JP7362701B2 - インクタンク、液体収容体、液体吐出装置 - Google Patents

インクタンク、液体収容体、液体吐出装置 Download PDF

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Description

本開示は、インクタンク、液体収容体、液体吐出装置に関する。
特許文献1には、インク供給タンクの形状を工夫することで、短時間でインクを充填することができる技術が開示されている。
また、従来、インクタンク内にインクを充填する手法として、インクカートリッジ(以下、「液体収容体」とも呼ぶ。)をインクタンクに接続し、これらの双方を大気開放する手法がある。係る手法によれば、インクの水頭差を利用して簡単にインクを充填することができる。
特開2019-177550号公報
しかしながら、特許文献1の充填手法では、液体収容体をインクタンクに装着する際、インクタンクが備えるジョイントピンに泡が入ってしまうと、それ以上、インクを充填することができなくなることがあった。
ジョイントピンに泡が入ること(以下、「泡詰まり」と呼ぶ。)を抑制するために、ジョイントピンを太くすることが考えられる。しかしながら、ジョイントピンを太くする場合、液体収容体を取り外す際にインクがジョイントピンから漏れてしまう可能性がある。
係る問題を解決すべく本開示に係る技術は、液体収容体をインクタンクに装着する際の泡詰まりを抑制することを目的とする。
係る課題を解決すべく本開示は、インクタンクであって、液体収容体が備えるジョイント穴に挿入するためのジョイントピンと、前記ジョイント穴と前記ジョイントピンとを介して供給されたインクを内部に貯留する貯留部と、前記貯留部の内側において移動可能な可動部と、を備え、前記液体収容体が備える突起部が前記可動部に形成された凹部に接触しながら挿入されるに従って、前記可動部が第1位置から前記第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する、ことを特徴とする。
本開示によれば、液体収容体をインクタンクに装着する際の泡詰まりを抑制することができる。
液体吐出装置の模式的な斜視図。 液体収容体の模式的な斜視図。 インクタンクの模式図。 液体収容体をインクタンクに装着する工程の一連の流れを示した概略図。 液体収容体及びインクタンクを示す概略図。 液体収容体及びインクタンクを示す概略図。 液体収容体及びインクタンクを示す概略図。 液体収容体及びインクタンクを示す概略図。
以下、本開示に係る技術を実施するための形態について図面を用いて説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
また、以下に説明する実施形態は、本開示に係る技術を適用した一実施例であるから、技術的に好ましい様々な限定が付されている。しかしながら、本開示の技術的思想に沿うものであれば、本開示に係る技術は、本明細書における実施形態やその他の具体的方法に限定されない。尚、以下の説明では、同一の機能を有する構成には図面中同一の符号を付与し、重複する部分についての説明は省略する。
また、明細書では、以下に説明する液体吐出装置1が吐出面する液体の例として、インク(染料系インク、顔料インク等)を想定して説明するが、液体の例はインクに限られない。
<実施形態1>
≪ディメンションについて≫
まず、各図面で用いるディメンションについて説明する。以下の説明では、図中のディメンションについて、図1に示した液体収容体20各々の幅方向(つまり、短手方向)をX方向と呼ぶ。そして、液体収容体20各々の長さ方向(つまり、長手方向)をY方向と呼ぶ。そして、液体収容体20各々の高さ方向をZ方向と呼ぶ。また、液体収容体20をインクタンク30に装着する際、液体収容体20が備える突起部204(図2参照)をインクタンク30が備える凹部303(図3参照)に挿入する必要があるが、その挿入方向を+Y方向と呼ぶ。反対に、液体収容体20をインクタンク30から取り外す際、液体収容体20が突起部204をインクタンク30が備える凹部303から引き抜く必要があるが、その引き抜く方向を-Y方向と呼ぶ。また、上述の挿入方向を基準として、右側を+X方向と呼ぶ。反対に、上述の挿入方向を基準として、左側を-X方向と呼ぶ。また、高さ方向における反重力方向を+Z方向と呼ぶ。反対に、高さ方向における重力方向を-Z方向と呼ぶ。以上が、ディメンションについての説明である。
≪液体吐出装置1について≫
本実施形態に係る液体吐出装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る液体吐出装置1の模式的な斜視図である。図1に示す様に、液体吐出装置1は、吐出ヘッド10と、キャリッジ11と、液体収容体20と、液体収容体20を装着可能なインクタンク30と、ガイドレール40と、搬送ローラ50と、チューブ60と、を備える。尚、液体収容体20は、インクタンク30に対して着脱自在である。
液体吐出装置1は、吐出ヘッド10の往復移動(主走査)と、記録媒体Sとしての記録シートにおける所定ピッチごとの搬送(副走査)と、を繰り返す。これらの動きと同期させながら吐出ヘッド10から選択的に複数色ある液体を吐出させ、記録媒体Sに着弾させることで、文字、記号、画像等が形成される。液体吐出装置1の例として、例えば、インクジェットプリンター等が挙げられる。尚、記録媒体Sは、インク滴を着弾させて画像を形成できればよい。記録媒体Sの例として、例えば、紙、布、光ディスクラベル面、プラスチックシート、OHPシート及び封筒等の種々の材質及び形態の記録媒体Sを使用することができる。
吐出ヘッド10は、2本のガイドレール40に摺動自在に支持され、モータ等の駆動手段(不図示)によりガイドレール40に沿って一直線上を往復移動するキャリッジ11に搭載されている。そして、吐出ヘッド10には、記録素子部(不図示)が搭載されている。記録素子部には、インクを吐出させる吐出エネルギー発生素子として、電気熱変換素子(ヒーター)又はピエゾ素子等が複数配列されている。吐出エネルギー発生素子は、液体供給路としてのチューブ60を通して供給されたインクを液体吐出部から吐出させる。勿論、この際、インクがチューブ60以外の液体供給路を流れることもある。インクを吐出させる構成の例として、例えば、吐出エネルギー発生素子として電気熱変換素子を用いて、ヒーターを発熱させることによりインクを発泡させ、この発泡エネルギーを利用して液体吐出部からインクを吐出させる例が挙げられる。
吐出ヘッド10の液体吐出部から吐出されたインクが着弾する記録媒体Sとしての記録シートは、搬送手段である搬送ローラ50により、吐出ヘッド10の液体吐出面に対面し、キャリッジ11の移動方向と交差する方向に搬送される。吐出ヘッド10は、複数の液体吐出部として、それぞれ異なる色のインクを吐出するための複数のノズル列を有する。
吐出ヘッド10から吐出されるインクの色に対応して、インクを供給するための液体供給部材を有する複数の独立した液体収容体20が、インクタンク30に装着される。また、吐出ヘッド10のキャリッジ11への搭載の形態としては、簡易に着脱が可能な構成であってもよく、固定配置された構成であってもよい。
