JP4817258B2 - レンズ駆動装置及びカメラ付き携帯電話 - Google Patents

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Description

本発明は、光軸方向にレンズを駆動するレンズ駆動装置及びそのレンズ駆動装置を搭載したカメラ付き携帯電話に関する。
特許文献1には、樹脂製の前側フレームと、樹脂製の後側フレームとを接合して筐体を形成し、筐体内にヨーク、マグネット、コイル体、レンズ支持体及びスプリングを配置することが開示されている。この特許文献1では前側フレームと後側フレームとをヨークの外周で接合して樹脂製の筐体を形成しその樹脂製の筐体内にヨークを納めている。
特開2006−330227号公報
しかし、筐体を形成している前側フレーム及び後側フレームは樹脂製である為、落下等の外部からの衝撃に対して変形や損傷が生じやすく、筐体に変形や損傷が生じるとスプリングやヨークがずれたりゆがんだりして、筐体内に収納している部品の機能を損なうという問題がある。
また、前側フレームと後側フレームとをヨークの外周で接合しているので、所定の外形寸法を必要とし、小型化に限界があった。
そこで、本発明は、耐衝撃性に優れ且つ小型化を図ることができるレンズ駆動装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、レンズを保持する筒状のレンズ支持体と、レンズ支持体の外周に固定したコイル体と、コイル体の外周に配置した筒状のヨークと、ヨークの内周に固定してコイル体との間に隙間をあけて対面位置したマグネット部と、筒状ヨークの一端に設けた前側フレームと、筒状ヨークの他端に設けた樹脂製の後側フレームと、一端をヨークに他端をレンズ支持体に固定してヨークに対してレンズ支持体をレンズの光軸方向に移動可能に支持するスプリングとを備え、コイル体に給電して生じる電磁力によりレンズ支持体をレンズの光軸方向に駆動するレンズ駆動装置であって、前側フレームはヨークの一端にのみ固定してあり且つ後側フレームはヨークの他端にのみ固定してあり、ヨークの外周面は前側フレームと後側フレームとの間において周方向全体に亘って露出していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ駆動装置において、ヨークと前側フレームとの間に前側スプリング及び前側スペーサを有し、ヨークと後側フレームとの間に後側スプリング及び後側スペーサを有し、ヨークは一端から突設した前側係止部と他端から突設した後側係止部とを有し、前側係止部に前側スペーサ、前側スプリング及び前側フレームを係止し、後側係止部に後側スペーサ及び後側フレームを係止していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ヨークは一枚の金属製板材を周方向に折り曲げて角筒状に形成してあり、角筒の角部にマグネット部を配置してあり、ヨークを形成する板材は周方向の両端が角部に位置していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ヨークは一枚の金属製板材を周方向に折り曲げて角筒状に形成してあり、角筒の角部にマグネット部を配置してあり、ヨークを形成する板材は周方向の両端が側面に位置して両端を接合していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、マグネット部は径方向にN極とS極とに分極してあり且つレンズの光軸方向に異なる磁極を備え、コイル体はマグネット部の光軸方向の磁極に対応して複数個設けてあり、隣り合うコイル体には互いに逆方向の電流を流すことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前側スペーサは環状の気密材であり、前側スペーサの外周側端は前側フレームとヨークとの間で気密に保持してあり、前側スペーサの内周側端がレンズ支持体又はコイルの外周面に近接して位置しており、基板に設けた画像センサと画像センサを保護するセンサ用フィルタを取付けたセンサホルダに装着した時に、センサ用フィルタ、センサホルダ、後側フレーム、レンズ、レンズ支持体、ヨーク及び前側スペーサとで密閉性の高い緩衝空間を形成することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、後側スペーサとヨークとの間に環状の気密材からなる気密スペーサを有し、気密スペーサの外周側端は後側スペーサとヨークとの間で気密に保持してあり、気密スペーサの内周側端がレンズ支持体又はコイルの外周面に近接して位置しており、画像センサと画像センサを保護するセンサ用フィルタを取付けたセンサホルダに装着したときに、センサ用フィルタ、センサホルダ、レンズ、レンズ支持体、後側フレーム、後側スペーサ及び気密スペーサとで密閉性の高い緩衝空間を形成することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前側フレームには内周を覆うレンズ用フィルタが取付けてあり、前側スペーサは環状の機密材であり、前側スペーサの外周側端は前側フレームとヨークとの間で気密に保持してあり、前側スペーサの内周側端がレンズ支持体又はコイルの外周面に近接して位置しており、レンズ用フィルタ、前側フレーム、前側スペーサ、レンズ、レンズ支持体及び前側スペーサとで密閉性の高い緩衝空間を形成することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置を、画像センサを備える基板に搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話。
請求項1に記載の発明によれば、金属製であるヨークをレンズ駆動装置の骨格として且つヨークの外周面を露出しているので、落下等の衝撃により受ける外力を金属製のヨークで受けることができ、耐衝撃性に優れる。
前側フレームと後側フレームとは各々ヨークの端面にのみ固定してあり、従来技術のようなヨークの外周に接合部を設けないで済むので、その分装置の外径を小さくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏すると共に、ヨークに設けた前側係止部及び後側係止部にスプリングやスペーサを係止するので、係止部で各部品の位置決めや組付けができ組立て易い。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏すると共に、ヨークは一枚板を折り曲げにより筒状に形成しているので、製造し易い。また、一枚板の合わせ目(周方向の両端)はマグネット部が配置されている位置にあるので、マグネット部の磁力によりヨークの合わせ目を保持できる。また、一枚板の合わせ目からのゴミや不要な光の侵入を防ぐことができる。
また、角筒状ヨークの角部にマグネット部を配置することにより、円筒形状のレンズ支持体をヨークの内周側に配置した場合に、角部のデットスペースを利用することができ、コンパクトな構成とすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏すると共に、一枚板の合わせ目を角筒の側面に配置した場合には、マグネットの無い部分で接合する事が可能なので、プレスやかしめ等により接合する時に、ヨークが変形して薄肉化しても磁力の減少を防ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏すると共に、コイル体を光軸方向(前後方向)に複数設けて且つマグネット部も異なる磁極を光軸方向に配置することで、実質的に複数のマグネット及びコイルで生じる合力を作用できるので、コンパクトな構成で高い駆動力を得ることができる。
請求項6〜8のいずれか一項に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の作用効果を奏すると共に、レンズ支持体の移動方向における一側(請求項6では後側とレンズ支持体の周囲、請求項7ではレンズ支持体の後側、請求項8ではレンズ支持体の前側)に密閉性の高い緩衝空間を形成しているので、落下等による衝撃が作用した場合には、緩衝空間のダンパ作用によりレンズ支持体の過剰な移動を抑制できる。また、レンズ支持体が移動を停止した場合にもスプリングによる振動を抑制してばね振動の収束時間を短縮することができる。また、外部からのゴミや不要な光の進入経路を狭くすることができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜8のいずれか一項に記載の作用効果を奏するカメラ付き携帯電話を提供できる。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、まず、図1〜図3を参照して本発明の第1実施の形態を説明する。図1は第1実施の形態に係るレンズ駆動装置を基板に取付けた状態の縦断面図であり、図2は第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図であり、図3は第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の作用を説明する為、図1に示すA部を拡大して示す断面図である。尚、図2では図1に示すレンズ3を省略して示している。
