JP4810683B2 - 転写具 - Google Patents

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Description

本発明は、粘着剤や修正剤の転写物を紙などに転写し得る転写具、具体的にはリフィルを交換することにより転写物を繰り返し充填し得るリフィル交換式の転写具に関するものである。
従来、リフィルを交換することにより転写物を繰り返し充填し得るリフィル交換式の転写具が種々提案されている。
このようなものは、転写具が一対の半ケース部、具体的にはリフィルとして機能するリフィル側の半ケース部と、当該リフィル側の半ケース部を支持する本体側の半ケース部とによって構成されたものとなっている。そして、リフィル側の半ケース部を本体側の半ケース部に取り付ける際には、両半ケース部を互いに正対させた状態として、対応する各係合箇所の位置を確認しながら、互いに真っ直ぐに接近させる動作を行なうものが一般的である(例えば、特許文献1における図5等参照)。ここで本明細書において、当該動作のことを「重ね動作」と記すものとする。
他方、リフィル交換に際しては、まず係合解除の動作を行なう事となるが、その際には上述の「重ね動作」とは、まったく逆の動作を行なうものとなっている。すなわち、係合状態から正対させた状態にまで真っ直ぐに離間させる動作を行なうこととなる。
特開2001−96985号公報
しかしながら、このような転写具の場合、重ね動作の際には使用者にとってもわかりやすく、作業自体も簡単である一方で、斯かる係合を解除するときには、係合した状態から正対させた状態へ真っ直ぐに離間させようとすると、各々の係合箇所を一度に解除させるための煩雑な構成や、例えば両手を用いて複数の係合箇所を同時に係合解除するなどといった、「重ね動作」に比べると著しく煩雑な動作を要するものとなってしまう。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、より簡便に本体側の半ケース部とリフィル側の半ケース部とを離間させることによって、使用者が迅速かつ簡便にリフィルを交換し得る転写具を提供する。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、本発明に係る転写具は、転写具本体のケースを、対をなす半ケース部に分割し得るようにした転写具であって、前記両半ケース部間に、係合する際の前記両半ケース部の相対姿勢と異なった相対姿勢においてその係合を解除することができる係合部を設けた。
ここで本明細書において、転写物を保持し、詰め替え・交換し得る側のものを示す文言として、「リフィル」という用語を採用しているが、この用語は、「カートリッジ」、「交換式カートリッジ」或いは「詰め替え」という文言と同義であり、置き換える事が可能なものである。
このようなものであれば、係合する際の姿勢とは異なる姿勢で解除することができるので、半ケース部の交換を行ない易い転写具を構成することが可能となる。そうすることにより、使用者にリフィルの交換を手軽に行なわせ得ることで好適な使用感を提供し得る転写具を提供することが可能となる。
リフィルの交換の際、両半ケース部を合体させる際には従来と同じ方式とすることで使用者に違和感を覚えさせないものとしながら、解除する際には、正確に動作させ得るとともに、回動先端側を移動させるのみの相対的に回動させる回動動作によって、簡便に操作し得る回動動作を採用することで、より簡便な操作感を使用者に提供することが可能となる。
確実に両半ケース部を係合させ得る構成として、係合部を複数設けたものとし、両半ケース部における一端側と他端側に当該複数の係合部をそれぞれ設けたものを挙げる事ができる。
回動中心を別途設ける事を有効に回避するために本発明は、係合部のうち少なくとも何れか一方を、前記回動動作を助長し得る回動案内面を有する回動係合部とすることを特徴としている
具体的には、回動案内面を部分円弧状に構成するとともに、回動する際に当該回動係合部の係合を解除するよう案内する解除案内面を有するものとすることが好ましい。
そして重ね動作の際にも好適に係り合い得るものとするためには、回動係合部を、重ね動作を案内し得る重合案内面をさらに有するものとすることが望ましい。
特に、転写ヘッドの両側において回動方向に対して直交する方向に一対対向させて回動係合部を設けたものとすれば、一対の回動係合部間に仮想の回動軸を形成し得るものとなり、安定した解除動作をし得るものとなる。
他方、より簡便な解除操作を行なうためには、回動係合部の他に位置付ける他端側係合部を、単一の係合部とすることが望ましい。
ものとなる。
