JP4803388B2 - 装置、プログラム - Google Patents

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本願発明は、ロール紙に記録実行可能な構成を有するインクジェット式記録装置のロール紙切断制御方法に関する。
ロール紙に記録実行可能なインクジェット式記録装置としては、ロール紙を含む記録紙に記録を実行する記録実行手段と、記録実行手段による記録実行領域の副走査方向下流側に配設されるロール紙カッター等のロール紙切断手段とを備え、ロール紙への記録実行、及び記録実行後のロール紙を適切な切断位置で切断することが可能な構成を有するインクジェット式記録装置が公知である。
このようなインクジェット式記録装置において、従来一般的に行われている記録実行制御、及びロール紙切断制御は、まず、記録データに含まれる記録紙サイズ情報に基づいて、ロール紙上の記録領域及び記録領域の終端近傍の切断位置が決定される。つづいて、記録実行手段によってロール紙の記録領域に記録が実行される。そして、あらかじめ決定されている切断位置において切断され、普通紙等の単票紙と同様に排出されるものである。
記録実行後のロール紙は、記録領域の終端近傍で切断される際に、ロール紙カッターによって切断可能な切断位置に、記録領域の終端近傍が到達するまで副走査方向に搬送される。そして、ロール紙は、ロール紙カッターによって切断される。切断後、ロール紙カッターの切断位置より副走査方向上流側のロール紙は、その始端が記録実行手段の記録開始位置に到達するまで、副走査方向と逆方向に搬送されて、次の記録領域の記録が行われる。
したがって、複数の記録領域を連続して実行する際には、1つの記録領域の記録を終える度に、ロール紙を副走査方向に搬送して切断し、副走査方向と逆方向へ搬送した後、次の記録領域の記録を実行することを繰り返すことになる。そのため、それによって、記録実行のスループットが低下するという問題が生じる。
このような問題を解決した従来技術としては、連続して複数の記録領域を記録する際に、1つの記録領域の終端まで記録を終えた時点で、次に記録を実行する記録領域がある場合には、その時点でのロール紙の切断を実行せずに、そのまま次の記録領域を実行するものが公知である。上述したロール紙の切断動作を記録領域毎に実行しないので、記録実行のスループットを向上させることができるものである。
また、記録実行後の記録領域の始端近傍及び終端近傍におけるロール紙の切断は、全ての記録終了後、ユーザーがロール紙を切断して排出するためのオペレーションボタンを押下することによって、ロール紙が副走査方向と逆方向に搬送され、全ての切断すべき位置でロール紙カッターにてロール紙が切断されて排出される。又は、複数の記録領域の最終端近傍のみ切断されて排出される構成とすることも可能である。あるいは、複数の記録領域の記録を連続して実行しつつ、記録実行中に記録領域間の切断すべき位置がロール紙カッターの切断位置に到達した時点で切断され、最後の記録領域のみ、ユーザーがオペレーションボタンを押下することによって、ロール紙カッターにより切断されて排出される構成とすることもできる。
ところで、ロール紙に記録実行可能な構成を有するインクジェット式記録装置には、一般的に、インクジェット式記録装置内部に残留している記録実行前のロール紙をロール紙ホルダ側、つまり給紙方向である副走査方向と逆方向側に排出させるロール紙排出ボタンが配設されている。単票紙の場合には副走査方向に排出することができるが、ロール紙は一連の長尺な記録紙がロール状に巻かれており、副走査方向に排出することができないので、副走査方向と逆方向に搬送して排出するものである。
特開平05−008475号公報
しかしながら、前述したオペレーションボタンを押下することによって、副走査方向に排出されるはずの記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っている状態で、このロール紙排出ボタンを押下すると、そのまま記録実行済みの記録領域が残った状態で、ロール紙ホルダ側に排出されてしまうことになる。そして、それによって、その記録済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍をロール紙カッターにて切断することができなくなってしまうという問題が生じてしまう。
本願発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っている状態で、ロール紙がロール紙ホルダ側に排出されてしまうことを防止し、記録済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍をロール紙カッターにて切断することができなくなってしまうことを防止することにある。
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、記録ヘッドを主走査方向に往復動させながら記録紙にインクを吐出する動作と、前記記録紙を副走査方向に間欠的に搬送する動作とを交互に繰り返して前記記録紙に記録を実行するインクジェット式記録装置において、ロール紙に記録を実行する際は、該ロール紙上の前記副走査方向における既定長の記録領域の始端近傍及び終端近傍にて該ロール紙を切断するロール紙切断制御方法であって、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する際に、該ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、該記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にて前記ロール紙を切断した後に、該ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する、ことを特徴としたロール紙切断制御方法である。
記録面に記録済みの記録領域を残した状態で、インクジェット式記録装置内に残留しているロール紙は、本来、自動又は手動に関わらずロール紙カッターにて切断されて副走査方向に排出されるべきものである。しかしながら、ロール紙へ連続して複数の記録領域を記録する際には、記録実行のスループットという観点から、前述したように、1つの記録領域の記録を終える毎にロール紙を切断位置まで搬送して切断するのは無駄が多いと言える。
また、前述したように、連続して複数の記録領域の記録を一気に実行した後に、それぞれの切断すべき位置で切断するのもスループットを低下させないひとつの方法であると言える。さらに、本来切断すべき位置でロール紙を切断しない形態で排出するといったニーズも想定され、ロール紙へ記録した記録領域は、必ずしも記録領域毎に切断されるとは限らない。したがって、これらのロール紙切断制御のバリエーションから、インクジェット式記録装置内に記録済みの記録領域を有するロール紙が残留した状態でインクジェット式記録装置が記録待機状態となるケースは、多々想定されると言える。
