JP4816168B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は,電子写真方式の画像形成装置に利用される現像装置に関する。さらに詳細には,シール部材によって現像ローラの端部からのトナー漏れを抑制し,そのシール部材の品質を長期間にわたって維持する現像装置に関する。
従来から,電子写真方式の画像形成装置に利用される現像装置として,非磁性の1成分トナーを供給する現像方式が採用されている。一般的にこの方式の現像装置は,像担持体(例えば,感光体ドラム)と対向し,所定の現像バイアスが印加される現像ローラと,その現像ローラと圧接し,現像ローラに向けて現像容器内のトナーを供給するトナー供給ローラと,この現像ローラの表面に当接し,現像ローラ上のトナーの付着量を規制する規制ローラとを有している。
また,現像ローラの端部からのトナー漏れを防ぐため,現像ローラの端部にはシール部材が摺接するように配置されている。シール部材の材質としては,PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の樹脂材が一般的である。この種の現像装置としては,例えば特許文献1や特許文献2に開示されている現像装置がある。
特開2003−280372号公報 特開2004−38076号公報
しかしながら,前記した従来の現像装置には,次のような問題があった。すなわち,現像ローラ上の一部のトナーは,規制ローラによって塞き止められ,軸方向の端部側へ広がる。さらに端部に移動したトナーの一部は,現像ローラとシール部材との間に潜入する。そして,現像ローラとシール部材との間に潜入したトナーによってシール部材が摩耗する。そのため,シール部材の品質を長期に維持できない。
本発明は,前記した従来の現像装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,シール部材によって現像ローラの端部からのトナー漏れを抑制するとともに,そのシール部材の品質を長期にわたって維持する現像装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた現像装置は,トナーを担持するとともにそのトナーを像担持体に向けて搬送する現像ローラと,その現像ローラに当接し,その現像ローラに対してカウンタ方向に回転し,その現像ローラ上のトナー層の厚さを規制する規制ローラと,現像ローラの端部領域に摺接するシール部材とを有する現像装置であって,規制ローラの長手方向の領域は,現像ローラの画像領域と接する第1領域と,長手方向の端部に位置するとともに第1領域に隣接し,現像ローラのシール部材との摺接領域と対向する部位を含む第2領域とからなり,第2領域の表面粗さRaが第1領域の表面粗さRaよりも大きいことを特徴としている。
本発明の現像装置は,現像ローラに圧接する規制ローラに特徴を有している。すなわち,本発明の現像装置の規制ローラは,長手方向の領域において,現像ローラとシール部材を挟んで対向する第2領域の表面粗さRaが現像ローラの画像領域と接する第1領域の表面粗さRaよりも大きい。第2領域の表面粗さRaが大きいため,トナーは長手方向の中央部から端部への移動の際に規制ローラによって掻き取られる。そのため,長手方向の中央部から端部に移動するトナー,すなわち画像領域から非画像領域に向かうトナーが低減される。よって,現像ローラとシール部材との間に潜入するトナーが低減され,シール部材の摩耗が抑制される。
また,本発明の現像装置の規制ローラは,芯金部と,その芯金部を覆い,現像ローラと当接する弾性部とを有し,芯金の表面と弾性部の表面との間の電気抵抗が第1領域よりも第2領域のほうが大きいこととするとよりよい。通常,規制ローラには,トナーを現像ローラ側に押し付けるバイアスが印加される。そのため,電気抵抗が大きいほど現像ローラに押し付ける力が弱くなる。よって,現像ローラとシール部材との間に潜入するトナーが低減され,シール部材の摩耗が抑制される。
また,本発明の現像装置の規制ローラは,現像ローラに対してカウンタ方向に回転する。規制ローラをカウンタ回転させることで,トナーの剥離性が向上する。よって,トナーの現像ローラとシール部材との間への潜入が回避され,シール部材の摩耗が抑制される。
また,第1領域と第2領域との境界の長手方向の位置は,現像ローラの画像領域と,現像ローラのシール部材との摺接領域との間であることとするとよりよい。すなわち,トナーの搬送量が異なる領域が現像ローラの画像領域内にあると,搬送量の違いによる画像ムラが生じる。また,シール部材との摺接領域にまで画像領域と同じ搬送量の領域があると,シール部材へのトナーの搬送が抑制されない。そのため,第1領域と第2領域との境界は,上記の範囲内であることが好適である。
