JP4815401B2 - 移動通信システムにおける「ハッピービット」の設定 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて個別アップリンクチャネルリソースに対するリソース要求を通信する移動端末に関する。さらに、本発明はまた、移動通信システムにおいて個別アップリンクチャネルリソースに対するリソース要求を通信する方法に関する。
W−CDMA(広帯域符号分割多重アクセス)は、第3世代無線移動通信システムとしての使用のために標準化されたIMT−2000(国際移動通信)の無線インタフェースであり、柔軟かつ効率的に音声サービスやマルチメディア移動通信サービス等の様々なサービスを提供する。日本、ヨーロッパ、アメリカおよび他の国々の標準化機構は、W−CDMAに対する共通の無線インタフェース仕様を作成するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)というプロジェクトを共同で組織化した。
標準化されたヨーロッパ版のIMT−2000は一般にUMTS(汎用移動通信システム)と呼ばれる。最初のUMTSの仕様は、1999年に発行された(リリース99)。これまでリリース4およびリリース5において、3GPPにより上記規格に対するいくつかの改善が標準化され、さらなる改善のための議論がリリース6に向けて現在なお継続中である。
ダウンリンクおよびアップリンクの個別チャネル(DCH)、ならびにダウンリンク共有チャネル(DSCH)が、リリース99およびリリース4において定義された。後年、開発者らは、マルチメディアサービスまたはデータサービス全般の提供のためには、高速非対称アクセスを実施する必要があると認識した。リリース5では、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)が導入された。新しい高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)は、UMTS無線アクセスネットワーク(RAN)から、UMTS仕様においてユーザ装置と呼ばれる通信端末までのダウンリンク高速アクセスを、ユーザに提供する。
ハイブリッドARQ方式
信頼性の低いチャネル上のパケット伝送システムにおける誤り検出および訂正の一般的な技術は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)と呼ばれる。ハイブリッドARQは、順方向誤り訂正(FEC)とARQとを組み合わせたものである。
FECにより符号化されたパケットが送信され、そして、受信器が該パケットを正常に復号化できなかった場合(誤りは、一般的にはCRC(巡回冗長検査)に基づいて検出される)、受信器は、パケットの再送を要求する。一般的には、追加情報の送信は「(パケットの)再送」と呼ばれる。この再送は、必ずしも同じ符号化情報の送信を意味しないが、そのパケットに属する任意の情報(例えば、追加冗長情報)の送信を意味し得る。
送信を構成する情報(通常は、符号ビット/シンボル)に依存して、そして受信器がどのように情報を処理するかに依存して、以下のハイブリッドARQ方式が定義される。
HARQタイプI
受信器がパケットを正常に復号化できなかった場合、符号化されたパケットの情報は廃棄され、再送が要求される。これは、すべての送信は別々に復号化されるということを暗に示す。一般的には、再送は、初回送信と同一の情報(符号ビット/シンボル)を含む。
HARQタイプII
受信器がパケットを正常に復号化できなかった場合、再送が要求され、ここでは受信器は、(誤って受信された)符号化パケットの情報を軟情報(ソフトビット/シンボル)として格納する。これは、ソフトバッファが受信器において必要であることを暗に示す。再送は、以前の送信と同じパケットに係る同一の、部分的に同一の、または異なる情報(符号ビット/シンボル)から構成することができる。
再送を受信すると、受信器は、ソフトバッファからの格納情報と現在受信された情報とを合成し、合成された情報に基づくパケットの復号化を試みる。受信器は、また、送信の復号化を個別に試みてもよいが、一般的には、送信を合成すると、性能は向上する。
送信の合成はいわゆる軟合成と呼ばれ、ここでは、複数の受信された符号ビット/シンボルは尤度合成され(likelihood combined)、そして単独で受信された符号ビット/シンボルは符号合成される(code combined)。軟合成の一般的な方法は、受信変調シンボルの最大比合成(MRC)、および対数尤度比(LLR)合成である(LLR合成は、符号ビットに対してのみ有効に機能する)。
パケットの正常な受信の確率は再送を受信することにより増大するので、タイプII方式は、タイプI方式より高性能である。この増大は、受信器側で必要とされるハイブリッドARQソフトバッファという代償を払って生じるものである。この方式を使用して、再送される情報量を制御することにより動的リンク適合を実行することができる。
例えば、復号化に「ほぼ」成功したということを受信器が検出した場合、受信器は、次の再送に対して少量の情報要素のみ(前の送信よりも少ない数の符号ビット/シンボル)が送信されることを要求することができる。この場合、この再送自体(自己復号不可能な再送)だけを考慮することによりパケットを正常に復号化することは、理論的にもできないということが生じるかもしれない。
HARQタイプIII
これは、各送信は自己復号可能でなければならないという制限を伴う、タイプIIのサブセットである。
パケットスケジューリング
パケットスケジューリングは、共有媒体への参入を許されたユーザに対して送信機会と送信フォーマットを割り当てるために用いられる無線リソース管理アルゴリズムである。スケジューリングは、例えば、好適なチャネル状態でユーザに送信機会を割り当てることによって、スループット/容量を最大にするために、適応変調符号化と組み合わせてパケットベースの移動無線ネットワークに用いてもよい。UMTSにおけるパケットデータサービスは、ストリーミングサービスのために用いてもよいが、双方向トラフィッククラスおよびバックグラウンドトラフィッククラスに適用可能である。双方向クラスおよびバックグラウンドクラスに属するトラフィックは、非実時間(NRT)トラフィックとして扱われ、パケットスケジューラによって制御される。パケットのスケジューリング手法は次のように特徴づけることができる。
●スケジューリング期間/周波数:ユーザが、あらかじめスケジューリングされる期間
●サービスの順序:ユーザがサービスを受ける順序。例えばランダムな順番(ラウンドロビン)、またはチャネル品質に従う(C/Iまたはスループットに基づく)順序
●割り当て方法:リソースを割り当てるための基準。例えば、キューに入れられたユーザすべてに対して割り当て間隔当たり同一データ量または同一電力/符号/時間リソース
アップリンクのパケットスケジューラは、3GPP UMTS R99/R4/R5では無線ネットワーク制御装置(RNC)とユーザ装置との間に分散される。アップリンクにおいては、相異なるユーザによって共有される無線インタフェースリソースは、ノードB(Node B)における総受信電力であリ、従って、スケジューラのタスクは、ユーザ装置間に電力を割り当てることである。現在のUMTS R99/R4/R5仕様では、RNCは、相異なるトランスポートフォーマットのセット(変調方式、符号化レート等)を各ユーザ装置に割り当てることにより、ユーザ装置がアップリンク送信の間に送信することを許容される最大レート/電力を制御する。
このようなTFCS(トランスポートフォーマットコンビネーションセット)の確立および再設定は、RNCとユーザ装置との間での無線リソース制御(RRC)メッセージングを使用することにより達成することができる。ユーザ装置は、それ自身の状態(例えば、利用可能な電力、バッファ状態)に基づいて、割り当てられたトランスポートフォーマットコンビネーションから自発的に(autonomously)選択することを許容される。現在のUMTS R99/R4/R5仕様では、ユーザ装置のアップリンク送信に課せられる時間については何らの制御も存在しない。スケジューラは、例えば、送信時間間隔ベースで動作することができる。
UMTSの構成
汎用移動通信システム(UMTS)の高レベルのR99/4/5構成を図1に示す(非特許文献1参照、http://www.3gpp.orgから入手可能)。ネットワーク要素は、機能的に、コアネットワーク(CN)101、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)102、およびユーザ装置(UE)103にグループ化される。UTRAN102は、すべての無線関連機能を担い、一方、CN101は、呼およびデータ接続の外部ネットワークへのルーティングを担う。これらのネットワーク要素の相互接続は、オープンインタフェース(Iu、Uu)により定められる。UMTSシステムは、モジュール式であり、従って複数の同一タイプのネットワーク要素を持つことができることに留意されたい。
続いて、2つの相異なる構成を検討する。これらは、ネットワーク要素上での機能の論理的分配に関して定められる。実際のネットワーク配置では、各構成は、2つ以上のネットワーク要素が単一の物理ノードに組み合わせられ得ることを意味する相異なる物理的具現を有することができる。
図2にUTRANの現在の構成を例示する。多くの無線ネットワーク制御装置(RNC)201、202がCN101へ接続される。各RNC201、202は、一つまたはいくつかの基地局(ノードB)203、204、205、206を制御し、これらの基地局はユーザ装置と通信を行う。いくつかの基地局を制御するRNCは、これらの基地局の制御RNC(C−RNC)と呼ばれる。C−RNCを伴う制御される基地局のセットは、無線ネットワークサブシステム(RNS)207、208と呼ばれる。ユーザ装置とUTRANとの間の各接続に対して、一つのRNSがサービングRNS(S−RNS)となり、コアネットワーク(CN)101とのいわゆるIu接続を保持する。必要なとき、図3に示すように、ドリフトRNS(D−RNS)302は、無線リソースを提供することによってサービングRNS(S−RNS)301をサポートする。それぞれのRNCは、サービングRNC(S−RNC)およびドリフトRNC(D−RNC)と呼ばれる。C−RNCとD−RNCとは、同一であり、また、しばしばそうであるため、略称のS−RNCまたはRNCを用いるということも可能である。
Rel99/4/5のUTRAN内の移動性管理
移動性管理に接続されるいくつかの手順を説明する前に、下記において頻繁に用いられるいくつかの用語を、最初に定義する。
無線リンクは、単一のUEと単一のUTRANアクセスポイントとの間の論理結合として定義することができる。その物理的具現は、無線ベアラ送信を含む。
