JP4808129B2 - 軌跡表示方法及び軌跡表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体の位置情報を時系列で取得し、取得した位置情報に基づいて移動軌跡を表示する軌跡表示方法及び軌跡表示装置に関し、特に、軌跡の表示を見やすくし、更に停留等の移動体の移動状況を時間経過に応じて把握することができる軌跡表示方法及び軌跡表示装置に関する。
近年、防犯又は事後対処を迅速にするためにGPS(Global Positioning System)機能を搭載した携帯電話機を子供に携帯させ、保護者が子供の現在位置及び移動軌跡を把握できるサービスが提供されている。同様に自動車等の車両にGPS装置を搭載しておき、盗難された場合に車両の現在位置及び移動軌跡を把握することができるサービスが提供されている。
上述のようなサービスでは、表示装置に地図イメージとその地図イメージ上に時間経過に対応する移動体の位置を時系列に結んだ線分とが表示されるので、ユーザはそれを視認することによって子供、車両等の現在位置及び移動軌跡を把握することが可能である。
しかし、移動体の移動軌跡をGPSにより取得した位置情報に基づいて単純に線分のみで表示する構成では、一定の領域内を移動体が複数回往復した場合の移動軌跡が重複するので、移動軌跡を表す個々の線分を夫々時間経過に対応させて判別することが困難になる。
特許文献1には、CADシステムが図形を描画する場合に、描画された図形の線分の重複を検知する手段を備え、線分の重複を検知したときは線分が重複していることを示すメッセージを画面上に表示する技術が開示されている。
特開平5−20402号公報
しかしながら、移動軌跡を表示する場合は軌跡を示す線分が重複していることを把握するのではなく重複した線分をその線分に対応する時刻情報と共に個々に判別することが目的となる。線分は移動体の移動の状況を示しており、移動の状況を時間経過に対して把握することが必要なためである。
特許文献1に開示されている技術は、描画された図形の線分が重複していることをユーザが認識することができるようにメッセージを表示するが、重複した線分をその線分に対応する時刻情報と共に判別させることは考慮されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、移動体の移動軌跡が密集する場合にも移動軌跡のイメージを見やすくし、さらに移動軌跡のイメージの描画処理に対する負荷を低減させることができる軌跡表示方法を提供することを主たる目的とする。
本発明の他の目的は、移動体の移動軌跡が重複する場合にも移動軌跡のイメージを見やすくし、さらに移動軌跡のイメージの描画処理に対する負荷を低減させることができる軌跡表示方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、移動体が停止していた場合は停滞していたことを把握することができる軌跡表示方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、時間経過に対する移動状況を把握することができる軌跡表示方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、移動体の移動軌跡のイメージを見やすくし、さらに移動軌跡を示すイメージの描画処理の負荷を低減させることができる軌跡表示装置を提供することにある。
本発明に係る軌跡表示方法は、移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断し、密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示し、前記一の図形に置換された複数の線分夫々の両端の点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形の近傍に表示し、前記一の図形の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知し、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形に重畳して表示することを特徴とする。
本発明では、移動体の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ複数の線分が地図イメージ上で密集する場合、密集する複数の線分を包含するような一の図形に置換されて表示される。また、本発明では、置換された一の図形の近傍に、その一の図形に置換された線分夫々の両端の点の位置情報に対応する時刻情報が表示される。さらに、表示された時刻情報が選択された場合は、選択された時刻情報に対応する位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡が一の図形に重畳して表示される。
本発明に係る軌跡表示方法は、移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断し、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示し、前記一の線分に置換された複数の線分夫々の両端の点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の線分の近傍に表示し、前記一の線分の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知し、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の線分に重畳して表示することを特徴とする。
本発明では、移動体の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分が地図イメージ上で他の二点を結ぶ線分と重複する場合、重複する複数の線分が一の線分に置換されて表示される。また、本発明では、置換された一の線分の近傍に、その一の線分に置換された線分夫々の両端の点の位置情報に対応する時刻情報が表示される。さらに、表示された時刻情報が選択された場合は、選択された時刻情報に対応する位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡が一の線分に重畳して表示される。
本発明に係る軌跡表示方法は、移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断し、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示し、統合された点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の点の近傍に表示し、前記一の点の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知し、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の点に重畳して表示することを特徴とする。
本発明では、移動体のいずれかの時系列に連続する位置情報が、所定距離内である近接した位置を示している場合、その所定距離内にある複数の点が所定の形状の一の点に統合されて表示される。また、本発明では、置換された統合された一の点の近傍に、その統合された点の位置情報に対応する時刻情報が表示される。さらに、表示された時刻情報が選択された場合は、選択された時刻情報に対応する位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡が一の点に重畳して表示される。
本発明に係る軌跡表示装置は、移動体の位置情報を時系列で取得する手段と、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示装置において、前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断手段と、該密集判断手段が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示する手段と、前記一の図形に置換された複数の線分夫々の両端の点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形の近傍に表示する手段と、前記一の図形の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知する手段と、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形に重畳して表示する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、移動体の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ複数の線分が地図イメージ上で密集する場合、密集する複数の線分を包含するような一の図形に置換されて表示される。また、本発明では、置換された一の図形の近傍に、その一の図形に置換された線分夫々の両端の点の位置情報に対応する時刻情報が表示される。さらに、表示された時刻情報が選択された場合は、選択された時刻情報に対応する位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡が一の図形に重畳して表示される。
本発明によれば、移動体の移動軌跡を示す複数の線分が密集する場合は一の図形に置換されて表示されるので、移動軌跡が密集していることをユーザが把握できる上、移動軌跡が見やすくなる。さらに、密集した複数の線分を表示する描画処理が必要なくなるので描画処理に対する負荷を低減させることができる。
本発明によれば、移動体の移動軌跡を示す複数の線分が重複する場合は一の線分に置換されて表示されるので、移動軌跡が重複していることをユーザが把握できる上、移動軌跡が見やすくなる。さらに、重複した複数の線分を全て表示する描画処理が必要なくなるので描画処理に対する負荷を低減させることができる。