本発明によれば,規制ローラの特性を規定することで,トナーのシール部材側への移動を抑制している。よって,シール部材によって現像ローラの端部からのトナー漏れを抑制するとともに,そのシール部材の品質を長期にわたって維持する現像装置が実現している。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,非磁性の一成分トナーを収容・供給する現像装置を備えた電子写真方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。
本形態の画像形成装置100は,図1に示すように,像担持体である感光体ドラム11を有し,その感光体ドラム11の周囲に,感光体ドラム11の表面を一様に帯電するための帯電装置12と,感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成するための露光装置13と,感光体ドラム11上の静電潜像を可視像(トナー像)とするための現像装置14と,感光体ドラム11上のトナー像を用紙に転写するための転写装置15と,感光体ドラム11上の転写残トナーを取り除くためのクリーニングブレード16とを感光体ドラム11の回転方向に沿って備えている。さらに,用紙搬送路には,転写位置への用紙の搬送タイミングを調節するためのタイミングローラ17および転写されたトナー像を用紙に定着させるための定着装置18が設けられている。本形態では,帯電装置12,転写装置15,定着装置18はいずれもローラ形状のものを用いている。
続いて,画像形成装置100による画像形成の動作について簡単に説明する。画像形成装置100は,スタート信号や画像データ等を受信することにより動作を開始する。感光体ドラム11は,図1中の矢印方向に回転駆動される。そして,帯電装置12と対向する位置で,帯電ローラによって一様に帯電される。次に,露光装置13によって露光され,表面上に画像データに基づいた静電潜像が形成される。
次に,静電潜像が現像装置14の位置に達すると,現像ローラに印加された現像バイアス電圧と感光体ドラム11の静電潜像との間で形成される電界により帯電したトナーが移動し,静電潜像がトナーによって現像される。
一方,用紙搬送路を搬送されてきた用紙は,タイミングローラ17にて画像先端位置にタイミングを合わせられ,感光体ドラム11と転写装置15との間に搬送される。そして,転写装置15によって感光体ドラム11上のトナー像が用紙に転写される。さらに,転写されたトナー像を保持した用紙はさらに搬送され,定着装置18によって熱と圧力とが加えられることにより,トナー像が用紙に定着される。また,転写装置15によって用紙に転写されず,感光体ドラム11上に残った転写残トナーはクリーニングブレード16によって掻き取られる。これにより,1枚分の画像形成が終了する。
続いて,現像装置14について詳説する。現像装置14は,図2に示すように,1成分現像剤である非磁性のトナーを収容する現像容器1と,トナーを担持するとともにそのトナーを感光体ドラム11に向けて搬送する現像ローラ2と,現像ローラ2へのトナーの供給および現像ローラ2上のトナーの掻き取りを行うトナー供給ローラ3と,現像ローラ2上のトナーの厚みを規制するとともにトナーを荷電する規制ローラ4と,現像後の残留トナーを除電するトナー除電部材5とを備えている。
また,各部材にはそれぞれ電源が接続されている。例えば,現像ローラ2とトナー供給ローラ3との間には,トナー供給ローラ3から現像ローラ2に向かってトナーが移動するバイアスが両ローラ間に印加される。また,現像ローラ2と規制ローラ4との間には,現像ローラ2上のトナーを荷電する(トナーを現像ローラ2側に押し付ける)バイアスが両ローラ間に印加される。
現像ローラ2は,現像容器1に収容されるとともに,その一部が現像容器1の開口部によって現像容器1から露出している。また,現像ローラ2は,感光体ドラム11に対し,両端部に設けられたコロによって対向配置されている。また,現像ローラ2は,トナー供給ローラ3が強く当接していることから,感光体ドラム11側に付勢されている。そのため,現像ローラ2は,感光体ドラム11の長手方向に沿って,僅かな隙間をもって対向するように配置されている。
