JP4813645B2 - 磁極ユニット、その組立方法および磁界発生装置 - Google Patents

磁極ユニット、その組立方法および磁界発生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は磁極ユニット、その組立方法および磁界発生装置に関し、より特定的には、0.3Tを超える強磁場を必要とするMRI装置などに用いられる、磁極ユニット、その組立方法および磁界発生装置に関する。
【従来の技術】
この種の大型の磁界発生装置たとえばMRI用磁界発生装置において、磁極板からの磁束の漏洩を防止し磁極板間の空隙内に磁束を有効に集中させるために、出願人は実公平2−49683号に示すように、環状突起の外側面に漏洩磁束反発用の永久磁石を設ける構成を提案した。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この従来技術において強磁界を必要とするとき、永久磁石として強い磁力を有するR−Fe−B系磁石が使用され、この場合、すでに接着している永久磁石に、接着しようとする他の永久磁石を近づけたときに強い反発力が働く。したがって、一体もので構成された環状突起に対して永久磁石を接着していくことは難しく、生産性が悪いという問題点があった。
また、上述の従来技術では、漏洩磁束反発用の永久磁石の磁化方向は、磁界発生用の永久磁石の主面に対して平行であり、均一空間を大きくしようとすれば、永久磁石の使用量を増やす必要があり、コストが高くなるという問題点があった。
【0003】
さらに、上述の従来技術では、磁界発生効率を向上させることができるが、弓形の漏洩磁束反発用磁石を用いるので高価になり、コストを低くできない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、生産性を向上できる磁極ユニット、その組立方法および磁界発生装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、コストを高くすることなく、均一空間を大きくできる、磁界発生装置を提供することである。
さらに、この発明のその他の目的は、比較的安価な漏洩磁束防止用の永久磁石を用いコストを低減できる、磁界発生装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の磁極ユニットは、板状継鉄、板状継鉄の主面に設けられる磁界発生用の永久磁石群、および永久磁石群の主面に設けられる磁極板を備え、磁極板は複数の環状突起片を含む環状突起と各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含み、環状突起片の外側面は平面状に形成され、環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をしているものである。
請求項2に記載の磁界発生装置は、一対の請求項1に記載の磁極ユニット、および一対の磁極ユニットを磁気的に結合する柱状継鉄を備える。
請求項3に記載の磁極ユニットの組立方法は、ベースプレートと、ベースプレートの主面に固定される複数の環状突起片を含む環状突起と、各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含む磁極ユニットの組立方法であって、環状突起片の外側面に永久磁石を固定する第1ステップ、および永久磁石が固定された環状突起片をベースプレートの主面に固定する第2ステップを備え、環状突起片の外側面は平面状に形成され、環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をしている
【0005】
請求項4に記載の磁極ユニットの組立方法は、請求項3に記載の磁極ユニットの組立方法において、環状突起片はガイド孔を有し、第2ステップは、ベースプレートにガイド棒を取り付けるステップA、およびガイド孔をガイド棒に通して、永久磁石が固定された環状突起片をベースプレートの主面に案内するステップBを含むものである
【0007】
求項に記載の磁界発生装置は、板状継鉄、板状継鉄の主面に設けられる磁界発生用の永久磁石群、および永久磁石群の主面に設けられる磁極板を備え、磁極板は複数の環状突起片を含む環状突起と各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含み、環状突起片の外側面は平面状に形成され、環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をし、漏洩磁束防止用の永久磁石の磁化方向は環状突起片の外側面に対して垂直であるものである。