本願請求項1に記載の発明に係るロール紙切断制御方法は、ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にてロール紙を切断した後に、ロール紙を副走査方向と逆方向にあるロール紙ホルダ側に排出するので、記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っていない状態で、ロール紙をロール紙ホルダ側に排出することができる。
これにより、本願請求項1に記載の発明に係るロール紙切断制御方法によれば、記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っている状態で、ロール紙がロール紙ホルダ側に排出されてしまうことを防止することができるので、記録済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍をロール紙カッターにて切断することができなくなってしまうことを防止できるという作用効果が得られる。
本願請求項2に記載の発明は、記録ヘッドを主走査方向に往復動させながら記録紙にインクを吐出する動作と、前記記録紙を副走査方向に間欠的に搬送する動作とを交互に繰り返して前記記録紙に記録を実行するインクジェット式記録装置において、ロール紙に記録を実行する際は、該ロール紙上の前記副走査方向における既定長の記録領域の始端近傍及び終端近傍にて該ロール紙を切断するロール紙切断制御方法であって、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する際に、該ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、該記録実行済みの記録領域の最終端近傍にて前記ロール紙を切断した後に、該ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する、ことを特徴としたロール紙切断制御方法である。
このように、ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、記録実行済みの記録領域の最終端近傍にてロール紙を切断した後に、ロール紙を副走査方向と逆方向にあるロール紙ホルダ側に排出するので、記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っていない状態で、ロール紙をロール紙ホルダ側に排出することができる。
また、記録実行済みの記録領域の最終端近傍にてロール紙を切断することによって、副走査方向と逆方向へロール紙を搬送する際の搬送量を最小限にすることができるので、ロール紙が副走査方向と逆方向に搬送される際に、排紙ギザローラ等によるロール紙の記録実行済みの記録面への影響を最小限にすることができる。
これにより、本願請求項2に記載の発明に係るロール紙切断制御方法によれば、本願請求項1に記載の発明と同様に、記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っている状態で、ロール紙がロール紙ホルダ側に排出されてしまうことを防止することができるので、記録済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍をロール紙カッターにて切断することができなくなってしまうことを防止できるという作用効果が得られる。
また、記録実行済みの記録領域の最終端近傍にてロール紙を切断することによって、ロール紙が副走査方向と逆方向に搬送される際に、排紙ギザローラ等によるロール紙の記録実行済みの記録面への影響を最小限にすることができるという作用効果も得られる。
本願請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記ロール紙切断制御方法は、記録終了時に次の記録データがある時は、前記ロール紙にそのまま次の記録を実行し、次の記録実行中に、記録が終了している記録の終端と記録途中の記録の始端と間の切断すべき位置が、ロール紙切断位置に到達した時点で、該ロール紙を切断し、記録終了時に次の記録データがない時は、その時点で記録実行制御を終了して、ロール紙切断制御要求待ち状態を維持し、手動操作による前記ロール紙切断制御要求があった時に、前記ロール紙の記録が終了している記録の終端の切断すべき位置が、前記ロール紙切断位置に到達するまで該ロール紙を搬送し、該ロール紙を切断して前記副走査方向に排出する、ことを特徴としたロール紙切断制御方法である。
このように、ロール紙への記録を連続して実行する際には、1つの記録領域の記録終了時にロール紙を切断せずに、そのまま次の記録を実行し、ロール紙上に記録済みの記録領域間の切断すべき位置が、ロール紙切断位置に到達した時点でロール紙を切断することによって、ロール紙に連続して複数の記録領域を記録する際のスループットを向上させることができる。
そして、次の記録データがない場合、つまり連続した複数の記録領域の最後の記録領域を記録し終えた時点で、その最後の記録領域部分のロール紙は、切断されずにインクジェット式記録装置内に残留した状態で待機状態となる。この待機状態から、次の記録実行制御要求によって、引き続き、記録を実行することが可能であるとともに、待機状態時にロール紙切断制御要求あった場合には、記録が終了している記録領域の終端の切断すべき位置をロール紙切断位置まで搬送し、切断して排出することも可能である。
このようなことから、ロール紙に対して、複数の記録領域を連続して記録する際には、最後の記録済みの記録領域がインクジェット式記録装置内に、必ず残留した状態で待機状態となる。つまり、上述したロール紙切断制御方法は、ロール紙に対して、複数の記録領域を連続して記録する際のスループットを向上させる効果がある反面、最後の記録済みの記録領域がインクジェット式記録装置内に残留してしまうものである。したがって、この状態からロール紙を後方に、つまり副走査方向と逆方向に配設されているロール紙ホルダ側に排出すると、記録済みの記録領域が残ったまま排出されてしまうことになる。
本願請求項3に記載の発明に係るロール紙切断制御方法は、上述の待機状態から、ロール紙を後方に排出する際には、インクジェット式記録装置内に残留している記録済みの記録領域を切断すべき位置で切断して、副走査方向に排出した後に、ロール紙をロール紙ホルダ側に排出するので、記録済みの記録領域が残ったまま排出されてしまうことを防止できる。
これにより、本願請求項3に記載の発明に係るロール紙切断制御方法によれば、本願請求項1又は2に記載の発明と同様に、記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っている状態で、ロール紙がロール紙ホルダ側に排出されてしまうことを防止することができるので、記録済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍をロール紙カッターにて切断することができなくなってしまうことを防止できるという作用効果が得られる。
本願請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記ロール紙切断制御方法は、記録実行時に前記記録領域毎に設定される記録実行後の記録領域の始端近傍及び終端近傍における切断要否設定に応じて、前記記録領域の始端近傍及び終端近傍を切断する、ことを特徴としたロール紙切断制御方法である。