特に、他端側係合部を、容易に解除可能なものとするためには、他端側係合部を、係合爪と、外方から当該係合爪の係合を解除させ得る解除操作部とを有するものとすることが望ましい。そして他端側係合部による係り合いを確実なものとするためには、他端側係合部と、係合時に係合爪の係り合いを強める方向に爪を押圧する爪押圧部をさらに設けたものとすればよい。
係り合いと解除とを繰り返してもテープが弛みがたい構成とするためには、対をなす半ケース部のうちの一方の半ケース部を、テープを保持するテープ保持機構と、当該テープ保持機構を駆動し得る駆動機構を取り付けたものとすればよい。
駆動機構に係る部品点数を少なくするためには、テープ保持機構を前記テープを繰出し得る繰出リールと当該テープを巻取り得る巻取リールとを有するものとするとともに、駆動機構を、繰出リール及び巻取リールと同軸に設けた繰出プーリ及び巻取プーリと、当該繰出プーリ及び巻取プーリに架け渡して設けたベルトにより構成することが好ましい。このようなものであれば、例えば半ケース部に別途ギアを保持させるような格別な機構を構成することを有効に回避し得るものとなる。
そして本発明を、修正剤を転写し得るものや、転写物を塗布したテープが保持されるテープの面方向から当該テープを所定角度旋回させて転写ヘッドへ案内し得る旋回機構を有するものといった、両半ケース部の係合或いは係合解除時にテープの弛みが起こりやすい態様の転写具に採用することで、より好適に扱い得る転写具の提供を実現することができる。
本発明によれば、係合する際の姿勢とは異なる姿勢で解除することができるので、半ケース部の交換を行ない易い転写具を構成することが可能となる。そうすることにより、使用者にリフィルの交換を手軽に行なわせ得ることで好適な使用感を提供し得る転写具を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る転写具Aは、図1〜図3に示すように、テープTの片面に剥離可能に塗布した転写物を紙面等の転写対象面に転写するためのものである。本実施形態に係る転写具A1は転写物として、修正剤を転写し得る、所謂修正テープを具備したものとしている。
転写具Aは、主に転写具本体A1と、転写ヘッドHとを有するものとしているが、図2及び図3において、転写ヘッドHを破線にて示すとともに、テープTの図示を省略している。そして転写具本体A1は、図3に示すように、対をなす半ケース部である支持体1とリフィル2とに分割し得るようにした、所謂半割構造をなすものとしている。そして、支持体1とリフィル2とが係合した状態すなわち後述する本体ケース10とリフィルケース20とが係合した状態を係合状態(E)と称する事とする。
ここで、本実施形態に係る転写具Aは、支持体1及びリフィル2間に、係合する際の相対姿勢と異なった相対姿勢においてその係合を解除することができる係合部である回動係合部Q並びに爪係合部Rを設けたことを特徴とするものである。具体的には、回動係合部Q並びに爪係合部Rは、係合する際の相対姿勢を、支持体1及びリフィル2を正対させた姿勢から重ね合わせる重ね動作とするとともに、解除する際の相対姿勢を、支持体1及びリフィル2の何れか一方を他方に対して相対的に回動させる回動動作としたものであるが、当該回動係合部Q並びに爪係合部Rの具体的な構成は後に詳述する。
以下、転写具Aにおける、支持体1並びにリフィル2の構成について具体的に説明する。
支持体1は、図1、図2及び図3に示すように、本体ケース10を主体とし、当該本体ケース10には転写ヘッドHを保護し得るヘッドカバーHCを回動可能に取り付けるとともに、本体ケース10内部には、ボタンK1による操作により後述する巻取リール42を駆動させてテープTの弛みを解消し得る強制駆動機構Kに係る構成要素を内蔵したものとしているが、本明細書においては強制駆動機構Kの具体的な説明を省略するものとする。
そして本体ケース10には、転写ヘッドHを取り付けた一端側において、回動係合部Qを構成する嵌合穴11を形成しているとともに、転写ヘッドHを設けた位置とは反対側である他端側に、爪係合部Rを構成する爪本体15と、爪押圧部18を形成している。
リフィル2は、図1、図2及び図3に示すように、リフィルケース20を主体として、当該リフィルケース20には転写ヘッドHと、テープTを保持するテープ保持機構4と、転写物を転写する動作によってテープ保持機構4を駆動し得る駆動機構5とを取り付けている。テープ保持機構4は、転写物を転写する前のテープTを繰出し得る繰出リール41と転写物を転写した後のテープTを巻取り得る巻取リール42とを有している。駆動機構5は、繰出リール41及び巻取リール42と同軸に設けた繰出プーリ51及び巻取プーリ52と、当該繰出プーリ51及び巻取プーリ52に架け渡して設けたベルト53とを有するものとしている。そして本実施形態では、テープ保持機構4に保持されるテープTの面方向から当該テープTを略90度旋回させて転写ヘッドHへ案内し得る旋回機構Sを設けることにより、横引き式の転写具Aを構成したものとしている。