請求項に記載の磁界発生装置は、板状継鉄、板状継鉄の主面に設けられる磁界発生用の永久磁石群、および永久磁石群の主面に設けられる磁極板を備え、磁極板は複数の環状突起片を含む環状突起と各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含み、環状突起片の外側面は平面状に形成され、環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をし、漏洩磁束防止用の永久磁石を環状突起片より引き込めるものである。
請求項に記載のMRI装置は、請求項2、5および6のいずれかに記載の磁界発生装置を用いたものである。
請求項に記載の磁極ユニットの組み立て方法は、ベースプレートと、ベースプレートの主面に固定される複数の環状突起片を含む環状突起と、各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含む磁極ユニットの組立方法であって、環状突起片の外側面に永久磁石を固定する第1ステップ、および永久磁石が固定された環状突起片をベースプレートの主面に固定する第2ステップを備え、環状突起片はガイド孔を有し、第2ステップは、ベースプレートにガイド棒を取り付けるステップA、およびガイド孔をガイド棒に通して、永久磁石が固定された環状突起片をベースプレートの主面に案内するステップBを含むものである。
【0008】
請求項1に記載の磁極ユニットでは、各環状突起片の外側面に永久磁石を予め固定し、その状態の環状突起片を所定数組み立てればよいので、従来とは異なり、ベースプレート上に配置された環状突起に対して永久磁石を取り付ける必要がない。したがって、磁極ユニットの組立が容易になり、磁極ユニットの生産性を向上できる。請求項3に記載の磁極ユニットの組立方法についても同様である。
請求項2に記載の磁界発生装置では、組立容易な請求項1に記載の磁極ユニットを用いることによって磁界発生装置が容易に得られ、生産性が向上する。
【0009】
請求項4に記載の磁極ユニットの組立方法では、環状突起片のガイド孔をベースプレートに取り付けられたガイド棒に通すことによって環状突起片をベースプレート上の所望の位置に案内できるので、環状突起片の位置決めが容易となり、磁極ユニットの組立が容易になる
【0010】
お、この明細書において、「漏洩磁束防止用の永久磁石の磁化角度」とは、永久磁石群の主面と漏洩磁束防止用の永久磁石の磁化方向とのなす角度をいう。「均一空間」とは、磁界の均一度合いが100ppm以下に収まる磁界空間をいう。「中心磁界強度」とは、均一空間の中心部分における磁界強度をいう。
【0011】
請求項に記載の磁界発生装置では、漏洩磁束防止用の永久磁石の磁化方向を環状突起片の外側面に対して垂直にすればよいので、漏洩磁束防止用の永久磁石として、たとえば角形状をし磁化方向がその各面と平行または垂直である着磁容易な通常の永久磁石を用いることができる。したがって、比較的安価な永久磁石を用いることができるので製造コストを低減できる。
請求項に記載の磁界発生装置では、漏洩磁束防止用の永久磁石を環状突起片より引き込めることによって、磁気回路を熱シールドするための断熱材を形成するスペースを確保でき、被検者の居住空間を損なわず圧迫感を低減できる。
このような磁界発生装置を用いれば、コストを大きくすることなく有用なMRI装置を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照して、この発明の一実施形態のMRI用の磁界発生装置10は、開放型タイプであり、空隙を形成して対向配置される一対の磁極ユニット11aおよび11bを含む。磁極ユニット11aおよび11bはそれぞれ板状継鉄12aおよび12bを含む。板状継鉄12aは、略円盤状の本体部14aと本体部14aから延設される2つの結合部16aおよび18aとを有する。同様に、板状継鉄12bは、略円盤状の本体部14bと本体部14bから延設される2つの結合部16bおよび18bとを有する。
【0013】
板状継鉄12aの本体部14aと板状継鉄12bの本体部14bとのそれぞれの対向面側には、永久磁石群20aおよび20bが配置され、永久磁石群20aおよび20bのそれぞれの対向面側には、磁極板22aおよび22bが固着される。
図2に示すように、永久磁石群20bは、たとえばR−Fe−B系磁石からなる直方体状の複数の磁石単体24を含む。永久磁石群20aについても同様である。
磁極板22bは、永久磁石群20b上に配置されるたとえば鉄からなる円板状のベースプレート26を含む。ベースプレート26上には、うず電流の発生を防止するための珪素鋼板28が形成される。珪素鋼板28は、ベースプレート26上に接着剤で固定される。
【0014】
