、前記インキカートリッジ7を接続管部53から取り外し、内部にインキ10が充填された新たなインキカートリッジ7の開口部に接続管部53を挿着する。それにより、再び、筆記可能となる。
前記新たなインキカートリッジ7の容器8の開口部は、栓体9により閉鎖されている。接続管部53をインキカートリッジ7の容器8の開口部に挿着することにより、前記栓体9の周辺部(即ち栓体9の軸心から径方向外方に離れた部分)が、接続管部53の突片53aにより後方に押圧され、インキカートリッジ7の開口部が開栓される。
2 ペン先
3 インキ吸蔵体
4 軸筒
41 雌ネジ部
5 中間部材
51 隔壁
51a 規制壁部
52 連通管部
53 接続管部
53a 突片
54 取付筒部
6 尾栓
61 雄ネジ部
7 インキカートリッジ
8 容器
81 環状突起
81a テーパ面
82 環状当接部
83 大内径部
9 栓体
91 第1の環状傾斜面
92 第2の環状傾斜面
10 インキ
11 攪拌部材
Claims (8)
- 前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底円筒状の容器と、該容器の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体とからなるインキカートリッジと、容器の開口部内周面に嵌入され且つ栓体を後方に押圧してインキカートリッジを開栓する接続管部とを備えた筆記具であって、容器の開口部内周面に環状突起を設け、インキカートリッジの開栓前において、栓体の外周面が、環状突起を前方から後方へ乗り越え且つ環状突起に環状に密接し、環状突起の後方の、容器の開口部内周面に、環状当接部を設け、栓体の外周面を容器の開口部内周面に嵌着した状態において、栓体の外周面が環状突起と環状当接部とに環状に密接してなり、インキカートリッジの開栓時、栓体の外周面の径方向両端部が環状突起及び環状当接部により保持されるとともに、栓体の外周面の前記径方向両端部以外の部分と環状突起及び環状当接部との密接状態が解除されることを特徴とする筆記具。
- 栓体の外周面の前側に、前方に向かって外径が漸減する第1の環状傾斜面を設け、栓体の外周面の後側に、後方に向かって外径が漸減する第2の環状傾斜面を設け、栓体の外周面を容器の開口部内周面に嵌着した状態において、第1の環状傾斜面と環状突起とが環状に密接し、且つ、第2の環状傾斜面と環状当接部とが環状に密接してなる請求項1記載の筆記具。
- 環状突起より前方の、容器の開口部内周面に、栓体の外周面の外径より大きい内径を有する大内径部を設けた請求項1または2記載の筆記具。
- 開栓前のインキカートリッジ内に攪拌部材を収容してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の筆記具。
- 前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底円筒状の容器と、該容器の開口部内周面に嵌着される円板状の栓体とからなる筆記具用インキカートリッジであって、容器の開口部内周面に環状突起を設け、インキカートリッジの開栓前において、栓体の外周面が、環状突起を前方から後方へ乗り越え且つ環状突起に環状に密接し、環状突起の後方の、容器の開口部内周面に、環状当接部を設け、栓体の外周面を容器の開口部内周面に嵌着した状態において、栓体の外周面が環状突起と環状当接部とに環状に密接してなり、インキカートリッジの開栓時、栓体の外周面の径方向両端部が環状突起及び環状当接部により保持されるとともに、栓体の外周面の前記径方向両端部以外の部分と環状突起及び環状当接部との密接状態が解除されることを特徴とする筆記具用インキカートリッジ。
- 栓体の外周面の前側に、前方に向かって外径が漸減する第1の環状傾斜面を設け、栓体の外周面の後側に、後方に向かって外径が漸減する第2の環状傾斜面を設け、栓体の外周面を容器の開口部内周面に嵌着した状態において、第1の環状傾斜面と環状突起とが環状に密接し、且つ、第2の環状傾斜面と環状当接部とが環状に密接してなる請求項5記載の筆記具用インキカートリッジ。
- 環状突起より前方の、容器の開口部内周面に、栓体の外周面の外径より大きい内径を有する大内径部を設けた請求項5または6記載の筆記具用インキカートリッジ。
- 開栓前のインキカートリッジ内に攪拌部材を収容してなる請求項5乃至7のいずれかに記載の筆記具用インキカートリッジ。
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