JP4815269B2 - 二輪車のスタンド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車状態を得るための起立位置ならびに駐車状態を解除するための格納位置間での回動可能なスタンドを、操作子の操作に応じて少なくとも起立位置から格納位置に回動させ得るようにした二輪車のスタンド装置に関する。
車体フレームに回動可能に連結されたスタンドが操作レバーにロッドを介して連結され、操作レバーの回動操作により、乗車姿勢のままでスタンドを起立位置に容易に回動させるようにした二輪車のスタンド装置が、特許文献1で知られている。
特開昭63−279981号公報
ところで、上記特許文献1で開示されるものでは、操作レバーの戻し操作もしくは二輪車の前方への押し出し操作によって、スタンドを格納位置に回動せしめるようにしており、操作レバーを戻すときには車重によって起立位置に保持されているスタンドを格納する側に回動させるために大きな操作力が必要であった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、小さな操作力でスタンドを容易に格納し得るようにした二輪車のスタンド装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、駐車状態を得るための起立位置ならびに駐車状態を解除するための格納位置間での回動可能なスタンドを、操作子の操作に応じて少なくとも起立位置から格納位置に回動させ得るようにした二輪車のスタンド装置において、前記操作子の格納操作に連動して上方に回動するスタンド支持部材が上下に回動することを可能として車体フレームに支承され、該スタンド支持部材下限回動位置にあるときに起立位置に回動されることで駐車状態を得る前記スタンドが、起立位置および格納位置間での回動を可能として前記スタンド支持部材に連結されていて、そのスタンド支持部材が前記下限回動位置から上方に回動した状態では該スタンドが地面から浮き上がり可能であり、前記スタンド支持部材を前記下限回動位置に保持するロック状態と、前記スタンド支持部材を前記下限回動位置から上方に回動させることを可能としたアンロック状態とを前記操作子の操作に対応して切換える回動ロック手段が、前記車体フレームおよび前記スタンド支持部材間に設けられ前記スタンドを格納位置側に常時付勢して、該スタンドが地面から浮いた状態では該スタンドを格納位置まで強制回動させる付勢手段が前記スタンド支持部材および前記スタンド間に設けられ、前記スタンドが起立位置にある駐車状態から該スタンドを格納する際には、前記操作子の格納操作に連動して、前記回動ロック手段を前記ロック状態から前記アンロック状態まで切換え且つ前記スタンド支持部材を前記下限回動位置から上方へ回動させることで前記スタンドを地面から浮かせて前記付勢手段で格納位置まで回動させるようにし、そのスタンドの格納後は、前記スタンド支持部材が自重で前記下限回動位置に戻るのに連動して前記回動ロック手段が前記アンロック状態から前記ロック状態へ切換わることを特徴とする。
また請求項記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記操作子が、前記スタンドを格納する際には下方に押し下げるようにして前記車体フレームに上下に揺動可能に支持される操作レバーであることを特徴とする。
なお実施例のばね61が本発明の「付勢手段」に対応する。
請求項1記載の発明によれば、スタンド支持部材下限回動位置スタンド起立位置に回動させた駐車状態で、操作子を格納操作すると、スタンド支持部材が上方に回動するので、スタンド支持部材に連結されているスタンドもスタンド支持部材とともに地面から離間するようにして上昇することになり、駐車状態でスタンドにかかっていた車重が格納操作に影響することはなく、小さな操作力で駐車状態を解除して、スタンドを格納することができる。その際、駐車状態からスタンド支持部材を上方に回動したときにスタンドが付勢手段の付勢力によって起立位置から格納位置に回動することになり、スタンドを格納するのに煩雑な操作を必要とせず、格納操作がより一層容易となる。
しかも、スタンド支持部材を下限回動位置に保持するロック状態と、スタンド支持部材を下限回動位置から上方に回動させることを可能としたアンロック状態とを、操作子の操作に対応して切換える回動ロック手段により、駐車時にはスタンド支持部材の下限回動位置が保持されるので、二輪車の駐車状態を確実に維持することができる。