ベースプレート26の周縁部には、たとえば鉄からなり周縁部の磁界強度を上げるための環状突起32が形成される。環状突起32は、図3に示すように、複数(この実施の形態では8個)の環状突起片34を含む。各環状突起片34は、その内側面が円弧状に湾曲されかつ外側面が平面状に形成されており、各環状突起片34を珪素鋼板28の周縁部にねじ36で固定することによって、環状突起32が形成される。このように環状突起32は放射状に分割して形成される。環状突起32には上下方向に貫通する組立用の2つのガイド孔38が形成される。なお、ガイド孔38の内面には後述するねじ92が螺入される雌ねじが形成されている。
【0015】
各環状突起片34の外側面には、漏洩磁束防止用の永久磁石40が形成される。永久磁石40によって磁束を磁極板22a、22b間に誘導し漏れ磁束を少なくできる。図4に示すように、永久磁石40はたとえばR−Fe−B系磁石からなる直方体状の複数の磁石単体42を含み、この実施の形態では、2×2×4=16個の磁石単体42を積層して角形状の永久磁石40が形成される。なお、磁石単体42の角部を切り欠くことによって、貫通孔44が形成される。
そして、図5からよくわかるように、環状突起片34の外側面に形成された永久磁石40のさらに外側面には、角板状のたとえばSUS304やアルミニウムなどの非磁性体からなる押え板46が配置され、貫通孔44を挿通するように固定ねじ48によって、永久磁石40および押え板46が環状突起片34に固定される。また、図2および図5からわかるように、永久磁石40の底部から磁束が漏洩しないように、永久磁石40の底部が永久磁石群20bに当接するまで、永久磁石40の下部が延びていることが望ましい。磁極板22aについても同様である。
【0016】
なお、図3および図5に示すように、永久磁石40の磁化方向Aは環状突起片34の外側面に対して垂直に設定される。したがって、永久磁石40すなわち磁石単体42として、角形状をし磁化方向がその各面と平行または垂直である着容易な通常の永久磁石を用いることができる。このような比較的安価で入手容易な永久磁石を用いることができるので、装置の製造が容易となり製造コストを低減できる。図3および図5に示す磁化方向Aは、下側の磁極板22bにおける磁化方向を示すものであり、上側の磁極板22aにおける磁化方向は磁化方向Aとは正反対の外向きになる。
【0017】
図1に戻って、板状継鉄12aの中央には磁界微調整用の可動ヨーク50が配置される。可動ヨーク50は、3本のボルト52によって上下方向の位置が調整され、3本のストッパ54によってその位置が規制される。板状継鉄12b側についても同様に形成される。なお、板状継鉄12aの結合部16aおよび18aには、それぞれ吊り上げフック取付用のねじ孔56が形成される。
このような板状継鉄12aおよび12b間は2本の円柱状の柱状継鉄58によって磁気的に結合される。このとき、柱状継鉄58は、結合部16aと16bとの間、および結合部18aと18bとの間にそれぞれ配置され、固定用のボルト60によって板状継鉄12aの結合部16aおよび18aにそれぞれ接続・固定される。また、板状継鉄12bの下面前部、および板状継鉄12bの下面のうち2本の柱状継鉄58に対応する位置には、それぞれ脚部62が取り付けられる。
【0018】
つぎに、磁気発生装置10における環状突起片34への永久磁石40、押え板46の組立工程について図6を参照して説明する。
まず、作業台64上に、環状突起片34がその外側面が上向きとなるように固定ねじ66によって固定される。環状突起片34の磁石固定面となる外側面の終端部に当接するように、作業台64には板状かつ非磁性部材からなる位置決め治具68が立設される。位置決め治具68は、作業台64にたとえばねじ(図示せず)によって固定される。一方、環状突起片34の外側面の始端部にはスライド台70が連接される。環状突起片34の外側面とスライド台70の上面とは略面一に形成される。
【0019】
そして、1つ目の磁石ブロック72が、スライド台70上に配置される。磁石ブロック72は、図4に示す磁石単体42を2×2×2=8個積層しかつ接着して形成される。このような磁石ブロック72が、保持部74によって強固に保持された状態で、アーム76によってスライド台70から環状突起片34の外側面上に押し出され、環状突起片34上を摺動して位置決め治具68に当接し、停止する。
【0020】
このとき、環状突起片34は軟鉄で構成されているので磁石ブロック72は環状突起片34に強く吸着される。そして、1つ目の磁石ブロック72は強く吸着された状態で、作業台64の下部から螺入されるねじ78によって押し上げられ、環状突起片34と磁石ブロック72との隙間に接着剤が塗布される。その後、ねじ78を抜く方向に回して環状突起片34と磁石ブロック72とを接着させる。ついで、2つ目の磁石ブロック72についても同様に保持部74によって強固に保持された状態で、アーム76によって環状突起片34の外側面方向に押し出され、固定位置の手前で停止される。そして、環状突起片34上の最終固定位置と1つ目の磁石ブロック72の側面とに接着剤が塗布される。その後、2つ目の磁石ブロック72が、アーム76によって最終固定位置まで押し出され固定される。なお、すでに固定されている磁石ブロック72と固定しようとする磁石ブロック72との間で反発力が発生し、固定しようとする磁石ブロック72が浮き上がるようであれば、保持部74の上部にエアシリンダ(図示せず)を設け、磁石ブロック72を下方向に押圧するようにしてもよい。このようにして磁石ブロック72すなわち永久磁石40が環状突起片34の外側面に固定される。このとき、環状突起片34の外側面は平面状であるので、その外側面に対して磁石ブロック72を直線的に容易に摺動させることができる。したがって、環状突起片34の外側面の所望の位置に磁石ブロック72を容易に搬送し固定することができる。
