JP4816211B2 - セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシート - Google Patents

セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシート Download PDF

Info

Publication number
JP4816211B2
JP4816211B2 JP2006106168A JP2006106168A JP4816211B2 JP 4816211 B2 JP4816211 B2 JP 4816211B2 JP 2006106168 A JP2006106168 A JP 2006106168A JP 2006106168 A JP2006106168 A JP 2006106168A JP 4816211 B2 JP4816211 B2 JP 4816211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
green sheet
ceramic green
ceramic
polyvinyl butyral
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006106168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007277050A (ja
Inventor
彰 斉藤
薫 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2006106168A priority Critical patent/JP4816211B2/ja
Publication of JP2007277050A publication Critical patent/JP2007277050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4816211B2 publication Critical patent/JP4816211B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシートに関し、特に紫外線硬化型のセラミックグリーンシート組成物及び該組成物を用いて形成されたセラミックグリーンシートに関する。
積層セラミックコンデンサは、携帯電話、パソコン等の種々の電子機器に組み込まれ、その需要は年々増加してきている。積層セラミックコンデンサは、誘電体グリーンシート層と内部電極層とを交互に積層し、焼成することで作製されている。
この積層セラミックコンデンサにおいては、携帯電話、パソコン等の電子機器の小型化・軽量化の進展に伴い、微小化が強く求められてきており、このため、誘電体グリーンシート層の薄層化と多層化が求められている。
これに対して、特許文献1では、キャリアフィルム上に誘電体グリーンシート層とペースト層とを、1層あたりの誘電体グリーンシート層の厚さを0.5〜10μmとして、交互に形成し、キャリアフィルム上に2〜50層の誘電体グリーンシート層をもつ積層体を得、この積層体からキャリアフィルムを剥離した後、この積層体の2以上を重ねて焼成する積層型セラミックチップコンデンサの製造方法が提案されており、誘電体グリーンシート層の薄層化と多層化が実現されている。
しかしながら、誘電体グリーンシート層の厚さを2〜3μm程度以下にして、誘電体グリーンシート層と内部電極層とを交互に多数積層する場合、得られる積層セラミックコンデンサにショートが生じたり、耐圧が劣化したりすることがあった。
特許第3190177号公報
これに対し、本発明者は、公知ではない他の出願において、誘電体グリーンシート層と内部電極層とが交互にそれぞれ複数積層されたグリーンシート積層体において、誘電体グリーンシート層の厚さが2〜3μm程度以下であっても、該グリーンシート積層体を用いて得られる積層セラミックコンデンサや積層セラミックインダクタ等の電子部品にショートが生じたり、耐圧が劣化したりすることがないグリーンシート積層体を提案している。
このグリーンシート積層体は、複数の誘電体グリーンシート層のうち、少なくとも一層の誘電体グリーンシート層を硬化させることを特徴とする。
しかし、紫外線照射による硬化を行う場合、誘電体グリーンシート層の形成に用いる樹脂の組成によっては、紫外線照射による硬化が十分に進まず、良好なグリーンシート積層体が得られないことがあった。また、紫外線照射による硬化が十分に進まないという現象は、誘電体グリーンシート層の厚さが2〜3μm程度以下と薄い場合ほど起こることが多かった。
また、以上の現象は、誘電体グリーンシート層をより広い上位概念であるセラミックグリーンシート層と捉え直した場合であっても、生じると言ってよいと考えられる。
そこで、本発明は、厚さが2〜3μm程度以下であるセラミックグリーンシート層であっても、紫外線照射による硬化を十分に進めることができるセラミックグリーンシート組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため、鋭意研究開発を進めた。その結果、アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂を主剤として含む樹脂において、架橋剤としてのアクリレートモノマーが所定の2種類含まれ、かつ、光重合開始剤が所定の2種類含まれていると、該樹脂をチタン酸バリウムと混合してなるセラミックグリーンシート組成物は紫外線により良好に硬化し、該セラミックグリーンシート組成物を用いると、厚さ2〜3μm以下のセラミックグリーンシート層を形成した場合であっても、紫外線により良好に硬化することを見出した。本発明はかかる知見に基づき完成されたものである。即ち、上記目的は、以下の実施例により達成される。
(1)セラミック粉末、アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂、架橋剤及び重合開始剤を含有するセラミックグリーンシート組成物であって、前記架橋剤として2種類以上のアクリレートモノマーを含有してなり、かつ、前記重合開始剤として2種類以上の光重合開始剤を含有してなり、
