JP4805228B2 - バーンイン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーンイン装置に関し、特に、恒温槽内部の温度の均一化を図ったバーンイン装置に関する。
電子部品等の半導体装置の初期不良を顕在化し、初期故障品の除去を行うためのスクリーニング試験の一種であるバーンイン(Burn-In)試験を行う装置として、バーンイン装置が知られている。このバーンイン装置は半導体テスト装置の一種であり、被試験デバイス(Device Under Test)である半導体装置を複数装着したバーンインボードをバーンイン装置内の恒温槽に収納し、被試験デバイスに、電圧を印加して電気的ストレスを与えるとともに、恒温槽内部の空気を加熱したり冷却したりして所定の温度の熱ストレスを与えることにより、初期不良を顕在化させる。また、このバーンイン試験においては、被試験デイバスに動作用の電源や信号を供給して、被試験デバイスの動作テストを行い、被試験デイバスが正常に動作しているかどうかを試す試験を行う。
このようなバーンイン装置では、数時間から数十時間に亘る長時間のバーンイン試験が行われることから、試験効率を向上させるために、複数の被試験デバイスを1枚のバーンインボードに挿入するとともに、このバーンインボードを複数毎、バーンイン装置の恒温槽に収納して、バーンイン試験を行うのが一般的である(例えば、特許文献1:特開2005−265665号公報参照)。
図1は、従来のバーンイン装置10の内部構成を説明するためのブロックレイアウト図である。この図1に示すように、バーンイン装置10の恒温槽20の内部には、複数のバーンインボードBIBが収納されている。また、恒温槽20の内部には、空気を強制的に循環させるためのファン30が設けられており、ファン30から送り出された空気は、図の右側からバーンインボードBIBが収納された空間に入り込み、バーンインボードBIBの間を通って、冷却器40、加熱器50を通り、再びファン30に戻る。
このように恒温槽20の内部の空気を循環させるのは、複数のバーンインボードBIBに装着されている被試験デバイスの試験条件を揃えるためである。すなわち、恒温槽20の内部の空気を循環させることにより、各被試験デバイスの温度条件が同じになるようにしている。このため、恒温槽20内部の温度分布は、できるだけ均一であることが望ましい。
しかしながら、循環する空気の上流側にあるバーンインボードBIB(R)と、下流側にあるバーンインボードBIB(L)とでは、空気の温度が変化してしまっている可能性がある。すなわち、循環する空気の上流側にあるバーンインボードBIB(R)で空気が暖まってしまっていたり、冷却されてしまっていたりする可能性があり、バーンインボードBIB(L)の間を流れる空気の温度が、バーンインボードBIB(R)の間を流れたときの空気の温度と、異なっている恐れがある。
一般的には、上流側にあたるバーンインボードBIB(R)の間を流れる空気の温度と、下流側にあたるバーンインボードBIB(L)の間を流れる空気の温度との温度差ΔTは、次のような関係式で表される。
ΔT=K×ICの総発熱量÷(空気循環量×空気比熱)
ここで、Kは比例定数であり、ここではK=0.012であり、空気比熱は0.24kcal/℃・kgである。この関係式によれば、ICの総発熱量が6KWであり、空気循環量が70m/minの場合、ΔT=0.012×6000÷(70×0.24)≒4.29℃となり、この温度差は無視できない大きさになっている。
また、近年においては、被試験デバイスである半導体装置の微細化が進み、被試験デバイス内のリーク電流が増加して、バーンイン試験における被試験デバイスの発熱が増大してきており、各被試験デバイス間の温度差が大きくなってきている。このため、恒温槽20内部の温度を適切に制御することが難しくなり、従来のバーンイン装置10では、循環する空気の上流側にあるバーンインボードBIB(R)に装着された被試験デバイスの温度条件と、下流側にあるバーンインボードBIB(L)に装着された被試験デバイスの温度条件とが、同じにならない可能性がある。
特開2005−265665号公報
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、恒温槽内部の温度を可能な限り均一にできるバーンイン装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るバーンイン装置は、
バーンインボードが挿入される1又は複数の第1のバーンインボード挿入スロットと、
バーンインボードが挿入される1又は複数の第2のバーンインボード挿入スロットと、
前記第1のバーンインボード挿入スロットに対して第1の空気の循環を形成するための第1のファンであって、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後に、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間に流れ込むことなく空気を循環させる、第1のファンと、