第1本実施の形態にかかるレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれるオートフォーカス小型カメラのレンズ駆動装置である。
このレンズ駆動装置1には、レンズ3(図1参照)を保持するレンズ支持体5と、コイル体7a、7bと、2つのマグネット9a、9bから構成された4つのマグネット部9と、ヨーク11と、前側(受光側)スプリング13と、後側(結像側)スプリング14と、前側スペーサ20と、後側スペーサ21とが設けられている。ヨーク11の前側端には樹脂製の前側フレーム15が設けてあり、後側端には樹脂製の後側フレーム(ベース)17が設けてある。
このレンズ駆動装置1は、図1に示すように、画像センサ27を搭載した基板29に取付けるものであり、後側フレーム17を基板29に固定したセンサホルダ31に固定して基板29に取付けている。
レンズ支持体5は円筒形状を成し、円筒の内周面にレンズ3を保持しており、外周面にコイル体7a、7bが固定されている。
ヨーク11は、図2に示すように、四角筒状を成しており、前側端には前方に向けて突設した前側係止部11aが複数形成されており、後側端には後方に向けて突設した後側係止部11bが複数形成されている。前側係止部11aには前側フレーム15が係止されており、後側係止部11bには後側フレーム17が係止されている。ヨーク11は成形型により四角筒形状に形成されても良いし、一枚板を4つの角で折り曲げて合わせ目を接合して形成しても良い。
前側係止部11aには前側フレーム15の係止部15eの他に、前側スプリング13の被係止部13e及び前側スペーサ20の被係止部20eが係止されている。後側係止部11bには、後側フレームの係止部17eの他に後側スペーサ21の係止部21eが係止されている。
ヨーク11の内周面には、各角部12にマグネット部9が固定してある。各マグネット部9は各々、2つのマグネット9a、9bとから構成されており、前側マグネット9aと後側マグネット9bとを光軸方向に隣り合わせに固定している。各マグネット9a、9bは、内周側面を円弧面状に形成してあり外周側面がヨーク11の角部形状に沿った角面になっており、ヨーク11の角部12に近いほどマグネット9a、9bの径方向の厚みを厚くしている。
ヨーク11は外周面の全体を露出して、ヨーク11がレンズ駆動装置1の筐体を兼ね且つレンズ駆動装置1の骨格を成している。尚、ヨーク11は磁性を有する金属製である。
前側マグネット9aと後側マグネット9bは、レンズ支持体の径方向外方側と内方側とで、各々異なる磁極に着磁しており、例えば、図3に示すように、前側マグネット9aは内周側をS極、外周側をN極とし、後側マグネット9bは内周側をN極、外周側をS極に着磁してある。
コイル体7a、7bはレンズ支持体5の外周面に固定してあり、レンズ支持体5と共に移動するようになっている。
2つのコイル体7a、7bは前側コイル体7aと後側コイル体7bとであり、レンズ3の光軸方向に並んで配置してある。前側コイル体7aと、後側コイル体7bとは、各々コイル線の巻線方向を同方向にしてあり、2つのコイル体7a、7bに反対方向に電流が流れるようにコイルの配線を直列に接続している。前側コイル体7aと後側コイル体7bとの間にはコイル用スペーサ19が配置されており、2つのコイル体7a、7b間に間隔を設けてある。
レンズ支持体5の前側端には前側スプリング13が取付けられており、後側端には、後側スプリング14が取付けられており、ヨーク11に対してレンズ支持体5を前後(光軸方向)に移動可能に保持している。
前側スプリング13及び後側スプリング14は環状の板ばねであり(図2参照)、図1に示すように、前側スプリング13の内周側端部13aはレンズ支持体5に固定されており、外周側端部13bはヨーク11と前側フレーム15との間(本実施の形態では、前側スペーサ22と前側フレーム15の間)に挟持されて固定してある。後側スプリング14の内周側端部14aはレンズ支持体5に固定されており、外周側端部14bは前側から絶縁用の後側スペーサ21で押えてベース17に固定されている。この後側スペーサ21は後側スプリング14とヨーク11との間の絶縁を図っている。