前記架橋剤として、多官能アクリレートモノマー及び二官能アクリレートモノマーを含有し、かつ、前記重合開始剤として、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オン及びイソプロピルチオキサソンを含有してなり、
前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の質量に対する、前記架橋剤及び前記光重合開始剤の合計質量の比が、0.20〜0.50であることを特徴とするセラミックグリーンシート組成物。
ここで、多官能アクリレートモノマーとは、3つ以上のアクリレート基を有するアクリレートモノマーのことであり、二官能アクリレートモノマーとは、2つのアクリレート基を有するアクリレートモノマーのことである。
)前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の分子量が40,000〜130,000であることを特徴とする(1)に記載のセラミックグリーンシート組成物。
)(1)又は(2)に記載のセラミックグリーンシート組成物を用いて形成され、かつ、厚さが0.1〜3μmであることを特徴とするセラミックグリーンシート。
本発明に係るセラミックグリーンシート組成物の一つの態様においては、架橋剤として2種類以上のアクリレートモノマーを含有してなるので、得られるセラミックグリーンシートは、強度と接着性を両立させることができる。
また、本発明に係るセラミックグリーンシート組成物の別の態様においては、重合開始剤として2種類以上の光重合開始剤を含有してなるので、得られるセラミックグリーンシートの厚さの影響を受けずに紫外線照射により硬化させることができ、特にセラミックグリーンシートが2〜3μm以下と薄い場合であっても、酸素阻害の影響を受けにくく、良好に硬化させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明に係るセラミックグリーンシート組成物は、セラミック粉末、アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂、架橋剤及び重合開始剤を含有する。そして、前記架橋剤として2種類以上のアクリレートモノマーを含有してなるか、または、前記重合開始剤として2種類以上の光重合開始剤を含有してなる。または、前記架橋剤として2種類以上のアクリレートモノマーを含有し、かつ、前記重合開始剤として2種類以上の光重合開始剤を含有してなる。
前記セラミック粉末は、作製するセラミックグリーンシートの主成分であり、作製する電子部品に応じて適宜選択することができ、例えばチタン酸バリウムを用いることができる。
前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂は、硬化させることによって、シート強度を大きくすることができる。一般的に、セラミックグリーンシートは、キャリアフィルムから剥離させてから積層するので、シート強度は、キャリアフィルムからシートを剥離させるときにシートに加わる応力より大きくする必要がある。そのため、セラミックグリーンシートの厚さが薄くなるほど、シート強度を大きくすることが要求される。
しかし、硬化を進ませすぎると、セラミックグリーンシート同士の接着性が悪くなり、作製したセラミックグリーンシートを積層する際にズレが生じやすくなる。また、強固な積層チップを作ることができない。このため、架橋剤には、ポリビニルブチラール樹脂の硬化を進めるという働きと、作製するセラミックグリーンシートの接着性をある程度保持するという2つの働きが求められる。
この2つの機能を1つのアクリレートモノマーのみで達成することはできないので、架橋剤には2種類以上のアクリレートモノマーを用いる。具体的には、アクリレート基を3つ以上有する多官能アクリレートモノマー及びアクリレート基を2つ有する二官能アクリレートモノマーを含有させることが好ましい。多官能アクリレートモノマーは、ポリビニルブチラール樹脂の架橋密度を上げる働きが大きく、該樹脂の強度及び対溶剤性を高める働きがある。一方、二官能アクリレートモノマーは、ポリビニルブチラール樹脂に対して架橋密度を上げる働きが小さいが、接着性を高める働きがある。多官能アクリレートモノマーとしては、例えばペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート等を挙げることができ、二官能アクリレートモノマーとしては、例えばポリエチレングリコール400ジアクリレート、ポリエチレングリコール200ジアクリレート、ポリエチレングリコール600ジアクリレート、ECH変性エチレングリコールジアクリレート、ビス(アクリロキシネオペンチルグリコール)アジペート、テトラエチレングリコールジアクリレート等を挙げることができる。
前記重合開始剤には、前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の硬化反応を開始する働きが求められる。本発明に係る組成物を用いて作製したセラミックグリーンシートに紫外線を照射して前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の硬化反応を開始させる場合、セラミックグリーンシートに含まれるセラミックスの光吸収波長と、重合開始剤がラジカルを発生する光の波長が同じであると、重合開始剤はその機能を十分に発揮することができない。したがって、重合開始剤がその機能を発揮する光の波長は、セラミックグリーンシートに含まれるセラミック粉末の光吸収波長とは異なっていることが好ましい。
また、作製するセラミックグリーンシートの厚さが薄くなると、該シートに含まれる重合開始剤は酸素の影響を強く受けるようになるので、重合開始剤には酸素阻害の影響を受けにくいという特性も要求される。