前記第2のバーンインボード挿入スロットに対して第2の空気の循環を形成するための第2のファンであって、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後に、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間に流れ込むことなく空気を循環させる、第2のファンと、
前記第1の空気の循環における空気の流路に設けられた第1の冷却器と、
前記第2の空気の循環における空気の流路に設けられた第2の冷却器と、
前記第1の空気の循環における空気の流路に設けられた第1の加熱器と、
前記第2の空気の循環における空気の流路に設けられた第2の加熱器と、
を備えており、
前記第1の冷却器と前記第1の加熱器は、前記第1の空気の循環において、空気が、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後、前記第1のファンに到達する前の位置に設けられており、
前記第2の冷却器と前記第2の加熱器は、前記第2の空気の循環において、空気が、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後、前記第2のファンに到達する前の位置に設けられている、
ことを特徴とする。
また、前記第1の空気の循環における空気と、前記第2の空気の循環における空気とが、ともに流れる共通流通路が形成されているようにしてもよい。
この場合、前記共通流通路は、前記第1の空気の循環と前記第2の空気の循環とが形成される恒温槽の中央部分設けられているようにしてもよい。
この場合、前記共通流通路には、前記第1の空気の循環において、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後の空気と、前記第2の空気の循環において、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後の空気とが、流れ込むようにしてもよい。
或いは、前記共通流通路には、前記第1の空気の循環において、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過する前の空気と、前記第2の空気の循環において、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過する前の空気とが、流れ込むようにしてもよい。
また、前記第1の冷却器と前記第2の冷却器に冷媒を送出するための冷却コンプレッサが、前記第1の冷却器と前記第2の冷却器に共通で設けられているようにしてもよい。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図2は、本発明の第1実施形態に係るバーンイン装置10の全体的な正面図である。図3は、本実施形態に係るバーンイン装置10の内部構成を説明するためのブロックレイアウト図であり、バーンインボードBIBが収納された状態を示している。
これら図2及び図3に示すように、本実施形態に係るバーンイン装置10は、温度調整ユニット100と、試験本体ユニット200と、制御ユニット300とにより、構成されている。これら温度調整ユニット100と、試験本体ユニット200と、制御ユニット300は、それぞれ、分離して搬送することが可能であり、これら3つのユニットを組み立てることにより、本実施形態に係るバーンイン装置10が形成される。
試験本体ユニット200の内部には、断熱壁210で区画された空間により、恒温槽20が形成されている。この恒温槽20の図中右側には、バーンインボードBIBが挿入される1又は複数の第1のバーンインボード挿入スロット220(R)が設けられており、恒温槽20の図中左側には、バーンインボードBIBが挿入される1又は複数の第2のバーンインボード挿入スロット220(L)が設けられている。
本実施形態では、例えば、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)は、縦方向に30段のバーンインボード挿入用のスロットが並ぶように形成されており、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)も、縦方向に30段のバーンインボード挿入用のスロットが並ぶように形成されている。但し、第1及び第2のバーンインボード挿入スロット220(R)、220(L)を、何段にするかは、任意である。
また、このバーンイン装置10には、2枚のドア230(R)、230(L)が設けられている。すなわち、バーンイン装置10の図中右側に設けられた第1のドア230(R)を開状態にすることにより、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)に対してバーンインボードBIBを挿抜することができるようになり、バーンイン装置10の図中左側に設けられた第2のドア230(L)を開状態にすることにより、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)に対してバーンインボードBIBを挿抜することができるようになる。