また、請求項記載の発明によれば、スタンドの格納時には操作レバーを押し下げればよく、格納操作に必要な力が、押し上げる操作に比べて小さくてすみ、格納操作がより楽になる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図8は本発明の第1実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の側面図、図2はスタンド付近の拡大側面図、図3はスタンド付近の拡大斜視図、図4は操作レバー付近の側面図、図5は駐車状態でのスタンド装置の側面図、図6は前輪が接地するまでスタンド支持部材が上昇した状態でのスタンド装置の側面図、図7は図6の状態からスタンド支持部材がさらに上昇した状態でのスタンド装置の側面図、図8はスタンドが格納された状態でのスタンド装置の側面図である。
先ず図1において、スクータ型自動二輪車の車体フレームFは、前端にヘッドパイプ11が固着されたメインフレームパイプ12と、該メインフレームパイプ12の後端に直角に固着されるクロスパイプ13と、クロスパイプ13の両端部に前端がそれぞれ連設される左右一対のリヤフレームパイプ14…とを備える。
メインフレームパイプ12は、ヘッドパイプ11から後ろ下がりに傾斜したダウンフレーム部12aと、ダウンフレーム部12aの後端からほぼ水平にして後方に延びるロアフレーム部12bとが一体に連設されて成る。クロスパイプ13は車体フレームFの左右方向に延びるものであり、該クロスパイプ13の軸方中央部がメインフレームパイプ12の後端部すなわちロアフレーム部12bの後端部に直角に固着される。
前記ヘッドパイプ11には前輪WFを跨ぐフロントフォーク15が操向可能に支承され、フロントフォーク15の上端には操向ハンドル16が連結される。
車体フレームFにおける両リヤフレームパイプ14…の前部には、後輪WRの前方側に配置されるエンジンEと、後輪WRの左側方に配置される伝動装置Mとから成るパワーユニットPが、上下に揺動することを可能としてリンク17を介して上下揺動可能に支承され、後輪WRはパワーユニットPの後部に軸支される。
前記伝動装置MはエンジンEのクランクケース18に連設されて後輪WRの左側方に延びる伝動ケース20内に収納され、この伝動ケース20の後部と、左右一対のリヤフレームパイプ14…のうち左側のリヤフレームパイプ14との間にはリヤクッションユニット21が設けられる。またエンジンEにおけるシリンダヘッド19の下部から排気ガスを導く排気管22がエンジンEから後輪WRの右側方側に延出されており、この排気管22は、後輪WRの右側方に配置される排気マフラー23に接続される。エンジンEにおけるシリンダヘッド19の上部には吸気管24を介して気化器25が接続されており、この気化器25は、該気化器25よりも後方で後輪WRの左側方に配置されるエアクリーナ26に接続される。
両リヤフレームパイプ14…の前部間には、ヘルメット等を収納可能な収納ボックス27が前記エンジンEの上方に配置されるようにして支持され、収納ボックス27を上方から覆う乗員用シート28が、開閉可能として前記収納ボックス27の前側上部に支持される。
また前記エンジンEの一部および車体フレームFは、乗員用シート28上の乗員の足を乗せるためのステップフロア29を有する車体カバー30で覆われる。
図2および図3を併せて参照して、車体フレームFの前記メインフレームパイプ12におけるロアフレーム部12bの前後方向中間上部には、下方に開いた略U字状の横断面形状を有して車幅方向に延びる支持ステー31の長手方向中央部が溶接等によって固着される。而して前記ロアフレーム部12bから左右両側に突出した前記支持ステー31の両端前部には、第1ブラケット32,32がそれぞれ設けられる。
前記支持ステー31には、図1〜図3で示す位置を下限回動位置としたスタンド支持部材33が上下に回動可能に支承されるものであり、該スタンド支持部材33は、同軸の第1支軸34,34を介して前記両第1ブラケット32,32に後端部が回動可能に支承されて相互に平行に延びる左右一対の腕部33a,33aと、それらの腕部33a…の前端間を結ぶ連結部33bとを一体に有するものであり、パイプが略U字状に屈曲成形されて成る。
前記スタンド支持部材33の連結部33bに固着された第2ブラケット35には、前記第1支軸34…と平行なスタンド軸36を介してスタンド37が回動可能に連結される。このスタンド37は、左右一対の脚部37a,37bと、両脚部37a,37bの一端間を連結する連結部37cとを有し、連結部37cに固定されたスタンド軸36が第2ブラケット35に回動可能に支承される。また両脚部37a,37bのうち左側の脚部37aの他端部には足をかけるための足掛け部37dが一体に連設される。