トナー供給ローラ3は,現像容器1に収容されているとともに,現像ローラ2に強く当接している。また,トナー供給ローラ3は,現像ローラ2に対してカウンター方向に回転駆動される。
規制ローラ4は,現像容器1に収容されているとともに,現像ローラ2に所定の線圧で当接している。また,規制ローラ4は,現像ローラ2に対してカウンター方向に回転可能に設けられている。また,規制ローラ4は,図3に示すように,芯金41と,その芯金41の周囲に位置し,発泡部材からなる発泡弾性層42と,その発泡弾性層42を被覆する非発泡弾性層43とを有している。規制ローラ4の詳細な内容については後述する。
また,現像ローラ2の長手方向の両端部には,図4に示すように,現像ローラ2の端部に生じる隙間を塞ぐためのシール部材21が,現像ローラ2の表面に摺接するように巻装されている。このシール部材21により,現像容器1内のトナーが外部に漏れ出すことを抑制している。シール部材21の材質としては,例えばPTFEが適用可能である。なお,現像ローラ2は,その長手方向の領域が,画像形成領域2Aと,非画像領域2Bとに分けられる。さらに,シール部材21は,非画像領域2Bに摺接している。以下,非画像領域2B中のシール部材21と摺接する領域を「摺接領域2C」とする。
現像装置14では,トナー供給ローラ3と現像ローラ2との電位差および表面が発泡体であるトナー供給ローラ3の機械的搬送力により,現像容器1内のトナーをトナー供給ローラ3から現像ローラ2に搬送する。現像ローラ2に供給されたトナーは,現像ローラ2の回転に伴って規制ローラ4により摩擦帯電されつつ薄層化され,感光体ドラム11との対向部にて静電潜像を可視化する。また,現像後に現像ローラ2上に残留するトナーは,トナー除電部材5により除電され,トナー供給ローラ3により現像ローラ2から剥離される。
[実施の形態の評価]
続いて,実施の形態にかかる規制ローラの評価結果について説明する。本評価では,外部駆動機にてコニカミノルタ社製の「magicolor 2300DL」と同様の条件を再現し,規制ローラの特性を変えて評価を行った。評価機に使用される現像装置の要部構成は,前述の現像装置14と同様である。また,使用したトナーは「magicolor 2300DL」用のトナーを使用した。
具体的に本評価機では,規制ローラ4の芯金41に直径が5mmのSUSを用いる。なお,芯金41としては,防錆処理を行った金属であれば適用可能である。また,規制ローラ4の発泡弾性層42には,直径が12mmの導電性を有する発泡ウレタンを用いる。なお,発泡弾性層42としては弾性部材であればよく,この他に例えば発泡シリコンが適用可能である。また,現像ローラ2に対する規制バイアスは,AC−100V(duty35%)とした。
また,本評価では,規制ローラ4の長手方向の領域について,図4に示すように長手方向の中央部に位置するメイン領域4Aと,長手方向の両端部に位置する端部領域4Bとに分け,端部領域4Bの特性(抵抗,表面粗さ)を変化させ,各規制ローラを使用した際のシール部材の耐久性を評価した。その他,本評価では,現像ローラ2と規制ローラ4との間の線圧や,規制ローラ4の回転方向を変化させた際のシール部材の耐久性を評価した。
なお,メイン領域4Aは,現像ローラ2の画像領域2Aと当接する領域であり,現像ローラ2の画像領域2Aよりも幅が広い。メイン領域4Aの表面の非発泡弾性層43は,厚さが100μmの非発泡ポリアミドである。また,メイン領域4Aの抵抗は,106 [Ω]である。また,メイン領域4Aの表面粗さRaは,0.1μmである。
なお,本評価中の「抵抗」は,規制ローラ4の芯金41表面と規制ローラ4の非発泡弾性層43表面との間の電気抵抗(Ω)とする。すなわち,非発泡弾性層43と発泡弾性層42とを合わせた弾性層の電気抵抗とする。具体的にローラの抵抗は,電極を兼ねた銅版上にローラを載せ,芯金の両端に500gずつの荷重をかけ,芯金と銅版との間に直流100Vを印加し,その際の電流値を計測し,その電流値を基に求めた値である。さらに本評価では,銅版との接触部を約90度ずつ4回にわたって回転させ,その都度抵抗を求め,それらの平均値を抵抗とした。なお,非発泡弾性層43と発泡弾性層42とを繋ぐプライマは,セメダイン社製の「ホットメルト」を使用している。また,「表面粗さ」は,非発泡弾性部43表面の粗さRa(μm)とする。
また,端部領域4Bは,シール部材21を挟んで現像ローラ2の摺接領域2Cと対向する領域であり,現像ローラ2の摺接領域2Cよりも幅が広い。具体的に本評価機では,規制ローラの長手方向の全長が239mmであり,端部領域4Bの幅がそれぞれ10mmである。また,非画像領域2Bの幅がそれぞれ18.5mmであり,そのうちの摺接領域2Cの幅(すなわちシール部材21の幅)が7.0mmである。