本発明によれば、移動体の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にある場合は、その所定距離内にある複数の点が所定の形状の一の点に統合されて表示されるので、移動体が停留していたことをユーザが把握できる上、移動軌跡が見やすくなる。
本発明によれば、移動体の移動軌跡が一の図形に置換された場合、一の線分に置換された場合又は一の点に統合された場合、置換された複数の線分夫々の両端の点又は統合された各点に対応する時刻情報をその図形、線、又は点の近傍に表示するので、時間経過に対する移動軌跡を把握することができる。また、時刻情報を選択することができ、選択した時刻情報に対応する移動軌跡のみが表示されるので、ユーザは移動体の時間経過に対する移動状況を把握することができる。
本発明によれば、移動体の移動軌跡を示す複数の線分が密集する場合は一の図形に置換され、重複する場合は一の線分に置換され、移動体の時系列に連続する位置情報が示す位置にする点が所定距離内にある場合はその複数の点が所定の形状の一の点に統合されて表示されるので移動軌跡のイメージを見やすくすることができる。また、密集した複数の線分及び重複した複数の線分を全て表示する描画処理が必要なくなるので、描画処理に対する負荷を低減させることができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置を含む軌跡表示システムを概念的に示す説明図である。携帯電話機1は、移動軌跡の対象となるGPS機能を搭載している。携帯電話機1の位置はGPS衛星2a,2b,…から送信される時刻情報をもとに携帯電話機1で算出される。算出結果の位置の情報は携帯電話機1からサーバ装置3へアンテナ51及びパケット交換網5を介して送信される。携帯電話機1は、一定時間毎にGPS衛星2a,2b,…からの時刻情報をもとに位置を算出し、サーバ装置3へ送信する。サーバ装置3は受信した携帯電話機1の位置を示す位置情報を、受信した時刻を示す時刻情報に対応付けて記憶している。図中4は、携帯電話機1の移動軌跡を表示する本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置である。軌跡表示装置4は、例えば液晶パネル等の表示手段を有する携帯電話機又はPC(Personal Computer)等の情報処理装置であり、パケット交換網5及びアンテナ51を介してサーバ装置3と接続することができるようにしてある。
軌跡表示装置4は、サーバ装置3に接続して携帯電話機1の時系列に連続する位置情報をサーバ装置3から取得し、取得した位置情報に基づいて携帯電話機1の移動軌跡を表示する。
図2は、本発明の軌跡表示方法を実施する軌跡表示システムを構成する携帯電話機1、サーバ装置3及び軌跡表示装置4の内部構成を示すブロック図である。
携帯電話機1は、携帯電話機1の動作を制御する制御部10と、GPS衛星2a,2b,…から時刻情報を受信するGPS受信部11と、アンテナ51を介してパケット交換網5に接続する通信部12とを備える。
携帯電話機1の制御部10は、GPS受信部11によりGPS衛星2a,2b,…のうち少なくとも二つから夫々送信される二種類の周波数の電波から時刻情報を受信する。携帯電話機1の制御部10は、受信した時刻情報から携帯電話機1の位置、即ち経度及び緯度(経緯度)を計算する。携帯電話機1は受信した時刻情報に基づき、例えばGPS衛星2a,2bの位置からの距離を夫々三角測量の原理により算出し、経緯度を算出する。携帯電話機1の制御部10は、算出によって得られた経緯度の情報を通信部12によりサーバ装置3へ送信する。
サーバ装置3は、サーバ装置3の動作を制御する制御部30と、携帯電話機1及び軌跡表示装置4と通信する通信部31と、携帯電話機1から受信した経緯度の情報を含む位置情報のデータベース(位置情報DB321)を記憶する記憶部32とを備える。
サーバ装置3の制御部30は、通信部31により携帯電話機1から携帯電話機1の経緯度の情報を受信する都度、受信した時刻を示す時刻情報と共に受信した経緯度の情報を含む位置情報を記憶部32の位置情報DB321に記憶する。位置情報DB321には、携帯電話機1等の移動体毎に時系列に連続する位置情報が記憶されている。また、サーバ装置3の制御部30は、軌跡表示装置4から移動体を指定する指定情報を通信部31により受信する。サーバ装置3の制御部30は指定情報を受信した場合、指定情報が示す移動体に対応する位置情報をその位置情報が対応付けられている時刻情報と共に軌跡表示装置4へ通信部31により送信する。
軌跡表示装置4は、軌跡表示装置4の動作を制御する制御部40と、各種情報を記憶する記憶部41と、制御部40の処理によって一時的に発生する情報を記憶する一時記憶領域42と、パケット交換網5と接続する通信部43と、マウス、キーボード等を有する操作部44と、液晶パネルを有する表示部45とを備える。
記憶部41には、PC又は携帯電話機が軌跡表示装置4として動作するための制御プログラム411が記憶されている。軌跡表示装置4の制御部40は、記憶部41から制御プログラム411を読み出して動作することにより、通信部43、表示部45等の各構成部の動作を制御する。また、記憶部41には地図情報が記憶されており、制御部40は記憶部41から地図情報を読み出し、地図情報に基づいて地図イメージを作成して表示部45に表示する。
軌跡表示装置4の制御部40は、軌跡の表示対象である携帯電話機1を指定する指定情報を通信部43からサーバ装置3へ送信する。また、軌跡表示装置4の制御部40は、軌跡の表示対象である携帯電話機1についての位置情報及び位置情報が対応付けられている時刻情報をサーバ装置3から通信部43で受信する。
操作部44は、ユーザによる画面上のマウスポインタの移動、画面上に表示されたボタンのクリック、文字の入力等の操作を受け付けるマウス、キーボード等のユーザインタフェースである。軌跡表示装置4の制御部40は、ユーザによる操作を受け付けた操作部44からの通知により、表示部45が有する画面上でマウスポインタが指し示している座標、マウスポインタの移動距離、画面上に表示されたボタンのクリック等を検知する。また、ユーザは操作部44を操作することで表示部45に表示される地図イメージの縮小率を変更することが可能である。
表示部45には、制御部40により地図イメージ及び地図イメージに重畳するように携帯電話機1の移動軌跡が描画される。なお、本実施の形態では表示部45は液晶パネルを有する例を示すが、液晶パネルに限らないのは勿論である。
図3は、実施の形態における軌跡表示装置4の制御部40が、サーバ装置3から取得した携帯電話機1についての時系列に連続する位置情報の例を示す説明図である。サーバ装置3は、携帯電話機1等の移動体から受信する都度、移動体別に図3に示すような位置情報をテーブルとして記憶している。軌跡表示装置4の制御部40は携帯電話機1等の移動体を指定する指定情報をサーバ装置3へ送信し、指定情報を受信したサーバ装置3は、指定情報が示す移動体についてのテーブルを軌跡表示装置4へ送信する。
図3に示す例は、軌跡表示装置4の制御部40がサーバ装置3から携帯電話機1を指定する指定情報を送信することで取得した携帯電話機1についての位置情報のテーブルである。位置情報のテーブルは、位置情報の識別番号(ID)、位置情報の具体的数値である経緯度の他に、位置情報の記録日、位置情報の記録時刻、移動距離、移動時間、及び移動速度の情報を含む。
IDは、携帯電話機1が位置の算出を開始し、サーバ装置3が携帯電話機1から位置情報を受信し始めてからの通し番号である。経度及び緯度は、携帯電話機1からサーバ装置3へ送信される携帯電話機1の位置の具体的な情報である。位置情報の記録日は、サーバ装置3の制御部30が携帯電話機1から経緯度の情報を受信した日を示している。位置情報の記録時刻は、サーバ装置3の制御部30が携帯電話機1から経緯度の情報を受信した時刻を示している。移動距離は、携帯電話機1から直前に受信した経緯度の情報が示す位置から移動した距離を算出した値である。移動距離の算出はサーバ装置3の制御部30が行なう。移動時間は、携帯電話機1から直前に経緯度の情報を受信した時刻からの差分を示している。移動時間の算出についても、サーバ装置3の制御部30が行なう。移動速度は、算出した移動距離を移動時間で除算した結果である。移動速度の算出もサーバ装置3の制御部30が行なう。なお、移動距離、移動時間及び移動速度はサーバ装置3の制御部30ではなく、サーバ装置3から情報を受信した軌跡表示装置4の制御部40が行なってもよい。
このように構成される軌跡表示システムの軌跡表示装置4において、サーバ装置3から携帯電話機1についての位置情報のテーブルを受信することで取得した携帯電話機1の時系列に連続する位置情報に基づいて、制御部40が地図情報に基づく地図イメージ上に携帯電話機1の移動軌跡を表示する処理について説明する。
軌跡表示装置4の制御部40は、取得した携帯電話機1の時系列に連続する位置情報のテーブルを一時記憶領域42に記憶しておく。制御部40は記憶部41から読み出した地図情報に基づいて地図イメージを作成し、作成した地図イメージに対して位置情報の緯度及び経度が示す位置に相当する点を時刻情報が示す時刻に応じて時系列に結んで移動軌跡を表示する。
本発明に係る軌跡表示方法では、位置情報が示す位置に相当する地図イメージ上の点を時系列に結ぶことにより移動軌跡を表示するだけでなく、時系列に各点が結ばれた複数の線分が密集する場合は、密集する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示し、複数の線分が重複する場合は一の線分に置換して表示する。また、移動体の位置がほぼ変化していない、即ち時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点間の距離が所定距離内である場合は所定の形状の一の点に統合して表示する。