後側スプリング14は全体として環状の板ばねであるが、本実施の形態では、左右に分割した一方側部30と他方側部32とから構成されている。後側スプリング14を構成する一方側部30には端子33が形成されており、他方側部32には端子35が形成されて各端子33、35が電源供給端子(図示せず)に接続されるようになっている。尚、一方側部30はコイル体7aに、他方側端32はコイル体7bにハンダ付け等により電気的に接続されており、後側スプリング14から各コイル体7a、7bに順次通電するようになっている。
これらの前側スプリング13と後側スプリング14とは、組立て前の自然状態(フレーム15を組付ける前の状態)において平坦であるが(図2参照)、少なくとも前側スプリング13は、組付け後には図1に示すように、内周側部13aが外周側部13bよりも前方に位置するように弾性変形した状態で取り付けてある。これにより、ばねの復帰力(付勢力)により内周側部13aがレンズ支持体5をベース17側に向けた付勢力で常時付勢する。
前側スペーサ20は環状の気密材であり、前側スペーサ20の外周側端20aは前側フレーム15とヨーク11との間(本実施の形態では、前側スプリング13とヨーク11の間)で気密に保持してあり、前側スペーサ20の内周側端20bがマグネット部9よりも内周側に位置し且つレンズ支持体5の外周面に近接して位置しており、内周側端とレンズ支持体5との間の隙間は例えば0.1mm程度である。このような前側スペーサ20を設けることにより、画像センサ27と画像センサ27を保護するセンサ用フィルタ30を設けたセンサホルダ31に装着した時に、センサ用フィルタ30、センサホルダ31、後側フレーム17、後側スペーサ21、レンズ3、レンズ支持体5、ヨーク11及び前側スペーサ20とで囲まれる空間、即ち、レンズ支持体5の後側とレンズ支持体5の外周に密閉性の高い緩衝空間34を形成する。
次に、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1の作用及び効果について説明する。図3に示すように、マグネット部9では、光軸方向に沿って設けたマグネット9a、9bにおいて、コイル体7a、7bに対面する側では、N極からS極に向かう磁力線Tによって磁界が生じているので、前側マグネット9aのS極に対面する前側コイル体7aと、後側マグネット9bのN極に対面する後側コイル体7bとに各々異なる方向の電流が流れると、レンズ3の光軸X方向(図1参照)に対して同方向の電磁力(推力)が作用し、複数の推力でレンズ支持体5を一方向に駆動する。そして、レンズ支持体5の駆動力と前側スプリング13及び後側スプリング14との付勢力とが釣り合ったところでレンズ支持体5が停止する。
本実施の形態では、金属製であるヨーク11をレンズ駆動装置1の骨格としてあり且つ筐体として外周を露出して配置しているので、落下等による衝撃(外力)は金属製のヨーク11で受けることができ、耐衝撃性に優れる。
前側フレーム15と後側フレーム17とはヨーク11の外周側で接続されておらず、ヨーク11の外側に接続部を設けないで済むので、レンズ駆動装置1の外径を小さくすることができる。
ヨーク11に設けた前側係止部11aには前側フレーム15の他に、前側スプリング13、前側スペーサ20を係止するので、前側係止部11aでこれらの部品の位置決めと取付けができ組立て易い。同様にヨーク11に設けた後側係止部11bには後側フレーム17の他に後側スペーサ21を係止するので、後側係止部11bでこれらの部品の位置決めと取付けでき組立て易い。
ヨーク11はシンプルな筒状に形成しているので、製造が容易である。角筒状ヨーク11の角部にマグネット部9を配置することにより、円筒形状のレンズ支持体5をヨーク11の内周側に配置した場合に、ヨーク11の角部12のデットスペースを利用することができ、コンパクトな構成とすることができる。
ヨーク11はマグネット部9の外周側のみに配置してあるから、従来のヨークを断面コ字状に形成してマグネット部の内周と外周との両方に配置した場合に比較して簡易な構造にできると共に、径方向における寸法を小さくでき、レンズ駆動装置の小型化を図ることができる。
ヨーク11をマグネット部9の外周側にのみ配置しているから、一つのコイル体7a、7bに作用する磁界強度は、マグネット部9をヨークで挟む(囲む)場合に比較して小さくなるが、複数のコイル体7a、7bに作用する合力によりレンズ支持体5を駆動するので、十分な推力を得ることができる。
