JP4817694B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に装置内部のユニットを水平方向に引き出してジャム処理を行う場合の駆動遮断機構に関する。
従来の画像形成装置の構成を図5に示す。100は画像形成装置であり、ここでは一例としてデジタル複合機を示している。画像形成装置100では、コピー動作を行う場合、複合機本体内の搬送ベルト9の上方に配置された画像形成部Pにおいて、帯電、露光、現像及び転写の各工程により画像読取部6で読み取られた原稿画像データに基づく所定の画像を形成する。
この画像形成部Pには、可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム2が配設されており、感光体ドラム2上に形成されたトナー像が、画像形成部に隣接して移動する搬送ベルト9によって担持・搬送されるシート(記録媒体)7上に転写され、さらに、定着ユニット8においてシート7上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム2を図5において時計回り(矢印A方向)に回転させながら、感光体ドラム2に対する画像形成プロセスが実行される。
次に、画像形成部Pについて詳細に説明する。回転自在に配設された感光体ドラム2の周囲及び上方には、感光体ドラム2を帯電させる帯電器3と、感光体ドラム2に画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム2上にトナー像を形成する現像ユニット5と、感光体ドラム2上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部10が設けられている。
先ず、帯電器3によって感光体ドラム2の表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、感光体ドラム2上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像ユニット5には、トナーがトナーコンテナ11によって所定量充填されている。このトナーは、現像ユニット5により感光体ドラム2上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
トナー像が転写されるシート7は、用紙を収納する複数の給紙カセット12a、12b、12cと、その上方に設けられるスタックバイパス(手差しトレイ)12dから成るシート収容部12に収容されており、給紙ローラ13、レジストローラ14を介して搬送ベルト9上へ供給され、感光体ドラム2の位置へと搬送される。給紙カセット12a〜12cは装置本体1に着脱自在に取り付けられている。
搬送ベルト9は、下流側の駆動ローラ15と、上流側の従動ローラ16とに掛け渡されており、搬送ベルト9が反時計回りに回転を開始すると、シート7がレジストローラ14から搬送ベルト9上へ搬送される。このとき画像書き出し信号がONとなり、所定のタイミングにより感光体ドラム2上に画像形成を行う。
そして、感光体ドラム2と、感光体ドラム2の下部において所定の転写電圧が印加された転写ローラ17とのニップ部で、感光体ドラム2上のトナー像がシート7上に転写される。このシート7は、搬送ベルト9上に静電吸着力で保持されている。搬送ベルト9には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
トナー像が転写されたシート7は、搬送ベルト9から離脱し、定着ユニット8へと搬送される。また、トナー像が転写された後の感光体ドラム2は、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、その表面に残留したトナーがクリーニング部10により除去される。搬送ベルト9から定着ユニット8に搬送されたシート7は、定着ローラ対8a、8bにより加熱及び加圧されてトナー像がシート7の表面に定着され、所定の画像が形成される。画像が形成されたシート7は、その後搬送ローラ対18、19を通過し、排出ローラ対20より排出トレイ21上に排出される。
また、図示しないが、感光体ドラム2の表面の残留電荷を除去する除電装置がクリーニング部10の下流側に設けられている。22は、装置本体1の側面に設けられたカバーであり、支点23を中心として矢印B方向に開閉自在に構成されている。このカバー22を開放してジャムした用紙の除去等の簡単なメンテナンスを行う。
上記のような画像形成装置において、定着ユニット8を装置本体1から用紙搬送方向に対し平行(図5の左方向)に引き出す方式にすると、定着ユニット周辺に用紙がジャムした場合の用紙の除去が一層容易になる。このような構成の定着ユニットを図6に示す。図6において、定着ユニット8は2本の定着レール30a、30b上に配置されており、定着レール30a、30bは、装置本体1側のレールガイド(図示せず)に沿って水平方向(矢印AA′方向)に摺動自在に構成されている。