ハンドオーバは、接続の一時的な中断を伴う(ハードハンドオーバ)、あるいはUEが常時UTRANに接続されるようにUE接続への/UE接続からの無線ベアラの包含/除外を伴う(ソフトハンドオーバ)、一つの無線ベアラから別のベアラへのUE接続の移動として理解することができる。ソフトハンドオーバは、符号分割多重アクセス(CDMA)技術を採用するネットワークに特有のものである。ハンドオーバの実行は、現行のUTRAN構成を例に取ると、移動体無線ネットワークのS−RNCにより制御することができる。
UEに関連するアクティブセットは、UEと無線ネットワークとの間の特定の通信サービスに同時に関与する無線リンクのセットを含む。アクティブセット更新手順を、例えば、ソフトハンドオーバの間に、UEとUTRANとの間の通信のアクティブセットを変更するために採用することができる。その処理は、3つの機能:無線リンク追加、無線リンク除去、ならびに無線リンク追加および除去の組み合わせを含むことができる。同時に存在する無線リンクの最大数は8に設定される。
ひとたび、それぞれの基地局のパイロット信号強度が、アクティブセット内の最も強いメンバのパイロット信号に対する一定の閾値を越えると、新しい無線リンクが、アクティブセットに追加される。ひとたび、それぞれの基地局のパイロット信号強度が、アクティブセットの最も強いメンバに対する一定の閾値を越えると、一つの無線リンクが、アクティブセットから除外される。無線リンク追加の閾値は、通常、無線リンク除外の閾値よりも高くなるように選ばれる。従って、追加および除外のイベントは、パイロット信号強度に関してヒステリシスを形成する。
パイロット信号の測定は、RRCシグナリングを用いて、UEからネットワーク(例えばS−RNC)に報告することができる。測定結果を送る前に、あるフィルタリングが、通常、高速フェージングを平均化するために実行される。通常のフィルタリング期間は、ハンドオーバ遅延に寄与する約200msであり得る。測定結果に基づいて、ネットワーク(例えば、S−RNC)は、アクティブセット更新手順の機能の一つの実行(現在のアクティブセットへの/からのノードBの追加/除外)の開始を決定することができる。
拡張アップリンク個別チャネル(E−DCH)
個別トランスポートチャネル(DTCH)のアップリンク拡張(E−DCH)が、現在3GPP技術仕様グループRANにより研究されている(非特許文献2参照、http://www.3gpp.orgで入手可能)。IPベースのサービスの利用はさらに重要になっているので、RANの受信可能範囲(coverage)およびスループットの改善、ならびにアップリンク個別トランスポートチャネルの遅延の縮小に対する要望が増大している。ストリーミングサービス、双方向サービスおよびバックグラウンドサービスはこの拡張アップリンクから恩恵を受けるかもしれない。
一つの拡張は、ノードB制御スケジューリング(Node B controlled scheluding)に関連して適応変調符号化方式(AMC)を使用すること、従って、Uuインタフェースの拡張である。既存のR99/R4/R5システムでは、アップリンク最大データレート制御は、RNCに存在する。ノードBにおいてスケジューラを再配置することによって、RNCとノードBとの間のインタフェース上のシグナリングによって導入される待ち時間が縮小され、従って、スケジューラは、アップリンク負荷における瞬間的な変化に、より速く応答することができる。これにより、RANとのユーザ装置の通信における全体的な待ち時間を縮小することができる。従って、ノードB制御スケジューリングは、アップリンク負荷が減少するときに、より高いデータレートを速やかに割り当てることによって、そして、アップリンク負荷が増加するときに、アップリンクデータレートを制限することによって、アップリンク干渉をよりよく制御することができ、また、ノイズ上昇変動をよりよく平滑化することができる。受信可能範囲およびセルスループットは、アップリンク干渉のよりよい制御によって改善され得る。
アップリンクにおける遅延を縮小すると考えられる他の一つの技術は、他のトランスポートチャネルと比してより短いTTI(送信時間間隔)長をE−DCHに対して導入する技術である。2msのTTI長が、現在、E−DCHでの利用に向けて研究されており、一方、10msのTTIが、一般に、他のチャネルにおいて使用されている。HSDPAにおける重要な技術の一つであるハイブリッドARQも、拡張アップリンク個別チャネル用に検討されている。ノードBとユーザ装置との間のハイブリッドARQプロトコルは、誤って受信されたデータユニットの速やかな再送を可能とし、従ってRLC(無線リンク制御)再送の回数およびこれに係る遅延を縮小することができる。これにより、エンドユーザが経験するサービス品質を改善することができる。
上述の拡張をサポートするため、以下ではMAC−eと呼ぶ新しいMACサブレイヤが導入される(非特許文献3参照)。この新サブレイヤのエンティティ(以下の章でさらに詳細に説明する)は、ユーザ装置およびノードBに設置することができる。ユーザ装置側では、MAC−eは、上位レイヤデータ(例えばMAC−d)を新しい拡張トランスポートチャネルに多重化して、エンティティを送信するHARQプロトコルを作動させるという新しいタスクを実行する。
さらに、MAC−eサブレイヤは、UTRAN側におけるハンドオーバ中にS−RNCにおいて終端することができる。従って、提供された機能を並べ替えるための並べ替えバッファは、S−RNC内にも存在することができる。
E−DCH MAC構成 − UE側
図4に、UE側における例示的なE−DCH MAC構成全体を示す。新MAC機能エンティティであるMAC−e/esが、リリース99のMAC構成に加えられる。
図5には、UE側において相互に作用するMACを例示する。UEからノードBに送信される相異なるアプリケーションからのデータパケットを搬送するM個の相異なるデータフロー(MAC−d)が存在する。これらのデータフローは、相異なるQoS要件(例えば、遅延および誤りの要件)を持つことができ、HARQインスタンスの相異なる構成を要求し得る。各MAC−dフローは、特定の物理チャネルの属性(例えば、利得係数)およびHARQの属性(例えば、再送の最大数)を割り当てることができる論理ユニットを表している。
さらに、MAC−d多重化が、E−DCHに対してサポートされる。すなわち、異なる優先度を持ついくつかの論理チャネルを、同一のMAC−dフローに多重化することができる。複数のMAC−dフローのデータは、1つのMAC−e PDUに多重化することができる。MAC−eヘッダにおいて、DDI(データ記述インジケータ)フィールドは、論理チャネル、MAC−dフロー、およびMAC−d PDUサイズを識別する。UEがDDI値を設定できるように、マッピング表がRRCにおいてシグナリングされる。Nフィールドは、同一のDDI値に対応する連続するMAC−d PDUの数を示す。
MAC−e/esエンティティは、図6にさらに詳細に図示される。MAC−es/eはE−DCHの特定機能を扱う。E−DCHにおけるデータ送信用の適切なトランスポートフォーマットの選択は、機能エンティティを表すE−TFC選択エンティティにおいて行われる。トランスポートフォーマットの選択は、L1を介してUTRANから受信されるスケジューリング情報(相対的許可および絶対的許可)、利用可能な送信電力、優先度(例えば、論理チャネル優先度)に従って行われる。HARQエンティティは、ユーザの再送機能を扱う。1つのHARQエンティティは複数のHARQ処理をサポートする。HARQエンティティは、必要とされるすべてのHARQ関連機能を扱う。多重化エンティティは、複数のMAC−d PDUをMAC−es PDUに連結することを担い、1つまたは複数のMAC−es PDUを、次のTTIにおいて送信される単一のMAC−e PDUに、E−TFC選択機能による指示に従って多重化する。多重化エンティティは、また、各MAC−es PDUの論理チャネル毎のTSNを管理し設定することを担う。図6に示すように、MAC−e/esエンティティは、レイヤ1のシグナリングを介してノードB(ネットワーク側)からスケジューリング情報を受信する。絶対的許可はE−AGCH(拡張絶対的許可チャネル:Enhanced Absolute Grant Channel)において受信され、相対的許可はE−RGCH(拡張相対的許可チャネル:Enhanced Relative Grant Channel)において受信される。
E−DCH MAC構成 − UTRAN側
例示的なUTRAN MAC構成全体を図7に示す。UTRAN MAC構成はMAC−eエンティティとMAC−esエンティティとを含む。E−DCHを使用する各UEに対し、ノードB毎に1つのMAC−eエンティティとS−RNCにおいて1つのMAC−esエンティティとが構成される。MAC−eエンティティはノードB内に設けられ、E−DCHへのアクセスを制御する。さらに、MAC−eエンティティは、S−RNC内に設けられたMAC−esに接続される。
図8に、ノードBにおけるMAC−eエンティティをさらに詳細に図示する。各UEに対し、ノードBにおいて1つのMAC−eエンティティが存在し、そしてすべてのUEに対し、ノードBにおいて1つのE−DCHスケジューラ機能が存在する。MAC−eエンティティおよびE−DCHスケジューラは、ノードBにおけるHSUPA(高速アップリンクパケットアクセス)特有の機能を扱う。E−DCHスケジューリングエンティティは、UE間のE−DCHセルリソースを管理する。一般的には、スケジューリング割り当ては、UEからのスケジューリング要求に基づいて決定され、送信される。MAC−eエンティティにおける逆多重化エンティティは、MAC−e PDUの逆多重化を実現する。次に、MAC−es PDUは、S−RNCにおけるMAC−esエンティティに転送される。
1つのHARQエンティティは、複数のインスタンス(HARQ処理)をサポートすることができ、例えば、ストップアンドウェイトHARQプロトコルを採用することができる。各HARQ処理には、未解決の再送からのパケットのビットを合成するための一定量のソフトバッファメモリが割り当てられる。更に、各処理は、E−DCH送信の配信状態を示すACKまたはNACKを生成することを担う。HARQエンティティは、HARQプロトコルに必要とされるすべてのタスクを扱う。
図9に、S−RNCにおけるMAC−esエンティティを示す。MAC−esエンティティは、RLCに対して順序通りの配信(in-sequence delivery)を提供する並べ替えバッファを含み、ソフトハンドオーバの場合、相異なるノードBからのデータの合成を扱う。この合成は、マクロダイバーシチ選択合成と呼ばれる。