したがって、前記重合開始剤には、前記セラミック粉末の主たる光吸収波長から外れた波長の光で光重合機能を発揮する光重合開始剤、及び酸素阻害の影響を受けにくい光重合開始剤を含有させることが好ましい。前記セラミック粉末の主たる光吸収波長から外れた波長の光で光重合機能を発揮する光重合開始剤を含有させることにより、前記セラミック粉末の影響を大きく受けずにポリビニルブチラール樹脂の光重合を開始させることができる。また、酸素阻害の影響を受けにくい光重合開始剤を含有させることにより、作製するセラミックグリーンシートが薄く、例えば2〜3μm以下の場合でも、良好にポリビニルブチラール樹脂の光重合を開始させることができるようにすることが好ましい。
以上述べてきた成分に加えて、必要に応じ、可塑剤、界面活性剤、溶剤を適宜加えて、セラミックグリーンシート作製用のセラミック塗料を作製することができる。
可塑剤は、セラミックグリーンシートに可塑性を付加し、剥離積層時のシートのハンドリングを容易にするとともに、セラミックグリーンシートの接着性を補助する。可塑剤としては、例えばDOP(ビス(2−エチルヘキシル)フタレート)等を用いることができる。
界面活性剤は、帯電を防止する働きがあるので、界面活性剤を添加することにより、セラミックグリーンシートからキャリアフィルムを剥離させて積層する際のハンドリング性が良好になる。界面活性剤としては、例えばイオン性の界面活性剤を用いることができる。
溶剤は、前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂を溶解させる働きがあり、セラミックグリーンシート作製用のセラミック塗料の作製を行いやすくする。溶剤としては、トルエンやエタノール等を用いることができる。
前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の質量に対する、前記架橋剤及び前記光重合開始剤の合計質量の比は、0.20〜0.50であることが好ましい。前記の比が0.20を下回ると、硬化が不十分となるため、電極塗料や2層目の誘電体塗料の溶剤等のアタックを受けやすくなり、作製したセラミックグリーンシートの表面粗さRa及び該シートに印刷した内部電極層の表面粗さRaが大きくなり、作製する積層セラミックコンデンサの不良率が大きくなる。前記の比が0.50を上回ると、シートが硬くなりすぎ脆くなるため、作製したセラミックグリーンシートの接着強度が小さくなり、シート同士の接着性が悪くなり、強固な積層チップを作製することが困難となる。また、クラックや層間剥離等によって、作製する積層セラミックコンデンサの不良率が大きくなる。
前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の分子量は、40,000〜130,000であることが好ましい。該分子量が40,000を下回ると、硬く脆いシートとなる。130,000を上回ると、硬化後のセラミックグリーンシートの強度は高くなるが、セラミック塗料内におけるセラミック粉末の分散性が悪くなり、塗布によって良好なセラミックグリーンシートを作製することは難しくなる。
本発明に係るセラミックグリーンシート組成物を用いて作製するセラミックグリーンシートの厚さは、0.1〜3μmであることが好ましい。厚さが0.1μm未満のセラミックグリーンシート層は現状の技術では安定して作製することができない。一方、セラミックグリーンシート層の厚さが3μmを上回る場合は、セラミックグリーンシート層を硬化させなくても、該シート層の上に印刷する電極塗料に含まれる溶剤の影響は受けにくくなるので、本発明に係るセラミックグリーンシート組成物を用いる利点は小さくなる。
(実施例1)
粒径0.2μmのチタン酸バリウム粉末(堺化学工業株式会社製、BT−02)と紫外線硬化型樹脂の主剤とを、架橋剤、光重合開始剤、可塑剤、界面活性剤、溶剤とともに混練して、グリーンシート作製用セラミック塗料を作製し、該セラミック塗料を用いてPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に1層目のセラミックグリーンシート層を作製した。次に、1層目のセラミックグリーンシート層の上に電極塗料を印刷して1層目の内部電極層を設けるとともに、PETフィルムの両縁部の4箇所にも電極塗料を印刷してターゲットマークを設けた。次に、1層目の内部電極層が印刷された1層目のセラミックグリーンシート層の上に2層目のセラミックグリーンシート層を設け、さらにその上に2層目の内部電極層を印刷により設け、セラミックグリーンシート層と内部電極層をそれぞれ2層ずつ有するグリーンシート積層体を作製した。また、グリーンシート積層体を作製する途中の工程でセラミックグリーンシート層及び内部電極層の評価を行うとともに、作製したグリーンシート積層体の評価を行った。以下、工程ごとに、詳細に説明する。
(1)紫外線硬化型樹脂の主剤の作製
紫外線硬化型樹脂の主剤としては、アクリレート化したポリビニルブチラールを用いた。アクリレート化したポリビニルブチラールは、次のようにして作製した。
ポリビニルブチラール(積水化学工業株式会社製、品番:BM−2、分子量5万、水酸基31mol%、ブチラール化度68±3mol%)をトルエンに溶解して作製した溶液に、メタクロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工株式会社製、品番:カレンズMOI)を加えるとともに、塩基としてトリエチルアミンを加え、60℃の温度に10時間保持しつつ攪拌して、アクリレート化したポリビニルブチラールを作製した。
(2)セラミック塗料の作製
前記のようにして作製したアクリレート化したポリビニルブチラールを含むトルエン溶液と、チタン酸バリウムと、架橋剤としてのアクリレートモノマー(ペンタエリスリトールトリアクリレート、及びポリエチレングリコール400ジアクリレート)と、2種類の光重合開始剤(2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オン、及びイソプロピルチオキサソン)と、可塑剤(DOP(ビス(2−エチルヘキシル)フタレート))と、界面活性剤ホモゲノールL−95(花王株式会社製)と、溶剤としてのエタノールとを、表1に記載した割合となるように秤量し、ボールミルで20時間混合した。さらに、ごみ、かすの除去のためにフィルトレーションを行うとともに、超音波処理をして脱泡処理を行ってセラミック塗料を作製した。なお、前記化学物質についての表1中の値は、チタン酸バリウムの全質量を100質量部として、前記化学物質それぞれの含有割合を表示したものである。