ギヤ32、33、及び34は、図示しない定着駆動モータ(駆動手段)の駆動力を定着入力ギヤ31に伝達する駆動伝達手段を構成する。定着ユニット8付近でジャムが発生した場合、ユーザは、装置本体1から定着レール30a、30bごと定着ユニット8を矢印A方向に引き出す。これにより、定着入力ギヤ31はギヤ32から脱離し、定着ユニット8の駆動が停止する。そして、ジャム処理が終了し、矢印A′方向に再び定着ユニット8を挿入すると、定着入力ギヤ31がギヤ32に連結される。
上記の構成においては、定着ユニット8が引き出された後もギヤ32〜34が駆動していると、ジャム処理を行う場合に最も外側のギヤ32に手指を挟まれて怪我をするおそれがある。従来は、定着ユニット8の着脱と連動してON/OFFされる、いわゆるインターロックスイッチを用いることにより、ジャム処理時の安全性を確保していた。
即ち、定着ユニット8を引き出した状態ではインターロックスイッチがOFFとなり、それに連動して駆動系の24V電源を遮断することにより、定着駆動モータの駆動を停止していた。しかし、インターロックスイッチを使用した場合、制御が複雑になるとともに装置のコストアップにもつながるという問題点があった。
定着ユニット付近のジャム処理を容易に行う方法としては、例えば特許文献1には、定着ローラ対を駆動するギヤ列のうちの一つを駆動位置と非駆動位置とに移動可能に設け、通常は付勢手段によりギヤを駆動位置に配置しておき、用紙がジャムした場合、外部から用紙を排出方向に引き出すことによりギヤを非駆動位置に移動させる定着ユニットが開示されている。また、特許文献2、3には、外装カバーの開放に伴い加圧ローラギヤとモータとの連結を解除することにより、ジャム処理時に定着ローラ対を手動で簡単に回すことのできる画像形成装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1〜3の方法では、定着ローラ対8a、8bの手動操作時の負荷を軽減して用紙の除去を容易にすることができるものの、定着ユニット8を用紙搬送方向に対し平行に引き出す方式に適用することは困難であり、さらにジャム処理時の十分な安全性を確保するためには、上述のインターロックスイッチを使用する必要性もあった。
特開平1−232376号公報 特開平5−80594号公報 特開平8−6321号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、簡易な構成で装置の駆動を遮断し、ジャム処理操作を容易且つ安全に行える画像形成装置を低コストで提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体内部のユニットが搭載されるレールと、該レールを摺動可能に支持するレールガイドと、前記ユニットに駆動力を供給する駆動手段と、該駆動手段からの駆動力を前記ユニットに伝達するギヤ列と、を有し、前記ユニットを前記レールと共に用紙搬送方向に対し平行に引き出してジャム処理を行う画像形成装置において、前記ユニットの引き出し操作により、前記ギヤ列を構成するいずれかのギヤに設けられたラチェット機構の駆動伝達を遮断するラチェット駆動離間部材を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記ラチェット機構は、同一の回転軸を有し前記回転軸方向に係合する2枚のラチェットギヤと、該ラチェットギヤを係合方向に付勢する第1の付勢手段とから成り、前記ラチェット駆動離間部材は、前記ユニットが装置本体に挿入されているとき、前記ラチェットギヤが係合する第1の位置にあり、前記ユニットが装置本体から引き出されたとき、前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記ラチェットギヤを離間させる第2の位置に移動することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記ラチェット駆動離間部材を前記第2の位置方向に付勢する第2の付勢手段が設けられており、前記ラチェット駆動離間部材は、前記ユニットが装置本体に挿入されているときは前記レールの端部により前記第1の位置に保持され、前記ユニットの引き出しに伴い前記第2の付勢手段の付勢力により前記第2の位置に移動することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記ラチェット駆動離間部材は、前記駆動手段から見て前記ラチェット機構が設けられたギヤの上流側に隣接するギヤの回転軸を中心として回動可能に付設されていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記ユニットが、定着ユニットであることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、ギヤ列を構成するいずれかのギヤにラチェット機構を設け、且つユニットの引き出し操作によりラチェット機構の駆動伝達を遮断するラチェット駆動離間部材を設けることにより、インターロックスイッチを用いることなくラチェット機構よりも駆動伝達方向下流側に位置するギヤの駆動を確実に停止させることができる。