JP4810861B2 - 液体供給部材および液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体供給部材、液体噴射装置、および、取付方法に関する。特に、本発明は、可撓性を有し、長手方向の両端の間に液体が流れる流路を有する液体供給部材、液体噴射装置、および、取付方法に関する。
従来、液体噴射装置としてインクジェット式記録装置が知られている。このインクジェット式記録装置では、キャリッジに設けられた記録ヘッドからインク滴を吐出させながら、ガイド部材に沿って同キャリッジを移動させることによって、記録媒体にドットを形成し記録を行っていた。
このインクジェット式記録装置の中には、本体フレーム内に複数のインク収容体を備え、同インク収容体とキャリッジとをインク供給チューブにて接続し、このインク供給チューブを介して記録ヘッドにインクを供給するものがあった(例えば、特許文献1及び2を参照)。
例えば、特許文献1に記載のインクジェット式記録装置において、このインク供給チューブは、エラストマにより長尺状に形成された5本の弾性部材と、2枚のフィルム材と、2つの接続部材を備えている。インク供給チューブは、この5本の弾性部材を、それぞれ互いに等間隔かつ平行となるように配列した状態で、2枚のフィルム材に挟まれるように、同フィルム材を溶着されることによって、4つの流路を形成する。そして、インク供給チューブは、この弾性部材の両端部に、この4つの流路と連通する連通孔を有した接続部をそれぞれ取着することで、扁平にして長尺状であってかつ可撓性を有するチューブとなる。
このように構成されたインク供給チューブは、その両端部に設けた接続部をそれぞれキャリッジ及びインク収容体にそれぞれ接続することによって、インク収容体からキャリッジの記録ヘッドに向けてインクを供給する。そして、インク供給チューブは、記録の際にキャリッジが移動すると、この移動に伴って撓むことができる。
なお、インクジェットプリンタ用部材の製造方法として、二色成型及びインサート成形が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2003−320680号公報 特開2000−168099号公報 特開平11−157092号公報
しかしながら、特許文献1のインク供給チューブには、両端部において、別体に成形した接続部が差し込まれている。また、特許文献2のインク供給チューブには、端部において、別体に成形した接続部が熱溶着により接合されている。よって、部品点数が増え、組み立ての工数が増える。一方で、特許文献3の二色成形又はインサート成形と同様に金型を用いて接続部をインク供給チューブの端部にアウトサート成形する場合には、接続部を成形する樹脂がインク供給チューブの流路内に入り込むという不具合がある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、可撓性を有し、長手方向の両端の間に液体が流れる流路を有する液体供給チューブに両端の少なくとも一方に接続部を取り付ける取付方法であって、 液体供給チューブの流路と略同一の断面を有するピンを準備する準備ステップと、液体供給チューブの少なくとも一方の端から流路内にピンの先端部を挿入する挿入ステップと、ピンの先端部が挿入された液体供給チューブの少なくとも一方の端を囲うように金型を配置する配置ステップと、液体供給チューブおよびピンが配置された金型内に、樹脂を充填して接続部をアウトサート成形する成形ステップと、金型を液体供給チューブおよび接続部から取り外し、ピンを液体供給チューブから抜き取る抜き取りステップとを備える。これにより、液体供給チューブの端を囲うように接続部を成形する場合に、液体供給チューブの流路内に樹脂が入り込むことを防ぎつつ、液体供給チューブの流路に連結する流路を接続部に設けることができる。
上記取付方法において、抜き取りステップの後に、ピンが抜き取られた穴を封止して接続部に流路を形成する封止部材を溶着する溶着ステップをさらに備えてもよい。これにより、アウトサート成形される接続部において自在に流路を設けることができる。
上記取付方法において、挿入ステップの前に、流路を形成する中空の内層部、および、内層部の融点以下の融点を持ち、接続部に含まれる材料により内層部を覆った外層部を有する液体供給チューブを押し出しにより成形する押し出しステップをさらに備え、成形ステップにおいて、内層部の融点以下の温度で樹脂をアウトサート成形してもよい。これにより、液体供給チューブの内層部が熱により変形することを防ぎつつ、液体供給チューブと接続部との接着性を上げることができる。
上記取付方法において、液体供給チューブは、複数の流路を有し、準備ステップにおいて複数のピンを並列に連結した連結ピンを準備し、挿入ステップにおいて連結ピンの複数のピンにおける先端部をそれぞれ液体供給チューブの流路内に挿入してもよい。これにより、複数の流路を有する液体供給チューブの端に、これらの流路と連結する複数の流路を有する接続部を容易に成形することができる。
上記取り付け方法においてピンは先端部から略同一の断面で円弧形状に曲がった円弧部を有し、抜き取りステップにおいて、ピンを円弧形状に沿った方向に抜き取ってもよい。これにより、接続部において液体を流す向きを変える流路を設けることができる。
上記取付方法において、液体供給チューブが熱可塑性エラストマであってもよい。さらに、液体供給チューブを押出によって成型してもよい。
上記取付方法において、接続部がポリプロピレンであってもよい。また、接続部がポリエチレンであってもよい。また、接続部が熱可塑性エラストマであってもよい。