なお、架橋剤として、ペンタエリスリトールトリアクリレート、及びポリエチレングリコール400ジアクリレートを用いているが、前者は官能基であるアクリレート基を3つ有し、後者は官能基であるアクリレート基を2つ有する。
また、光重合開始剤として、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オン、及びイソプロピルチオキサソンを用いている。前者はNorrishI型開裂反応及び水素引き抜き反応の両方でラジカルを発生するため、酸素阻害を受けにくい。一方、前者の光吸収波長は280〜320nmであり、チタン酸バリウムの光吸収波長である360nm以下と重なるため、チタン酸バリウムとの共存下では光重合開始機能を発揮しにくい。後者の光吸収波長は380〜390nmであるため、チタン酸バリウムとの共存下でも光重合開始機能を発揮しやすい。
(3)電極塗料の作製
粒径0.2μmのニッケル粉(JFEミネラル製、品番:NPF201)100gと、エチルセルロース8gと、ターピネオール40gとを秤量し、3本ロールミルで混練して電極塗料を作製した。
(4)グリーンシート積層体の作製及び評価
前記のようにして作製したセラミック塗料及び電極塗料を用いて、グリーンシート積層体を作製した。
まず、ダイコータ((株)康井精機製)で、PETフィルム上に、乾燥後の厚さが1μmになるようにセラミック塗料を塗布スピード70m/minで塗布し、温度70℃で乾燥させた。その後、紫外線照射を行い、1層目のセラミックグリーンシート層を形成した。照射する紫外線の量は、200mJ/cm2とした。形成した1層目のセラミックグリーンシート層の厚さをカールマール社の厚さ測定器(ミリトロン1240)で測定したところ、1.0μmであった。
次に、1層目のセラミックグリーンシート層の上に、スクリーン印刷機を用いて、乾燥後の厚さが1.2μmになるように電極塗料をスクリーン印刷し、90℃で乾燥させ、1層目の内部電極層を形成した。また、同時に、PETフィルムの両縁部の4箇所に内部電極印刷用ターゲットマークを印刷した。形成した内部電極層の厚さをカールマール社の厚さ測定器(ミリトロン1240)で測定したところ、1.2μmであった。また、1層目の内部電極層の表面粗さRa(中心線平均粗さ)を原子間力顕微鏡(AFM(Atomic Force Microscope))((株)島津製作所製、SPM−9500)で測定した。
さらに、1層目のセラミックグリーンシート層及び1層目の内部電極層の上に、2層目のセラミックグリーンシート層を1層目のセラミックグリーンシート層の場合と同様に塗布し、乾燥させた後、200mJ/cm2の紫外線照射を行った。
そして、2層目のセラミックグリーンシート層の表面粗さRaを1層目の内部電極層の場合と同様にして測定した。
次に、2層目のセラミックグリーンシート層の上に、2層目の内部電極層を1層目の内部電極層の場合と同様に印刷及び乾燥させて形成し、2層のセラミックグリーンシート層と2層の内部電極層からなるグリーンシート積層体を作製した。図1に、作製したグリーンシート積層体の断面の概略を示す。
なお、グリーンシート積層体を積層して、セラミックコンデンサを作製する場合にも、積層時の位置決めのためのターゲットマークが必要であるところ、本実施例に係るグリーンシート積層体は、2層のセラミックグリーンシート層と、2層の内部電極層とからなり、2層目が最上層になるので、2層目の内部電極層の印刷の際には、同時に2層目のセラミックグリーンシート層の両縁部の4箇所に、ターゲットマークも印刷した。
以上の作製条件及び測定結果を表1に示す。ただし、内部電極層及びセラミックグリーンシート層の表面粗さRaは各層における測定値の平均値である。各層における測定は、測定箇所を少しずつずらして3回行い、平均値を求め、これを各層における測定値とした。
(5)積層セラミックコンデンサの作製及び評価
作製したグリーンシート積層体を積層機で300層積み重ね、さらに、下面と上面には外装として同じセラミック塗料から作製したグリーンシートを100μm積み重ねた。そして、ホットプレス(温度:70℃、圧力:70MPa、時間:70sec)を行った後、3.2mm×1.6mmに切断し、大気中で、300℃、12h熱処理して樹脂成分及び溶剤を取り除いた後、還元雰囲気で1250℃、10hの焼成を行った。次に、外部端子を付け、積層セラミックコンデンサとした。
作製した積層セラミックコンデンサ100個について、インピーダンスアナライザー(ヒューレットパッカード社製、HP−4284A)を用いて、短絡の有無の確認及び容量の測定を行った。また、光学顕微鏡により、クラックの有無、層間剥離の発生の有無を確認した。
そして、短絡が発生している場合(容量が0の場合)、容量が平均値(100個のサンプルから短絡したものを除いたものについての容量の平均値)の10%以下の場合を不良とし、不良個数を確認した。なお、短絡が発生したサンプルについては、ほとんどのもので、クラックが発生したり、層間剥離が発生したりしていた。不良個数についての結果を表1に示す。
(6)セラミックグリーンシート層の引張強度
形成した1層目のセラミックグリーンシート層(紫外線照射後)を長さ3cm×幅1cmに切り出し、PETフィルムを剥離させ、引張試験用試験片とした。得られた試験片をチャック間隔が1cmとなるように引張試験機((株)島津製作所製、卓上試験機EZ・Test)に取り付け、引張速度200mm/minで試験を行った。その結果を表1に示す。
(7)セラミックグリーンシート層の接着性の評価