インクタンク30と、吐出ヘッド10とは、各インクタンク30に貯留されているインクの色に対応した複数のチューブ60によって接続されている。液体収容体20をインクタンク30に装着することで、液体収容体20内に収容された各色の液体を、吐出ヘッド10の各ノズル列に独立して供給することができる。吐出ヘッド10の往復移動範囲内で、且つ、記録用シートの通過範囲外の領域である非記録領域には、回復ユニットが、吐出ヘッド10の液体吐出面と対面するように配置されている。
回復ユニットは、吐出ヘッド10の液体吐出面をキャッピングするためのキャップ部、液体吐出面をキャッピングした状態で強制的にインクを吸引するための吸引機構、及び液体吐出面の汚れを払拭するためのクリーニングブレード等を有する。上述の吸引機構が行うインクの吸引は、この液体吐出装置1の記録動作に先立って、この回復ユニットによって行われる。これにより、この液体吐出装置1を長時間放置した後に動作させた場合でも、回復ユニットにより回復処理が行われることで、吐出ヘッド10の液体吐出部内における残留気泡及び吐出口近傍の増粘したインク又はこれらのうち一方を除去できる。これにより、吐出ヘッド10の吐出特性が維持される。以上のように、液体吐出装置1は、液体収容体20から供給されたインクを吐出する機能を有する。
≪液体収容体20について≫
次に、本実施形態に係る液体収容体20について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る液体収容体20の模式的な斜視図である。図2(a)は、上述の液体吐出装置1で使用可能な液体収容体20の一例である。図2(b)は、図2(a)に係る液体収容体20に収容されている液体よりも使用頻度が高い液体が収容されている液体収容体20の一例である。図2(a)に係る液体収容体20と、図2(b)に係る液体収容体20と、は幅(液体の収容量)が異なる以外は基本構成が同じである。従って、以下では、図2(a)に係る液体収容体20を中心に説明する。液体収容体20において、X方向側に位置する面を「側面」と呼ぶ。また、+Y方向側に位置する面を「前面」と呼び、-Y方向側に位置する面を「背面」と呼ぶ。また、+Z方向側に位置する面を「天面」と呼び、-Z方向側に位置する面を「底面」と呼ぶ。
図2(a)に示す様に、液体収容体20は、液体を収容する液体収容部201と、液体収容部201の上方に位置する天井部202と、を備える。更に、液体収容体20は、液体収容部201の前面側に形成されたジョイント穴203と、天井部202の前面側に形成された突起部204と、を備える。液体収容体20は、液体収容部201の内部に、第1位置から第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する可動部302(図3参照)を備えるインクタンク30に供給するためのインクを収容している。尚、インクタンク30が備える構成の詳細については、図3を用いて後述する。また、液体収容部201の反重力方向側(つまり、+Z方向側)には、天井部202が備えられている。天井部202は、液体収容部201と、別部材にして、液体収容部201に天井部202を接合してもよい。或いは、液体収容部201と、天井部202と、を一体成型して、液体収容部201と、天井部202と、の境界が無くなるように形成してもよい。
また、液体収容部201におけるインクタンク30が備えるジョイントピン308と対向する面(つまり、液体収容体20の前面側)には、ジョイント穴203が形成されている。ジョイント穴203には、インク漏れ抑制手段(不図示)が備えられており、液体収容部201内に収容されたインクが漏れないように構成されている。インク漏れ抑制手段の例として、切れ込みの入ったゴム膜が挙げられる。例えば、上述の切れ込みに、後述するインクタンク30が備えるジョイントピン308を挿入すると、ジョイントピン308がゴム膜を押しのけて開口し、ジョイントピン308を引き抜くとゴムの弾性力で開口が閉じられる。これにより、液体収容部201内のインクが漏れることを抑制することができる。また、インク漏れ抑制手段の他の例として、付勢手段(バネ等)を用いる例が挙げられる。この例によれば、ジョイントピン308が挿入されたときには、バネを縮ませてジョイント穴203を開口させ、ジョイントピン308が挿入されていないときは、バネの力を用いてジョイント穴203を封止しておくことができる。このような手法によっても、液体収容部201内のインクが漏れることを抑制することができる。
また、液体収容体20におけるインクタンク30との対向面には、インクタンク30が備える可動部302に形成された凹部303に向けて突出した突起部204が備えられている。つまり、突起部204は、液体収容体20をインクタンク30に装着する際における挿入方向に突出して延在している。また、本実施形態に係る突起部204は、液体収容体20の天面(つまり、天井部202の天面)から凹部303へ向かって傾斜する斜面を備えている。つまり、本実施形態に係る突起部204に形成された斜面は、挿入方向、且つ、重力方向(つまり、下方)に延在している。インクタンク30が備える可動部302において、液体収容体20が備える突起部204に対向する面(つまり、-Y方向側の面)には、凹部303が形成されている。凹部303における突起部204との接触面は、第1位置から第2位置とは反対に向かう方向(本実施形態に係る例では、重力方向)にかけて奥行きが深くなるように形成されている。更に、本実施形態に係る凹部303が備える突起部204との接触面は、突起部204の斜面と平行に形成されている。
これにより、液体収容体20をインクタンク30に装着する際、当該斜面を凹部303において突起部204と平行に形成された面に擦り合わせながら、突起部204を凹部303に挿入することで、可動部302を押し上げることができる。そして、突起部204の長さ(Y方向の長さ)は、インクタンク30が備えるジョイントピン308の長さ(Y方向の長さ)よりも短い方が好ましい。尚、理由については、図4を用いて後述する。
≪インクタンク30について≫
続いて、本実施形態に係るインクタンク30について説明する。図3は、本実施形態に係るインクタンク30の模式図である。図3(a)は、本実施形態に係るインクタンク30の模式的な斜視図を示す。図3(b)は、図3(a)におけるIII(b)-III(b)線の模式的な断面図を示す。
図3に示す様に、インクタンク30は、貯留部301と、可動部302と、凹部303と、制限部304と、保持部305と、固定部306と、土台部307と、中空形状のジョイントピン308と、を備える。貯留部301は、液体収容体20からジョイントピン308を介して供給されたインクを内部に貯留する。貯留部301の内部に一時的に貯留されたインクは、その後、上述した吐出ヘッド10に供給される。また、可動部302は、貯留部301の内側に配置され、貯留部301の内側において反重力方向及び重力方向(つまり、Z方向)に移動可能である。貯留部301と、可動部302と、はシリンジ状に形成されている。これにより、可動部302が反重力方向(つまり、+Z方向)に移動すると、インクタンク30の容積は増える。即ち、可動部302が反重力方向(つまり、+Z方向)に移動すると、移動前の状態に比べてインクタンク30の内部は負圧となる。