本発明の第2の形態においては、可撓性を有し、長手方向の両端の間に液体が流れる流路を有する液体供給チューブと、液体供給チューブの両端のうち少なくとも一方に設けられ、一端が液体供給チューブの流路に連結して他端が外部と連結する流路を有する接続部とを備える液体供給部材であって、接続部は、一端において液体供給チューブの流路と連結し、一面が開放された溝部、および、溝部の他端と外部とを連通する外部連通部を有し、一体に成形された本体部と、溝部における開放された一面を封止する封止部材とを有し、接続部において、溝部、封止部材および外部連通部が流路を形成する。これにより、他流路との接続形状を容易に構成することができる。
上記液体供給部材において、液体供給チューブは、複数の流路を有し、接続部は、液体供給チューブの複数の流路のそれぞれと連結する同数の流路を有してもよい。これにより、液体供給部材において、複数種類の液体を一端から他端へ供給することができる。
上記液体供給部材において、接続部の外部連通部は、複数の流路のうちの少なくとも一つの流路において、溝部の他端と連結し、溝部における開放された一面の裏面まで本体部を貫通する貫通流路を含み、複数の流路のうちの他の流路において、溝部の他端から液体供給チューブが配された面の裏面までを連結する連結流路を含んでもよい。これにより、接続部の異なる面において外部との間で液体を流すことができる。
上記液体供給部材において、液体供給チューブは、流路を形成する中空の内層部と、内層部の融点以下の融点を持ち、接続部に含まれる材料により内層部を覆った外層部とを有してもよい。これにより、液体供給チューブの内層部が熱により変形することを防ぎつつ、液体供給チューブと接続部との接着性を上げることができる。
上記液体供給部材において、接続部は液体供給チューブと溝部とを連結する流路を更に有し、流路が円弧状に曲がっていてもよい。これにより、液体供給チューブの流路から接続部内において、円弧状に滑らかに流路を曲げることができる。よって、液体供給チューブの長手方向と直交する方向において外部と接続することができてシール性を向上することができると共に、液体供給チューブ内の気泡が接続部の流路内に滞留することを防ぐことができる。
上記液体供給部材において、液体供給チューブが熱可塑性エラストマであってもよい。また、液体供給チューブが押出によって成型されていてもよい。
上記液体供給部材において、接続部がポリプロピレンであってもよい。また、接続部がポリエチレンであってもよい。また、接続部が熱可塑性エラストマであってもよい。
本発明の第3の形態においては、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体を貯留する液体貯留手段と、可撓性を有し、液体貯留手段から液体噴射ヘッドへ液体を供給する液体供給チューブと、液体供給チューブの両端のうち少なくとも一方に設けられ、一端が液体供給チューブの流路に連結して他端が外部と連結する流路を有する接続部とを備える液体噴射装置であって、接続部は、一端において液体供給チューブの流路と連結し、一面が開放された溝部、および、溝部の他端と外部とを連通する外部連通部を有し、一体に成形された本体部と、溝部における開放された一面を封止する封止部材とを有し、接続部において、溝部、封止部材および外部連通部が流路を形成する。これにより第2の形態と同様の効果を得ることができる。
上記液体噴射装置において、接続部は液体供給チューブと溝部とを連結する流路を更に有し、流路が円弧状に曲がっていてもよい。また、液体供給チューブが熱可塑性エラストマであってもよい。また、液体供給チューブは押出によって成型されていてもよい。
上記液体噴射装置において、接続部がポリプロピレンであってもよい。また、接続部がポリエチレンであってもよい。また、接続部が熱可塑性エラストマであってもよい。
本発明の第4の形態においては、可撓性を有し、長手方向の両端の間に液体が流れる流路を有する液体供給チューブと、液体供給チューブの両端の少なくとも一方にアウトサートにより成形され、一端が液体供給チューブの流路に連結して他端が外部と連結する流路を有する接続部とを備える液体供給部材であって、液体供給チューブは、流路を形成する中空の内層部と、内層部の融点以下の融点を持ち、接続部に含まれる材料により内層部を覆った外層部とを有する。これにより、液体供給チューブの内層部が熱により変形することを防ぎつつ、液体供給チューブと接続部との接着性を上げることができる。
上記液体供給部材であって、液体供給チューブは、複数の流路を有し、接続部は、液体供給チューブの複数の流路のそれぞれと連結する同数の流路を有してもよい。これにより、液体供給部材において、複数種類の液体を一端から他端へ供給することができる。
上記液体供給部材であって、液体供給チューブが熱可塑性エラストマであってもよい。また、液体供給チューブは押出によって成型されていてもよい。
上記液体供給部材であって、接続部がポリプロピレンであってもよい。また、接続部がポリエチレンであってもよい。また、接続部が熱可塑性エラストマであってもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態におけるインクジェット式記録装置1の概略を説明するための斜視図である。図1に示すように、液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置1は、略直方形状のフレーム2を備えている。このフレーム2の上面には、給紙トレイ3が設けられ、さらに、フレーム2の前面には、排紙トレイ4が設けられている。この給紙トレイ3及び排紙トレイ4は、図示しないヒンジ構造によってフレーム2に対して折り畳んで収容することができる。
