JP2007254138A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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健一 中尾
Shigeo Murayama
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Abstract

【課題】安定してシートを給送することができると共に、ローラの交換を容易に行うことのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ローラ軸保持部材52をシート搬送ローラ28及びシート給送ローラ26の両端部において第1軸35及び第2軸39に取り付け、このローラ軸保持部材52を、第1軸35及び第2軸39の少なくとも一方に設けられた嵌合部に軸方向に嵌合することにより、第1軸35及び第2軸39を保持する。そして、ローラ軸保持部材52を、嵌合部との嵌合解除可能に、かつ嵌合部との嵌合が解除された後、第1軸35及び第2軸39の少なくとも一方から取り外し可能とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特にシート給送ローラ等を交換するための構成に関する。
従来、プリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置では、複数枚のシートが積載されるシート積載手段からシートを1枚ずつ分離して送り出すシート給送装置が設けられている。そして、このようなシート給送装置において、シートを一枚ずつ分離する機構として、近年ではリタード分離機構が多く用いられている。
ここで、このようなリタード分離機構は、図18に示すように、シートSを給送する方向へ回転するフィードローラ128と、トルクリミッタ132によって一定範囲のトルクによってシートSを戻す方向へ回転するリタードローラ129とで構成されている。
そして、ピックアップローラ126によってカセット等に積載セットされたシートSが送り出されると、このシートは図19に示すように、フィードローラ128とリタードローラ129のニップ部(以下、分離ニップ部という)に進入する。
ここで、ピックアップローラ126から最上位のシートS1のみが送り出された場合には、フィードローラ128は矢印Aに示す給送方向に回転する。また、リタードローラ129はフィードローラ128の回転に従動して矢印Cに示す給送方向に回転してシートを給送する。また、2枚以上のシートが分離ニップ部に進入すると、トルクリミッタ132の作用により、リタードローラ129が矢印Cと逆方向に回転し、最上位のシートS1以外のシートが押し戻される。これにより、最上位のシートS1のみを給送することができる。
ところで、このような従来のシート給送装置を備えた画像形成装置において、画像形成装置が、印字速度が遅く、製品寿命もピックアップローラ等の各ローラの寿命よりも短いものの場合には、ローラを交換する必要はない。しかしながら、印字速度が速く、製品寿命も各ローラの寿命よりも長い場合においては、ローラは摩耗等によって劣化し、給送性能の低下を引き起こす。
例えば、既述したシートの分離給送動作は、ローラ126,128,129とシート間の摩擦及びローラ同士の適正な摩擦によって正しく動作する。しかし、ローラ126,128,129の摩耗が進むと、ピックアップローラ126はシートSを分離ニップ部へ給送できなくなる。また、リタードローラ129のフィードローラ128に対する従動回転が正常に行われなくなり、この場合には、シート給送性能が低下する。
従って、シート給送装置において、所定のシート分離給送性能を維持するには、ローラの摩耗により、ローラの正常な動作が維持できなくなる前に、ローラを交換する必要がある。そこで、従来は、ユーザやサービスマンによってもローラ126,128,129の交換が可能となるように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−24594号公報
ここで、このようにローラの交換が可能な従来のシート給送装置及び画像形成装置において、例えばフィードローラを交換する場合には、まずフィードローラが取り付けられた給紙丸軸を装置本体から取り外すようにしている。そして、この後、フィードローラを給紙丸軸から抜き取るようにしている。
しかし、この給紙丸軸は、両端部がプリンタ本体の側壁等の支持部に回転自在に支持されているため、ローラ交換時、フィードローラを給紙丸軸から抜き取る手間だけでなく、給紙丸軸を装置本体から取り外す手間がかかる。このため、ユーザやサービスマンは非常に大きな手間と労力を必要としていた。