このスタンド37は、起立位置および格納位置間での回動を可能として前記スタンド支持部材33の第2ブラケット35に回動自在に連結されるものであり、前記スタンド支持部材33下限回動位置にあるときに起立位置(図1〜図3で示す位置)に回動されることにより、後輪WRを接地させたまま前輪WFを地面から浮かせるようにした姿勢での駐車状態を得ることが可能であり、前記スタンド支持部材33が前記下限回動位置から上方に回動したときに前記駐車状態を解除するための格納位置(図8で示す位置)に前記起立位置から回動することが可能である。
またスタンド支持部材33が下限回動位置にある状態で前記スタンド37を格納位置から起立位置に回動して駐車状態を得るときには、前記スタンド37の足掛け部37dに足をかけて回動操作すればよい。
而して駐車状態では後輪WRを接地させたまま前輪WFを地面から浮かせるので、運転者は乗員用シート28への着座状態のままでスタンド37を起立位置に回動操作することができる。その際に、重量物であるエンジンEの重量および運転者の自重がスタンド37に作用することはないので、スタンド37を楽に起立操作することができる。
図1で示すように、ヘッドパイプ11の後方で車体フレームFには、乗員用シート28側から乗員が上下に手動操作することを可能として操作子である操作レバー40が支持されており、該操作レバー40の手動操作に応じて前記スタンド支持部材33が上下に回動する。
前記車体フレームFおよび前記スタンド支持部材33間には、前記操作レバー40の駐車操作時に前記スタンド支持部材33を下限回動位置に保持するロック状態と、前記操作レバー40の格納操作時に前記スタンド支持部材33を前記下限回動位置から上方に回動させることを可能としたアンロック状態とを、前記操作レバー40の操作に応じて切換える回動ロック手段41が設けられる。
この回動ロック手段41は、メインフレームパイプ12と、スタンド支持部材33の連結部33bに固着された第2ブラケット35に連設される支持板42との間に設けられるものであり、前面に係止凹部43を有して前記ダウンフレーム部12aおよびロアフレーム部12bの連設部に固着される係止部材44と、前記係止凹部43に係脱可能に係合する係合爪45を有して前記支持板42に回動可能に支承される係合アーム46と、該係合アーム46の回動軸線と平行な軸線まわりに回動することを可能として前記係合アーム46の前方で前記支持板42に支承される制御レバー47と、該制御レバー47および前記係合アーム46間を連結する連結リンク48と、支持板42および制御レバー47間に設けられるコイルばね49とで構成される。
前記係止部材44は、前記メインフレーム12におけるダウンフレーム部12aおよびロアフレーム部12bの左側に固着されたステー50に、たとえば一対のボルト51,51で締結される。また前記支持板42は、前記係止部材44に対応して前記第2ブラケット35の左側端部に立設されるものであり、前記係合アーム46、前記制御レバー47および前記連結リンク48は前記支持板42の内方側に配置される。
前記係止部材44の前方で上下に長く延びる前記係合アーム46の上端部は、前記スタンド軸36および前記支軸34と平行な軸線を有する第2支軸52で前記支持板42に揺動可能に支承されており、前記係止凹部43に係合し得る係合爪45が係合アーム46の長手方向中間部から後方に向けて突設される。
制御レバー47は前記係合アーム46の前方に配置されており、この制御レバー47の中間部が、第2支軸52と平行な第3支軸53を介して前記支持板42に回動可能に支承され、制御レバー47の一端部が前記係合アーム46の下部に連結リンク48を介して連結される。また制御レバー47の他端側は、前記係合爪45が係止凹部43に係合している状態では前記支持板42から前方側に突出しており、前記コイルばね49は、前記係合爪45を係止凹部43に係合させる側に前記制御レバー47を回動付勢するようにして前記制御レバー47の支持板42からの突出部および前記支持板42間に設けられる。
しかも前記係合アーム46および前記制御レバー47は、係合爪45を係止凹部43から離脱させる側(図1および図2の時計方向)に所定角度だけ制御レバー47が回動したときに、係合アーム46および制御レバー47が相互に当接するようにして連結リンク48で連結されており、係合アーム46および制御レバー47が相互に当接した状態では係合爪45を係止部材44から遠ざける側に、係合アーム46および制御レバー47がスタンド支持部材33に対してさらに回動することはない。