必要とされるソフトバッファサイズは、用いられるHARQ方式に依存し、例えば、増加的冗長性(IR:incremental redundancy)を用いるHARQ方式は、チェイス合成(CC:chase combining)を持つHARQ方式よりも多くのソフトバッファを必要とすることに注意されたい。
E−DCH ノードB制御スケジューリング
ノードB制御スケジューリングは、E−DCHの技術的特色の一つであり、アップリンクにおいて、より高いセルスループットを提供するために、アップリンク電力リソースのより効率的な使用を可能にするとともに、受信可能範囲を増加することができる。用語「ノードB制御スケジューリング」は、ノードBが、アップリンクリソース、例えば、E−DCHにおけるアップリンク送信にUEが使用できるE−DPDCH/DPCCH電力比を、S−RNCによって設定される限度内において制御する可能性を表す。ノードB制御スケジューリングは、アップリンクおよびダウンリンクの制御シグナリング、ならびにUEがこのシグナリングに関しどのように振る舞うべきかに関する一組の規則に基づく。
ダウンリンクおいては、UEが使用してよいアップリンクリソースの(最大)量をUEに通知するために、リソース表示(スケジューリング許可:scheduling grant)が必要とされる。スケジューリング許可を発行する際、要求されたQoSパラメータでUEにサービスを提供するための適切なリソースの割り当てを決定するために、ノードBは、S−RNCによって、そしてUEから提供されるスケジューリング要求におけるQoS関連情報を使用することができる。
UMTS E−DCHに関し、一般的には、使用されるスケジューリング許可のタイプに依存して定義される2つの相異なるUEスケジューリングモードが存在する。以下では、スケジューリング許可の特徴を説明する。
スケジューリング許可
スケジューリング許可は、アップリンク送信にUEが使用できる(最大)リソースを通知するために、ダウンリンクにおいてシグナリングされる。上記許可は、E−DCH(E−TFC選択)における送信に適切なトランスポートフォーマット(TF)の選択に影響を与える。しかしながら、上記許可は、通常、従来の個別チャネルのTFC(トランスポートフォーマットコンビネーション)選択には影響を与えない。
一般的には、ノードB制御スケジューリングに使用される次の2つのタイプのスケジューリング許可が存在する。
●絶対的許可(AG)
●相対的許可(RG)
絶対的許可は、アップリンク送信にUEが使用することを許容されるアップリンクリソースの最大量の絶対的な限度を提供する。絶対的許可は、割り当てられたULリソースを速やかに変更するのに特に好適である。
相対的許可は、TTI(伝送時間間隔:Transmission Time Interval)毎に送信される。相対的許可は、絶対的許可により通知された割り当てアップリンクリソースを微調整により適合させるために使用することができる。相対的許可は、UEに通知し、以前に許可された最大アップリンクリソースを一定のオフセット(ステップ)だけ増加または減少させる。
絶対的許可は、E−DCHサービングセルだけからシグナリングされる。相対的許可は、非サービングセルからだけでなくサービングセルからもシグナリングすることができる。E−DCHサービングセルは、E−DCHサービングセルによって制御されるUEに、アップリンクリソースを能動的に割り当てるエンティティ(例えば、ノードB)を表わし、一方、非サービングセルは、サービングセルにより設定された割り当てアップリンクリソースを制限することができるのみである。各UEは、ただ1つのサービングセルを有する。
絶対的許可は単一のUEに対し有効であり得る。単一のUEに対して有効な絶対的許可は、以下では「個別許可」呼ぶ。あるいは、絶対的許可は、セル内の一グループのUEまたはすべてのUEに対して有効であってもよい。一グループのUEまたはすべてのUEに対して有効な絶対的許可は、以下では「共通許可」と呼ぶ。UEは共通許可と個別許可とを識別しない。
既に述べたように、相対的許可は非サービングセルだけでなくサービングセルからも送信することができる。サービングセルからシグナリングされる相対的許可は、「アップ(UP)」、「ホールド(HOLD)」、「ダウン(DOWN)」の3つの値の1つを通知することができる、「アップ」および「ダウン」はそれぞれ、以前に使用した最大アップリンクリソース(最大電力比)を1ステップだけ増加/減少することを指示する。非サービングセルからの相対的許可は、UEに対し、「ホールド」または「ダウン」命令のいずれかをシグナリングできる。上記のように、非サービングセルからの相対的許可は、サービングセルにより設定されたアップリンクリソースを制限することができる(過負荷インジケータ)が、UEによって使用され得るリソースを増やすことはできない。
UEスケジューリング動作
2つの相異なるUEスケジューリングモード動作が、E−DCHの「RG」ベースの動作モードと「非RG」ベースの動作モードとに対し定義される。
RGベースモードでは、UEは、E−DCHサービングセルからの相対的許可に従う。スケジューリング許可は、たいていの場合、通常は単一のUEを扱うので、RGベーススケジューリングモードは、しばしば個別レート制御モードとも呼ばれる。
以下では、このRGベーススケジューリングモードにおけるUEの挙動を説明する。UEは、各HARQ処理に対しサービング許可(SG)を保持する。サービング許可は、E−DCHでの送信にUEが使用することを許容される最大電力比(E−DPDCH/DPCCH)を通知し、E−TFC選択中に適切なTFCを選択するためのものである。サービング許可は、サービング/非サービングセルからシグナリングされるスケジューリング許可によって更新される。UEがサービングセルから絶対的許可を受信すると、サービング許可は、絶対的許可においてシグナリングされた電力比に設定される。絶対的許可は、各HARQ処理に対して有効であってよく、あるいはただ1つのHARQ処理に対して有効であってもよい。
いかなる絶対的許可もサービングセルから受信されなかった場合、UEは、TTI毎にシグナリングされる、サービングセルからの相対的許可に従わねばならない。サービング相対的許可は、相対的許可が影響を与える当該送信と同じハイブリッドARQ処理に関し、以前のTTIにおけるUEの電力比と相対的なものと解釈される。図10に、相対的許可のタイミング関係を例示する。図10では、例示的な目的で、4つのHARQ処理が存在すると仮定する。第1のHARQ処理のサービング許可に影響を与える、UEによって受信された相対的許可は、以前のTTI(基準処理)の第1のHARQ処理に相対的なものである。
サービングE−DCHの相対的許可に基づくUEの挙動を、以下に示す。
●UEが、サービングE−DCH無線リンクセット(RLS)から「アップ」命令を受信した場合は、
新SG=最後に使用した電力比(i)+デルタ
●UEが、サービングE−DCH RLSから「ダウン」命令を受信した場合は、
新SG=最後に使用した電力比(i)−デルタ
「アップ」および「ダウン」命令は、基準HARQ処理においてE−DCH送信に使用した電力比に相対的なものである。相対的許可により影響を受けるHARQ処理iの新しいサービング許可は、基準HARQ処理において最後に使用した電力比の増加または減少である。
「ホールド」命令は、HARQ処理jのSGが不変のままであること、あるいは直前のTTIにおける基準HARQ処理のSGが、すべてのHARQ処理に対する現在のTTIにおいて再使用されることのいずれかを指示する。
既に述べたように、非サービングRLSのノードBは、「ホールド」または「ダウン」のいずれかを通知することができる相対的許可を送信することのみ許容される。「ダウン」命令は、非サービングセルが、これらの非サービングセルを有するSHO中のUEにより引き起こされるセル間干渉を制限することができるようにする。非サービング相対的許可を受信した際のUEの挙動は以下の通りである。
●UEが、少なくとも1つの非サービングE−DCH RLSから「ダウン」を受信した場合は、すべてのHARQ処理(すべてのiに対する)に対し、
新SG=最後に使用した電力比(i)−デルタ
非サービングRLSからの相対的許可は、UEにおけるすべてのHARQ処理に影響を与える。使用した電力比の減少量は固定的であるか、あるいは、ビットレートに依存し、より高いビットレートに対しては、より大きなステップサイズ(デルタ(delta))が存在してもよいかもしれない。
次に、非RGベーススケジューリングモードにつき、さらに詳細に概説する。サービングE−DCH RLSから確立された相対的許可チャネル(E−RGCH)が存在する場合、UEは非RGベーススケジューリングモードに従う。非RGベーススケジューリングモードは、共通レート制御モードとも呼ばれる。
この思想は、共通絶対的許可によって、セル内の一グループのUEまたはすべてのUEにサービスを提供することである。共通レート制御は、サービングRLSから見れば、より少ないダウンリンクシグナリングが必要とされる(共通絶対的許可のみで、相対的許可がない)という個別レート制御スケジューリングを越える利点を有する。
しかしながら、セル全体をスケジューリングする共通絶対的許可を使用すると、新しいUEが送信を始めた場合に、必然的に注意を要することになる。絶対的許可が例えば64kbpsで発行されると、ハードウェアリソースとRoT(全受信干渉電力:Rise over Thermal)リソースとを、セル内において接続されるすべてのUEに対して確保することはできない。従って、新しいUEがアクティブになると、ノードBによるハードウェアリソースとROTリソースとの動的割り当てを可能にするために、低い電力比で(すなわち、少量のアップリンクリソースを使用して)送信を開始する必要がある。この処理は、以下ではUEランピング(ramping)と呼ばれる。UEは、最新の絶対的許可によって通知された最大リソースに向けてそのリソースの使用を自発的にランプアップ(ramp up)する。UEのランピングのステップサイズは、例えばRRC(無線リソース制御)により設定される。
UEは、サービングRLSからの絶対的許可に基づいて以下のように動作する。
●UEは、E−TFC選択アルゴリズムにおいて、サービング許可が言及するHARQ処理におけるアップリンク送信の最大許容E−DPDCH/DPCCH電力比として用いられる「サービング許可」(SG)を保持する
●UEは、すべてのHARQ処理に対し、最後に受信した絶対的許可に設定された「最大サービング許可」(MAX SG)を更に保持する
●UEが、送信すべきデータを有し、かつSGがMAX SG未満である場合、SGは、SGがMAX SGに等しくなるまで、設定可能なステップ(自発ランプアップ)によって、時間とともに増加される
●SGがMAX SGを越えると(MAX SGを下げる新しい絶対的許可を受信したことにより)、SGは直ちにMAX SGに等しくなるように設定される