そこで、このようなローラ交換性を改善するために、ピックアップローラ、フィードローラ及びリタードローラを一方のみが固定された支持軸で支持するように構成する場合がある。そして、このように構成した場合、ローラを交換する際には、交換するローラを支持軸の開放された側へスライドさせて支持軸等から外した後、新品のローラと交換を行うようになるため、容易にローラのメンテナンスを行うことが可能となる。
しかし、このようにローラを片側のみが固定された支持軸により支持した場合、支持軸の剛性不足により給紙不良を起こすことがある。例えば、既述したリタード分離機構において、ローラとシート間及びローラ同士の適正な摩擦を得るため各ローラにバネ等により所定の圧を与える必要があるが、支持軸の強度が不足すると、支持軸が撓む場合がある。そして、このように支持軸が撓むと、所定の給送圧が得られない場合があり、この場合、給紙不良が発生する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、安定してシートを給送することができると共に、ローラの交換を容易に行うことのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを給送するシート給送ローラと、前記シート給送ローラにより給送されたシートを1枚ずつ分離して搬送するためのシート搬送ローラとを備えたシート給送装置において、前記シート搬送ローラが軸方向に取り外し可能に取り付けられ、かつ一端が装置本体に保持されている第1軸と、前記シート給送ローラが軸方向に取り外し可能に取り付けられ、かつ一端が装置本体に保持されている第2軸と、前記シート搬送ローラ及び前記シート給送ローラの両端側において前記第1軸及び前記第2軸に取り付けられ、かつ前記第1軸及び前記第2軸の少なくとも一方に設けられた嵌合部に軸方向に嵌合して前記第1軸及び前記第2軸を保持するローラ軸保持部材と、を備え、前記ローラ軸保持部材を、前記嵌合部との嵌合解除可能に、かつ前記嵌合部との嵌合が解除された後、前記第1軸及び前記第2軸の少なくとも一方から取り外し可能としたことを特徴とするものである。
本発明のように、シート搬送ローラ及びシート給送ローラが軸方向に取り外し可能に取り付けられている第1軸及び第2軸にローラ軸保持部材を取り付け、このローラ軸保持部材により、第1軸及び第2軸を保持する。これにより、第1軸及び第2軸が撓むのを防ぐことができ、安定してシートを給送することができる。また、そして、ローラ軸保持部材を、嵌合部との嵌合解除可能に、かつ嵌合部との嵌合が解除された後、第1軸及び第2軸の少なくとも一方から取り外し可能とすることにより、ローラの交換を容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、1はレーザビームプリンタ、1Aはレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。このレーザビームプリンタ1は、画像形成部1Bと、画像形成部1BにシートSを給送するシート給送装置の一例であるカセット給送装置5,6と、シートSにトナー画像を転写する転写部1Cとを備えている。また、転写部1Cにて転写されたトナー画像をシートSに定着させる定着部13と、プリンタ本体1Aの側面に設けられたシート給送装置の一例である手差し給紙装置4とを備えている。
ここで、画像形成部1Bは、感光体ドラム31、帯電ローラ32、現像スリーブ33、不図示のトナー容器等を備えたプロセスカートリッジ30と、感光体ドラム31の表面を露光して感光体ドラム上に静電潜像を形成するレーザスキャナ2とを備えたものである。なお、レーザスキャナ2は、不図示のレーザ発光部と、回転するポリゴンミラー21と、折り返しミラー22等を備えている。
また、カセット給送装置5,6はシートSを積載する給紙トレイ5a,6aと、給紙トレイ上のシートSを1枚ずつ給送する給送ローラ26と、後述するリタード分離方式のシート分離部8,9を備えている。また、手差し給紙装置4は、手差しトレイ4aと、手差しトレイ上のシートSを1枚ずつ給送する給送ローラ26と、後述するリタード分離方式のシート分離部7を備えている。
転写部1Cは、感光体ドラム31と、感光体ドラム31に圧接して転写ニップを形成すると共に、この転写ニップをシートSが通過する際、感光体ドラム31上のトナー画像をシートSに転写する転写ローラ11により構成されている。
次に、このように構成されたレーザビームプリンタ1における画像形成動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム31は矢印方向に回転し、帯電ローラ32によって所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。そして、表面が帯電された後の感光体ドラム31に対し、レーザスキャナ2のレーザ発光部から画像情報に基づいてレーザ光Lが発光され、このレーザ光Lがポリゴンミラー21及び折り返しミラー22を経て照射される。これにより感光体ドラム31上には静電潜像が形成される。