図4において、前記操作レバー40は、車体フレームFに回動可能に支承されたドラム54に固定される。前記回動ロック手段41の制御レバー47および前記ドラム54は、前記操作レバー40を下方に押し下げるのに応じて牽引されるケーブル55を介して連結されるものであり、該ケーブル55は、アウターケーブル56内にインナーケーブル57が移動自在に挿通されて成る。
前記アウターケーブル56の一端は前記ドラム54の下方で車体フレームFに固定されたケーブル支持板58に固定され、このアウターケーブル56の一端から突出したインナーケーブル57の一端部は、操作レバー40を図4の実線で示す起立操作位置から図4の鎖線で示す格納操作位置まで下方に押し下げ操作するのに応じて前記ドラム54への巻きかけ量が多くなるようにしてドラム54に巻きかけ、連結される。
また前記アウターケーブル56の他端は、メインフレームパイプ12におけるダウンフレーム部12aの中間部に固定されたケーブル支持板59(図1参照)に固定されており、このアウターケーブル56の他端から突出したインナーケーブル57の他端が制御レバー47の他端部に連結される。
したがって操作レバー40を起立操作位置から格納操作位置まで下方に回動操作するのに応じて制御レバー47がコイルばね49のばね力に抗して図1および図2の時計方向に回動し、それにより、係合アーム46が係合爪45を係止凹部43から離脱させる側に回動することになる。
第2ブラケット35には、前記スタンド37の起立位置で該スタンド37に前方から当接するストッパ60が固設されており、ストッパ60に当接した状態にあるスタンド37の両脚部37a,37bの下端すなわちスタンド37の接地点はスタンド軸36を通る鉛直線L1よりも前方に在り、スタンド支持部材33が下限回動位置にある状態で起立位置側に回動したスタンド37を接地させたときには、自動二輪車の車重によってスタンド37の起立位置が保持される。
しかもスタンド37が備える一対の脚部37a,37bのうち右側の脚部37bの中間部と、スタンド支持部材33との間には、該スタンド37を格納位置側に付勢する付勢手段としてのコイル状のばね61が設けられる。すなわちばね61の一端は、スタンド支持部材33に固着された第2ブラケット35の右側側面に植設された第1連結ピン62に連結され、ばね61の他端は、前記右側の脚部37bの中間部に植設された第2連結ピン63に連結されるのであるが、第1および第2連結ピン62,63間を結ぶ直線L2はスタンド軸36の後方に配置される。
ところで駐車状態および非駐車状態にかかわらず後輪WRは常時接地状態にあり、駐車状態で自動二輪車が不所望に発進してしまうことがないようにするために、スタンド37のスタンド軸36が起立位置に回動したことを検出するスタンド位置検出スイッチ64が、スタンド軸36を挿通させるようにして第2ブラケット35の外面に取付けられる。而してスタンド37が起立位置となったことをスタンド位置検出スイッチ64で検出したときには、前記エンジンEおよび前記伝動装置M間に設けられている遠心クラッチ(図示せず)が接続状態となるエンジン回転数未満にエンジン回転数を抑制すべく、エンジンEの点火制御が実行される。
このようなスタンド装置において、図5で示すように、スタンド支持部材33の下限回動位置でスタンド37を起立位置に回動した駐車状態では、操作レバー40を操作しない限り回動ロック手段41でスタンド支持部材33の下限回動位置が保持されており、スタンド37の起立位置は自動二輪車の車重によって保持され、自動二輪車は前輪WFを地面から浮かせた姿勢となっている。
駐車状態を解除すべく、図6で示すように操作レバー40を押し下げるようにして格納操作すると、ケーブル55が牽引されることにより制御レバー47がばね49のばね力に抗して回動し、それに応じて係合アーム46が係合爪45を係止凹部43から離脱させる側に回動し、回動ロック手段41は、スタンド支持部材33を下限回動位置から上方に回動させることを可能としたアンロック状態となり、係合アーム46および制御レバー47が相互に当接した状態でのケーブル55の牽引によってスタンド支持部材33が上方に回動し、前輪WFが接地する。