その後、押え板46が磁石ブロック72の上面に配置され、固定ねじ48によって取り付けられる。
【0021】
ついで、図7を参照して、磁極板22bの組立工程について説明する。
まず、図7(a)に示すように、予め磁極板22bのベースプレート26にガイド棒80を螺入して取り付けておく。ついで、環状突起片34のガイド孔38をガイド棒80に通して、永久磁石40が取り付けられた環状突起片34をガイドプレート26上に降下させる。なお、すでに取り付けられている環状突起片34との間で反発力が発生して環状突起片34を容易に降下できない場合には、ガイド棒80に雄ねじを形成しておき、ガイド棒80に螺合するナット(図示せず)を環状突起片34上に配置し、このナットを締め込むことによって環状突起片34を降下させるようにしてもよい。降下された環状突起片34はねじ36によってベースプレート26上に固定される。その後、ガイド棒80は取り外される。
【0022】
このような環状突起片34の組立順序は、図7(b)に示すように、各環状突起片34を1つおきに取り付けていき、さらに、図7(c)に示すように、すでに取り付けられた環状突起片34の間にそれぞれ環状突起片34を取り付ける。このときかなり強い反発力が発生するため、ねじで締め込むようにするのが望ましい。
このように組み立てられた磁極板22bは、たとえば図8に示すような昇降機82を用いて、永久磁石群20b上に固定される。昇降機82はたとえばSUS304などの非磁性体からなる昇降台84を含み、昇降台84は基台86上に立設されたねじ式の駆動軸88の回転により上下に昇降可能とされる。基台86上には回転テーブル90が配置され、その上に板状継鉄12b、永久磁石群20bが配置される。磁極板22bは、昇降台84を貫通するねじ92によって吊り下げられる。このとき、ねじ92は、磁極板22bのガイド孔38に螺入される。そして、昇降台84を降下させることによって、磁極板22bが永久磁石群20b上に配置され、ねじ(図示せず)によって永久磁石群20b上に固定される。磁極板22a側についても同様である。
【0023】
上述のように、磁界発生装置10によれば、各環状突起片34の外側面に永久磁石40を予め固定し、その状態の環状突起片34をベースプレート26上に所定数組み立てればよい。したがって、従来と異なり、ベースプレート26上に配置された環状突起32に対して永久磁石40を取り付ける必要がない。すなわち環状突起32を分割することによって永久磁石40の固定が容易になる。その結果、強磁界を必要とし磁石単体としてR−Fe−B系磁石を用いる場合であっても、磁極ユニット11aおよび11b、ひいては磁界発生装置10の組立が容易になり、生産性が向上する。
【0024】
また、環状突起片34のガイド孔38をガイド棒80に通すことによって、環状突起片34をベースプレート26上の所望の位置に案内できるので、環状突起片34の位置決めが容易となる。
このような磁界発生装置10と従来例とについて、磁極板間の空隙内で0.4Tの磁界が発生するように磁気回路を構成した。その結果、漏洩磁束防止用の永久磁石40を用いない従来例では、漏洩磁束が多くなる分永久磁石の使用量も多くなり、4.9トンの永久磁石が必要であった。一方、磁界発生装置10では、永久磁石40を用いることによって漏洩磁束を少なくできるので、3.9トンの永久磁石で実現できた。したがって、磁界発生装置10によれば、永久磁石の使用量を少なくでき、コストを削減できる。
【0025】
ついで、図9を参照して、この発明の他の実施形態のMRI用の磁界発生装置100は、空隙を形成して対向配置される一対の磁極ユニット102aおよび102bを含む。磁極ユニット102aおよび102bはそれぞれ板状継鉄104aおよび104bを含む。
板状継鉄104aおよび104bのそれぞれの対向面側には、永久磁石群106aおよび106bが配置され、永久磁石群106aおよび106bのそれぞれの対向面側には、磁極板108aおよび108bが固着される。
永久磁石群106aおよび106bはそれぞれ、たとえばR−Fe−B系磁石からなり一辺50mmの立方体状の複数の磁石単体110を含み、磁石単体110を3段に重ねて形成される。