●UEが、現在のSGより少ない所与の電力比でn個(ここでnは無限値まで設定され得る設定可能なパラメータである)より多くのTTIにおいて送信した場合、SGは、この所与の電力比に等しくなるように設定される。これは、実際には、UEに、SG未満での連続的な動作の後、自発ランプアップの使用を強いる
UEは、例えば、接続開始時の一定期間(Δt)(サービングセルにより割り当てられた電力比より小さい電力比でUEが送信している期間)後に、最後に受信された絶対的許可に向けてランプアップする。
非サービングRLからの相対的許可は、UEのMAX SGに影響を与える。
●UEが、少なくとも1つの非サービングE−DCH RLSから「ダウン」を受信した場合、
新MAX SG=MAX SG−デルタ
非サービングRLSからの相対的許可に関する、RGベーススケジューリングモードと比較した非RGベーススケジューリングモードのUEの挙動の違いは、相対的許可が、最後に使用した電力比ではなく、MAX SGに影響を与えるということである。従って、UEは、減少されたMAX SGまでランプアップすることが依然として許容される。非サービングRLSからの「ダウン」命令がもはや受信されなくなると、UEは、MAX SGを、最後に受信された絶対的許可に設定し、このMAX SGに向けてランプアップする。
非RGベースモードに対する例示的なシナリオを図11に示す。UEは、ソフトハンドオーバ状態にあり、1、2、3、4と番号が付けられた4つのHARQ処理において、サービングセルと非サービングセルとに対してアップリンクデータを送信する。通信を開始したとき、MAX SGはAGに等しく、SGはMAX SGに達するまで段階的に増加される。
MAX SGに達すると、非サービングセルは、利用されるアップリンクリソースの減少をUEに要求するために、UEに「ダウン」命令を送信する。UEは、新しいMAX SGを、AGマイナス設定可能なデルタに等しくなるように設定し、この減少されたMAX SG値(すなわち、MAX SG=SG)により、処理1〜4に対する次のアップリンクデータを送信する。予め定められた期間(Δt)が終了すると、MAX SGはAGにリセットされる。上に説明したように、再び、非サービングセルは、利用されるアップリンクリソースの縮小を要求し、UEは、非サービングセルからのさらなる「ダウン」命令に反応する。
レート要求シグナリング
E−DCHにおいてマッピングされたサービスのQoS要件も考慮しつつ、ノードBが効率的にスケジューリングできるようにするために、UEは、ノードBに、レート要求シグナリングによりQoS要件に関する情報を提供する。
アップリンクに関する2種類のレート要求シグナリング情報:E−DPCCHにおけるレート要求に関系するフラグであるいわゆる「ハッピービット」と、一般的には、E−DCHにおいて帯域内で送信されるスケジューリング情報(SI)とが存在する。
システムの観点からは、1ビットのレート要求は、例えば、相対的許可によるリソース割り当てにおいて小さな調整をもたらすために、サービングセルによって有利に使用され得る。これに対し、スケジューリング情報は、絶対的許可の送信において反映されると考えられ、より長期的なスケジューリング決定を行うために有利に採用され得る。2つのレート要求シグナリング方法についての詳細は以下に提供される。
E−DCHにおいて送信されるスケジューリング情報
前述のように、スケジューリング情報は、効率的なスケジューリングを可能にするために、ノードBに、UEの状態に関する情報を提供する必要がある。スケジューリング情報は、MAC−e PDUのヘッダ内に含まれてよい。この情報は、ノードBがUEの状態に追従できるように、通常は、ノードBに定期的に送信される。例えば、スケジューリング情報は以下の情報フィールドを含む。
●スケジューリング情報における最も高い優先度データの論理チャネルID
●UEバッファ占有度(バイト単位)
oバッファ内にデータを有する、最も高い優先度論理チャネルのバッファ状態
o全バッファ状態
●電力状態情報
oDPCCHに対して利用可能電力比の推定(HS−DPCCHを考慮する)。この推定を行なう際、UEは、DCHの電力を考慮してはならない
最も高い優先度データが発生する論理チャネルIDによって論理チャネルを特定することにより、ノードBが、この特定の論理チャネルのQoS要件、例えば、対応するMAC−dフローの電力オフセット、論理チャネル優先度またはGBR(保証ビットレート)属性を決定できるようにすることができる。これにより、次には、ノードBが、UEバッファ内のデータを送信するために必要とされる次のスケジューリング許可メッセージを決定できるようになり、従って、より正確な許可割り当てが可能となる。最も高い優先度のデータバッファ状態に加え、ノードBが、全バッファ状態に関する何らかの情報を持つことは有益であると考えられる。この情報は、「長期的な」リソース割り当てに関する決定を行う際に役立ち得る。
サービングノードBがアップリンクリソースを効果的に割り当てることができるために、サービングノードBは、各UEがどれだけの電力まで供給できるかを、知る必要がある。この情報は、UEが、DPCCH送信のために使用される電力のほかにどれだけの電力を残したか(電力状態)を示す「電力ヘッドルーム」測定値の形式で通信できるであろう。この電力状態報告は、また、TTIの再設定(例えば、2ms TTIと10ms TTIとの切替え、およびその逆の切り替え)の起動のためにも使用できるであろう。
ハッピービット
先に説明したように、ハッピービットは、E−DPCCHにおいて送信される1ビットのレート要求に関するフラグを表わす。「ハッピービット」は、それぞれのUEが現在のサービング許可(SG)に「満足(happy)」か「不満(unhappy)」かを通知する。
UEは、以下の基準の両方が満たされた場合、「不満」であることを通知する。
●電力状態基準:UEは、より高いデータレート(E−TFC)で送信するための利用可能な電力を有する。
●バッファ占有度基準:全バッファ状態は、現在の許可では、n*TTIを越える期間を必要とするであろう(ここで、nは設定可能である)。
そうでなければ、UEは、現在のサービング許可に「満足」であることを通知する。
上述のように、サービングRLSと非サービングRLSは、非RGベーススケジューリングモードにおいて、スケジューリング許可によって最大サービング許可を制御することができる。UEにおける最大サービング許可は、サービングRLSから最後に受信した絶対的許可に設定され、そして非サービングRLSからの「ダウン」命令は、最大サービング許可を1ステップだけ減少させる。UEがランプアップ中であって、サービング許可が最大サービング許可量未満である間に、「ダウン」命令が受信されると、UEは、新MAX SG=MAX SG−デルタまでランプアップすることを依然として許可される。
さらに、既に概説したように、UEの満足/不満状態は、基本的には、サービングセルに、UEがサービング許可により現在許可されたものよりも高いデータレートまたは高い電力比で送信することができるかどうかを、通知する。本質的には、ハッピービットは、サービングセルに、それぞれのUEの電力状態とバッファ状態とに関する何らかの情報を提供する。ノードBスケジューラは、例えば、特定のUEに許容されたアップリンクリソースを、UEにより設定されたハッピービットに応答して相対的許可によって調整することができる。
次に、RGベーススケジューリングモードについて言及する。下の表1は、UEに利用可能な電力ヘッドルーム、そのバッファ状態、これら2つのパラメータによるハッピービットの設定、およびE−RGCH(E−DCH相対的許可チャネル)においてサービングセルを制御するノードBにより次に送信されるべきスケジューリング命令のいくつかの例示的なシナリオを示す。
Figure 0004815401
電力ヘッドルームの「+/−」は、UEがサービング許可により許容されたものより多い/少ない利用可能な電力を持つ場合に対応する。バッファ状態の「+/−」は、バッファデータが、許容されたサービング許可で送信された場合にn個のTTIより多い/少ないTTIを必要とする場合に対応する。ハッピービットを受信すると、ノードBスケジューラは、E−RGCHにおいて送信される相対的許可を決定する。ケース1に示すように、UEが不満であり、かつ、利用可能なアップリンクリソースがある場合、サービングセルは「アップ」命令によって、UEのレートを上げることができるであろう。
「ハッピービット」とともに、E−DPDCHにおいて受信されるE−TFCを考慮することにより、サービングセルは、いつ「ダウン」命令が非サービングRLSから送信されたかを判断できる。UEが、「不満」を通知するが、サービング許可により実際に許可される電力より少ない電力で、同じTTI内で送信する場合、サービングセルは、「ダウン」命令が非サービングRLSからシグナリングされたということを認識できる。この状況は、下の表2(ケース4)に示される。
Figure 0004815401
UEの満足/不満状態と受信されたE−TFCとを考慮することにより、サービングセルは、ケース1とケース4とを区別し、従って、非サービングRLSからの「ダウン」命令を検出することができる。非サービングノードBからの「ダウン」命令を検出する可能性により、サービングRLSは、例えば、サービングセルと「ダウン」命令を送信した非サービングセルとの間のソフトハンドオーバおいて、UEのデータレートを制限することにより、適切に反応できるようになる。
非RGベーススケジューリングモードに関しては、状況は異なる。サービング/非サービングRLSからのスケジューリング許可は、サービング許可がスケジューリング許可により制御されるRGベーススケジューリングモードとは対照的に、UEの最大サービング許可を制御する。しかしながら、ハッピービットの定義は、サービング許可に基づいており、非RGスケジューリングモードで用いられる最大サービング許可には基づかない。ランピング手順の間、サービング許可は最大サービング許可量未満である。UEが最大サービング許可に向けてランプアップしているとき、UEは、現在のサービング許可により許容される電力より高い電力(すなわち、「より高い」E−TFC)で送信することができる。従って、先に定義された不満状態の基準に従って、UEは、サービングセルに、「不満」を通知するであろう。しかしながら、UEは、現在のサービング許可より高い電力で送信することが許容されており、E−DCH送信に対する電力比を自発的に最大サービング許可までランプアップすることは、基本的に許容されるので、この挙動は現実の状況を反映しないであろう。
この挙動に伴うさらに重要な欠点は、サービングセルは、UEの最大アップリンクデータレートを制限する非サービングRLSからの「ダウン」命令が送信されたかどうか、あるいはUEが最大サービング許可に向けて現在ランプアップ中であるかどうかということを区別することができないということであろう。従って、サービングセルは、非サービングノードBが「ダウン」命令を送信した場合、適切な対応策を取ることができない。