操作レバー40をさらに押し下げて、図7で示すように、スタンド37を地面から浮かせるまでスタンド支持部材33を上方に回動すると、スタンド37は、ばね61のばね力によってスタンド軸36の軸線まわりに起立位置から格納位置に回動する。そこで操作レバー40から手を離すと、スタンド支持部材33は、自重によって図8で示すように第1支軸34…の軸線まわりに下方に回動して下限回動位置に戻り、操作レバー40は上方の元の位置に戻る。この状態で回動ロック手段41は係合爪45を係止凹部43に係合させたロック状態となり、スタンド支持部材33の下限回動位置が保持されることになる。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、操作レバー40の格納操作に連動して上方に回動するスタンド支持部材33が上下に回動することを可能として車体フレームFのメインフレームパイプ12に支承され、該スタンド支持部材33下限回動位置にあるときに起立位置に回動されることで駐車状態を得るスタンド37が、起立位置および格納位置間での回動を可能としてスタンド支持部材33に回動自在に連結される。
したがってスタンド支持部材33下限回動位置スタンド37起立位置に回動させた駐車状態で、操作レバー40を格納操作すると、スタンド支持部材33が上方に回動することになり、スタンド支持部材33に連結されているスタンド37もスタンド支持部材33とともに地面から離間するようにして上昇することになり、駐車状態でスタンド37にかかっていた車重が格納操作に影響することはなく、小さな操作力で駐車状態を解除して、スタンド37を格納することができる。
しかもスタンド37を格納位置側に付勢するばね61がスタンド支持部材33およびスタンド37間に設けられるので、駐車状態からスタンド支持部材33を上方に回動したときにスタンド37が前記ばね61のばね力によって起立位置から格納位置に回動することになり、スタンド37を格納するのに煩雑な操作を必要とせず、格納操作がより一層容易となる。
またスタンド支持部材33を前記下限回動位置に保持するロック状態と、スタンド支持部材33を下限回動位置から上方に回動させることを可能としたアンロック状態とを、操作レバー40の操作に応じて切換える回動ロック手段41が、車体フレームFのメインフレームパイプ12およびスタンド支持部材33間に設けられるので、操作レバー40の操作に応じて作動する回動ロック手段41によって駐車時にはスタンド支持部材33の下限回動位置が保持されることになり、自動二輪車の駐車状態を確実に維持することができる
らに操作レバー40は、スタンド37を格納する際には下方に押し下げるようにして車体フレームFに上下に揺動可能に支持されるものであり、スタンド37の格納時には操作レバー40を押し下げればよく、格納操作に必要な力が、押し上げる操作に比べて小さくてすみ、格納操作がより楽になる。
図9および図10は本発明の第2実施例を示すものであり、図9はスタンド付近の拡大側面図、図10は図9の一部を示す平面図である。
なお第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
先ず図9において、車体フレームFのメインフレームパイプ12におけるロアフレーム部12bの前後方向中間上部には固着された支持ステー31には、スタンド支持部材33が上下に回動可能に支承され、該スタンド支持部材33の連結部33bに固着された第2ブラケット35にはスタンド軸36を介してスタンド67が回動可能に連結される。また車体フレームFおよび前記スタンド支持部材33間には、上記第1実施例と同様に回動ロック手段41が設けられる。さらにスタンド67およびスタンド支持部材33間には、該スタンド67を格納位置側に付勢するコイル状のばね61が設けられる。
前記スタンド67は、両端下部を接地可能として略U字状に形成されるとともに中央部が前記第2ブラケット35にスタンド軸36を介して回動可能に連結されるスタンド主部67aと、該スタンド主部67aの両端下部が接地したときに接地面に近接対向するようにして前記スタンド主部67aの左側下端に一端が一体に連設されるレバー支持部67bとを備え、レバー支持部67bは、図10で示すように、平面視ではステップフロア29の左側端とほぼ平行に延びるようにしてスタンド主部67aの左側下端に連設される。