反対に、可動部302が重力方向(つまり、-Z方向)に移動すると、インクタンク30の容積は減る。即ち、可動部302が、後述の第1位置(初期位置)に戻ると、インクタンク30の内部における圧力は元の圧力に戻る。そして、可動部302において、液体収容体20が備える突起部204に対向する面(つまり、-Y方向側の面)には、凹部303が形成されている。更に、凹部303における突起部204との接触面は、重力方向(つまり、―Z方向)にかけて奥行きが深くなるように形成されている。このため、可動部302は、液体収容体20が備える突起部204が可動部302に形成された凹部303に接触しながら挿入されるに従って、可動部302が第1位置から前記第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する。つまり、可動部302は、凹部303に突起部204が挿入されるに従って、初期位置(図4(a)参照)から初期位置よりも高い位置(図4(d)及び図4(e)参照)に移動する。そして、凹部303における縦方向の長さ(つまり、Z方向の長さ)は、上述の初期位置において凹部303の一部が露出するように形成されている。
また、図3(b)に示す様に、貯留部301の周壁内部には、可動部302が第1位置から第2位置とは反対の方向に移動すること(つまり、可動部302が重力方向に移動すること)を制限するための制限部304が形成されている。具体的には、可動部302が重力方向へ移動する際、可動部302の底面が制限部304の上面にぶつかって、それ以上、可動部302が重力方向側に移動しないように止めている。
これにより、液体収容体20と交換する際、可動部302が重力方向へ移動して、インクタンク30の容積が最も小さくなった場合であっても、制限部304は、凹部303の一部を露出させて停止させることができる。従って、次の液体収容体20をインクタンク30に装着するときにも、凹部303の一部が露出しているので、液体収容体20が備える突起部204を凹部303に挿入することができる。尚、制限部304は、貯留部301と一体成型されていてもよいし、貯留部301の枠部分を作成した後、貯留部301の内面に接合することによって形成されてもよい。制限部304と、貯留部301と、を接合する手法としては、接着剤を用いて接着する、熱溶着するといった手法を用いることができる。
また、保持部305は、液体収容体20をインクタンク30側にスライドさせて装着する際、液体収容部201の側面を挟んで保持する。つまり、液体収容部201の側面が保持部305に保持されることにより、液体収容体20は起立した状態でインクタンク30側にスライドさせることができる。そして、液体収容体20をインクタンク30に装着した後においても、液体収容体20を側面から固定することができる。また、液体収容体20をインクタンク30側にスライドさせると、インクタンク30が備えるジョイントピン308が、液体収容体20が備えるジョイント穴203に挿入される。また、上述の通り、ジョイントピン308の長さ(Y方向の長さ)は、突起部204の長さ(Y方向の長さ)よりも長い方が好ましい。なぜならば、突起部204を可動部302に形成された凹部303に挿入させるよりも先に、ジョイントピン308をジョイント穴203に挿入させた方が、泡詰まりを抑制できるからである。以下、理由を詳述する。仮に、ジョイントピン308をジョイント穴203に挿入するよりも先に突起部204を凹部303にさせてしまうと、液体収容部201内のインクは、既に可動部302が押し上げられて負圧となったインクタンク30内に供給されることとなる。これでは、インクタンク30内を負圧にしてインクを液体収容体20から吸収する吸引力を発生させても効果が薄い。
これに対して、先にジョイントピン308をジョイント穴203に挿入させれば、中空形状のジョイントピン308内をインクで満たしてから、可動部302を押し上げて吸引力を発生させることができる。つまり、ジョイントピン308内がインクで満ちた後に、突起部204が凹部303に挿入されて、可動部302が押し上げられて吸引力が発生するので、ジョイントピン308内に空気が入りづらく、ジョイントピン308内で泡詰まりが発生しづらい。即ち、ジョイントピン308の長さが、突起部204の長さよりも長い方が、泡詰まりを抑制することができる。ジョイントピン308がジョイント穴203に挿入され、液体吐出装置1が備えるポンプ機構(不図示)が作動すると、液体収容部201の内部に収容されているインクが、ジョイントピン308を介して貯留部301内に供給される。
また、液体収容体20をインクタンク30に装着する際、土台部307は、液体収容体20を載置する土台として機能する。そして、本実施形態に係る土台部307は、インクタンク30が備えるジョイントピン308が、液体収容体20が備えるジョイント穴203に挿入された後における液体収容体20の移動を制限して固定する固定部306を備える。つまり、固定部306は、インクタンク30に装着された液体収容体20の後退(つまり、-Y方向側への移動)を抑制して、液体収容体20を固定する機能を有する。本実施形態において、固定部306は、板部材306aと、板部材306aを反重力方向に付勢する付勢手段306bと、を備えている。液体収容体20を土台部307に載置する際、板部材306aの上から(つまり、+Z方向から)液体収容体20を土台部307に載置することで、土台部307の溝部に収納された付勢手段306bが縮み、板部材306aを当該溝部に押し込むことができる。土台部307上において液体収容体20をインクタンク30側にスライドさせると、板部材306aは、付勢手段306bによって付勢されて反重力方向に移動して(つまり、上述の溝部から飛び出して)液体収容体20を後方側から固定する。
これにより、液体収容体20をインクタンク30に装着する際、液体収容体20の両側面及び後方側から固定することができる。従って、可動部302が自身の重み等によって意図せず落下してしまう可能性を低くすることができる。つまり、液体収容体20の後退が固定部306によって抑制されているので、インクタンク30内のインクが液体収容体20へ逆流する可能性、液体収容体20が意図しないタイミングで押し出されて外れる可能性等も低くすることができる。
≪可動部302の押し上げについて≫
続いて、本実施形態に係る可動部302の押し上げについて説明する。図4は、本実施形態に係る可動部302が押し上げられる一連の様子を示した概略図である。以下、液体収容体20がインクタンク30に装着される際に、インクタンク30が備える可動部302を押し上げられる様子をステップごとに図面を参照して説明する。
ステップ1において、図4(a)に示す様に、液体収容体20の底面部を用いて、固定部306が備える板部材306aを押し下げる。これにより、固定部306が備える付勢手段306bが縮み、板部材306aは、土台部307に形成された溝部内に押し込まれる。
ステップ2において、図4(b)に示す様に、液体収容体20をインクタンク30側に向けてスライドさせると、ジョイントピン308がジョイント穴203に挿入される。