そこで、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の制御部40は、一時記憶領域42に記憶しておいた時系列に連続する位置情報のテーブルについて、時刻情報が早い順、即ちIDが示す通し番号が小さい順に位置情報を読み出す。軌跡表示装置4の制御部40は、読み出した位置情報に対して位置情報が示す位置に相当する点と一つ前の通し番号の位置情報が示す位置に相当する点とを結んで得られる線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点を結んで得られる線分と密集するか、重複するかを判断して記憶しておく。また、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるかを判断して記憶しておく。軌跡表示装置4の制御部40は、複数の線分が密集するか又は重なるか、若しくは位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるかの判断の結果を置換・統合情報として記憶しておく。
図4及び図5は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の制御部40が、置換・統合情報を記憶する処理手順を示すフローチャートである。
軌跡表示装置4の制御部40は、サーバ装置3から取得して一時記憶領域42に記憶している携帯電話機1についての位置情報を時系列に、即ちIDで示される通し番号順に読み出し(ステップS101)、読み出した位置情報を終点の位置情報として一時記憶領域42に記憶する(ステップS102)。次に制御部40は、始点の位置情報として記憶している位置情報があるか否かを判断する(ステップS103)。
制御部40は、始点の位置情報として記憶している位置情報がないと判断した場合(S103:NO)、即ちステップS101において通し番号1番目の位置情報を読み出した場合、終点の位置情報として記憶していた位置情報を始点の位置情報として記憶し(ステップS104)、携帯電話機1についての位置情報を全て読み出したか否かを判断する(ステップS105)。
制御部40は、携帯電話機1についての位置情報を全て読み出していないと判断した場合(S105:NO)、処理をステップS101へ戻し、次の通し番号の位置情報を読み出して処理を継続する。
制御部40は、ステップS103において、始点の位置情報として記憶している位置情報があると判断した場合(S103:YES)、始点の位置情報と終点の位置情報とが示す位置に夫々相当する始点と終点との距離が所定距離内であるか否かを判断する(ステップS106)。ステップS106における始点と終点との距離が所定距離内であるか否かの判断は、終点として読み出している位置を示す位置情報と共に記憶されている移動距離が例えば30m等の所定距離以下であるか否かによって判断する。勿論、移動体が停止していて移動距離が0である場合は所定距離以下であると判断される。また、所定距離は、地図イメージの縮小率によって設定を変更する。例えば1/10000の縮小率の地図イメージに対しては所定距離は30mに設定し、1/5000の縮小率の地図イメージに対しては所定距離は15mに設定する。なお、地図イメージ上での始点と終点との距離が8画素相当等の所定距離以下であるか否かによって判断してもよいし、地図イメージ上の始点と終点とが例えば8画素四方のブロック内に収まるか否かにより判断してもよい。
制御部40は、始点と終点との距離が所定距離内であると判断した場合は(S106:YES)、読み出している位置情報に対応させて、この時点で移動体が停滞していたことを示す停留フラグを1にセットし(ステップS107)、次のステップS108へ進む。具体的には、制御部40は終点の位置情報に対応させて停留フラグとして値1を記憶する。
一方、制御部40は、始点と終点との距離が所定距離内でないと判断した場合は(S106:NO)、次のステップS108へ進む。
制御部40は、始点と終点とを結ぶ線分が他の線分と重複するか否かを判断する(ステップS108)。制御部40は、これまでに読み出した始点の位置情報と終点の位置情報とが示す位置に夫々相当する始点と終点とを結ぶ線分を記憶しておき、現在の始点及び終点を対角線に持つ矩形と、これまでに読み出した始点及び終点を対角線に持つ矩形との面積の重なり合いが所定の割合以上であるか否かで判断する。なお、始点と終点とを結ぶ線分が他の線分と重複するか否かの判断は次のようにしてもよい。現在の始点と終点とを結ぶ線分、及びこれまでに記憶している線分に対し、現在の始点がこれまでの線分の始点又は終点と所定距離内にあり、且つ現在の終点がこれまでの線分の終点又は始点と所定距離内にあるか否かにより判断してもよい。なお、本発明の軌跡表示方法において、複数の線分が重複するか否かの判断の方法は本実施の形態に例として挙げた方法に限定するものではない。
制御部40は、始点と終点とを結ぶ線分が他の線分と重複すると判断した場合は(S108:YES)、読み出している終点の位置情報に対応させて重複フラグをセットし(ステップS109)、次のステップS110へ進む。具体的には、制御部40は終点の位置情報に対応させて重複フラグとして値1を記憶する。
一方、制御部40は始点と終点とを結ぶ線分が他の線分と重複しないと判断した場合は(S108:NO)、次のステップS110へ進む。
次に制御部40は、始点と終点とを結ぶ線分が他の複数の線分と密集するか否かを判断する(ステップS110)。制御部40は、これまでに読み出した始点の位置情報と終点の位置情報とが示す位置に夫々相当する始点と終点とを結ぶ線分を記憶しておき、それらの線分と交差する数を計数し、計数した値が所定数以上である場合は密集すると判断する。
始点と終点とを結ぶ線分が他の複数の線分と密集するか否かの判断は、以下のように判断してもよい。始点と終点とを結ぶ線分が、これまでに読み出した始点の位置情報と終点の位置情報とが示す位置に夫々相当する始点と終点とを結ぶ線分と交差するか否かを判断し、交差すると判断された位置情報が連続しているか否か、即ち1つ前の通し番号が付与された位置情報についても交差すると判断したか否かを判断する。交差すると判断された位置情報が連続している場合は、それらの連続する各位置情報が示す各点が密集していると判断する。なお、本発明の軌跡表示方法において、線分が他の複数の線分と密集するか否かの判断の方法は本実施の形態に例として挙げた方法に限定するものではない。
制御部40は、始点と終点とを結ぶ線分が他の複数の線分と密集すると判断した場合は(S110:YES)、読み出している終点の位置情報に対応させて密集フラグをセットし(ステップS111)、次のステップS104へ進む。具体的には、制御部40は終点の位置情報に対応させて密集フラグとして1を記憶する。なお、制御部40は線分が他の複数の線分と密集するか否かの判断は交差する数を計数することによって判断するので、密集フラグをセットするのではなく、計数した値を密集度を示す変数として位置情報に対応させて記憶してもよい。この場合は、密集度を示す変数として記憶されている値が1以上であれば密集していることを示す。
一方、制御部40は始点と終点とを結ぶ線分が他の複数の線分と密集しないと判断した場合は(S110:NO)、次のステップS104へ進む。
制御部40は、前述したステップS104の処理の後、携帯電話機1についての位置情報を全て読み出したと判断した場合は(S105:YES)、処理を終了する。
なお、ステップS106における始点と終点との距離が所定距離内であるか否かの判断に対しては、始点の位置情報に対応する時刻情報と、終点の位置情報に対応する時刻情報との差分が大きい場合がある。時刻情報の差分が30分である場合など大きい場合は、始点と終点との間に他の地点へ携帯電話機1が移動している可能性があるので、始点と終点との間の距離が所定距離内であったとしても停留していたことを示しているとは限らない。したがって、ステップS106における始点と終点との距離が所定距離内であるか否かの判断については、始点の位置情報に対応する時刻情報と、終点の位置情報に対応する時刻情報との差分が所定の時間差以下である場合のみ行なう構成でもよい。
軌跡表示装置4の制御部40は上述のような処理手順により、携帯電話機1についての時系列に連続する位置情報に基づいて、移動軌跡が密集するか又は重複するか若しくは所定距離内の位置を示しているかを示す置換・統合情報を記憶する。図6は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の一時記憶領域42に記憶された置換・統合情報の例を示す説明図である。
図6に示す例では、図3に示した通し番号00001〜00015及びそれ以降の通し番号の位置情報夫々に対して、停留フラグ、重複フラグ又は密集フラグがセットされていることが示されている。例えば、図3に示したようにIDが示す通し番号が00004〜00007の位置情報に対しては移動距離が0であったので、図6に示す例では、IDが示す通し番号が00004〜00007の位置情報に対しては停留フラグがセットされていることが示されている。
また、図6に示す例ではIDが示す通し番号が00032〜00037の位置情報に対しては、複数の線分が重複していることを示す重複フラグがセットされていることが示されている。同様にIDが示す通し番号が00054〜00056及び00058の位置情報に対しては、複数の線分が密集していることを示す密集フラグがセットされていることが示されている。なお、前述のように交差数を示す場合は、記憶されている値は密集度を示す変数であるので1より大きな数であってもよく、1以上であれば密集していることを示す。
次に軌跡表示装置4の制御部40は、図6に示したように記憶しておいた置換・統合情報に基づいて、密集していることを示している位置情報に対してはその位置情報が示す位置に相当する点を包含するような一の図形に置換し、記憶しておいた置換・統合情報が重複していることを示している位置情報に対してはその位置情報が示す位置に相当する点を結ぶ一の線分に置換して描画処理を行なう。また、記憶しておいた置換・統合情報が、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内である場合、即ち停留していることを表している場合は、それらの時系列に連続する複数の点を一の点に統合して描画処理を行なう。