このように、記録実行時に設定される記録実行後の切断要否設定に応じて、記録領域の始端近傍及び終端近傍を切断するので、不要なロール紙の切断を防止することができる。
本願請求項4に記載の発明に係るロール紙切断制御方法によれば、本願請求項3に記載の発明による作用効果に加えて、不要なロール紙の切断を防止することができるので、それによるスループットの低下を防止することができるという作用効果が得られる。
本願請求項5に記載の発明は、記録ヘッドを主走査方向に往復動させながら記録紙にインクを吐出する動作と、前記記録紙を副走査方向に間欠的に搬送する動作とを交互に繰り返して前記記録紙に記録を実行する記録実行手段と、該記録実行手段によりロール紙に記録を実行する際に、該ロール紙上の前記副走査方向における既定長の記録領域の始端近傍及び終端近傍にて該ロール紙を切断するロール紙切断手段と、前記記録実行手段及びロール紙切断手段を制御する記録制御部とを備えたインクジェット式記録装置であって、前記記録制御部は、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する際に、該ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、該記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にて前記ロール紙を切断した後に、該ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する制御を実行する、ことを特徴としたインクジェット式記録装置である。本願請求項5に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、インクジェット式記録装置において、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本願請求項6に記載の発明は、記録ヘッドを主走査方向に往復動させながら記録紙にインクを吐出する動作と、前記記録紙を副走査方向に間欠的に搬送する動作とを交互に繰り返して前記記録紙に記録を実行する記録実行手段と、該記録実行手段によりロール紙に記録を実行する際に、該ロール紙上の前記副走査方向における既定長の記録領域の始端近傍及び終端近傍にて該ロール紙を切断するロール紙切断手段と、前記記録実行手段及びロール紙切断手段を制御する記録制御部とを備えたインクジェット式記録装置であって、前記記録制御部は、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する際に、該ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、該記録実行済みの記録領域の最終端近傍にて前記ロール紙を切断した後に、該ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する制御を実行する、ことを特徴としたインクジェット式記録装置である。本願請求項6に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、インクジェット式記録装置において、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本願請求項7に記載の発明は、請求項5又は6において、前記記録制御部は、記録終了時に次の記録データがある時は、前記ロール紙にそのまま次の記録を実行し、次の記録実行中に、記録が終了している記録の終端と記録途中の記録の始端と間の切断すべき位置が、前記ロール紙切断手段による切断位置に到達した時点で、該ロール紙を切断し、記録終了時に次の記録データがない時は、その時点で記録実行制御を終了して、ロール紙切断制御要求待ち状態を維持し、手動操作による前記ロール紙切断制御要求があった時に、前記ロール紙の記録が終了している記録の終端の切断すべき位置が、前記ロール紙切断手段による切断位置に到達するまで該ロール紙を搬送し、該ロール紙を切断して排出する制御を実行する、ことを特徴としたインクジェット式記録装置である。本願請求項7に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、インクジェット式記録装置において、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本願請求項8に記載の発明は、請求項7において、前記記録制御部は、記録実行時に前記記録領域毎に設定される記録実行後の記録領域の始端近傍及び終端近傍における切断要否設定に応じて、前記記録領域の始端近傍及び終端近傍を切断する制御を実行する、ことを特徴としたインクジェット式記録装置である。本願請求項8に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、インクジェット式記録装置において、前述した本願請求項4に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本願請求項9に記載の発明は、請求項5〜8のいずれか1項において、前記インクジェット式記録装置は、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する制御要求を、前記記録制御部に対して任意に出力可能なロール紙逆方向排出制御要求手段を備える、ことを特徴としたインクジェット式記録装置である。
本願請求項9に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、本願請求項5〜8のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、インクジェット式記録装置にロール紙逆方向排出制御要求手段が備えられているので、ユーザーの操作によって、任意にロール紙を副走査方向と逆方向に排出することができるという作用効果が得られる。
本願請求項10に記載の発明は、請求項5〜9のいずれか1項において、前記インクジェット式記録装置は、記録済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にて前記ロール紙を切断し、切断した該ロール紙を前記副走査方向に排出する制御要求を、前記記録制御部に任意に出力可能なロール紙排出制御要求手段を備え、該ロール紙排出制御要求手段からの制御要求に対して前記記録制御部は、前記ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、該記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にて前記ロール紙を切断した後に、該ロール紙の始端が前記記録実行手段の記録開始位置に到達するまで、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に搬送する制御を実行する、ことを特徴としたインクジェット式記録装置である。