ステップ3において、図4(c)に示す様に、更にジョイントピン308がジョイント穴203に挿入されると、ジョイントピン308の内部にインクが満ちる。そして、更に液体収容体20をインクタンク30側に向けてスライドさせると、突起部204の先端部が、凹部303における開口部の上端部に接触する。
ステップ4において、図4(d)に示す様に、突起部204を凹部303に押し込むと、可動部302が押し上げられて、可動部302は、第1位置(初期位置)から第2位置(初期位置よりも高い位置)へ移動する。これにより、インクタンク30の容積が大きくなり、液体収容体20からインクタンク30内へインクを引き込む方向に吸引力が発生し、泡詰まりを抑制することができる。
ステップ5において、図4(e)に示す様に、突起部204が凹部303に完全に挿入されると、ステップ1で縮んでいた付勢手段306bが伸び、板部材306aを押し上げ、板部材306aの位置が元の位置に戻り、液体収容体20が固定される。これにより、仮に、可動部302が重かったとしても、可動部302の重みによって、凹部303の斜面部が突起部204の斜面部を押し下げて、液体収容体20が押し戻されて後退してしまうことを抑制することができる。
≪まとめ≫
以上、説明した様に、本実施形態に係るインクタンク30によれば、液体収容体20を装着する際に突起部204が凹部303に挿入される力を利用して可動部302を押し上げて、容積を増やすことができる。これにより、インクタンク30内が負圧となって、液体収容体20内からジョイントピン308を介して貯留部301内に充填されるインクを吸引する吸引力が発生する。従って、ジョイントピン308の挿入時に泡が発生したとしても、泡はインクとともに吸引される。このため、ジョイントピン308内に泡が残留することを抑制することができるので、泡詰まりが抑制できる。よって、本実施形態に係るインクタンク30によれば、液体収容体20をインクタンク30に装着する際の泡詰まりを抑制することができる。
<実施形態2>
本実施形態では、液体収容体20内の液体と、インクタンク30内の液体と、の水頭差を一定にすることを目的とする。実施形態1では、液体収容体20及びインクタンク30が大気連通することはなかったが、本実施形態では液体収容体20及びインクタンク30が大気連通する点が、実施形態1とは異なる。以下、図5を参照して、本実施形態について説明する。以下の説明において、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図5は、本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30を示す概略図である。図5(a)に示す様に、本実施形態に係るインクタンク30の可動部302において、最も+Y方向側に位置する面(以下、「インクタンク30の背面」と呼ぶ。)の下方側(つまり、-Z方向側)には、大気連通口としてのスリット309が形成されている。つまり、可動部302には、可動部302が移動可能な範囲において最も高い位置に位置するときには大気連通し、且つ、可動部302が移動可能な範囲において最も高い位置に位置しないときには大気連通しない、スリット309が形成されている。図5(b)は、実施形態1のステップ1に対応する図である。
図5(b)に示す様に、インクタンク30には、上述のスリット309が形成されている。本実施形態に係る液体収容体20背面側の上部(つまり、+Z方向側)には、大気連通口としての開口部205が形成されている。開口部205は、液体収容部201内のインク漏れを抑制するインク漏れ抑制手段を備えていてもよい。インク漏れ抑制手段の例として、空気は通すがインクは通さない気液交換膜等が挙げられる。他の例として、液体収容体20をインクタンク30に装着する際には、テープを用いて開口部205を封止し、液体吐出装置1の使用時にはテープを剥がして大気連通させるといった例が挙げられる。
図5(c)は、実施形態1のステップ4に対応する図である。本実施形態においても、凹部303に突起部204が挿入されるに従って、可動部302が押し上げられる。本ステップでは、実施形態1と同様に可動部302は押し上げられても、まだ、最も高い位置に位置しない。このため、スリット309の開口部は、貯留部301の周壁によって、まだ、塞がれたままである。
図5(d)は、実施形態1のステップ5に対応する図である。図5(d)に示す様に、スリット309の長さは、液体収容体20の突起部204がインクタンク30の凹部303に完全に挿入された時に、貯留部301の背面部からスリット309の上部が一部露出するように形成されている。
本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30の構成によれば、ステップ1~4の時点では、液体収容体20及びインクタンク30において、大気連通しないが、ステップ5の時点では、大気が連通する。本実施形態では、ステップ5において、液体収容体20の内部と、インクタンク30の内部と、の両方が大気連通した状態となる。このため、液体収容部201に収容されているインクと、インクタンク30の貯留部301に収容されているインクと、の水頭差が揃うようにインクが移動する。つまり、液体収容体20内のインクと、インクタンク30内のインクと、の水頭差が一定になる。
本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30によれば、泡詰まりの抑制効果を損なわずに、インクタンク30の可動部302の可動範囲に関わらず、インクタンク30内に液体を十分に満たすことができる。
<実施形態3>
本実施形態では、ユーザーが、液体収容体20をインクタンク30に正しく装着できるようにすることを目的とする。実施形態1では、各インクタンク30の凹部303の個別の形状については特に言及していなかった。仮に、各インクタンク30が備える凹部303の形状を全て同一にした場合、問題が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態に係る各インクタンク30が備える各可動部302には、装着される液体収容体20が備える突起部204に対応する凹部303が形成されている。以下、図6を参照して、本実施形態について説明する。以下の説明において、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図6は、本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30を示す概略図である。図6(a)に示す様に、インクタンク30は、実施形態1と同様に、4つ備えられる。本実施形態では、各インクタンク30を図中左から順に、第1インクタンク30a、第2インクタンク30b、第4インクタンク30dと呼ぶ。尚、図6(a)では、説明の便宜上、液体収容体20を図示することなく、可動部302が押し上げられた状態の様子を示しているが、可動部302の第1位置(初期位置)を示しているわけではない。