次に、この静電潜像は、現像スリーブ33の回転に伴い適度の帯電を受けたトナーが感光体ドラム31上に供給されて静電潜像に付着することにより、現像されてトナー画像として可視化される。
一方、このようなトナー像形成動作に並行して給紙トレイ5a,6aに積載収納されているシートSが、給送ローラ26により送り出された後、シート分離部8,9により分離されてレジストローラ10に搬送される。或は、手差しトレイ上に積載収納されているシートSが給送ローラ26により送り出された後、シート分離部7により分離されてレジストローラ10に搬送される。
そして、このようにレジストローラ10に搬送されたシートSは、レジストローラ10により斜行が補正された後、感光体ドラム31上に形成される潜像とのタイミングをとって転写部1Cに搬送される。この後、この転写部1Cにて感光体ドラム上に形成されたトナー像が転写ローラ11によりシートS上の所定位置に転写される。
次に、このようにトナー画像が転写されたシートSは、搬送ベルト12を経て駆動ローラ14及びヒータを内蔵した定着ローラ15を備えた定着部13に搬送され、この定着部13において、未定着トナー像が加熱・加圧されてシート表面に定着される。
なお、本レーザビームプリンタ1は、シートSへの両面印字を行う両面プリントモードと片面プリントモードを備えている。そして、片面プリントモードの場合、定着処理後のシートSは内排出ローラ対16及び外排出ローラ17により機外の排出トレイ18上に排出される。
また、両面プリントモードの場合には、内排出ローラ対16又はスイッチバックローラ対19により再給送パス20及び両面搬送パス23を介して中間トレイ24上に一時的に収納される。この後、中間トレイ24上に収納されたシートSは再給送装置25により再び画像形成のためにレジストローラ10に搬送され、以後片面プリントと同一のプロセスを経て機外に排出される。
次に、手差し給紙装置4に設けられたシート分離部7について説明する。なお、他のカセット給送装置5,6に設けられたシート分離部8,9も同様の構成としてもよいことは言うまでもない。
手差し給紙装置4に設けられたシート分離部7は、シート給送ローラであるピックアップローラ26により給送されたシートSを一枚ずつ分離してプリンタ本体内へ給送するものである。そして、このシート分離部7は図2に示すように、シートを搬送する方向に回転するシート搬送ローラであるフィードローラ28と、フィードローラ28に対して所定の圧で接触してシートを戻す方向に回転する回転体であるリタードローラ29で構成されている。
なお、ピックアップローラ26と、フィードローラ28と、リタードローラ29には、図3に示す動力伝達機構を介してプリンタ本体内に設置された不図示の駆動源からの回転駆動が伝達される。即ち、駆動源の回転動力は、入力ギア33、アイドラギア49,50及びフィードローラ28のフィードローラ軸35に設けられたローラギア40を介して、図4に示す手差し給紙フレーム55に一端が回転自在に軸支されたフィードローラ軸35に伝達される。
さらに、フィードローラ軸35に伝達された回転動力は、アイドラギア36,37及びピックアップローラ26を駆動するギア38を介して、フィードローラ軸35に回動自在に保持されたピックアップローラ軸39に1:1に伝達される。
また、ローラ軸35から回転動力はローラギア40、アイドラギア41及び中継軸駆動ギア42を介して中継軸43に伝達される。更に、このローラ軸35から回転動力は、中継軸43から摩擦部材等によって一定範囲内のトルクのみを伝達するトルクリミッタ32及びカップリング44を介してリタードローラ29に伝達されている。
ここで、入力ギア33の駆動列下流側には内歯46aと外歯46bから成る2段欠歯ギア46が配置されている。なお、この2段欠歯ギア46の内歯46aと外歯46bの間には、互いに逆の回転を与えるように不図示のバネが組み込まれている。また、外歯46bの一端には外歯46bと一体的に成形されたカム47が設けられており、このカム47には非通紙時、ソレノイド34のフラッパ45が係止されている。これにより、ソレノイド34の非通紙時には、2段欠歯ギア46には入力ギア33の駆動が伝達されないようになっている。
一方、通紙を行う際にはソレノイド34に電圧がかけられ、コイルに発生する吸引力によりフラッパ45がDの方向へ吸引され、カム47に対するフラッパ45の係止が解除される。このようにフラッパ45の係止が解除されると、入力ギア33の回転により、カム47とこれに一体的に形成されている2段欠歯ギア46の外歯46bがEの方向へ回転する。