このフレーム2内には、その長手方向にプラテン5が配設され、このプラテン5上には、図示しない紙送り機構によって、給紙トレイ3からフレーム2内に挿入された記録用紙が給送される。そして、この給送された記録用紙は、排紙トレイ4からフレーム2外へ排出される。
前記フレーム2内には、プラテン5と平行となるようにガイド部材6が架設されている。このガイド部材6には、同ガイド部材6に沿って移動可能なキャリッジ7が挿通支持されている。また、前記フレーム2には、キャリッジモータ(図示しない)が取着され、このキャリッジモータは、一対のプーリ(図示しない)に掛け装されたタイミングベルト(図示しない)を介してキャリッジ7が駆動連結されている。このように構成することによって、キャリッジモータが駆動すると、その駆動力はタイミングベルトを介してキャリッジ7に伝達される。この駆動力を受けてキャリッジ7は、ガイド部材6に案内されプラテン5と平行(主走査方向)に往復移動する。
一方、前記キャリッジ7の下面(プラテン5と対向する面)には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド8が設けられている。この記録ヘッド8は、前記記録用紙に対向するようにノズル形成面を有し、このノズル形成面には、1列あたりn個(nは自然数)のノズルからなるノズル列(いずれも図示せず)が6列形成されている。本実施例では、説明の便宜上1列あたりn個のノズルからなるノズル列を6列形成したが、この限りではなく1列あたりのノズルの数及びノズル列の数は、適宜変更しても良い。
他方、図1におけるフレーム2内の左奥部には、第1のインクカートリッジ9が配設されていて、同第1のインクカートリッジ9には、第1のインク案内部材10が接続されている。また、同フレーム2内の右奥部には、第2のインクカートリッジ11が配設されていて、同第2のインクカートリッジ11には、第2のインク案内部材12が接続されている。この第1及び第2のインク案内部材10、12は、それぞれ第1及び第2のインクカートリッジ9、11に貯留されているインクを案内するためのものであって、それぞれフレーム2内の中央部にて後述するチューブ接続部100のカートリッジ側接続部13に接続される。
このカートリッジ側接続部13には、6つの流路を有するインク供給部材110のインク供給チューブ14が接続されていて、インク供給チューブ14の他端側は、後述するキャリッジ側接続部220によりキャリッジ7に接続されている。このカートリッジ側接続部13は、それぞれ第1及び第2のインク案内部材10、12を介してそれぞれの第1及び第2のインクカートリッジ9、11から案内されたインクを、インク供給チューブ14を介してキャリッジ7に供給する。つまり、第1及び第2のインクカートリッジ9、11に貯留されているインクは、それぞれ第1及び第2のインク案内部材10、12、カートリッジ側接続部13、インク供給チューブ14、キャリッジ側接続部220及びキャリッジ7を介して記録ヘッド8に供給される。
なお、本実施形態では第1のインクカートリッジ9は、ブラック、シアン、マゼンダをそれぞれ貯留するインクパック(図示しない)を備えている。又、第2のインクカートリッジ11は、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダをそれぞれ貯留するインクパック(図示しない)を備えている。そして、これら各インクパックは、フレーム2内に設けられた加圧ポンプ(図示しない)から、第1及び第2のインクカートリッジ9、11内に供給される加圧空気によって押圧されて、それぞれ第1及び第2のインク案内部材10、12にインクを圧送するようになっている。
即ち、第1のインクカートリッジ9からは、ブラック、シアン、マゼンダが、又、第2のインクカートリッジ11からは、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダが、記録ヘッド8に供給される。そして、記録ヘッド8に流入したインクは、圧電素子(図示しない)によって加圧されて各ノズルからインク滴としてそれぞれ吐出されることによって、記録用紙にドットを形成する。従って、インクジェット式記録装置1は、キャリッジ7をガイド部材6にそって移動させるとともに、記録ヘッド8からインク吐出させて記録用紙に記録を行う。
図2は、図1の収容状態における第1のインク案内部材10の正面図である。図3は、同じく第1のインク案内部材10の背面図である。また、図4は、同じく第1のインク案内部材10の上面図である。
図2に示すように、第1のインク案内部材10は、連結板20及びアーム21を備えている。連結板20は、四角形の板状に形成されていて、その一辺(上辺)から上方向に固着部23が延出形成されている。また、アーム21は、長尺の板状に形成されていて、その基端部24aが固着部23に固着され、先端部24bがカートリッジ側接続部13に接続される。これによって、アーム21は、第1のインク案内部材10をフレーム2内に収容した際(図1参照)に、その先端部24bが同フレーム2内の中央部に向けて延出するようになっている。
図3に示すように、連結板20の背面22aには、円筒状のカートリッジ接続部25が3つ突出形成されている。これらカートリッジ接続部25は、第1のインクカートリッジ9の対応するインクパックを接続するためのものであって、それぞれ導出孔26を備えている。各この導出孔26は、連結板20を貫通し、正面22bにそれぞれ凹設された対応する第1溝部27の一端と連通する。
また、連結板20の背面22aには、円筒状の第1弁接続部29が3つ突出形成されている。これら第1弁接続部29は、それぞれ第1連通孔28を備えている。これら第1弁接続部29の第1連通孔28は、連結板20を貫通し、前記正面22bに凹設された対応した第1溝部27の他端とそれぞれ連通する。