これにより、ジャム処理を行う場合にギヤに手指を挟まれて怪我をするおそれがなくなる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、ラチェット機構を、同一の回転軸を有し回転軸方向に係合する2枚のラチェットギヤと、該ラチェットギヤの係合部を連結する方向に付勢する第1の付勢手段とで構成し、ユニットが装置本体に挿入されているとき、ラチェット駆動離間部材はラチェットギヤが係合する第1の位置にあり、ユニットが装置本体から引き出されたとき、第1の付勢手段の付勢力に抗してラチェットギヤを離間させる第2の位置に移動することにより、ラチェット機構による駆動力の伝達及び遮断を、簡易な構成で且つ自動的に行うことができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成装置において、ラチェット駆動離間部材を第2の位置方向に付勢する第2の付勢手段を設け、ユニットが装置本体に挿入されているときラチェット駆動離間部材はレールの端部により第1の位置に保持され、ユニットの引き出しに伴い第2の付勢手段の付勢力によって第2の位置に移動することにより、ユニットの引き出し及び挿入操作に合わせてラチェットギヤの係合及び離間を確実に行うことができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の画像形成装置において、ラチェット駆動離間部材を、駆動手段から見てラチェット機構が設けられたギヤの上流側に隣接するギヤの回転軸を中心として回動可能に付設することにより、ラチェット駆動離間部材を設けるスペースを別途必要とせず、よりコンパクトな配置が可能となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、引き出し可能なユニットを定着ユニットとすることにより、定着ユニット周辺に用紙がジャムした場合、ジャムした用紙の除去が一層容易になる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の定着ユニット8周辺の構成を示す図であり、図1(a)は定着ユニット8を定着入力ギヤ31側から見た斜視図、図1(b)は図1(a)の矢印B方向から見た側面図である。従来例の図6と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、ここでは定着入力ギヤ31側に配置される定着レール30aのみ図示している。
図1は定着ユニット8が装置本体1に挿入されている状態を示しており、ギヤ32は定着入力ギヤ31に連結されている。本実施形態においては、定着ユニット8の定着入力ギヤ31に駆動力を伝達するギヤ32〜34のうち、装置外部側から2番目に位置するギヤ33に、一定方向にのみ駆動力を伝達するラチェット機構が設けられている。
図1(a)、(b)に示すように、ギヤ33は第1ラチェットギヤ35、及び第1ラチェットギヤ35よりも小径の第2ラチェットギヤ36で構成されている。第1ラチェットギヤ35及び第2ラチェットギヤ36は、後述する係合部35a、36a(図4参照)により回転軸方向に係合しており、同一の回転軸33aを中心として回転する。
定着駆動モータ(図示せず)から見てギヤ33の上流側に隣接するギヤ34は、第1ラチェットギヤ35に連結され、ギヤ33の下流側に隣接するギヤ32は、第2ラチェットギヤ36に連結されている。第1ラチェットギヤ35から第2ラチェットギヤ36と反対側に突出する回転軸33aには圧縮バネ37が係止され、圧縮バネ37の他端は図示しない装置本体内部に固定されている。即ち、第1ラチェットギヤ35は圧縮バネ37の付勢力により第2ラチェットギヤ36に圧接されている。
ギヤ34には、ギヤ33のラチェット機構を離間させるラチェット駆動離間部材38が付設されている。ラチェット駆動離間部材38は、定着ユニット8が装置本体1に挿入された状態において、定着レール30aの後端部40により、第1ラチェットギヤ35及び第2ラチェットギヤ36が係合する位置(以下、第1の位置という)に保持されている。このとき、ラチェットギヤ35、36は一体となって回転し、ギヤ34側から伝達される駆動力を、ギヤ32を介して定着入力ギヤ31に伝達可能となっている。
図2は、本発明の画像形成装置において定着ユニット8を装置本体1から引き出した状態を示す図であり、図2(a)は定着ユニット8を定着入力ギヤ31側から見た斜視図、図2(b)は図2(a)の矢印B方向から見た側面図である。図2に示すように、定着ユニット8が矢印A方向に移動することにより定着入力ギヤ31とギヤ32との連結が遮断される。
また、定着レール30aも定着ユニット8と共に矢印A方向にスライドするため、定着レール30aの大部分が装置本体1の外装面(図示せず)より外側に移動する。このとき、後端部40がラチェット駆動離間部材38から離れ、ラチェット駆動離間部材38は第1ラチェットギヤ35及び第2ラチェットギヤ36を離間させる位置(以下、第2の位置という)に移動する。これにより、ギヤ34側から伝達される駆動力はギヤ33において遮断され、定着ユニット8が引き出された後、最も装置外部側に位置するギヤ32の駆動が停止する。従って、ジャム処理時にユーザがギヤ32に触れて怪我をする心配がなくなる。