このように、インクジェット式記録装置内のロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にてロール紙を切断するので、ロール紙に連続して記録を実行した後に、適切に記録済みのロール紙を切断して排出することができる。また、記録済みのロール紙を切断して排出した後に、記録されていないロール紙の始端が記録実行手段の記録開始位置に到達するまで副走査方向と逆方向に搬送する手段を備えているので、次のロール紙への記録実行時に、すぐに記録を開始できる。
本願請求項10に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、本願請求項5〜9のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、インクジェット式記録装置に備えられているロール紙排出制御要求手段をユーザーが操作することによって、任意にロール紙を副走査方向に排出した後に、次の記録がすぐに実行可能な状態にロール紙を搬送することができるという作用効果が得られる。
本願請求項11に記載の発明は、請求項5〜10のいずれか1項において、前記インクジェット式記録装置は、ロール紙に対する記録実行制御の中断要求を、前記記録制御部に対して任意に出力可能なロール紙記録制御中断要求手段を備え、ロール紙記録制御中断要求手段からの制御要求に対して前記記録制御部は、記録途中の記録終端近傍で前記ロール紙を切断する制御を実行する、ことを特徴としたインクジェット式記録装置である。
このように、あらかじめ設定されている記録領域の終端近傍ではなく、記録途中の記録終端近傍で、つまり記録を中断した記録領域の終端近傍でロール紙を切断するので、残りの記録が実行されていない余白部分を無駄に捨ててしまうことなく記録を中断することができる。
これにより、本願請求項11に記載の発明に係るインクジェット式記録装置によれば、本願請求項5〜10のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、インクジェット式記録装置でロール紙に記録を実行する際、記録途中において記録実行制御を中断できるとともに、記録実行制御の中断時に無駄に捨てられてしまうロール紙を少なくすることができるという作用効果が得られる。
本願請求項12に記載の発明は、記録ヘッドを主走査方向に往復動させながら記録紙にインクを吐出する動作と、前記記録紙を副走査方向に間欠的に搬送する動作とを交互に繰り返して前記記録紙に記録を実行する記録実行手段と、該記録実行手段によりロール紙に記録を実行する際に、記録実行後のロール紙を切断するロール紙切断手段とを備えたインクジェット式記録装置のロール紙切断制御をコンピュータに実行させるロール紙切断制御プログラムであって、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する際に、該ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、該記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にて前記ロール紙を切断する手順と、該ロール紙を切断した後に、該ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する手順とを有する、ことを特徴としたロール紙切断制御プログラムである。
本願請求項12に記載の発明に係るロール紙切断制御プログラムによれば、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このロール紙切断制御プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
本願請求項13に記載の発明は、記録ヘッドを主走査方向に往復動させながら記録紙にインクを吐出する動作と、前記記録紙を副走査方向に間欠的に搬送する動作とを交互に繰り返して前記記録紙に記録を実行する記録実行手段と、該記録実行手段によりロール紙に記録を実行する際に、記録実行後のロール紙を切断するロール紙切断手段とを備えたインクジェット式記録装置のロール紙切断制御をコンピュータに実行させるロール紙切断制御プログラムであって、前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する際に、該ロール紙上に切断されていない記録実行済みの記録領域がある場合には、該記録実行済みの記録領域の最終端近傍にて前記ロール紙を切断する手順と、該ロール紙を切断した後に、該ロール紙を前記副走査方向と逆方向に排出する手順とを有する、ことを特徴としたロール紙切断制御プログラムである。
本願請求項13に記載の発明に係るロール紙切断制御プログラムによれば、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このロール紙切断制御プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
本願請求項14に記載の発明は、請求項12又は13において、前記ロール紙切断制御プログラムは、記録終了時に次の記録データがある時は、前記ロール紙にそのまま次の記録を実行し、次の記録実行中に、記録が終了している記録の終端と記録途中の記録の始端と間の切断すべき位置が、前記ロール紙切断手段による切断位置に到達した時点で、該ロール紙を切断する手順と、記録終了時に次の記録データがない時は、その時点で記録実行制御を終了して、ロール紙切断制御要求待ち状態を維持する手順と、手動操作による前記ロール紙切断制御要求があった時に、前記ロール紙の記録が終了している記録の終端の切断すべき位置が、前記ロール紙切断手段による切断位置に到達するまで該ロール紙を搬送し、該ロール紙を切断して排出する手順とを有する、ことを特徴としたロール紙切断制御プログラムである。
本願請求項14に記載の発明に係るロール紙切断制御プログラムによれば、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このロール紙切断制御プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
本願請求項15に記載の発明は、請求項14において、前記ロール紙切断制御プログラムは、記録実行時に前記記録領域毎に設定される記録実行後の記録領域の始端近傍及び終端近傍における切断要否設定に応じて、前記記録領域の始端近傍及び終端近傍を切断する手順を有する、ことを特徴としたロール紙切断制御プログラムである。
本願請求項15に記載の発明に係るロール紙切断制御プログラムによれば、前述した本願請求項4に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、このロール紙切断制御プログラムを実行することができる任意のインクジェット式記録装置に、前述した本願請求項4に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
以下、本願発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、図2はその側面図である。