3GPP TR 25.401: "UTRAN Overall Description" 3GPP 25.896: "Feasibility Study for Enhanced Uplink for UTRA FDD (Release 6)" 3GPP TSG RAN WG1, meeting #31, Tdoc R01-030284, "Scheduled and Autonomous Mode Operation for the Enhanced Uplink"
本発明の目的はハッピービットを設定するための新しい基準を提供することである。別の目的は、ソフトハンドオーバ中に、サービングセルのノードBが、他の非サービングセルからの「ダウン」命令を検出できるようにすることである。
この目的は、独立請求項の主題により解決される。本発明の有利な実施の形態は従属請求項の主題である。
本発明の主要な態様の1つは、ハッピービットを設定するための新しい基準の定義である。従来の基準とは対照的に、移動端末がそのアップリンクリソース利用量をランピングしていない場合にのみ、移動端末は、ハッピービットを「不満」に設定することを許容される、すなわち、該ビットを設定することにより追加のアップリンクリソースを要求できる。従って、移動端末が、サービングセルにより許可された最大のアップリンクリソースを利用する場合のみ、移動端末は「不満」状態を通知することができる。「不満」ビットを設定するための基準の定義により達成される別の効果は、ソフトハンドオーバ中の移動端末のアクティブセット内の非サービングセルがアップリンクリソースの利用を減少することを通知したかどうかを、サービングセルがハンドオーバ中に検出できることである。
有利な実施の形態によれば、移動通信システムにおける個別アップリンクチャネルリソースに対するリソース要求を通信する方法が提供される。本方法によれば、移動端末は、伝送時間間隔毎の対応する量のアップリンクリソースと、個別アップリンク制御チャネルを介して伝送時間間隔内に基地局に送信されるアップリンクデータに関連するアップリンク制御情報とを利用する送信電力で、基地局に、個別アップリンクチャネルを介してアップリンクデータを送信する。さらに、移動端末は、サービングセルを制御する基地局から、伝送時間間隔内に、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータの送信に対して移動端末が利用することを許容されるアップリンクリソースの最大量を設定するスケジューリング許可を受信する。
アップリンクデータの送信に利用されるアップリンクリソースの量がアップリンクリソースの最大量より少ない場合、移動端末は、利用されるアップリンクリソースの量がアップリンクリソースの最大量に等しくなるまで、個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量を増加することができる。
移動端末により送信される制御情報は、設定されると、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することをサービングセルを制御する基地局に要求する、リソース要求フラグを含む。移動端末が、スケジューリング許可により設定された最大量のアップリンクリソースを利用せずに、個別アップリンクチャネルを介してアップリンクデータを送信する場合と、移動端末が、アップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量を段階的に増加する処理中である場合は、移動端末はリソース要求フラグを設定できない。
本発明の別の実施の形態では、移動端末は、移動端末におけるバッファ占有度をさらに判定することができる。バッファは、個別アップリンクチャネルを介して送信されるデータをバッファする。次のa)〜c)場合、移動端末は、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを基地局に要求するリソース要求フラグを設定する。
a)移動端末の電力状態が、サービングセルを制御する基地局のスケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースより多くのアップリンクリソースを利用する、個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータ送信を許容している場合、かつ、
b)サービングセルを制御する基地局からのスケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースが、バッファされたアップリンクデータを個別アップリンクチャネルを介して送信する際に、設定可能な数の伝送時間間隔を越える伝送時間間隔を必要とする場合、かつ、
c)移動端末が、アップリンクデータ送信に、スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースを現在利用している場合。
本発明の別の実施の形態によれば、スケジューリング許可は、個別アップリンクチャネルを介してデータを送信しかつサービングセルの基地局により制御されるすべて移動端末それぞれが、伝送時間間隔内のアップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信に利用することを許容される最大のアップリンクリソースを通知する。
別の有利な実施の形態は、移動端末が、基地局により制御されるサービングセルと、基地局により制御される非サービングセルとの間でソフトハンドオーバ状態にある状況に関する。この実施の形態では、移動端末は、個別アップリンクチャネルを介してアップリンクデータを、非サービングセルを制御する基地局にさらに送信することができ、また、移動端末は、サービングセルを制御する基地局から受信したスケジューリング許可に従って、移動端末が両方の個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータ送信に利用することを許容される最大のアップリンクリソースを設定することができる。
本発明のこの実施の形態の変形では、移動端末は、非サービングセルを制御する基地局から、移動端末によって現在利用されるアップリンクリソースの量を減少することを指示する相対的スケジューリング許可を、さらに受信することができる。移動端末は、相対的スケジューリング許可に応答して、移動端末によって現在利用されるアップリンクリソースの量を減少することができ、そして、次の伝送時間間隔におけるアップリンクデータ送信のアップリンクリソースの最大量を、減少されたアップリンクリソースの量に設定することができる。
本発明のこの実施の形態の別の変形では、次のa)〜c)場合、移動端末は、基地局に、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグをさらに設定する。
a)移動端末の電力状態が、サービングセルおよび/または非サービングセルからのスケジューリング許可により設定される最大のアップリンクリソースより多くのアップリンクリソースを利用する個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータ送信を許可する場合、かつ、
b)スケジューリング許可により設定される最大のアップリンクリソースが、バッファされたアップリンクデータを個別アップリンクチャネルを介して送信する際に、設定可能な数の伝送時間間隔を越える時間間隔を必要とする場合、かつ、
c)移動端末が、アップリンクデータ送信に、スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースを現在利用している場合。
本実施の形態の別の変形では、サービングセルを制御する基地局に個別制御チャネルを介して送信された制御情報は、伝送時間間隔内にアップリンクデータを送信するために使用されるトランスポートフォーマットコンビネーションを、サービングセルを制御する基地局に通知するトランスポートフォーマットインジケータをさらに含む。このトランスポートフォーマットインジケータは、スケジューリング許可において、サービングセルの基地局によって許容されるより少ない量のアップリンクリソースを利用するトランスポートフォーマットコンビネーションを通知する。移動端末が、サービングセルを制御する基地局に、減少した量のアップリンクリソースを利用するアップリンク個別チャネルを介してアップリンクデータを送信している場合、移動端末は、サービングセルを制御する基地局に、伝送時間間隔内に送信される制御情報内のリソース要求フラグを設定することができる。
制御情報内のトランスポートフォーマットインジケータとリソース要求フラグとのこの組み合わせは、サービングセルを制御する基地局に、アップリンクリソースの最大量が、非サービングセルを制御する基地局から受信された相対的スケジューリング許可に基づいて減少されたということを示す。
別の実施の形態では、アップリンクリソースの量を段階的に増加する際のステップサイズは設定可能である。例えば、移動端末は、上位レイヤシグナリングを介して、使用すべきステップサイズを通知する制御情報を受信することができ、該制御情報に従ってステップサイズを設定することができる。
本発明のこの実施の形態の変形では、ステップサイズを通知する制御情報は、移動端末が利用することを許容された最大量のリソースと移動端末によって現在利用されるアップリンクリソースとの間の差分に等しい値にステップサイズを設定することができる。
本発明の別の実施の形態は、移動通信システムにおける個別アップリンクチャネルリソースに対するリソース要求を通信する移動端末に関する。本移動端末は、伝送時間間隔毎に、対応する量のアップリンクリソースを利用する送信電力で、個別アップリンクチャネルを介して基地局にアップリンクデータを送信するとともに、個別アップリンク制御チャネルを介して基地局に、伝送時間間隔内に送信されるアップリンクデータに関連するアップリンク制御情報を送信する送信器を含むことができる。
本移動端末は、サービングセルを制御する基地局から、移動端末が伝送時間間隔内にアップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータの送信に利用することを許容されるアップリンクリソースの最大量を設定するスケジューリング許可を受信する受信器と、アップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量がアップリンクリソースの最大量より少ない場合、利用されるアップリンクリソースの量がアップリンクリソースの最大量に等しくなるまで、個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量を段階的に増加するための処理手段と、をさらに含むことができる。