厚さを8μmとした以外は、1層目のセラミックグリーンシート層の場合と同様にしてセラミックグリーンシート層52を作製し、作製したセラミックグリーンシート層52(紫外線照射後)を4cm×4cmの大きさに切った。そして、同サイズの剥離ライナー54が付いた同サイズの両面テープ53にセラミックグリーンシート層52の表面を貼り付け(図2(A)参照)、PETフィルム51をはがした(図2(B)参照)。次に、PETフィルム51をはがした側のセラミックグリーンシート層52の表面に、同サイズのPETフィルム56の付いた同サイズのセラミックグリーンシート層55の表面を重ね(図2(C)参照)、ホットプレス(温度:70℃、圧力:19kg/cm2、時間:1min)を行った。
ホットプレス後のサンプルを直径1.13cmの円形に切り出し、PETフィルム56をはがした(図2(D)参照)。次に、PETフィルム56をはがした側のセラミックグリーンシート層55の表面に、同サイズの剥離ライナー58が付いた両面テープ57を貼り付けた(図2(E)参照)。その後、上下両方の剥離ライナー54、58をはがして、サンプルを図3に示すように治具61に取り付け、引張速度10mm/minで上下に引張り、接着強度を測定した。その結果を表1に示す。
なお、セラミックグリーンシート層52、55の厚さを8μmと厚くしたのは、上記接着試験を行いやすくするためである。
(8)セラミックグリーンシート層のエタノールに対する安定性の評価
形成した1層目のセラミックグリーンシート層(紫外線照射後)を長さ3cm×幅1cmに切り出し、PETフィルムを剥離させ、ブチラール樹脂の良溶媒であるエタノールを満たしたシャーレに30分間浸した。30分経過後、該シャーレを手で軽く振動させた後、浸したセラミックグリーンシート層の面積が元の面積の1/3を上回っている場合をOKとし、1/3以下となった場合をNGとして、目視により評価を行った。
(実施例2)
ポリビニルブチラールとして分子量11万のもの(積水化学工業株式会社製、品番:BH−3、分子量11万、水酸基31mol%、ブチラール化度65±3mol%)を用いた以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(実施例3)
まず、イソホロンジイソシアネートと2−ヒドロキシエチルアクリレート(共栄社化学株式会社製、品番:HOA)をトルエンに溶解し、イソホロンジイソシアネートのイソシアネート基と2−ヒドロキシエチルアクリレートの水酸基とを反応させて、イソホロンイソシアネートエチルアクリレートを作製した。
次に、ポリビニルブチラール(積水化学工業株式会社製、品番:BM−2、分子量5万、水酸基31mol%、ブチラール化度68±3mol%)をトルエンに溶解して作製した溶液に、前記のようにして作製したイソホロンイソシアネートエチルアクリレートを加えるとともに、塩基としてトリエチルアミンを加え、60℃の温度に10時間保持しつつ攪拌して、アクリレート化したポリビニルブチラールを作製した。
このようにして作製したイソホロンイソシアネートエチルアクリレートを、メタクロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工株式会社製、品番:カレンズMOI)に替えて、ポリビニルブチラール(積水化学工業株式会社製、品番:BM−2、分子量5万、水酸基31mol%、ブチラール化度68±3mol%)をトルエンに溶解して作製した溶液に加えた以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例1)
架橋剤としての2種類のアクリルモノマー(ペンタエリスリトールトリアクリレート、及びポリエチレングリコール400ジアクリレート)のうち、ペンタエリスリトールトリアクリレートを1.1質量部用い、ポリエチレングリコール400ジアクリレートを用いなかったこと以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例2)
架橋剤としての2種類のアクリルモノマー(ペンタエリスリトールトリアクリレート、及びポリエチレングリコール400ジアクリレート)のうち、ペンタエリスリトールトリアクリレートを用いず、ポリエチレングリコール400ジアクリレートを1.1質量部用いたこと以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例3)
2種類の光重合開始剤(2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オン、及びイソプロピルチオキサソン)のうち、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オンを0.5質量部用い、イソプロピルチオキサソンを用いなかったこと以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例4)
2種類の光重合開始剤(2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オン、及びイソプロピルチオキサソン)のうち、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オンを用いず、イソプロピルチオキサソンを0.5質量部用いたこと以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例5及び6)
アクリレート化したポリビニルブチラール(分子量5万)の含有割合、架橋剤としての2種類のアクリルモノマー(ペンタエリスリトールトリアクリレート、及びポリエチレングリコール400ジアクリレート)の含有割合、及び2種類の光重合開始剤(2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オン、及びイソプロピルチオキサソン)の含有割合が表1に示したようになるようにした以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例7)
ポリビニルブチラール(積水化学工業株式会社製、品番:BM−2、分子量5万、水酸基31mol%、ブチラール化度68±3mol%)をアクリレート化せずに、添加するチタン酸バリウム100質量部に対して5.7質量部用いたこと、2種類のアクリルモノマー及び2種類の光重合開始剤を用いなかったこと、及び紫外線照射をしなかったこと以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