レンズ支持体5の移動方向における一側に密閉性の高い緩衝空間34を形成しているので、落下等による衝撃が作用した場合には、緩衝空間34の空気のダンパ作用によりレンズ支持体5の過剰な移動を抑制できる。また、レンズ支持体5が移動を停止した場合にもスプリング13、14による振動を抑制して振動の収束時間の短縮を図ることができる。
マグネット部9を角筒状ヨーク11の角部12に配置することにより、角筒の内側側面10にはマグネット9a、9bを配置しないで済み、ヨーク11の内側側面10とレンズ支持体5との間の寸法を小さくできる。また、角部12におけるマグネット9a、9bの厚みを厚くすることができ、角部12におけるマグネットの磁界強度を高めることができる。
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点について説明する。
図4に本発明の第2実施の形態を説明する。第2実施の形態に係るレンズ駆動装置1では、後側スペーサ21とヨーク11との間に、前側スペーサ20と同様に環状の気密材でできている気密スペーサ21aを設けている。この気密スペーサ21aは、外周側端をヨーク11と後側スペーサ21とで挟んで気密に保持してあり、内周側端がマグネット部9よりも内周側に位置し且つレンズ支持体5の外周に近接配置して、画像センサ27と画像センサ27を保護するセンサ用フィルタ30を設けたセンサホルダ31に装着した時に、センサ用フィルタ30、センサホルダ31、後側フレーム17、後側スペーサ21、気密スペーサ21a、レンズ支持体5及びレンズ3とで密閉性の高い緩衝空間34を形成する。尚、気密スペーサ21aは後側スペーサ21と一体にしても良い。
この第2実施の形態によれば、第1実施の形態と同様に、レンズ支持体5の後側に密閉性の高い緩衝空間34を形成しているので、落下等による衝撃が作用した場合には、緩衝空間34の空気のダンパ作用によりレンズ支持体5の過剰な移動を抑制できる。また、レンズ支持体5が移動を停止した場合にもスプリング13、14による振動を抑制することができる。また、外部からのゴミや不要な光の進入経路を狭くすることができる。
図5に本発明の第3実施の形態を示す。この第3実施の形態では、第1実施の形態と同様にレンズ3の後側に緩衝空間34を形成すると共に、前側フレーム15にレンズ用フィルタ36を気密に設けて、レンズ用フィルタ36、前側フレーム15、前側スペーサ20、レンズ支持体5及びレンズ3で囲まれるレンズの前側の空間に緩衝空間34を設けている。
この第3実施の形態によれば、レンズ支持体5の前後に緩衝空間34を各々設けているので、更に、空気ダンパ効果を高め、衝撃や振動を低減することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、図6に示すように、ヨーク11は一枚の金属製板を折り曲げて、角筒の角部に周方向における板の端11c、11dを配置し、これらの端11c、11dを接続しない構成とし、角部に配置したマグネット部9の磁力により端部11c、11dを保持するものであってもよい。
また、ヨーク11を一枚板で折り曲げて筒状に形成する場合、周方向の端11c、11dをプレスやかしめにより接合したり、図7に示すように、互いに雄雌の嵌め合い係合11g、11fにより係止するものであっても良い。尚、係合11g、11fは、角筒の側面に設けずに、角筒の角部に設けても良い。
第1実施の形態に係るレンズ駆動装置を基板に取付けた状態を示す縦断面図である。 第1実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 第2実施の形態に係るレンズ駆動装置の作用を説明する為、図1に示すA部を拡大して示す断面図である。 第2実施の形態にかかるレンズ駆動装置を基板に取付けた状態を示す縦断面図である。 第3実施の形態にかかるレンズ駆動装置を基板に取付けた状態を示す縦断面図である。 ヨークの変形例を示す斜視図である。 ヨークの変形例を示す斜視図である。
1 レンズ駆動装置
3 レンズ
5 レンズ支持体
7a 前側コイル体
7b 後側コイル体
9 マグネット部
9a 前側マグネット
9b 後側マグネット
11 ヨーク
11a ヨークの前側係止部
11b ヨークの後側係止部
13a 前側スプリング
13b 後側スプリング
20 前側スペーサ
21 後側スペーサ
21a 気密スペーサ

Claims (9)