次に、ギヤ33を構成する第1ラチェットギヤ35及び第2ラチェットギヤ36が係合、離間する機構について、図3及び図4を用いて詳細に説明する。図3は、ラチェットギヤ35、36及びラチェット駆動離間部材38の拡大斜視図及び側面図である。ラチェット駆動離間部材38は、側面がギヤ34の一部を被うような扇形状であり、ギヤ34の回転軸34aを中心として矢印CC′方向に回動可能に設けられている。
ラチェット駆動離間部材38の矢印C方向の端部に設けられた係合孔38aには、引っ張りバネ39の一端が係合され、引っ張りバネ39の他端は図示しない装置本体内部に固定される。即ち、ラチェット駆動離間部材38は引っ張りバネ39により矢印C方向に付勢されている。また、ラチェット駆動離間部材38の外周部38bには、定着レール30aの後端部40(図1(b)参照)が当接する突起部41が設けられている。
図4は、ラチェット駆動離間部材38により第1ラチェットギヤ35及び第2ラチェットギヤ36が係合、離間する機構を示す図であり、図4(a)はラチェットギヤ35、36及びラチェット駆動離間部材38を上方から見た斜視図、図4(b)、(c)は、それぞれラチェットギヤ35、36が連結、離間した状態を示す平面図である。図4(a)に示すように、ラチェット駆動離間部材38の外周部38bには傾斜面42aを有するリブ42が形成されている。
図1のように定着ユニット8が装置本体1に挿入された状態では、定着レール30aの後端部40(図1(b)参照)が突起部41を図3(b)の矢印C′方向に押圧することにより、ラチェット駆動離間部材38は引っ張りバネ39の付勢力に抗して矢印C′方向に回動し、第1の位置(図3(b)の実線)に保持されている。このとき、図4(b)のように、リブ42は第1ラチェットギヤ35、第2ラチェットギヤ36付近から退避しており、係合部35aは圧縮バネ37の付勢力により係合部36aに噛み合ってギヤ33は駆動力の伝達が可能となっている。
一方、図2のように定着ユニット8が矢印A方向に引き出されると、定着レール30aの後端部40も矢印A方向に移動するため、突起部41への押圧力が解除される。そして、ラチェット駆動離間部材38は引っ張りバネ39の付勢力により図3(b)の矢印C方向に回動し、第2の位置(図3(b)の破線)に移動する。このとき、図4(c)のように、第1ラチェットギヤ35は傾斜面42aにより圧縮バネ37の付勢力に抗して矢印D方向に押圧され、係合部35aは係合部36aから離間する。これにより、ギヤ33のラチェット機構が解除されて駆動力の伝達が遮断される。
なお、定着ユニット8を引き出してラチェットギヤ35、36を離間させた後、ユーザが手動でラチェット駆動離間部材38を第1の位置に戻してラチェットギヤ35、36を係合させる構成としても良い。しかし、定着ユニット8の装置本体1への挿入に伴いラチェットギヤ35、36が自動的に係合する本実施形態の構成とすることが、作業性や安全性の面からもより好ましい。
また、上記実施形態では引っ張りバネ39の付勢力によりラチェット駆動離間部材38を第2の位置に移動させることとしたが、例えばラチェット駆動離間部材38を定着レール30aと連結しておき、定着レール30aの往復移動に追従させてラチェット駆動離間部材38の配置を第1の位置と第2の位置とに切り替えることもできる。
また、ラチェット駆動離間部材38をギヤ34に付設せずに、例えばギヤ33の上方若しくは下方に設けておき、図3の上下方向に第1の位置と第2の位置とを往復移動するように構成することもできる。しかし、その場合ラチェット駆動離間部材38の配置スペースや往復移動のためのスペースが必要となり、ラチェットギヤ35、36を連結及び離間させる機構のコンパクト化の妨げとなる。従って、ラチェット駆動離間部材38を隣接するギヤ34に回動可能に設ける本実施形態の構成とすることが好ましい。また、ラチェット駆動離間部材38の形状についても上記の形状に限定されるものではなく、ラチェット機構の連結及び離間が可能な任意の形状とすることができる。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、装置外部側から2番目に位置するギヤ33にラチェット機構を設けているが、駆動力を定着入力ギヤ31に伝達するギヤ列のうち、いずれかのギヤにラチェット機構を設けておけば良い。また、ここでは定着ユニット8を用紙搬送方向に水平に引き出す構成の画像形成装置について説明したが、装置外部に引き出されるユニットは定着ユニット8に限定されるものではなく、例えば転写ローラ17を含む転写ユニット等の他のユニットとしても良く、定着ユニット8と他のユニットとを同時に引き出す構成としても良い。
また、本発明はタンデム方式のカラー画像形成装置や、各色のトナー像を中間転写ベルト上に順次積層してカラー画像を形成した後、シート上に一度に転写する中間転写方式のカラー画像形成装置においても適用可能であり、アナログ方式の複写機や、ファクシミリ、レーザプリンタ等、他のタイプの画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。中間転写方式の画像形成装置では、定着ユニット8と共に、或いは単独で中間転写ローラを用紙搬送方向に引き出す構成としても良い。