図7及び図8は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の制御部40が、置換・統合情報に基づいて表示部45に描画する処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に説明するステップS201〜ステップS214の内のステップS201〜ステップS205の処理内容は、図4及び図5で示した処理手順のステップS101〜ステップS105と同様であるので詳細な説明を省略する。
軌跡表示装置4の制御部40は、始点の位置情報として記憶している位置情報があると判断した場合は(S203:YES)、置換・統合情報を読み出し(ステップS206)、終点の位置情報に対して停留フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS207)。制御部40は、終点の位置情報に対して停留フラグがセットされていると判断した場合は(S207:YES)、描画属性の線種を太丸に設定し(ステップS208)、設定した描画属性により移動軌跡を描画する(ステップS209)。この場合は、終点の位置情報が示す位置に相当する点を描画する。なお、停留していることを示す所定の形状は太丸には限られず、判別が可能な形状であれば四角、三角等の形状でもよい。
制御部40は、終点の位置情報に対して停留フラグがセットされていないと判断した場合は(S207:NO)、終点の位置情報に対して重複フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS210)。制御部40は、終点の位置情報に対して重複フラグがセットされていると判断した場合は(S210:YES)、描画属性の線種を太線に設定し(ステップS211)、設定した描画属性により移動軌跡を描画し(S209)、次のステップS204へ進む。
この場合、始点の位置情報が示す位置に相当する点から、終点の位置情報が示す位置に相当する点までの線分を太線で描画する。なお、重複フラグがセットされている位置情報が連続して記憶されている場合、最初の位置情報を読み出したときに始点の位置情報として記憶した位置情報が示す位置に相当する点と、最後の位置情報を読み出したときに終点の位置情報として記憶した位置情報が示す位置に相当する点とを結ぶ線分を太線で描画する処理を、最後の位置情報を読み出したときにのみ行なうことが好ましい。このとき、連続する位置情報の内の最初と最後の位置情報以外に対しては描画処理を行なわないようにすることが好ましい。また、重複する線分同士を見分けるために、重複フラグをセットするのではなく、重複する線分毎に割り振られた番号を対応させて記憶しておき、同一の番号が割り振られた線分毎に一の線分に置換して描画してもよい。
制御部40は、終点として記憶している位置情報に対して重複フラグがセットされていないと判断した場合は(S210:NO)、終点として記憶している位置情報に対して密集フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS212)。制御部40は、終点として記憶している位置情報に対して密集フラグがセットされていると判断した場合は(S212:YES)、描画属性の線種を網掛けに設定し(ステップS213)、設定した描画属性により移動軌跡を描画し(S209)、次のステップS204へ進む。
なお、この場合は、密集フラグがセットされていると判断された位置情報が連続している間は、ステップS209の描画処理を行なわずに各位置情報が示す位置に相当する各点を記憶しておき、密集フラグがセットされている位置情報の連続が途切れた場合に、それまで記憶していた各点を包含するような例えば略楕円形を網掛けに設定した描画属性により描画するようにする。
制御部40は、終点として記憶している位置情報に対して密集フラグがセットされていないと判断した場合は(S212:NO)、描画属性の設定を実線に設定し(ステップS214)、設定した描画属性により移動軌跡を描画し(S209)、次のステップS204へ進む。この場合は、始点として記憶している位置情報が示す位置に相当する点から、終点として記憶している位置情報が示す位置に相当する点までの線分を描画する。
制御部40は、記憶している携帯電話機1についての位置情報を全て読み出したと判断した場合は(S205:YES)、処理を終了する。
なお、図7及び図8に示した処理手順では、軌跡表示装置4の制御部40は位置情報を1つずつ読み出し、停留フラグ、重複フラグ又は密集フラグがセットされているか否かを判断し、位置情報を読み出す都度描画処理を行なう構成とした。しかし本発明はこれに限らず、軌跡表示装置4の制御部40は位置情報を1つずつ読み出し、停留フラグ、重複フラグ又は密集フラグのいずれもがセットされていない位置情報に対して先に描画処理を行なっておく構成でもよい。この場合は、次に再度位置情報を1つずつ読み出して、停留フラグがセットされている位置情報に対して描画処理を行なう。その次に再度位置情報を1つずつ読み出して、連続して重複フラグがセットされている位置情報群の内、最初の位置情報が示す位置に相当する終点と、最後の位置情報が示す位置に相当する始点とを結ぶ一の線分を太線で描画する描画処理を行なう。最後に、再度位置情報を1つずつ読み出して、連続して密集フラグがセットされている位置情報に対し、連続する位置情報が示す位置に相当する点を包含するような一の図形を描画する描画処理を行なう。これにより、位置情報の読み出しの処理は繰り返し行なうが描画処理については負荷が軽くなる効果が得られる。
軌跡表示装置4の制御部40は、図4及び図5並びに図7及び図8に示した処理手順をユーザによる軌跡表示操作を操作部44により検知する都度行なう。また、軌跡表示装置4の制御部40は、ユーザによる地図イメージの縮小率の変更操作を操作部44により検知する都度行なう。地図イメージの縮小率によっては、それまでは密集している、重複している若しくは所定距離内にあると判断された各位置情報も、密集していない、重複していない若しくは所定距離内にないと判断されることがあり得るからである。
このような処理手順により、移動軌跡の複数の線分が地図イメージ上で密集している部分はそれらの点を包含するような一の図形に置換されて表示され、移動軌跡の複数の線分が地図イメージ上で重複している場合はそれらの線分が一の線分に置換されて表示される。また、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が地図イメージ上で所定距離内である場合は、位置情報が示す位置に相当する点が統合されて表示される。
図9及び図10は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の表示部45に表示される携帯電話機1の移動軌跡の例を示す説明図である。なお、図9は比較のために本発明に係る軌跡表示方法によらず、サーバ装置3から取得した位置情報が示す位置に相当する点を時刻情報に対して単に時系列に結んで表示した例を示している。図10は、本発明に係る軌跡表示方法を実施した軌跡表示装置4の表示部45に表示される移動軌跡の例を示している。
図9に示した例において、時刻t3 、t4 、…、t7 に対応する点は同一の位置を表しているので、時刻情報に対して位置情報が示す位置に相当する点を単に時系列に結んで表示する場合は、携帯電話機1が時刻t3 〜t7 の間停留していることは判別することができない。時刻t2 に対応する一の点と差異がなく判別できないからである。図9に示されている時刻t31、t32、…、t37に対応する点については、時刻t31及び時刻t32に対応する点を結ぶ線分と、時刻t34及び時刻t35に対応する点を結ぶ線分と、時刻t36及び時刻t37に対応する点を結ぶ線分とがほぼ重複している。また、時刻t53、t54、…、t59に対応する点を結ぶ複数の線分は、他の時刻情報に対応する点を結ぶ複数の線分と共に密集しており、時間経過に対する経路の判別が難しい。
図10に示した例においては、前述の処理手順により停留フラグがセットされていた位置情報、即ち時刻t3 、t4 、…、t7 に対応する点については太丸の形状の一の点に統合され、見分けがつくように表示されている。これにより、ユーザは太丸の形状で表示されている点は、携帯電話機1が停留していたことを示していると認識することができる。時刻t31、t32、…、t37に対応する点を結ぶ複数の線分については一の線に置換され、太線で表示されている。これにより、ユーザは太線で表示されている線は携帯電話機1の移動軌跡が重複していることを認識することができる。時刻t53、t54、…、t59に対応する点を結ぶ複数の線分については、一の図形に置換され網掛けで表示されている。これにより、ユーザは網掛けで表示されている図形は携帯電話機1の移動軌跡が密集しており判別が難しいことを認識することができる。
次に、表示部45が有する画面上で、移動軌跡の線分に対して置換された一の図形、一の線分又は一の点に、ユーザの操作によってマウスポインタが重なった場合に、置換された一の図形、一の線分又は統合された一の点に含まれる各点の位置情報が対応付けられている時刻情報を表示する処理について説明する。
なお、図7及び図8に示した処理手順において、軌跡表示装置4の制御部40は置換した一の図形に対し、位置情報及びその位置情報に対応する時刻情報を記憶しておくことが好ましい。同様に、置換した一の線分に対し、位置情報及びその位置情報に対応する時刻情報を記憶しておく。更に同様に、統合した一の点に対し、位置情報及びその位置情報に対応する時刻情報を記憶しておく。例えばある図形にマウスポインタが重なった場合に、その図形に対して記憶されている位置情報に対応する時刻情報を直ちにソートして表示するためである。ある図形にマウスポインタが重なったことを検知する都度、位置情報DB321から位置情報及びその位置情報に対応する時刻情報を読み出してもよいが負荷が大きくなるので、予め位置情報及びその位置情報に対応する時刻情報を記憶しておく。例えば、図10に示したように時刻t3 、t4 、…、t7 に対応する点を一の点に統合した場合、軌跡表示装置4の制御部40は太丸の点に対して、時刻t3 、t4 、…、t7 の時刻情報と時刻t3 、t4 、…、t7 に対応する位置情報とを記憶しておく。
図11及び図12は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の制御部40が、一の図形、一の線分又は一の点にマウスポインタが重なった場合に、時刻情報を表示する処理手順を示すフローチャートである。