そして、このように外歯46bがE方向へ回転すると、内歯46aと外歯46bの間に設けられた不図示の突き当てリブが内歯46aと外歯46bを互いに当接させ、これにより2段欠歯ギア46が一体となってEの方向に所定回転量だけ回転する。なお、この2段欠歯ギア46の内歯46aは駆動軸48と連結していることから、入力ギア33の回転動力は駆動軸48、アイドラギア49,50及びローラギア40を介してフィードローラ軸35に伝達される。
さらに、このようにして駆動が伝わることにより、フィードローラ28はシートを搬送する方向(図2の矢印A方向)に回転する。また、ピックアップローラ26もアイドラギア36,37及びピックアップローラ26を駆動するピックアップローラ駆動ギア38を介してシートを搬送する方向(図2の矢印F方向)に回転する。
また、ローラ軸35の回転はローラギア40、アイドラギア41及び中継軸駆動ギア42を介して中継軸43に伝えられ、リタードローラ29はフィードローラ28の回転に同期してシートSを戻す方向(図2の矢印B方向)に回転する。
ここで、リタードローラ29にはトルクリミッタ32を介して回転動力が伝達されるために設定値以上のトルクがかかると、リタードローラ29は空転状態となり、フィードローラ28に従動してシートSを搬送する方向(図2の矢印Bと反対方向)に回転する。これにより、シート分離部7の分離ニップ部へピックアップローラ26により給送されたシートが1枚のみ進入すると、リタードローラ29は空転状態になり、フィードローラ28に従動回転してシートを下流に搬送する。
一方、ピックアップローラ26により給送された複数枚のシートが分離ニップ部に進入すると、トルクリミッタ32の作用によりリタードローラ29がシートSを戻す方向に回転し、これにより最上位以外のシートはリタードローラ29により戻される。この結果、フィードローラ28により、最上位のシートのみ1枚分離されて下流へ搬送される。
ところで、このピックアップローラ26とフィードローラ28は、図4に示すように、ピックアップローラ26とフィードローラ28の補強部材を兼ねるローラ軸保持部材であるローラホルダ52により、両端を保持された状態で覆われている。
なお、図4において、39Aは第1軸であるフィードローラ軸35に回動自在に取り付けられると共に、第2軸であるピックアップローラ軸39が取り付けられた連結部材である連結アームである。つまり、ピックアップローラ軸39は、連結アーム39A及びフィードローラ軸35を介して手差し給送装置本体を構成する給紙フレーム55に取り付けられている。
この連結アーム39Aは、ピックアップローラ軸39の回転に伴い、上下方向に回動するようになっている。そして、シート給送時、ピックアップローラ軸39が回転することにより、連結アーム39Aが下方回動し、これによりピックアップローラ26は、シートSに当接するようになっている。
また、図5及び図6に示されるように、ピックアップローラ26はピックアップローラ駆動ギア38と一体的に成形されたピックアップローラカラー53に取り付けられている。また、このピックアップローラカラー53はピックアップローラ軸39と一体で回転するよう、ピックアップローラ軸39に嵌合されている。
なお、このピックアップローラ軸39は樹脂により成形されたものであり、このピックアップローラ軸39の先端部には図3及び図6に示すように、フィードローラ軸35が挿通される軸受部39bを備えた腕部39aが突設されている。そして、この軸受部39bにフィードローラ軸35を挿通させることにより、ピックアップローラ軸39はフィードローラ軸35に支持されるようになっている。
さらに、ピックアップローラ軸39は、ピックアップローラ26の両端側でピックアップローラ軸39に取り付けられているローラホルダ52により、自由端側が保持されている。そして、このように一端が連結アーム39Aに固定されているピックアップローラ軸39の自由端側がローラホルダ52により保持されることにより、ピックアップローラ軸39は補強される。この結果、シート給送の際、ピックアップローラ軸39が撓むことがなくなり、安定してシートを給送することができる。
一方、フィードローラ28はフィードローラカラー54に取り付けられており、フィードローラカラー54はフィードローラ軸35と一体で回転するようフィードローラ軸35に嵌合されている。
ここで、フィードローラ軸35の自由端は、後述する図8に示す爪部51aにより手差し給紙フレーム55に弾性的に、かつ着脱自在に取り付けられている軸受け部材である軸受51を介して手差し給紙フレーム55に取り付けられている。
また、このフィードローラ軸35には、フィードローラ28の両端側において、片端を軸受51、他端をピックアップローラ軸39と一体成形された嵌合部である軸受部39bを介してローラホルダ52が取り付けられている。そして、このようにローラホルダ52をフィードローラ軸35に取り付けることにより、ローラホルダ52によってフィードローラ軸35とピックアップローラ軸39の双方を連結することができる。この結果、シート給送の際、フィードローラ軸35及びピックアップローラ軸39が撓むことがなくなり、安定してシートを分離給送することができる。