(比較例8)
ポリビニルブチラールに代えてアクリル樹脂(藤倉化成株式会社製、品番:MM747、分子量40万)用い、2種類のアクリルモノマー及び2種類の光重合開始剤を用いなかったこと、及び紫外線照射をしなかったこと以外は実施例1と同様にして、グリーンシート積層体及び積層セラミックコンデンサを作製し、評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 0004816211
実施例1〜3は、紫外線硬化型樹脂の主剤として、アクリレート化したポリビニルブチラールを用いている。また、アクリレートモノマーとして、アクリレート基が2つのものと3つのものの2種類を用い、光重合開始剤として、チタン酸バリウムとは光吸収波長が異なるものと酸素阻害の影響を受けにくいものの2種類を用いている。このため、セラミックグリーンシート層の引張強度は100〜125kg/cm2、接着強度は30〜37N/cm2と大きくなり、表面粗さRaは、セラミックグリーンシート層では100〜113nm、内部電極層では100〜110nmと小さくなり、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中2〜3個と少なかった。また、光学顕微鏡による観察の結果、積層ズレも少なかった。
比較例1は、アクリレートモノマーとして、アクリレート基を3つ有するものしか用いておらず、アクリレート基を2つ有するものは用いていない。このため、セラミックグリーンシート層の引張強度は120kg/cm2と大きくなったものの、接着強度が0N/cm2と低く、光学顕微鏡による観察の結果、ほとんどのサンプルでクラックや層間剥離が発生しており、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中87個と多くなった。
比較例2は、アクリレートモノマーとして、アクリレート基を2つ有するものしか用いておらず、アクリレート基を3つ有するものは用いていない。このため、セラミックグリーンシート層の接着強度は30N/cm2となったものの、引張強度は55kg/cm2と小さくなった。このため、グリーンシート積層体をPETフィルムから剥離させるときに、セラミックグリーンシート層の一部がPETフィルムに残存してしまい、得られた積層セラミックコンデンサは短絡の発生も多くなり、不良個数は100個中47個と多くなった。
比較例3は、光重合開始剤として、光吸収波長がチタン酸バリウムの光吸収波長と異なるものしか用いておらず、酸素阻害の影響を受けにくいものは用いていない。このため、セラミックグリーンシート層の硬化が不十分となり、引張強度が85kg/cm2と小さくなるとともに、電極塗料や誘電体塗料に含まれる溶剤のアタックにより、セラミックグリーンシート層及び内部電極層の表面粗さRaはそれぞれ136nm及び130nmと大きくなり、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中32個と多くなった。
比較例4は、光重合開始剤として、酸素阻害の影響を受けにくいものしか用いておらず、光吸収波長がチタン酸バリウムの光吸収波長と異なるものは用いていない。このため、セラミックグリーンシート層の硬化が不十分となり、引張強度が70kg/cm2と小さくなるとともに、電極塗料や誘電体塗料に含まれる溶剤のアタックにより、セラミックグリーンシート層及び内部電極層の表面粗さRaはそれぞれ150nm及び148nmと大きくなり、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中44個と多くなった。
比較例5は、アクリレート化したポリビニルブチラールに対する、アクリレートモノマー及び光重合開始剤の合計使用量が質量比で0.58と大きいため、紫外線照射後のセラミックグリーンシート層が硬くなりすぎて脆くなり、セラミックグリーンシート層の引張強度が50kg/cm2、接着強度が10N/cm2と小さくなった。また、電極塗料や誘電体塗料の溶剤のアタックに対する効果も少なく、セラミックグリーンシート層及び内部電極層の表面粗さRaはそれぞれ139nm及び133nmと大きくなり、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中39個と多くなった。
比較例6は、アクリレート化したポリビニルブチラールに対する、アクリレートモノマー及び光重合開始剤の合計使用量が質量比で0.19と小さいため、セラミックグリーンシート層の硬化が不十分となり、引張強度が75kg/cm2と小さくなるとともに、電極塗料や誘電体塗料の溶剤のアタックにより、セラミックグリーンシート層及び内部電極層の表面粗さRaはそれぞれ130nm及び124nmと大きくなり、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中32個と多くなった。
比較例7は、アクリレート化していないポリビニルブチラールを用いたため、セラミックグリーンシート層の接着強度は40N/cm2と大きくなったものの、引張強度は70kg/cm2と小さくなった。また、電極塗料や誘電体塗料の溶剤のアタックにより、セラミックグリーンシート層及び内部電極層の表面粗さRaはそれぞれ175nm及び135nmと大きくなり、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中63個と多くなった。
比較例8は、ポリビニルブチラールではなくアクリル樹脂を用いたため、電極塗料や誘電体塗料の溶剤のアタックによるシートアタックの影響は受け難いものの、引張強度は35kg/cm2と小さくなった。このため、グリーンシート積層体をPETフィルムから剥離させるときに、セラミックグリーンシート層の一部がPETフィルムに残存してしまい、得られた積層セラミックコンデンサは短絡の発生も多くなり、得られた積層セラミックコンデンサの不良個数は100個中89個と多くなった。