本実施形態に係る第1インクタンク30aは、後述の第1ジョイント穴203aに挿入する第1ジョイントピン308aと、第1可動部332aと、を備えている。更に、第1可動部332aには、後述の第1突起部234aが挿入される第1凹部333aが形成されている。第1凹部333aは、最も-Y方向側に位置する面(以下、「インクタンク30の前面」と呼ぶ。)の下部において図面の左側(つまり、-Z方向側、且つ、-X方向側)に形成されている。第1凹部333aは、実施形態1と同様に長方形の開口部を有しており、当該開口部の上端から下端にかけて、奥行き方向に延在する、本実施形態に係る第1液体収容体20aが備える第1突起部234aの斜面と接触する接触面を有している。本実施形態において、第1凹部333aが形成されている個数は1つである。
本実施形態に係る第2インクタンク30bは、後述の第2ジョイント穴203bに挿入する第2ジョイントピン308bと、第2可動部332bと、を備えている。更に、第2可動部332bには、後述の第2突起部234bが挿入される第2凹部333bが形成されている。第2凹部333bは、第2インクタンク30bの前面側の下部、且つ、幅方向(X方向)を基準として中央に形成されている。第2凹部333bも、実施形態1と同様に長方形の開口部を有しており、当該開口部の上端から下端にかけて、奥行き方向に延在する、本実施形態に係る第2液体収容体20bが備える第2突起部234bの斜面と接触する接触面を有している。本実施形態において、第2凹部333bが形成されている個数は1つである。
本実施形態に係る第3インクタンク30cは、後述の第3ジョイント穴203cに挿入する第3ジョイントピン308cと、第3可動部332cと、を備えている。更に、第3可動部332cには、後述の第3突起部234cが挿入される第3凹部333cが形成されている。第3凹部333cは、第3インクタンク30cの前面側の下部、且つ、幅方向(X方向)を基準として右側(つまり、+X方向側)に形成されている。第3凹部333cも、実施形態1と同様に長方形の開口部を有しており、当該開口部の上端から下端にかけて、奥行き方向に延在する、本実施形態に係る第3液体収容体20cが備える第3突起部234cの斜面と接触する接触面を有している。本実施形態において、第3凹部333cが形成されている個数は1つである。
本実施形態に係る第4インクタンク30dは、後述の第4ジョイント穴203dに挿入する第4ジョイントピン308dと、第4可動部332dと、を備えている。更に、第4可動部332dには、後述の第4突起部234dが挿入される第4凹部333dと、後述の第5突起部234eが挿入される第5凹部333eと、が形成されている。第4凹部333dは、第4インクタンク30dの前面側の下部、且つ、幅方向(X方向)を基準として中央よりも左側(つまり、-X方向側)に形成されている。第5凹部333eは、第4インクタンク30dの前面側の下部、且つ、幅方向(X方向)を基準として中央よりも右側(つまり、+X方向側)に形成されている。第4凹部333dも、実施形態1と同様に長方形の開口部を有しており、当該開口部の上端から下端にかけて、奥行き方向に延在する、本実施形態に係る第4液体収容体20dが備える第4突起部234dの斜面と接触する接触面を有している。第5凹部333eも、実施形態1と同様に長方形の開口部を有しており、当該開口部の上端から下端にかけて、奥行き方向に延在する、本実施形態に係る第5液体収容体20eが備える第5突起部234eの斜面と接触する接触面を有している。本実施形態において、第4可動部332d前面側には、2つの凹部303(つまり、第4凹部333d及び第5凹部333e)が形成されている。
図6(b)に示す様に、本実施形態においても実施形態1と同様に、液体収容体20は、4つ備えられる。本実施形態では、液体収容体20のそれぞれを図中左から順に、第1液体収容体20a、第2液体収容体20b、第3液体収容体20c、第4液体収容体20dと呼ぶ。
第1液体収容体20aは、上述の第1ジョイントピン308aが挿入される第1ジョイント穴203aと、第1天井部232aと、を備えている。更に、第1天井部232aの前面側において図中左側(つまり、-X方向側)には、上述の第1凹部333aに挿入するための第1突起部234aが形成されている。つまり、第1液体収容体20aは、第1凹部333aの形成位置、形状、及び、個数に対応する第1突起部234aを備えている。
第2液体収容体20bは、上述の第2ジョイントピン308bが挿入される第2ジョイント穴203bと、第2天井部232bと、を備えている。更に、第2天井部232bの前面側において、幅方向(つまり、X方向)を基準として図中中央には、上述の第2凹部333bに挿入するための第2突起部234bが形成されている。つまり、第2液体収容体20bは、第2凹部333bの形成位置、形状、及び、個数に対応する第2突起部234bを備えている。
第3液体収容体20cは、上述の第3ジョイントピン308cが挿入される第3ジョイント穴203cと、第3天井部232cと、を備えている。更に、第3天井部232cの前面側において、幅方向を基準として図中右側(つまり、+X方向側)には、上述の第3凹部333cに挿入するための第3突起部234cが形成されている。つまり、第3液体収容体20cは、第3凹部333cの形成位置、形状、及び、個数に対応する第3突起部234cを備えている。
第4液体収容体20dは、上述の第4ジョイントピン308dが挿入される第4ジョイント穴203dと、第4天井部232dと、を備えている。更に、第4天井部232dの前面側において、幅方向を基準として図中中央より左側(つまり、-X方向側)には、上述の第4凹部333dに挿入するための第4突起部234dが形成されている。また、第4天井部232dの前面側において、幅方向を基準として図中中央より右側(つまり、+X方向側)には、上述の第5凹部333eに挿入するための第5突起部234eが形成されている。つまり、第4液体収容体20dは、第4凹部333d及び第5凹部333eの形成位置、形状に対応する第4突起部234d及び第5突起部234eを備える。また、第4液体収容体20dは、第4突起部234d及び第5突起部234eを備えているので2つの突起部204を備える。つまり、本実施形態に係る第4インクタンク30dは、第4凹部333d及び第5凹部333eの2つの凹部303を備えているので、第4液体収容体20dは、第4インクタンク30dの凹部303の個数に対応する個数の凹部303を備える。
以下、本実施形態に係る各液体収容体20を各インクタンク30に装着する場合の例について、説明する。まず、第1液体収容体20aを第1インクタンク30aに装着する場合について説明する。
第1液体収容体20aを第1インクタンク30aに装着する際、第1突起部234aを第1凹部333aに挿入する。上述の通り、第1突起部234aの形成位置は、第1凹部333aの形成位置に対応している。また、第1突起部234aの形状は、第1凹部333aの形状に対応している。また、第1液体収容体20aが備える突起部204の個数は、第1インクタンク30aが備える凹部303の個数に対応している。従って、第1突起部234aと、第1凹部333aと、の形成位置及び形状と、がそれぞれ対応し、第1液体収容体20aが備える突起部204の個数と、第1インクタンク30aが備える凹部303の個数と、がそれぞれ対応する。これにより、ユーザーは、第1液体収容体20aを第1インクタンク30aに正しく装着することができる。