本評価では,A4連続白紙通紙10K,30K,60K枚相当駆動させた後の,シール部材の摩耗量を測定した。本評価でいう「摩耗量」は,耐久後のシール部材44の厚みをマイクロメータで測定し,初期値(130μm)から測定値を引いた値とする。そして,摩耗量が30μm以下ならば(○)とし,30μm〜50μmの範囲内であれば(□)とし,50μm〜70μmの範囲内であれば(△)とし,70μm以上ならば(×)とした。測定結果を表1に示す。
Figure 0004816168
本評価の結果,規制部材としてブレードを使用した場合(例1)には,摩耗量が多く,60K枚以上の印字において品質を維持することが困難であった。また,端部領域4Bの抵抗および表面粗さをメイン領域4Aと同じとした場合(例2,例3)にも,摩耗量が多く,60K枚以上の印字において品質を維持することが困難であった。このことは,規制ローラ4と現像ローラ2との間の線圧を変えたとしても同様の結果(例2,例3)であった。
これに対し,端部領域4Bの表面粗さRaを大きくした場合(例4)には,摩耗が僅かに抑制された。すなわち,端部領域4Bの表面を粗くすることで,トナーが規制ローラ4の端部領域4Bによって掻き取られる。そのため,端部領域4Bと接する部分ではトナーが移動し難くなる。そのため,摺接領域2Cへのトナーの搬送量が低減する。これにより,シール部材21に達するトナー量が低減し,摩耗が抑制される。
また,端部領域4Bの抵抗を大きくした場合(例5)にも,摩耗が僅かに抑制された。すなわち,端部領域4Bについて電流を流れ難くすることで,トナーを現像ローラ2側に押し付ける力を弱くする。これにより,現像ローラ2とシール部材21と間に潜入するトナー量が低減し,摩耗が抑制される。なお,抵抗を大きくする方法として,本評価では非発泡弾性層43に樹脂を塗布した。
また,端部領域4Bの抵抗を大きくし,さらに規制ローラ4をカウンタ回転させた場合(例6)には,ほとんど摩耗が生じなかった。すなわち,規制ローラ4をカウンタ回転させることでトナーの剥離性を向上させる。これにより,現像ローラ2とシール部材21との間へのトナーの潜入が回避され,摩耗がより抑制される。なお,カウンタ回転時の現像ローラ2に対する周速比は1とした。
また,これまでの改善条件を組み合わせた場合(例7)にも,ほとんど摩耗が生じなかった。すなわち,端部領域4Bの表面粗さRaを大きくし,端部領域4Bの抵抗を大きくし,さらに規制ローラ4を現像ローラ2に対してカウンタ回転させる。これにより,より確実にシール部材21の摩耗を抑制できる。このことは,規制ローラ4と現像ローラ2との間の線圧を変えたとしても同様の結果(例8)であった。
なお,規制ローラ4のメイン領域4Aと端部領域4Bとの境界は,図4に示したように,現像ローラ2の画像領域2Aの端部から摺接領域2Cの端部までの間に位置する。すなわち,トナーの搬送量が異なる端部領域4Bが画像領域2Aと接していると,搬送量の違いによる画像ムラが生じる。また,摺接領域2Cがメイン領域4Aと対向していると,シール部材21へのトナーの搬送が抑制されない。また,シール部材21が均一に摩耗しない。従って,シール部材21の歪みや屈折を招き,品質を維持できない。
以上詳細に説明したように本形態の現像装置の評価結果から,規制ローラ4が次の3つ条件の少なくとも1つを満たすことで,現像ローラ2に巻装されるシール部材21の摩耗が抑制されることがわかった。
1つめは,規制ローラ4の端部領域4Bの表面粗さRaに関する条件である。すなわち,規制ローラ4は,長手方向の領域において,端部領域4Bの表面粗さRaがメイン領域4Aの表面粗さRaよりも大きい。端部領域4Bでは,表面粗さRaが大きいことから,現像ローラ2上のトナーを掻き取ることができ,長手方向の中央部から端部に移動するトナー,すなわち現像ローラ2の画像領域2Aから摺接領域2Cに向かうトナーが低減される。よって,現像ローラ2とシール部材21との間に潜入するトナーが低減され,シール部材21の摩耗が抑制される。
2つめは,規制ローラ4の端部領域4Bの抵抗に関する条件である。すなわち,規制ローラ4は,長手方向の領域において,端部領域4Bの抵抗がメイン領域4Aの抵抗よりも大きい。そのため,端部領域4Bでは,トナーを現像ローラ2側に押し付ける力が弱い。よって,現像ローラ2とシール部材21との間に潜入するトナーが低減され,シール部材21の摩耗が抑制される。