【0026】
磁極板108aは、永久磁石群106aの主面に配置されるたとえば鉄からなる円板状のベースプレート112を含む。ベースプレート112の主面には、うず電流の発生を防止するための珪素鋼板114が形成される。珪素鋼板114は、ベースプレート112上に接着剤で固定される。
ベースプレート112の周縁部には、たとえば鉄からなり周縁部の磁界強度を上げるための環状突起116が形成される。環状突起116は、上述した環状突起32と同様に形成され、たとえば図3に示すような複数の環状突起片34によって形成される。
【0027】
環状突起116すなわち各環状突起片34の外側面には、漏洩磁束防止用の永久磁石118が形成される。永久磁石118によって磁束を磁極板108a、108b間に誘導し漏れ磁束を少なくできる。永久磁石118は、たとえばR−Fe−B系磁石からなる直方体状の複数の磁石単体を積層して、角形状に形成される。ここで注目すべきは、永久磁石118の磁化方向A1である。図9に示すように、永久磁石118は、その磁化方向A1が永久磁石118の主面120に対して鋭角に交わるように形成される。したがって、永久磁石118を構成する各磁石単体も同様に、その磁化方向が磁石単体の主面に対して鋭角で交わるように形成される。このような永久磁石118を、永久磁石群106aの主面とベースプレート112および環状突起116の外周面とに接触するように配置することによって、永久磁石群106aの主面に対して永久磁石118の磁化方向A1を傾けることができる。なお、永久磁石118の外側面には、たとえば、上述した押え板46が配置され、この場合、永久磁石118および押え板46は固定ねじ等で環状突起片34に固定される。磁極板108bについても同様である。
【0028】
なお、永久磁石118は環状突起116すなわち各環状突起片34より引き込められる。これによって、磁気回路を熱シールドするための断熱材121を形成するスペースを確保でき、被検者の居住空間を損なわず圧迫感を低減できる。図9では、図面の煩雑化を避けるために断熱材121の一部を図示する。
板状継鉄104aおよび104b間は、図1に示す磁界発生装置10と同様、2本の円柱状の柱状継鉄58によって磁気的に結合される。このとき、板状継鉄104aおよび104bと柱状継鉄58とは、たとえば固定用のボルトによって接続・固定される。
【0029】
ここで、永久磁石118に用いられる磁石単体は、たとえば図10に示すようなプレス装置200を用いて製造される。
プレス装置200は、対向する一対のヨーク202を含む(図10では、一方のみを図示)。ヨーク202にはコイル204が取り巻くように配置される。コイル204に通電することによって磁界が発生する。
一対のヨーク202間には、非磁性体もしくは弱磁性体からなるダイ206が設けられる。ダイ206には上下方向に延びる断面角形の複数の貫通孔208が形成される。貫通孔208の向きは、ヨーク202による配向方向Bに対して磁化角度θ分傾けられる。
【0030】
一対のヨーク202間にはダイ206を挟んでダイセット210が配置される。また、ダイ206、ダイセット210を挟みかつ配向方向Bと直交するようにベースプレート212が配置される。ここで、ダイ206、ダイセット210およびベースプレート212のそれぞれの上面は面一とされる。さらに、ベースプレート212上には、粉末を収納した給粉箱214がダイ206方向に進退可能に配置される。
このようなプレス装置200において、貫通孔208内で図示しない角柱状の上パンチと下パンチとによって粉末をプレスして成形体が得られ、さらに焼結して、その磁化方向がその主面に対して角度θで交わる磁石単体が得られる。磁石の作製方法は米国特許第4,770,723号に開示されている。
【0031】
ついで、磁界発生装置100による実験例について説明する。
ここでは、永久磁石群106aおよび106bの厚みT1を150mm、ベースプレート112と珪素鋼板114との厚み合計T2を65mm、環状突起116の高さH1を64mm、厚みT3を65mm、永久磁石118の高さH2を80mm、厚みT4を120mm、環状突起116の内径D1を855mm、外径D2を983mm、磁極板108aと108bとの間の距離dを405mmとした。なお、磁極板108aと108bとの間には、球を上下方向に押しつぶしたような形状の均一空間が形成される。
【0032】
まず、磁界発生装置100において、永久磁石118の磁化角度θを変えて、均一空間の水平方向の直径D3とその中心磁界強度とを測定した。
図11(a)より、永久磁石118の磁化角度θが大きくなるほど均一空間が広がることがわかる。このように、磁化方向A1が永久磁石群106a、106bの主面に対して傾くように、永久磁石118を配置することによって、撮像空間により多くの磁束を導くことができ、均一空間を大きくできる。したがって、永久磁石118の使用量を増やすことなく、コストを上昇させずに、均一空間を大きくできる。また、磁化角度θを調整することによって、所望の均一空間、中心磁界強度が得られる。