本発明の範囲に含まれるセラミックグリーンシート用組成物を用いて作製したグリーンシート積層体の概略を示す断面図 接着試験用サンプル作製の概略を示す断面図 接着試験の概略を示す側面図
符号の説明
1…グリーンシート積層体
2…PETフィルム
3A、4A…セラミックグリーンシート層
3B、4B…内部電極層
51、56…PETフィルム
52、55…セラミックグリーンシート層
53、57…両面テープ
54、58…剥離ライナー
61…治具

Claims (3)

  1. セラミック粉末、アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂、架橋剤及び重合開始剤を含有するセラミックグリーンシート組成物であって、前記架橋剤として2種類以上のアクリレートモノマーを含有してなり、かつ、前記重合開始剤として2種類以上の光重合開始剤を含有してなり、
    前記架橋剤として、多官能アクリレートモノマー及び二官能アクリレートモノマーを含有し、かつ、前記重合開始剤として、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノープロパン−1−オン及びイソプロピルチオキサソンを含有してなり、
    前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の質量に対する、前記架橋剤及び前記光重合開始剤の合計質量の比が、0.20〜0.50であることを特徴とするセラミックグリーンシート組成物。
  2. 請求項1において、
    前記アクリレート化したポリビニルブチラール樹脂の分子量が40,000〜130,000であることを特徴とするセラミックグリーンシート組成物。
  3. 請求項1または2に記載のセラミックグリーンシート組成物を用いて形成され、かつ、厚さが0.1〜3μmであることを特徴とするセラミックグリーンシート。
JP2006106168A 2006-04-07 2006-04-07 セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシート Expired - Fee Related JP4816211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006106168A JP4816211B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006106168A JP4816211B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007277050A JP2007277050A (ja) 2007-10-25
JP4816211B2 true JP4816211B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=38678902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006106168A Expired - Fee Related JP4816211B2 (ja) 2006-04-07 2006-04-07 セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4816211B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI419916B (zh) * 2007-04-11 2013-12-21 Sekisui Chemical Co Ltd Manufacture method of ceramic molded body
JPWO2015107811A1 (ja) * 2014-01-17 2017-03-23 昭栄化学工業株式会社 バインダー樹脂の製造方法および樹脂組成物の製造方法ならびにバインダー樹脂および樹脂組成物
CN107001761B (zh) 2014-12-08 2020-06-16 3M创新有限公司 丙烯酸聚乙烯醇缩醛膜、组合物以及热粘结性制品
CN107108922B (zh) 2014-12-08 2020-08-18 3M创新有限公司 丙烯酸聚乙烯醇缩醛膜和组合物
AU2016378200B2 (en) 2015-12-22 2019-08-15 3M Innovative Properties Company Acrylic polyvinyl acetal graphic films
JP6920303B2 (ja) 2015-12-22 2021-08-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 構造化層を備えたアクリルフィルム
JP2019502574A (ja) * 2015-12-22 2019-01-31 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 第2の層を備えたアクリルポリビニルアセタールフィルム
WO2017112537A1 (en) * 2015-12-22 2017-06-29 3M Innovative Properties Company Acrylic polyvinyl acetal films comprising an adhesive layer
KR102437478B1 (ko) 2016-06-07 2022-08-30 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 캄파니 광 지향 용품을 위한 아크릴 폴리비닐 아세탈 필름
US11752731B2 (en) 2017-06-30 2023-09-12 3M Innovative Properties Company Articles having adhesive layers including urethane acrylate polymer or acrylate copolymer