本発明は、装置本体内部のユニットが搭載されるレールと、該レールを摺動可能に支持するレールガイドと、ユニットに駆動力を供給する駆動手段と、該駆動手段からの駆動力をユニットに伝達するギヤ列とを有し、ユニットをレールと共に用紙搬送方向に対し平行に引き出してジャム処理を行う画像形成装置において、ユニットの引き出し操作により、ギヤ列を構成するいずれかのギヤに設けられたラチェット機構の駆動伝達を遮断するラチェット駆動離間部材を設けたこととする。
これにより、インターロックスイッチを用いることなくラチェット機構よりも駆動伝達方向下流側に位置するギヤの駆動を確実に停止させることができ、ジャム処理を行う場合にギヤに手指を挟まれて怪我をするおそれのない、安全性の高い画像形成装置を簡便且つ低コストで提供することができる。
また、同一の回転軸を有し回転軸方向に係合する2枚のラチェットギヤと、ラチェットギヤを係合方向に付勢する第1の付勢手段とでラチェット機構を構成し、ユニットの引き出し及び挿入操作に合わせて、ラチェット駆動離間部材をラチェットギヤが係合する第1の位置と、ラチェットギヤを離間させる第2の位置とに移動可能としたので、ラチェット機構よりも外側に位置するギヤへの駆動力の伝達及び遮断を、簡易な構成で且つ自動的に切り替え可能となる。
また、ラチェット駆動離間部材を第2の位置方向に付勢する第2の付勢手段を設け、ユニットの挿入時にはラチェット駆動離間部材がレールの端部により第1の位置に保持され、ユニットの引き出し操作に伴い第2の付勢手段の付勢力により第2の位置に移動することとしたので、ユニットの引き出し及び挿入操作に合わせてラチェットギヤの係合及び離間を確実に行うことができる。
また、ラチェット駆動離間部材を、駆動手段から見てラチェット機構が設けられたギヤの上流側に隣接するギヤの回転軸を中心として回動可能に付設したので、ラチェット駆動離間部材の配置スペースや移動スペースが不要となり、画像形成装置のコンパクト化にも貢献する。また、引き出し可能なユニットを定着ユニットとすることにより、定着ユニット周辺に用紙がジャムした場合に、用紙の除去が安全に且つ容易に行える画像形成装置となる。
は、本発明の画像形成装置において定着ユニットが装置本体に挿入された状態を示す斜視図及び側面図である。 は、本発明の画像形成装置において定着ユニットが装置本体から引き出された状態を示す斜視図及び側面図である。 は、ラチェットギヤ及びラチェット駆動離間部材の拡大斜視図及び側面図である。 は、ラチェット駆動離間部材によりラチェットギヤが係合、離間される機構を示す図である。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、従来の画像形成装置において定着ユニットを装置本体から引き出し可能とした構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 装置本体
8 定着ユニット
30a、30b 定着レール
31 定着入力ギヤ
32〜34 ギヤ
35 第1ラチェットギヤ
36 第2ラチェットギヤ
37 圧縮バネ(第1の付勢手段)
38 ラチェット駆動離間部材
39 引っ張りバネ(第2の付勢手段)
41 突起部
42 リブ
100 画像形成装置
P 画像形成部

Claims (3)

  1. 装置本体内部のユニットが搭載されるレールと、該レールを摺動可能に支持するレールガイドと、前記ユニットに駆動力を供給する駆動手段と、該駆動手段からの駆動力を前記ユニットに伝達するギヤ列と、を有し、前記ユニットを前記レールと共に用紙搬送方向に対し平行に引き出してジャム処理を行う画像形成装置において、
    前記ギヤ列を構成するいずれかのギヤに設けられ、同一の回転軸を有し前記回転軸方向に係合する2枚のラチェットギヤと、該ラチェットギヤを係合方向に付勢する第1の付勢手段とから成るラチェット機構と、
    前記ユニットが装置本体に挿入されているとき、前記ラチェットギヤが係合する第1の位置にあり、前記ユニットが装置本体から引き出されたとき、前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記ラチェットギヤを離間させる第2の位置に移動することにより前記ラチェット機構の駆動伝達を遮断するラチェット駆動離間部材と
    前記ラチェット駆動離間部材を前記第2の位置方向に付勢する第2の付勢手段と、が設けられており、
    前記ラチェット駆動離間部材は、前記ユニットが装置本体に挿入されているときは前記レールの端部により前記第1の位置に保持され、前記ユニットの引き出しに伴い前記第2の付勢手段の付勢力により前記第2の位置に移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ラチェット駆動離間部材は、前記駆動手段から見て前記ラチェット機構が設けられたギヤの上流側に隣接するギヤの回転軸を中心として回動可能に付設されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ユニットが、定着ユニットであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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