この実施の形態によれば、制御情報は、設定されると、サービングセルを制御する基地局に、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを含む。移動端末が、スケジューリング許可により設定された最大量のアップリンクリソースを利用せずに、個別アップリンクチャネルを介してアップリンクデータを送信する場合と、移動端末が、アップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量を段階的に増加する処理中である場合、移動端末は、リソース要求フラグを設定しないように適合される。
本発明の別の実施の形態は、上記様々な実施の形態およびその変形のいずれかに記載の方法の工程を実行するように適合された手段を含む移動端末に関する。
さらに、本発明の別の実施の形態は、移動端末のプロセッサにより実行されると、移動端末に、移動通信システムにおける個別アップリンクチャネルリソースに対するリソース要求を通信させる命令を格納するコンピュータ読取り可能な媒体を提供する。伝送時間間隔毎に、対応する量のアップリンクリソースを利用する送信電力で、基地局に、個別アップリンクチャネルを介してアップリンクデータを送信し;個別アップリンク制御チャネルを介して基地局に、伝送時間間隔内に送信されるアップリンクデータに関連するアップリンク制御情報を送信し;サービングセルを制御する基地局から、伝送時間間隔内に、アップリンク個別チャネルを介して、移動端末がアップリンクデータの送信に利用することを許容される最大量のアップリンクリソースを設定するスケジューリング許可を受信し;そして、アップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量がアップリンクリソースの最大量より少ない場合、利用されるアップリンクリソースの量がアップリンクリソースの最大量に等しくなるまで、個別アップリンクチャネルを介してアップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量を段階的に増加させることにより、本移動端末にリソース要求を通信させる。
制御情報は、設定されると、サービングセルを制御する基地局に、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを含む。さらに、移動端末が、スケジューリング許可により設定された最大量のアップリンクリソースを利用せずに、個別アップリンクチャネルを介してアップリンクデータを送信する場合と、移動端末が、アップリンクデータ送信に利用されるアップリンクリソースの量を段階的に増加する処理中である場合、この命令は、移動端末に、リソース要求フラグを設定させないようにする。
本発明の別の実施の形態は、移動端末のプロセッサにより実行されると、移動端末に、本明細書で説明された様々な実施の形態およびその変形のいずれかに記載された方法の工程を実行させる命令を格納するコンピュータ読取り可能な媒体に関する。
以下、添付図面と図解を参照し、本発明をさらに詳細に説明する。各図面における同様な、または対応する詳細部には同一の参照符号がつけられている。
以下の段落では、本発明の様々な実施の形態を説明する。例示的な目的のみのため、大部分の実施の形態はUMTS通信システムに関連して概説され、以降の節で使用される用語は主にUMTS用語に関する。但し、使用される用語と、UMTS構成に関する実施の形態の説明は、本発明の原理と思想をこれらのシステムに限定するように意図するものではない。
また、上記背景技術の中で示された詳細な説明は、以下に説明される主としてUMTSの特定の例示的実施の形態をよりよく理解することを意図しており、従って本発明を、移動通信ネットワークにおける処理および機能について説明された特定の実施の形態に限定するものと理解すべきではない。
既に説明したように、UEの不満状態について現在規定された基準は、ノードBが、非RGベースモードの動作において、非サービングRLSからの「ダウン」命令を検出できるようにしていない。そして、これは、サービングセルが、非サービングRLSにおける一層の過負荷状況に対処しまたはこれを防止するために適切な措置をとることができないようにしている。
従って、本発明の主要な思想の1つは、UEの不満状態についての基準の新しい定義である。この主要な思想によれば、個別アップリンクチャネルにおいて、移動端末が、データ伝送に利用することを許容された最大量リソースに向けてそのリソース利用量をランプアップしている限り、移動端末は「不満」状態を通知することができない。移動端末がソフトハンドオーバ中の場合、本発明により提供される不満状態の新しい定義は、サービングセルのノードBが非サービングセルからの「ダウン」命令を検出できるようにする。
UEがランプアップ手順中のとき、すなわち、最大サービング許可に向けて利用されるアップリンクリソースを増やしている間のみ、UEにおけるサービング許可(SG)は最大サービング許可(MAX SG)とは異なるので、一実施の形態によれば、リソースをランプアップする間、UEは、常に「満足」である。従って、ランプアップ手順中、UEは不満のビットを設定しない。ランプアップ手順が完了すると、サービング許可は最大サービング許可に等しくなる。
UEの電力およびバッファ状態が、最大サービング許可により許可されるものよりそれぞれ高い電力比およびE−TFCでの送信を許可する場合、UEは、サービングセルに、「不満」を通知することができる。この定義により、サービングセルは、非サービングRLSからの「ダウン」命令を検出することもできるであろう。このことについては下記の表3に示される。
Figure 0004815401
UEの不満基準の可能な定義は次のようになるであろう。
本発明の実施の形態によると、以下の基準がすべて満たされた場合、UEは、サービングセル(そして、ソフトハンドオーバシナリオにおける非サービングセル)からの現在のスケジューリング許可に「不満」であるということを通知する。
●UEは、より高いデータレート(E−TFC)での送信に利用可能な電力を有する
●全バッファ状態は、現在の許可ではn個のTTIより多いTTIを必要とする(ここで、nは設定可能)
●UEは、MAX SG(SG=MAX SG)で送信している
ランピングの間、UEは、「不満」状態を通知するハッピービットを設定しないということに注意することは重要である。言い換えれば、UEが、利用されるアップリンクリソースを最大サービング許可に向けて増やしている間、UEは、サービングセルのノードBに、個別アップリンクチャネルを介するアップリンク送信のリソースを増加することを要求しない。
以下では、E−DCHなどの個別アップリンクチャネルにおいて通信を行う際の移動端末の動作を例示するフロー図を示す図12を参照し、本発明の実施の形態を説明する。
移動端末は、個別アップリンクチャネルにおけるデータ伝送のために移動端末が使用しているリソース量を示す、すべてのHARQ処理についての状態変数を保持する。UMTSシステムを再び例として挙げると、この状態変数は、E−TFC選択アルゴリズムにおいて、それが言及するHARQ処理の送信のための最大許容E−DPDCH/DPCCH電力比として使用することができる。この状態変数はサービング許可(SG)と呼ぶことができる。
最大サービング許可(MAX SG)は、移動端末がアップリンクチャネルにおけるデータ伝送に使用できるアップリンクリソースの最大量を表わす、各HARQ処理のもう一つの状態変数である。再びUMTS E−DCHを介する送信の例を取り上げると、この状態変数は、最大許容E−DPDCH/DPCCH電力比を定義することができる。
この実施の形態によれば、最大サービング許可は、サービングセルからのスケジューリング許可によって制御される。移動端末がソフトハンドオーバ状態にある場合、すなわち移動端末がサービングセルと少なくとも別の1つの非サービングセルとに接続された場合、最大サービング許可は、該サービングセルと該非サービングセルとにより制御され得る。
アップリンクデータ送信の開始時に、移動端末はサービング許可値を初期化する(1201)。先に概説したように、例示的な目的のためにUMTSシステムを考慮すると、どの電力比がE−DCHにおけるデータ伝送のためのE−TFC選択に使用され得るかを、現在のサービング許可値はE−TFC選択エンティティに通知する。
さらに、移動端末は、サービングセルを介して(すなわち、それぞれのUEをスケジューリングするサービングセルのノードBから)絶対的許可が受信されたかどうかを判定する(1202)。この例示的な実施の形態によれば、非RGスケジューリングのケースが考慮される。すなわち、UEは、サービングセルから絶対的許可を提供されるだけである。これらのスケジューリング許可は、UEがアップリンクデータ送信に利用することを許容されるリソースの量を設定する。再度、E−DCH送信の例を考えると、絶対的許可はE−DPDCH/DPCCH電力比を通知する。
本発明の別の実施の形態では、サービングセルは、最大サービング許可、すなわち、UEがアップリンクチャネルにおけるアップリンクデータ送信に利用することを許容されるリソースの最大量を規定する絶対的許可および相対的許可の両方を使用することができる。本発明のもう一つの代替的な実施の形態では、サービングセルはセル内のすべてのUEまたは一グループのUEをスケジューリングする、すなわち、それらのUEに共通許可を送信する。
移動端末が、まだ考慮されていない絶対的許可を受信した場合、移動端末は、最大サービング許可を、サービングセルからの絶対的許可によって通知された値に設定する(1203)。
次に、移動端末は、サービング許可が最大サービング許可を越えることなくステップサイズdelta1だけ増加され得るかどうかを判定する(1204)。そうであれば、移動端末は現在のサービング許可値をランプアップする、すなわち、サービング許可値を設定可能なステップ(delta1)だけ増加させる(1205)。
SG=SG+delta1
そうでなければ、移動端末はサービング許可値を最大サービング許可値に設定する(1206)。
ステップ1204、1205、1206に関して、本発明の別の実施の形態では、ステップサイズ(delta1)は、サービング許可値の逐次的な増加間で変化し得ることに留意されたい。例えば、最大サービング許可値に達するまで、第1の繰返し(iteration)ではサービング許可をdelta1だけ増加し、第2の繰返しでは2delta1だけ増加する等。他の代替例としては、ステップサイズdelta1を、現在の最大サービング許可と現在のサービング許可値との間の差分に等しくなるように選択することができる。