また、仮に、ユーザーが、第1インクタンク30aに、第2液体収容体20b又は第3液体収容体20cを装着しようとしても、突起部204の形成位置が第1凹部333aの形成位置に対応していないので装着することができない。更に、ユーザーが、凹部303を1つしか備えない第1インクタンク30aに、突起部204を2つ備える第4液体収容体20dを装着しようとしても、凹部303の個数と、突起部204の個数と、がそれぞれ異なるので装着することができない。
続いて、第2液体収容体20bを第2インクタンク30bに装着する場合について説明する。第2液体収容体20bを第2インクタンク30bに装着する際、第2突起部234bを第2凹部333bに挿入する。上述の通り、第2突起部234bの形成位置は、第2凹部333bの形成位置に対応している。また、第2突起部234bの形状は、第2凹部333bの形状に対応している。また、第2液体収容体20bが備える突起部204の個数は、第1インクタンク30aが備える凹部303の個数に対応している。従って、第2突起部234bと、第2凹部333bと、の形成位置及び形状と、がそれぞれ対応し、第2液体収容体20bが備える突起部204の個数と、第2インクタンク30bが備える凹部303の個数と、がそれぞれ対応する。これにより、ユーザーは、第2液体収容体20bを第2インクタンク30bに正しく装着することができる。
また、仮に、ユーザーが、第2インクタンク30bに、第1液体収容体20a又は第3液体収容体20cを装着しようとしても、突起部204の形成位置が第2凹部333bの形成位置に対応していないので装着することができない。更に、ユーザーが、凹部303を1つしか備えない第2インクタンク30bに、突起部204を2つ備える第4液体収容体20dを装着しようとしても、凹部303の個数と、突起部204の個数と、がそれぞれ異なるので装着することができない。
続いて、第3液体収容体20cを第3インクタンク30cに装着する場合について説明する。第3液体収容体20cを第3インクタンク30cに装着する際、第3突起部234cを第3凹部333cに挿入する。上述の通り、第3突起部234cの形成位置は、第3凹部333cの形成位置に対応している。また、第3突起部234cの形状は、第3凹部333cの形状に対応している。また、第3液体収容体20cが備える突起部204の個数は、第3インクタンク30cが備える凹部303の個数に対応している。従って、第3突起部234cと、第3凹部333cと、の形成位置及び形状と、がそれぞれ対応し、第3液体収容体20cが備える突起部204の個数と、第3インクタンク30cが備える凹部303の個数と、がそれぞれ対応する。これにより、ユーザーは、第3液体収容体20cを第3インクタンク30cに正しく装着することができる。
また、仮に、ユーザーが、第3インクタンク30cに、第1液体収容体20a又は第2液体収容体20bを装着しようとしても、突起部204の形成位置が第3凹部333cの形成位置に対応していないので装着することができない。更に、ユーザーが、凹部303を1つしか備えない第3インクタンク30cに、突起部204を2つ備える第4液体収容体20dを装着しようとしても、凹部303の個数と、突起部204の個数と、がそれぞれ異なるので装着することができない。
最後に、第4液体収容体20dを第4インクタンク30dに装着する場合について説明する。第4液体収容体20dを第4インクタンク30dに装着する際、第4突起部234d及び第5突起部234eを第4凹部333d及び第5凹部333eに挿入する。上述の通り、第4突起部234d及び第5突起部234eの形成位置は、第4凹部333d及び第5凹部333eの形成位置に対応している。また、第4突起部234d及び第5突起部234eの形状は、第4凹部333d及び第5凹部333eの形状に対応している。また、第4液体収容体20dが備える突起部204の個数は、第4インクタンク30dが備える凹部303の個数に対応している。従って、第4突起部234d及び第5突起部234eと、第4凹部333d及び第5凹部333eと、の形成位置及び形状と、がそれぞれ対応する。そして、第4液体収容体20dが備える突起部204の個数と、第4インクタンク30dが備える凹部303の個数と、がそれぞれ対応する。これにより、ユーザーは、第4液体収容体20dを第4インクタンク30dに正しく装着することができる。
また、仮に、ユーザーが、第4インクタンク30dに、第1液体収容体20a、第2液体収容体20b、又は、第3液体収容体20cを装着しようとしても、突起部204の形成位置が第4凹部333dの形成位置に対応していないので装着することができない。更に、ユーザーが、凹部303を2つ備える第4インクタンク30dに、突起部204を1つしか備えない第1液体収容体20a、第2液体収容体20b、又は、第3液体収容体20cを装着しようとしても装着することができない。
従って、本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30によれば、ユーザーが液体収容体20の付け間違いを抑制することができる。よって、本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30によれば、ユーザーが、液体収容体20をインクタンク30に正しく装着することができる。更に、液体収容体20は、インクタンク30に正しく装着されるので、吐出ヘッド10、(図1参照)インクタンク30内でインクが混色してしまうことも抑制することができる。
<実施形態4>
本実施形態では、突起部204の形状を、より簡易な形状にすることを目的とする。実施形態1では、突起部204には可動部302を押し上げるための斜面が形成されていたが、本実施形態に係る突起部204には、斜面が形成されていない点が、実施形態1とは異なる。
以下、図7を参照して、本実施形態について説明する。以下の説明において、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図7は、本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30を示す概略図である。図7(a)は、実施形態1におけるステップ1に対応する図である。図7(b)は、実施形態1におけるステップ4に対応する図である。図7(c)は、実施形態1におけるステップ5に対応する図である。図7(a)に示す様に、上述の通り、本実施形態に係る突起部204には、可動部302を押し上げるための斜面が形成されていない。本実施形態に係る突起部204の形状は、側面視において棒状である。突起部204の形状については、単なる棒状にしてもよいし、平板状にしてもよい。また、本実施形態に係る凹部303の形状が、断面図において弧を描いていてもよい。つまり、凹部303に形成された、突起部204の先端部が当接する当接面に丸みを持たせてもよい。突起部204の形状を棒状とし、凹部303の当接面に丸みを持たせた場合であっても、突起部204が凹部303に挿入される横方向の力を、可動部302を上方向(+Z方向)に押し上げる力に変換できれば、インクタンク30内は負圧となる。つまり、突起部204の形状を棒状とし、凹部303の当接面に丸みを持たせた場合であっても、可動部302を上方向に押し上げることができれば、インクの吸引力を発生させることができる。