【0033】
つぎに、磁界発生装置100において、均一空間の水平方向における直径D3が一定となるように、永久磁石118の磁化角度θの変化に応じて磁極板108a、108bの径や環状突起116の厚みを変えて、中心磁界強度を測定した。なお、永久磁石群106a、106bは、一定とした。
上述のように磁化角度θを増していくと均一空間が広がるので、均一空間の直径D3を一定にするには、永久磁石118の磁化角度θの増大に応じて磁極板108a、108bの寸法を小さくすればよく、これによって空隙中の磁界強度を上げることができる。したがって、永久磁石118の使用効率がよくなり、同じ強さの磁界を発生させる場合には、磁界強度が上昇した分の磁石使用量を少なくできるので、コストを低減できかつ磁界発生装置100を軽くできる。
【0034】
図11(b)より、磁化角度θが0度より大きくかつ60度未満であれば、磁化角度θ=0度のとき以上の中心磁界強度が得られることがわかる。特に、磁化角度θが10度〜50度の範囲内であれば、中心磁界強度が0.42T以上となり、より強い磁界が得られる。さらに、磁化角度θが15度〜45度の範囲内が好ましい。
また、図12に示す他の実験結果より、中心磁界強度および磁極板108a、108b間距離dを一定にした場合、磁化角度θを30度に設定すると、磁石総重量を2313kgにでき、磁化角度θ=0度のときに比べて100kg、永久磁石118を設けないときに比べて610kg、磁石総重量を軽くできることがわかる。なお、この場合の均一空間の直径D3は400mmである。
さらに、永久磁石118として予め磁化方向A1が傾いた磁石を使用するので、永久磁石118を永久磁石群106a、106bの主面に直に配置するだけで容易に、漏洩磁束防止用の永久磁石118を所望の磁化角度θを有するように配置できる。
【0035】
また、図13に示すような磁界発生装置100aが用いられてもよい。
磁界発生装置100aでは、磁極板122a、122bに含まれる漏洩磁束防止用の永久磁石124として、磁化方向A2が永久磁石124の各面と平行または垂直な磁石が用いられる。この場合、断面台形状の部材126や128を用いて、永久磁石124の磁化方向A2を永久磁石群106a、106bの主面に対して傾けた状態に、永久磁石124が配置される。その他の構成については、図9に示す磁界発生装置100と同様であるので、その重複する説明は省略する。
【0036】
磁界発生装置100aによれば、永久磁石群106a、106bの主面に対して永久磁石124自体を傾けて配置する。したがって、漏洩磁束防止用の永久磁石として、任意の磁化方向を有する永久磁石、特に磁化方向が永久磁石の各面と平行または垂直な通常の永久磁石を用いることができ、漏洩磁束防止用の永久磁石を容易に入手することができる。また、磁界発生装置100aにおいても、磁界発生装置100と同様の効果を得ることができる。
なお、環状突起116の外周面を傾斜させて、その外周面に漏洩磁束防止用の永久磁石118や124を取り付けるようにしてもよく、この場合も磁界発生装置100と同様の効果が得られる。
【0037】
上述のような磁界発生装置は、図14に示すようなMRI装置300に適用できる。ここでは、図1に示す磁界発生装置10を用いた場合を想定して説明する。
図14を参照して、MRI装置300は、磁気共鳴(NMR)現象を利用して被検体302の断層画像を得るものであり、必要十分な大きさの開口をもった磁界発生装置10、中央処理装置(以下、CPUという)304、シーケンサ306、送信系308、傾斜磁界発生系310、受信系312および信号処理系314を含む。
磁界発生装置10は、被検体302の周りにその体軸方向または体軸と直角方向に均一な磁束を発生させる。
【0038】
シーケンサ306は、CPU304の制御に動作され、被検体302の断層画像のデータ収集に必要な種々の命令を、送信系308、傾斜磁界発生系310および受信系312に送る。
送信系308は、高周波発振器316、変調器318、高周波増幅器320および送信側高周波コイル322bを含む。高周波発振器316から出力された高周波パルスがシーケンサ306の命令に従って変調器318で振幅変調され、この振幅変調された高周波パルスが高周波増幅器320で増幅された後に、被検体302に近接して配置された高周波コイル322bに供給されることによって、電磁波が被検体302に照射される。
【0039】
傾斜磁界発生系310は、X、Y、Zの3方向に巻かれた傾斜磁界コイル324a、324bおよびそれぞれのコイルを駆動する傾斜磁界電源326を含む。シーケンサ306からの命令に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁界電源326が駆動されることによって、X、Y、Zの3方向の傾斜磁界Gx、Gy、Gzが被検体302に印加される。傾斜磁界Gx、Gy、Gzの加え方によって、被検体302に対するスライス面を設定することができる。
