JP4812163B2 - プロピレン重合体組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロピレン重合体組成物に関する。本発明は、特に、融点が高く、透明性の良好なプロピレン重合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
メタロセン触媒を用いて得られるプロピレン重合体には、プロピレンの2,1−挿入に基づく位置不規則性単位が存在することが知られている。これらのプロピレン重合体は、チーグラー触媒を用いて得られるプロピレン重合体に比べて融点が低く、耐熱性に劣る場合がある。また、結晶化温度が低いため、長い成形サイクルが必要となる点で望ましくない。これらを改善するために核剤を添加することも提案されているが、さらなる改善が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、融点および結晶化温度が高く、透明性に優れた、メタロセン触媒によるプロピレン重合体の組成物を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、特定のプロピレン重合体にソルビトール系の核剤を特定量添加したプロピレン重合体組成物が、融点および結晶化温度が高く透明性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)メチル基が隣接したプロピレンの2,1−挿入に基づく位置不規則性単位の割合Pが0.05〜1.30モル%のプロピレン重合体100重量部、および(B)ソルビトール系の核剤0.15〜2.0重量部からなるプロピレン重合体組成物を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用されるプロピレン重合体は、プロピレンの単独重合体でもよく、またエチレンや炭素数4〜20のα−オレフィンなどのコモノマーとの共重合体であってもよい。炭素数4〜20のα−オレフィンとしては、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン等の直鎖状オレフィンや、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン等の分岐オレフィン、ビニルシクロヘキサン、ビニルシクロペンタン、ビニルノルボルナン等の環状構造を有するオレフィンなどがある。また、スチレン、ビニルトルエン等のビニル芳香族化合物や、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等の共役ジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,7−オクタジエン、1,9−デカジエン等の非共役ジエンなどが共重合されていてもよい。本発明で使用されるプロピレン重合体が共重合体の場合、前記コモノマーの含有量は通常20モル%以下、好ましくは10モル%以下、さらに好ましくは1.0〜7.0モル%、特に好ましくは3.0〜6.0モル%の範囲である。
【0006】
本発明で使用されるプロピレン系重合体がプロピレンの単独重合体の場合、その融点は通常130℃以上であり、好ましくは140℃〜165℃、より好ましくは145℃〜165℃、さらに好ましくは148〜165℃の範囲であり、よりさらに好ましくは149〜162℃、特に好ましくは149〜158℃、最も好ましくは149〜155℃の範囲である。本発明のプロピレン重合体が共重合体の場合には、その融点は通常70〜155℃の範囲であり、好ましくは90〜150℃の範囲、より好ましくは100〜148℃の範囲であり、さらに好ましくは105〜145℃の範囲であり、よりさらに好ましくは110〜142℃の範囲であり、特に好ましくは115〜140℃の範囲であり、最も好ましくは120〜138℃の範囲である。融点は示差走査型熱量計により測定することができる。
【0007】
本発明で使用されるプロピレン重合体の重量平均分子量は、成形性の点で通常50、000以上であるのがよく、好ましくは100、000〜1000、000の範囲、より好ましくは145、000〜700、000の範囲、さらに好ましくは170、000〜600、000の範囲、よりさらに好ましくは180、000〜600、000の範囲、特に好ましくは190、000〜600、000の範囲、最も好ましくは200、000〜500、000の範囲である。
【0008】
さらに、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnの比、Mw/Mnは、成形性の観点から通常2.00〜20.0の範囲であるのがよく、好ましくは2.30〜15.0の範囲、より好ましくは2.60〜15.0の範囲、さらに好ましくは2.80〜10.0の範囲、よりさらに好ましくは3.00〜10.0の範囲、特に好ましくは3.20〜10.0の範囲、最も好ましくは3.40〜10.0の範囲である。
【0009】
プロピレンの重合時において、プロピレンモノマーは1,2−挿入(メチレン側が触媒と結合)するが、まれに2,1−挿入することがある。2,1−挿入したモノマーは連鎖中で下記の構造で示されるようなメチル基が隣接した位置不規則単位を形成する。
【0010】
【化1】
Figure 0004812163
本発明で使用されるプロピレン重合体は、このようなメチル基が隣接するプロピレンの2,1−挿入に基づく位置不規則性単位の割合Pが0.05〜1.30モル%の範囲にある。プロピレン重合体がプロピレンの単独重合体の場合には、好ましくは0.10〜1.25モル%、より好ましくは0.25〜1.25モル%、さらに好ましくは0.40〜1.20モル%、よりさらに好ましくは0.50〜1.15モル%、特に好ましくは0.60〜1.10モル%、最も好ましくは0.70〜1.05モル%の範囲である。プロピレン重合体がプロピレンの共重合体の場合には、好ましくは0.10〜1.20モル%、より好ましくは0.15〜1.10モル%、さらに好ましくは0.20〜1.00モル%、よりさらに好ましくは0.25〜0.90モル%、特に好ましくは0.30〜0.80モル%、最も好ましくは0.35〜0.70モル%の範囲である。位置不規則性単位の割合Pが上記範囲において本発明の効果が顕著である。
【0011】
なお、メチル基が隣接したプロピレンの2,1−挿入に基づく位置不規則単位の割合P(mol%)は13C−NMRの測定結果をもとに求めることができる。上記(a)のメチル基に由来するピークはテトラメチルシラン基準で16.5〜18.0ppmに出現(複数出現することがある)する。従って、この範囲に出現する全ピークの面積と、全メチル基に由来するピーク(15.0〜22.5ppmの範囲に現れる)の面積から、下式に従って算出することができる。なおメチル基が隣接した2,1−挿入に基づく位置不規則単位が1単位形成されると、上記(a)に由来するピークは2単位形成されることに注意を要する。従って、
P=(0.5×Ia/It)×(100−CO) (1)
a:(a)のメチル基に由来するピークの面積
t:全メチル基に由来するピークの面積
O:プロピレン以外のモノマー含量(モル%)
本発明で使用されるプロピレン重合体がプロピレンの単独重合体である場合、プロピレン重合体の温度上昇溶離分別(Temperature RisingElution Fractionation;以下、TREFと略す)における微分溶出曲線のピーク温度Tp(℃)と、プロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm](%)が、下記式(2)の関係を満たし、
Tp≦0.94×[mm]+23.0 (2)
好ましくは下記式(3)の関係を満たし、
Tp≦0.94×[mm]+20.0 (3)
さらに好ましくは下記式(4)の関係を満たし、
Tp≦0.94×[mm]+17.0 (4)
特に好ましくは下記式(5)の関係を満たす。
【0012】
Tp≦0.94×[mm]+14.0 (5)
TREFにおける微分溶出曲線のピーク温度Tpとプロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm]が、上記式(2)の関係を満たさない場合、剛性や透明性の低下をもたらすことがある。
プロピレン重合体がプロピレンの単独重合体である場合、プロピレン重合体のTREFにおける微分溶出曲線のピーク温度Tpは、好ましくは115℃未満、さらに好ましくは110℃未満、特に好ましくは105℃未満である。またピーク温度Tpが、60℃未満の場合、剛性や透明性の低下をもたらすことがある。TREFにおける微分溶出曲線のピーク温度Tpの下限値は、好ましくは70℃、さらに好ましくは80℃、最も好ましくは90℃である。
【0013】
なお、温度上昇溶離分別(TREF)における溶出曲線の測定は周知の技術であって、例えばJournal of Polymer Science.vol.126、4217−4231(1981)、高分子討論会予稿集2P1C09(昭和63年)などの文献に記載されている原理に基づいて実施される。すなわち、まず対象とされるプロピレン共重合体を溶媒中で一度、完全に溶解させた後、冷却し、該溶媒中に存在させておいた不活性担体の表面に薄いポリマー層を形成させる。次に、温度を連続または段階的に上昇させて溶出した成分を回収し、その濃度を連続的に検出して、その溶出量と溶出温度の関係によって作成されるグラフを溶出曲線とする。このときの微分溶出曲線におけるピーク温度をTpとする。
【0014】
プロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm](%)は、全プロピレン単位3連鎖の構造中におけるmmの割合を示すものである。すなわち、13C−NMRにおける各プロピレン単位3連鎖中の第2単位目のプロピレンのメチル基に由来するピーク面積を求めることにより算出される。プロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm](%)の範囲は、80.0〜100%が好ましく、より好ましくは90.0〜100%、さらに好ましくは95.0〜100%、特に好ましくは96.0〜100%、最も好ましくは97.0〜100%である。プロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm](%)が80.0%未満の場合、融点および結晶化温度が低下し、剛性も低下する。
【0015】
本発明で使用されるプロピレン重合体は、通常プロピレン含量Fp(モル%)とTREFにおける微分溶出曲線のピーク温度Tp(℃)が、下式(6)の関係を満たし、
Tp≦110.0−3.2×(100−Fp) (6)
FpとTpは好ましくは下式(7)を満たし、
85.0−3.2(100−Fp)≦Tp≦103.0−3.2(100−Fp) (7)
さらに好ましくは下式(8)を満たす。
【0016】
92.0−3.2(100−Fp)≦Tp≦102.0−3.2(100−Fp) (8)
また、本発明で使用されるプロピレン重合体が共重合体である場合、TREFにおける微分溶出曲線のピーク温度Tpは、通常100.0℃未満であり、好ましくは70.0〜95.0℃、より好ましくは78.0〜93.0℃以下であり、特に好ましくは80.0〜90.0℃である。
【0017】
本発明で使用されるプロピレン重合体は、25℃におけるキシレン可溶分量Xsは通常4.0重量%以下であり、好ましくは2.0重量%以下、さらに好ましくは1.5重量%以下、よりさらに好ましくは1.2重量%以下、特に好ましくは1.0重量%以下、最も好ましくは0.8重量%以下である。Xsが上記範囲外では、透明性や剛性、結晶化温度が低下したりすることがある。
【0018】
さらに、本発明においては、融点Tmとプロピレン含量Fpが下式(9)を満たすプロピレン重合体を使用した場合に効果が顕著である。
145.0<Tm+5.5×(100−Fp)<156.0 (9)
さらに好ましくは下式(10)を満たし、
148.0<Tm+5.5×(100−Fp)<155.0 (10)特に好ましくは下式(11)を満たす。
【0019】
148.0<Tm+5.5×(100−Fp)<153.0 (11)本発明で使用されるプロピレン重合体は任意のメタロセン触媒により製造することが可能である。メタロセン触媒を構成するメタロセン化合物としては、ビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、(3−t−ブチルシクロペンタジエニル)〔4−t−ブチル−(1−インデニル)〕ジメチルシランジルコニウムジクロライド、(3−t−ブチルシクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−メチル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2,4,7−トリメチル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2,4−ジメチル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−エチル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−i−プロピル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライドなども使用可能である。
【0020】
さらには、特開平6−184179号公報、特開平6−345809号公報などに記載のインデニル骨格にさらに環が縮合した構造を有するメタロセン化合物、すなわちビス(2−メチル−4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−メチル−α−アセナフト−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−メチル−4,5−ベンゾ−1−インデニル)メチルフェニルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−メチル−α−アセナフト−1−インデニル)メチルフェニルシランジルコニウムジクロライド、1,2−ビス(2−メチル−4,5−ベンゾ−1−インデニル)エタンジルコニウムジクロライド、ビス(4,5−ベンゾ−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライドなども使用可能である。
【0021】
特開平6−100579号公報、特開平9−176222号公報などに記載されている、インデニル骨格の4位にアリール基を有するメタロセン化合物、すなわちビス(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、(2−メチル−4−フェニル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(1−ナフチル)−1−インデニル]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(2−ナフチル)−1−インデニル]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(9−アントラセニル)−1−インデニル]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(9−フェナントリル)−1−インデニル]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(3,5−ジ−i−プロピル−フェニル)−6−i−プロピル−1−インデニル]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−メチル−4−フェニル−6−i−プロピル−1−インデニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライドなども使用可能である。
【0022】
また、特開平10−226712号公報および特開平10−279588号公報などに記載のアズレン骨格を有するメタロセン化合物、すなわち、ビス(2−メチル−4−フェニル−4−ヒドロ−1−アズレニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−エチル−4−フェニル−4−ヒドロ−1−アズレニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(クロロフェニル)−4−ヒドロ−1−アズレニル]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(フルオロフェニル)−4−ヒドロ−1−アズレニル]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−メチル−4−フェニル−4−ヒドロ−1−アズレニル)(クロロメチル)メチルシランジルコニウムジクロライドなども使用可能である。
【0023】
さらに、ビス[2−メチル−(η5−1−インデニル)]メチルフェニルシランジルコニウムジクロライド、1,2−ビス(η5−1−インデニル)エタンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス[2−メチル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス[2,4−ジメチル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス[2,4,7−トリメチル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス[2−エチル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス[2−n−プロピル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコニウムジクロライド、[2−エチル−(η5−1−インデニル)[2−メチル−(η5−1−インデニル)]エタンジルコニウムジクロライド、1,2−ビス(η5−9−フルオレニル)エタンジルコニウムジクロライド、2−(3−t−ブチルシクロペンタジエニル)−2−(η5−1−インデニル)プロパンジルコニウムジクロライド、2−(3−t−ブチルシクロペンタジエニル)−2−〔4−t−ブチル−(η5−1−インデニル)〕プロパンジルコニウムジクロライド、2−(3−メチルシクロペンタジエニル)−2−(η5−9−フルオレニル)プロパンジルコニウムジクロライド、2−(3−t−ブチルシクロペンタジエニル)−2−(η5−9−フルオレニル)プロパンジルコニウムジクロライドなどが使用可能である。
【0024】
なかでも、特開平6−100579号公報や特開平9−176222号公報などに記載されているインデニル骨格の4位にアリール基を有するもの、特開平6−184179号公報や特開平6−345809号公報などに記載されているインデニル骨格にさらに環が縮合した構造を有するメタロセン化合物、および特開平10−226712号公報や特開平10−279588号公報などに記載のアズレン骨格を有するメタロセン化合物が好ましく、特にビス[2−メチル−4,5−ベンゾ(η5−1−インデニル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−フェニル−(η5−1−インデニル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス[2−メチル−4−(1−ナフチル)−(η5−1−インデニル)]ジメチルシランジルコニウムジクロライド、ビス(2−メチル−4−フェニル−4−ヒドロ−1−アズレニル)ジメチルシランジルコニウムジクロライドが好ましい。
【0025】
なお、これらのジルコニウムをチタンやハフニウム等の他の金属に、塩素原子を他のハロゲンや水素原子、アミド基、アルコキシ基、メチル基やベンジル基などの炭化水素基にかえたものも何ら制限無く使用することができる。
メタロセン触媒に使用される助触媒としては任意のものが使用可能であり、メチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン等のアルミノキサン化合物、ルイス酸性の有機ホウ素化合物や、N,N,−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、トリ−n−ブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート、トリエチルオキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボラート等の非配位性アニオン含有化合物などが挙げられる。
【0026】
さらには、珪酸塩を除くイオン交換性層状化合物、無機珪酸塩などが例示される。
珪酸塩を除くイオン交換性層状化合物とはイオン結合等によって構成される面が互いに弱い結合力で平行に積み重なった結晶構造をとる化合物であり、含有するイオンが交換可能なものをいう。より具体的にはγ−Ti(NH4PO42・H2O等、特開平10−168111号公報に記載されたものなどである。
【0027】
無機珪酸塩としては粘土、粘土鉱物、ゼオライト、珪藻土等が例示される。より具体的にはカオリナイト、モンモリロナイト、バーミキュライト、ヘクトライト等、特開平10−168111号公報に記載されたものなどである。これらは天然に産出するものであってもよく、合成されたものであってもよい。
また、メタロセン触媒にはメタロセン化合物の活性化や重合系内の不純物を除去する目的で、有機アルミニウム化合物等の有機金属化合物を使用することができる。有機アルミニウム化合物としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−i−ブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウムなどのトリアルキルアルミニウム、ジエチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムジクロライド等のジアルキルアルミニウムハライドやアルキルアルミニウムジハライド、ジイソブチルアルミニウムヒドリド等のジアルキルアルミニウムヒドリド、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムフェノキシドなどである。これらのうち好ましくはトリアルキルアルミニウムである。
【0028】
これらのメタロセン化合物、助触媒および有機金属化合物は微粒子担体上に担持した形で使用することも可能であり、少なくとも助触媒として非配位性イオン含有化合物が微粒子担体に担持されたものであることが好ましい。これらは、例えば特表平7-501573号公報、WO96/40796号公報、WO96/41808号公報、およびWO97/19959号公報などに記載されている。
【0029】
次に、本発明の組成物における(B)成分について説明する。(B)成分はソルビトール系の核剤であり、公知のものが使用可能である。具体的には、1・3,2・4−ジベンジリデンソルビトール、1・3−ベンジリデン−2・4−p−メチルベンジリデンソルビトール、1・3−ベンジリデン−2・4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1・3−p−メチル−ベンジリデン−2・4−ベンジリデンソルビトール、1・3−p−エチル−ベンジリデン−2・4−ベンジリデンソルビトール、1・3−p−エチル−ベンジリデン−2・4−p−メチル−ベンジリデンソルビトール、1・3−p−メチル−ベンジリデン−2・4−p−エチル−ベンジリデンソルビトール、1・3,2・4−ビス(p−メチル−ベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−ビス(p−エチル−ベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−ビス(p−n−プロピル−ベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−ビス(p−i−プロピル−ベンジリデンソルビトール)、1・3,2・4−ビス(p−n−ブチル−ベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−ビス(p−s−ブチルベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−ビス(p−t−ブチルベンジリデン)ソルビトール、1・3−(2,,4,−ジメチルベンジリデン)−2・4−ベンジリデンソルビトール、1・3−ベンジリデン−2・4−(2,,4,−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−(2,,4,−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−(3,,4,−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−(p−メトキシベンジリデン)ソルビトール、1・3,2・4−(p−エトキシベンジリデン)ソルビトール、1・3−ベンジリデン−2・4−p−クロルベンジリデンソルビトール、1・3−p−クロルベンジリデン−2・4−ベンジリデンソルビトール、1・3−p−クロルベンジリデン−2・4−p−メチルベンジリデンソルビトール、1・3−p−クロルベンジリデン−2・4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1・3−p−メチルベンジリデン−2・4−p−クロルベンジリデンソルビトール、1・3−p−エチルベンジリデン−2・4−p−クロルベンジリデンソルビトール、1・3,2・4−(p−クロルベンジリデン)ソルビトールなどのジベンジリデンソルビトール化合物などが例示できる。これらは複数を併用することも可能であり、また他の核剤と併用することも可能である。
【0030】
これらの核剤の使用量は、プロピレン重合体100重量部に対して、0.15〜2.0重量部の範囲であり、好ましくは0.18〜1.5重量部の範囲、さらに好ましくは0.20〜1.0重量部の範囲、よりさらに好ましくは0.23〜1.0重量部の範囲であり、もっとも好ましくは0.25〜0.8重量部の範囲である。本発明においては特定のプロピレン重合体を使用しているため、該核剤の使用量が0.15重量部以上において融点、結晶化温度および透明性の向上が顕著である。また、2.0重量部を超えて添加してもさらなる効果の増大は期待できず、かえって透明性の低下や、着色などの問題を引き起こすことがある。
【0031】
本発明のプロピレン重合体組成物においては、通常プロピレン重合体に添加される各種の添加剤、例えば、フェノール系、硫黄系、フォスファイト系の抗酸化剤、光安定剤、重金属不活性化剤(銅害防止剤)、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキング剤、難燃剤、ハロゲン補足剤などの添加剤を使用することが可能である。
【0032】
本発明の組成物は、本発明で使用されるプロピレン重合体、核剤、および必要に応じてその他の添加剤をヘンシェルミキサー等で混合した後、ロール、バンバリーミキサー、ニーダー、単軸押出機、二軸押出機などにより、150〜300℃程度の温度で混練することにより製造することができる。得られた組成物は射出成形、押出し成形、ブロー成形などの各種成形方法により目的の成形品の製造に用いることができる。
【0033】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
13C−NMRの測定
日本電子製JNM−GSX400により測定した(測定モード:プロトンデカップリング法 パルス幅:8.0μs パルス繰り返し時間:3.0s 積算回数:20000回 測定温度:120℃ 内部標準:ヘキサメチルジシロキサン溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼン/ベンゼン−d6(容量比 3/1)試料濃度:0.1g/ml)。
【0034】
(2,1−挿入に基づく位置不規則性単位の割合)
13C−NMRの結果をもとに前記(1)式よりプロピレンの2,1−挿入に基づく位置不規則性単位の割合(モル%)を算出した。
(プロピレン単位3連鎖のトリアドタクティシティー分率[mm])
13C−NMRの測定結果をもとに下記式(12)により算出した。
【0035】
[mm]=100×Imm/ICH3 (12)
mm:21.4〜22.2ppmに現れるピークの面積(mmに帰属される)
CH3:19.0〜22.4ppmに現れるピークの面積(mm、mrおよびrrに帰属される)
温度上昇溶離分別(TREF)の溶出曲線における溶出ピーク温度Tpの測定
溶出曲線の測定はクロス分別装置(三菱油化(株)製、CFC T150A)
を用い、以下の方法にしたがって行った。
【0036】
まず、測定するサンプルを溶媒(o−ジクロロベンゼン)を用い、濃度が4mg/mlとなるように140℃で溶解し、これを測定装置内のサンプルループ内に注入する。
サンプルループ内に保持された試料溶液は、溶解温度の差を利用して分別するTREFカラム(不活性担体であるガラスビーズが充填されたカラム)に0.4ml注入される。次に、該サンプルを1℃/分の速度で140℃から0℃まで冷却し、上記不活性担体にコーティングさせる。このとき、高結晶性成分から低結晶成分の順で不活性担体表面にポリマー層が形成される。TREFカラムが0℃でさらに30分保持された後、0℃で溶解している成分2mlが1ml/分の流速で赤外分光光度計へ注入される。その後、以下の各温度(30℃、40℃、50℃、60℃、68℃、71℃、74℃、77℃、80℃、83℃、86℃、89℃、92℃、95℃、98℃、100℃、102℃、104℃、106℃、108℃、110℃、112℃、115℃、120℃、125℃、135℃)に昇温し30分間保持した後、同様に溶解している成分2mlが1ml/分の流速で赤外分光光度計へ注入される。溶出したポリマーの濃度は赤外分光光度計で検出され、各溶出温度区分におけるクロマトグラムが得られる。
【0037】
上記方法で測定された各溶出温度におけるクロマトグラムは、内蔵のデータ処理プログラムにより処理され、各クロマトグラムの面積が積分され、積分溶出曲線が計算される。この積分溶出曲線を温度で微分して、微分溶出曲線が計算される。この微分溶出曲線から溶出ピーク温度Tpを求めた。