これらのドア230(R)、230(L)にも断熱材が組み込まれており、ドア230(R)、230(L)を閉状態にすることにより、周囲から熱的に遮断された空間である恒温槽20が構成される。
第1のバーンインボード挿入スロット220(R)の上方には、第1のファン240(R)が設けられており、この第1のファン240(R)により、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)に挿入されたバーンインボードBIBの周囲の空気を加熱したり冷却したりするための空気の循環が形成される。
具体的には、第1のファン240(R)から送出された空気は、恒温槽20内部を上下方向に延びる流通路242(R)を下方に向かって流れ込み、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)に挿入されたバーンインボードBIBの隙間に流れ込む。このバーンインボードBIBの隙間を流れた空気は、第1の冷却器250(R)を通過し、恒温槽20内部を上下方向に延びる流通路244に流れ込む。流通路244に流れ込んだ空気は、上方に移動し、恒温槽20の天井に衝突し、その一部が第1の加熱器252(R)を通過し、再び、第1のファン240(R)から送出されていく。
このように、第1のファン240(R)から送出された空気は、図中時計回りに回る空気の循環を形成する。この空気の循環を、以下では、第1の空気の循環と称することとする。この第1の空気の循環によれば、加熱器252(R)を通過するときに空気は加熱され、冷却器250(R)を通過するときに空気は冷却されることになる。このように、冷却器250(R)と加熱器252(R)と通過した後に、第1のファン240(R)から空気が送出されるので、送出される空気中の温度の均一化を図ることができる。
第2のバーンインボード挿入スロット220(L)の上方にも、第2のファン240(L)が設けられており、この第2のファン240(L)により、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)に挿入されたバーンインボードBIBの周囲の空気を加熱したり冷却したりするための空気の循環が形成される。
具体的には、第2のファン240(L)から送出された空気は、恒温槽20内部を上下方向に延びる流通路242(L)を下方に向かって流れ込み、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)に挿入されたバーンインボードBIBの隙間に流れ込む。このバーンインボードBIBの隙間を流れた空気は、第2の冷却器250(L)を通過し、上述した流通路244に流れ込む。流通路244に流れ込んだ空気は、上方に移動し、恒温槽20の天井に衝突し、その一部が第2の加熱器252(L)を通過し、再び、第2のファン240(L)から送出されていく。
このように、第2のファン240(L)から送出された空気は、図中反時計回りに回る空気の循環を形成する。この空気の循環を、以下では、第2の空気の循環と称することとする。この第2の空気の循環によれば、加熱器252(L)を通過するときに空気は加熱され、冷却器250(L)を通過するときに空気は冷却されることになる。このように、冷却器250(L)と加熱器252(L)と通過した後に、第2のファン240(L)から空気が送出されるので、送出される空気中の温度の均一化を図ることができる。
冷却器250(R)、250(L)は、温度調整ユニット100に設けられた冷却コンプレッサ110から送出された冷媒により、冷却される。すなわち、冷却コンプレッサ110は、配管120(R)により、冷却器250(R)と接続されており、冷却コンプレッサ110から送出された冷媒が、冷却器250(R)内を循環して、再び、冷却コンプレッサ110に戻ってくるように構成されている。同様に、冷却コンプレッサ110は、配管120(L)により、冷却器250(L)と接続されており、冷却コンプレッサ110から送出された冷媒が、冷却器250(L)内を循環して、再び、冷却コンプレッサ110に戻ってくるように構成されている。
図4は、本実施形態に係る冷却器250(R)の構造を説明するための冷却器250(R)の正面図であり、図5は、その右側面図である。なお、冷却器250(L)も冷却器250(R)と同等の構成であるので、ここでは説明を省略する。
これら図4及び図5に示すように、冷却器250(R)は、従来の冷却器250よりも薄型で構成されている。冷却コンプレッサ110から送出された冷媒は、例えば、図中上側の配管120(R)から冷却器250(R)内に入り込み、図中下側の配管120(R)から排出されて、冷却コンプレッサ110に戻るように構成されている。