なお、高周波コイル322bおよび傾斜磁界コイル324bは、磁極板22bの珪素鋼板28の主面に配置され(図2参照)、同様に、高周波コイル322a(後述)および傾斜磁界コイル324aは、磁極板22aの珪素鋼板28の主面に配置される。
【0040】
受信系312は、受信側高周波コイル322a、増幅器328、シフター330、直交位相検波器332およびA/D変換器334を含む。送信側の高周波コイル322bから被検体302に電磁波が照射され、被検体302からの応答の電磁波(NMR信号)が、被検体302に近接して配置された高周波コイル322aで検出され、増幅器328、シフター330および直交位相検波器332を介してA/D変換器334に入力されてデジタル量に変換される。この際、A/D変換器334はシーケンサ306からの命令によるタイミングで、直交位相検波器332から出力された2系列の信号をサンプリングし、2系列のデジタル信号を出力する。それらのデジタル信号は信号処理系314に送られフーリエ変換される。
【0041】
信号処理系314は、CPU304、磁気ディスク334および磁気テープ336等の記録装置、ならびにCRT等のティスプレイ338を含む。デジタル信号を用いてフーリエ変換、補正係数計算、像再構成等の処理を行い、任意断面の信号強度分布あるいは複数の信号に適当な演算を行って得られた分布が画像化されて、ディスプレイ338に表示される。
磁界発生装置10を用いれば、コストを大きくすることなく有用なMRI装置300を得ることができる。
なお、図9に示す磁界発生装置100や図13に示す磁界発生装置100aをMRI装置300に適用してもよく、この場合も磁界発生装置10を用いる場合と同様の効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】
この発明によれば、永久磁石の固定が容易となり、磁極ユニットひいては磁界発生装置の組立が容易となる。また、環状突起片の外側面を平面状にすることによって永久磁石の搬送が容易になり、磁極ユニットの組立が容易になる。したがって、磁極ユニットおよび磁界発生装置の生産性が向上する。
また、漏洩磁束防止用の永久磁石の磁化方向が永久磁石群の主面に対して傾くように、漏洩磁束防止用の永久磁石を配置することによって、撮像空間により多くの磁束を導くことができ、均一空間を大きくできる。したがって、永久磁石の使用量を増やすことなく、コストを上昇させずに、均一空間を大きくできる。
さらに、漏洩磁束防止用の永久磁石の磁化方向を環状突起片の外側面に対して垂直にすればよいので、比較的安価な永久磁石を用いることができ製造コストを低減できる。
また、漏洩磁束防止用の永久磁石を環状突起より引き込めることによって、断熱材を形成するスペースを確保でき、被検者の居住空間を損なわず圧迫感を低減できる。
このような磁界発生装置を用いれば、コストを大きくすることなく有用なMRI装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の概略を示す斜視図である。
【図2】磁石ユニットの要部を示す図解図である。
【図3】磁極板を示す平面図である。
【図4】永久磁石を示す斜視図である。
【図5】(a)は永久磁石が取り付けられた環状突起片を示す斜視図であり、(b)はその平面図である。
【図6】環状突起片に永久磁石を取り付ける工程を示す図解図である。
【図7】(a)はベースプレート上に環状突起片を取り付ける方法を示す図解図であり、(b)および(c)は環状突起片の取付順序を示す図解図である。
【図8】永久磁石群上に磁極板を取り付ける方法を示す図解図である。
【図9】この発明の他の実施形態の概略を示す図解図である。
【図10】プレス装置の一例を示す図解図である。
【図11】(a)は磁化角度と中心磁界強度および均一空間の直径との関係を示すグラフであり、(b)は均一空間の直径を一定にした場合の、磁化角度と中心磁界強度との関係を示すグラフである。
【図12】中心磁界強度および磁極板間距離を一定にしたときの磁石総重量の比較例を示すテーブルである。
【図13】 この発明のその他の実施形態の概略を示す図解図である。
【図14】MRI装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、100、100a 磁界発生装置
11a、11b、102a、102b 磁極ユニット
12a、12b、104a、104b 板状継鉄
20a、20b、106a、106b 永久磁石群
22a、22b、108a、108b、122a、122b 磁極板
24、42、110 磁石単体