そしてリフィルケース20には、転写ヘッドH付近の一端側において、回動係合部Qを構成する回動突起21を設けているとともに、転写ヘッドHを設けた位置とは反対側である他端側に、爪係合部Rを構成する爪受部25を設けている。
ここで、本実施形態に係る転写具Aにおける、爪係合部R及び回動係合部Qの構成を具体的に説明する。
爪係合部Rは、図2及び図3に示すように、上述の通り本体ケース10側の単一の爪本体15並びに爪押圧部18と、リフィルケース20側の爪受部25とによって構成されるものである。爪本体15は、本体ケース10から一体に形成されたものであり、リフィルケース20側の爪受部25に対して接離する方向に弾性変形し得るものである。当該爪本体15は、先端側において後述する爪受け穴26に係り合う係合爪16と、当該係合爪16よりも基端側において突出するとともに外部に露出され、外力により押圧されることにより係合爪16と爪受け穴26との係合を解除し得る解除操作部17とを有している。そして爪受部25は、爪本体15の爪受け穴26に対応する位置に設けた爪受け穴26を主体とし、係合爪16との係合を確実に行ない得るものである。爪押圧部18は、爪本体15近傍からリフィルケース20側へ向けて突出し、図2に示すように、本体ケース10とリフィルケース20とを係合させた係合状態(E)で、リフィルケース20の内側を弾性付勢し得るものとなっている。
回動係合部Qは、図2、図3、図4及び図5に示すように、上述の通り転写具本体A1の一端側において転写ヘッドHを挟むように一対設けたものであり、本体ケース10側に設けた嵌合穴11と、リフィルケース20側に設けた回動突起21とによって構成されている。嵌合穴11は、回動突起21を内側に収容すべく回動突起21の平面視形状に対応した形状に本体ケース10を貫通させた穴である。すなわち、矩形から短辺側の一方を円弧状とした平面視形状としており、斯かる円弧状の端面を本発明の回動案内面である円弧面12、短寸側の平面を解除端面13、長手方向における一方の面を重合端面14としている。回動突起21は、リフィルケース20の一端側において転写ヘッドHを挟む位置に正対させて形成した突起であり、本発明の回動案内面である部分円弧状の回動摺接面22と、長辺側を傾斜させて設けた重合案内面23と、短辺側を傾斜させて設けた解除案内面24とを有するものとしている。
ここで、本実施形態では、斯かる構成の爪係合部Rと回動係合部Qによって、本体ケース10とリフィルケース20とを係合状態(E)とする際の相対姿勢を、支持体1及びリフィル2を正対させた姿勢から重ね合わせる重ね動作とするとともに、解除する際の相対姿勢を、支持体1及びリフィル2の何れか一方を他方に対して相対的に回動させ得る回動動作としているものである。以下に、重ね動作並びに回動動作に斯かる爪係合部R並びに回動係合部Qの動作について詳述する。
爪係合部Rにおいては、図2及び図3に示すように、本体ケース10とリフィルケース20とを係合させる際には、係合爪16よりも先に爪押圧部18がリフィルケース20側に接することにより、係合爪16への過度の衝撃が加わることが有効に回避されるものとなっている。さらに、係合した状態において本体ケース10とリフィルケース20とを離間させる方向に弾性付勢することで、係合爪16と爪受け穴26との接触圧を高めて係合を確実なものとするとともに、解除操作部17を押圧すると、爪押圧部18の弾性付勢力によって本体ケース10とリフィルケース20とを円滑且つ確実に離間させ得るものとなっている。
そして回動係合部Qにおいては、重ね動作の際、図4、図5及び図6に示すように、本体ケース10とリフィルケース20とを正対させた状態から係合させるに際して、特に図5及び図6(a)に示すように、回動突起21の重合案内面23を傾斜面としているため、本体ケース10の端面10aに当接すると、一対の回動突起21が近接する方向にリフィルケース20が若干弾性変形するか、或いは本体ケース10が若干弾性変形することにより、円滑に本体ケース10に重なり得るものとなっている。そしてそのまま本体ケース10とリフィルケース20とを近接させていくと、図6(b)に示すように、重合案内面23は嵌合穴11の重合端面14に当接することによって、回動突起21は嵌合穴11に収容された係合状態(E)となる。