JP7108495B2 (ja) * 2018-08-20 2022-07-28 株式会社技研製作所 施工具および施工装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0685410A (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 Hitachi Chem Co Ltd 高周波回路基板用シート及び高周波回路用基板
JP3823351B2 (ja) * 1995-11-24 2006-09-20 東レ株式会社 セラミックグリーンシートおよびパターン形成されたセラミックグリーンシートの製造方法
JPH1030002A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Olympus Optical Co Ltd 光硬化性流動樹脂組成物
JPH11109669A (ja) * 1997-10-01 1999-04-23 Canon Inc 電子写真感光体およびそれを用いた電子写真装置
JP4637985B2 (ja) * 1999-12-15 2011-02-23 積水化学工業株式会社 セラミックグリーンシート成形用バインダー
JP4518651B2 (ja) * 2000-08-22 2010-08-04 大日本印刷株式会社 着色レジスト材セット及びカラーフィルタ
JP2003096336A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Kansai Paint Co Ltd 被覆用組成物及び被膜
JP2004307275A (ja) * 2003-04-08 2004-11-04 Toray Ind Inc 感光性セラミックス組成物
JP2004331413A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Fujikura Kasei Co Ltd セラミックグリーンシート成形用バインダおよびその製造方法
JP2006056738A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Nichia Chem Ind Ltd 透光性α−アルミナ膜及びその製造方法
JP4788446B2 (ja) * 2006-04-04 2011-10-05 Tdk株式会社 グリーンシート積層体及びその製造方法並びに積層セラミック電子部品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007277050A (ja) 2007-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4816211B2 (ja) セラミックグリーンシート組成物及びセラミックグリーンシート
JP5035023B2 (ja) 支持シートおよび積層セラミック電子部品の製造方法
JP6790420B2 (ja) 離型積層フィルム
JP4354993B2 (ja) 積層型電子部品の製造方法
KR101586014B1 (ko) 세라믹 그린 시트 및 그 제조방법
JPWO2004088686A1 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
WO2006001359A1 (ja) 積層型電子部品の製造方法
JP2005243561A (ja) 積層セラミック電子部品用の導電体ペーストおよび積層セラミック電子部品用の積層体ユニットの製造方法
JPWO2004088685A1 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JPWO2004088687A1 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2005243560A (ja) 積層セラミック電子部品用の導電体ペーストおよび積層セラミック電子部品用の積層体ユニットの製造方法
KR100807636B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품의 전극층용의 도전체 페이스트 및적층 세라믹 전자부품용의 적층체 유닛의 제조방법
JP4788446B2 (ja) グリーンシート積層体及びその製造方法並びに積層セラミック電子部品及びその製造方法
JPH10335167A (ja) グラビア電極インキ及びその製造方法及び積層セラミック電子部品の製造方法
JP4770540B2 (ja) セラミックペースト、その製造方法、およびそのセラミックペーストを用いた積層型セラミック電子部品の製造方法
JP4412012B2 (ja) 積層セラミック電子部品用の誘電体ペーストおよび積層セラミック電子部品用の積層体ユニットの製造方法
JP2007258643A (ja) 積層型電子部品の製造方法
JP4662298B2 (ja) 積層セラミック電子部品のスペーサ層用の誘電体ペースト
JP4569100B2 (ja) 積層セラミック電子部品用の導電体ペーストおよび積層セラミック電子部品用の積層体ユニットの製造方法
JP2005082437A (ja) セラミックグリーンシートおよびそれを用いた積層セラミック電子部品
JP2005220336A (ja) 印刷用インク、及び積層セラミック電子部品の製造方法
KR100766320B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품의 스페이서층용 유전체 페이스트
KR100863398B1 (ko) 적층형 전자부품의 제조방법
JP2005263502A (ja) 積層セラミック電子部品用の誘電体ペーストおよび積層セラミック電子部品用の積層体ユニットの製造方法
JP2006013246A (ja) 積層型電子部品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20110310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees