JP4811248B2 - 金属製機器の帯電防止方法と装置 - Google Patents

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本発明は金属製機器の帯電防止方法と装置に関し、例えば、多孔性高分子ウエブを多量に製造するのに好適で、高分子液を高電圧による電荷誘導により、あるいはこれに遠心力を伴なって、高分子ファイバとして電子紡糸する静電環境にて、自ら帯電しまたはおよび電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される金属製機器の帯電防止方法と装置に関するものである。
高分子の溶融物あるいは溶液を材料として紡糸するのに、機械的な押し出しに代る方法として、電荷誘導により紡糸する電荷誘導紡糸方法(エレクトロスピニング法)ないしは電子紡糸方法(例えば、特許文献1、2参照。)が既に知られている。電子紡糸方法では、ノズルないしキャピラリに高分子溶液を供給して線状に流出する高分子溶液がノズルなどを通じ帯電され、高分子溶液の溶媒の蒸発に伴ない帯電電荷間の距離が小さくなって作用するクーロン力が大きくなり、そのクーロン力が線状の高分子溶液の表面張力に勝った時点で線状の高分子溶液が爆発的に延伸される現象が得られ、しかも、この静電爆発と称される現象が一次、二次、三次と繰り返されることで、サブミクロンの直径を持った高分子ファイバ、いわゆるナノ繊維が作り出される。また、近時では繊維ではなく噴霧状に電子紡糸して微細な高分子粒子ないしは粉体を得ることも行われている。
特開2002−201559号公報 特開2006−507428号公報
ところで、本発明者等は電子紡糸方法の実用に向けた研究、開発をしているが、本発明の実施の形態を参照して、図1、図2に示す例、図7に示す例のように樹脂である高分子液1を、高電圧発生部12からの高電圧による電荷誘導に加え、高分子液1を供給された穴明きシリンダ2がモータ3からのベルト16cを用いた伝動により回転する時の遠心力を伴い、穴明きシリンダ2の***4から高分子ファイバ5として電子紡糸する技術を開発し、紡糸速度、紡糸長さを格段に高め、より微線化も可能にしている。また、図8に示すように高分子液1を帯電電極53を挿入したキャピラリ54に供給して噴霧することにより高電圧による電荷誘導での電子紡糸を図りながら、キャピラリ54を移動機構51により移動させる技術も開発し、微細な粒子ないしは粉体の高分子ファイバ24を効率よく得ならが広域にも供給できるようにしている。
しかし、種々に実験する中、穴明きシリンダ2を用いる電子紡糸では、時として金属製機器としてのモータ3が帯電してそれが蓄積し、所定電圧を超えると周囲へ異常放電する。これはパンデグラフ起電器として知られる現象の一種である。例えば、図9に示すように電子紡糸に際し穴明きシリンダaをモータbにより主プーリc、樹脂ベルトd、従プーリeよりなる電動手段を介して回転駆動する方式では、樹脂ベルトdと従プーリeとの摩擦によってモータbが帯電して次第に電荷が蓄積していき、モータbに装備されているエンコーダやレゾルバーと呼ばれる位置検出手段fが持っている電子回路に放電してそれを破壊するような問題が生じる。また、電子紡糸に際して移動機構51によりキャピラリ54を移動させる方式では、その伝動方式によって金属製機器であるモータが自己帯電することがあるのに加え、電子紡糸系であるキャピラリ54と連結されて、電子防止系の直近、それも電子紡糸系が作る静電域に置かれる関係もあって、モータやボールねじなどの金属製部分が帯電される。
このような金属製機器の帯電に対処するのに、高圧放電部を囲う絶縁ケースが帯電することに対し、この絶縁ケースを高圧放電部の金属シャーシに帯電防止機構により電気的に短絡させることで、帯電電荷を金属シャーシへ逃がすアース手法(例えば、特許文献3参照。)や、レチクルの表面をスポンジなどの表面を摺動する際に、レチクルが次第に帯電することに対し、レチクルをアース線でグラウンドに電気的に接続することで、帯電電荷をグラウンドへ逃がすアース手法(例えば、特許文献4参照。)、といった一般のアース手法を採用することが考えられる。
そこで、図10に示すようにモータbを適当な抵抗gを持ったアース線hによってグラウンドiに電気的に接続して実験をしたが、このようなアース手法ではモータbの帯電電荷をなくすことはできたが、電子紡糸のために1kV〜100kVといった高電圧を印加している部材からモータbに対し雷的な異常放電があり、位置検出手段fの電子回路におけるICなどが破壊されるという新たな問題が生じた。
本発明の目的は、電子紡糸系まわりに用いられるモータや移動機構などの金属製機器の帯電を電子紡糸系から逆放電を受けるようなことなく防止できる金属製機器の帯電防止方法と装置を提供することにある。
特開昭62−127065号公報 特開昭63−71854号公報
上記のような目的を達成するために、本発明の第1の態様によれば、高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸するのに、この電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される金属製機器の帯電を防止する金属製機器の帯電防止方法であって、この金属製機器に交流電圧を印加することにより金属製機器を不帯電状態に保つことを特徴としている。
このような特徴によれば、金属製機器は、高電圧による電荷誘導を伴いフィラメントや微細粒子、粉体などの高分子ファイバを電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系が作る静電環境によって帯電を受けるが、金属製機器は交流電圧が印加されることで帯電電荷が中和ないしは除電されて不帯電状態に保たれ、しかも、非アース状態であることにより、電子紡糸系からの逆放電を受けることもない。
このような方法は、本発明の第8の態様による、高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される金属製機器を備え、この金属製機器に交流電圧を印加して金属製機器を不帯電状態に保つ電圧印加手段を設けたことを特徴とする金属製機器の帯電防止装置によって実現する。
本発明の第2の態様によれば、高分子液を高電圧による電荷誘導に加え、高分子液を収容した穴明きシリンダのモータからの伝動による回転時の遠心力を伴い、前記穴明きシリンダの***から高分子ファイバとして電子紡糸するのに、この電子紡糸する電子紡糸系近傍で少なくとも自ら帯電するモータである金属製機器の帯電を防止する金属製機器の帯電防止方法であって、モータに交流電圧を印加することによりモータを不帯電状態に保つことを特徴としている。
このような特徴によれば、金属製機器であるモータは、高電圧による電荷誘導と穴明きシリンダの回転による遠心力を伴いフィラメントといった高分子ファイバを電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、穴明きシリンダへの伝動手段の種類によっては自ら帯電し、また、電子紡糸系が作る静電環境によって帯電を受けるが、モータは交流電圧が印加されることで帯電電荷が中和ないしは除電されて不帯電状態に保たれ、しかも、非アース状態であることにより電子紡糸系からの逆放電を受けることもない。
このような方法は、本発明の第9の態様による、高分子液を高電圧による電荷誘導に加え、高分子液を収容した穴明きシリンダのモータからの伝動による回転時の遠心力を伴い、前記穴明きシリンダの***から高分子ファイバとして電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、少なくとも自ら帯電するモータである金属製機器を備え、この金属製機器としてのモータに交流電圧を印加してモータを不帯電状態に保つ電圧印加手段を設けたことを特徴とする金属製機器の帯電防止装置によって実現する。
本発明の第3の態様によれば、高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸しながら、この電子紡糸する電子紡糸系を移動機構により移動させるのに、少なくとも電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される移動機構である金属製機器の帯電を防止する金属製機器の帯電防止方法であって、移動機構に交流電圧を印加することにより移動機構を不帯電状態に保つことを特徴としている。
このような特徴によれば、移動機構により電子紡糸系を移動させることで、電子紡糸系が電子紡糸する高分子ファイバを広域にも供給することができるようになるが、移動機構は金属製機器をなして高電圧による電荷誘導を伴いフィラメントや微粒子、粉体といった高分子ファイバを電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、少なくとも電子紡糸系が作る静電環境によってモータやボールねじなどの金属製機器に帯電を受け、伝動方式の種類によっては自ら帯電するが、移動機構は交流電圧が印加されることで帯電電荷が中和ないしは除電されて不帯電状態に保たれ、しかも、非アース状態であることにより電子紡糸系からの逆放電を受けることもない。
このような方法は、本発明の第10の態様による、高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸する電子紡糸系を、この電子紡糸系との連結により移動させるのに、少なくとも電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される移動機構である金属製機器を備え、この金属製機器としての移動機構に交流電圧を印加することにより移動機構を不帯電状態に保つことを特徴とする金属製機器の帯電防止装置によって実現する。
本発明の第4、第11の態様によれば、金属製機器は、電子回路を備えていることを特徴としている。
このような特徴によれば、金属製機器は不帯電状態に保たれるし、電子紡糸系からの逆放電をうけることがないので、金属製機器から電子回路のICなどに放電を受けることを回避でき、放電によって破壊されることがない。
本発明の第5、第12の態様によれば、電子紡糸系は、帯電電極を挿入したキャピラリに高分子液を供給して噴霧状に紡糸するものであることを特徴としている。
このような特徴によれば、電荷誘導による電子紡糸が、高分子液のキャピラリからの高帯電を伴なう噴霧による超微細な高分子粒子を電子紡糸することが、金属製機器への帯電の影響なく達成できる。
本発明の第6、第13の態様によれば、穴明きシリンダから電子紡糸される高分子ファイバを、この高分子ファイバと同極性に帯電されて電気的に反発させ、穴明きシリンダの軸線方向の一方に向けて飛翔させる反射板が電子紡糸系に付帯していることを特徴としている。
このような特徴によれば、穴明きシリンダの回転による遠心力を利用した電子紡糸は、穴明きシリンダの外周面から高分子ファイバが放射線方向に向くようになされるのを、帯電した反射板に対する反発を利用して、穴明きシリンダの軸線方向に向け飛翔させるので、電子紡糸域を狭い範囲に集約し高分子ファイバの電子紡糸密度、供給密度を高められる。また、穴明きシリンダを横向きに設置することで、数メートルといった長尺の高分子ファイバを電子紡糸する場合でも横に距離をとるだけで低い領域にて作業できる利点がある。
本発明の第7、第14の態様によれば、電子紡糸系から電子紡糸される高分子ファイバを電気的に吸引する電位差を有した収集手段が電子紡糸系に対向配置されていることを特徴としている。
このような特徴によれば、電子紡糸された高分子ファイバをそれとの電位差により収集手段側に静電吸引して収集手段上に効率良く収集することができ、浮遊しやすい微細粒子の収集、キャピラリによる噴霧やノズルからの噴射により収集手段に対して電子紡糸域が広がるような高分子ファイバの収集、横向きに電子紡糸する場合のより長尺化した高分子ファイバの収集に好適である。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の具体的な説明および図面の記載によって明らかになる。
本発明によれば、金属製機器が高電圧による電荷誘導を伴い電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系が作る静電環境によって帯電を受けても、交流電圧が印加されることで不帯電状態に保たれるので、周辺の電子回路などに影響しないし、非アース状態であることにより電子紡糸系からの逆放電を受けて周辺の電子回路などに影響することもなく、電気的安全が図れる。
以下、本発明の実施の形態に係る金属製機器の帯電防止方法と装置につき図1〜図8を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
本実施の形態の金属製機器の帯電防止方法は、図1、図2に示す例の電子紡糸装置10、図7に示す例の電子紡糸装置30、図8に示す例の電子紡糸装置50を参照して、高分子液1を材料とし、高電圧V1による電荷誘導にて、フィラメント、微細粒子、粉体といった高分子ファイバ5、24などとして電子紡糸するのに、この電子紡糸する図1、図2の例、図7の例の電子紡糸系20、図8の例の電子紡糸系40の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系20、40が作る静電環境によって帯電される図1、図2の例、図7の例のモータ3や図8の例の移動機構51、あるいはそれら以外の帯電による問題のある各種の金属製機器60含んでそれらの帯電を防止するものであり、それら金属製機器60に交流電圧V0を印加することにより金属製機器60を不帯電状態に保つようにしている。
このような金属製機器60は、前記のように電子紡糸する電子紡糸系20、40の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系20、40が作る静電環境によって帯電を受けるが、金属製機器60は電圧印加手段13から交流電圧V0を印加されることで帯電電荷が中和ないしは除電されて不帯電状態に保たれる。従って、金属製機器60は帯電して周辺の電子回路などに影響しないし、非アース状態であることにより電子紡糸系20、40からの逆放電を受けて周辺の電子回路などに影響することもなく、電気的安全が図れる。
ここで、高分子液1は、特許文献1、2などで知られるような様々な高分子、例えばポリフッ化ビニリデン(FVDF)、ポリフッ化ビニリデン−コ−ヘキサフルオロプロピレン、ポリアクリロニトリルといった石油系等の様々な高分子が適用可能であり、これらの共重合体および混合物といったものの溶融し、または任意の溶媒にて溶解された高分子を含む。
以上のような方法を達成するのに、図1、図2に示す例の電子紡糸装置10、図7に示す例の電子紡糸装置30、図8に示す例の電子紡糸装置50は、既述したように高分子液1を高電圧V1による電荷誘導にて高分子ファイバ5、24などとして電子紡糸する電子紡糸系20、40の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系20、40が作る静電環境によって帯電される金属製機器60を備え、この金属製機器60の帯電を防止する帯電防止装置70として、金属製機器60に交流電圧V0を印加し金属製機器60を不帯電状態に保つ電圧印加手段13を備えている。
既述したように、図1、図2に示す例の電子紡糸装置10は、帯電防止装置70を働かせる対象としての金属製機器60はモータ3であり、高分子液1は樹脂容器19から供給管路11とポンプ12によって中空とした回転軸2aを通じ中空の穴明きシリンダ2内に所定量連続に供給され、穴明きシリンダ2が電圧印加手段31としての高電圧発生部32によって印加される例えば1KV〜100KV程度の高電圧V1による電荷誘導に加え、モータ3からの伝動により穴明きシリンダ2が回転する時の遠心力を伴い、穴明きシリンダ2の***4を通じ少なくともフィラメント形態の高分子ファイバ5として多量に電子紡糸する形式のものを示しており、帯電防止装置70としては、このように電子紡糸をする電子紡糸系20の近傍で自ら帯電し、また電子紡糸系20が作る静電環境によって帯電されることのあるモータ3である金属製機器60の帯電を防止するため、モータ3に電圧印加手段13としての図2、図3、図4に示す交流電源14から交流電圧V0を印加することによりモータ3を不帯電状態に保つようにしている。この場合の交流電圧V0は、周波数を1Hz〜100KHz程度、実効電圧値を10V〜500V程度として有効である。図2、図3に示す例では、交流電源14を直接モータ3に接続しているが、図4の例ではトランス14bを介して接続してあり、一次側と二次側との関係で電圧調整が可能であるし、一次側と二次側とを絶縁した絶縁電源を構成するようにもできる。
穴明きシリンダ2は表面が金属材料などの導電性部材で形成され、穴明きシリンダ2の一端に連結された絶縁体である回転軸2aを絶縁体である支持体17上に支持するベアリング18に高電圧発生部32から印加した高電圧V1が、回転軸2aまわりに設けた金属材料などからなる導電部材22を介して表面の金属材料部分に及ぶことで、樹脂容器19からポンプ12によって穴明きシリンダ2内に供給された高分子液1の各***4からの多量の電子紡糸が、穴明きシリンダ2の回転による遠心力を伴い実現するようにしている。穴明きシリンダ2の***4から電荷誘導による静電爆発の繰り返しと穴明きシリンダ2の回転による遠心力とでより長く延伸されて2mといった長いフィラメントの高分子ファイバ5を多量に電子紡糸することができる。
特に、このような電子紡糸系20では、前記のような電荷誘導のための穴明きシリンダ2に対する印加電圧V1の大小と、穴明きシリンダ2の回転による遠心力の大小との組み合わせの違いに応じ、数メートルといった長尺のフィラメントから短いフィラメントまでの、高分子ファイバ5を時間当り多量に電子紡糸することができ、金属製機器60であるモータ3はそのような電子紡糸系20の近傍に位置して、穴明きシリンダ2への伝動手段16の種類によっては自ら帯電し、また、電子紡糸系20が作る静電環境によって帯電を受けるが、モータ3は交流電圧が印加されることで帯電電荷が中和ないしは除電されて不帯電状態に保たれ、しかも、非アース状態であることにより電子紡糸系20からの逆放電を受けることもない。
図1、図2に示す例での伝動手段16は、モータ3に直結した主プーリ16aと穴明きシリンダ2の回転軸2aに直結した従プーリ16bと、それら主プーリ16a、従プーリ16b間に掛け渡したベルト16cからなり、このベルト16cが一般に樹脂ベルトであることによってベルト16cと主プーリ16aとの摩擦によって発生する静電電荷がモータ3の側に及んで蓄積しようとする。にもかかわらずモータ3は図5(a)に示すように回転位置制御や回転数制御のためにエンコーダやゾルバーと呼ばれる電子回路基板などを持った位置検出手段21ないしは回転検出手段を備えていることが多く、周辺から帯電電荷などの放電を電子回路などに受けると破壊される。例えば、位置検出手段21としてのエンコーダは図5(b)に示すように、モータ3の回転軸3aに連結されて周方向にスリットや穴などの図示しない透光部が均等な配置で設けられた回転ディスク122と、この透光部の回転域の両側に発光側23a及び受光側23bが位置するフォトカプラ23との組み合わせよりなり、透光部を通過した発光側23aの光を受光側23bで受光したときの信号の単位時間あたりの数によって回転数が検出できるし、モータ3の回転の原点位置、基準位置、現在位置などからの信号の単位時間当りの数によってモータ3の回転位置を検出することができ、このような信号処理のためにエンコーダは図5(b)に示すようにICチップ124やその他の部品25を搭載した電子回路基板26を備えており、ICチップ124などにモータ3から帯電電荷が放電するとその電子回路が破壊される。
一方、電子紡糸装置10は図6に示すようなマイクロコンピュータなどの制御部27によって、操作部28からの入力や初期設定、位置検出手段21からの検出情報などに基づき、記憶部29に記憶され、あるいは外部入力されたプログラムに従い動作制御をするが、位置検出手段21が周辺からの帯電電荷の放電を受けて電子回路が破壊されると、制御部27は位置検出手段21からのモータ3に関する位置、回転情報を受けられず電子紡糸装置10に対する正常な動作制御が不能になる。しかし、モータ3が既述のように不帯電状態に保たれることと、非アース状態で電子紡糸系20などの周辺からの電荷の放電を受けないこととで、位置検出手段21の電子回路を簡単かつ安価な改良にて放電から保護することができ、制御部27による電子紡糸装置10の動作制御の安定が図れる。前記のような動作制御のために、制御部27は各種設定や動作状態などを表示する表示部33のほか、モータ3、ポンプ12、交流電源14とその接続手段14a、高電圧発生部32とその接続手段32a、などの制御対象や位置検出手段21などの情報源が接続されている。
図1、図2に示す電子紡糸装置10は、また、回転する穴明きシリンダ2のまわりに多量に電子紡糸する高分子ファイバ5は無数の各***4から放射状に延伸して広域に電子紡糸されるのを、穴明きシリンダ2の回転軸2aが連結される一端部の側に、電子紡糸される高分子ファイバ5と同極性に帯電させた反射板34を設けることによって、穴明きシリンダ2のまわりに放射状に電子防止される同極性の高分子ファイバ5を反射板34から遠ざかる方向に向け電気的に反発させ、穴明きシリンダ2の周面に添う軸線方向に延伸されて穴明きシリンダ2の他端に向け延伸し飛翔するようにしており、電子紡糸域を図1に示すような狭い範囲に集約し高分子ファイバ5の電子紡糸密度、供給密度を高められる。これにより、収集効率を高め、収集と同時に多孔ウエブ化していく場合の高密度化、ボリュームの増大を図るのに好適となる。このために、反射板34は金属製とし、電圧印加手段35としての高電圧発生部36から高分子ファイバ5の帯電電位と同程度の高電圧V2を印加するようにしている。従ってこの高電圧発生部36もその接続手段36aと共に前記制御部27の制御対象として接続されている。また、穴明きシリンダ2の回転による遠心力を利用した電子紡糸は、穴明きシリンダ2の外周面から高分子ファイバが放射線方向に向くようになされるのを、帯電した反射板34に対する反発を利用して、穴明きシリンダ2の軸線方向に向かせるので、穴明きシリンダ2を横向きに設置することで、数メートルといった長尺でナノ繊維などとした高分子ファイバ5を電子紡糸する場合でも横に距離をとるだけで低い領域にて作業できる利点がある。
図1、図2に示す電子紡糸装置10は、さらに、穴明きシリンダ2からその軸線方向他端側に飛翔するように電子紡糸される高分子ファイバ5を収集するのに、電子紡糸系20から電子紡糸される高分子ファイバ5を、この高分子ファイバ5を電気的に吸引する電位差を有した収集手段41を電子紡糸系20に対向配置している。具体的には収集手段41はシート状の収集体42よりなり、少なくともその収集面を金属製として電圧印加手段43としての高電圧発生部44から高分子ファイバ5と逆極性の高電圧V3を印加するようにしてある。しかし、これに限られることはなくアースに接続するようにしてもよい。これにより、穴明きシリンダ2の軸線方向他端側に向け電子紡糸された高分子ファイバ5をそれとの電位差により収集手段41側に静電吸引して収集手段41上に効率良く収集することができる。特に、横設した穴明きシリンダ2の軸線に沿い横向きに電子紡糸する場合のより長尺化した高分子ファイバ5をそれに見合う遠距離から収集するのに好適となる。この場合も、高電圧発生部44はその接続手段44aと共に前記制御部27の制御対象として接続されている。
また、収集手段41は、収集面が金属製の収集体42と、この収集体42の金属製の収集面を薄い樹脂でできたシートを所定の速度で移動させるように構成し、シート面上の高分子ファイバ5を収集してもよい。
図7に示す例の電子紡糸装置30は、穴明きシリンダ2を用いた電子紡糸系20を縦向きに配置した点で、図1、図2に示す例の電子紡糸装置10と異なっている。これにより、回転する穴明きシリンダ2のまわりに多量に電子紡糸する高分子ファイバ5が各***4から放射状に延伸されるのを、反射板34との電気的反発により穴明きシリンダ2の回転軸2aが連結される一端部の側に向け飛翔させて電子紡糸域を狭めるのに、前記電気的反発に加え重力作用を利用することができ、より長尺な高分子ファイバ5を電子紡糸して高密度に供給し、また収集するのに有利になる。この場合の収集手段41はローラ45により張設して周回駆動されるベルトよりなる収集体46を採用して、連続的に電子防止されてくるナノ単位などとする高分子ファイバ5を周回速度に応じた堆積を図って収集することで、高密度な多孔性ウエブを連続的に製造し先へ搬送することができる。なお、収集のための高分子ファイバ5との電位差は、図示しないが、収集体46の高分子ファイバ5を収集する範囲をバックアップするように配した金属盤47に高電圧発生部から高電圧を印加するかアースに接続して与えるようにしている。
図8に示す例の電子紡糸装置50は、高分子液1を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバ24として電子紡糸しながら、この電子紡糸する電子紡糸系40を移動機構51により例えば互いに直交するXY2方向などに移動させるようにしている。このため、移動機構51は、静電環境を作る電子紡糸系40の近傍、特に直近に位置し、少なくとも電子紡糸系40が作る静電環境にてモータ3やボールねじなどの金属製機器が帯電され、伝動方式によっては自らも帯電する金属製機器60をなすものであるが、移動機構51に交流電圧を印加することにより移動機構51の帯電電荷を中和ないしは除電して不帯電状態に保つことができ、しかも、非アース状態であることにより電子紡糸系40からの逆放電を受けることもない。従って、移動機構51が動作制御やモータの位置検出装置などの電子回路を装備していても移動機構51からの放電はなく破壊されることはない。
電子紡糸系40は図8(a)(b)に示すように電圧印加手段31としての高電圧発生部32に接続したステンレスワイヤよりなる帯電電極53が挿入されたガラス製のキャピラリ54に高分子液1をポンプ12によって供給し、電荷誘導を伴い噴霧し、静電爆発の繰り返しによるナノ単位にも微細化できる微細粒子や粉体となる高分子ファイバ24として電子紡糸するもので、静電爆発の繰り返しによる周囲への飛散を防止するのに、電子紡糸系40及び電子紡糸域を囲い壁154によって囲ってあり、帯電している高分子ファイバ24の影響によって囲い壁154も同極性に帯電するので、電子紡糸系40の静電紡糸の影響と共に、囲い壁154内における静電環境の帯電電荷は高く移動機構51を帯電させやすい。また、移動機構51はX方向に移動するXテーブル55とY方向に移動するYテーブル56の組み合わせからなり、Xテーブル55はXモータ57により主、従プーリ58、59とそれらの間に張設した樹脂製のXベルト61を介してX方向に往復駆動され、Yテーブル56はYモータ62により主、従プーリ63、64とそれらの間に張設した樹脂製のYベルト65を介してY方向に往復駆動されるもので、移動機構51の金属部分やX、Yモータ57、62は、主プーリ58、63とX、Yベルト61、65との摩擦、従プーリ59、64とX、Yベルト61、65との摩擦によって自ら帯電する。しかし、移動機構51への交流電圧の印加を、電子回路基板を内蔵しているなどして帯電が問題となるX、Yモータ57、62を含む帯電部分に対して行い除電することでICなど電子回路が破壊されるようなことを防止することができる。
このような方法は、高分子液1を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバ24として電子紡糸する電子紡糸系40を、この電子紡糸系40との連結により移動させるのに、少なくとも電子紡糸系40が作る静電環境によって帯電される金属製機器60としての移動機構51に交流電圧を印加してこの移動機構51を不帯電状態に保つ電圧印加手段13としての交流電源14を備えれば実現し、この交流電源14も図4に示す例のようにトランスタイプとすることもできる。
なお、Xテーブル、Yテーブルは、本実施の形態では、ベルト駆動方式にて動作説明をしたが、ボールねじのような伝動手段を使っても、同様の効果が得られる。
本発明は、電子紡糸系の近傍にある金属製機器を非アース条件にて不帯電状態に保つ技術であって、自らの帯電電荷や電子紡糸系からの放電電荷によって電子回路を破壊するのを防止できる。
本発明に係る実施の形態の金属製機器の帯電防止装置を持った電子紡糸装置を示す概略斜視図である。 図1の電子紡糸装置の全体構成を示す断面図である。 図1、図2の電子紡糸装置の電子紡糸系が採用している金属製機器の帯電防止装置を示す摸式図である。 図3の帯電防止装置の変形例を示す摸式図である。 図1〜図4に示す電子紡糸系でのモータ周辺の詳細図、およびモータに装備している位置検出装置の模式図である。 図1、図2の電子紡糸装置の制御装置を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態の金属製機器の帯電防止装置を持った別の電子紡糸装置を示す概略斜視図である。 本発明に係る実施の形態の金属製機器の帯電防止装置を持った他の電子紡糸装置を示す概略斜視図である。 図1、図2の本発明に係る実施の形態の電子紡糸装置が採用している電子紡糸系の従来の構成を示す摸式図である。 図9に示す従来の電子紡糸系においてモータをアース接続して帯電を防止した改良案構造を示す摸式図である。
符号の説明
1 高分子液
2 穴明きシリンダ
2a 回転軸
3 モータ
3a 回転軸
4 ***
5、24 高分子ファイバ
10、30、50 電子紡糸装置
11 供給管路
12 ポンプ
13、31、35、43 電圧印加手段
14 交流電源
14b トランス
16 伝動手段
16a 主プーリ
16b 従プーリ
16c ベルト
17 支持体
18 ベアリング
19 樹脂容器
20、40 電子紡糸系
21 位置検出手段
122 回転ディスク
23 フォトカプラ
124 ICチップ
26 電子回路基板
27 制御部
34 反射板
32、36、44 高電圧発生部
41 収集手段
42 収集体
51 移動機構
53 帯電電極
54 キャピラリ
55 Xテーブル
56 Yテーブル
57 Xモータ
58 主プーリ
59 従プーリ
61 Xベルト
62 Yモータ
63 主プーリ
64 従プーリ
65 Yベルト
60 金属製機器
70 帯電防止装置

Claims (14)

  1. 高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸するのに、この電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される金属製機器の帯電を防止する金属製機器の帯電防止方法であって、
    金属製機器に交流電圧を印加することにより金属製機器を不帯電状態に保つことを特徴とする金属製機器の帯電防止方法。
  2. 高分子液を高電圧による電荷誘導に加え、高分子液を収容した穴明きシリンダのモータからの伝動による回転時の遠心力を伴い、前記穴明きシリンダの***から高分子ファイバとして電子紡糸するのに、この電子紡糸する電子紡糸系近傍で少なくとも自ら帯電するモータである金属製機器の帯電を防止する金属機製器の帯電防止方法であって、
    モータに交流電圧を印加することによりモータを不帯電状態に保つことを特徴とする金属製機器の帯電防止方法。
  3. 高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸しながら、この電子紡糸する電子紡糸系を移動機構により移動させるのに、少なくとも電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される移動機構である金属製機器の帯電を防止する金属製機器の帯電防止方法であって、
    移動機構に交流電圧を印加することにより移動機構を不帯電状態に保つことを特徴とする金属製機器の帯電防止方法。
  4. 金属製機器は、電子回路を備えている請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止方法。
  5. 電子紡糸系は、帯電電極を挿入したキャピラリに高分子液を供給して噴霧状に紡糸するものである請求項1、3、4のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止方法。
  6. 穴明きシリンダから電子紡糸される高分子ファイバを、この高分子ファイバと同極性に帯電されて電気的に反発させて、穴明きシリンダの軸線方向の一方に向けて飛翔させる反射板が電子紡糸系に付帯している請求項2、4のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止方法。
  7. 電子紡糸系から電子紡糸される高分子ファイバを電気的に吸引する電位差を有した収集手段が電子紡糸系に対向配置されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止方法。
  8. 高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸する電子紡糸系と、この電子紡糸系の近傍に位置して、自ら帯電し、またはおよび、電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される金属製機器を備え、この金属製機器に交流電圧を印加して金属製機器を不帯電状態に保つ電圧印加手段を設けたことを特徴とする金属製機器の帯電防止装置。
  9. 高分子液を高電圧による電荷誘導に加え、高分子液を収容した穴明きシリンダのモータからの伝動による回転時の遠心力を伴い、前記穴明きシリンダの***から高分子ファイバとして電子紡糸する電子紡糸系の近傍に位置して、少なくとも自ら帯電するモータである金属製機器を備え、この金属製機器としてのモータに交流電圧を印加してモータを不帯電状態に保つ電圧印加手段を設けたことを特徴とする金属製機器の帯電防止装置。
  10. 高分子液を高電圧による電荷誘導にて高分子ファイバとして電子紡糸する電子紡糸系を、この電子紡糸系との連結により移動させるのに、少なくとも電子紡糸系が作る静電環境によって帯電される移動機構である金属製機器とを備え、この金属製機器としての移動機構に交流電圧を印加することにより移動機構を不帯電状態に保つことを特徴とする金属製機器の帯電防止装置。
  11. 金属製機器は、電子回路を備えている請求項8〜10のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止装置。
  12. 電子紡糸系は、帯電電極を挿入したキャピラリに高分子液を供給して噴霧状に電子紡糸するものである請求項8、9、11のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止装置。
  13. 穴明きシリンダから電子紡糸される高分子ファイバを、この高分子ファイバと同極性に帯電されて電気的に反発させて、穴明きシリンダの軸線方向の一方に向けて飛翔させる反射板を設けた請求項8、10、11のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止装置。
  14. 電子紡糸系から電子紡糸される高分子ファイバを電気的に吸引する電位差を有した収集手段が電子紡糸系に対向配置されている請求項8〜13のいずれか1項に記載の金属製機器の帯電防止装置。
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