ステップサイズdelta1は、あらかじめ設定できる。または、ステップサイズdelta1は、RRCシグナリングを介して受信されかつ個別アップリンクチャネルにおけるアップリンク送信に関連する制御シグナリングによって設定してもよい。
次に、ステップ1207、1208、1209について検討する。これらのステップは任意選択であり、移動端末がソフトハンドオーバ状態のときにのみ実行することができる。この状況では、移動端末は、「ダウン」命令を通知する相対的許可が非サービングセルから受信されたかどうかを判定する(1207)。前に検討したように、非サービングセルからの許可は、移動端末に、設定可能な量だけそのアップリンクリソース利用量を減少することを指示する。
相対的許可が受信された場合、移動端末は、最大サービング許可を、現時点で最後に使用した電力比(PR)の値マイナス設定可能なステップサイズ(delta1)に設定し(1208)、
MAX SG=最後に使用した電力比−delta
次のTTIにおけるデータ伝送のE−TFC選択に使用されるサービング許可値を、新しい最大サービング許可値に設定する(1209)。この実施の形態では、電力比は、個別アップリンクチャネルにおけるデータ伝送に利用されるアップリンクリソースの指標と考えることができる。
本発明の別の実施の形態によれば、移動端末は、最大サービング許可値を、受信された最後の絶対的許可において通知された許可値にリセットするのではなく、サービングセルから新しい絶対的許可を受信するまで最大サービング許可値を保持する。
ステップサイズdelta2は、サービングセルおよび/または非サービングセルからの制御シグナリングによって個々に設定でき、または、あらかじめ設定できるとに留意されたい。さらに、delta1とdelta2とが等しい値である必要はない。
図12において例示された本発明の例示的な実施の形態では、非サービングセルの相対的許可は、絶対的許可と相対的許可とが受信された場合、相対的許可が最大サービング許可値を「上書きする」という点で絶対的許可に対して優位である。この動作はハンドオーバ中の非サービングセルにおけるノイズ上昇の制御を可能にするので、この動作は有利であると考えられる。
しかしながら、両者が次のE−TFC選択処理の前に受信された場合、相対的許可に対して優位である絶対的許可を許容することも有利であると考えられる。この状況に対しては、基本的には、ステップ1207、1208、1209が、ステップ1202から1206に先立って実行される必要があろう。
いずれにせよ、サービング許可値および最大サービング許可値を更新した際、必要に応じ、移動端末は、さらに多くのアップリンクリソースを要求するためのハッピービット(リソース要求フラグ)を設定すべきかどうかを判定する(1210)。先に説明したように、移動端末がリソース利用量をランプアップしている限り、すなわち、現在のサービング許可が最大サービング許可より小さくかつ(連続的に)増加されている限り、移動端末はハッピービットに「不満」状態を通知することを禁じられる。移動端末が、現在、アップリンクデータ送信に最大許容リソースを使用している場合のみ、移動端末は「不満」状態を通知することができる。
ソフトハンドオーバ状態でない移動端末は、次の場合のみ、先に示したようにハッピービットを設定することにより「不満」状態を通知することができる。
●移動端末の電力状態が、サービングセルを制御する基地局のスケジューリング許可によって設定された最大のアップリンクリソース(MAX SG)より多くのアップリンクリソースを利用する個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータ送信を許容している場合、かつ、
●サービングセルを制御する基地局からのスケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソース(MAX SG)が、個別アップリンクチャネルを介してバッファされたアップリンクデータを送信する際に、設定可能な数の伝送時間間隔を越える間隔を要求する場合、かつ、
●移動端末が、アップリンクデータ送信に、スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソース(MAX SG=SG)を現在利用している場合。
移動端末がソフトハンドオーバ中の場合、これらの基準は、再定義することができる。ソフトハンドオーバの場合では、移動端末は、次の場合に、リソース要求フラグを設定することができる。すなわち、「不満」状態を通知することができる。
●移動端末の電力状態が、サービングセルを制御する基地局のスケジューリング許可によって設定された最大のアップリンクリソース(MAX SG)より多くのアップリンクリソースを利用する個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータ送信を許容している場合、かつ、
●スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースが、個別アップリンクチャネルを介してバッファされたアップリンクデータを送信する際に、設定可能な数の伝送時間間隔を越える時間間隔を要求する場合、かつ、
●移動端末が、アップリンクデータ送信に、前記スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソース(MAX SG=SG)を現在利用している場合。
ハッピービットを設定することにより、さらに多くのアップリンクリソースを要求すべきかどうかを決定すると、移動端末は、次に、現在のサービング許可値に対するトランスポートフォーマットコンビネーション(TFC)を選択する(1211)。E−TFCの選択は、UMTSリリース99におけるように、例えば論理チャネル優先度に基づいてよい。すなわち、UEは、より高い優先度データの送信を最大化する。
個別アップリンクチャネルを介するアップリンクデータの送信に対し、適切なE−TFCを選択すると、データはそれに関連する制御情報とともに送信される(1212)。制御情報は、とりわけ、現在のTTIにおいてアップリンクデータを送信するために使用されるTFCを通知するトランスポートフォーマットコンビネーションインジケータ(TFCI)だけでなくハッピービット(リソース要求フラグ)も含む。E−DCHアップリンクチャネルの例を再び考慮すると、アップリンクデータは、E−DPDCH(拡張個別物理データチャネル)を介して送信される。制御情報は、E−DCHに関連する制御情報を送信するために使用される物理チャネルであるE−DPCCH(拡張個別物理データチャネル)を介して送信される。
ソフトハンドオーバの場合では、ハッピービットとTFCIとの組み合わせにより、サービングセルを制御するノードBは、移動端末が非サービングセルから「ダウン」命令を受信したかどうかを認識できる。移動端末がアップリンク送信のためにそのリソース利用量をランプアップしている場合、「不満」状態を示すハッピービットを設定することは禁じられる。同時に、TFCIは、サービングセルにより許可されるリソース利用量より少ないリソース利用量を通知する。従って、サービングセルのノードBは、移動端末がリソース利用量を増やしているということを、TFCIとハッピービットとのこの組み合わせから導き出すことができる。
非サービングセルから「ダウン」命令を受信すると、先に説明したように、移動端末は、
新しいサービング許可=新しい最大サービング許可
=以前の使用電力比−delta2
に基づいてそのリソース利用量を設定する。バッファ状態がさらに多くのアップリンクリソースの利用を要求し、かつ電力状態がこれを許容すると仮定すると、移動端末は「不満」状態を示すハッピービットを設定する。また、TFCIは、サービングセルを制御するノードBに、リソース利用量はノードBにより許容されたものより少ないということを通知する。従って、ノードBは、この組み合わせに基づき、移動端末が非サービングセルから「ダウン」命令を受信したことを検出することができる。
本発明の実施の形態によるハッピービット設定について、図13を参照し、説明する。図13は、本発明の例示的な実施の形態に基づいた、現在のサービング許可と最大サービング許可とハッピービット状態との間の関係を例示する。
2つの個別アップリンクチャネルを介するソフトハンドオーバ中の移動端末のアップリンク通信に対し、4つのHARQ処理(番号1から4の陰影付き長方形)が存在すると仮定する。通信の開始時、端末はサービングセルから絶対的許可AGを受信し、それに応じ最大サービング許可を設定する。最初に、移動端末は、サービング許可を段階的に増加することによりそのリソース利用量をランプアップする(段階#1)。従って、ハッピービットはさらに多くのアップリンクリソースを要求しない(満足状態)。
次に、移動端末は非サービングセルから「ダウン」命令を受信する。最大サービング許可は、上述のように、以前のサービング許可マイナス設定可能なオフセットに設定される。そして移動端末は、設定された新しい最大サービング許可までそのリソース利用量を減少する(段階#2)。移動端末は、アップリンクデータを送信するためにさらに多くのリソースを必要とするということを示すために、制御情報においてハッピービットをセットする。さらに、制御情報は、段階#2におけるデータ伝送のリソース利用量がサービングセルからの絶対的許可により許可されたリソースより少ないということを通知する。
サービングセルを制御するノードBは、ハッピービットとTFCIとの組み合わせに基づいて、移動端末が「ダウン」命令を受信したことを検出し、新しい絶対的許可を送信することによって反応する。新しい絶対的許可の受信に応答して、移動端末は再びリソース利用量をランプアップし始め、そして満足状態を通知する(段階#3)。段階#4では、サービング許可は、サービングセルからの最後の絶対的許可によって設定された新しい最大サービング許可に等しい。上に略述された条件がすべて満たされたと仮定すると、移動端末は不満状態を通知する。TCFIは、最後の絶対的許可により設定されたものに等しいリソース利用量を通知するので、サービングセルを制御するノードBは、移動端末がランピングを終了しておりアップリンク送信のためにさらに多くのリソースを要求しているということを、制御情報から導出することができる。
さらに、移動端末は非サービングセルから別の「ダウン」命令を受信する。従って、段階#2と同様に、移動端末は、段階#5においてリソース利用量を減少し、そして不満状態を通知する。サービングセルを制御するノードBは、再び、シグナリングされた制御情報に基づき、非サービングセルからの「ダウン」命令の受信を検出することができるが、以前に許可されたリソース利用量を変更することを決定しない。