本実施形態に係る液体収容体20によれば、突起部204の形状を、より簡易な形状にすることができる。更に、突起部204は簡易な形状であるので、安価に液体収容体20を製造することもできるようになる。
<実施形態5>
本実施形態では、液体収容体20を簡単に装着することができるインクタンク30を提供することを目的とする。実施形態1では、液体収容体20が突起部204を備え、インクタンク30が凹部303を備えていた。それに対して、本実施形態では、液体収容体20が凹部303を備え、インクタンク30が突起部204を備えている点が、実施形態1とは異なる。以下、図8を参照して、本実施形態について説明する。以下の説明において、実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図8は、本実施形態に係る液体収容体20及びインクタンク30を示す概略図である。図8(a)は、実施形態1のステップ1に対応する図である。図8(b)は、実施形態1のステップ4に対応する図である。図8(c)は、実施形態1のステップ5に対応する図である。図8(a)に示す様に、本実施形態に係る液体収容体20の天井部202には、インクタンク30との対向面に形成された、可動部302に形成された突起部204が延在する方向に向けて凹んだ凹部303が形成されている。他方、本実施形態に係るインクタンク30の可動部302には、突起部204が形成されている。
図8(b)に示す様に、ステップ4において、液体収容体20が備える凹部303にインクタンク30が備える突起部204が挿入されると、実施形態1と同様に可動部302が第1位置から前記第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する。つまり、可動部302は、可動部302が備える突起部204が液体収容体20に形成された凹部303に接触しながら挿入されるに従って、可動部302が第1位置から第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する。本実施形態においても、可動部302が第1位置から第2位置に移動することにより、インクタンク30内が負圧となり、液体収容体20からインクタンク30内へインクを引き込む方向に力が発生し、泡詰まりを抑制することができる。尚、本実施形態においても、突起部204が凹部303に挿入されるよりも先にジョイントピン308がジョイント穴203に挿入される方が好ましい。
図8(c)に示す様に、ステップ5において、インクタンク30が備える突起部204が、液体収容体20が備える凹部303に完全に挿入されると、実施形態1と同様に液体収容体20が固定される。以上、説明した様に、本実施形態に係るインクタンク30は、ジョイントピン308及び突起部204の2つの凸部を備えることとなる。他方、本実施形態に係る液体収容体20は、ジョイント穴203及び凹部303の2つの穴を備えることとなる。
従って、本実施形態では、液体収容体20をインクタンク30に装着する際、液体収容体20が備える2つの穴に、インクタンク30が備える2つの凸部を挿入するように装着すればよい。つまり、本実施形態では実施形態1の様に、液体収容体20と、インクタンク30と、が互いに備えていた穴と、凸部と、を互いに挿入するように挿入する必要が無い。以上説明した様に、本実施形態に係るインクタンク30によれば、液体収容体20が備える2つの穴にインクタンク30が備える2つの凸部を挿入するだけなので、液体収容体20を簡単に装着することができる。
<その他の実施形態>
以上、本開示に係る技術の説明のために必要最小限の構成を図示して説明したが、必要に応じてその他の構成を付加してもよい。例えば、液体収容体20の情報を記録する素子、収容物の視認性を向上させる目印等、液体収容体20の装着及び取り外しに関わる付勢手段(例えば、バネ等)及び係合手段(例えば、突起等)等を付加してもよい。
また、実施形態1において、図1及び図2にも示したが、1つの液体吐出装置1が複数の液体収容体20を備える場合、それぞれの液体収容体20の大きさを全て同じにする必要はない。例えば、この場合、図2(b)に示す様に、他の液体収容体20とは幅が異なる液体収容体20が使用されることとなる。
また、実施形態1において、インクタンク30が液体吐出装置1本体の外部に装着される例を示したが、インクタンク30は吐出ヘッド10内部に装着されてもよい。また、インクタンク30は、吐出ヘッド10とは別の本体内部のどこかに装着されてもよい、吐出ヘッド10の本体外部に装着されてもよい。
また、実施形態1に係る可動部302は、貯留部301内のインクが、貯留部301と、可動部302と、の隙間から漏れることを抑制するためのインク漏れ抑制手段を備えてもよい。インク漏れ抑制手段の例として、例えば、可動部302における周壁の外側に、ゴム膜、セロハンの薄膜、水分を含むと膨張する素材等を巻いて、貯留部301と、可動部302と、の隙間を埋めてもよい。
また、貯留部301や可動部302の一部、又は全部を、弾性部材を用いて構成し、当該弾性部材が有する弾性力で密閉しすることによって貯留部301と、可動部302と、の隙間を埋めてもよい。そして、貯留部301や可動部302の一部、又は全部を、水分を含むと膨張する素材を用いて製造し、当該素材を膨張させることによって貯留部301と、可動部302と、の隙間を埋めてもよい。
また、実施形態1に係るインクタンク30は制限部304を備え、可動部302における重力方向への移動を制限していたが、可動部302における反重力方向への移動を制限する第2の制限部を備えてもよい。
実施形態1において、固定部306が板部材306a及び付勢手段306bによって構成される例を示したが、固定部306が液体収容体20を固定する例は、この例に限定されない。例えば、液体収容体20の底面部に爪部を形成して、土台部307が備える溝に係合するといった例が挙げられる。
また、固定部306の他の例として、液体収容体20と、インクタンク30と、を磁石によって接合することにより液体収容体20を固定してもよい。係る構成によっても、液体収容体20をインクタンク30の土台部307上に固定することができる。即ち、可動部302の重みによって液体収容体20が後退することを抑制することができるのでれば固定部306の構成は何でもよい。
実施形態2において、スリット309が、可動部302の背面側に形成される例を示したが、スリット309の形成位置は、この位置に限定されない。例えば、スリット309を、可動部302の側面、可動部302の角部に形成することができる。
スリット309の形成位置は、可動部302の周壁上であって凹部303と連通することなく貯留部301の内部と、貯留部301の外部と、を大気連通することができればどこでもよい。
また、実施形態2において、開口部205が、液体収容体20の背面側の上部に形成される例を示したが、開口部205の形成位置は、この例に限られない。他の例として、開口部205を液体収容体20の側面側の上部に形成する例が挙げられる。更に、液体収容体20の未使用時(つまり、液体収容体20をインクタンク30に装着していない時)にはインク漏れ抑制手段を用いて開口部205を塞いでおくことを前提として、天井部202に開口部205を形成してもよい。開口部205の形成位置は、液体収容体20内のインクを漏らすことなく液体収容部201の内部と、液体収容部201の外部と、を大気連通することができればどこでもよい。