しかも前記レバー支持部67bの他端には、足掛けレバー68の基端が支軸69を介して連結されており、該足掛けレバー68の回動範囲は、図示しないストッパによって約90度に規制される。而して足掛けレバー68は、平面視でステップフロア29の左側端に近接するようにして前記レバー支持部67bに略直線状に連なる格納位置(図10の実線で示す位置)と、前記レバー支持部67bの他端から外側方に突出する突出位置(図10の鎖線で示す位置)との間の略90度の範囲で回動するものであり、レバー支持部67bおよび足掛けレバー68間には、足掛けレバー68を前記格納位置側に回動付勢するねじりばね70が設けられる。
この第2実施例によれば、またスタンド支持部材33が下限回動位置にある状態で前記スタンド67を格納位置から起立位置に回動して駐車状態を得るときには、前記ねじりばね70のばね力に抗して突出位置に回動した足掛けレバー68に足をかけて回動操作すればよく、スタンド67の起立位置への回動操作が容易となる。しかも足掛けレバー68から足を離すと足掛けレバー68は、平面視で前記ステップフロア29の左側端に近接する格納位置まで自動的に戻るので、非駐車状態では前記足掛けレバー68が側方に突出しないようにして自動二輪車のバンク角を比較的大きく設定することが可能となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば本発明は、スクータ型以外の自動二輪車や、自転車にも適用可能である。
第1実施例のスクータ型自動二輪車の側面図である。 スタンド付近の拡大側面図である。 スタンド付近の拡大斜視図である。 操作レバー付近の側面図である。 駐車状態でのスタンド装置の側面図である。 前輪が接地するまでスタンド支持部材が上昇した状態でのスタンド装置の側面図である。 図6の状態からスタンド支持部材がさらに上昇した状態でのスタンド装置の側面図である。 スタンドが格納された状態でのスタンド装置の側面図である。 第2実施例のスタンド付近の拡大側面図である。 図9の一部を示す平面図である。
33・・・スタンド支持部材
37,67・・・スタンド
40・・・操作子である操作レバー
41・・・回動ロック手段
61・・・付勢手段であるばね
F・・・車体フレーム

Claims (2)

  1. 駐車状態を得るための起立位置ならびに駐車状態を解除するための格納位置間での回動可能なスタンド(37,67)を、操作子(40)の操作に応じて少なくとも起立位置から格納位置に回動させ得るようにした二輪車のスタンド装置において、
    前記操作子(40)の格納操作に連動して上方に回動するスタンド支持部材(33)が上下に回動することを可能として車体フレーム(F)に支承され、
    該スタンド支持部材(33)下限回動位置にあるときに起立位置に回動されることで駐車状態を得る前記スタンド(37,67)が、起立位置および格納位置間での回動を可能として前記スタンド支持部材(33)に連結されていて、そのスタンド支持部材(33)が前記下限回動位置から上方に回動した状態では該スタンド(37,67)が地面から浮き上がり可能であり、
    前記スタンド支持部材(33)を前記下限回動位置に保持するロック状態と、前記スタンド支持部材(33)を前記下限回動位置から上方に回動させることを可能としたアンロック状態とを前記操作子(40)の操作に対応して切換える回動ロック手段(41)が、前記車体フレーム(F)および前記スタンド支持部材(33)間に設けられ、
    前記スタンド(37,67)を格納位置側に常時付勢して、該スタンド(37,67)が地面から浮いた状態では該スタンド(37,67)を格納位置まで強制回動させる付勢手段(61)が、前記スタンド支持部材(33)および前記スタンド(37,67)間に設けられ、
    前記スタンド(37,67)が起立位置にある駐車状態から該スタンド(37,67)を格納する際には、前記操作子(40)の格納操作に連動して、前記回動ロック手段(41)を前記ロック状態から前記アンロック状態まで切換え且つ前記スタンド支持部材(33)を前記下限回動位置から上方へ回動させることで前記スタンド(37,67)を地面から浮かせて前記付勢手段(61)で格納位置まで回動させるようにし、そのスタンド(37,67)の格納後は、前記スタンド支持部材(33)が自重で前記下限回動位置に戻るのに連動して前記回動ロック手段(41)が前記アンロック状態から前記ロック状態へ切換わることを特徴とする二輪車のスタンド装置。
  2. 前記操作子(40)が、前記スタンド(37,67)を格納する際には下方に押し下げるようにして前記車体フレーム(F)に上下に揺動可能に支持される操作レバーであることを特徴とする請求項1記載の二輪車のスタンド装置。
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