また、ローラホルダ52はフィードローラカラー54及びピックアップローラカラー53の、図6に示す矢印方向に対する抜け止めの役割を果たすものであり、このローラホルダ52は軸受51により抜け止めされている。
なお、図7は、これらの支持状態を模式的に示すものであり、この図7から多くの部品がローラホルダ52を介して手差し給紙フレーム55に取り付けられていることが分かる。
次に、ピックアップローラ26とフィードローラ28の交換について説明する。
ローラの摩耗等の理由によりピックアップローラ26もしくはフィードローラ28を交換する場合は、まず図8に示す軸受51の爪部51aを撓ませ、手差し給紙フレーム55から軸受51を取り外す。そして、フィードローラ軸35に対する軸受51の抜け止めを解除するよう、軸受51を図8の矢印Gの方向へ移動させてフィードローラ軸35から取り外す。
これにより、図11に示すようにフィードローラ軸35の先端が開放されると共に、ローラホルダ52は、軸方向である矢印H方向に移動することが可能となる。そして、この後、ローラホルダ52を矢印H方向に移動させると、ローラホルダ52と、ピックアップローラ軸39と一体の軸受部39bとの嵌合が解除される。
なお、このローラホルダ52は、図9及び図10に示すように、フィードローラ軸35が挿通される挿通穴52a,52bが形成されると共に、この挿通穴52a,52bには開口部である切り欠き52a1,52b1が設けられている。また、図10においてNで示される、この切り欠き52a1の幅は、フィードローラ軸35の径Oよりも大きくなっている。なお、切り欠き52b1も同じ構成である。
このため、ローラホルダ52は軸受部39bとの嵌合が解除されるとピックアップローラ軸39を回動軸として回動可能となる。これにより、軸受部39bとの嵌合が解除されると、次にローラホルダ52をピックアップローラ軸39を回動支点として図11に示す矢印I方向に180°回動させる。
そして、このようにローラホルダ52を回動させると、ローラホルダ52は図12に示す位置に移動してフィードローラ軸35から外れ、これによりローラホルダ52及びピックアップローラ26は矢印J方向に移動可能となる。
この後、ローラホルダ52及びピックアップローラ26を矢印J方向に移動させると、ローラホルダ52及びピックアップローラ26は、図13に示すようにピックアップローラ軸39から外れる。この結果、ピックアップローラ26を、矢印K方向に取り外すことが可能となる。
また、フィードローラ28を矢印L方向に移動させることにより、フィードローラ28は図14に示すようにフィードローラ軸35から外れ、これによりフィードローラ28を矢印M方向に取り外す事が可能となる。
なお、このようにしてフィードローラ28及びピックアップローラ26を取り外した後、新品のピックアップローラ26及びフィードローラ28をフィードローラ軸35及びピックアップローラ軸39に取り付ける。この後、上記の手順の逆の手順にて組立をおこなう。
このように、フィードローラ軸35及びピックアップローラ軸39にローラホルダ52を取り付け、ローラホルダ52によってフィードローラ軸35及びフィードローラ軸35を保持することにより、2つの軸35,39が撓むのを防ぐことができる。これにより、安定してシートSを給送することができる。
また、ローラホルダ52を、軸受部39bとの嵌合解除可能に、かつ軸受部39bとの嵌合が解除された後、フィードローラ軸35から取り外し可能とすることにより、ローラの交換を容易に行うことができる。
なお、これまでの説明において、ローラホルダ52を解除するため、ローラホルダ52を図11の矢印I方向に180°を回動させたが、この回動量は適宜変更することができる。また、本実施の形態ではピックアップローラ26を取り外した後にフィードローラ28を取り外したが、図12の状態から先にフィードローラ28を取り外しても構わない。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図15は、本実施の形態に係るシート給送装置の斜視図である。なお、図15において、図11と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図15において、52Aはピックアップローラ26とフィードローラ28を覆うローラホルダであり、このローラホルダ52Aには、図16の(b)及び(c)に示すようにフィードローラ軸35が挿通される挿通穴52a,52bが両側面に形成されている。また、一方の側面にはピックアップローラ軸39が挿通される挿通穴52cが形成されている。