以上のように本明細書では5つの実施形態を挙げて説明したが、これらは排他的ではなく、組み合わせることも可能である。例えば、実施形態2に係る液体収容体20の開口部205及びインクタンク30のスリット309を実施形態3又は実施形態4に係る液体収容体20及びインクタンク30に適用してもよい。
また、実施形態4に係る液体収容体20が備える突起部204の形状を実施形態3に係る突起部204に適用してもよい。勿論、この際、実施形態3に係るインクタンク30の凹部303の形状を実施形態4に係る凹部303の形状にしてもよい。また、本開示の技術的思想に沿うものであれば、ここでは挙げていないその他の構成を付加することも可能である。
20:液体収容体
30:インクタンク
201:液体収容部
202:天井部
203:ジョイント穴
301:貯留部
302:可動部
303:凹部
304:制限部

Claims (13)

  1. インクタンクであって、
    液体収容体が備えるジョイント穴に挿入するためのジョイントピンと、
    前記ジョイント穴と前記ジョイントピンとを介して供給されたインクを内部に貯留する貯留部と、
    前記貯留部の内側において移動可能な可動部と、を備え、
    前記液体収容体が備える突起部が前記可動部に形成された凹部に接触しながら挿入されるに従って、前記可動部が第1位置から前記第1位置よりも高い位置である第2位置に移動
    前記可動部が前記第1位置から前記第2位置に移動することによって、前記貯留部の容積が増える、
    ことを特徴とするインクタンク。
  2. 前記可動部が前記第1位置から前記第2位置に移動することによって、前記貯留部の内側が負圧となり、且つ、前記液体収容体から前記貯留部に対してインクを引き込む吸引力が発生する、
    請求項1に記載のインクタンク。
  3. 前記貯留部の周壁内部には、前記可動部が前記第1位置から前記第2位置とは反対の方向に移動することを制限するための制限部が形成されている、
    請求項1又は2に記載のインクタンク。
  4. 前記凹部における前記突起部との接触面は、前記第1位置から前記第2位置とは反対に向かう方向にかけて奥行きが深くなるように形成されている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のインクタンク。
  5. 前記ジョイントピンの長さは、前記突起部の長さよりも長い、
    請求項1乃至の何れか1項に記載のインクタンク。
  6. 前記液体収容体を載置するための土台部を備え、
    前記土台部は、前記ジョイントピンが前記ジョイント穴に挿入された後における前記液体収容体の移動を制限して固定する固定部を備える、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載のインクタンク。
  7. 前記可動部には、前記可動部が移動可能な範囲において最も高い位置に位置するときには大気連通し、且つ、前記可動部が移動可能な範囲において最も高い位置に位置しないときには大気連通しない、スリットが形成されている、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載のインクタンク。
  8. 第1位置から前記第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する可動部と、インクを供給されるためのジョイントピンと、を備えるインクタンクに供給するためのインクを収容する液体収容体であって、
    前記ジョイントピンと対向する面には、インクを前記インクタンクに供給するためのジョイント穴が備えられ、
    前記インクタンクとの対向面には、前記可動部に形成された凹部に向けて突出した突起部が備えられている、
    ことを特徴とする液体収容体。
  9. 前記突起部の長さは、前記インクタンクが備え、且つ、前記液体収容体に形成されたジョイント穴に挿入される前記ジョイントピンの長さよりも短い、
    請求項に記載の液体収容体。
  10. 液体収容体と、前記液体収容体を装着可能なインクタンクと、を備える、液体吐出装置であって、
    前記液体収容体は、第1位置から前記第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する可動部と、インクを供給されるためのジョイントピンと、を備えるインクタンクに供給するためのインクを収容する液体収容部と、
    前記ジョイントピンと対向する面に形成された、インクを前記インクタンクに供給するためのジョイント穴と、
    前記インクタンクとの対向面に形成された、前記可動部に形成された凹部に向けて突出した突起部と、を備え、
    前記インクタンクは、前記液体収容体が備えるジョイント穴に挿入する前記ジョイントピンと、
    前記ジョイントピンと前記ジョイント穴とを介して供給されたインクを内部に貯留する貯留部と、
    前記貯留部の内側において移動可能な前記可動部と、を備え、
    前記可動部は、前記液体収容体が備える突起部が前記可動部に形成された凹部に接触しながら挿入されるに従って、前記可動部が前記第1位置から前記第2位置に移動する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  11. 前記インクタンクが備える前記可動部には、前記突起部の形成位置、形状、及び、個数に対応する形成位置、形状、及び、個数を備える前記凹部が形成されている、
    請求項10に記載の液体吐出装置。
  12. 液体収容体と、前記液体収容体を装着可能なインクタンクと、を備える、液体吐出装置であって、
    前記液体収容体は、第1位置から前記第1位置よりも高い位置である第2位置に移動する可動部と、インクを供給されるためのジョイントピンと、を備えるインクタンクに供給するためのインクを収容する液体収容部と、
    前記ジョイントピンとの対向面に形成された、インクを前記インクタンクに供給するためのジョイント穴と、
    前記インクタンクとの対向面に形成された、前記可動部に形成された突起部が延在する方向に向けて凹んだ凹部と、を備え、
    前記インクタンクは、前記液体収容体が備えるジョイント穴に挿入する前記ジョイントピンと、
    前記ジョイントピンと前記ジョイント穴とを介して供給されたインクを内部に貯留する貯留部と、
    前記貯留部の内側において移動可能な前記可動部と、を備え、
    前記可動部は、前記可動部が備える突起部が前記液体収容体に形成された凹部に接触しながら挿入されるに従って、前記可動部が前記第1位置から前記第2位置に移動する、
    ことを特徴とする液体吐出装置。
  13. 前記インクタンクが備える前記可動部には、前記凹部の形成位置、形状、及び、個数に対応する形成位置、形状、及び、個数を備える前記突起部が形成されている、
    請求項12に記載の液体吐出装置。
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