重量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/Mn)の測定
1)検量線の作製
0.1重量%のBHT(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール)を含む1,2,4−トリクロロベンゼン10mlに、分子量の異なる3種の標準ポリスチレン試料(昭和電工(株)社製)をそれぞれ2mgを入れ、室温、暗所で1時間溶解し、その後GPC測定によりピークトップの溶出時間の測定を行なった。この測定を繰り返し、計12点(分子量580から850万)の分子量とピークトップの溶出時間より、3次式近似で検量線を作製した。
【0038】
2)重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)の測定
試験管に0.1重量%のBHTを含む5mlの1,2,4−トリクロロベンゼンを取り、これにポリプロピレン(試料)約2.5mgを投入した。この試験管に栓をした後、160℃の恒温槽で2時間かけて試料を溶解させた。得られた溶液を焼結フィルターで濾過した後、濾液をWaters社製ゲルパーミエーションクロマトグラフィー装置150Cを用いて測定し、得られたクロマトグラムからMwおよびMnを求め、これら分子量の比(Mw/Mn)を算出た。なおGPCのその他の測定条件は以下のとおりである。
・検出器:示差屈折率計
・カラム:昭和電工(株)製Shodex HT−G(1本)および昭和電工(株)製Shodex HT−806M(2本)を直列に接続したもの
・カラム温度:140℃
・溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼン(BHT0.1重量%を含む。)
・サンプル注入量:0.5ml
・溶媒流量:1ml/分
・装置内でのサンプル注入待ち時間:30分(ポリスチレンは5分)
キシレン可溶分Xsの測定
プロピレン重合体約2gを正確に秤量し(これをW(g)とする)、これを窒素気流下で250mlの沸騰キシレンに溶解させた。その後、この溶液を25℃まで冷却し30分間放置し、生成した沈殿を速やかに濾過した。得られた濾液の100mlを採取して恒量を求めたアルミ容器に入れ、これを窒素気流下で加熱することによりキシレンを蒸発させた。蒸発残分の重量を求め(これをm(g)とする)、下式(13)よりプロピレン重合体のキシレン可溶部Xsを求めた。
【0039】
Xs(重量%)=m×250/W (13)
融点および結晶化温度の測定
PERKIN−ELMER社製の示差走査型熱量計DSC7により、以下に従い測定した。試料を230℃で5分保持した後、20℃/分で30℃まで冷却した。その時の結晶化ピークのピーク温度を結晶化温度とした。次にそのまま30℃で5分保持した後、20℃/分で200℃まで昇温した。この時の融解ピークのピーク温度を融点とした。
【0040】
透明性の評価
プロピレン重合体組成物をプレス成形(230℃で5分間加熱後1分間加圧、30℃で冷却)により厚さ約250μmのシートとした後、JIS K7105に準じ内部ヘーズを測定し、透明性の指標とした。
プロピレン重合体(A)
表1記載の性質を有するものを使用した。
【0041】
核剤(B)
実施例においては核剤(B)として以下のものを使用した。
(B−1)1・3,2・4−ビス(p−メチル−ベンジリデン)ソルビトール
(B−2)1・3,2・4−ビスベンジリデンソルビトール
(B−3)1・3,2・4−ビス(p−エチル−ベンジリデン)ソルビトール
実施例1〜10、比較例1〜5
前記プロピレン重合体および造核剤を第1表記載の割合で配合した後、ビス(t−ブチル)ヒドロキシトルエンをプロピレン重合体に対し0.05重量部加え、ブラベンダーミキサーにより200℃、40rpmで3分間混練してプロピレン重合体組成物を製造した。その評価結果を表1に示した。
なお、実施例1、2、5および7は参考例である。
【0042】
【表1】
Figure 0004812163
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、融点および結晶化温度が高く、透明性に優れた、メタロセン触媒によるプロピレン重合体の組成物を提供することができる。

Claims (1)

  1. (A)メチル基が隣接したプロピレンの2,1−挿入に基づく位置不規則性単位の割合Pが、プロピレンの単独重合体の場合には0.05〜1.30モル%であり、プロピレンの共重合体の場合には0.02〜1.00モル%である、プロピレン重合体であって、その融点Tm(℃)とプロピレン含量Fp(モル%)が下記式
    145.0<Tm+5.5×(100−Fp)<156.0
    を満たすプロピレン重合体100重量部、および(B)ソルビトール系の核剤0.25〜0.50重量部からなり、ヘーズ値(プロピレン重合体組成物を230℃で5分間加熱後1分間加圧し、30℃で冷却して作成した厚さ250μmのシートをJIS K7105に準じて測定)が1.6〜4.2%であるプロピレン重合体組成物。
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