インクジェット式記録装置50には、普通紙等の単票紙、及びロール紙P等の長尺な記録紙に記録を実行する記録手段として、キャリッジガイド軸51に軸支され、主走査方向Xに移動するキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、記録紙にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド62が搭載されている。記録ヘッド62と対向して、記録ヘッド62のヘッド面と記録紙とのギャップを規定するプラテン52が設けられている。そして、キャリッジ61を主走査方向Xに搬送し、キャリッジ61とプラテン52の間に記録紙を副走査方向Yに搬送しながら、記録ヘッド62が記録紙にインクを吐出することで記録紙に記録が行われる。
給紙トレイ31は、例えば普通紙やフォト紙等の単票紙を給紙可能な構成となっており、単票紙を自動給紙するためのASF(オート・シート・フィーダー)が設けられている。ASFは、給紙トレイ31に設けられた2つの給紙ローラ22及び図示してない分離パッドを有する給紙機構である。給紙ローラ22は、ステッピングモータ等の回転駆動力により回転制御され、D形の断面形状を有している。この2つの給紙ローラ22の1つは、給紙トレイ31の一方側に配置され、もう1つの給紙ローラ22は、記録紙ガイド32に取り付けられており、記録紙ガイド32は、記録紙の幅に合わせて符号Aで示した矢印の方向に摺動可能に給紙トレイ31に設けられている。そして、給紙ローラ22の回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ31に置かれた複数の単票紙を給紙する際に、複数の単票紙が一度に給紙されることなく、1枚ずつ正確に自動給紙される。
また、給紙トレイ31の後方には、ロール紙ホルダ21が設けられている。ロール紙ホルダ21は、ロール紙支持軸23が取り付けられたロール紙Pを回転可能に軸支している。ロール紙Pは、図2に示したように給紙トレイ31を経由して給紙される。
そして、給紙された単票紙若しくはロール紙Pは、給紙ローラより副走査方向の下流側に配設された搬送ローラにより、記録実行領域側となる副走査方向Yの下流側に向けて、所定の紙送り量で間欠的に搬送される。
また、記録紙を副走査方向Yに間欠的に搬送する記録紙搬送手段として、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、ステッピングモータ等の回転駆動力により回転制御され、搬送駆動ローラ53の回転により、記録紙は副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は複数設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に付勢され、記録紙が搬送駆動ローラ53の回転により搬送される際に、記録紙に接して記録紙の搬送に従動して回転する。
また、給紙ローラ22と搬送駆動ローラ53との間には、従来技術において公知の技術による紙検出器24が配設されている。紙検出器24は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙搬送方向にのみ回動し得るよう記録紙の搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙に押されることでレバーが回動し、それによって、記録紙が検出される構成を成す検出器である。
一方、記録された記録紙を排紙する手段として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56が設けられている。排紙駆動ローラ55は、ステッピングモータ等の回転駆動力により回転制御され、排紙駆動ローラ55の回転により、記録紙は副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は複数設けられ、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙の記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラとなっている。それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に搬送従動ローラ54の付勢力よりも弱い付勢力で付勢され、記録紙が排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に、記録紙に接して記録紙の排紙に従動して回転する。
そして、排紙駆動ローラ55及び排紙従動ローラ56の副走査方向下流側には、ロール紙Pを切断するロール紙カッター57が設けられており、ロール紙Pは、記録終了後に切断すべき位置で、ロール紙カッター57により切断される。尚、ロール紙カッター57は、当該実施例においては、鋭利な刃でロール紙を符号Zで示した矢印の方向に上下から挟み切るものであるが、例えばロータリーカッター等、他の切断装置でも本願発明の実施は可能である。
さらに、インクジェット式記録装置50には、本願発明に係る「ロール紙逆方向排出制御要求手段」としてのロール紙排出ボタン58が、インクジェット式記録装置50の操作しやすい位置に配設されている。この、ロール紙排出ボタン58を操作することによって、インクジェット式記録装置50内に残留しているロール紙Pは、ロール紙ホルダ21側に排出される。
さらに、インクジェット式記録装置50には、本願発明に係る「ロール紙排出制御要求手段」としてのオペレーションボタン59が、インクジェット式記録装置50の操作しやすい位置に配設されている。この、オペレーションボタン59を操作することによって、インクジェット式記録装置50内に残留している記録済みのロール紙Pは、切断要求が設定されている記録領域の始端近傍及び終端近傍にて切断され、副走査方向Y側に排出される。
また、インクジェット式記録装置50は、記録制御部1を備えている。記録制御部1は、図示していないCPU(中央演算処理ユニット)、及びROM、RAM等のCPU周辺ユニットを有しており、記録実行制御及びロール紙切断制御等のインクジェット式記録装置50の制御プログラムを実行して、インクジェット式記録装置50の制御が実行する機能を有している。
図3は、本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、ロール紙排出ボタン58を操作することによるロール紙Pの排出動作制御手順を示したものである。尚、当該フローチャートに示した手順は、インクジェット式記録装置50の電源ON状態の間、常時所定の周期で繰り返される手順である。
まず、ロール紙排出ボタン58が押下されたかを否かを判定する(ステップS1)。ロール紙排出ボタン58が押下されていなければ(ステップS1でNo)、手順を終了する。ロール紙排出ボタン58が押下されていれば(ステップS1でYes)、つづいて、ロール紙Pへの記録動作が実行中であるか否かを判定する(ステップS2)。ロール紙Pへの記録動作が実行中である場合には(ステップS2でYes)、そのままロール紙Pへの記録動作を継続し(ステップS3)、ステップS1へ戻る。