26、112、212 ベースプレート
32、116 環状突起
34 環状突起片
38 ガイド孔
40、118、124 永久磁石
58 柱状継鉄
80 ガイド棒
120 永久磁石の主面
300 MRI装置
A、A1、A2 磁化方向
θ 磁化角度

Claims (8)

  1. 板状継鉄、
    前記板状継鉄の主面に設けられる磁界発生用の永久磁石群、および
    前記永久磁石群の主面に設けられる磁極板を備え、
    前記磁極板は複数の環状突起片を含む環状突起と前記各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含み、
    前記環状突起片の外側面は平面状に形成され、
    前記環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、
    前記漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をしている、磁極ユニット。
  2. 一対の請求項1に記載の磁極ユニット、および
    前記一対の磁極ユニットを磁気的に結合する柱状継鉄を備える、磁界発生装置。
  3. ベースプレートと、前記ベースプレートの主面に固定される複数の環状突起片を含む環状突起と、前記各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含む磁極ユニットの組立方法であって、
    前記環状突起片の外側面に前記永久磁石を固定する第1ステップ、および
    前記永久磁石が固定された前記環状突起片を前記ベースプレートの主面に固定する第2ステップを備え、
    前記環状突起片の外側面は平面状に形成され、
    前記環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、
    前記漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をしている、磁極ユニットの組立方法。
  4. 前記環状突起片はガイド孔を有し、
    前記第2ステップは、前記ベースプレートにガイド棒を取り付けるステップA、および前記ガイド孔を前記ガイド棒に通して、前記永久磁石が固定された前記環状突起片を前記ベースプレートの主面に案内するステップBを含む、請求項3に記載の磁極ユニットの組立方法。
  5. 板状継鉄、
    前記板状継鉄の主面に設けられる磁界発生用の永久磁石群、および
    前記永久磁石群の主面に設けられる磁極板を備え、
    前記磁極板は複数の環状突起片を含む環状突起と前記各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含み、
    前記環状突起片の外側面は平面状に形成され、
    前記環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、
    前記漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をし、
    前記漏洩磁束防止用の永久磁石の磁化方向は前記環状突起片の外側面に対して垂直である、磁界発生装置。
  6. 板状継鉄、
    前記板状継鉄の主面に設けられる磁界発生用の永久磁石群、および
    前記永久磁石群の主面に設けられる磁極板を備え、
    前記磁極板は複数の環状突起片を含む環状突起と前記各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含み、
    前記環状突起片の外側面は平面状に形成され、
    前記環状突起片の内側面は円弧状に湾曲し、
    前記漏洩磁束防止用の永久磁石は角形状をし、
    前記漏洩磁束防止用の永久磁石を前記環状突起片より引き込める、磁界発生装置。
  7. 前記請求項2、5および6のいずれかに記載の磁界発生装置を用いた、MRI装置。
  8. ベースプレートと、前記ベースプレートの主面に固定される複数の環状突起片を含む環状突起と、前記各環状突起片の外側面に設けられる漏洩磁束防止用の永久磁石とを含む磁極ユニットの組立方法であって、
    前記環状突起片の外側面に前記永久磁石を固定する第1ステップ、および
    前記永久磁石が固定された前記環状突起片を前記ベースプレートの主面に固定する第2ステップを備え、
    前記環状突起片はガイド孔を有し、
    前記第2ステップは、前記ベースプレートにガイド棒を取り付けるステップA、および前記ガイド孔を前記ガイド棒に通して、前記永久磁石が固定された前記環状突起片を前記ベースプレートの主面に案内するステップBを含む、磁極ユニットの組立方法。
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