他方、係合状態(E)を解除する際の回動動作について図7及び図8に示して説明する。まず、図8(a)に示すように他端側において爪係合部Rの係合を解除した際には、回動突起21の回動摺接面22が円弧面12に沿って回動しながら摺接することとなる。すると図8(b)に示すように、回動突起21の解除案内面24が傾斜面であるため、リフィルケース20を若干弾性変形させながら嵌合穴11の解除端面13に接した位置からずれが生じることとなる。そして図8(c)に示すように、さらに回動を続けると、解除案内面24と解除端面13とは完全に離間するとともに、そのまま嵌合穴11と回動突起21との係り合いが完全に解除されることとなり、本体ケース10とリフィルケース20とを完全に分離することができる。また、回動動作の際、回動係合部Qを転写ヘッドHの両側において斯かる回動方向に対して直交する方向に一対対向させて設けているため、この2つの回動係合部Qは回動動作を案内するのみならず、回動動作における回動軸の役割も担わせて、円滑な回動動作を実現している。また勿論、当該回動係合部Qは、上述したような係合状態(E)を解除する動作の逆の手順の動作を行なう事により、回動動作によって本体ケース10とリフィルケース20とを係合状態(E)とすることも可能である。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る転写具Aは、支持体1とリフィル2を係合状態(E)とする際の相対姿勢と、係合状態(E)を解除する際の相対姿勢を異ならせるための係合部として、回動係合部Qと爪係合部Rとを設ける事により、リフィル2の交換を行ない易い転写具Aを構成することが可能となる。そうすることにより、使用者にリフィル2の交換を手軽に行なわせ得ることで好適な使用感を提供し得る転写具Aを提供することを実現している。具体的にはリフィル2の交換の際、両半ケース部を合体させる際には従来と同じ重ね動作とすることで使用者に違和感を覚えさせないものとしながら、解除する際には、正確に動作させ得るとともに、回動先端側を移動させるのみの相対的に回動させる回動動作によって、簡便に操作し得る回動動作を採用することで、より簡便な操作感を使用者に提供し得たものとなっている。
確実に両半ケース部を係合させ得る構成として、係合部を複数設けたものとし、両半ケース部における一端側と他端側に回動係合部Qと爪係合部Rをそれぞれ設けることにより、確実に支持体1とリフィル2とを係合させ得るものとなっている。
特に回動係合部Qを設けることによりヒンジなど、回動させるための格別の構成を別途設ける事を有効に回避している。
また、部分円弧状の回動案内面たる円弧面12並びに回動摺接面22と解除案内面24とを設ける事により、円滑な回動を助長しながら好適に係合を解除し得るものとなっている。
他方、重ね動作の際にも好適に係り合い得るものとするために本実施形態では、回動係合部Qを、重ね動作を案内し得る重合案内面23をさらに有するものとしている。
特に本実施形態では、転写ヘッドHの両側において回動方向に対して直交する方向に、換言すれば回動動作における回動軸の軸芯の延伸方向に沿って、一対対向させて回動係合部Qを設けているので、一対の回動係合部Q間に仮想の回動軸を形成し得るものとなり、回動による安定した解除動作をし得るものとなっている。
また、より簡便な解除操作を行なうために本実施形態では、回動係合部Qの他には、単一の爪係合部Rのみとしている。特に、他端側係合部たる爪係合部Rを、容易に解除可能なものとするため、爪係合部Rを、係合爪16と、外方から当該係合爪16の係合を解除させ得る解除操作部17とによって構成している。そして爪係合部Rによる係り合いを確実なものとするため、爪係合部Rと、係合状態(E)において係合爪16の係り合いを強める方向に係合爪16を押圧する爪押圧部18をさらに設けたものとしている。
また本実施形態では、リフィル2側に、テープTを保持するテープ保持機構4と、当該テープ保持機構4を駆動し得る駆動機構5とを予め付帯させているため、係り合いと解除とを繰り返しても従来のリフィル交換式の転写具のようにテープ保持機構4を駆動し得る駆動機構5とが接離する際にテープTに弛みが生じることもない。そして、リフィル2側に駆動機構5に係る部品点数を少なくして好適に付帯させるため、駆動機構5を、繰出リール41及び巻取リール42と同軸に設けた繰出プーリ51及び巻取プーリ52と、当該繰出プーリ51及び巻取プーリ52に架け渡して設けたベルト53により構成して、リフィルケース20に別途ギアを保持させるような格別な機構や部品を付帯させることを有効に回避し得るものとなる。
特に、部品の交換時にテープTの弛みが起こりやすい態様である修正剤を転写する態様の転写具Aに本発明を採用することで、より好適に扱い得る転写具Aの提供を実現している。さらには、部品の交換時にテープTの弛みが起こると、一般に横引き式の転写具では転写具の内部でテープを旋回させない縦引き式に比べてテープTの皺や巻取不良などの要因となり易い傾向にあるが、旋回機構Sを具備する横引き式の転写具Aに対して、リフィル2の交換時にテープTの弛みが起こり難い本発明を適用することで、より好適に扱い得る転写具Aの提供を実現している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では係合部を転写具本体の両端に設けたものとしたが、斯かる構成に限られる事はなく、例えば両端の他に中央箇所に他の係合部を設けたものとしてもよい。また、回動係合部を設ける位置は転写ヘッド近傍に限られる事はなく、任意の位置に設定する事が可能である。また、上記実施形態では回動案内面として、円弧面12と回動週接面とを開示したが、いずれか一方のみの構成としてもよく、その場合においても円滑な回動動作を実現することができる。