さらに、背面22aには、円筒状の第2弁接続部30が3つ突出形成されている。これら第2弁接続部30は、それぞれ第2連通孔31を備えている。この第2連通孔31は、連結板20を貫通し、正面22bにそれぞれ凹設された対応した第2溝部32の一端と連通する。
各第2溝部32の他端には、第3連通孔33がそれぞれ形成されている。各第3連通孔33は連結板20を貫通し、背面22aにそれぞれ凹設された対応した第3溝部34の一端とそれぞれ連通する。各第3溝部34は、図3に示すように、その他端がそれぞれ固着部23まで形成されている。そして、各第3溝部34の他端には、第4連通孔35が形成されている。
各第4連通孔35は、固着部23及び同固着部23と固着されたアーム21を貫通し、アーム21の正面24cに形成したそれぞれ凹設された対応した第4溝部36の一端とそれぞれ連通する。アーム21の正面24cに形成された各第4溝部36は、その基端部24aと先端部24bの間に形成され、各第4溝部36の他端には、第5連通孔37が形成されている。各第5連通孔37は、アーム21を貫通し、背面24dにそれぞれ凹設された対応する第5溝部38の一端と連通する。各第5溝部38の他端は、アーム21を背面24dまで貫通する第6連通孔39が形成されている。第6連通孔39を囲うように、接続部40が背面24dから突出している。図2に示す3個の接続部40は、互い違いに配されている。また、背面24dには、接続部40の高さよりも低く突出する位置決め突起176が配されている。
このように形成された連結板20の正面22bには、図2に示すように、第1及び第2溝部27,32を封止するように第1フィルムF1が溶着されている。また、連結板20の背面22aには、図3に示すように、第3溝部34を封止するように第2フィルムF2が溶着されている。さらに、アーム21の正面24cには、第4溝部36をそれぞれ封止するように第3フィルムF3が溶着されている。さらにまた、アーム21の背面24dには、第5溝部38をそれぞれ封止するように第4フィルムF4が溶着されている。
このフィルムF1からF4は、ガスバリア性を有していて、このように封止することによって、第1フィルムF1と第1溝部27によって第1流路41が形成され、第1フィルムF1と第2溝部32によって第2流路42が形成される。さらに、第2フィルムF2と第3溝部34によって第3流路43が形成され、第3フィルムF3と第4溝部36によって第3流路44が形成される。さらにまた、第4フィルムF4と第4溝部38によって第4流路45が形成される。
また、図4に2点鎖線で示すように、連結板20の背面22aに設けたそれぞれ3個の第1弁接続部29及び第2弁接続部30には、その対応する同士が弁装置15を介して接続されている。弁装置15は、第1のインクカートリッジ9から案内されたインクが第1のインクカートリッジ9側に逆流することを抑制するようになっている。
そして、連結板20の背面22aに設けた3つのカートリッジ接続部25をそれぞれ第1のインクカートリッジ9に収容した対応するインクパックの導出口に接続されるように、連結板20を第1のインクカートリッジ9に連結する。これによって、第1のインクカートリッジ9内のインクパックに貯留されているインクは、第1のインク案内部材10に形成した第1から第5流路41から45を介してカートリッジ側接続部13に供給される。
次に、第2のインクカートリッジ11とカートリッジ側接続部13との間に設けた第2のインク案内部材12の構成について図5から図7に従って説明する。図5は第2のインク案内部材12の正面図である。図6は第2のインク案内部材12の背面図である。また、図7は第2のインク案内部材12の上面図である。
図5に示すように、第2のインク案内部材12は、連結板50及びアーム51を備えている。この連結板50は、四角形の板状に形成されていて、その一辺から図5おける上方向に固着部53が延出形成されている。また、アーム51は、長尺の板状に形成されていて、同アーム51の基端部54aにて、前記固着部53に固着されている。これによって、アーム51の先端部54bは、第2のインク案内部材12をフレーム2内に収容した際(図1参照)に、同フレーム2内の中央部に向けて延出するようになっている。
図6および図7に示すように、前記第2のインク案内部材12のアーム51には、その先端部54b側の側面54eに、円筒状のチューブ接続部100が3つ突出し並設されている。このチューブ接続部100は、第2のインク案内部材12を接続チューブ13に接続させる。このチューブ接続部100は、それぞれ連通孔101を有していて、各連通孔101は、前記第4流路45の各第6連通孔39にそれぞれ連通するようになっている。これによって、本実施形態では、前記第2のインクカートリッジ11内のインクパックに貯留されているインクは、それぞれ前記第1流路41から、前記弁装置15、前記第2〜第5流路42,43,44,45を順に流動した後に、チューブ接続部100に到達するようになっている。
上述した点を除き、第2のインク案内部材12の他の流路の構成は第1のインク案内部材10と同じある。従って、第2のインク案内部材12について、第1のインク案内部材10で使用した符号と同じにして詳細な説明を省略する。
図8は、インク供給部材110の正面図であり、説明のため封止部材140、240を外した状態が示されている。図8に示すように、インク供給部材110は、可撓性を有し、長手方向の両端の間に液体が流れる流路141を有するインク供給チューブ14と、インク供給チューブ14の両端に設けられたカートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220とを備える。カートリッジ側接続部13は、第一のインク案内部材10および第二のインク案内部材12に接続され、これら第一のインク案内部材10および第二のインク案内部材12からのインクをインク供給チューブ14の流路141に案内する。また、キャリッジ側接続部220は、キャリッジ7に接続され、インク供給チューブ14の流路141からのインクをキャリッジ7に設けられた記録ヘッド8に案内する。