  1. レンズを保持する筒状のレンズ支持体と、レンズ支持体の外周に固定したコイル体と、コイル体の外周に配置した筒状のヨークと、ヨークの内周に固定してコイル体との間に隙間をあけて対面位置したマグネット部と、筒状ヨークの一端に設けた前側フレームと、筒状ヨークの他端に設けた樹脂製の後側フレームと、一端をヨークに他端をレンズ支持体に固定してヨークに対してレンズ支持体をレンズの光軸方向に移動可能に支持するスプリングとを備え、コイル体に給電して生じる電磁力によりレンズ支持体をレンズの光軸方向に駆動するレンズ駆動装置であって、
    前側フレームはヨークの一端にのみ固定してあり且つ後側フレームはヨークの他端にのみ固定してあり、ヨークの外周面は前側フレームと後側フレームとの間において周方向全体に亘って露出していることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. ヨークと前側フレームとの間に前側スプリング及び前側スペーサを有し、ヨークと後側フレームとの間に後側スプリング及び後側スペーサを有し、ヨークは一端から突設した前側係止部と他端から突設した後側係止部とを有し、前側係止部に前側スペーサ、前側スプリング及び前側フレームを係止し、後側係止部に後側スペーサ及び後側フレームを係止していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. ヨークは一枚の金属製板材を周方向に折り曲げて角筒状に形成してあり、角筒の角部にマグネット部を配置してあり、ヨークを形成する板材は周方向の両端が角部に位置していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  4. ヨークは一枚の金属製板材を周方向に折り曲げて角筒状に形成してあり、角筒の角部にマグネット部を配置してあり、ヨークを形成する板材は周方向の両端が側面に位置して両端を接合していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  5. マグネット部は径方向にN極とS極とに分極してあり且つレンズの光軸方向に異なる磁極を備え、コイル体はマグネット部の光軸方向の磁極に対応して複数個設けてあり、隣り合うコイル体には互いに逆方向の電流を流すことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前側スペーサは環状の気密材であり、前側スペーサの外周側端は前側フレームとヨークとの間で気密に保持してあり、前側スペーサの内周側端がレンズ支持体又はコイルの外周面に近接して位置しており、基板に設けた画像センサと画像センサを保護するセンサ用フィルタを取付けたセンサホルダに装着したときに、センサ用フィルタ、センサホルダ、後側フレーム、レンズ、レンズ支持体、ヨーク及び前側スペーサとで密閉性の高い緩衝空間を形成することを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  7. 後側スペーサとヨークとの間に環状の気密材からなる気密スペーサを有し、気密スペーサの外周側端は後側スペーサとヨークとの間で気密に保持してあり、気密スペーサの内周側端がレンズ支持体又はコイルの外周面に近接して位置しており、画像センサと画像センサを保護するセンサ用フィルタを取付けたセンサホルダに装着したときに、センサ用フィルタ、センサホルダ、レンズ、レンズ支持体、後側フレーム、後側スペーサ及び気密スペーサとで密閉性の高い緩衝空間を形成することを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  8. 前側フレームには内周を覆うレンズ用フィルタが取付けてあり、前側スペーサは環状の機密材であり、前側スペーサの外周側端は前側フレームとヨークとの間で気密に保持してあり、前側スペーサの内周側端がレンズ支持体又はコイルの外周面に近接して位置しており、レンズ用フィルタ、前側フレーム、前側スペーサ、レンズ、レンズ支持体及び前側スペーサとで密閉性の高い緩衝空間を形成することを特徴とする請求項2記載のレンズ駆動装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置を、画像センサを備える基板に搭載したことを特徴とするカメラ付き携帯電話。
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