そして上記実施形態では両半ケース部のうちの片方をリフィルに設定している転写具について記載したが、本発明は、斯かる構成の転写具に限られず、例えば、両半ケース部内に別体のリフィルを内蔵しているタイプの転写具に適用してもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る転写具を示す正面図。 同平面図。 図2に対応した動作説明図。 同実施形態に係る要部拡大図。 同実施形態に係る要部を模式的に示す図。 同実施形態に係る動作説明図。 図4に対応した動作説明図。 同実施形態に係る動作説明図。
符号の説明
1…半ケース部(支持体)
12…回動案内面(円弧面)
16…係合爪
17…解除操作部
18…爪押圧部
2…半ケース部(リフィル)
22…回動案内面(回動摺接面)
23…重合案内面
24…解除案内面
4…テープ保持機構
41…繰出リール
42…巻取リール
5…駆動機構
51…繰出プーリ
52…巻取プーリ
53…ベルト
A…転写具
S…旋回機構
Q…回動係合部
R…他端側傾動部(爪係合部)

Claims (12)

  1. 転写具本体のケースを、対をなす半ケース部に分割し得るようにした転写具であって、
    前記両半ケース部間に、係合する際の前記両半ケース部の相対姿勢と異なった相対姿勢においてその係合を解除することができる係合部を設けたものであり、
    前記係合部を複数設けたものとし、前記両半ケース部における一端側と他端側に当該複数の係合部をそれぞれ設けたものとし、
    前記係合部のうち少なくとも何れか一方を、前記回動動作を助長し得る回動案内面を有する回動係合部としていることを特徴とする転写具。
  2. 係合する際の相対姿勢を、前記両半ケース部を正対させた姿勢から重ね合わせる重ね動作とするとともに、解除する際の相対姿勢を、前記両半ケース部の何れか一方を他方に対して相対的に回動させる回動動作としている請求項1記載の転写具。
  3. 前記回動案内面を部分円弧状に構成するとともに、回動する際に当該回動係合部の係合を解除するよう案内する解除案内面を有するものとしている請求項1又は2記載の転写具。
  4. 前記回動係合部を、前記重ね動作を案内し得る重合案内面をさらに有するものとしている請求項1、2又は3記載の転写具。
  5. 前記回動係合部を、転写ヘッドの両側において回動方向に対して直交する方向に一対対向させて設けている請求項1、2、3又は4記載の転写具。
  6. 前記回動係合部の他に位置付ける他端側係合部を、単一の係合部としている請求項1、2、3、4又は5記載の転写具。
  7. 前記他端側係合部を、係合爪と、外方から当該係合爪の係合を解除させ得る解除操作部とを有するものとしている請求項6記載の転写具。
  8. 前記他端側係合部と、係合時に係合爪の係り合いを強める方向に爪を押圧する爪押圧部をさらに有するものとしている請求項6又は7記載の転写具
  9. 記対をなす半ケース部のうちの一方の半ケース部に、テープを保持するテープ保持機構と、当該テープ保持機構を駆動し得る駆動機構を取り付けている請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の転写具。
  10. 前記テープ保持機構を前記テープを繰出し得る繰出リールと当該テープを巻取り得る巻取リールとを有するものとするとともに、
    前記駆動機構を、前記繰出リール及び前記巻取リールと同軸に設けた繰出プーリ及び巻取プーリと、当該繰出プーリ及び巻取プーリに架け渡して設けたベルトにより構成している請求項9記載の転写具。
  11. 修正剤を転写し得るものとしている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の転写具。
  12. 転写物を塗布したテープが保持されるテープの面方向から当該テープを所定角度旋回させて転写ヘッドへ案内し得る旋回機構を有するものとしている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11記載の記載の転写具。
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