ロール紙Pへの記録動作が実行中でない場合には(ステップS2でNo)、つまりインクジェット式記録装置50が記録動作中でなく記録待機状態である場合には、つづいて、インクジェット式記録装置50内に残留しているロール紙Pに記録済みの記録領域があるか否かを判定する(ステップS4)。ロール紙Pに記録済みの記録領域がない場合には(ステップS4でNo)、そのままロール紙Pを後方、つまり、ロール紙ホルダ21側に、搬送駆動ローラ53を副走査方向Yと逆方向に回転させることによってロール紙Pを排出する(ステップS8)。
尚、この排出動作は、当然のことながら、紙検出器24がロール紙Pを検出している状態の時、つまりインクジェット式記録装置50内にロール紙Pが残留している状態の時のみ実行されるものである。そして、紙検出器24がロール紙Pを検出しなくなった時点で、搬送駆動ローラ53の回転を停止させる。あるいは、インクジェット式記録装置50内に残留しているロール紙Pの長さを、それまでの副走査方向Yへの搬送量から算出し、その長さのロール紙Pが排出されるだけの回転量だけ搬送駆動ローラ53を回転させることによって、ロール紙Pを排出することも可能である。
一方、ロール紙Pに記録済みの記録領域がある場合には(ステップS4でYes)、その記録領域に対して切断要求が設定されているか否かを判定する(ステップS5)。切断要求が設定されている記録領域があれば(ステップS5でYes)、切断要求が設定されているロール紙Pの切断すべき位置をロール紙カッター57の切断位置まで搬送して切断し、副走査方向Yに排出して(ステップS6)、ステップS4に戻る。
また、記録済みの記録領域があり(ステップS4でYes)、切断要求が設定されている記録領域が無ければ(ステップS5でNo)、記録済みの記録領域の最終端をロール紙カッター57の切断位置まで搬送して切断し、副走査方向Yに排出する(ステップS7)。これによって、ロール紙Pの記録済みの記録領域が、全て切断されて副走査方向Yに排出された状態となる。そして、ロール紙Pを後方、つまり、ロール紙ホルダ21側に、搬送駆動ローラ53を副走査方向Yと逆方向に回転させることによってロール紙Pを排出する(ステップS8)。
図4は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、ロール紙Pが給紙された状態を示したものである。以下、ロール紙排出ボタン58が押下された時に、ロール紙Pが後方、つまりロール紙ホルダ21側に排出される手順について、図4〜図13を参照しながら、順を追って説明する。
図5は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、ロール紙Pの記録面に記録が実行されている途中の状態を示したものである。記録ヘッド62を搭載したキャリッジ61が、主走査方向Xに往復動しながらロール紙Pに対して記録ヘッド62からインクを吐出する動作と、搬送駆動ローラ53が副走査方向Yに回転して、ロール紙Pを副走査方向Yに搬送する動作とが交互に繰り返されながら、ロール紙Pに対して記録が実行される。尚、ロール紙Pの記録面に示した斜線部分の領域は、記録済みの記録領域を示しており、以下の図面についても同様である。
図6は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、ロール紙Pの記録面への記録が、さらに実行され、連続した複数の記録領域の1つ目の記録領域の記録が終わった状態を示したものである。この時点においては、1つ目の記録領域の終端近傍の切断すべき位置を切断しないで、引き続き、2つ目以降の記録領域の記録が実行される。
図7は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、ロール紙Pの記録面への記録が、さらに実行され、連続した複数の記録領域の2つ目の記録領域の記録が実行されている途中の状態を示したものである。
図8は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、ロール紙Pの記録面への記録が、さらに実行され、1つ目の記録済みの記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッター57の切断位置に到達した状態を示したものである。この時点において、記録実行動作を一時停止させ、ロール紙カッター57によって、ロール紙Pの切断すべき位置を切断する。
図9は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、1つ目の記録済みの記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッター57によって切断された状態を示したものである。1つ目の記録済みの記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッター57によって切断された後、記録実行動作が再開され、引き続き、2つ目の記録領域の記録が実行される。このようにして、連続した複数の記録領域の記録が実行され、切断されて副走査方向Yへ排出される。
図10は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、連続した複数の記録領域の最後の記録領域への記録が終わった状態を示したものである。この時点で、連続した複数の記録領域の記録が終わり、記録済みの最後の記録領域がインクジェット式記録装置50内に残留した状態で、インクジェット式記録装置50は、記録待機状態となる。そして、この状態で、ロール紙排出ボタン58を押下すると、図3のフローチャートに示した手順にしたがって、ロール紙Pが後方、つまりロール紙ホルダ21側に排出されることになる。また、この状態から、続けて次の記録を行うこともできる。
図11は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、記録済みの最後の記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッター57の切断位置に位置するまでロール紙Pが搬送された状態を示したものである。そして、図12に示したように、ロール紙カッター57の切断位置に位置するまで搬送された切断すべき位置でロール紙Pが切断され、図13に示したように、ロール紙Pは、符号Bで示した矢印の方向に搬送駆動ローラ53が副走査方向Yと逆方向に回転することによって、ロール紙ホルダ21側に図示の如く排出される。
このようにして、記録済みの記録領域がロール紙P上に残っている状態で、ロール紙排出ボタン58を押下した際には、記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にてロール紙を切断した後に、ロール紙Pを副走査方向Yと逆方向にあるロール紙ホルダ21側に排出するので、記録実行済みの記録領域がロール紙P上に残っていない状態で、ロール紙Pをロール紙ホルダ21側に排出することができる。
また、インクジェット式記録装置50には、前述したようにオペレーションボタン59が備えられており、このオペレーションボタン59を操作することによって、ロール紙Pは、切断要求が設定されている記録領域の始端近傍及び終端近傍にて切断され、切断された記録済みの記録領域が副走査方向Y側に排出され、ロール紙Pの始端位置が記録実行開始位置に位置するまで搬送される。