さらに、これら3つの挿通穴52a,52b,52cは、それぞれ切り欠き52a1,52b1,52c1が設けられている。ここで、挿通穴52aの切り欠き52a1の幅Nはフィードローラ軸35の径Oより大きく、挿通穴52bの切り欠き52b1の幅Tはフィードローラ軸35の径Uより大きい。また、挿通穴52cの切り欠き部52c1の幅Vはピックアップローラ軸39の径Wより大きい。
そして、このように挿通穴52a,52b,52cに設けられた切り欠き52a1,52b1,52c1の幅N,U,Vを各軸35,39の径より大きくすることにより、ローラホルダ52Aを上方に取り外すことが可能となる。
次に、このような構成のローラホルダ52Aを備えた手差し給紙装置4におけるピックアップローラ26とフィードローラ28の交換について説明する。
ローラの摩耗等の理由によりピックアップローラ26もしくはフィードローラ28を交換する場合は、まず既述した図8に示す軸受51の爪部51aを撓ませ、フィードローラ軸35に対する軸受51の抜け止めを解除する。次に、軸受51を図8の矢印Gの方向へ移動させてフィードローラ軸35から取り外す。
これにより、図15に示すようにフィードローラ軸35の先端が開放されると共に、ローラホルダ52は、矢印H方向に移動することが可能となる。この後、ローラホルダ52を矢印H方向に移動させると、ローラホルダ52Aと、ピックアップローラ軸39と一体の軸受部39bとの嵌合が外れる。
これにより、ローラホルダ52Aは、図15に示す矢印P方向に取り外すことができる。そして、このようにローラホルダ52Aを取り外すと、フィードローラ28は図17の矢印Q方向、ピックアップローラ26は矢印R方向に取り外すことが可能となる。
なお、このようにしてフィードローラ28及びピックアップローラ26を取り外した後、新品のピックアップローラ26及びフィードローラ28をフィードローラ軸35及びピックアップローラ軸39に取り付ける。この後、上記の手順の逆の手順にて組立をおこなう。
このように、本実施の形態では、ローラホルダ52Aを、軸受部39bとの嵌合解除可能に、かつ軸受部39bとの嵌合が解除された後、フィードローラ軸35及びピックアップローラ軸39の両方から取り外すことが可能となっている。これにより、ローラの交換を容易に行うことができる。
なお、これまでの説明においては、シート分離機構としてリタード分離機構を用いた例について述べてきたが、本発明は、これに限らない。例えば、リタードローラ29を回転させず、リタードローラ29とフィードローラ28のニップ部の摩擦力のみを用いてシート分離を行うストップローラ分離機構を用いても良い。そして、このストップローラ分離機構を用いた場合、リタード駆動の為の部品を持たないために安価に用紙の分離を行うことができる。
また、これまでの説明では、軸受51がスナップフィットの爪51aによって手差し給紙フレーム55に固定される構成であったが、スナップフィットの爪51aの代わりにビス止め他による固定を行っても良い。
更に、これまでの説明においては、ローラホルダ52,52Aが取り外される際、軸35,39が通過することができるよう挿通穴52a,52b,52cに設けられた切り欠き52a1,52b1,52c1の幅を軸35,39の径より大きくしている。しかし、本発明は、これに限らず、ローラホルダ52,52Aを、スナップフィットにより軸35,39に取り付けるようにしてもローラホルダ52,52Aが取り外される際、軸35,39が通過することができる。
また、これまでの説明では、ピックアップローラ軸39と一体の軸受部39bとの嵌合を解除するためローラホルダ52,52Aを軸方向に移動させる場合について述べてきたが、軸受部39bを軸方向に移動させるようにしても良い。
さらに、これまでの説明では、ピックアップローラ軸39にローラホルダ52,52Aを嵌合させる場合について述べてきたが、フィードローラ軸35又はフィードローラ軸及びピックアップローラ軸39の両方にローラホルダ52,52Aを嵌合させても良い。
また、これまではシート給送装置を画像形成装置の一例である複写機に設けた場合を例に説明したが、このシート給送装置は、他にも原稿を一枚ずつ分離給送し、原稿記載情報を読み取るスキャナ等の画像読取装置等にも好適に用いることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置の一例である手差し給送装置に設けられたシート分離部の構成を説明する図。 上記手差し給送装置の駆動機構を説明する図。 上記手差し給送装置の斜視図。 上記手差し給送装置のピックアップローラとフィードローラの支持状態を示す斜視図。 上記ピックアップローラとフィードローラの支持状態を示す断面図。 上記ピックアップローラとフィードローラの支持状態を模式的に示す概念図。 上記ピックアップローラとフィードローラの交換手順を示す第1の図。 上記手差し給送装置に設けられたローラ保持部材の斜視図。 上記ローラ保持部材の構成を説明する図。 上記ピックアップローラとフィードローラの交換手順を示す第2の図。 上記ピックアップローラとフィードローラの交換手順を示す第3の図。 上記ピックアップローラとフィードローラの交換手順を示す第4の図。 上記ピックアップローラとフィードローラの交換手順を示す第5の図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の斜視図。 上記シート給送装置の一例である手差し給送装置に設けられたローラ保持部材の構成を説明する図。 上記手差し給送装置のピックアップローラとフィードローラの交換手順を示す図。 従来のシート給送装置に設けられたリタード分離機構の構成を説明する図。 上記リタード分離機構によるシート分離動作を説明する図。