図17は、図8におけるインク供給チューブ14をA−A断面で切断した断面図である。インク供給部材110は、第一のインク案内部材10から3種類のインクおよび第二のインク案内部材12から3種類のインクが供給されるのに対応して、6個の流路141を有する。カートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220は、インク供給チューブ14の複数の流路141のそれぞれと連結する同数の流路を有する。これにより、インク供給部材110において、複数種類の液体を一端から他端へ供給することができる。また、インク供給チューブ14は、流路141を形成する中空の内層部142と、この内層部142の融点以下の融点を持ち、カートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220に含まれる材料により内層部142を覆った外層部144とを有する。なお、内層部142および外層部144については図16において詳述する。
図9は、図8のカートリッジ側接続部13を拡大した拡大正面図である。図10は、カートリッジ側接続部13を背面からみた背面図である。図11は、図9におけるカートリッジ側接続部13をB−B断面で切断した断面図である。
図9から図11に示すように、カートリッジ側接続部13は、インク供給チューブ14の端部にアウトサートにより一体に成形された本体部130と、この本体部130の正面132を覆う封止部材140とを有する。カートリッジ側接続部13の本体部130は、一端152においてインク供給チューブ14の流路141と連結し、円弧状に曲がった円弧流路150、円弧流路150の他端154に一端162において連通し、正面132側が開放された溝部160、並びに、溝部160の他端164と第一のインク案内部材10とを連通する3個の外部連通部172および第二のインク案内部材12と連結する3個の外部連通部170を有する。封止部材140は、本体部130の溝部160における正面132を封止する。
カートリッジ側接続部13の外部連通部172は、6個の流路のうちの3個の流路のそれぞれにおいて、溝部160の他端164と連結し、正面132から背面134まで本体部130を貫通する貫通流路180を有する。カートリッジ側接続部13の外部連通部172において、円弧流路150、溝部160、140および貫通流路180が流路を形成する。図10に示すように、外部連通部172の開放端は、幅方向について互い違いに配される。これにより、カートリッジ側接続部13の外部連通部172が第一のインク案内部材10に接続された場合に流路のシールが向上する。
さらにカートリッジ側接続部13の外部連通部170は、6個の流路のうちの他の3個の流路のそれぞれにおいて、溝部160の他端164からインク供給チューブ14が配された面の裏面(図11における右の面)までを連結する連結流路190を有する。カートリッジ側接続部13の外部連通部170において、円弧流路150、溝部160、封止部材140および連結流路190が流路を形成する。また、本体部130の背面134には、位置決め凹部174が設けられる。位置決め凹部174は、第一のインク案内部材10の位置決め突起176と係合することにより、第一のインク案内部材10に対してカートリッジ側接続部13を位置決めする。
図12は、図8のキャリッジ側接続部220を拡大した拡大正面図である。図13は、キャリッジ側接続部220を背面からみた背面図である。図14は、図12におけるキャリッジ側接続部220をC−C断面で切断した断面図である。
図12から図14に示すように、キャリッジ側接続部220もカートリッジ側接続部13と同様に、インク供給チューブ14の端部にアウトサートにより一体に成形された本体部230と、この本体部230の正面232を覆う封止部材240とを有する。キャリッジ側接続部220の本体部230は、一端252においてインク供給チューブ14の流路141と連結し、円弧状に曲がった円弧流路250、円弧流路250の他端254に一端262において連通し、正面232側が開放された溝部260、および、溝部260の他端264とキャリッジ7とを連通する6個の外部連通部270を有する。封止部材240は、溝部260における正面232を封止する。
キャリッジ側接続部220の外部連通部270は、6個の流路のそれぞれにおいて、溝部260の他端264と連結し、正面232から背面234まで本体部230を貫通する貫通流路280を有する。キャリッジ側接続部220の外部連通部270において、円弧流路250、溝部260、封止部材240および貫通流路280が流路を形成する。図13に示すように、外部連通部270の開放端は、幅方向について互い違いに配される。これにより、キャリッジ側接続部220の外部連通部270がキャリッジ7に接続された場合に流路のシールが向上する。
図15は、図14に示すキャリッジ側接続部220がインク供給チューブ14に取り付けられる取付方法を説明するための概略断面図である。なお、本体部230がインク供給チューブ14に取り付けられる取付方法も同様であるので、説明を省略する。
