JP4816467B2 - クラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチ装置に関する。とりわけ車両のシートのロックやドアロックをモータの駆動力によって解除するアクチュエータに用いられるクラッチ装置に関する。
従来、特許文献1,2に記載のクラッチ装置が知られている。これらクラッチ装置は、モータの駆動力によって回転操作される入力回転体と、その入力回転体と同軸状に回転可能に支持される従動回転体と、これら両回転体を動力伝達可能な伝達状態と動力伝達しない切断状態とに切り換える切換操作手段とを有している。切換操作手段は、コイルスプリングを有しており、コイルスプリングの一端部が入力回転体に連結される。コイルスプリングのコイル中心に従動回転体の軸部が挿入されており、入力回転体が正転した際に他端部の連れ回りが抑制されると、コイルスプリングが弾性変形して縮径する。これによりコイルスプリングが従動回転体の軸部の周面に巻き付き、従動回転体を入力回転体と一体に回転させる。
しかしコイルスプリングは、製造のばらつき等によって弾性変形がロット間によって異なり、従動回転体への巻き付きが弱くなる場合がある。そのため入力回転体からの駆動力を従動回転体に十分に伝達できないおそれがあった。例えば大きな駆動力を従動回転体に伝達する場合に、コイルスプリングが従動回転体に対して空回りするおそれがあった。あるいはコイルスプリングの空回りを強く防止する構成にすることで、コイルスプリングが駆動力によって塑性変形するおそれがあった。
特開2004−150528号公報 特開2004−150529号公報
そこで本発明は、モータ等の駆動源の駆動力を入力回転体から従動回転体に確実に伝達できるクラッチ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備えるクラッチ装置であることを特徴とする。すなわち請求項1に記載の発明によると、クラッチ装置は、入力回転体と従動回転体と、これら入力回転体と従動回転体の間を動力伝達可能な伝達状態と動力伝達しない切断状態とに切り換える切換操作手段を有している。切換操作手段は、両回転体のいずれか一方の回転体側に設けられた軸部と、いずれか他方の回転体側に設けられ軸部が挿入される軸孔と、軸孔と連続して他方の回転体側に形成された溝と、溝内に設けられる動力伝達体を有している。そして入力回転体の正転時に動力伝達体が溝の壁面と軸部とに挟まれて両回転体間を動力伝達可能な伝達状態にし、入力回転体の逆転時に動力伝達体が溝の壁面と軸部に挟まれた状態から開放されて両回転体間を動力伝達しない切断状態にする。
したがって両回転体間に配された動力伝達体が両回転体間に挟まれることで両回転体間が動力伝達可能な伝達状態になる。そして動力伝達体は、従来の切換操作手段のコイルスプリング等のように弾性変形される構造ではない。そのため両回転体間を確実に伝達状態にする。しかも動力伝達体は、コイルスプリング等に比べてトルクによって塑性変形され難い構成である。そのためコイルスプリング等に比べて大きな駆動力(トルク)を安定良く両回転体間に伝達することができる。
請求項2に記載の発明によると、溝は、回転体の回転中心を中心とする円弧に対して傾斜する外周壁面を有し、その外周壁面によって動力伝達体を軸部に押し付ける構成になっている。したがって溝の外周壁面の形状によって動力伝達体を軸部に押し付けることができる。
請求項3に記載の発明によると、動力伝達体は、溝の壁面に当接して転動する転動体である。したがって動力伝達体と溝の相対移動が動力伝達体の転動によってスムーズに行われ得る。
請求項4に記載の発明によると、一対の動力伝達体を有し、一対の動力伝達体が軸部を挟む軸対称位置に設けられている。したがって一対の動力伝達体によって軸部を挟むことで、動力伝達体の軸部への挟み込みが安定する。その結果、比較的大きな駆動力を伝達する場合でも安定良く駆動力を入力回転体側から従動回転体側に伝達することができる。