図14は、本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、オペレーションボタン59を操作することによるロール紙Pの排出動作制御手順を示したものである。尚、当該フローチャートに示した手順は、インクジェット式記録装置50の電源ON状態の間、常時所定の周期で繰り返される手順である。
まず、オペレーションボタン59が押下されたかを否かを判定する(ステップS11)。以下、ステップS12〜S17までは、図3に示したステップS2〜S7までと同様なので、説明は省略する。そして、全ての記録済みの記録領域を切断後、ロール紙Pは、その始端位置が記録実行開始位置に位置するまで搬送される(ステップS18)。
つまり、オペレーションボタン59を押下することによって、インクジェット式記録装置50内に残留している記録済みのロール紙Pは、前述のロール紙排出ボタン58を押下した時と同様に、図4〜図13に示した如く、切断要求が設定されている記録領域の始端近傍及び終端近傍にて切断され、副走査方向Y側に排出される。そして、ロール紙Pは、図15に示した如く、符号Bで示した矢印の方向に搬送駆動ローラ53が副走査方向Yと逆方向に回転することによって、そのロール紙Pの始端が記録実行開始位置に位置するまで搬送される。
このようにして、記録済みの記録領域がロール紙P上に残っている状態で、オペレーションボタン59を押下した際には、記録実行済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍にてロール紙Pを切断した後に、ロール紙Pへの次の記録をすぐに開始することができる状態にすることができる。
また、他の実施の形態としては、ロール紙Pに対して複数の記録領域を連続して記録した後に、各記録領域を切断するインクジェット式記録装置50が挙げられる。
図16は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、ロール紙Pに対して複数の記録領域を切断すべき位置で切断しないまま、連続して記録している途中の状態を示したものである。そして、図17は、ロール紙Pに対して複数の記録領域を切断しないで連続して記録し終えた状態を示したものである。この状態から、符号C1、C2、C3で示した切断すべき位置が、C1の切断すべき位置から順番にロール紙カッター57の切断位置で切断されて排出される。そして、前述の図13で示したように、ロール紙Pは、符号Bで示した矢印の方向に搬送駆動ローラ53が副走査方向Yと逆方向に回転することによって、ロール紙ホルダ21側に排出される。このような態様においても、本願発明の実施は可能であり、本願発明による作用効果を得ることができる。
さらに、他の実施の形態としては、上述の実施の形態に加えて、ロール紙Pへの記録動作実行中に記録動作を中断した際には、記録済みの記録領域を切断して副走査方向Yに排出し、ロール紙Pをロール紙ホルダ21側に排出するものが挙げられる。
図18は、本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、記録実行動作中にロール紙排出ボタン58を操作することによって、ロール紙Pへの記録実行動作を中断して、ロール紙Pをロール紙ホルダ21側に排出する排出動作制御手順を示したものである。
まず、ロール紙排出ボタン58が押下されたかを否かを判定する(ステップS21)。ロール紙排出ボタン58が押下されていなければ(ステップS21でNo)、手順を終了する。ロール紙排出ボタン58が押下されていれば(ステップS21でYes)、つづいて、ロール紙Pへの記録動作が実行中であるか否かを判定する(ステップS22)。
ロール紙Pへの記録動作が実行中である場合には(ステップS22でYes)、その時点でロール紙Pへの記録動作を中断し(ステップS23)、ステップS25へ進む。以下、ステップS24〜S28までは、図3に示したステップS2〜S8までと同様なので、説明は省略する。このようにして、記録途中で中断された記録領域は、記録を終えている領域の終端近傍で切断されて、副走査方向Yに排出される。
図19は、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の概略の平面図であり、ロール紙Pに複数の記録領域を連続して記録実行中に、ロール紙排紙ボタン58が押下されて記録動作が中断した状態を示したものである。
この状態からロール紙Pは、図20に示したように、まず、記録済みの記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッター57の切断位置に位置するまで符号Bの矢印で示した方向に搬送される。つづいて、図21に示したように、ロール紙Pは、その切断すべき位置で切断され、記録済みの記録領域が副走査方向Yに排出される。
つづいて、図22で示したように、ロール紙Pは、途中で記録実行動作が中断された記録領域の終端近傍が、ロール紙カッター57の切断位置に位置するまで副走査方向Yに搬送され、途中で記録実行動作が中断された記録領域の終端近傍が切断されて、副走査方向Yに排出される。そして、図23に示したように、ロール紙Pは、再び符号Bの矢印で示した方向に搬送されて、ロール紙ホルダ21側に排出される。
また、当該実施の形態においては、ロール紙Pへの記録動作実行中にオペレーションボタン59を押下することによって、同様に記録動作を中断させることも可能である。
図24は、本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、記録実行動作中にオペレーションボタン59を操作することによって、ロール紙Pへの記録実行動作を中断して、ロール紙Pの始端を記録実行開始位置まで搬送する排出動作制御手順を示したものである。
まず、オペレーションボタン59が押下されたかを否かを判定する(ステップS31)。以下、ステップS32〜S37までは、図18に示したステップS22〜S27までと同様なので、説明は省略する。そして、全ての記録済みの記録領域を切断後、ロール紙Pは、その始端位置が記録実行開始位置に位置するまで搬送される(ステップS38)。このような態様においても、本願発明の実施は可能であり、本願発明による作用効果を得ることができる。
尚、本願発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本願発明によれば、記録実行済みの記録領域がロール紙上に残っている状態で、ロール紙がロール紙ホルダ側に排出されてしまうことを防止し、記録済みの記録領域の始端近傍及び終端近傍をロール紙カッターにて切断することができなくなってしまうことを防止することができる。
本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図である。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の側面図である。 本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、ロール紙排出ボタンを操作することによるロール紙Pの排出動作制御手順を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙が給紙された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙の記録面に記録が実行されている途中の状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙の記録面への記録が、さらに実行され、連続した複数の記録領域の1つ目の記録領域の記録が終わった状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙の記録面への記録が、さらに実行され、連続した複数の記録領域の2つ目の記録領域の記録が実行されている途中の状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙の記録面への記録が、さらに実行され、1つ目の記録済みの記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッターの切断位置に到達した状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、1つ目の記録済みの記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッターによって切断された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、連続した複数の記録領域の最後の記録領域への記録が終わった状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、記録済みの最後の記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッターの切断位置に位置するまでロール紙が搬送された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙カッターの切断位置に位置するまで搬送された切断すべき位置でロール紙Pが切断された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙が、搬送駆動ローラの副走査方向と逆方向の回転によって、ロール紙ホルダ側に排出された状態を示したものである。 本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、オペレーションボタンを操作することによるロール紙の排出動作制御手順を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙が、搬送駆動ローラの副走査方向と逆方向の回転によって、そのロール紙の始端が記録実行開始位置に位置するまで搬送された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙に対して複数の記録領域を切断しないで連続して記録している途中の状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙に対して複数の記録領域を切断しないで連続して記録し終えた状態を示したものである。 本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、記録実行動作中にロール紙排出ボタンを操作することによって、ロール紙への記録実行動作を中断して、ロール紙をロール紙ホルダ側に排出する手順を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙に複数の記録領域を連続して記録実行中に、ロール紙排紙ボタンが押下されて記録動作が中断した状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、図19から、記録済みの記録領域の切断すべき位置が、ロール紙カッターの切断位置に位置するまで搬送された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙が、その切断すべき位置で切断され、記録済みの記録領域が副走査方向に排出された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙の記録実行動作が中断された記録領域の終端近傍が、ロール紙カッターの切断位置で切断されて、副走査方向に排出された状態を示したものである。 本願発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図であり、ロール紙がロール紙ホルダ側に排出された状態を示したものである。 本願発明に係るロール紙切断制御の手順を示した概略のフローチャートであり、記録実行動作中にオペレーションボタンを操作することによって、ロール紙への記録実行動作を中断して、ロール紙の始端を記録実行開始位置まで搬送する手順を示したものである。
符号の説明
1 記録制御部、21 ロール紙ホルダ、22 給紙ローラ、24 紙検出器、31 給紙トレイ、32 記録紙ガイド、50 インクジェット式記録装置、51 キャリッジガイド軸、52 プラテン、53 搬送駆動ローラ、54 搬送従動ローラ、55 排紙駆動ローラ、56 排紙従動ローラ、57 ロール紙カッター、58 ロール紙排出ボタン、59 オペレーションボタン、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、P ロール紙、X 主走査方向、Y 副走査方向

Claims (2)

  1. 記録ヘッドを主走査方向に往復動させながら記録紙にインクを吐出する動作と、前記記録紙を副走査方向に間欠的に搬送する動作とを交互に繰り返して前記記録紙に記録を実行する記録実行手段と、
    該記録実行手段によりロール紙に記録する際に、該ロール紙上の前記副走査方向における既定長の記録領域の始端近傍及び終端近傍にて該ロール紙を切断するロール紙切断手段と、
    前記ロール紙切断手段と前記記録実行手段とを制御する記録制御部と、
    ロール紙に対する記録実行制御の中断要求を前記記録制御部に対して任意に出力可能なロール紙記録制御中断要求手段と、を備えた装置であって、
    前記ロール紙切断手段は、前記記録実行手段より前記副走査方向に位置しており、
    前記記録制御部は、
    前記ロール紙を前記副走査方向と逆方向に搬送する際に、該ロール紙上に切断されていない記録領域がある場合には、該切断されていない記録領域の終端近傍にて前記ロール紙を切断した後に、該ロール紙を前記副走査方向と逆方向に搬送する制御、
    前記ロール紙記録制御中断要求手段からの制御要求に対して、記録途中の記録終端近傍で前記ロール紙を切断する制御を実行する装置。
  2. コンピュータを請求項1記載の装置の前記記録制御部として機能させるプログラム。
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