再び図2及び図3に戻って説明すると、上述した冷却コンプレッサ110と加熱器252(R)、252(L)とは、制御ユニット300により制御される。すなわち、制御ユニット300は、恒温槽20内部の温度を下げる必要がある場合には、冷却コンプレッサ110を稼働して、冷却器250(R)、250(L)を通過する通気の温度を下げるようにする。一方、恒温槽20内部の温度を上げる必要がある場合には、加熱器252(R)、252(L)を稼働して、加熱器252(R)、252(L)を通過する空気の温度を上げるようにする。本実施形態では、加熱器252(R)、252(L)は、電熱線ヒータにより構成されており、制御ユニット300は、この加熱器252(R)、252(L)に電力を供給することにより、加熱器252(R)、252(L)は発熱する。
制御ユニット300は、恒温槽20内部の温度を上げるべきか、下げるべきかを、恒温槽20の各所に設けられた温度検出器260で検出された温度に基づいて判断する。恒温槽20内部のどのような箇所に温度検出器260を設置すべきかは任意であり、その設置個数も任意である。温度検出器260で検出された温度は、制御ユニット300で集計され、恒温槽20内部の温度制御をする上で必要な温度計算処理がなされることとなる。
なお、恒温槽20内部の温度制御にあたっては、制御ユニット300は、2つの加熱器252(R)、252(L)の稼働停止を個別に制御できるようにしてもよいし、或いは、2つまとめて制御するようにしてもよい。同様に、制御ユニット300は、2つの冷却器250(R)、250(L)の稼働停止を個別に制御できるようにしてもよいし、或いは、2つまとめて制御するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係るバーンイン装置10によれば、第1及び第2のバーンインボード挿入スロット220(R)、220(L)のそれぞれに、第1及び第2のファン240(R)、240(L)を設けて、それぞれ、第1の空気の循環と第2の空気の循環を生成するようにした。そして、第1の空気の循環で流れる空気を冷却する第1の冷却器250(R)と、第1の空気の循環で流れる空気を加熱する第1の加熱器252(R)とを設けるとともに、第2の空気の循環で流れる空気を冷却する第2の冷却器250(L)と、第2の空気の循環で流れる空気を加熱する第2の加熱器252(L)とを設けることとした。
このため、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)のバーンインボードBIBの間を通過した空気が、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)のバーンインボードBIBの間に流れ込んだり、逆に、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)のバーンインボードBIBの間を通過した空気が、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)のバーンインボードBIBの間に流れ込んだりすることがなくなる。この結果、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)のバーンインボードBIBの間を流れる空気の温度と、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)のバーンインボードBIBの間を流れる空気の温度とが、同じになるように制御することができ、恒温槽20内部の温度分布の均一化を図ることができる。
また、恒温槽20の中央部に設けた流通路244は、第1の空気の循環で流れる空気と、第2の空気の循環で流れる空気の双方が通過するようにしているので、第1の空気の循環で流れる空気と、第2の空気の循環で流れる空気とが、この流通路244で混合され、第1の空気の循環で流れる空気の温度条件と、第2の空気の循環で流れる空気の温度条件とを揃えるのが容易になる。
さらに、本実施形態に係るバーンイン装置10においては、2つの冷却器250(R)、250(L)を設けたが、冷却コンプレッサ110は1台であるので、温度調整ユニット100が大型化するのを回避することができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態を変形して、第1及び第2の空気の循環の向きが、それぞれ第1実施形態の逆回りになるようにしたものである。以下、第1実施形態と異なる部分を説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係るバーンイン装置10の内部構成を説明するためのブロックレイアウト図であり、バーンインボードBIBが収納された状態を示している。また、この図6は、上述した第1実施形態における図3に対応している。第2実施形態に係るバーンイン装置10の全体的な正面図は、上述した図2と同様である。
この図6に示すように、本実施形態では、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)に対して形成される第1の空気の循環が、反時計回りに形成され、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)に対して形成される第2の空気の循環が、時計回りに形成される。