軌跡表示装置4の制御部40は、表示部45が有する画面上の置換された一の図形又は一の線分にマウスポインタが重なっているか否かを判断する(ステップS301)。制御部40は、一の図形又は一の線分にマウスポインタが重なっているか否かを操作部44により検知することが可能である。
制御部40は、置換された一の図形又は一の線分にマウスポインタが重なっていないと判断した場合は(S301:NO)、統合された一の点にマウスポインタが重なっているか否かを判断する(ステップS302)。制御部40はステップS302において統合された一の点にマウスポインタが重なっていないと判断した場合は(S302:NO)、処理をステップS301へ戻し、置換された一の図形又は一の線分にマウスポインタが重なっているか、若しくは統合された一の点にマウスポインタが重なっていると判断するまで待機する。
制御部40は、ステップS302において、統合された一の点にマウスポインタが重なっていると判断した場合は(S302:YES)、重なっていると判断された一の点に対して記憶してある時刻情報を読み出す(ステップS303)。重なっていると判断された一の点に対して記憶してある位置情報を読み出し、読み出した位置情報に対応している時刻情報を読み出してもよい。
制御部40は、読み出した時刻情報を時系列にソートし(ステップS304)、ソートした時刻情報を表示部45が有する画面上に表示し(ステップS305)、処理を終了する。この場合、制御部40は、時刻情報を対応する一の点の近傍に表示する。
一方、制御部40はステップS301において、置換された一の図形又は一の線分にマウスポインタが重なっていると判断した場合は(S301:YES)、重なっていると判断された一の図形又は一の線分に対して記憶してある時刻情報を読み出す(ステップS306)。制御部40は、読み出した時刻情報を時系列にソートし(ステップS307)、ソートした時刻情報を表示部45が有する画面上に表示する(ステップS308)。この場合、制御部40は、時刻情報を対応する一の図形又は一の線分の近傍にメニュー表示によって表示する。
制御部40は、メニュー表示によって表示した時刻情報が選択されたか否かを判断する(ステップS309)。メニュー表示によって表示した時刻情報は、ユーザが操作部44によりマウスポインタを移動させることによって選択することが可能である。制御部40は、時刻情報が選択されていないと判断した場合は(S309:NO)、処理をステップS309へ戻し、時刻情報が選択されたと判断するまで待機する。なお、制御部40は、時刻情報が選択されたと判断するまで待機している間に、一の図形又は一の線分に重ねられていたマウスポインタが一の図形又は一の線分から外れたことを検知した場合は、処理を終了してもよい。
制御部40は、時刻情報が選択されたと判断した場合は(S309:YES)、選択された時刻情報が二つ以上であるか否かを判断する(ステップS310)。
制御部40は、選択された時刻情報が二つ以上であると判断した場合は(S310:YES)、選択された時刻情報に対応する位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ移動軌跡を一の図形又は一の線分に重畳して表示し(ステップS311)、処理を終了する。
制御部40は、選択された時刻情報が二つ未満、即ち一つであると判断した場合は(S310:NO)、選択された時刻情報に対応する位置情報が示す位置に相当する点を一の図形又は一の線分に重畳して表示し(ステップS312)、処理を終了する。
図13は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の表示部45が有する画面上で統合されて表示される一の点の近傍に、時刻情報が表示される例を示す説明図である。図13に、図11及び図12に示した軌跡表示装置4の制御部40の処理手順の内のステップS302〜ステップS305によって時刻情報が表示される例を示している。図13(a)は、統合された一の点にマウスポインタが重なっていない場合(S302:NO)を示しており、図13(b)は、統合された一の点にマウスポインタが重なっている場合(S302:YES)を示している。
図13(a)に示すように、統合された一の点にマウスポインタが重なっていない場合は何も表示されない。図13(b)に示すように、統合された一の点にマウスポインタが重なっている場合は、軌跡表示装置4の制御部40がこれを検知して統合された一の点に対して記憶してある時刻情報t3 、t4 、…、t7 を読み出して表示する。ユーザは、図13(b)に示すように一の点に対して記憶してある時刻情報を確認することで携帯電話機1が時刻t3 〜t7の間停留していたこと及び停留していた時刻t3 〜t7を把握することができる。
図14は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の表示部45が有する画面上で置換されて表示される一の線分の近傍に、時刻情報が表示される例を示す説明図である。図14には、図11及び図12に示した軌跡表示装置4の制御部40の処理手順の内のステップS301及びステップS306〜ステップS312によって時刻情報が表示される例を示している。図14(a)は、置換された一の線分にマウスポインタが重なっている場合(S301:YES)を示しており、図14(b)は、置換された一の線分にマウスポインタが重なることによって表示された時刻情報の内の一が選択された場合(S310:NO)を示している。さらに図14(c)は、置換された一の線分にマウスポインタが重なることによって表示された時刻情報が複数選択された場合(S310:YES)を示している。
図14(a)に示すように、置換された一の線分にマウスポインタが重なっている場合は、軌跡表示装置4の制御部40がこれを検知し、置換された一の線分に係る時刻情報t31、t32、…、t37を読み出して表示する。また、図14(b)に示すように、表示された時刻情報の内の時刻t35がユーザによって選択された場合、制御部40は選択された時刻情報に対応する位置情報を読み出し、位置情報が示す位置に相当する点を描画する。ユーザは、重複した複数の線分が一の線分に置換されて表示されても、時間経過に対する携帯電話機1の位置を把握することができる。さらに、図14(c)に示すように、表示された時刻情報の内の時刻t32〜t34がユーザによって選択された場合、制御部40は選択された時刻情報に対応する位置情報を読み出し、位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を重ねて描画する。ユーザは、重複した複数の線分が一の線分に置換されて表示されても、時刻t32〜t34の時間経過に対する携帯電話機1の移動状況を把握することができる。
図15は、本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置4の表示部45が有する画面上で置換されて表示される一の図形の近傍に、時刻情報が表示される例を示す説明図である。図15には、図11及び図12に示した制御部40の処理手順の内のステップS301及びステップS306〜ステップS312によって時刻情報が表示される例を示している。図15(a)は、置換された一の図形にマウスポインタが重なっている場合(S301:YES)を示しており、図15(b)及び(c)は、置換された一の図形にマウスポインタが重なることによって表示された時刻情報が複数選択された場合(S310:YES)を示している。
図15(a)に示すように、置換された一の図形にマウスポインタが重なっている場合は、軌跡表示装置4の制御部40がこれを検知し、置換された一の図形に対して記憶してある時刻情報…、t54、…、t59を読み出して表示する。また、図15(b)に示すように表示された時刻情報の内の時刻t54〜t56がユーザによって選択された場合、制御部40は選択された時刻情報t54〜t56に対応する位置情報を読み出し、位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を重ねて描画する。ユーザは、密集した線分群が一の図形に置換されて表示されても、時刻t54〜t56の時間経過に対する携帯電話機1の移動状況を把握することができる。同様にして図15(c)に示すように、時刻情報t56〜t59がユーザによって選択された場合、制御部40は選択された時刻情報t56〜t59に対応する位置情報を読み出し、位置情報が示す位置に相当する各点を時系列に結んで軌跡を重畳して描画する。ユーザは、時刻t56〜t59の時間経過に対する携帯電話機1の移動状況を把握することができる。
上述のような軌跡表示装置4の制御部40の処理により、軌跡表示装置4の表示部45が有する画面上に表示される携帯電話機1の移動軌跡は、移動軌跡の複数の線分が密集する場合は一の図形に置換されて表示されるので見やすくなる。また、移動軌跡の複数の線分が重複する場合は一の線分に置換されて表示されるので見やすくなる。携帯電話機1が停留していた位置に対する点は、太丸の形状の一の点に統合されて表示されるので見やすくなる。さらに、描画する線分又は点の数が置換及び統合によって減少するので、軌跡表示装置4の制御部40の描画処理の負担を低減させることができる。また、軌跡表示装置4の制御部40の処理により、置換又は統合された複数の線分又は点に対して時刻情報が表示されるので、ユーザは携帯電話機1の時間経過に対する移動状況を把握することができる。
なお、本実施の形態では、図4及び図5で示した処理手順において、軌跡表示装置4の制御部40が記憶した重複フラグ、密集フラグについては、複数の線分が密集しており且つ重複していると判断されることがあり得る。両者を区別することは難しい場合があるからである。したがって、軌跡表示装置4の制御部40は、重複フラグ及び密集フラグがいずれもセットされていると判断した場合は、密集フラグがセットされていることを優先にして処理するようにしてもよい。