キャリッジ側接続部220をインク供給チューブ14に取り付ける場合に、まず、内層部142および外層部144の二層を有するインク供給チューブ14が押し出しにより成形される。この場合に、外層部144の材質は、内層部142、カートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220の材質に含まれるものであって、その融点が内層部142の融点以下であるものが好ましい。例えば、内層部142、カートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220の少なくとも一方が、可撓性を有するエラストマであって、PP(ポリプロピレン)を含む場合に、外層部144としてポリオレフィン樹脂が用いられる。例えば、ポリオレフィン樹脂の一例として、PPが外層部144に用いられる。また、キャリッジ側接続部220および内層部142の少なくとも一方のエラストマがポリエチレンを含む場合に、外層部144としてポリエチレンが用いられてもよい。
また、金属製のピン300が準備される。ピン300は、図15に示すように、インク供給チューブ14の封止部材140と略同一の断面の先端部310、および、この先端部310から略同一の断面で円弧形状に曲がった円弧部320を有する。図15に示すピン300において、円弧部320の断面積が先端部310の断面積よりも大きい。よって、先端部310が円弧部320により定義される円弧に沿っておらず、円弧部320の先端において直線に伸びていても、先端部310をキャリッジ側接続部220から抜き取ることができる。また、ピン300は、先端部310の先端に案内のための面取りが施されている。このピン300の先端部310が、インク供給チューブ14の一端から流路141内に挿入される。
ピン300の先端部310が挿入されたインク供給チューブ14の端を囲うように、上金型410および下金型420が配置される。図15に示す例において、上金型410および下金型420は、インク供給チューブ14の流路141が並設されている面を分割面として互いに分割可能に組み合わされている。これらが組み合わされた場合に、上金型410および下金型420の内部にキャリッジ側接続部220の外形と同一の空洞が形成される。この場合に、溝部260および貫通流路280を形成すべく下金型420には流路形成型430が設けられている。さらに、例えば、下金型420に凹部を設け、ピン300における先端部310と反対の端が下金型420内に挿入されて、下金型420に対するピン300およびインク供給チューブ14の位置決めがされてもよい。また、図15に示すように、ピン300の先端部310は、上金型410および下金型420との間でインク供給チューブ14を挟む。これにより、上金型410および下金型420と、可撓性を有するインク供給チューブ14との間から樹脂が漏れ出るのを防ぐことができる。
次に、インク供給チューブ14およびピン300が配置された上金型410、下金型420内に、樹脂を充填してキャリッジ側接続部220をアウトサート成形する。この場合に、インク供給チューブ14の外層部144の融点以上で内層部142の融点以下の温度で樹脂をアウトサート成形する。外層部144の融点が内層部142の融点以下であるので、インク供給チューブ14の外層部144が溶解してキャリッジ側接続部220の樹脂と接着するとともに、内層部142が熱により変形することを防ぐことができる。さらに、外層部144の材質は内層部142の材質に含まれるものであるので、内層部142と外層部144との接着性を向上させることができる。
樹脂を充填して冷却した後に、上金型410および下金型420が、平行移動により、図15における実線の矢印の方向に分割されて、キャリッジ側接続部220から取り外される。その後、ピン300が、円弧部320の円弧形状に沿った方向(図15における波線の矢印の方向)にインク供給チューブ14から抜き取られる。これにより、インク供給チューブ14の端を囲うようにキャリッジ側接続部220を成形する場合に、インク供給チューブ14の流路141内に樹脂が入り込むことを防ぎつつ、インク供給チューブ14の流路141に連結する円弧流路250をキャリッジ側接続部220に設けることができる。
キャリッジ側接続部220を上金型410および上金型410から取り出した後に、ピン300を抜き取った側に封止部材240が溶着される。封止部材240が溶着されることにより、ピン300が抜き取られたキャリッジ側接続部220の円弧流路250の他端254およびこれに連結する溝部260が流路として形成される。これにより、アウトサート成形されるキャリッジ側接続部220において自在に流路を設けることができる。
上記取付方法において、インク供給チューブ14の流路141の数と同数のピン300を並列に連結した連結ピンを準備し、この連結ピンのピン300における先端部310をそれぞれインク供給チューブ14の流路141内に挿入してもよい。これにより、複数の流路141を有するインク供給チューブ14の端に、これらの流路141と連結する複数の円弧流路250を有するキャリッジ側接続部220を容易に成形することができる。
図16は、インク供給部材110のカートリッジ側接続部13が第一のインク案内部材10および第二のインク案内部材12に接続された状態を示す上面図である。第一のインク案内部材10の位置決め突起176がカートリッジ側接続部13の位置決め凹部174に嵌め込まれることにより、第一のインク案内部材10とカートリッジ側接続部13とが位置決めされる。この状態で、第一のインク案内部材10の接続部40がカートリッジ側接続部13の背面側から貫通流路180に挿入されて、第一のインク案内部材10の第6連通孔39とカートリッジ側接続部13の流路が連通する。この場合に、3個の排紙トレイ40および貫通流路180の組は互い違いに配されているので、シール性が向上する。さらに、第一のインク案内部材10とカートリッジ側接続部13がベルト96により挟まれて固定される。一方、第二のインク案内部材12のチューブ接続部100が、カートリッジ側接続部13におけるインク供給チューブ14の反対側から連結流路190に挿入される。これにより、第二のインク案内部材12の連通孔101とカートリッジ側接続部13の流路が連通する。これにより、カートリッジ側接続部13における異なる面において、第一のインク案内部材10および第二のインク案内部材12との間でそれぞれインクを流すことができる。