また請求項に記載の発明によると、入力回転体と同軸上に回転可能に支持される回転プレートと、回転プレートに当接して回転プレートとの間に摩擦力を生じる回転規制部と、入力回転体に係止される係止部と回転プレートに引っ掛けられるフックとを備える逆転用ばねが設けられる。逆転用ばねは、入力回転体を駆動源の駆動力によって正転させた時に弾性変形されつつ回転プレートを回転規制部に対して摺動させ、駆動力が切断された時に弾性変形の弾性戻り力によって入力回転体を逆転させる。ところで従来のクラッチ装置は、切換操作手段としてコイルスプリングを有し、このコイルスプリングが入力回転体を逆転させる機能をも備えていた。そのためコイルスプリングは、切換操作手段として機能と、入力回転体を逆転させる機能とを両立させる必要があって設計変更等が容易でない構成であった。これに対して本発明は、切換操作手段と別個に逆転用ばねを有しているため、各機能をより良く設定することが容易な構成になっている。
請求項5に記載の発明によると、回転プレートを回転規制部に押し当てる軸方向付勢ばねが設けられる。

本発明の一つの実施形態を図1〜7にしたがって説明する。図1に示すようにクラッチ装置1は、アクチュエータ10に用いられる。アクチュエータ10は、車両に設けられるロック装置を駆動源の駆動力によって解除する装置、例えば車両シート(リクライニングシートやクッション)のロックやドアロックをモータ11の駆動力によって解除する装置である。
アクチュエータ10は、ケース部材2と、ケース部材2に取付けられるモータ11と複数のギヤ(12〜14)とクラッチ装置1を有している。モータ11は、電力を駆動力(トルク)に変換する駆動源であって、図1に示すようにケース部材2内に取付けられる。モータ11の出力軸には、ウォームギヤ12が取付けられる。
クラッチ装置1は、図1,2に示すように入力回転体3と、従動回転体4と、これら回転体3,4間を動力伝達可能な伝達状態と動力伝達しない切断状態とに切り換える切換操作手段19を有している。入力回転体3は、ウォームギヤ12に噛合わされる外歯3aを有している。従動回転体4は、中間ギヤ13に噛合わされる外歯4aを有している。
中間ギヤ13は、図1に示すように従動回転体4と噛合う大径ギヤ部13aと、大径ギヤ部13aよりも径が小さい小径ギヤ部13bを有している。出力回転体14は、中間ギヤ13の小径ギヤ部13bと噛合う扇形ギヤ部14aを有しており、出力回転体14には、操作レバー15が固定されている。操作レバー15には、ケーブル18の一端部が連結されており、ケーブル18の他端部は、図示省略のロック装置と連結されている。
モータ11への電力は、乗員のスイッチ操作によって車両のバッテリから供給される。電力は、モータ11によって駆動力に変換され、駆動力は、ウォームギヤ12、入力回転体3、従動回転体4、中間ギヤ13および出力回転体14から成る減速ギヤ機構によって減速されてトルクが増幅される。そして出力回転体14とともに操作レバー15が傾動し、ケーブル18が操作レバー15によって引っ張られる。これによりケーブル18によってロック装置がロック解除される。
クラッチ装置1の切換操作手段19は、図2に示すように溝付部材5と、一対の動力伝達体6と、従動回転体4に形成された軸部4bを有している。溝付部材5は、軸中心に形成された孔5aと、軸孔5aに連続して形成された一対の溝5bと、軸孔5aと非連続な位置に形成された一対の取付孔5cを有している。
図3に示すように入力回転体3の上面には、凹部3bと、凹部3bの底面から突出する一対のピン3dと、軸中心に形成された円柱状の軸部3cが形成されている。凹部3b内に溝付部材5が挿入され、溝付部材5の取付孔5cにピン3dが挿入される。これにより溝付部材5は、入力回転体3側に取付けられ、入力回転体3と一体になって回転する。
図2,3に示すように従動回転体4の下側部には、円筒状の軸部4bが形成されている。軸部4bは、溝付部材5の軸孔5aの内周側に軸回転可能に挿入される。軸部4bの内周側には、入力回転体3の軸部3cが挿入される。そして軸部3cと従動回転体4の軸孔4dには、支持軸部材16が挿通される(図4参照)。したがって入力回転体3と従動回転体4は、支持軸部材16によって同軸状に回転可能に支持される。
図2に示すように動力伝達体6は、円柱状であって、溝付部材5の各溝5b内に設けられる。動力伝達体6は、図5,6に示すように溝5bの外周壁面5b1と軸部4bの外周面の間に設置されて溝5b内を転動する。