上に説明した本発明の実施の形態は、非RGベーススケジューリングモードに主として関係した。しかしながら、上に概論した原理と、特に、ハッピービットを設定するための基準の定義とは、RGベーススケジューリングモードにも同様に適用され得る。
本発明の別の実施の形態は、ハードウェアとソフトウェアとを使用することにより上述の様々な実施の形態を実装することに関する。上述の様々な論理ブロック、モジュール、および回路だけでなく、上述の様々な方法は、例えば汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラム可能なロジックデバイス等のコンピュータ装置(プロセッサ)を使用することにより実装または実行できることが、理解できる。
さらに、本発明の様々な実施の形態は、プロセッサにより、または直接にハードウェアにおいて実行されるソフトウェアモジュールによって実施することもできる。また、ソフトウェアモジュールとハードウェア実装とを組み合わせることが可能である。上記ソフトウェアモジュールは、任意の種類のコンピュータ読取り可能な記憶媒体、例えばRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVD等に格納することができる。
UMTSの高レベルの構成を示す。 UMTS R99/4/5によるUTRANの構成を示す。 ドリフトおよびサービング無線サブシステムを示す。 ユーザ装置におけるE−DCH MAC構成全体を示す。 ユーザ装置におけるMAC相互作用の簡略化構成を示す。 ユーザ装置におけるMAC−e/esの構成を示す。 UTRANにおけるMAC構成全体を示す。 ノードBにおけるMAC−e構成を示す。 S−RNCにおけるMAC−es構成を示す。 相対的許可のタイミング関係を示す。 UEの非RGモードの動作を示す。 本発明の例示的な実施の形態による移動端末の動作のフロー図を示す。 本発明の例示的な実施の形態による移動端末の修正された非RGモード動作を示す。

Claims (12)

  1. 移動通信システムにおいてアップリンク個別チャネルリソースのリソース要求を通信する、移動端末により実行される方法であって、
    サービングセルを制御する基地局に、アップリンク個別制御チャネルを介して、アップリンクデータに関連するアップリンク制御情報を送信し、前記アップリンク制御情報は、設定されると、前記基地局に、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを含む工程
    所定の基準のすべてが満たされた場合に、前記基地局に、前記アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを設定する工程と、を含み、
    前記所定の基準は、
    a)前記移動端末が、前記サービングセルを制御する前記基地局のスケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースより多くのアップリンクリソースを利用する前記アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信が可能な電力状態にある場合、
    b)前記サービングセルを制御する前記基地局からの前記スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースが、バッファされたアップリンクデータを前記アップリンク個別チャネルを介して送信する際に、設定可能な数の伝送時間間隔を越える時間間隔を必要とする場合、および
    c)前記移動端末が、アップリンクデータ送信に、前記スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースを現在利用している場合、
    を含む、方法。
  2. 前記サービングセルを制御する前記基地局からの前記アップリンク個別チャネルを介するスケジューリングされたアップリンクデータの送信に前記移動端末が利用することを許容される最大量のアップリンクリソースを設定するスケジューリング許可を受信する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記スケジューリング許可は、前記アップリンク個別チャネル上でのスケジューリングされたアップリンクデータの送信に利用することを前記移動端末が許容される最大電力比を示すサービング許可を更新する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記最大電力比は、前記移動通信システムにおけるアップリンク個別データチャネルおよびアップリンク個別制御チャネルの電力比である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記最大電力比は、前記移動端末により実行されるトランスポートフォーマット選択において適切なトランスポートフォーマットコンビネーションを選択するために用いられる、請求項3または請求項4に記載の方法。
  6. 前記スケジューリング許可は、前記アップリンク個別チャネルを介してデータをそれぞれ送信しかつ前記サービングセルの前記基地局により制御されるすべての移動端末が、伝送時間間隔内に前記アップリンク個別チャネルを介するスケジューリングされたアップリンクデータ送信に利用することを許容される最大のアップリンクリソースを通知する、請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  7. 前記移動端末は、前記基地局により制御されるサービングセルと基地局により制御される非サービングセルとの間でソフトハンドオーバ中であり、
    前記非サービングセルを制御する前記基地局に、前記アップリンク個別チャネルを介してスケジューリングされたアップリンクデータを送信する工程と、
    前記サービングセルを制御する前記基地局から受信された前記スケジューリング許可に従って、両方の前記アップリンク個別チャネルを介するスケジュールされたアップリンクデータ送信に前記移動端末が利用することを許容される最大のアップリンクリソースを設定する工程と、をさらに含む、請求項1から請求項のいずれかに記載の方法。
  8. 前記非サービングセルを制御する前記基地局から、前記移動端末により現在利用されるアップリンクリソースの量を減少することを指示する相対的スケジューリング許可を受信する工程と、
    前記相対的スケジューリング許可に応答して、前記移動端末により現在利用されるアップリンクリソースの量を減少する工程と、
    次の伝送時間間隔におけるスケジューリングされたアップリンクデータ送信に対し、前記アップリンクリソースの最大量を、減少されたアップリンクリソース量に設定する工程と、をさらに含む、請求項に記載の方法。
  9. 移動通信システムにおいてアップリンク個別チャネルリソースのリソース要求を通信する移動端末であって、
    サービングセルを制御する基地局に、アップリンクデータに関連するアップリンク制御情報を、アップリンク個別制御チャネルを介して送信し、前記アップリンク制御情報は、設定されると、前記サービングセルを制御する前記基地局に、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを含む送信器を含み、
    前記移動端末は、所定の基準のすべてが満たされた場合に、前記基地局に、前記アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを設定し、
    前記所定の基準は、
    a)前記移動端末が、前記サービングセルを制御する前記基地局のスケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースより多くのアップリンクリソースを利用する前記アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信が可能な電力状態にある場合、
    b)前記サービングセルを制御する前記基地局からの前記スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースが、バッファされたアップリンクデータを前記アップリンク個別チャネルを介して送信する際に、設定可能な数の伝送時間間隔を越える時間間隔を必要とする場合、および
    c)前記移動端末が、アップリンクデータ送信に、前記スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースを現在利用している場合、
    を含む、移動端末。
  10. 請求項から請求項のいずれかに記載の方法の工程を実行するように適合された手段をさらに含む請求項に記載の移動端末。
  11. 移動端末のプロセッサにより実行されると、サービングセルを制御する基地局に、アップリンク個別制御チャネルを介して、アップリンクデータに関連するアップリンク制御情報を送信し、所定の基準のすべてが満たされた場合に、前記基地局に、アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを設定することにより、前記移動端末に、移動通信システムにおいてアップリンク個別チャネルリソースのリソース要求を通信させる命令を格納し、
    前記アップリンク制御情報は、設定されると、前記基地局に、前記アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信のアップリンクリソースを増加することを要求するリソース要求フラグを含み、
    前記所定の基準は、
    a)前記移動端末が、前記サービングセルを制御する前記基地局のスケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースより多くのアップリンクリソースを利用する前記アップリンク個別チャネルを介するアップリンクデータ送信が可能な電力状態にある場合、
    b)前記サービングセルを制御する前記基地局からの前記スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースが、バッファされたアップリンクデータを前記アップリンク個別チャネルを介して送信する際に、設定可能な数の伝送時間間隔を越える時間間隔を必要とする場合、および
    c)前記移動端末が、アップリンクデータ送信に、前記スケジューリング許可により設定された最大のアップリンクリソースを現在利用している場合、
    を含む、コンピュータ読取り可能な媒体。
  12. 前記移動端末のプロセッサにより実行されると、前記移動端末に、請求項から請求項のいずれかに記載の方法の工程を実行させる命令をさらに格納する、請求項11に記載のコンピュータ読取り可能な媒体。
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