符号の説明
1 レーザビームプリンタ
1A プリンタ本体
1B 画像形成部
4 手差し給紙装置
7 シート分離部
26 ピックアップローラ
28 フィードローラ
29 リタードローラ
35 フィードローラ軸
39 ピックアップローラ軸
39A 連結アーム
39b 軸受部
51 軸受
52 ローラホルダ
52A ローラホルダ
52a,52b、52c 挿通穴
52a1,52b1,52c1 切り欠き
55 給紙フレーム
S シート

Claims (9)

  1. シートを給送するシート給送ローラと、前記シート給送ローラにより給送されたシートを1枚ずつ分離して搬送するためのシート搬送ローラとを備えたシート給送装置において、
    前記シート搬送ローラが軸方向に取り外し可能に取り付けられ、かつ一端が装置本体に保持されている第1軸と、
    前記シート給送ローラが軸方向に取り外し可能に取り付けられ、かつ一端が装置本体に保持されている第2軸と、
    前記シート搬送ローラ及び前記シート給送ローラの両端側において前記第1軸及び前記第2軸に取り付けられ、かつ前記第1軸及び前記第2軸の少なくとも一方に設けられた嵌合部に軸方向に嵌合して前記第1軸及び前記第2軸を保持するローラ軸保持部材と、を備え、
    前記ローラ軸保持部材を、前記嵌合部との嵌合解除可能に、かつ前記嵌合部との嵌合が解除された後、前記第1軸及び前記第2軸の少なくとも一方から取り外し可能としたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記ローラ軸保持部材の前記嵌合部との軸方向の嵌合を解除するよう該ローラ軸保持部材又は前記嵌合部を軸方向に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記装置本体に着脱自在に取り付けられ、前記第1軸の他端を保持する軸受け部材を備え、
    前記軸受け部材により、前記ローラ軸保持部材の軸方向の移動を規制することを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 前記ローラ軸保持部材に、前記第1軸及び前記第2軸が挿通される挿通穴を設け、
    前記挿通穴に、該ローラ軸保持部材が取り外される際、挿通された前記第1軸及び前記第2軸が通過する開口部を形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記挿通穴を前記嵌合部と嵌合させることを特徴とする請求項4記載のシート給送装置。
  6. 前記ローラ軸保持部材を、スナップフィットにより前記第1軸及び前記第2軸を取り付けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 上記ローラ軸支持部材により、前記シート給送ローラ及び前記シート搬送ローラを覆うようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記第1軸に回動自在に設けられ、回動端側に前記第2軸が取り付けられた連結部材を備え、
    前記第2軸は、前記連結部材及び前記第1軸を介して前記装置本体に保持されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  9. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する前記請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015168503A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像形成装置
US10017339B2 (en) 2015-07-15 2018-07-10 S-Printing Solution Co., Ltd. Paper feeding apparatus and image forming apparatus adopting the same

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