なお、本実施の形態の図4及び図5に示した制御部の処理手順において、始点と終点とを結ぶ線分が他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点を結ぶ複数の線分と共に密集するか否かを判断する処理においては、各位置情報についてそれまでに時系列に結んで得られた線分と交差するか否かにより判断する構成を示した。本発明はこれに限らず、ある縮小率に対する地図イメージに対して所定の面積の略楕円形の図形を設定しておき、その図形の座標を一定の距離ずつずらし、図形の座標をずらす都度図形の中に包含される携帯電話機1の位置情報が示す位置に相当する点の数を計数する。計数した数が所定数以上である場合に、その図形の中に包含される点を結ぶ複数の線分が密集すると判断するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では軌跡表示装置4の制御部40は、位置情報が示す位置に相当する点を結んだ複数の線分が密集するか否か、重複するか否か、及び位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かの判断を全て行なう構成とした。しかし本発明の軌跡表示方法はこれに限らず、位置情報が示す位置に相当する点を結んだ複数の線分が密集するか否か、重複するか否か、及び位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かの判断の内のいずれか一つの判断を行なう構成でもよい。例えば、複数の線分が密集するか否かのみ判断し、複数の線分が密集すると判断された場合は密集する複数の線分を包含するような一の図形に置換して表示するだけでもよい。
なお、本実施の形態では軌跡表示装置4は表示する軌跡の対象である携帯電話機1の位置情報をサーバ装置3から一回の処理によって取得してから、描画のための置換・統合情報を作成し、一度に軌跡を表示する処理を行なうように構成した。しかし本発明は携帯電話機1の位置情報の取得のタイミングを限定するものではなく、サーバ装置3が携帯電話機1から経緯度の情報を受信する都度、位置情報を軌跡表示装置4に送信し、軌跡表示装置4はリアルタイムに携帯電話機1の移動軌跡を表示する構成としてもよい。この場合、軌跡表示装置4の制御部は、位置情報を受信する都度、それまでに受信した時系列に連続する位置情報に基づいて位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか、位置情報が示す点を結ぶ線分が重複するか又は密集するかを判断する。
なお、本実施の形態では軌跡表示装置4の制御部40が本発明に係る軌跡表示方法を実施するための置換・統合情報を作成し、作成した置換・統合情報に基づいて軌跡を表示する構成とした。しかし本発明はこれに限らず、サーバ装置3で移動軌跡の対象である携帯電話機1についての時系列に連続する位置情報を読み出し、読み出した位置情報に基づいて置換・統合情報を作成し、軌跡表示装置4へ送信する構成でもよい。これにより、軌跡表示装置4の制御部40の負荷が低減され得る。
以上の実施の形態に関し更に、以下の付記を開示する。
(付記1)
移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断し、密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示することを特徴とする軌跡表示方法。
(付記2)
移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断し、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示することを特徴とする軌跡表示方法。
(付記3)
移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断し、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示することを特徴とする軌跡表示方法。
(付記4)
移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断し、密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示し、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断し、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示し、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断し、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示することを特徴とする軌跡表示方法。
(付記5)
前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、一の図形又は一の線分に置換された複数の線分夫々の両端の点若しくは統合された点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示し、前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知し、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形、一の線分又は一の点に重畳して表示することを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の軌跡表示方法。
(付記6)
時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分とが交差する交差数が所定数以上である場合に、前記密集状態であると判断することを特徴とする付記1、4又は5のいずれかに記載の軌跡表示方法。
(付記7)
前記各点の内の、前記地図イメージ上の所定の面積内に包含される点の数が所定数以上である場合に、前記密集状態であると判断することを特徴とする付記1、4又は5のいずれかに記載の軌跡表示方法。
(付記8)
前記所定距離は、地図イメージの縮小率によって設定を変更することを特徴とする付記3乃至7のいずれかに記載の軌跡表示方法。
(付記9)
移動体の位置情報を時系列で取得する手段と、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示装置において、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断手段と、該密集判断手段が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示装置。
(付記10)
移動体の位置情報を時系列で取得する手段と、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示装置において、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断する手段と、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示装置。
(付記11)
移動体の位置情報を時系列で取得する手段と、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示装置において、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断する手段と、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示装置。
(付記12)
移動体の位置情報を時系列で取得する手段と、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示装置において、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断手段と、該密集判断手段が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示する手段と、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断する手段と、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示する手段と、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断する手段と、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示装置。
(付記13)
前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、一の図形又は一の線分に置換された複数の線分夫々の両端の点若しくは統合された点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示する手段と、前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知する手段と、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応付けられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形、一の線分又は一の点に重畳して表示する手段とを備えることを特徴とする付記9乃至12のいずれかに記載の軌跡表示装置。
(付記14)
前記密集判断手段は、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分とが交差する交差数が所定数以上である場合に、前記密集状態であると判断するようにしてあることを特徴とする付記9、12又は13のいずれかに記載の軌跡表示装置。
(付記15)
前記密集判断手段は、前記各点の内の、前記地図イメージ上の所定の面積内に包含される点の数が所定数以上である場合に、前記密集状態であると判断するようにしてあることを特徴とする付記9、12又は13のいずれかに記載の軌跡表示装置。
(付記16)