以上、本実施形態の取付方法によれば、インク供給チューブ14の端を囲うようにカートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220を成形する場合に、インク供給チューブ14の流路141内に樹脂が入り込むことを防ぎつつ、インク供給チューブ14の流路141に連結する流路をカートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220に設けることができる。
また、上記取付方法により製造されたインク供給部材110によれば、インク供給チューブ14の流路141からカートリッジ側接続部13、220内において円弧状に滑らかに流路を曲げることができる。よって、インク供給チューブ14の長手方向と直交する方向において第一のインク案内部材10およびキャリッジ7と接続することができてシール性を向上することができると共に、インク供給チューブ14の気泡がカートリッジ側接続部13およびキャリッジ側接続部220の流路内に滞留することを防ぐことができる。
図18は、キャリッジ側接続部220の他の例を、図14と同様にC−C断面で切断した断面図である。図18のキャリッジ側接続部220と同じ構成については同じ参照番号を付し、説明を省略する。
図18に示すように、キャリッジ側接続部220は、インク供給チューブ14の端部にアウトサートにより一体に成形された本体部230と、この本体部230の正面232を覆う封止部材240とを有する。キャリッジ側接続部220の本体部230は、一端252においてインク供給チューブ14の流路141と連結し、正面232側が開放された溝部260、および、溝部260の他端264とキャリッジ7とを連通する6個の外部連通部270を有する。封止部材240は、溝部260における正面232を封止する。すなわち、図18に示すキャリッジ側接続部220は、円弧流路250を有しない点で図14に示すキャリッジ側接続部220と異なる。
キャリッジ側接続部220の外部連通部270は、6個の流路のいくつか、例えば3個において、溝部260と連結し、正面232から背面234まで本体部230を貫通する貫通流路280を有する。この場合に、キャリッジ側接続部220の外部連通部270において、溝部260、封止部材240および貫通流路280が流路を形成する。また、キャリッジ側接続部220の外部連通部271は、6個の流路のいくつか、例えば3個において、溝部260と連結し、端面233を貫通する貫通流路281を有する。この場合にキャリッジ側接続部220の外部連通部271において、溝部260、封止部材240および貫通流路281が流路を形成する。
図19は、図18に示すキャリッジ側接続部220がインク供給チューブ14に取り付けられる取付方法を説明するための概略断面図である。なお、図19において図15と同じ構成については同じ参照番号を付し、説明を省略する。
キャリッジ側接続部220をインク供給チューブ14に取り付ける場合に、まず、内層部142および外層部144の二層を有するインク供給チューブ14が押し出しにより成形される。
また、上金型440、下金型450及びコア370が準備される。コア370は、キャリッジ側接続部220の溝部260の一部を形成するコア本体350、及び、コア本体350から直線的に延伸するピン360を有する。ピン360は略円柱形状を有しており、断面の外径は、インク供給チューブ14の流路141の内径と同じ又は僅かに大きい。コア370が上金型440に設置される場合に、コア370の上面及びインク供給チューブ14が配されるのと反対側の側面が上金型440に当接する。さらにこの場合に、ピン360がインク供給チューブ14の一端から流路141内に挿入される。
図19に示す状態において、上金型440と下金型450とで形成される空間に樹脂が充填されることにより、キャリッジ側接続部220がアウトサート成型される。その後、上金型440及び下金型450が互いに離間されて(図中の上下方向)、キャリッジ側接続部220及びインク供給チューブ14から取り外される。さらに、コア370のピン360がインク供給チューブ14から抜き取られる(図中の左方向)。
以上、本実施形態の取付方法によれば、インク供給チューブ14の端を囲うようにキャリッジ側接続部220を成形する場合に、インク供給チューブ14の流路141内に樹脂が入り込むことを防ぎつつ、インク供給チューブ14の流路141に連結する流路をキャリッジ側接続部220に設けることができる。