溝5bは、図5,6に示すように外周壁面5b1を有している。外周壁面5b1は、軸部4bとの間隔が一定でなく、例えば回転体3,4の回転中心を中心とする円弧に対して傾斜する傾斜角度、詳しくは円弧接線に対して3〜8°の傾斜角度を有している。そのため外周壁面5b1と軸部4bの間には、動力伝達体6の直径よりも広い領域と狭い領域とが形成されている。外周壁面5b1は、入力回転体3が図5の矢印方向に正転した場合に入力回転体3とともに回転して、動力伝達体6を軸部4b側に押し付ける。そして動力伝達体6が外周壁面5b1と軸部4bによって挟まれて、入力回転体3と従動回転体4との間が動力伝達可能な伝達状態となり、これらが一体に回転する。
一対の動力伝達体6は、図5に示すように軸部4bを挟む軸対称位置に設けられている。したがって一対の動力伝達体6は、入力回転体3の正転時に軸部4bを挟む。また動力伝達体6が軸部4bに向けて強い力で押し付けられた場合には、軸部4bが弾性変形する。これにより軸部4bの内周面が入力回転体3の軸部3cの外周面に当接する。その結果、入力回転体3の回転力が軸部3cと軸部4bを介して従動回転体4に伝達され得る。
一方、図6に示すように外周壁面5b1が入力回転体3とともに矢印方向に逆転した場合には、動力伝達体6が外周壁面5b1と軸部4bとの間に挟まれた状態から開放される。そのため入力回転体3と従動回転体4との間が動力伝達されない切断状態になり、従動回転体4が入力回転体3に対して別個に回転可能な状態になる。
クラッチ装置1は、さらに図2に示すように入力回転体3を逆転させる逆転用ばね7と、逆転用ばね7の変形超過を防止する回転プレート8と軸方向付勢ばね9を有している。逆転用ばね7は、例えば渦巻きばねであって、中心側の端部に係止部7aを有し、外周側の端部にフック7bを有している。逆転用ばね7は、入力回転体3の下端面に形成された凹部3eに挿入される。係止部7aは、逆転用ばね7の底面に形成された凸部3fの外周に周り止めされた状態で係止される。一方、フック7bは、図3に示すように回転プレート8の上面から突出する凸部8cに引っ掛けられる。そしてフック7bは、逆転時に凸部8cから外れ得る構成になっている。
回転プレート8は、図3に示すように円盤状であって、中心部に支持軸部材16が挿入される軸孔8dを有している。したがって回転プレート8は、図4に示すように回転体3,4と同軸状に回転可能に支持される。
軸方向付勢ばね9は、図2に示すように例えばコイルスプリングであって、支持軸部材16が挿入され、回転プレート8とケース部材2の間に設置される。図4に示すように軸方向付勢ばね9は、回転プレート8の内周部下面8aに当接して、回転プレート8を軸方向上方に付勢する。回転プレート8の付勢方向には、ケース部材2に設けられた回転規制部17が張出している。回転規制部17は、回転プレート8の外周面上方に張出しており、回転規制部17に回転プレート8の外周部8b上面が押し当てられている。したがって回転プレート8と回転規制部17の間に摩擦力が生じ、その摩擦力によって回転プレート8の回転が規制される。
したがってモータ11の駆動力によって入力回転体3が正転すると、図7に示すように逆転用ばね7が入力回転体3によって一端部が引っ張られる。一方、逆転用ばね7の他端部は、回転プレート8に係止されており、回転プレート8は、回転プレート8と回転規制部17との間に生じた静止摩擦力によって静止している。そのため逆転用ばね7は、弾性変形する。しかし逆転用ばね7の弾性変形が大きくなり、逆転用ばね7の弾性力が回転プレート8と回転規制部17の間に生じている静止摩擦力よりも大きくなると、回転プレート8が回転規制部17に対して摺動しつつ回転し始める。したがって逆転用ばね7は、所定の弾性変形量を保持したまま回転する。そして逆転用ばね7の変形超過が回転プレート8の回転によって防止される。
入力回転体3が図5に示すように正転した際には、溝付部材5が入力回転体3とともに正転する。これにより溝5bの外周壁面5b1と軸部4bとの間に動力伝達体6が挟まれ、従動回転体4に入力回転体3の回転力が伝達される。そして従動回転体4が回転し、図1に示すようにケーブル18が引っ張られ、ロック装置がロック解除される。その後、モータ11への電力が切断され、図6,7に示すように逆転用ばね7が弾性戻りする。そして逆転用ばね7の弾性力によって入力回転体3が逆転する。