前記所定距離は、地図イメージの縮小率によって設定を変更するようにしてあることを特徴とする付記11乃至15のいずれかに記載の軌跡表示装置。
(付記17)
表示手段を有するコンピュータに、移動体の位置情報を時系列で取得する機能、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記表示手段に表示させる機能を実現させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断機能、及び、該密集判断機能が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換する機能を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記18)
表示手段を有するコンピュータに、移動体の位置情報を時系列で取得する機能、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記表示手段に表示させる機能を実現させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断する機能、及び、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換する機能を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記19)
表示手段を有するコンピュータに、移動体の位置情報を時系列で取得する機能、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記表示手段に表示させる機能を実現させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断する機能、及び、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合する機能を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記20)
表示手段を有するコンピュータに、移動体の位置情報を時系列で取得する機能、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記表示手段に表示させる機能を実現させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断機能、該密集判断機能が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換する機能、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断する機能、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換する機能、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断する機能、及び、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合する機能を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記21)
前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、一の図形又は一の線分に置換された複数の線分夫々の両端の点若しくは統合された点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示させる機能、前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知する機能、及び、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報が対応付けられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形、一の線分又は一の点に更に重畳して表示させる機能を実現させることを特徴とする付記17乃至20のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
(付記22)
前記密集判断機能は、コンピュータに、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分とが交差する交差数が所定数以上である場合に、前記密集状態であると判断させるようにしてあることを特徴とする付記17、20又は21のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
(付記23)
前記密集判断機能は、コンピュータに、前記各点の内の、前記地図イメージ上の所定の面積内に包含される点の数が所定数以上である場合に、前記密集状態であると判断させるようにしてあることを特徴とする付記17、20又は21のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
(付記24)
複数の移動体に対して時系列に取得した位置情報及び地図情報を記憶する中央装置と、該中央装置と接続しており表示手段を有する端末装置とを含み、前記中央装置は、記憶している地図情報に基づく地図イメージ上で、記憶している前記移動体のうち一の移動体にについての位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を表示するための描画情報を作成する手段と、作成した描画情報を送信する手段とを備え、前記端末装置は、前記描画情報を受信する手段と、受信した描画情報に基づいて前記表示手段に移動軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示システムにおいて、前記端末装置は、移動体を指定する指定情報を送信する手段と、指定した移動体に対する描画情報を受信する手段とを備え、前記中央装置は、前記指定情報を受信する手段と、指定された移動体に対し、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断手段と、該密集判断手段が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示するための情報を描画情報として作成する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示システム。
(付記25)
複数の移動体に対して時系列に取得した位置情報及び地図情報を記憶する中央装置と、該中央装置と接続しており表示手段を有する端末装置とを含み、前記中央装置は、記憶している地図情報に基づく地図イメージ上で、記憶している前記移動体のうち一の移動体にについての位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を表示するための描画情報を作成する手段と、作成した描画情報を送信する手段とを備え、前記端末装置は、前記描画情報を受信する手段と、受信した描画情報に基づいて前記表示手段に移動軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示システムにおいて、前記端末装置は、移動体を指定する指定情報を送信する手段と、指定した移動体に対する描画情報を受信する手段とを備え、前記中央装置は、前記指定情報を受信する手段と、指定された移動体に対し、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断する手段と、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示するための情報を描画情報として作成する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示システム。
(付記26)
複数の移動体に対して時系列に取得した位置情報及び地図情報を記憶する中央装置と、該中央装置と接続しており表示手段を有する端末装置とを含み、前記中央装置は、記憶している地図情報に基づく地図イメージ上で、記憶している前記移動体のうち一の移動体にについての位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を表示するための描画情報を作成する手段と、作成した描画情報を送信する手段とを備え、前記端末装置は、前記描画情報を受信する手段と、受信した描画情報に基づいて前記表示手段に移動軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示システムにおいて、前記端末装置は、移動体を指定する指定情報を送信する手段と、指定した移動体に対する描画情報を受信する手段とを備え、前記中央装置は、前記指定情報を受信する手段と、指定された移動体に対し、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断する手段と、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示するための情報を描画情報として作成する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示システム。
(付記27)