具体的には、第1のファン240(R)から送出された空気は、恒温槽20内部の中央を上下方向に延びる流通路244を下方に向かって流れ込み、その一部が第1のバーンインボード挿入スロット220(R)に挿入されたバーンインボードBIBの隙間に流れ込む。このバーンインボードBIBの隙間を流れた空気は、冷却器250(R)を通過して、流通路242(R)に流れ込んで上方に移動する。そして、第1の加熱器252(R)を通過し、再び、第1のファン240(R)から送出されていく。
このように、第1のファン240(R)から送出された空気は、図中反時計回りに回る空気の循環を形成する。この空気の循環が、上述した第1実施形態における第1の空気の循環に相当する。この第1の空気の循環によれば、第1の加熱器252(R)を通過するときに空気は加熱され、第1の冷却器250(R)を通過するときに空気は冷却されることになる。このように、冷却器250(R)と加熱器252(R)と通過した後に、第1のファン240(R)から空気が送出されるので、送出される空気の温度の均一化を図ることができる。
同様に、第2のファン240(L)から送出された空気は、上述した流通路244を下方に向かって流れ込み、その一部が第2のバーンインボード挿入スロット220(L)に挿入されたバーンインボードBIBの隙間に流れ込む。このバーンインボードBIBの隙間を流れた空気は、第2の冷却器250(L)を通過して、流通路242(L)に流れ込んで上方に移動する。そして、第2の加熱器252(R)を通過し、再び、第2のファン240(L)から送出されていく。
このように、第2のファン240(L)から送出された空気は、図中時計回りに回る空気の循環を形成する。この空気の循環が、上述した第1実施形態における第2の空気の循環に相当する。この第2の空気の循環によれば、第2の加熱器252(L)を通過するときに空気は加熱され、第2の冷却器250(L)を通過するときに空気は冷却されることになる。このように、冷却器250(L)と加熱器252(L)と通過した後に、第2のファン240(L)から空気が送出されるので、送出される空気の温度の均一化を図ることができる。
以上のように、本実施形態に係るバーンイン装置10によっても、恒温槽20内部の温度分布の均一化を図ることができる。すなわち、第2実施形態においても、第1及び第2のバーンインボード挿入スロット220(R)、220(L)のそれぞれに、第1及び第2のファン240(R)、240(L)を設けて、それぞれ、第1の空気の循環と第2の空気の循環を生成するようにした。そして、第1の空気の循環で流れる空気を冷却する第1の冷却器250(R)と、第1の空気の循環で流れる空気を加熱する第1の加熱器252(R)とを設けるとともに、第2の空気の循環で流れる空気を冷却する第2の冷却器250(L)と、第2の空気の循環で流れる空気を加熱する第2の加熱器252(L)を設けることとした。
このため、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)のバーンインボードBIBの間を通過した空気が、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)のバーンインボードBIBの間に流れ込んだり、逆に、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)のバーンインボードBIBの間を通過した空気が、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)のバーンインボードBIBの間に流れ込んだりすることがなくなる。この結果、第1のバーンインボード挿入スロット220(R)のバーンインボードBIBの間を流れる空気の温度と、第2のバーンインボード挿入スロット220(L)のバーンインボードBIBの間を流れる空気の温度とが、同じになるように制御することができ、恒温槽20内部の温度分布の均一化を図ることができる。
また、恒温槽20の中央部に設けた流通路244は、第1の空気の循環で流れる空気と、第2の空気の循環で流れる空気の双方が通過するようにしているので、第1の空気の循環で流れる空気と、第2の空気の循環で流れる空気とが、この流通路244で混合され、第1の空気の循環で流れる空気の温度条件と、第2の空気の循環で流れる空気の温度条件とを揃えるのが容易になる。
さらに、本実施形態に係るバーンイン装置10においては、2つの冷却器250(R)、250(L)を設けたが、冷却コンプレッサ110は1台であるので、温度調整ユニット100が大型化するのを回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態におけるファン250(R)、250(L)、冷却器250(R)、250(L)、及び、加熱器252(R)、252(L)の配置は一例に過ぎず、これらの配置を適宜変更しても本発明を実現することができる。
また、上述した実施形態では、2つの冷却器250(R)、250(L)に対して共通に1台の冷却コンプレッサ110を設けることしたが、各冷却器250(R)、250(L)にそれぞれ独立して冷却コンプレッサを設けるようにしてもよい。