入力回転体3が溝付部材5とともに逆転すると、図6に示すように動力伝達体6が溝5bの外周壁面5b1と軸部4bとに挟まれた状態から開放される。その結果、入力回転体3に対して従動回転体4が自由に回転可能になる。そのためロック装置は、従動回転体4よりも下流側、すなわち従動回転体4と中間ギヤ13と出力回転体14を回転または傾動させることによって初期状態に戻る。そのためロック装置は、逆転に大きなエネルギーを必要とする入力回転体3からのウォームギヤ12の逆転を大きく行うことなく、初期状態に戻ることができる。
以上のようにして実施の形態が形成されている。すなわちクラッチ装置1は、図2に示すように入力回転体3と従動回転体4と、これら入力回転体3と従動回転体4の間を動力伝達可能な伝達状態と動力伝達しない切断状態とに切り換える切換操作手段19を有している。切換操作手段19は、従動回転体4側に設けられた軸部4bと、入力回転体3側に設けられ軸部4bが挿入される軸孔5aと、軸孔5aと連続して入力回転体3側に形成された溝5bと、溝5b内に設けられる動力伝達体6とを有している。そして入力回転体3の正転時に動力伝達体6が溝5bの壁面と軸部4bとに挟まれて両回転体3,4間を動力伝達可能な伝達状態にし、入力回転体3の逆転時に動力伝達体6が溝5bの壁面と軸部4bに挟まれた状態から開放されて両回転体3,4間を動力伝達しない切断状態にする。
したがって両回転体3,4間に配された動力伝達体6が両回転体3,4間に挟まれることで両回転体3,4間が動力伝達可能な伝達状態になる。そして動力伝達体6は、従来の切換操作手段のコイルスプリング等のように弾性変形される構造ではない。そのため両回転体3,4間を確実に伝達状態にする。しかも動力伝達体6は、コイルスプリング等に比べてトルクによって塑性変形され難い構成である。そのためコイルスプリング等に比べて大きな駆動力(トルク)を安定良く両回転体3,4間を伝達状態にすることができる。
また溝5bは、図5に示すように回転体3の回転中心を中心とする円弧に対して傾斜する外周壁面5b1を有し、その外周壁面5b1によって動力伝達体6を軸部4bに押し付ける構成になっている。したがって溝5bの外周壁面5b1の形状によって動力伝達体6を軸部4bに押し付けることができる。
また動力伝達体6は、図1に示すように溝5bの壁面に当接して転動する転動体である。したがって動力伝達体6と溝5bの相対移動が動力伝達体6の転動によってスムーズに行われ得る。
また図5に示すようにクラッチ装置1は、一対の動力伝達体6を有し、一対の動力伝達体6が軸部4bを挟む軸対称位置に設けられている。したがって一対の動力伝達体6によって軸部4bを挟むことで、動力伝達体6の軸部4bへの挟み込みが安定する。その結果、比較的大きな駆動力を伝達する場合でも安定良く駆動力を入力回転体3側から従動回転体4側に伝達することができる。
また図2に示すようにクラッチ装置1は、入力回転体3を逆転させる逆転用ばね7を切換操作手段19と別個に有している。ところで従来のクラッチ装置は、切換操作手段としてコイルスプリングを有しており、このコイルスプリングが入力回転体を逆転させる機能をも備えていた。そのためコイルスプリングは、切換操作手段として機能と、入力回転体を逆転させる機能とを両立させる必要があって設計変更等が容易でない構成であった。これに対して本形態は、切換操作手段19と別個に逆転用ばね7を有しているため、各機能をより良く設定することが容易な構成になっている。
(他の実施の形態)
本発明は、上記実施の形態に限定されず、以下の形態等であっても良い。
(1)例えば上記実施の形態の切換操作手段19は、従動回転体4側に設けられた軸部4bと、入力回転体3側に設けられる軸孔5aと溝5bを有していた。しかし入力回転体3側に設けられた軸部と、従動回転体4側に設けられ前記軸部が挿入される軸孔と、軸孔と連続して従動回転体4側に形成された溝と、溝内に設けられる動力伝達体とを有している形態であっても良い。
(2)上記実施の形態は、円筒状の動力伝達体6を有していた。これに代えて球状の動力伝達体を有している形態であっても良い。
(3)上記実施の形態は、溝5bの外周壁面5b1によって動力伝達体6を軸部4bに押し付ける構成になっていた。しかし軸部の外周面が円周面ではなく、その軸部によって動力伝達体を溝の外周壁面に押し付け、軸部と溝の外周壁面とによって動力伝達体を挟む形態であっても良い。
(4)上記実施の形態は、一対の動力伝達部材を有していたが、軸部を挟む軸対称位置に設けられた複数対の動力伝達体を有している形態であっても良い。
(5)上記実施の形態は、入力回転体3と溝付部材5を別々に有しており、これらが組み付けられる形態であった。しかしこれらが一つの部材で成形される形態であっても良い。
クラッチ装置を有するアクチュエータの断面図である。 クラッチ装置の斜視図である。 クラッチ装置の斜視図である。 図1のIV―IV線断面におけるクラッチ装置の斜視図である。 入力回転体と従動回転体間を動力伝達可能な伝達状態にした際の図4のV―V線断面矢視図である。 入力回転体と従動回転体間を動力伝達しない切断状態にした際の図5に相当する断面図である。 図4のVII―VII線断面矢視図である。
符号の説明
1・・・クラッチ装置
2・・・ケース部材
3・・・入力回転体
4・・・従動回転体
4b・・・軸部
5・・・溝付部材
5a・・・軸孔
5b・・・溝
5b1・・・外周壁面
6・・・動力伝達体
7・・・逆転用ばね
8・・・回転プレート
9・・・軸方向付勢ばね
10・・・アクチュエータ
11・・・モータ(駆動源)
12・・・ウォームギヤ
13・・・中間ギヤ
14・・・出力回転体
15・・・操作レバー
16・・・支持軸部材
17・・・回転規制部
18・・・ケーブル
19・・・切換操作手段

Claims (5)

  1. 駆動源の駆動力によって回転操作される入力回転体と、その入力回転体と同軸状に回転可能に支持される従動回転体と、これら入力回転体と従動回転体の両回転体の間を動力伝達可能な伝達状態と動力伝達しない切断状態とに切り換える切換操作手段を有するクラッチ装置であって、
    前記切換操作手段は、前記両回転体のいずれか一方の回転体側に設けられた軸部と、いずれか他方の回転体側に設けられ前記軸部が挿入される軸孔と、前記軸孔と連続して前記他方の回転体側に形成された溝と、前記溝内に設けられる動力伝達体とを有し、前記入力回転体の正転時に前記動力伝達体が前記溝の壁面と前記軸部とに挟まれて前記両回転体間を動力伝達可能な伝達状態にし、前記入力回転体の逆転時には、前記動力伝達体が前記溝の壁面と前記軸部とに挟まれた状態から開放されて前記両回転体間を動力伝達しない切断状態にし、
    前記入力回転体と同軸上に回転可能に支持される回転プレートと、前記回転プレートに当接して前記回転プレートとの間に摩擦力を生じる回転規制部と、前記入力回転体に係止される係止部と前記回転プレートに引っ掛けられるフックとを備える逆転用ばねが設けられ、
    前記逆転用ばねは、前記入力回転体を前記駆動源の駆動力によって正転させた時に弾性変形されつつ前記回転プレートを前記回転規制部に対して摺動させ、前記駆動力が切断された時に前記弾性変形の弾性戻り力によって前記入力回転体を逆転させることを特徴とするクラッチ装置。
  2. 請求項1に記載のクラッチ装置であって、
    溝は、回転体の回転中心を中心とする円弧に対して傾斜する外周壁面を有し、その外周壁面によって動力伝達体を軸部に押し付ける構成になっていることを特徴とするクラッチ装置。
  3. 請求項1または2に記載のクラッチ装置であって、
    動力伝達体は、溝の壁面に当接して転動する転動体であることを特徴とするクラッチ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のクラッチ装置であって、
    一対の動力伝達体を有し、前記一対の動力伝達体が軸部を挟む軸対称位置に設けられていることを特徴とするクラッチ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のクラッチ装置であって、
    前記回転プレートを前記回転規制部に押し当てる軸方向付勢ばねが設けられることを特徴とするクラッチ装置。
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