3つめは,規制ローラ4の回転方向に関する条件である。すなわち,規制ローラ4を現像ローラ2に対してカウンタ方向に回転させる。規制ローラ4をカウンタ回転させることで,トナーの剥離性が向上する。よって,トナーの現像ローラ2とシール部材21との間への潜入が回避され,シール部材21の摩耗がより抑制される。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,本発明は,カラープリンタ,モノクロプリンタ,コピー機,ファクシミリ等の各種の画像形成装置に適用可能である。
また,像担持体としてローラ形状の感光体ドラムを用いているが,ベルト状の感光体ベルトを使用してもよい。また,帯電装置は,ローラ帯電方式のほか,コロナ放電方式の帯電チャージャ,ブレード,ブラシ等を使用してもよい。また,露光装置は,レーザによるものでもLEDによるものでもよい。また,転写装置は,転写ローラのほか,転写チャージャを使用してもよい。あるいは,感光体から用紙へ直接トナー像を転写する方式のほか,中間転写体を備え,2段階以上の転写を行う方式であってもよい。また,定着装置は,定着ローラのほか,定着ベルトを用いてもよいし,非接触方式のものであってもよい。
実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかる現像装置の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかる規制ローラの概略構成を示す断面図である。 規制ローラと現像ローラとの配置を示す図である。
符号の説明
1 現像容器
2 現像ローラ
2A 画像領域
2B 非画像領域
2C 摺接領域
21 シール部材
3 トナー供給ローラ
4 規制ローラ
4A メイン領域(第1領域)
4B 端部領域(第2領域)
41 芯金(芯金部)
42 発泡弾性層(弾性部)
43 非発泡弾性層(弾性部)
11 感光体ドラム
14 現像装置
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. トナーを担持するとともにそのトナーを像担持体に向けて搬送する現像ローラと,前記現像ローラに当接し,前記現像ローラに対してカウンタ方向に回転し,前記現像ローラ上のトナー層の厚さを規制する規制ローラと,前記現像ローラの端部領域に摺接するシール部材とを有する現像装置において,
    前記規制ローラの長手方向の領域は,
    前記現像ローラの画像領域と接する第1領域と,
    長手方向の端部に位置するとともに前記第1領域に隣接し,前記現像ローラの前記シール部材との摺接領域と対向する部位を含む第2領域とからなり,
    前記第2領域の表面粗さRaが前記第1領域の表面粗さRaよりも大きいことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載する現像装置において,
    前記規制ローラは,
    芯金部と,前記芯金部を覆い,前記現像ローラと当接する弾性部とを有し,
    前記芯金の表面と前記弾性部の表面との間の電気抵抗が前記第1領域よりも前記第2領域のほうが大きいことを特徴とする現像装置。
  3. トナーを担持するとともにそのトナーを像担持体に向けて搬送する現像ローラと,前記現像ローラに当接し,前記現像ローラに対してカウンタ方向に回転し,前記現像ローラ上のトナー層の厚さを規制する規制ローラと,前記現像ローラの端部領域に摺接するシール部材とを有する現像装置において,
    前記規制ローラは,
    芯金部と,前記芯金部を覆い,前記現像ローラと当接する弾性部とを有し,
    前記規制ローラの長手方向の領域は,
    前記現像ローラの画像領域と接する第1領域と,
    長手方向の端部に位置するとともに前記第1領域に隣接し,前記現像ローラの前記シール部材との摺接領域と対向する部位を含む第2領域とからなり,
    前記芯金の表面と前記弾性部の表面との間の電気抵抗が前記第1領域よりも前記第2領域のほうが大きいことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する現像装置において,
    前記第1領域と前記第2領域との境界の長手方向の位置は,前記現像ローラの画像領域と,前記現像ローラの前記シール部材との摺接領域との間であることを特徴とする現像装置。
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