本実施形態においては、液体噴射装置の一例としてインクジェット式記録装置1を説明した。しかしながら、本発明の液体噴射装置はこれらに限られない。液体噴射装置の他の例は、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置、および、バイオチップを製造するバイオチップ製造装置である。本発明の液体噴射装置は、産業用途を有するその他の液体噴射装置も含む。また被記録物とは、液体が噴射されることにより記録または印刷が行われる物であり、例えば記録用紙、ディスプレイの電極等の回路パターンが印刷される回路基板、ラベルが印刷されるCD−ROM、DNA回路が印刷されるプレパラートが含まれる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態におけるインクジェット式記録装置1の斜視図である。 図1の収容状態における第1のインク案内部材10の正面図である。 第1のインク案内部材10の背面図である。 第1のインク案内部材10の上面図である。 図1の収容状態における第2のインク案内部材12の正面図である。 第2のインク案内部材12の背面図である。 第2のインク案内部材12の上面図である。 インク供給部材110の正面図である。 図8のカートリッジ側接続部13を拡大した拡大正面図である。 カートリッジ側接続部13を背面からみた背面図である。 図9におけるカートリッジ側接続部13をB−B断面で切断した断面図である。 図8のキャリッジ側接続部220を拡大した拡大正面図である。 キャリッジ側接続部220を背面からみた背面図である。 図12におけるキャリッジ側接続部220をC−C断面で切断した断面図である。 図14に示すキャリッジ側接続部220がインク供給チューブ14に取り付けられる取付方法を説明するための概略断面図である。 インク供給部材110のカートリッジ側接続部13が第一のインク案内部材10および第二のインク案内部材12に接続された状態を示す上面図である。 図8におけるインク供給チューブ14をA−A断面で切断した断面図である。 キャリッジ側接続部220の他の例をC−C断面で切断した断面図である。 図18に示すキャリッジ側接続部220がインク供給チューブ14に取り付けられる取付方法を説明するための概略断面図である。
符号の説明
1 インクジェット式記録装置、2 フレーム、3 給紙トレイ、4 排紙トレイ、5 プラテン、6 ガイド部材、7 キャリッジ、8 記録ヘッド、9 第一のインクカートリッジ、10 第一のインク案内部材、11 第二のインクカートリッジ、12 第二のインク案内部材、20 連結板、21 アーム、22a 背面、22b 正面、23 固着部、24a 基端部、24b 先端部、24c 正面、24d 背面、25 カートリッジ接続部、26 導出孔、27 第1溝部、28 第1連通孔、29 第1弁接続部、30 第2弁接続部、31 第2連通孔、32 第2溝部、33 第3連通孔、34 第3溝部、35 第4連通孔、36 第4溝部、37 第5連通孔、38 第5溝部、39 第6連通孔、41 第1流路、42 第2流路、43 第3流路、44 第3流路、45 第4流路、50 連結板、51 アーム、53 固着部、54a 基端部、54b 先端部、100 チューブ接続部、101 連通孔、110 インク供給部材、14 インク供給チューブ、141 流路、142 内層部、144 外層部、13 カートリッジ側接続部、130 本体部、132 正面、134 背面、140 封止部材、150 円弧流路、152 一端、154 他端、160 溝部、162 一端、164 他端、170 外部連通部、172 外部連通部、174 位置決め凹部、176 位置決め突起、180 貫通流路、190 連結流路、220 キャリッジ側接続部、230 本体部、232 正面、234 背面、240 封止部材、250 円弧流路、252 一端、254 他端、260 溝部、262 一端、264 他端、270 外部連通部、271 外部連通部、274 位置決め凹部、280 貫通流路、281 貫通流路、300 ピン、310 先端部、320 円弧部、350 コア本体、360 ピン、370 コア、410 上金型、420 下金型、430 流路形成型、440 上金型、450 下金型

Claims (6)

  1. 可撓性を有し、長手方向の両端の間に液体が流れる可撓性流路を有する液体供給チューブと、
    前記液体供給チューブと一体で成形され、前記液体供給チューブの前記両端のうち少なくとも一方に連結されて一面が開放された溝部を有する本体部と、
    前記溝部における前記開放された一面を封止する封止部材と
    を有し、
    前記本体部、前記溝部および前記封止部材が本体流路を形成する液体供給部材。
  2. 前記液体供給チューブは、前記可撓性流路を複数有し、
    前記本体部は、前記可撓性流路のそれぞれと連結する、前記可撓性流路と同数の前記本体流路を有する
    請求項に記載の液体供給部材。
  3. 前記本体部は、
    複数の前記本体流路のうちの少なくとも一つの前記本体流路において、前記溝部の一端と連結し、前記溝部における前記開放された一面の裏面まで前記本体部を貫通する貫通流路を含み、
    複数の前記本体流路のうちの他の前記本体流路において、前記溝部の前記一端から前記液体供給チューブが配された面の裏面までを連結する連結流路を含む
    外部連通部を更に備える請求項に記載の液体供給部材。
  4. 前記液体供給チューブは、前記可撓性流路を形成する中空の内層部と、前記内層部の融点以下の融点を持ち、前記本体部に含まれる材料により前記内層部を覆った外層部とを有する請求項から請求項までのいずれか一項に記載の液体供給部材。
  5. 前記本体部は、円弧状に曲がって前記液体供給チューブと前記溝部とを連結する円弧流路を更に有することを特徴とする請求項から請求項までのいずれか一項に記載の液体供給部材。
  6. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体を貯留する液体貯留手段と、
    可撓性を有し、前記液体貯留手段から前記液体噴射ヘッドへ前記液体を供給する、請求項から請求項5のいずれか一項に記載の液体供給部材と、
    を備えることを特徴とする液体噴射装置。
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