図1は、従来のバーンイン装置の内部構成の一例を説明するブロックレイアウト図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るバーンイン装置の一例を説明する正面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るバーンイン装置の内部構成の一例を説明するブロックレイアウト図である。 図4は、図3のバーンイン装置における冷却器の構成の一例を説明するための正面図である。 図5は、図4の冷却器の右側面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係るバーンイン装置の内部構成の一例を説明するブロックレイアウト図である。
符号の説明
10 バーンイン装置
20 恒温槽
100 温度調整ユニット
200 試験本体ユニット
210 断熱壁
220(R) 第1のバーンインボード挿入スロット
220(L) 第2のバーンインボード挿入スロット
240(R) 第1のファン
240(L) 第2のファン
250(R) 第1の冷却器
250(L) 第2の冷却器
252(R) 第1の加熱器
252(L) 第2の加熱器
300 制御ユニット
BIB バーンインボード

Claims (6)

  1. バーンインボードが挿入される1又は複数の第1のバーンインボード挿入スロットと、
    バーンインボードが挿入される1又は複数の第2のバーンインボード挿入スロットと、
    前記第1のバーンインボード挿入スロットに対して第1の空気の循環を形成するための第1のファンであって、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後に、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間に流れ込むことなく空気を循環させる、第1のファンと、
    前記第2のバーンインボード挿入スロットに対して第2の空気の循環を形成するための第2のファンであって、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後に、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間に流れ込むことなく空気を循環させる、第2のファンと、
    前記第1の空気の循環における空気の流路に設けられた第1の冷却器と、
    前記第2の空気の循環における空気の流路に設けられた第2の冷却器と、
    前記第1の空気の循環における空気の流路に設けられた第1の加熱器と、
    前記第2の空気の循環における空気の流路に設けられた第2の加熱器と、
    を備えており、
    前記第1の冷却器と前記第1の加熱器は、前記第1の空気の循環において、空気が、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後、前記第1のファンに到達する前の位置に設けられており、
    前記第2の冷却器と前記第2の加熱器は、前記第2の空気の循環において、空気が、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後、前記第2のファンに到達する前の位置に設けられている、
    ことを特徴とするバーンイン装置。
  2. 前記第1の空気の循環における空気と、前記第2の空気の循環における空気とが、ともに流れる共通流通路が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のバーンイン装置。
  3. 前記共通流通路は、前記第1の空気の循環と前記第2の空気の循環とが形成される恒温槽の中央部分設けられている、ことを特徴とする請求項2に記載のバーンイン装置。
  4. 前記共通流通路には、前記第1の空気の循環において、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後の空気と、前記第2の空気の循環において、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過した後の空気とが、流れ込む、ことを特徴とする請求項3に記載のバーンイン装置。
  5. 前記共通流通路には、前記第1の空気の循環において、前記第1のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過する前の空気と、前記第2の空気の循環において、前記第2のバーンインボード挿入スロットに挿入されたバーンインボードの間を通過する前の空気とが、流れ込む、ことを特徴とする請求項3に記載のバーンイン装置。
  6. 前記第1の冷却器と前記第2の冷却器に冷媒を送出するための冷却コンプレッサが、前記第1の冷却器と前記第2の冷却器に共通で設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のずれかに記載のバーンイン装置。
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