複数の移動体に対して時系列に取得した位置情報及び地図情報を記憶する中央装置と、該中央装置と接続しており表示手段を有する端末装置とを含み、前記中央装置は、記憶している地図情報に基づく地図イメージ上で、記憶している前記移動体のうち一の移動体にについての位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を表示するための描画情報を作成する手段と、作成した描画情報を送信する手段とを備え、前記端末装置は、前記描画情報を受信する手段と、受信した描画情報に基づいて前記表示手段に移動軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示システムにおいて、前記端末装置は、移動体を指定する指定情報を送信する手段と、指定した移動体に対する描画情報を受信する手段とを備え、前記中央装置は、前記指定情報を受信する手段と、指定された移動体に対し、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断手段と、該密集判断手段が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示するための情報を描画情報として作成する手段と、前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複する否かを判断する手段と、重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示するための情報を描画情報として作成する手段と、いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断する手段と、所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示するための情報を描画情報として作成する手段とを備えることを特徴とする軌跡表示システム。
(付記28)
前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、前記中央装置は、一の図形又は一の線分に置換された複数の線分夫々の両端の点若しくは統合された点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示するための情報を描画情報として作成する手段と、前記一の図形、一の線分又は一の点の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知する手段と、時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応付けられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形、一の線分又は一の点に重畳して表示するための情報を描画情報として作成する手段とを備えることを特徴とする付記24乃至27のいずれかに記載の軌跡表示システム。
本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置を含む軌跡表示システムを概念的に示す説明図である。 本発明の軌跡表示方法を実施する軌跡表示システムを構成する携帯電話機、サーバ装置及び軌跡表示装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態における軌跡表示装置の制御部が、サーバ装置から取得した携帯電話機についての時系列に連続する位置情報の例を示す説明図である。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の制御部が、置換・統合情報を記憶する処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の制御部が、置換・統合情報を記憶する処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の一時記憶領域に記憶された置換・統合情報の例を示す説明図である。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の制御部が、置換・統合情報に基づいて表示部に描画する処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の制御部が、置換・統合情報に基づいて表示部に描画する処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の表示部に表示される携帯電話機の移動軌跡の例を示す説明図である。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の表示部に表示される携帯電話機の移動軌跡の例を示す説明図である。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の制御部が、一の図形、一の線分又は一の点にマウスポインタが重なった場合に、時刻情報を表示する処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の制御部が、一の図形、一の線分又は一の点にマウスポインタが重なった場合に、時刻情報を表示する処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の表示部が有する画面上で統合されて表示される一の点の近傍に、時刻情報が表示される例を示す説明図である。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の表示部が有する画面上で置換されて表示される一の線分の近傍に、時刻情報が表示される例を示す説明図である。 本発明に係る軌跡表示方法を実施する軌跡表示装置の表示部が有する画面上で置換されて表示される一の図形の近傍に、時刻情報が表示される例を示す説明図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2a,2b,… GPS衛星
3 サーバ装置
4 軌跡表示装置
10,30,40 制御部
45 表示部

Claims (4)

  1. 移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、
    前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、
    前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断し、
    密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示し、
    前記一の図形に置換された複数の線分夫々の両端の点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形の近傍に表示し、
    前記一の図形の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知し、
    時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形に重畳して表示すること
    を特徴とする軌跡表示方法。
  2. 移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、
    前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、
    前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ線分が、他の時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する二点を結ぶ線分と前記地図イメージ上で重複するか否かを判断し、
    重複すると判断した場合、重複する複数の線分を一の線分に置換して表示し、
    前記一の線分に置換された複数の線分夫々の両端の点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の線分の近傍に表示し、
    前記一の線分の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知し、
    時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の線分に重畳して表示すること
    を特徴とする軌跡表示方法。
  3. 移動体の位置情報を時系列で取得し、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する軌跡表示方法において、
    前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、
    いずれかの時系列に連続する位置情報が示す位置に相当する点が所定距離内にあるか否かを判断し、
    所定距離内にあると判断した場合、所定距離内にある複数の点を所定の形状の一の点に統合して表示し、
    統合された点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の点の近傍に表示し、
    前記一の点の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知し、
    時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の点に重畳して表示すること
    を特徴とする軌跡表示方法。
  4. 移動体の位置情報を時系列で取得する手段と、地図情報に基づく地図イメージ上で、取得した前記移動体の位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んで軌跡を表示する手段とを備える軌跡表示装置において、
    前記位置情報には夫々が取得された時刻を示す時刻情報が対応付けられており、
    前記各点の内の、時系列に連続する位置情報が示す位置に相当するいずれか二点を結ぶ複数の線分が、前記地図イメージ上で所定範囲内に所定数以上存在する密集状態であるか否かを判断する密集判断手段と、
    該密集判断手段が密集状態であると判断した場合、前記所定範囲内に存在する複数の線分を包含する一の図形に置換して表示する手段と、
    前記一の図形に置換された複数の線分夫々の両端の点の位置情報に対応付けられた時刻情報を前記一の図形の近傍に表示する手段と、
    前記一の図形の近傍に表示された時刻情報が選択されたことを検知する手段と、
    時刻情報が選択されたことを検知した場合、選択された時刻情報に対応づけられた位置情報が示す位置に相当する点を時系列に結んだ軌跡を前記一の図形に重畳して表示する手段と
    を備えることを特徴とする軌跡表示装置。
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